JP6317562B2 - 相互接続テストのための遷移遅延検出器 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の半導体チップを相互接続する分野、例えば、複数の半導体チップを三次的にスタックし、従来の(「2D」)チップ間で相互接続する分野に関する。
半導体産業は、増大した性能、より低い電力、及び低減したコストで、より多くの機能を、より小さなフォームファクタへ組み込むことを探究している。伝統的に、このために、以下のような二次元平面のみが使用されていた:従来のCMOSスケーリング、単一のダイ中の複数のIPコア(システム・オン・チップ、SoC)、単一のパッケージ中の複数のダイ(マルチチップパッケージ、MCP)、及びプリント回路基板(PCB)上の複数のIC。より最近になって、以下のように、さらに第3の垂直方向の次元が使用されはじめた:複数のむき出しのダイが単一の集積回路パッケージの中で垂直にスタックされ、基板へのワイヤボンドによって相互接続されるシステム・イン・パッケージ(SiP);及び、複数のパッケージ化されたチップは垂直にスタックされるパッケージ・オン・パッケージ(PoP)。
チップを3次元的に(3D)スタックすることは、それが電子製品のより高いトランジスター密度及びより小さなフットプリントを約束するので、熱い研究項目になっている。これらのイノベーションのリストにおいて最新の進展は、いわゆる三次元のスタックされるIC(three-dimensional stacked IC:3D−SIC)であり、以下のものがある;ダイ間相互接続によって相互接続され、オプションで基板貫通ビア(through-substrate-via:TSV)を含む、複数のむき出しのダイの垂直スタックを含む単一パッケージ。ダイ間相互接続に基づいて3Dでスタックすることは、より小さなサイズ、より低い電力消費量及びコストで、より多くの機能、より高い帯域幅及び性能の利点を提供し、従来の加工寸法でのスケーリングがますます困難かつ高価になる時代にあっても上述の利点を提供する。
現在、多くの研究及び開発の仕事が、集積回路を三次元的にスタックすることに関して行われている。図1(a)及び図1(b)に、2つのポピュラーな構成を示す。図1(a)は、インタポーザに基づいた3Dダイスタックを示す。ここで、複数のアクティブなダイは、インタポーザ上に並んで配置され、かつ、インタポーザによって相互接続される。ここで、インタポーザは、半導体、例えばシリコンのインタポーザなどである。図1(b)は、複数のアクティブなダイが互いの上に配置される、完全な3D−SICを示す。
そのようなスタックされたICにおけるダイ間相互接続は、典型的には、高密度、高性能、及び低消費電力消費を有する。前面から前面へのボンディングにおいて、それらは、典型的には、マイクロバンプ、例えばCu及びCuSnマイクロバンプによって実装される。前面から後面へのボンディングにおいて、これらの相互接続はさらに基板貫通ビア(TSV)を含んでいてもよい。
半導体製造プロセスは欠陥を生じる傾向があり、従って、すべてのICは製造時の欠陥についてテストされる必要がある。スタックされたICもこの例外ではない。従って、これらの新規なダイ間接続された3D−SICもまた、十分な出荷製品の品質を顧客に保証するために、製造時の欠陥に関してテストされる必要がある。チップスタックは、できるだけ故障なしで出荷されるべきである。3Dでスタックされたチップにおいて、ダイ間相互接続は、2つのダイ間におけるすべての相互接続信号を伝送するので、チップの機能動作にとって非常に重要である。ダイ間相互接続製造プロセス及びボンディングプロセスの両方ともデリケートであるので、ダイ間相互接続は、例えば開路、短絡、遅延欠陥などの、欠陥を生じる傾向がある。
スタックされた3D−SICについては、以下の異なるテストフェーズが識別される可能性がある:(1)ボンディング前テスト、(2)前段後段テスト(すなわち部分的なスタックのテスト)、(3)ボンディング後テスト(すなわち完全なスタックのテスト)、及び(4)最後のパッケージ後テスト。SICテストがモジュール式テスト、すなわち、ダイ内の様々な相互接続層、ダイ、及び場合によると埋め込まれたコアが独立のユニットとしてテストされるようなテストであるべき多くの理由がある:
(論理回路、メモリ、及びアナログ回路を組み合わせた)異種混合のスタックは、異なる欠陥メカニズム、障害モデル、テストパターン、及びテストパターン生成ツールを有する;
異なるダイは、自社のダイの実装上の詳細を他社と共有することを望まない(IPの保護)、複数の異なる会社から供給されるかもしれない;
テストフローは、それ自体の中心的目的及びテスト内容をそれぞれ有する、異なるテストフェーズを含んでいる。これらのフローは典型的には固定されたものではなく、例えば、ダイの産出が成熟したとき、あるいは産出量の変動が生じたときなど、製品寿命の間にわたって発展する。モジュール式テストは、テストの追加又は除外又は並べかえを柔軟に行うことができる、適応的なテストフローをサポートする。
特許文献1において、モジュール式テストをサポートする3Dテストアクセスアーキテクチャが説明されている。このアーキテクチャは、スタックの各ダイのまわりにテストラッパーを追加することに基づく。ラッパーは、ダイのすべてのI/Oにおいて可制御性及び可観測性を提供する。ラッパーは、SICの1つのあるいは複数のダイへのテストアクセスを同時に提供するように柔軟に構成可能である、シリアルの、及びオプションでパラレルのテストアクセス機構(Test Access Mechanism:TAM)をサポートする。ダイごとに、当該ダイの内部回路をテストすること、当該ダイの相互接続及びバイパスモードをテストすることがサポートされる。
相互接続に関する共通の静的障害モデルは、ハードな開路及び短絡である。それらは静的(DC)テストによってテストすることができる。静的試験のためのテストアクセスは、上述した3Dテストアクセスアーキテクチャのラッパーによって提供される。適切なテストパターンを生成するために、専用のテストパターン生成ツールが利用可能である。
しかしながら、ダイ間相互接続が遅延欠陥をもたらし、これに起因して、相互接続信号の転送が指定の遅延マージン内に行われない可能性がある。そのような遅延欠陥のためにテストすることには問題がある。ダイ間相互接続は非常に高速である。実装(マイクロバンプからマイクロバンプへ、TSVからマイクロバンプを介してマイクロバンプへ、など)に依存して、相互接続上の障害なしの伝播遅延は、50ピコ秒から500ピコ秒(2GHzから20GHzの信号転送周波数に対応する)まで変動する可能性がある。超高速の遅延欠陥を捕捉することは、2つのダイ間の複雑なタイミング同期を必要とするだろう。しかし、これらのダイは、必ずしも互いのタイミングを知らない異なる独立したデザインチーム(あるいは異なる会社)から供給されるかもしれない。
欧州特許公開EP2372379号公報
本発明の実施形態の目的は、実施困難な複数のダイ間の同期を使用せずに、ダイ間相互接続における遅延欠陥のテストを可能にすることにある。非常に高速な機能クロックが必要でないことは、本発明の実施形態の利点である。
上述の目的は、本発明に係る方法及び装置によって達成される。
第1の態様において、本発明は、少なくとも第1のダイ間相互接続によって互いに電気的に接続された少なくとも第1のダイ及び第2のダイを備える構造物中のダイ間相互接続における遷移遅延欠陥に関してテストするためのテスト回路を提供する。テスト回路は以下のものを含む。
テストデータ値を受信するための入力ポート、
一時的にテストデータ値を格納するためのデータ記憶素子、
少なくともテストされる第1のダイ間相互接続に関して、第1のダイ間相互接続に電気的に接続され、データ記憶素子からのテストデータ値をデータ記憶素子に転送して戻すためのフィードバックループを形成するように構成された、別のダイ間相互接続、
格納されたテストデータ値から識別可能にするように、フィードバックされたテストデータ値を条件付けるためのデータコンディショナ、
遅れたクロックパルスを生成するためのクロックパルス発生器、
生成された遅れたクロックパルス及びフィードバックされて条件つけられたテストデータ値をデータ記憶素子に適用するための選択論理回路、及び、
データ記憶素子に格納されたテストデータ値を読み出すための読み出し手段。
