JP6319714B2 - 空調服 - Google Patents

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Description

本発明は、身体又は下着の表面に略平行な空気の流れを発生させることにより身体を冷却する空調服に関するものである。
近年、身体を冷却する空調服が実用化され急激に普及しつつある。図5は従来の空調服の概略正面図である。この空調服は、通気性の小さな素材で縫製された服地部10と、服地部10の側部の下方に取り付けられた二つのファン30,30とを備える。ファン30を作動させると、大量の空気がファン30から服地部10内に取り込まれる。その取り込まれた空気は、服地部10と身体又は下着との間の空間において身体又は下着の表面に沿って上方に流通し、例えば襟部の周囲や袖口11から外部に排出される。空気は服地部10と身体又は下着との間の空間内を流通する間に身体から出た汗を蒸発させ、その蒸発するときの気化熱により身体が冷却される(例えば、特許文献1参照。)。空調服はその原理上本質的な暑さ対策製品であり、多くの作業を行う際に使用できる空調服の実現が切望されている。
再公表特許第WO2005−063065号公報
ところで、従来の空調服では、服地部10の袖口11が開放されており、袖口11は空気を外部に排出する空気排出部の一つになっている。これにより、空気は服地部10の腕部と身体又は下着との間の空間内にも流通するようになるため、胴体だけでなく腕も冷却することができる。また、この場合、袖口11から指先に向かって大量の空気が噴出するようになる。しかしながら、作業内容によっては袖口11から指先に向かって大量の空気が噴出することが望ましくない場合がある。例えば、溶接作業を行う際に従来の空調服を使用すると、袖口11から指先に向かって噴出する空気により溶接の炎がかき乱されてしまう。また、書類や紙幣を扱う作業を行う際に従来の空調服を使用すると、書類等が袖口11から噴出した風により飛ばされてしまうことがある。また、食品加工作業等の食品を扱う作業を行う際に従来の空調服を使用すると、袖口11から食品に噴出する風により体毛等が食品に降りかかり、混入してしまうおそれがある。一方、空調服の用途によってはその性能が十分発揮されない場合がある。例えば、レインウエアでは、手を上に挙げたときに手に付着した雨水が袖口から内部に入り込まないように、袖口を手首に密着させている。このため、空調服をレインウエアとして使用する場合には、袖口11を手首に密着させる必要がある。したがって、この場合には、空気が服地部10の腕部と身体又は下着との間の空間内を流通しなくなるので、腕を冷却することができず、空調服としての性能が損なわれてしまう。このように袖口11が開放された従来の空調服では、その使用の際に支障をきたす作業が多種に及んでおり、かかる空調服を、溶接作業用、デスクワーク用、食品加工作業用、レインウエア用等として使用するには問題があった。
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、身体冷却の性能を損なうことなく、空気が袖口から指先に噴出しないように構成された空調服を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するための本発明に係る空調服は、身体の少なくとも上半身及び腕部を覆うと共に、身体又は下着との間の空間において空気を身体又は下着の表面に沿って案内する服地部と、空気を外部から取り込んで、服地部と身体又は下着との間の空間に空気の流れを強制的に生じさせる一又は複数の送風手段と、送風手段に電力を供給する電源手段と、服地部の襟部に設けられた、服地部と身体又は下着との間の空間内を流れる空気を外部に排出する襟部用空気排出手段と、服地部の袖口に設けられた、服地部と身体又は下着との間の空間内を流れる空気が袖口から外部に漏れるのを防止する袖口用空気漏れ防止手段と、服地部の袖口の付近における所定部位に設けられた、服地部と身体又は下着との間の空間内を流れる空気を外部に排出するシート状の袖部用空気排出手段と、を具備することを特徴とするものである。
本発明に係る空調服では、服地部の袖口に、空気が袖口から外部に漏れるのを防止する袖口用空気漏れ防止手段を設けると共に、服地部の袖口の付近における所定部位に、空気を外部に排出するシート状の袖部用空気排出手段を設けたことにより、空気が袖口から指先に向かって直接、噴出することはない。このため、本発明に係る空調服を用いると、例えば溶接作業、デスクワーク、食品加工作業等の、風の影響を受けやすい作業も良好に行うことができる。また、本発明に係る空調服は、レインウエア等、袖口を絞る必要のある服としても使用することができる。更に、袖部用空気排出手段を服地部の袖口の付近に設けたことにより、送風手段から服地部内に取り込まれた空気は服地部の腕部と身体又は下着との間の空間にも流れるので、空調服で覆われている身体の略全ての部位を冷却することができ、身体冷却の性能が損なわれることはない。
