JP6319724B2 - 照明装置及び照明装置を備える自動車 - Google Patents

照明装置及び照明装置を備える自動車 Download PDF

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本発明は、照明装置及び照明装置を備える自動車に関する。
自動車等の車両の前方部分にはヘッドライト等の前照灯が配置されている。前照灯は、ハウジング(筐体)と、ハウジングに取り付けられた照明装置とを備える。
この種の車両用の照明装置は、例えば、基体と、基体に設けられたロービーム用発光素子及びハイビーム用発光素子と、ロービーム用発光素子及びハイビーム用発光素子の前方に配置されたレンズとを備える(特許文献1参照)。
従来、ロービーム用発光素子及びハイビーム用発光素子としては、HID(High Intensity Discharge)ランプ等が用いられていた。近年、HIDランプを上回る発光効率及び長寿命が実現可能であるとして、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)をロービーム用発光素子及びハイビーム用発光素子として用いた照明装置が検討されている。
特開2005−108554号公報
LEDは、点灯によるLED自身の発熱によって温度が上昇して光出力が低下する。このため、照明装置では、LEDで発生した熱を放熱させるために放熱体を用いることがある。
しかしながら、車両用の照明装置にはロービーム用発光素子及びハイビーム用発光素子の2つの発光素子(光源)が配置されている。このため、2つの発光素子を考慮した光学アライメントと放熱性とを両立させつつ、他部品との組み立て性が低下することがないように放熱体を構成することは難しい。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、2つの発光素子で発生する熱を放熱させるために放熱体を用いた場合であっても、組み立て性を低下させることなく2つの発光素子を考慮した光学アライメントと放熱性との両立を図ることができる照明装置及び自動車を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る照明装置の一態様は、前方に光を出射する車両用の照明装置であって、放熱体を含む基体と、前記基体に配置された第1の発光素子及び第2の発光素子と、前記第1の発光素子及び第2の発光素子の前方に配置されたレンズ体とを備え、前記放熱体は、前記第1の発光素子と熱的に結合された第1のヒートシンクと、前記第2の発光素子と熱的に結合された第2のヒートシンクとを有し、前記第1のヒートシンク及び前記第2のヒートシンクは、前後方向と交差する方向に隣接して組み合わされていることを特徴とする。
本発明によれば、組み立て性を低下させることなく2つの発光素子を考慮した光学アライメントと放熱性との両立を図ることができる照明装置及び自動車を実現できる。
本発明の実施の形態に係る自動車の正面図である。 本発明の実施の形態に係る照明装置の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る照明装置の正面図である。 本発明の実施の形態に係る照明装置の上面図である。 図4のA−A線における本発明の実施の形態に係る照明装置の断面図である。 図4のA−A線における本発明の実施の形態に係る照明装置の断面図であって、ハイビーム及びロービームが出射するときの光路を示す図である。 本発明の実施の形態に係る自動車の照明機能に関わる構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る照明装置における放熱体の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る照明装置における放熱体の構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は底面図、(d)は側面図、(e)は(a)のB−B線における断面図である。 図9(e)の一点鎖線で囲まれる領域Xの拡大図である。 本発明の実施の形態に係る照明装置において、第1のヒートシンクと第2のヒートシンクとを組み合わせるときの様子を示す図である。 本発明の変形例に係る照明装置の部分拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
以降、本明細書において、「前方」とは、照明装置から光が出射する方向(光出射方向)であって、光が取り出される光取り出し方向であり、「後方」とは、「前方」と反対の方向である。また、「前方」は、自動車が前進する際の進行方向とし、自動車が前進する際の右側方(右側)を「右方向」、その反対方向(左側)を「左方向」とし、自動車の天井側を「上方」または「上側」、その反対方向を「下方」または「下側」としている。また、前後方向をZ軸方向とし、上下方向(鉛直方向)をY軸方向とし、左右方向(水平方向)をX軸方向としている。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
まず、本発明の実施の形態に係る自動車100について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る自動車の正面図である。
図1に示すように、本実施の形態における自動車100は、四輪自動車等の車両の一例であって、車体110と、車体110の前方の左右部分に配置された前照灯120とを備える。自動車100は、例えば、ガソリンエンジンで駆動するガソリン自動車又は電気で駆動する電気自動車等である。
前照灯120は、灯具であって、本実施の形態では、車両に用いられるヘッドライト(車両用前照灯)である。前照灯120は、ハウジング121と、前面カバー122と、前面カバー122の後方に取り付けられた照明装置(不図示)とを備える。