本発明の実施形態に係るテスト回路の利点は、立ち上がり遅延欠陥又は立ち下がり遅延欠陥などの遷移遅延欠陥が生じるか否か判断するための簡単な方法を提供することにある。この決定は読み出し手段によって行われる。1つの実装において、遷移がテスト回路の入力ポートにおいて生じた後、遷移前と同じ値を読み出し手段が読み出す場合、遷移遅延欠陥が生じたと決定される。遷移がテスト回路の入力ポートにおいて生じた後、遷移前とは異なる値を読み出し手段が読み出す場合、遷移遅延欠陥が生じていないと決定される。代替の実施形態において、反転した値は、このような決定をもたらす可能性がある。従って、そのような実施形態では、遷移がテスト回路の入力ポートにおいて生じた後、遷移前と同じ値を読み出し手段が読み出す場合、遅延欠陥が生じていないと決定される。また、遷移がテスト回路の入力ポートにおいて生じた後、遷移前とは異なる値を読み出し手段が読み出す場合、遅延欠陥が生じたと決定される。
本発明の実施形態の利点は、タイミング信号が単一のダイ上でのみ実施されてもよいこと、及びダイ間の同期が必要ではないことにある。本発明の利点は、検知されることが望まれる相互接続及びそれらの関連付けられた遅延障害が超高速になりえるという事実にもかかわらず、外部から供給されるすべての信号が、厳格な時間の要件を持たない方法で操作されるということにある。これはすべて、本発明の実施形態に係るそれ自体でタイミングを決定する態様に含まれ、遅れたクロックパルスを生成するためのオンチップクロックパルス発生器のサイズを注意深く決定することに依存する。
本発明の実施形態に係るテスト回路において、クロックパルス発生器は、遅れたクロックパルスを生成するために、フィードバックループを介して送られたテストデータ値の等価物、例えば、テストデータ値自体又はテストデータ値の反転したバージョン遅延させるための遅延素子を備えてもよい。
本発明の実施形態に係るテスト回路では、クロックパルス発生器は、フィードバックループを介して伝搬するときのテストデータ信号の予想された機能上の遅延、すなわち障害なしと考えられた遅延、よりも大きな遅延を、遅れたクロックパルスが有するように構成されてもよい。予想された機能上の遅延は、例えば、シミュレーションから得られてもよく、理想的な機能上の遅延値に対する予想される変動を含んでいてもよい。予想された機能上の遅延は、許可された/受理可能な最大の障害なしの遅延に等しい遅延であってもよい。
本発明の実施形態に係るテスト回路では、クロックパルス発生器は、固定された遅延を有する遅延素子によって実装されてもよい。代替として、クロックパルス発生器は、プログラム可能な、従ってユーザ定義可能又はユーザ設定可能な遅延を有する遅延素子によって実装されてもよい。
本発明の実施形態に係るテスト回路において、選択論理回路は、代替入力がそのデータ入力に供給されるように、データ記憶素子を制御するためのマルチプレクサを備えてもよい。データ入力において供給された代替入力は、外部から供給されたテストデータ信号でもよく、あるいは、フィードバックループを介して伝搬した後の当該テストデータ信号でもよい。
本発明の実施形態に係るテスト回路において、選択論理回路は、代替入力がそのクロック入力に供給されるように、データ保存記憶装置を制御するためのマルチプレクサを備えてもよい。クロック入力において供給された代替入力は、外部からあるいは内部で生成されたクロック信号でもよく、あるいは、遅れたクロックパルスでもよい。
本発明の実施形態によれば、テスト回路は、3Dダイラッパーセルのような既存のテスト用設計(design-for-test:DfT)素子と組み合わされてもよい。この場合、既存のラッパーセルを大幅に再利用してもよいので、テスト回路のためのエリアコストは最小化される。
本発明の実施形態に係るテスト回路は、立ち上がり遷移遅延欠陥、立ち下がり遷移遅延欠陥、あるいは両方を決定するためだけに構成されてもよい。
本発明の実施形態に係るテスト回路において、データ記憶素子はフリップフロップを備えてもよい。テスト回路は、簡単なデジタル論理から構成されることができ、それは、スタンダードセルライブラリ要素によって実装可能であり、また、それは、ライブラリ要素自体にすることができる。
本発明の実施形態に係るテスト回路で、さらなるダイ間相互接続は機能的な相互接続であってもよい。代替として、さらなるダイ間相互接続はテストのみの相互接続であってもよい。
第2の態様において、本発明は、少なくとも第1のダイ間相互接続によって互いに電気的に接続された少なくとも第1のダイ及び第2のダイを備える構造物を提供する。第1のダイは第1の電気回路を備える。また、第2のダイは第2の電気回路を備えてもよく、備えなくてもよい。第1及び第2ダイの少なくとも1つは、少なくとも1つのダイ間相互接続中の遷移遅延欠陥に関してテストするためのテスト回路をさらに備えてもよい。テスト回路は以下のものを含む。
テストデータ値を受信するための入力ポート、
テストデータ値を一時的に格納するためのデータ記憶素子、
少なくともテストされる第1のダイ間相互接続に関して、第1のダイ間相互接続に電気的に接続され、データ記憶素子からのテストデータ値をデータ記憶素子に転送して戻すためのフィードバックループを形成するように構成された、別のダイ間相互接続、
格納されたテストデータ値から識別可能にするように、フィードバックされたテストデータ値を条件付けるためのデータコンディショナ、
遅れたクロックパルスを生成するためのクロックパルス発生器、
生成された遅れたクロックパルス及びフィードバックされて条件つけられたテストデータ値をデータ記憶素子に適用するための選択論理回路、及び、
データ記憶素子に格納されたテストデータ値を読み出すための読み出し手段。
少なくとも第1のダイ及び第2のダイは、3Dチップ構成において互いの上にスタックされてもよい。代替として、第1のダイ及び第2のダイは、互いに隣接して配置されてもよく、また、両方のダイ間の相互接続は、第3のダイ、例えばインタポーザを介して貫通してもよい。
第3の態様において、本発明は、少なくとも第1のダイ間相互接続によって互いに電気的に接続された少なくとも第1のダイ及び第2のダイを備える構造物中のダイ間相互接続における遷移遅延欠陥テスト方法を提供する。本方法は以下のステップを含む。
テストデータ値を受信すること、
データ記憶素子に一時的にテストデータ値を格納すること、
第1のダイ間相互接続と、第1のダイへ戻る別のダイ間相互接続とを備えるフィードバックループを介して、第1のダイからテストデータ値を送信すること、
受信されたテストデータ値から識別可能であるように、フィードバックされたテストデータ値に条件付けて、データ記憶素子に供給すること、
予め決められた遅延の後、データ記憶素子にテストデータ値が格納されているか、それとも条件付けられたテストデータ値が格納されているかを決定し、そこから、遷移遅延欠陥が生じているか否かを決定すること。
本発明の特定の態様及び好ましい態様は、添付の独立請求項及び従属請求項記載される。従属請求項の特徴は、独立請求項の特徴及び適切であれば他の従属請求項の特徴と組み合わされてもよく、請求項において明示的に記載されたものだけではない。
ここまで、本発明及び先行技術に対して達成されたその利点を要約する目的で、本発明のある目的及び利点を説明した。もちろん、必ずしもすべてではないそのような目的あるいは利点が本発明の任意の特定の実施形態に従って達成されてもよいということが理解されるべきである。したがって、例えば、当業者は、ここに教示されたか示唆された可能性がある他の目的あるいは利点を必ずしも達成することなく、ここに教示されるような1つの利点あるいは一群の利点を達成するか最適化するような方法で、本発明を具体化するか実施してもよいということを認識するだろう。
図1(a)はインタポーザに基づく3D SICを示す。図1(b)は3D SICを示す。 図2は、先行技術のスタックされて相互接続された2つのダイを概略的に示す。 図3は、遷移欠陥検出のための、本発明の実施形態に係るテスト回路の概要のブロック図である。 図4は、本発明に係る立ち上がり遷移欠陥検出のためのテスト回路の一実施形態を示す。 図5は、障害なし動作中の図4の実施形態のタイミング図である。 図6は、障害のある動作中の図4の実施形態のタイミング図である。 図7は、先行技術のスタックされて相互接続された2つのダイであって、一方にテスト用のラッパーセルが提供されたダイを概略的に示す。 図8は、立ち上がり遷移欠陥検出のために、ラッパーセルの構成要素を部分的に再利用する、本発明に係るテスト回路の実施形態を示す。 図9は、立ち下がり遷移欠陥検出のために、ラッパーセルの構成要素を部分的に再利用する、本発明に係るテスト回路の実施形態を示す。 図10は、障害なし動作中の図9の実施形態のタイミング図である。 図11は、障害のある動作中の図9の実施形態のタイミング図である。 図12は、立ち上がり及び立ち下がりの両方の遷移欠陥検出のために、ラッパーセルの構成要素を部分的に再利用する、本発明に係るテスト回路の実施形態を示す。 図13は、立ち上がり及び立ち下がりの両方の遷移欠陥検出のために、ラッパーセルの構成要素を部分的に再利用する、本発明に係るテスト回路の代替の実施形態を示す。 図14は、立ち上がり及び立ち下がりの両方の遷移欠陥検出のために、ラッパーセルの構成要素を部分的に再利用する、本発明に係るテスト回路のさらに代替の実施形態を示す。図14は、R−STDD(Receiving Self-Timed Delay Detector)、すなわち、テスト対象の既存の機能上の相互接続の受信側にテスト回路が配置される場を示す。これは、テスト回路は相互接続のまわりの2つのダイのどちらかにありうる場合を例示する。 図15は、本発明の実施形態に係る、テスト回路のフィードバックループを形成するための機能上のダイ間相互接続及び専用相互接続を備えた、スタックされた複数のダイについての複数の実施形態を示す。ともに、図15に示す実施形態は、テスト対象の相互接続の意図した機能信号方向から、及び本発明の実施形態に係るテスト回路の相対的位置から、本発明が独立していることを示す。 図16は、機能上のダイ間相互接続を備えた、スタックされた複数のダイについての複数の実施形態を示し、機能上のダイ間相互接続が、本発明の実施形態に係るテスト回路のフィードバックループを形成するために再利用される場合を示す。 図17は、1つのテスト回路が複数のループバックのために動作してもよい、本発明の実施形態を示す。