また、本発明に係る空調服において、服地部の袖部に、袖部用空気排出手段から排出された空気を袖口と反対側に流れるように案内する空気案内手段を設けるようにしてもよい。これにより、袖部用空気排出手段から排出された空気の流れる向きを規制し、空気が指先に向かって流れるのを確実に防止することができる。
本発明に係る空調服は、身体冷却の性能を損なうことなく、空気が袖口から指先に向かって噴出しないように構成されている。このため、本発明に係る空調服を用いると、例えば溶接作業、デスクワーク、食品加工作業等の、風の影響を受けやすい作業も良好に行うことができる。また、本発明に係る空調服は、レインウエア等、袖口を絞る必要のある服としても使用することができる。
図1は本発明の第一実施形態である空調服の概略正面図である。 図2は第一実施形態の空調服の袖部用空気排出部から排出される空気の排出方向を説明するための図である。 図3は本発明の第二実施形態である空調服の概略正面図である。 図4(a)は本発明の第三実施形態である空調服の概略正面図、図4(b)はその空調服の袖部用空気排出部から排出される空気の排出方向を説明するための図である。 図5は従来の空調服の概略正面図である。
以下に、図面を参照して、本願に係る発明を実施するための形態について説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第一実施形態である空調服の概略正面図である。
図1に示すように、第一実施形態の空調服1は、服地部10と、開閉手段20と、二つの送風手段(ファン)30,30と、電源手段40と、裾部用空気漏れ防止手段50と、襟部用空気排出部70と、袖口用空気漏れ防止手段80と、シート状の袖部用空気排出部90とを備える。
服地部10は、身体の少なくとも上半身及び腕部を覆うものである。第一実施形態では、かかる服地部10を、ブルゾンタイプの上衣の形状に形成している。また、服地部10は、服地部10と身体又は下着との間の空間において、送風手段30,30により発生された空気を身体又は下着の表面に沿って案内するという役割をも果たす。すなわち、服地部10は、身体を覆う衣服としての役割とともに、空気案内手段としての役割を果たす。尚、本実施形態では、「下着」とは、空調服1の下に着用される衣類を意味する。
このように服地部10は空気案内手段としての役割を果たすので、服地部10の素材としては、服地部10と身体又は下着との間の空間において空気をスムースに流すことができ、且つ、通気性のあまりないシート状の素材が用いられる。第一実施形態では、服地部10の素材としては、糸を高い密度で織ることにより得られる織布を用いることにする。
服地部10の前部(前見頃)には、開閉手段20が設けられている。この開閉手段20は、空調服1を着用する際にその前部を開閉するためのものである。第一実施形態では、開閉手段20としてファスナーを用いている。
送風手段30,30は、空気を外部から取り込んで、服地部10と身体又は下着との間の空間に空気の流れを強制的に生じさせるものである。二つの送風手段30,30はそれぞれ、服地部10の左右の側部の下方に着脱自在に取り付けられている。電源手段40は、送風手段30,30に電力を供給するものである。電源手段40と二つの送風手段30,30とは電源ケーブル41により接続されている。
服地部10の裾部には、裾部用空気漏れ防止手段50が設けられている。この裾部用空気漏れ防止手段50は、服地部10と身体又は下着との間の空間内を流れる空気が裾部から外部に漏れるのを防止するためのものである。例えば、裾部用空気漏れ防止手段50として、服地部10の裾部に入れられた平ゴム(帯状のゴム)等の伸縮性のある部材を用いることができる。これにより、服地部10の裾部を身体、下着又はズボン等に密着させることができるので、当該裾部から空気が外部に漏れるのを確実に防止することができる。
尚、第一実施形態では、服地部10をブルゾンタイプの上衣の形状に形成した場合について説明しているが、服地部10を、その裾部をズボンに入れるシャツタイプの上衣の形状に形成することもできる。この場合には、裾部をズボンに入れること、すなわち裾部をズボンで身体に密着させることが裾部用空気漏れ防止手段50となる。