ハウジング121は、例えば、金属製の筐体であって、照明装置からの光を出射する開口部を有する。前面カバー122は、透光性を有するヘッドランプカバーであり、ハウジング121の開口部に設けられる。ハウジング121と前面カバー122とは、ハウジング121の内部に水や塵埃が浸入しないように封止されている。
照明装置は、前面カバー122の後方に配置され、ハウジング121に取り付けられている。照明装置から出射する光は、前面カバー122を透過して外部に出射する。
[照明装置]
次に、本発明の実施の形態に係る照明装置1について、図2〜図6を用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る照明装置の斜視図であり、図3は、同照明装置の正面図であり、図4は、同照明装置の上面図であり、図5は、図4のA−A線における同照明装置の断面図である。図6は、図4のA−A線における同照明装置の断面図であって、ハイビーム及びロービームが出射するときの光路を示す図である。
本実施の形態における照明装置1は、例えば車両用前照灯に用いられる車両用の照明装置であって、前方に光を出射する。図2〜図5に示すように、照明装置1は、灯具本体として、ハイビーム用光源モジュール10と、ロービーム用光源モジュール13と、レンズ体20と、放熱体30と、シールド体40とを備える。さらに、照明装置1は、ハイビーム用光源モジュール10及びロービーム用光源モジュール13を制御する照明制御部(不図示)を備える。
図5に示すように、ハイビーム用光源モジュール10は、ハイビーム用発光素子(第1の発光素子)11と、ハイビーム用基板である基板12とを備える。また、ロービーム用光源モジュール13は、ロービーム用発光素子(第2の発光素子)14と、ロービーム用基板である基板15とを備える。
図5に示すように、レンズ体20は、ハイビーム用光源モジュール10(ハイビーム用発光素子11)及びロービーム用光源モジュール13(ロービーム用発光素子14)の前方に配置される。図4に示すように、レンズ体20は、ハイビーム用レンズ部21と、ロービーム用レンズ部22とを有する。さらに、ハイビーム用レンズ部21は、3つのコリメートレンズ(第1のコリメートレンズ21a及び21b、並びに、第2のコリメートレンズ21c)によって構成されている。
図5に示すように、放熱体30は、ハイビーム用発光素子11と熱的に結合された第1のヒートシンク31とロービーム用発光素子14と熱的に結合された第2のヒートシンク32との2つの放熱部材によって構成されている。
本実施の形態では、放熱体30とシールド体40とによって基体2が構成されており、ハイビーム用光源モジュール10及びロービーム用光源モジュール13は、基体2に配置されている。つまり、ハイビーム用発光素子11及びロービーム用発光素子14は、基体2に配置されている。
また、図3に示すように、ハイビーム用光源モジュール10とハイビーム用レンズ部21とによってハイビーム形成部3が構成されている。ハイビーム形成部3は、走行ビームであるハイビームを形成するための光学系であり、所望の照射パターンのハイビームを形成する。具体的には、ハイビーム形成部3は、2つの第1のハイビーム形成部3a及び3bと、第2のハイビーム形成部3cとから構成されている。
なお、2つの第1のハイビーム形成部3a及び3bは、いずれか1つであってもよい。さらに、ハイビーム形成部3は、2つの第1のハイビーム形成部3a及び3b並びに第2のハイビーム形成部3cの中のいずれか1つであってもよい。
また、図3に示すように、ロービーム用光源モジュール13とロービーム用レンズ部22とによってロービーム形成部4が構成されている。ロービーム形成部4は、すれ違いビームであるロービームを形成するための光学系であり、所望の照射パターンのロービームを形成する。
なお、ハイビーム形成部3及びロービーム形成部4には、その他の光学部品が含まれていてもよい。
図3及び図4に示すように、ハイビーム用光源モジュール10、ロービーム用光源モジュール13、レンズ体20、放熱体30及びシールド体40は、Z軸方向から見たときに、一定の円形領域内に収まるように構成されている。本実施の形態では、φ70mmの範囲内に収まるように構成されている。
以下、各構成部材の詳細について説明する。
[光源モジュール]
ハイビーム用光源モジュール10は、ハイビーム形成用のLEDモジュールであって、前方遠方を照射させるときに発光する。ロービーム用光源モジュール13は、ロービーム形成用のLEDモジュールであって、前方手前の路面を照射させるときに発光する。
ハイビーム用光源モジュール10では、ハイビーム用光源として複数のハイビーム用発光素子11(第1のハイビーム用発光素子11a及び11b、並びに、第2のハイビーム用発光素子11c)が基板12に実装されている。本実施の形態において、第1のハイビーム用発光素子11a及び11b、並びに、第2のハイビーム用発光素子11cは、第1のコリメートレンズ21a及び21b、並びに、第2のコリメートレンズ21cの各々に対応するように実装されている。また、ロービーム用光源モジュール13では、ロービーム用光源としてロービーム用発光素子14が基板15に実装されている。
ハイビーム用光源モジュール10及びロービーム用光源モジュール13は、一例として白色光源であり、例えば青色光を発する青色LEDチップと黄色蛍光体とを用いて白色光を出射するB−Yタイプの白色LED光源である。あるいは、ハイビーム用光源モジュール10及びロービーム用光源モジュール13は、各々が青色光、赤色光及び緑色光を発するLEDチップを用いて白色光を出射する白色LED光源等であってもよい。
また、ハイビーム用光源モジュール10及びロービーム用光源モジュール13は、SMD(Surface Mount Device)構造及びCOB(Chip On Board)構造のいずれであってもよい。