本発明の上述の態様及び他の態様は、以下に説明された実施形態から明らかになり、また、その実施形態を参照して解明される。
添付の図面を参照して、例示として、本発明についてさらに説明する。
図面は単に概要であり、限定するものではない。図面では、一部の構成要素のサイズは、説明の目的のための縮尺で誇張されることがあり、また、図示されないことがある。寸法及び相対寸法は、必ずしも本発明の実際の具体化に対応しない。
請求項でのいかなる符号も範囲の限定として解釈されないものとする。異なる図面では、同じ引用符号は同じ又は同様の構成要素を表す。
本発明は、特定の実施形態に関して、ある図面を参照して説明されるだろう。しかし、本発明は、それのみに限定されず、請求項によってのみ限定される。
詳細な説明及び請求項の用語「第1」、「第2」、などは、同様の構成要素を識別するために使用され、必ずしも、時間的、空間的、序列、又は他の任意の方法で、順序を記述するために使用されるのではない。このように使用された用語は適切な状況下で交換可能であること、及び、ここに説明された本発明の実施形態は、ここに説明又は図示されたものとは異なる順序の動作が可能であることは、理解されるべきである。
さらに、詳細な説明及び請求項の用語「上」、「下」、などは、説明目的で使用され、必ずしも、相対位置を記述するために使用されるのではない。このように使用された用語は適切な状況下で交換可能であること、及び、ここに説明された本発明の実施形態は、ここに説明又は図示されたものとは異なる向きの動作が可能であることは、理解されるべきである。
請求項で使用した用語「備える」は、その後に列挙した手段に限定するように解釈されるべきでないことに注意すべきであり、それは他の構成要素あるいはステップを除外しない。従って、それは、言及したように記載した特徴、整数、ステップ、あるいは構成要素を特定すると解釈されるが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、あるいは構成要素、あるいはそのグループの存在もしくは追加を除外することを妨げない。従って、「手段A及びBを備える装置」という表現の範囲は、構成要素A及びBからのみ構成される装置に限定されるべきではでない。それは、本発明に関して、装置の関連する構成要素がA及びBのみであることを意味する。
この明細書の全体にわたって「1つの実施形態」あるいは「ある実施形態」と言及するとき、実施形態に関して説明された特定の特徴、構造、あるいは特性が本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、この明細書の全体にわたる様々な場所において「1つの実施形態において」又は「ある実施形態において」という言い回しが現れることは、必ずしもすべて同じ実施形態に言及しているのではないが、そうである可能性もある。さらに、特定の特徴、構造、あるいは特性は、本開示の1つ以上の実施形態から当業者には明らかになるように、任意の適切な方法において組み合わされてもよい。
同様に、本発明の例示の実施形態の詳細な説明において、開示を合理化し、本発明の様々な態様の1つ以上についての理解を援助する目的で、本発明の様々な特徴が、単一の実施形態、図あるいはその説明にまとめられているということは認識されるべきである。しかしながら、この開示の方法は、請求項に記載された発明が各請求項において明示的に記載したものより多くの特徴を必要とする意図を反映しているとは解釈されるべきではない。むしろ、添付の請求項が反映するように、本発明の態様は、前に開示した単一の実施形態のすべての特徴未満のものにある。したがって、詳細な説明に続く請求項は、これによって、各請求項が本発明の個別の実施形態として独自に成立するように、この詳細な説明に明示的に組み込まれる。
さらに、ここに説明されたいくつかの実施形態が他の実施形態に含まれた一部の特徴を含み、他の特徴を含んでいないが、異なる実施形態の特徴の組み合わせは、当業者によって理解されるように、本発明の範囲内にあり、かつ異なる実施形態を形成することを意図している。例えば、添付の請求項において、請求項に記載された実施形態のうちのどれも任意の組み合わせとして使用することができる。
本発明のある特徴あるいは態様を説明する場合の特定の用語の使用は、その用語が関連付けられた本発明の特徴又は態様の任意の特定の特性を含むように限定されるように当該用語がここに再定義されたということを意味するものとして解釈されるべきでないことに注意すべきである。
本発明のコンテキストにおいて、遅延欠陥は、信号の転送が指定された遅延マージン内に行われない欠陥である。遷移遅延欠陥は、遷移信号(例えば、論理1から論理0のようなハイレベルからローレベルへの遷移、あるいは、論理0から論理1のようなローレベルからハイレベルへの遷移)が指定された遅延マージンを超えて遅れる欠陥である。立ち上がり遷移欠陥は、ローレベルからハイレベルまで遷移の遷移遅延欠陥と同じである。立ち下がり遅延欠陥は、ハイレベルからローレベルまで遷移の遷移遅延欠陥である。
ここに提供される説明では、多数の特定の詳細事項が述べられる。しかしながら、本発明の実施形態はこれらの特定の詳細事項なしで実施されてもよいことが理解される。他の例において、この説明についての理解を不明瞭にしないようするために、公知の方法、構造、及び技術は詳細には示していない。
3Dダイスタックは、例えば図1(b)に示すように、より少ない空間を占有するように、及び/又は、より大きな連結性を有するように、垂直にスタックされた2つ以上のチップ(集積回路)を備える。特定のスタックにおいて、インタポーザは、インタポーザ中の少なくとも機能上のワイヤーにより複数のダイタワーを電気的に相互接続するために、少なくとも1つのダイをそれぞれ備えるダイタワー間の電気的なインターフェースとして使用されてもよい。図1(a)に、そのようなスタックの一例を示す。本発明のコンテキストにおいて、機能上のワイヤーは、スタックの機能設計の一部であり、テスト目的で専用に追加されたものではない、例えば金属相互接続のワイヤーである。
本発明のコンテキストにおいて、テストアクセス機構(TAM)は、オンチップのテストデータ伝送のための手段を提供する。テストラッパーは、ダイ及びその環境の間のインターフェースを形成し、ダイの端子を他のダイ及びTAMに接続する。
例えば、本発明の実施形態は、例えば3Dチップスタックにおいて、ダイ間相互接続における遅延欠陥をテストためのシステム及び方法に関するが、3Dチップスタックに限定するものではない。図2は、ダイ間相互接続(2つの異なるダイ上の「図示していない」回路間の相互接続)である機能上のワイヤーInterconnect 1によって互いに接続された、少なくとも第1のダイdie 1、例えば下側ダイと、第2のダイdie 2、例えば上側ダイとを備えた、そのような3Dチップスタックの一部を示す。
図3は、ダイ間相互接続Interconnect 1における遅延欠陥をテストするための本発明の実施形態に係るテスト回路30を備えた、図2(a)の3Dチップスタックを示す。
テスト回路30は、検出器ユニット31及び少なくとも1つの別のダイ間相互接続Interconnect 2をさらに備え、これらは、第1のダイ間相互接続Interconnect 1に電気的に接続され、検出器ユニット31から検出器ユニット31へのフィードバックループを形成するように構成される。図3において図示した実施形態において、フィードバックループを形成するための構成は、ループバック論理回路32を備える。ループバック論理回路32は、例えば、第1の相互接続Interconnect 1及び別の相互接続Interconnect 2の間で接続されたスイッチを備えてもよく、従って、少なくとも一部の時間においてフィードバックループを形成する。