襟部用空気排出部(襟部用空気排出手段)70は、服地部10と身体又は下着との間の空間内を流れる空気を外部に排出するものであり、服地部10の襟部に設けられている。例えば、服地部10の襟部を、この襟部と首との間から空気が排出しやすいような形状に形成することにより、襟部用空気排出部70が得られる。また、服地部10のうち背中上部に対応する部位や肩に対応する部位に通気性の高い素材を用いることにより、当該部位に、襟部用空気排出部70を補助する機能を持たせるようにしてもよい。この場合、当該部位を襟部用空気排出部70の一部とみなすこともできる。このように、服地部10の全体、特に胴体に対応する部位全体に、通気性の小さな素材を使用するのではなく、空調服1の性能向上の観点から、服地部10のうち必要な部位に通気性のよい素材を使用するようにしてもよい。
袖口用空気漏れ防止手段80は、服地部10の袖口に設けられている。この袖口用空気漏れ防止手段80は、服地部10と身体又は下着との間の空間内を流れる空気が袖口から外部に漏れるのを防止するものである。具体的には、服地部10の袖口が手首に密着するように袖口を絞ることにより、袖口用空気漏れ防止手段80を構成している。
袖部用空気排出部(袖部用空気排出手段)90は、襟部用空気排出部70と同様に、服地部10と身体又は下着との間の空間内を流れる空気を外部に排出するものである。この袖部用空気排出部90は、服地部10の袖口の近傍における所定部位に設けられている。特に、第一実施形態では、袖部用空気排出部90として、それが設けられた服地部10の部位の表面から空気を外部に排出することができるシート状のものを用いる。具体的には、図1に示すように、服地部10のうち袖口から肘部近傍までの部位に複数の円形の開口孔91を形成し、これらの開口孔91を有する服地部10の部分を袖部用空気排出部90としている。ここで、開口孔91の大きさ・個数は、従来の空調服における袖口からの空気の排出量と同程度の量の空気が袖部用空気排出部90から排出できるように定められる。
このように第一実施形態では、袖部用空気排出部90が、服地部10の袖口の付近における所定部位に形成された複数の開口孔91を有する服地部10の部分である場合を考えているが、一般には、服地部10の袖口の付近における所定部位に、空気を当該部位の表面から外部に排出することができる機能を持たせることができれば、袖部用空気排出部90はどのような方法で構成してもよい。例えば、服地部10のうち袖口の付近における所定部位を、通気性を有する素材で形成し、その通気性を有する素材で形成された服地部10の部分を袖部用空気排出部90としてもよい。ここで、通気性を有する素材としては、通気性の高い布や目の細かいメッシュ状素材を用いることができる。
図2は第一実施形態の空調服1の袖部用空気排出部90から排出される空気の排出方向を説明するための図である。ここで、図2(a)には、袖部用空気排出部90が複数の開口孔91を有する服地部10の部分である場合の空気の排出方向を示し、図2(b)には、袖部用空気排出部90が通気性を有する素材で形成された服地部10の部分である場合の空気の排出方向を示している。袖部用空気排出部90は、服地部10の袖口の付近における所定部位に設けられたシート状のものであるので、袖部用空気排出部90からは指先に向かって大量の空気が噴出することはない。実際、袖部用空気排出部90が複数の開口孔91を有する服地部10の部分である場合には、図2(a)に示すように、袖口の近いところに形成された開口孔91における空気の排出方向は、服地部10の面と略垂直方向である。そして、袖口から離れたところに形成された開口孔91における空気の排出方向については、袖口から肘部の側に離れるに従って指先に向かう方向の成分が徐々に増加する。同様に、袖部用空気排出部90が通気性を有する素材で形成された服地部10の部分である場合も、図2(b)に示すように、袖口に近い部位における空気の排出方向は、当該部位の面と略垂直方向であり、袖口から離れたところの部位における空気の排出方向については、袖口から肘部の側に離れるに従って指先に向かう方向の成分が徐々に増加する。但し、袖部用空気排出部90から排出される空気の排出方向が指先に向かう方向の成分を持っているといっても、空気は袖部用空気排出部90から直接、指先に向かって噴出するわけではない。
第一実施形態の空調服1では、電源手段40のスイッチ(不図示)をオンにすると、電源手段40から二つの送風手段30,30に電力が供給され、二つの送風手段30,30はそれぞれ、外部の空気を服地部10内に取り込む。このとき、その取り込まれた空気の圧力により、服地部10と身体又は下着との間に空気を流すための空間が自動的に形成される。そして、送風手段30,30により取り込まれた空気は、服地部10と身体又は下着との間の空間を身体又は下着の表面に沿って上方に移動する。そして、一部の空気は襟部用空気排出部70から外部に排出され、一方、他の空気は服地部10の腕部と身体又は下着との間の空間に流れ、袖部用空気排出部90から外部に排出される。尚、空調服1を作業用の衣服として使用する場合に、着用者を十分冷却することができるようにするためには、二つの送風手段30,30が外部から服地部10と身体又は下着との間の空間に取り込む空気の量は少なくとも毎秒5リットルであることが必要である。