SMD構造の場合、ハイビーム用発光素子11及びロービーム用発光素子14は、例えば樹脂製の容器内にLEDチップ(ベアチップ)を実装して封止部材(蛍光体含有樹脂)で封入した構成のSMD型のLED素子である。一方、COB構造の場合、ハイビーム用発光素子11及びロービーム用発光素子14は、LEDチップ(ベアチップ)そのものであり、LEDチップが基板12又は15に直接実装された構成である。この場合、基板12又は15に実装されたLEDチップは蛍光体含有樹脂等の封止部材によって封止される。
基板12及び15は、例えば、アルミナ等のセラミックスからなるセラミックス基板、樹脂からなる樹脂基板、又は、金属をベースとして絶縁被膜されたメタルベース基板等である。また、基板12及び15の平面視形状は、基板12及び15が載置される放熱体30の載置面の形状に応じた形状とすることができる。
このように構成されるハイビーム用光源モジュール10は、放熱体30の第1のヒートシンク31に固定されている。具体的には、ハイビーム用発光素子11が実装された基板12が第1のヒートシンク31の所定の載置面に載置されて固定されている。また、本実施の形態において、ハイビーム用光源モジュール10は、光が前方側に出射するように基板12が縦置き(垂直置き)で配置されている。つまり、ハイビーム用光源モジュール10(ハイビーム用発光素子11)の光軸はZ軸と平行である。
一方、ロービーム用光源モジュール13は、放熱体30の第2のヒートシンク32に固定されている。具体的には、ロービーム用発光素子14が実装された基板15が第2のヒートシンク32の所定の載置面に載置されて固定されている。また、本実施の形態において、ロービーム用光源モジュール13は、光が上方側に出射するように基板15が横置き(水平置き)で配置されている。つまり、ロービーム用光源モジュール13(ロービーム用発光素子14)の光軸はY軸と平行である。
[レンズ体]
図2〜図5に示すように、レンズ体20は、ハイビーム用光源モジュール10(第1のハイビーム用発光素子11a及び11b、第2のハイビーム用発光素子11c)及びロービーム用光源モジュール13(ロービーム用発光素子14)の前方に配置される。
本実施の形態において、レンズ体20は、ハイビーム用レンズ部21とロービーム用レンズ部22とが一体化されたものである。例えば、レンズ体20は、例えば、アクリル、ポリカーボネート又は環状オレフィン系の樹脂等の透明樹脂を用いた射出成形等により作製することができる。なお、ハイビーム用レンズ部21とロービーム用レンズ部22とは一体化されていなくてもよい。
上述のように、ハイビーム用レンズ部21は、第1のコリメートレンズ21a及び21b、並びに、第2のコリメートレンズ21cの3つのレンズによって構成されており、ハイビーム用光源モジュール10の前方に配置されている。
図6に示すように、第1のハイビーム用発光素子11a及び11b、並びに、第2のハイビーム用発光素子11cの各々から前方に出射した光は、第1のコリメートレンズ21a及び21b、並びに、第2のコリメートレンズ21cによって平行光に変換されて前方に進行する。
具体的には、第1のコリメートレンズ21a及び21b、並びに、第2のコリメートレンズ21cの各々は前方に向かって径が拡大する円錐台形状を有する。そして、その小径部(後方側)にハイビーム用発光素子11(第1のハイビーム用発光素子11a及び11b、並びに、第2のハイビーム用発光素子11c)が配置されている。
これにより、第1のハイビーム用発光素子11a及び11b、並びに、第2のハイビーム用発光素子11cから出射した光は、円錐台形状の湾曲する外周面によって全反射して平行光となって、第1のコリメートレンズ21a及び21b、並びに、第2のコリメートレンズ21cの前方端面(平面)からそれぞれ前方に向かって出射する。
一方、ロービーム用レンズ部22は、ロービーム用光源モジュール13の前方に配置されている。また、ロービーム用レンズ部22は、シールド体40の前方に配置されている。具体的には、ロービーム用レンズ部22は、シールド体40の前方に形成された開口部を覆うように配置されている。
ロービーム用レンズ部22は、下部分が球体を1/4に切った形状(1/4球)であり、上部分が1/4球をハイビーム用レンズ部21の3つのレンズの前方部分を除去した形状である。
図6に示すように、ロービーム用発光素子14から上方に出射した光は、シールド体40のリフレクタ41で反射してロービーム用レンズ部22に入射し、ロービーム用レンズ部22の光学作用を受けてロービーム用レンズ部22の前方端面(湾曲面)から前方に向かって出射する。
なお、本実施の形態では、第2のコリメートレンズ21cの光軸は、第1のコリメートレンズ21a及び21bの光軸に対して傾いている。これにより、第2のハイビーム形成部3cの照明中心点と、第1のハイビーム形成部3a及び3bの照明中心点とを、水平方向に離間させることができる。
[放熱体]
放熱体30は、ハイビーム用光源モジュール10及びロービーム用光源モジュール13で発生する熱を外部(大気中)に放熱するための放熱部材である。したがって、放熱体30は、金属等の熱伝導率の高い材料を用いて形成することが好ましい。放熱体30は、例えばアルミニウム合金を用いたアルミダイカスト製である。
図5に示すように、放熱体30は、第1のヒートシンク31と第2のヒートシンク32とに2つに分割されている。つまり、放熱体30は、第1のヒートシンク31と第2のヒートシンク32とが組み合わされて一体化されている。第1のヒートシンク31と第2のヒートシンク32とはネジ止め等によって固定されている。なお、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32の各々には複数の放熱フィンが設けられている。
第1のヒートシンク31は、主としてハイビーム用光源モジュール10(ハイビーム用発光素子11)で発生する熱を放熱するための放熱部品である。第1のヒートシンク31には、ハイビーム用光源モジュール10を載置するための載置面(設置面)が設けられている。