検出器ユニット31は、テストデータ値を一時的に格納するためのデータ記憶素子33を備える。検出器ユニットは、選択制御信号に基づいて、相互接続テストを実行すべきか否かを選択し、実行すべきであるとき、どのデータを第2のダイにルーティングしなければならないか、また、どの信号をデータ記憶素子33にルーティングしなければならないかを選択するための、選択論理回路34をさらに備える。さらに、データコンディショナー35は、第2のダイDie 2に送信されたデータから明確に区別できるようにするために、フィードバックループを介して第2のダイDie 2から返信されたデータに条件付けるために提供される。クロックパルス発生器36は、データ記憶素子にフィードバックする前にテストデータ上の遅延を提供するために提供される。
動作ステップの概要について以下に説明する。重要な注意事項は、外部から供給された制御信号(Extest、ScanEnable、DelaySelect、LoopBack、Run、SI、SO、など)がすべて、厳格な時間の要件を持たないということである。このことは本発明の主な利点である。
第1のステップで、ダイ間相互接続のテストが初期化される。ここで、必要な制御信号(ScanEnable、Extest、LoopBackEnable、Run)がオンに切り換えられる(例えば、ハイレベルに設定される)。Extest制御信号は、テストデータがデータ記憶素子33にルーティングされるようにScanEnable制御信号が選択論理回路34を設定している間に、ダイ間相互接続のテストが開始されるべきであることを示す。テスト信号の最初の値がシステムに読み込まれ、すべてのデータ値を予め決められた値に設定する。
第2のステップにおいて、テストデータTestDataInがロードされ、選択論理回路34の設定内容を考慮して、データ記憶素子33へ格納される。(初期化中の)テスト信号の最初の値が例えば論理0のローレベルであった場合、その後、テストデータが例えば論理1のハイレベルであるかもしれず、立ち上がり遷移欠陥が存在するか否かを決定する。代替として、テスト信号の最初の値が例えば論理1のハイレベルであった場合、その後、テストデータは例えば論理0のローレベルであるかもしれず、立ち下がり遷移欠陥が存在するか否かを決定する。外部クロックはクロック信号を生成し、これは、クロックパルス発生器36を介してデータ記憶素子33に供給される。
第3のステップにおいて、ループバックデータは、次のステップにおいてフィードバックループに転送するために、選択論理回路34に送出される。クロックパルスはクロックパルス発生器36に送出される。このとき、オプションで、遅延がプログラム可能である場合、遅延は適切な遅延選択信号を設定することにより選択されている。プログラム可能な遅延は、例えば、欠陥サイズの診断に使用可能である。
第4のステップにおいて、ループバックデータは、フィードバックループを介して転送され、検出器ユニット31に戻る。より詳しくは、ループバックデータはデータコンディショナー35を介して進み、ここで、元の信号及び条件付けられた信号の間の差をはっきりと認識できるように、適切に条件付けられる。特定の実施形態において、データの条件付けは、ループバックデータを反転することを含むか、ループバックデータを反転することからなっていてもよい。条件付けられた信号、例えば反転した信号は、それを受理する準備ができている選択論理回路34まで伝搬する。
第5のステップにおいて、遅れたクロックパルスは、データ記憶素子33に到着し、条件付けられて到着したループバックデータ、例えば反転したループバックデータを取得する。
第6のステップにおいて、条件付けられて取得されたデータ信号、例えば反転したデータ信号は、第1のダイDie 1のピンから読み出される。
障害なしの動作において、ループバックデータは、データ記憶素子33において、遅れたクロックパルスがそこに到着する前に受信されている。従って、遅れたクロックパルスが到着するとき、データ記憶素子33は、ループバックデータを取得すること、及び、読み出しのためにそれを第1のダイDie 1の適切な出力ピンが利用できるようにすることの準備ができている。
障害のある動作において、つまり、電気的なダイ間相互接続Interconnect 1が十分に高速ではない場合、従って、ダイ間相互接続Interconnect 1あるいはループバック・パスのどこかの欠陥を示す遅延欠陥を呈する場合、ループバックデータは、データ記憶素子33において、遅れたクロックパルスがそこに到着するときにまだ受信されていない。従って、遅れたクロックパルスを受信するとき、データ記憶素子33は、データ記憶素子33にまだ存在している古い(条件付けられていない、例えば反転していない)値を取得し、この条件付けられていないデータ信号が読み出される。
図4は、概略的に本発明の実施形態に係るテスト回路の実装を示す。図示した実装において、データ記憶素子33はフリップフロップである。クロックパルス発生器36は、遅延素子40、例えば遅延線路と、第1のマルチプレクサ41とによって形成される。遅延素子は、フィードバックループに送られた信号を受信するように構成され、また、固定された遅延あるいはプログラム可能もしくは選択可能な遅延のいずれかである予め決められた遅延が経過したとき、クロック信号を生成するように構成される。予め決められた遅延は、所定の時間が経過するように選択されるべきである。この所定の時間において、障害なしの動作において、フィードバックループを介して送られたテスト信号がデータ記憶素子33、例えばフリップフロップに戻って受信されるとして予想される。図示した実施形態では、選択論理回路34は、第2のマルチプレクサ42、第3のマルチプレクサ43、及びANDゲート44によって形成される。データコンディショナ35はインバーターによって形成される。
この回路の動作は、立ち上がり欠陥の決定について、先に説明され、ここでも明示的に繰り返す。
最初に、システムは初期化される。
初期化フェーズ中に、ローレベルの外部制御信号(論理0)は第1のダイDie 1のRUNピンに印加される。立ち上がり欠陥、信号がローレベルからハイレベルに遷移するときの欠陥を決定するため、最初に、テストは、例えば論理0のローレベルのテストデータ値によって初期化される。ANDゲート44への第2の入力の値と無関係に、初期化中にRUN信号がローレベルであるとき、第1のマルチプレクサ41及び第2のマルチプレクサ42を制御するために、例えば論理0のローレベルの制御信号が生成される。第2のマルチプレクサ42は、フリップフロップ33のデータポートDに、ピンSIに印加されるテストデータを供給するように、立ち上がり欠陥を決定する場合であれば例えば論理0のローレベル信号を供給するように制御される。また、第1のマルチプレクサ41は、フリップフロップ33のクロックポートCLKに外部クロック信号CLKを供給するように制御される。クロック信号がフリップフロップ33のクロックポートCLKに到着するとき、そのデータポートDに存在するデータは、その出力ポートQに転送される。立ち上がり欠陥に関してテストする例において、ロードしたテストデータは、ローレベル値、論理0からなる。従って、このローレベル値は、フリップフロップ33の出力ポートQに転送される。
ループバック機能がイネーブルにされる。図4において図示した実施形態では、第2の相互接続Interconnect 2はテスト専用の相互接続であるので、フィードバックループは常に閉じていて、別個のLoopBackEnableな信号は必要ではない。第3のマルチプレクサ43は、フリップフロップ33の出力ポートにおけるテストデータが、第1の相互接続Interconnect 1、別の相互接続Interconnect 2、及びそれらの間の導通経路によって形成されたフィードバックループを通って転送可能になるように、制御信号Extestによって制御される。このように、テストデータはテスト回路31に戻る。一方、Extestの値が例えば論理0のローレベルである場合、第1のダイDie 1から第2のダイDie 2に機能データが転送される。
フィードバックループを介してフィードバックされたテスト信号は、データコンディショナーによって、図示した実施形態ではインバーター35によって受信され、ここでデータ信号は反転される。従って、例えば論理0のローレベル値を有していたテスト信号は、ここで、例えば論理1のハイレベル値になる。この論理1は、第2のマルチプレクサ42の第2の入力に供給される。第2のマルチプレクサ42の第1の入力は、ピンSIに接続された、外部テストデータをロードするためのポートである。