第一実施形態の空調服では、服地部の袖口に、空気が袖口から外部に漏れるのを防止する袖口用空気漏れ防止手段を設けると共に、服地部の袖口の付近における所定部位に、空気を当該部位の表面から外部に排出するシート状の袖部用空気排出部を設けたことにより、空気が袖口から指先に向かって直接、噴出することはない。このため、第一実施形態の空調服を用いると、例えば、溶接作業を行う際には溶接の炎がかき乱されることがなく、書類や紙幣を扱う作業を行う際には書類等が飛ばされてしまうことがない。また、第一実施形態の空調服をレインウエアとして使用した場合、手を上に挙げたときに手に付着した雨水が袖口から内部に入り込むことがない。更に、袖部用空気排出部を服地部の袖口の付近に設けたことにより、送風手段から服地部内に取り込まれた空気は服地部の腕部と身体又は下着との間の空間にも流れるので、服地部で覆われている身体の略全ての部位を冷却することができ、身体冷却の性能が損なわれることはない。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態である空調服について説明する。図3は本発明の第二実施形態である空調服の概略正面図である。尚、第二実施形態において、第一実施形態のものと同一の機能を有するものには、同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
図3に示すように、第二実施形態の空調服1aは、服地部10aと、開閉手段20と、二つの送風手段30,30と、電源手段40と、流量調整手段60と、襟部用空気排出部70と、袖口用空気漏れ防止手段80と、シート状の袖部用空気排出部90とを備える。ここで、図3では、電源手段40を省略して示している。第二実施形態の空調服1aが第一実施形態の空調服1と異なる点は、服地部10aをつづき服の形状に形成している点、及び、裾部用空気漏れ防止手段の代わりに、流量調整手段60を設けている点である。その他の構成は第一実施形態と同様である。
つづき服の形状に形成された空調服1aの場合、服地部10aの胴部には流量調整手段60が設けられる。この流量調整手段60は、服地部10aと身体又は下着との間の空間において胴部を境界として上部から下部(ズボン)に流出する空気の流量を調整するものである。一般的に、つづき服では胴周りの部位にベルトが設けられている。第二実施形態では、図3に示すように、そのベルトを流量調整手段60として用いることにする。ベルトで体を締め付ける具合を変えることにより、上部から下部に流出する空気の流量を容易に調整することができる。ちなみに、流量調整手段60により空気が上部から下部に流出しないように調整すると、各空気排出部70,90から外部に排出される空気の量は第一実施形態の場合と略同一になる。
尚、空調服1aの使用目的によっては、下部に空気を流通させる必要がない場合がある。この場合には、流量調整手段60として、服地部10aと身体又は下着との間の空間内を流れる空気が上部から下部に流出するのを防止する空気漏れ防止手段を用いるようにしてもよい。具体的には、服地部10aの胴部に、ベルトの代わりに、この空気漏れ防止手段を設ける。例えば、空気漏れ防止手段として、服地部10aの胴部に入れられた平ゴム等の伸縮性のある部材を用いる。これにより、服地部10aの胴部を身体又は下着に密着させ、空気が下部に流通させないようにすることができる。
第二実施形態の空調服は、第一実施形態の空調服と略同様の作用・効果を奏する。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態である空調服について説明する。図4(a)は本発明の第三実施形態である空調服の概略正面図、図4(b)はその空調服の袖部用空気排出部から排出される空気の排出方向を説明するための図である。尚、第三実施形態において、第一実施形態のものと同一の機能を有するものには、同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
図4(a)に示すように、第三実施形態の空調服1bは、服地部10と、開閉手段20と、二つの送風手段30,30と、電源手段40と、裾部用空気漏れ防止手段50と、襟部用空気排出部70と、袖口用空気漏れ防止手段80と、シート状の袖部用空気排出部90と、空気案内手段110とを備える。第三実施形態の空調服1bが第一実施形態の空調服1と異なる点は、空気案内手段110が設けられている点である。その他の構成は第一実施形態と同様である。