第2のヒートシンク32は、主としてロービーム用光源モジュール13(ロービーム用発光素子14)で発生する熱を放熱するための放熱部品である。第2のヒートシンク32には、ロービーム用光源モジュール13を載置するための載置面(設置面)が設けられている。
本実施の形態では、第1のヒートシンク31の前方側端部が第2のヒートシンク32の前方側端部よりも前方側に位置している。これにより、ハイビーム用光源モジュール10は、ロービーム用光源モジュール13よりも前方側に配置されている。
[シールド体]
シールド体40は、ロービーム用光源モジュール13から出射する光の一部を遮光することによって所定の明暗境界であるカットオフラインを形成するための構造体である。図5に示すように、シールド体40は、ロービーム用レンズ部22と放熱体30との間の空間領域に配置されている。また、シールド体40は、例えば耐熱樹脂を用いた樹脂成型によって形成することができる。なお、シールド体40は樹脂製ではなく金属製であってもよい。シールド体40は、例えば、第2のヒートシンク32に取り付けられる。
図5に示すように、本実施の形態において、シールド体40にはリフレクタ41が設けられている。リフレクタ41は、ロービーム用光源モジュール13の上方に配置されており、ロービーム用光源モジュール13から上方に出射する光を前方斜め下方に反射させてロービーム用レンズ部22に入射させるような湾曲反射面となっている。リフレクタ41は、シールド体40の一部を鏡面化したものである。例えば、シールド体40(耐熱樹脂)の一部の表面に金属蒸着膜(例えばアルミ蒸着膜)を形成することによって、シールド体40にリフレクタ41を設けることができる。
なお、リフレクタ41とシールド体40とを一体化せずに別部材によって構成してもよい。
[点灯制御]
図7は、本発明の実施の形態に係る自動車の照明機能に関わる構成を示すブロック図である。つまり、図7は、本実施の形態に係る照明装置1を自動車100に搭載した状態を示している。
図7に示すように、自動車100は、照明装置1と、エンジン制御部140と、操作スイッチ150とを備える。照明装置1は、灯具本体(ハイビーム形成用光源モジュール10及びロービーム用光源モジュール13)と、照明制御部130とを備える。
本実施の形態において、照明制御部130は、ハイビーム照射時には、ハイビーム用光源モジュール10(第1のハイビーム用発光素子11a及び11b、第2のハイビーム用発光素子11c)とロービーム用光源モジュール13(ロービーム用発光素子14)を点灯させる。簡単に言い換えると、照明制御部130は、ハイビーム照射時には、全ての発光素子を点灯させる。一方、照明制御部130は、ロービーム照射時には、ロービーム用発光素子14のみを点灯させる。
エンジン制御部(ECU)140は、自動車100のエンジンを制御する。エンジン制御部140は、例えば、マイクロコントローラである。エンジン制御部140には、照明制御部130と操作スイッチ150とが接続されている。エンジン制御部140は、操作スイッチ150から入力される指示を照明制御部130に伝える。
操作スイッチ150は、照明装置1の点灯及び消灯を切り替えるスイッチである。具体的には、操作スイッチ150は、ロービームの点灯及び消灯、並びに、ハイビームの点灯及び消灯を切り替える。より具体的には、操作スイッチ150は、ハイビーム用光源モジュール10(第1のハイビーム用発光素子11a及び11b、第2のハイビーム用発光素子11c)及びロービーム用光源モジュール13(ロービーム用発光素子14)の点灯及び消灯を切り替える。
例えば、自動車100の運転者は、夜間運転時に、対向車が存在する状態では、操作スイッチ150を操作することで、照明装置1にロービームを照射させる。具体的には、照明制御部130は、ロービーム用光源モジュール13(ロービーム用発光素子14)のみを点灯させてロービームを形成し、所定のロービーム照明パターンで路面を照明する。
また、自動車100の運転者は、夜間運転時に、対向車が存在しない状態では、操作スイッチ150を操作することで、照明装置1にハイビームを照射させる。具体的には、照明制御部130は、ハイビーム用光源モジュール10とロービーム用光源モジュール13)を点灯させてハイビームを形成し、所定のハイビーム照明パターンで前方を照明する。
なお、本実施の形態では、ハイビーム照射時に全ての発光素子を点灯させたが、これに限るものではない。例えば、ハイビーム照射時にはハイビーム用光源モジュール10のみを点灯させ、ロービーム照射時にはロービーム用光源モジュール13のみを点灯させてもよい。つまり、ハイビーム用光源モジュール10とロービーム用光源モジュール13とを排他的に点灯制御してもよい。
[放熱体の詳細構成]
以下、放熱体30の詳細な構成について、図8〜図10を用いて説明する。図8は、本発明の実施の形態に係る照明装置における放熱体の斜視図である。図9は、同放熱体の構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は底面図、(d)は側面図、(e)は(a)のB−B線における断面図である。図10は、図9(e)の一点鎖線で囲まれる領域Xの拡大図である。
図8及び図9に示すように、放熱体30は、第1のヒートシンク31と第2のヒートシンク32との2つに分割されている。本実施の形態において、放熱体30は、前後方向と交差する方向に分割されており、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32は、前後方向と交差する方向に隣接して組み合わされている。具体的には、放熱体30は、上下方向(Y軸方向)に二分されており、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32は鉛直方向(Y軸方向)に沿って隣接して配置されている。