フィードバックループにテストデータを送信すると同時に、テストデータも、クロックパルス発生器36にも、より詳しくはそれの遅延素子40にも送られる。概要の説明で上述した予め決められた遅延の後で、テストクロック信号STCLKは生成され、これは第1のマルチプレクサの第2の入力に供給される。第1の入力は、機能上の又はテストクロック信号CLKの受信専用である。
さらに、フィードバックループにテストデータを送信すると同時に、テストデータはANDゲート44にも送られる。図示した実施形態において、ANDゲート44に送られた信号は論理0であり、従ってANDゲート44の出力は論理0である。この後者の論理0は、第1のマルチプレクサ41及び第2のマルチプレクサ42へ制御信号として供給され、従って、これらが外部テスト信号及び外部クロック信号をフリップフロップ33に送信することを可能にする。
いったん回路が初期化されると(クロックサイクルの後半)、RUNは、例えば論理1のハイレベル信号に設定され、Load−n−Runフェーズを開始する。第2のステップで、テストデータがシステムにロードされる。立ち上がり欠陥を決定するために、例えば論理0のローレベルのテスト信号は、信号ピンSIにおいて、例えば論理1のハイレベルのテスト信号と置き換えられる。ANDゲート44によって生成された制御信号は0のままであり、この例えば論理1のハイレベルのテスト信号は、フリップフロップ33にクロックとして入力され、その出力ポートQに送られる。
遅延チェックが行なわれているので、Extestは、例えば論理1のハイレベル値を有し、第3のマルチプレクサ43は、フリップフロップ33の出力ポートQからの信号、すなわち例えば論理1のハイレベル値を、第1の相互接続Interconnect 1へ通過させることができる。同時に、この例えば論理1のハイレベル値は、遅延素子40の入力へ、及びANDゲート44の第2のポートへルーティングされる。
ループバック機能がイネーブルになっていて、例えば論理1のテスト信号は、第1の相互接続Interconnect 1から別の相互接続Interconnect 2を介してテスト回路31に、より詳しくはそれのインバーター35の入力に戻るように送られる。テスト信号が反転され、つまりハイレベル信号がローレベル信号になり、例えば論理1が論理0になり、この例えば論理0のローレベル信号が、第2のマルチプレクサ42の第2のポートに印加される。
一方、遅延素子にも転送された例えば論理1のハイレベル信号は、内部クロック信号STCLKの生成を生じさせ、これは、第1のマルチプレクサ41の第2の入力ポートに供給される。
第3のマルチプレクサ43の出力が例えば論理1のハイレベル値であり、ANDゲート44の第2の入力ポートにも供給されているので、このとき、このANDゲート44は、その入力ポートにおいて、例えば論理1のハイレベル値を2度受信する。従って、それが生成する出力信号も例えば論理1のハイレベル値を有するので、第1のマルチプレクサ41及び第2のマルチプレクサ42は、内部で生成されたクロック信号STCLK及びフィードバックされた反転したテスト信号を、フリップフロップ33のクロックポートCLK及び入力ポートDにそれぞれ供給することをトリガーされる。
フィードバックループ上のテスト信号の送信によって生成された遅延と、遅延素子40によって生成された遅延との差に応じて、テスト信号及びクロック信号のいずれかが最初にフリップフロップ33に到着するであろう。反転したテスト信号が最初に到着すれば、この反転した信号は、フリップフロップ33にクロックとして入力されて出力ポートQに送られて読み出され、ダイ間相互接続に遅延誤差が生じないことを示すであろう。一方、クロック信号が最初に到着すれば、古い反転していないテスト信号は、フリップフロップ33にクロックとして入力されて出力ポートQに送られて読み出され、遅延誤差を示すであろう(例えば論理1の立ち上がり信号が印加されている間に、例えば論理0のローレベル値が逐次に2倍読み出される)。
図5で、障害なしの動作の場合のそのような立ち上がり欠陥テストのタイミング図を示し、図6で、障害のある動作の場合を示す。ダイ間相互接続によって生成された遅延である、インバーター35における「正常な」遅延はFΔである一方、遅延素子によって生成された「正常な」遅延はCΔであることがわかる。遅延素子における遅延は、(ダイ間相互接続が障害なしの場合に)ダイ間相互接続から予想される「正常な」遅延より大きくなるように選択される。図6から、障害のある動作の場合には、ダイ間相互接続による合計遅延時間FΔ+Φが遅延素子の予め設定された遅延CΔより大きくなるように、「正常」な遅延FΔの上に、ダイ間相互接続がさらに補足の遅延Φをもたらすということがわかる。
タイミング図は、最初に信号Extest及びScanEnableがイネーブルにされることを示す。その後、後続する2つのCLKクロックサイクルが発生する:(1)初期化、及び(2)Load−n−Run。初期化サイクルにおいて、図示した実施形態では、「0」値がスキャンされてフリップフロップに送られる。さらに、Run制御信号がアサートされる。Load−n−Runサイクルにおいて、「1」値がスキャンされてフリップフロップに送られる。フリップフロップの出力におけるこの0→1の立ち上がり遷移は、同じクロックサイクル内で後続する、それ自体でタイミングを決定する以下の動作を引き起こす:
(1)マルチプレクサ制御信号Mがアサートされ、これにより、2つのマルチプレクサの代替入力が選択される;
(2)反転したフィードバックループFnがフリップフロップのデータ入力に到着する;
(3)遅れたクロック信号STCLKがフリップフロップに到着したとき、この値Fnはフリップフロップにクロックとして入力される。これは、フリップフロップの内容を「1」から「0」に切り換える。
Interconnect 1及びInterconnect 2がCΔ―FΔより大きな遅延欠陥の影響を受けた場合、反転したフィードバックループFnの到着は遅くなりすぎ、フリップフロップは「1」にとどまる。このように、障害なしの場合及び障害のある場合の間で区別することができる。テストのための外部から供給されたすべての信号(ScanEnable、Extest、DelaySelect、LoopBackEnable、Run、SI、SO、など)が、ダイ間相互接続の非常に高速の特性及びそれらの遅延欠陥にもかかわらず、厳格な時間の要件を持たないということは、本発明の実施形態の重要な利点である。
本発明の特定の実施形態において、オリジナルの回路は、図7に示すように、テスト目的のラッパーセル70を既に含んでいてもよい。そのようなラッパーセル70は、フリップフロップ及びマルチプレクサのような構成要素を備えてもよく、これらの要素構成は、本発明の実施形態のように、遅延テストのためのテスト回路において再利用されてもよい。図8に、ラッパーセル70の構成要素を再利用するそのようなテスト回路の例を示す。
図示した実施形態において、ラッパーセル70はフリップフロップ及び2つのマルチプレクサを既に含んでいる。一方のマルチプレクサは、フリップフロップの入力の前段に設けられ、第1のダイDie 1のピンSIに外部から供給されたテスト信号と、フィードバックされた信号とを多重化する。また、他方のマルチプレクサは、フリップフロップの出力に設けられ、(テストモードにないときに供給された)機能信号と、(テストモードにあるときの)フリップフロップから出力されるテスト信号とを多重化する。
本発明の実施形態によれば、遅延誤差をテストするためのテスト回路はデータ記憶素子を備え、データ記憶素子は、本実施形態では、ラッパーセル70から再利用されるフリップフロップ33である。クロックパルス発生器回路36が追加され、これは、遅延素子40と、外部クロック信号及び内部で生成されたクロック信号を多重化するマルチプレクサ41とを備える。選択論理回路が提供される。選択論理回路は、外部から供給されたテストデータ信号及びフィードバックされたデータ信号を多重化するためのマルチプレクサ42を備え、機能データ信号と、第1のダイDie 1から第2のダイDie 2に送信されているテストデータ信号との間で選択するためのマルチプレクサ43を備え、マルチプレクサ41及び42を制御する制御信号を生成するためのANDゲート44を備える。図示した実施形態において、機能データ信号と、第1のダイDie 1から第2のダイDie 2に送信されているテストデータ信号との間で選択するためのマルチプレクサ43は、ラッパーセル70から再利用される。フィードバックされたテスト信号を表すが、明確にそこから識別可能である信号の生成に適したデータコンディショナユニット、例えばインバーター35がさらに追加される。
ここまで図示して説明した回路は、すべて、立ち上がり遅延を決定することを意図している。代替の実施形態において、立ち下がり遅延を決定するための回路が提供される。