空気案内手段110は、袖部用空気排出部90から排出された空気を袖口と反対側に流れるように案内するものであり、服地部10の袖部に設けられている。具体的に、空気案内手段110は、図4に示すように、通気性の小さなシート状部材を筒状に形成することにより得られる。この筒状の空気案内手段110で袖部用空気排出部90の全体を覆った状態で、空気案内手段110の袖口側の端部が服地部10に固着されている。すなわち、空気案内手段110の袖口側の端部は閉状態となり、一方、空気案内手段110の袖口と反対側の端部は開状態となっている。このため、袖部用空気排出部90から排出された空気は、空気案内手段110により袖口と反対側の方向に案内され、図4(b)に示すように、空気案内手段110の開放された端部から肩の方に流れる。
第三実施形態の空調服は、第一実施形態の空調服と略同様の作用・効果を奏する。特に、この第三実施形態の空調服では、服地部の袖部に、袖部用空気排出部から排出された空気を袖口と反対側に流れるように案内する空気案内手段を設けたことにより、袖部用空気排出部から排出された空気の流れる向きを規制し、空気が指先に向かって流れるのを確実に防止することができる。このため、第三実施形態の空調服は、手首付近からのわずかな風の流出をも嫌う繊細な作業を行う際にも使用することができる。
尚、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
例えば、上記の各実施形態では、二つの送風手段を服地部に取り付けた場合について説明したが、一つ又は三つ以上の送風手段を服地部に取り付けるようにしてもよい。
また、上記の各実施形態では、袖部用空気排出部が、複数の円形の開口孔を有する服地部の部分である場合について説明したが、例えば、袖部用空気排出部は、複数のスリット状の開口孔を有する服地部の部分であってもよい。
以上説明したように、本発明の空調服では、服地部の袖口に、空気が袖口から外部に漏れるのを防止する袖口用空気漏れ防止手段を設けると共に、服地部の袖口の付近における所定部位に、空気を外部に排出するシート状の袖部用空気排出部を設けたことにより、空気が袖口から指先に向かって直接、噴出することはない。また、袖部用空気排出部を服地部の袖口の付近に設けたことにより、送風手段から服地部内に取り込まれた空気は服地部の腕部と身体又は下着との間の空間にも流れるので、空調服で覆われている身体の略全ての部位を冷却することができ、身体冷却の性能が損なわれることはない。したがって、本発明の空調服は、例えば溶接作業、デスクワーク、食品加工作業等の、風の影響を受けやすい作業を行う際に使用するのに好適である。
1,1a,1b 空調服
10,10a 服地部
20 開閉手段
30 送風手段
40 電源手段
41 電源ケーブル
50 裾部用空気漏れ防止手段
70 襟部用空気排出部(襟部用空気排出手段)
60 流量調整手段
80 袖口用空気漏れ防止手段
90 袖部用空気排出部(袖部用空気排出手段)
91 開口孔
110 空気案内手段

Claims (1)

  1. 身体の少なくとも上半身及び腕部を覆うと共に、身体又は下着との間の空間において空気を身体又は下着の表面に沿って案内する服地部と、
    空気を外部から取り込んで、前記服地部と身体又は下着との間の空間に空気の流れを強制的に生じさせる一又は複数の送風手段と、
    前記送風手段に電力を供給する電源手段と、
    前記服地部の襟部に設けられた、前記服地部と身体又は下着との間の空間内を流れる空気を外部に排出する襟部用空気排出手段と、
    前記服地部の袖口に設けられた、前記服地部と身体又は下着との間の空間内を流れる空気が袖口から外部に漏れるのを防止する袖口用空気漏れ防止手段と、
    前記服地部の袖口の付近における所定部位に設けられた、前記服地部と身体又は下着との間の空間内を流れる空気を外部に排出するシート状の袖部用空気排出手段と、
    前記服地部の袖部に設けられた、前記袖部用空気排出手段から排出された空気を袖口と反対側に流れるように案内する空気案内手段と、
    を具備し、
    前記空気案内手段は前記袖部用空気排出手段を覆うように設けられたシート状部材であり、前記空気案内手段の袖口側の端部が前記服地部の袖部の先端部と密着して閉状態となり、前記空気案内手段の袖口と反対側の端部が開状態となっていることを特徴とする空調服。

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