また、放熱体30は、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32の回転ずれを抑制する回転ずれ抑制構造を有する。第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32の回転ずれは、例えば、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32の一方又は両方がXZ平面(水平面)において回転することによって生じる第1のヒートシンク31と第2のヒートシンク32との相対的な位置ずれ、又は、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32の一方又は両方がZ軸回りに回転することによって生じる第1のヒートシンク31と第2のヒートシンク32との相対的な位置ずれである。
本実施の形態において、回転ずれ抑制構造は、図10に示すように、第1のヒートシンク31における第2のヒートシンク32に対向する部分に形成された段差部31aと、第2のヒートシンク32における第1のヒートシンク31に対向する部分に形成された凸部32aとからなる。なお、段差部31a及び凸部32aは、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32が前後方向に変位することを抑制する前後方向変位抑制構造でもある。
第1のヒートシンク31において、段差部31aは、第2のヒートシンク32から遠ざかるように一段窪むように形成されている。また、段差部31aは、前後方向に対面する平面である段差面31a1を有する。
本実施の形態において、段差面31a1は、XY平面に平行な面であって、X軸方向に延在している。段差面31a1を前方から見た形状は、例えば、長尺状の横長矩形状である。
第2のヒートシンク32において、凸部32aは、第1のヒートシンク31に向かって突出するように形成されている。凸部32aは、例えば、ZX面断面形状が矩形状であって、前後方向に対面する平面である凸面(壁面)32a1を有する。
本実施の形態において、凸部32aは、左右方向(X軸方向)に延設された長尺状の突条体である。したがって、凸面32a1は、XY平面に平行な面であって、左右方向(X軸方向)に延在している。凸面32a1を前方から見た形状は、例えば、長尺状の横長矩形状である。
また、凸部32aは、複数形成されている。具体的には、2つの凸部32aがその長手方向がX軸方向に沿うように離間して並べられている。この場合、2つの凸部32aは、各々の凸面32a1が同一平面に存在するように形成される。
また、本実施の形態では、第1のヒートシンク31と第2のヒートシンク32との接合部分(接触面)は、傾斜面となっている。つまり、第1のヒートシンク31に形成された傾斜面31bと第2のヒートシンク32に形成された傾斜面32bとは面接触している。
第1のヒートシンク31の傾斜面31b及び第2のヒートシンク32の傾斜面32bは、前方(光取り出し方向)に対して傾斜している。つまり、第1のヒートシンク31の傾斜面31b及び第2のヒートシンク32の傾斜面32bは、前方に向かうに従ってZ軸との距離(鉛直方向の距離)が短くなっている。
第1のヒートシンク31の段差部31aは、第1のヒートシンク31の傾斜面31bの傾斜の先端部に形成されている。つまり、段差部31aは、傾斜面31bにおける前方側の終端部分で窪むように形成されている。
また、第2のヒートシンク32の凸部32aは、第2のヒートシンク32の傾斜面31bの傾斜の先端部に形成されている。つまり、凸部32aは、傾斜面32bにおける前方側の終端部分に形成されている。
このように構成される第1のヒートシンク31と第2のヒートシンク32とは、段差部31aと凸部32aとを接触させて組み合わされている。具体的には、第1のヒートシンク31と第2のヒートシンク32とを組み合わせたときに、段差部31aの段差面31a1と凸部32aの凸面32a1とは面接触している。なお、本実施の形態において、段差部31aの段差の高さと凸部32aの高さとをほぼ同じにしているが、これに限るものではない。
ここで、第1のヒートシンク31と第2のヒートシンク32との組み立て方法について、図11を用いて説明する。図11は、本発明の実施の形態に係る照明装置において、第1のヒートシンクと第2のヒートシンクとを組み合わせるときの様子を示す図である。
図11の(a)に示すように、第1のヒートシンク31と第2のヒートシンク32とを組み合わせる際、第1のヒートシンク31の傾斜面31bと第2のヒートシンク32の傾斜面32bとを接触させながら第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32をZ軸方向にスライドさせる。
この場合、第1のヒートシンク31の段差部31aと第2のヒートシンク32の凸部32aとを近づけるようにして第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32をスライドさせてく。
また、図11の(b)に示すように、第1のヒートシンク31の段差部31aと第2のヒートシンク32の凸部32aとが当接するまで、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32をスライドさせる。例えば、第1のヒートシンク31の段差部31aを第2のヒートシンク32の凸部32aに押し当てるように第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32をスライドさせる。このとき、段差部31aの段差面31a1と凸部32aの凸面32a1とが面接触する。これにより、第1のヒートシンク31と第2のヒートシンク32との前後方向(Z軸方向)における位置合わせを行うことができる。
[主な作用効果]
次に、本実施の形態に係る照明装置1の主な作用効果について説明する。