図9にその第1の実施形態を示す。この実施形態は、ラッパーセル70の構成要素を再利用するが、本発明はそれに限定されず、本発明の実施形態は、がラッパーセルを再利用することなく適用可能である。また、遅延誤差、特に立ち下がり遅延をテストするためのテスト回路は、テストデータ値を一時的に格納するためのデータ記憶素子33を備える。検出器ユニットは、選択制御信号に基づいて、相互接続テストを実行すべきか否かを選択し、実行すべきであるとき、どのデータを第2のダイDie 2にルーティングしなければならないか、また、どの信号をデータ記憶素子33にルーティングしなければならないかを選択するための、選択論理回路をさらに備える。さらに、データコンディショナー35、例えばインバータは、第2のダイDie 2に送信されたデータから明確に区別できるようにするために、フィードバックループを介して第2のダイDie 2から返信されたデータに条件付けるために提供される。クロックパルス発生器36は、データ記憶素子33にフィードバックする前にテストデータ上の遅延を提供するために提供される。ループバック論理回路(図9において明示的に示していないが、閉じたフィードバック回路として示す)が、第1の相互接続Interconnect 1及び別の相互接続Interconnect 2を電気的に相互接続するために、第2のダイDie 2において提供される。したがって、第1のダイDie 1から進み、第1の相互接続Interconnect 1を介して、別の相互接続Interconnect 2を介して、第1のダイDie 1に戻るように、(少なくとも部分的にDie 2の内部において)閉じたループを形成する。さらに、第1の相互接続Interconnect 1に供給された信号を、それをクロック発生器36及びANDゲート44に印加する前にローカルに反転するために、別のインバーター90が設けられる。代替の実施形態(図示せず)において、単一のインバーター90を使用する代わりに、遅延素子への経路に1つ及びANDゲートへの経路に1つの、2つのインバーターを使用してもよい。
立ち下がり欠陥を決定するためのこの回路の動作が、図9に示したシステムを参照して、以下に説明される。
最初に、システムは初期化される。
初期化フェーズ中に、ローレベルの外部制御信号(論理0)は第1のダイDie 1のRUNピンに印加される。
立ち下がり欠陥、すなわち、信号がハイレベルからローレベルに、例えば論理1から論理0に遷移するときの欠陥を決定するために、最初に、例えば論理1のハイレベルのテストデータ値によってテストが初期化される。ANDゲート44への第2の入力の値と無関係に、初期化中にRUN信号がローレベルであるとき、第1のマルチプレクサ41及び第2のマルチプレクサ42を制御するために、例えば論理0のローレベルの制御信号が生成される。第2のマルチプレクサ42は、ラッパーセル70のマルチプレクサ91に、ピンSIに印加されるテストデータを供給するように、立ち上がり欠陥を決定する場合であれば例えば論理1のハイレベル信号を供給するように制御される。マルチプレクサ91はScanEnable信号によって制御され、SIピンから出力される例えば論理1のハイレベル信号が、フリップフロップ33のデータ入力ポートDに転送されることを可能にする。第1のマルチプレクサ41は、フリップフロップ33のクロックポートCLKに外部クロック信号CLKを供給するように、ANDゲート44からの制御信号によって制御される。クロック信号がフリップフロップ33のクロックポートCLKに到着するとき、そのデータポートDに存在するデータは、その出力ポートQに転送される。立ち下がり欠陥に関してテストする例において、ロードした初期化テストデータは、例えば論理1のハイレベル値からなる。従って、このハイレベル値はフリップフロップ33の出力ポートQに転送される。
図示した実施形態では、第2の相互接続Interconnect 2がテスト専用の相互接続であるので、ループバック機能は常にイネーブルにされている。第3のマルチプレクサ43は、フリップフロップ33の出力ポートにおけるテストデータが、第1の相互接続Interconnect 1、別の相互接続Interconnect 2、及びそれらの間の導通経路によって形成されたフィードバックループを通って転送可能になるように、制御信号Extestによって制御される。このように、テストデータは第1のダイDie 1に戻る。一方、Extestの値が例えば論理0のローレベルである場合、第1のダイDie 1から第2のダイDie 2に機能データが転送される。
フィードバックループを介してフィードバックされたテスト信号は、データコンディショナーによって、図示した実施形態ではインバーター35によって受信され、ここでデータ信号は反転される。従って、例えば論理1のハイレベル値を有していたテスト信号は、ここで、例えば論理0のローレベル値になる。この論理0は、第2のマルチプレクサ42の第2の入力に供給され、その第1の入力は、ピンSIに接続された、外部テストデータをロードするためのポートである。
フィードバックループにテストデータを送信すると同時に、テストデータは、図示した実施形態ではインバーター90にも送られ、ここで、例えば論理1のハイレベル値を有する信号は、例えば論理0のローレベル値を有する信号になる。
この反転した信号、論理0は、クロックパルス発生器36に供給され、より詳しくはそれの遅延素子40に供給される。遅延素子40によって決定された予め決められた遅延の後、立ち下がりエッジSTCLKが生成され、これは第1のマルチプレクサ41の第2の入力に供給され、その第1の入力は、外部クロック信号CLKの受信専用である。
反転したテストデータをクロックパルス発生器36に送信すると同時に、反転したテストデータはANDゲート44にも送られる。図示した実施形態では、ANDゲート44に送られた信号は論理0であり、従って、ANDゲート44の出力は論理0のままである。この後者の論理0は、第1のマルチプレクサ41及び第2のマルチプレクサ42へ制御信号として供給され、従って、これらが外部テスト信号及び外部クロック信号をフリップフロップ33に送信することを可能にする。
いったん回路が初期化されると(クロックサイクルの後半)、RUNは、例えば論理1のハイレベル信号に設定され、Load−n−Runフェーズを開始する。第2のステップで、テストデータはシステムにロードされる。立ち下がり欠陥を決定するために、例えば論理1のハイレベルのテスト信号は、信号ピンSIにおいて、例えば論理0のローレベルのテスト信号と置き換えられる。ANDゲート44によって生成された制御信号は0のままであり、この例えば論理0のローレベルのテスト信号は、マルチプレクサ91上を通過し、それから、フリップフロップ33のデータ入力ポート3へ転送され、フリップフロップ33へのクロックとして入力され、その出力ポートQに送られる。
遅延チェックが行なわれたとき、Extestは、例えば論理1のハイレベル値をなお有し、第3のマルチプレクサ43は、フリップフロップ33の出力ポートQからの信号、すなわち例えば論理0のローレベルを、第1の相互接続Interconnect 1へ通過させることができる。同時に、この例えば論理0のローレベル値はインバーター90へルーティングされ、ここで、それは例えば論理1のハイレベル値へ変換され、これは、遅延素子40の入力に印加され、また、ANDゲート44の第2のポート印加される。
ループバック機能がイネーブルになっていて、例えば論理0のテスト信号は、第1の相互接続Interconnect 1から別の相互接続Interconnect 2を介して第1のダイDie 1に、より詳しくはそれのインバーター35の入力に戻るように送られる。テスト信号が反転され、つまりローレベル信号がハイレベル信号になり、例えば論理0が論理1になり、この例えば論理1のハイレベル信号が、第2のマルチプレクサ42の第2のポートに印加される。
一方、第2のインバータ90から取得され、遅延素子40に転送された、例えば論理1のハイレベル信号は、内部クロック信号STCLKの生成を生じさせ、これは、第1のマルチプレクサ41の第2の入力ポートに供給される。
第2のインバーター90から得られた例えば論理1のハイレベルの信号は、NANDゲート44の第2の入力ポートに供給され、このとき、このNANDゲート44は、その入力ポートにおいて、例えば論理1のハイレベル値を2度受信する。従って、それが生成する出力信号も例えば論理1のハイレベル値を有するので、第1のマルチプレクサ41及び第2のマルチプレクサ42は、内部で生成されたクロック信号STCLK及びフィードバックされた反転したテスト信号を、フリップフロップ33のクロックポートCLK及び入力ポートDにそれぞれ供給することをトリガーされる。
フィードバックループ上のテスト信号の送信によって生成された遅延と、遅延素子40によって生成された遅延との差に応じて、テスト信号及びクロック信号のいずれかが最初にフリップフロップ33に到着するであろう。反転したテスト信号が最初に到着すれば、この反転した信号は、フリップフロップ33にクロックとして入力されて出力ポートQに送られて読み出され、ダイ間相互接続に遅延誤差が生じないことを示すであろう。一方、クロック信号が最初に到着すれば、古い反転していないテスト信号は、フリップフロップ33にクロックとして入力されて出力ポートQに送られて読み出され、遅延誤差を示すであろう。
図10で、障害なしの動作の場合のそのような立ち下がり欠陥テストのタイミング図を示し、図11で、障害のある動作の場合を示す。ダイ間相互接続によって生成された遅延である、インバーター35における「正常な」遅延はFΔである一方、遅延素子によって生成された「正常な」遅延はCΔであることがわかる。遅延素子における遅延は、(ダイ間相互接続が障害なしの場合に)ダイ間相互接続から予想される「正常な」遅延より大きくなるように選択される。図11から、障害のある動作の場合には、ダイ間相互接続による合計遅延時間FΔ+Φが遅延素子の予め設定された遅延CΔより大きくなるように、「正常な」遅延FΔの上に、ダイ間相互接続がさらに補足の遅延Φをもたらすということがわかる。
本発明の別の実施形態において、テスト回路は、立ち上がり遷移欠陥及び立ち下がり遷移欠陥の両方をテストするために設けられる。再び、図示した実施形態はテストラッパーセル70が既に存在する場合に関するものであるが、本発明はそのような実施形態に限定しない。
図12に第1の実施形態を示す。例えば図4に示すように、あるいは図8のテストラッパーセルによって説明するように、立ち上がり遷移欠陥を検知できるようにするための本発明の実施形態に従って提供される構成要素の上に、インバータユニット、例えばインバーター90は、クロック発生器36の前段かつANDゲート44の前段の信号パスにおいて、これらの構成要素に供給された信号を、第1の相互接続Interconnect 1に供給された信号に対して反転するために供給される。これは、立ち下がり遷移欠陥を決定することを可能にする。さらに同じ検出回路によって立ち上がり遷移欠陥も決定できるようにするために、このインバータユニット、例えばインバーター90の動作のオン/オフ切り換えが可能にされる、あるいは、インバータユニットをバイパス可能にするべきである。
図12に示す実施形態において、これは、インバータ90及び非反転素子120を並列に設けることにより得られる。従って、第3のマルチプレクサ43の出力からクロック発生器36の入力及びANDゲートへルーティングした信号のために、2つの並列経路が設けられ、一方は反転素子であり、もう一方は非反転素子である。どの経路に進むべきかの選択は、SIピンから得られた制御信号によって行なわれる。SIピンにおけるテストデータ信号が例えば論理1のハイレベルである場合、初期化処理の後、立ち上がり欠陥の存在が決定される。このハイレベルの信号は、非反転素子120に印加されることで、それが機能することを可能にし、また、反転素子90へ反転した形態で印加されることで、それが機能することを防ぐ。
代替として、立ち上がり遷移欠陥及び立ち下がり遷移欠陥のいずれに決定されたのかを示す選択信号を印加するために、図13に示すように、SIピンから制御信号を取得するのではなく、専用のピンを設けてもよい。
すべての以前に開示された実施形態では、検出回路は、テスト対象の相互接続の送信側に、一部の図面ではS−STDDと示した部分に配置された。代替の実施形態では、例えば図14に示すように、機能データ入力は、第2のダイDie 2から到来するように供給されてもよく、一方、立ち上がり遷移欠陥及び/又は立ち下がり遷移欠陥を決定するためのテスト回路は、第1のダイDie 1において設けられてもよい。そのような実施形態は、一部の図面にいてR−STDDとして示される。同じ概念があてはまるが、検出回路の実装上の詳細はわずかに変化し、これにより、S−STDD及びR−STDDの間の差が説明される。
本発明の実施形態において、第1の相互接続Interconnect 1は、遅延欠陥に関してテストされるべき既存の機能上の相互接続である。別の相互接続Interconnect 2は、異なる実施形態について図15に示したように、テスト目的で特に設けられた専用の相互接続であってもよく、あるいは、異なる実施形態について図16に示したように、回路の通常の機能中に使用するために回路内に存在するが、遅延欠陥のテスト中にテスト目的で再利用される、機能上の相互接続であってもよい。
図15の第1及び第2の図面は基本的には同じものであるが、遅延テストのためのテスト回路が第1又は第2のダイに設けられ、これらは、スタックにおける下又は上のダイ(あるいは、より下位及びより上位に位置したダイ)である。
図15の3つの部分図のすべてにおいて、以下の条件を与える:
・Die 1はより下位/下のダイであり、Die 2はより上位/上のダイである。これは図15の実施形態に当てはまるが、本発明を限定することを意図していない。
・Interconnect 1は、機能上の相互接続、すなわち、IC設計の機能上のミッションモードの一部であった相互接続であり、遅延欠陥に関してテストされるべきものである。
・Interconnect 2は、テストのみの相互接続、すなわち、機能上のミッションモード設計の一部ではないが、テスト目的でのみ追加される相互接続である。
図15(a)において、Interconnect 1は、Die 1からDie 2までの機能信号パスの一部である。本発明の実施形態に係るテスト回路31は、(上述したような)Die 1の一部である。
図15(b)は代替の実施形態を示し、ここでは、Interconnect 1は、Die 2からDie 1までの機能上の信号経路の一部であり、本発明の実施形態に係るテスト回路31は、Die 2の一部である。
図15(c)はさらに別の代替の実施形態をさらに示し、ここでは、Interconnect 1は、Die 2からDie 1までの機能上の信号経路の一部であるが、本発明の実施形態に係るテスト回路31は、Die 1の一部である。ここのテスト回路31は、図15(a)及び図15(b)の送信側STDD(S−STDD)に対して、受信側STDD(R−STDD)である。
図15(a)〜(c)はともに、本発明がテスト対象の相互接続の向きから、及び本発明の実施形態に係るテスト回路の相対的位置から独立していることを示す。
図16は、テストのみの追加の相互接続によって,テスト対象である個々の機能上の相互接続をペアにする必要がないことを示す。追加のテストのみの相互接続は、Die 1及びDie 2の間の相互接続の個数を倍増させ、従ってコストを増加させる可能性がある。代わりに、2つの既存の機能上の相互接続をペアにしてフィードバックループとすることができる。これは、テスト専用の相互接続に対する必要性を回避し、低減し、おそらくは除去する。図16の両方の部分図において、Interconnect 1及びInterconnect 2の両方が、テスト対象である既存の機能上の相互接続である。
図16(a)において、Die 1及びDie 2における機能回路は、矢印で示すように、反対方向のInterconnect 1及びInterconnect 2を使用している。テストモードにおいて、Interconnect 1及びInterconnect 2を通るフィードバックループは、これらの相互接続を、その機能上の使用のために意図されたように、同じ向きで再利用する。テスト目的での機能上の相互接続の再利用は、機能上の経路上にテスト信号を多重化する制御可能スイッチを必要とする。図16(a)の例において、検出回路31は、Die 1内にあって、Interconnect 1を制御する。さらに、Die 2において、Interconnect 2の機能上の経路上にテスト信号を多重化するスイッチ160を示し、このスイッチは、例えばマルチプレクサとして実装され、適切な制御信号LBによって制御されてもよい。
図16(b)において、Die 1及びDie 2における機能回路は、Interconnect 1及びInterconnect 2を同じ向きで使用し、この例では、矢印で示すように、Die 1からDie 2に進む。テストモードはこれらの相互接続を再使用している。フィードバックループを作成するために、2つの相互接続が信号を反対方向に伝送することが必要とされる。それを達成するために、この例では、Interconnect 2は、テストモードでは、その機能上の方向の反対方向使用される。相互接続自体は方向性を持たないが、相互接続のまわりの回路がその方向を規定する。従って、Interconnect 2の方向を機能モードからテストモードに変化させるために、いずれかのダイにおいて、3状態を可能にするドライバを実装する必要がある。図16(b)の例において、この方向再構成は、疑似静的な制御信号LBによって制御される。