上述のとおり、照明装置1における放熱体30は、ハイビーム用発光素子11(第1の発光素子)と熱的に結合された第1のヒートシンク31(ハイビーム用ヒートシンク)と、ロービーム用発光素子14(第2の発光素子)と熱的に結合された第2のヒートシンク32(ロービーム用ヒートシンク)とを有する。そして、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32は、前後方向と交差する方向に隣接して組み合わされている。
このように、放熱体30を第1のヒートシンク31と第2のヒートシンク32とに分割してこの2つを組み合わせることによって、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32の接続部分(接触面)又は第1のヒートシンク31と第2のヒートシンク32との間に設けた空気層が熱抵抗となる。これにより、ハイビーム用発光素子11及びロービーム用発光素子14の各々の放熱経路を分離することができる。したがって、ハイビーム用発光素子11及びロービーム用発光素子14の一方が他方で発生する熱の影響を受けることを抑制できる。
特に、本実施の形態では、ロービーム照射時に全ての発光素子を点灯しており、また、ハイビーム用光源モジュール10で発生する熱は、ロービーム用光源モジュール13で発生する熱よりも大きい。したがって、本実施の形態のように、ハイビーム用発光素子11及びロービーム用発光素子14の放熱経路を分離することによって、ハイビーム用光源モジュール10(ハイビーム用発光素子11)からの熱によってロービーム用光源モジュール13(ロービーム用発光素子14)の出力が低下することを抑制等することができる。
なお、本実施の形態では、第1のヒートシンク31と第2のヒートシンク32との接続部分(接触面)は、放熱体30の後方部分に設けられており、ハイビーム用発光素子11及びロービーム用発光素子14から遠い位置にある。これにより、ハイビーム用発光素子11及びロービーム用発光素子14の一方が他方で発生する熱の影響を受けることを一層抑制できる。
また、本実施の形態のように、放熱体30を複数に分割することによって、放熱体30を容易に作製することができる。さらに、放熱体30を複数に分割することによって組み合わせの自由度(設計自由度)が高まるので、仕向け地に応じた複数種の放熱体30を容易に作製することができる。さらに、放熱体30を複数に分割することによって、ハイビーム用光源モジュール10及びロービーム用光源モジュール13の各々に接続される給電用コネクタ線の引き回しを容易に行うことができ、照明装置1としての組み立て性が向上する。
さらに、放熱体30をハイビーム用ヒートシンク(第1のヒートシンク31)とロービーム用ヒートシンクとに分けることによって、ハイビーム用発光素子11及びロービーム用発光素子14の各々に応じた放熱設計を行うことができる。つまり、放熱設計の自由度が高まる。
また、本実施の形態において、ハイビーム用発光素子11は、第1のヒートシンク31に固定されており、ロービーム用発光素子14は、第2のヒートシンク32に固定されている。
これにより、第1のヒートシンク31の位置や向きによってハイビーム用発光素子11の光軸(ハイビームの光軸)のベクトルを制御できるとともに、第2のヒートシンク32の位置や向きによってロービーム用発光素子14の光軸(ロービームの光軸)のベクトルを制御できる。
したがって、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32を組み合わせるだけで、ハイビーム用発光素子11を含めたハイビーム形成部3及びロービーム用発光素子14を含めたロービーム形成部4の光学アライメントを行うことができるとともに、ハイビーム用発光素子11及びロービーム用発光素子14の放熱設計を行うことができる。
また、光学アライメントを行う場合、ハイビーム形成部3の光軸とロービーム形成部4の光軸とを合わせることが好ましい。例えば、ハイビーム形成部3の光軸のベクトルとロービーム形成部4の光軸のベクトルとを同じにすることが好ましい。
このとき、ハイビーム用発光素子11が固定された第1のヒートシンク31とロービーム用発光素子14が固定された第2のヒートシンク32とが所定の位置からずれると、ハイビーム照射時及びロービーム照射時に所望の照射パターンが得られなくなる。
この場合、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32の左右方向(X軸方向)の横ずれは、照射パターンに大きく影響しないが、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32の一方又は両方がXZ平面(水平面)において回転したりZ軸回りに回転したりする回転ずれが発生すると、所望の照射パターンが得られなくなる。特に、このような回転ずれが発生すると、ロービーム照射時の照射パターンに大きく影響する。
そこで、照明装置1では、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32の回転ずれを抑制する回転ずれ抑制構造を設けている。本実施の形態において、回転ずれ抑制構造は、第1のヒートシンク31の段差部31aと第2のヒートシンク32の凸部32aとからなる。また、段差部31aの段差面31a1と凸部32aの凸面32a1とを面接触させている。
これにより、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32の一方又は両方がXZ平面(水平面)において回転することを抑制できる。したがって、光学アライメントと放熱性との両立を容易に図ることができる。
また、本実施の形態では、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32が上下方向に2分割されており、第1のヒートシンク31と第2のヒートシンク32との接合部分の各々は平面(接触面)となっている。