本発明のさらに代替の実施形態では、異なる実施形態について図17に示したように、1つのテスト回路S−STDDが複数のループバックとして機能してもよい。ここで、必要であれば、マルチプレクサが追加されてもよい。
図17は、ひとつずつ作成された3つのループバックを示し、各ループバックは、テスト回路S−STDDへの入力を供給するマルチプレクサを正しく制御することにより交互にテストされる。テスト回路は複数の相互接続にわたって共有される。そのような実装は、ダイ間相互接続のペア毎にそれらをテストためのテスト回路を設ける必要がなく、従って基板スペースを節約し、従ってコストを縮小するという長所を持つ。しかしながら、他方で、複数の相互接続のテストがシリアルモードで行なわれるので、テスト時間はより長くなる。従って、テスト時間と、提供されるテストモジュールの個数との間にトレードオフがある。
以上の説明及び図面において本発明を詳細に説明して図示したが、そのような説明及び図面は、実例又は例示であって、限定ではないものとみなされるべきである。以上の説明は、本発明のある実施形態を詳述する。しかしながら、以上の説明が文言上いかに詳細であるように思われたとしても、本発明は多数の方法で実施されてもよいということは理解されるであろう。本発明は開示された実施形態に限定されるものではない。

Claims (15)

  1. 少なくとも第1のダイ間相互接続(Interconnect 1)によって互いに電気的に接続された少なくとも第1のダイ(Die 1)及び第2のダイ(Die 2)を備える構造物中のダイ間相互接続における遷移遅延欠陥をテストするためのテスト回路(30)であって、
    上記テスト回路(30)は、
    テストデータ値を受信するための入力ポート、
    上記テストデータ値を一時的に格納するためのデータ記憶素子(33)、
    少なくともテストされる上記第1のダイ間相互接続(Interconnect 1)に関して、上記第1のダイ間相互接続(Interconnect 1)に電気的に接続され(32)、上記データ記憶素子(33)からのテストデータ値を上記データ記憶素子(33)に転送して戻すためのフィードバックループを形成するように構成された、別のダイ間相互接続(Interconnect 2)、
    フィードバックされたテストデータ値を上記格納されたテストデータ値から識別可能にするように、上記フィードバックされたテストデータ値に対して条件付けるためのデータコンディショナ、
    遅れたクロックパルスを生成するためのクロックパルス発生器(36)、
    上記生成された遅れたクロックパルス及び上記フィードバックされて条件つけられたテストデータ値を上記データ記憶素子に適用するための選択論理回路、及び、
    上記データ記憶素子(33)に格納されたテストデータ値を読み出すための読み出し手段を備え
    上記クロックパルス発生器(36)は、上記遅れたクロックパルスの生成のために、上記フィードバックループを介して送られたテストデータ値の等価物を遅らせるための遅延素子(40)を備え、上記テストデータ値の等価物は、上記テストデータ値の非反転バージョン又は反転バージョンであるテスト回路。
  2. 上記クロックパルス発生器は、上記遅れたクロックパルスが、上記フィードバックループを介して伝搬するときのテストデータ信号の予想された機能上の遅延より大きな遅延を有するように構成される請求項記載のテスト回路。
  3. 上記クロックパルス発生器(36)は、固定された遅延を有する遅延素子によって実装される請求項1又は2記載のテスト回路。
  4. 上記クロックパルス発生器(36)は、プログラム可能な遅延を有する遅延素子によって実装される請求項1又は2記載のテスト回路。
  5. 上記選択論理回路(34)は、そのデータ入力に代替入力が提供されるように上記データ記憶素子(33)を制御するためのマルチプレクサー(42)を備え、
    上記データ入力において提供された代替入力は、外部から供給されたテストデータ信号と、上記フィードバックループを介して伝搬した後の当該テストデータ信号とのいずれかである、請求項1〜のいずれか1つに記載のテスト回路。
  6. 上記クロックパルス発生器(36)は、そのクロック入力に代替入力が提供されるようにデータ記憶素子(33)を制御するためのマルチプレクサー(41)を備え、
    上記クロック入力において提供された代替入力は、外部で生成されたクロック信号及び上記遅れたクロックパルスのいずれかである、請求項1〜のいずれか1つに記載のテスト回路。
  7. 上記テスト回路は、テスト目的の既存のラッパーセルと組み合わされる、請求項1〜のいずれか1つに記載のテスト回路。
  8. 立ち上がり遷移遅延欠陥、立ち下がり遷移遅延欠陥、あるいは両方を決定するためだけに構成された、請求項1〜のいずれか1つに記載のテスト回路。
  9. 上記データ記憶素子(33)はフリップフロップを備える、請求項1〜のいずれか1つに記載のテスト回路。
  10. 上記別のダイ間相互接続(Interconnect 2)は機能上の相互接続である、請求項1〜のいずれか1つに記載のテスト回路。
  11. 上記別のダイ間相互接続(Interconnect 2)はテストのみの相互接続である、請求項1〜のいずれか1つに記載のテスト回路。
  12. 少なくとも第1のダイ間相互接続(Interconnect 1)によって互いに電気的に接続された少なくとも第1のダイ(Die 1)及び第2のダイ(Die 2)を備えた構造物であって、上記第1のダイ(Die 1)及び上記第2のダイ(Die 2)の少なくとも1つは第1の電気回路を備え、
    上記第1又は第2のダイ(Die 1, Die 2)の少なくとも1つは、少なくとも1つのダイ間相互接続における遷移遅延欠陥に関してテストするためのテスト回路をさらに備え、
    上記テスト回路は、
    テストデータ値を受信するための入力ポート、
    上記テストデータ値を一時的に格納するためのデータ記憶素子(33)、
    少なくともテストされる上記第1のダイ間相互接続(Interconnect 1)に関して、上記第1のダイ間相互接続(Interconnect 1)に電気的に接続され(32)、上記データ記憶素子(33)からのテストデータ値を上記データ記憶素子(33)に転送して戻すためのフィードバックループを形成するように構成された、別のダイ間相互接続(Interconnect 2)、
    フィードバックされたテストデータ値を上記格納されたテストデータ値から識別可能にするように、上記フィードバックされたテストデータ値に対して条件付けるためのデータコンディショナ、
    遅れたクロックパルスを生成するためのクロックパルス発生器(36)、
    上記生成された遅れたクロックパルス及び上記フィードバックされて条件つけられたテストデータ値を上記データ記憶素子に適用するための選択論理回路、及び、
    上記データ記憶素子(33)に格納されたテストデータ値を読み出すための読み出し手段を備え
    上記クロックパルス発生器(36)は、上記遅れたクロックパルスの生成のために、上記フィードバックループを介して送られたテストデータ値の等価物を遅らせるための遅延素子(40)を備え、上記テストデータ値の等価物は、上記テストデータ値の非反転バージョン又は反転バージョンである構造物。
  13. 少なくとも上記第1のダイ(Die 1)及び上記第2のダイ(Die 2)は3Dチップ構成で互いの上にスタックされる請求項12に記載の構造物。
  14. 上記第1のダイ間相互接続及び上記別のダイ間相互接続は、第3のダイを介して貫通する請求項12に記載の構造物。
  15. 少なくとも第1のダイ間相互接続(Interconnect 1)によって互いに電気的に接続された少なくとも第1のダイ(Die 1)及び第2のダイ(Die 2)を備える構造物中のダイ間相互接続における遷移遅延欠陥をテストするための方法であって、
    上記方法は、
    テストデータ値を受信すること、
    データ記憶素子に一時的に上記テストデータ値を格納すること、
    上記第1のダイ間相互接続と、上記第1のダイへ戻る別のダイ間相互接続とを備えるフィードバックループを介して、上記第1のダイから上記テストデータ値を送信すること、
    受信されたテストデータ値から識別可能であるように、フィードバックされたテストデータ値に対して条件付けを行って、上記データ記憶素子に供給すること、
    予め決められた遅延の後、上記データ記憶素子に上記テストデータ値が格納されているか、それとも上記条件付けられたテストデータ値が格納されているを決定し、そこから、遷移遅延欠陥が生じたか否かを決定することを含む方法。
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