これにより、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32の一方又は両方がZ軸回りに回転することを抑制できる。
また、本実施の形態において、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32の各々には、前方に傾斜する傾斜面31b及び32bが形成されている。また、第1のヒートシンク31の段差部31aは、第1のヒートシンク31における傾斜面31bの傾斜の先端部に形成されており、第2のヒートシンク32の凸部32aは、第2のヒートシンク32における傾斜面32bの傾斜の先端部に形成されている。
これにより、傾斜面31b及び32b同士を面接触させながら第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32を組み合わせる際、第1のヒートシンク31の自重によって第1のヒートシンク31がスライドし、第1のヒートシンク31の段差部31aを第2のヒートシンク32の凸部32aに容易に当接させることができる。したがって、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32のZ軸方向の位置合わせを行いながら第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32の組み合わせを容易に行うことができる。
また、本実施の形態における照明装置1は、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32が前後方向(Z軸方向)に変位することを抑制する前後方向変位抑制構造を有する。本実施の形態では、第1のヒートシンク31の段差部31aと第2のヒートシンク32の凸部32aとによって、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32の前後方向における変位が抑制される。具体的には、第1のヒートシンク31の段差部31a及び第2のヒートシンク32の凸部32aの一方を他方に押し当てることで、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32の前後方向の位置を規制している。
以上、本実施の形態における照明装置1及び自動車100によれば、組み立て性を低下させることなく、ハイビーム用発光素子11及びロービーム用発光素子14の2つの発光素子を考慮した光学アライメントと放熱性との両立を図ることができる。
(その他の変形例等)
以上、本発明に係る照明装置及び自動車等について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態において、回転ずれ抑制構造は段差部31a及び凸部32aとし、段差部31aの段差面31a1と凸部32aの凸面32a1を面接触させることで第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32の回転ずれを抑制したが、これに限るものではなく、図12に示すような構造としてもよい。具体的には、第1のヒートシンク31AにはX軸方向に沿って2つの凸部31cを形成し、第2のヒートシンク32AにはX軸方向に沿って2つの凹部32cを形成し、2つの凸部31c及び2つの凹部32cの各々を嵌め合うように組み合わせている。
なお、凸部31cの底面視形状及び凹部32cの上面視形状は円形又は矩形等であってもよいが、凸部31cの底面視形状及び凹部32cの上面視形状を矩形等の非円形とすることで、凸部31c及び凹部32cを1つにすることができる。また、図12では、第1のヒートシンク31Aに凸部31cを形成し、第2のヒートシンク32Aに凹部32cを形成したが、これとは逆に、第1のヒートシンク31Aに凹部を形成し、第2のヒートシンク32Aに凸部を形成してもよい。
また、上記の実施の形態では、第1のヒートシンク31に段差部31aを形成し、第2のヒートシンク32に凸部32aを形成したが、これとは逆に、第1のヒートシンク31に凸部32aと同じ凸部を形成し、第2のヒートシンク32に段差部31aと同じ段差部を形成してもよい。
また、上記の実施の形態において、放熱体30は上下に2分割したが、これに限らない。例えば、放熱体30を左右に2分割して、第1のヒートシンク31及び第2のヒートシンク32を左右方向に沿って隣接して配置してもよい。また、放熱体30は2分割に限らず、3分割以上の複数に分割することもできる。
また、上記の実施の形態では、ロービーム及びハイビームを照射する前照灯に適用する例について説明したが、フォグランプ用又はDRL(Daylight Running Lamp/Daytime Running Light)用の前照灯に適用してもよい。
また、上記の実施の形態において、自動車として四輪自動車を例示したが、二輪自動車(モーターバイク)等のその他の自動車であってもよい。
また、上記の実施の形態において、発光素子としてLEDを例示したが、半導体レーザ等の半導体発光素子、又は、有機EL(Electro Luminescence)や無機EL等のEL素子、その他の固体発光素子を用いてもよい。
その他、実施の形態及び変形例に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態及び変形例における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 照明装置
2 基体
11 ハイビーム用発光素子(第1の発光素子)
14 ロービーム用発光素子
20 レンズ体
30 放熱体
31 第1のヒートシンク
31a 段差部
31a1 段差面
31b、32b 傾斜面
31c、32a 凸部
32 第2のヒートシンク
32a1 凸面
100 自動車
110 車体

Claims (10)

  1. 前方に光を出射する車両用の照明装置であって、
    放熱体を含む基体と、
    前記基体に配置された第1の発光素子及び第2の発光素子と、
    前記第1の発光素子及び第2の発光素子の前方に配置されたレンズ体とを備え、
    前記放熱体は、前記第1の発光素子と熱的に結合された第1のヒートシンクと、前記第2の発光素子と熱的に結合された第2のヒートシンクとを有し、
    前記第1のヒートシンク及び前記第2のヒートシンクは、前後方向と交差する方向に隣接して組み合わされており、
    前記第1のヒートシンクと前記第2のヒートシンクとの接合部分は、傾斜面となっている
    照明装置。
  2. 前記第1の発光素子は、前記第1のヒートシンクに固定されており、
    前記第2の発光素子は、前記第2のヒートシンクに固定されている
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第1のヒートシンク及び前記第2のヒートシンクの回転ずれを抑制する回転ずれ抑制構造を有する
    請求項2に記載の照明装置。
  4. 前方に光を出射する車両用の照明装置であって、
    放熱体を含む基体と、
    前記基体に配置された第1の発光素子及び第2の発光素子と、
    前記第1の発光素子及び第2の発光素子の前方に配置されたレンズ体とを備え、
    前記放熱体は、前記第1の発光素子と熱的に結合された第1のヒートシンクと、前記第2の発光素子と熱的に結合された第2のヒートシンクとを有し、
    前記第1のヒートシンク及び前記第2のヒートシンクは、前後方向と交差する方向に隣接して組み合わされており、
    前記第1の発光素子は、前記第1のヒートシンクに固定されており、
    前記第2の発光素子は、前記第2のヒートシンクに固定されており、
    前記第1のヒートシンク及び前記第2のヒートシンクの回転ずれを抑制する回転ずれ抑制構造を有し、
    前記回転ずれ抑制構造は、前記第1のヒートシンクにおける前記第2のヒートシンクに対向する部分に形成された段差部と、前記第2のヒートシンクにおける前記第1のヒートシンクに対向する部分に形成された凸部を有し、
    前記段差部は、前記第2のヒートシンクから遠ざかるように形成されており、かつ、前記前後方向に対面する平面である段差面を有し、
    前記凸部は、前記第1のヒートシンクに向かって突出するように形成されており、かつ、前記前後方向に対面する平面である凸面を有し、
    前記段差面と前記凸面とは面接触している
    請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記第1のヒートシンク及び前記第2のヒートシンクの各々には傾斜面が形成されており、
    前記第1のヒートシンク及び前記第2のヒートシンクの各々の前記傾斜面は、前記前方に対して傾斜しており、且つ、互いに面接触しており、
    前記段差部は、前記第1のヒートシンクにおける前記傾斜面の傾斜の先端部に形成されており、
    前記凸部は、前記第2のヒートシンクにおける前記傾斜面の傾斜の先端部に形成されている
    請求項4に記載の照明装置。
  6. 前方に光を出射する車両用の照明装置であって、
    放熱体を含む基体と、
    前記基体に配置された第1の発光素子及び第2の発光素子と、
    前記第1の発光素子及び第2の発光素子の前方に配置されたレンズ体とを備え、
    前記放熱体は、前記第1の発光素子と熱的に結合された第1のヒートシンクと、前記第2の発光素子と熱的に結合された第2のヒートシンクとを有し、
    前記第1のヒートシンク及び前記第2のヒートシンクは、前後方向と交差する方向に隣接して組み合わされており、
    前記第1の発光素子は、前記第1のヒートシンクに固定されており、
    前記第2の発光素子は、前記第2のヒートシンクに固定されており、
    前記第1のヒートシンク及び前記第2のヒートシンクが前記前後方向に変位することを抑制する前後方向変位抑制構造を有する
    請求項2に記載の照明装置。
  7. 前記前後方向変位抑制構造は、前記第1のヒートシンクにおける前記第2のヒートシンクに対向する部分に形成された段差部と、前記第2のヒートシンクにおける前記第1のヒートシンクに対向する部分に形成された凸部を有し、
    前記段差部は、前記第2のヒートシンクから遠ざかるように形成されており、かつ、前記前後方向に対面する平面である段差面を有し、
    前記凸部は、前記第1のヒートシンクに向かって突出するように形成されており、かつ、前記前後方向に対面する平面である凸面を有し、
    前記段差面と前記凸面とは面接触している
    請求項6に記載の照明装置。
  8. 前記第1のヒートシンク及び前記第2のヒートシンクの各々には傾斜面が形成されており、
    前記第1のヒートシンク及び前記第2のヒートシンクの各々の前記傾斜面は、前記前方に対して傾斜しており、且つ、互いに面接触しており、
    前記段差部は、前記第1のヒートシンクにおける前記傾斜面の傾斜の先端部に形成されており、
    前記凸部は、前記第2のヒートシンクにおける前記傾斜面の傾斜の先端部に形成されている
    請求項7に記載の照明装置。
  9. 前記第1の発光素子及び前記第2の発光素子の一方は、ハイビーム用光源であり、
    前記第1の発光素子及び前記第2の発光素子の他方は、ロービーム用光源である
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の照明装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の照明装置と、
    前記照明装置が前方に配置された車体とを備える
    自動車。
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