JP6317241B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
遊技盤(20)の遊技領域(22)内で開口する入球口(71,211,251)を開閉部材(73,213,253)で開閉可能に構成された可変入球部(70,210,250)と、前記遊技領域(22)内で貫通するよう設けられた通過口(104)を通過する遊技球を球検出センサ(SE7)で検出可能に構成されたゲート部(100)とを備えた遊技機において、
前記通過口(104)が開口する底面部(102)を前記可変入球部(70,210,250)の入球口(71,211,251)の形成位置に向けた姿勢で前記ゲート部(100)が可変入球部(70,210,250)に隣接して配置され、
前記可変入球部(70,210,250)の入球口(71,211,251)において前記ゲート部(100)が隣接する開口縁部(71a,211a,251a)に対して前記開閉部材(73,213,253)の開閉端部(74,214,254)が近接および離間することで当該入球口(71,211,251)が開閉するよう構成されて、
前記入球口(71,211,251)を開放する開放状態において前記開閉部材(73,213,253)の開閉端部(74,214,254)およびゲート部(100)の底面部(102)に対して遊技球が同時に接触不能となる位置に当該開閉端部(74,214,254)が位置し、
前記可変入球部(70,210,250)の入球口(71,211,251)を前記開閉部材(73,213,253)で閉鎖した状態で、前記ゲート部(100)の底面部(102)において前記通過口(104)を挟んで遊技盤(20)の盤面に沿う方向に対向する一方端部(T1)から他方端部(T2)に近づくにつれて、当該ゲート部(100)の底面部(102)から開閉部材(73,213,253)までの間隔が拡大するよう構成されて、当該ゲート部(100)の底面部(102)の一方端部(T1)から前記開閉部材(73,213,253)の開閉端部(74,214,254)までの間隔(H1)が遊技球の直径(L)に満たない間隔となる位置に当該開閉端部(74,214,254)が位置すると共に、当該ゲート部(100)の底面部(102)の他方端部(T2)において開閉部材(73,213,253)の開閉端部(74,214,254)までの間隔を遊技球が通過可能な間隔となる位置に当該開閉端部(74,214,254)が位置するよう構成されたことを要旨とする。
このように、可変入球部の入球口を開閉部材で閉鎖した状態において、ゲート部の底面部の一方端部から他方端部に近づくにつれて開閉部材までの間隔が拡大すると共に、当該ゲート部の底面部の他方端部において開閉部材までの間隔を遊技球が通過可能な間隔となるよう構成することで、閉鎖状態に変位する際にゲート部の底面部側で開閉部材との間に挟まれた遊技球を、ゲート部の他方端部側に逃がすことができるから、開閉部材との間にパチンコ球が挟まれて入球口が半開きの状態で保持されたり、パチンコ球がゲート部の球検出センサで二重に検出されたることを効果的に防止できる。このため、可変入球部に対してゲート部を近接して配置することが可能になり、可変入球部およびゲート部の配置の自由度を向上することができる。
また、入球口を開放する開放状態において開閉部材の開閉端部およびゲート部の底面部に対して遊技球が同時に接触不能となる位置に当該開閉端部が位置することで、開放状態においてゲート部の底面部側で開閉部材との間に遊技球が挟まれるのを防止できる。そして、入球口を閉鎖する閉鎖状態においてゲート部の底面部の一方端部から開閉部材の開閉端部までの間隔が遊技球の直径に満たない間隔となる位置に当該開閉端部が位置すると共に、当該ゲート部の底面部の他方端部から開閉部材の開閉端部までの間隔が遊技球が通過可能な間隔となる位置に当該開閉端部が位置することにより、開放状態から閉鎖状態に開閉部材が変位する際にゲート部の底面部側に遊技球が挟まれたとしても、当該遊技球をゲート部の他方端部側に逃がすことができ、開閉部材との間にパチンコ球が挟まれて入球口が半開きの状態で保持されたり、パチンコ球がゲート部の球検出センサで二重に検出されることを効果的に防止できる。
前記ゲート部(100)の底面部(102)が平面状に形成されて、前記可変入球部(70,210,250)の入球口(71,211,251)を閉鎖する閉鎖状態で、当該ゲート部(100)の底面部(102)が位置する平面(M)に対し、開閉動作に伴って前記入球口(71,211,251)の開口縁部(71a,211a,251a)に対して近接および離間するように変位する前記開閉部材(73,213,253)の開閉端部(74,214,254)が傾斜方向に延在するよう構成されたことを要旨とする。
このように、可変入球部の入球口を閉鎖する閉鎖状態で、当該ゲート部の底面部が位置する平面に対し、開閉動作に伴って入球口の開口縁部に対して近接および離間するように変位する開閉部材の開閉端部が傾斜方向に延在するよう構成することで、閉鎖状態に変位する際にゲート部の底面部側で開閉部材との間に遊技球が挟まれた場合に、当該遊技球をゲート部の他方端部側に逃がすことができるから、開閉部材との間にパチンコ球が挟まれて入球口が半開きの状態で保持されたり、パチンコ球がゲート部の球検出センサで二重に検出されたることを効果的に防止できる。
前記遊技盤(20)の盤面に固定される同一の取着部(61)に前記可変入球部(70,210,250)およびゲート部(100)が設けられたことを要旨とする。
このように、ゲート部および可変入球部を同一の取着部に形成することにより、ゲート部および可変入球部の相対的な位置関係が一定に維持することができるから、ゲート部および可変入球部の配置関係に起因する不具合が生じることを防止し得る。また、ゲート部および可変入球部を同時に遊技盤に取り付けることができるから、作業性の向上に寄与し得る。
前記可変入球部(70)の開閉部材(73)は、前記ゲート部(100)から離間する端部側に位置する軸部(84)を中心として回動可能に軸支されて、自由端部(74)が前記入球口(71)の開口縁部(71a)に近接または当接して当該入球口(71)を閉鎖する閉鎖状態と、自由端部(74)が前記取着部(61)の前方へ離間して入球口(71)を開放する開放状態との間で回動可能に構成され、
前記入球口(71)を開放する開放状態において前記開閉部材(73)の自由端部(74)およびゲート部(100)の底面部(102)に対して遊技球が同時に接触不能となる位置に当該自由端部(74)が位置し、
前記入球口(71)を閉鎖する閉鎖状態において前記ゲート部(100)の底面部(102)の一方端部(T1)から前記開閉部材(73)の自由端部(74)までの間隔(H1)が遊技球の直径(L)に満たない間隔となる位置に当該自由端部(74)が位置すると共に、当該ゲート部(100)の底面部(102)の他方端部(T2)から開閉部材(73)の自由端部(74)までの間隔(H2)を遊技球が通過可能な間隔となる位置に当該自由端部(74)が位置するよう構成されたことを要旨とする。
このように、可変入球部の開閉部材を、前記ゲート部から離間する端部側に位置する軸部を中心として回動可能に軸支する扉式に構成した場合でも、開放状態から閉鎖状態に開閉部材が変位する際にゲート部の底面部側に遊技球が挟まれたとしても、当該遊技球をゲート部の他方端部側に逃がすことができ、開閉部材との間にパチンコ球が挟まれて入球口が半開きの状態で保持されたり、パチンコ球がゲート部の球検出センサで二重に検出されたることを効果的に防止できる。
前記可変入球部(210,250)の開閉部材(213,253)は、前記遊技盤(20)の前後方向または左右方向に進退移動可能に構成されて、当該開閉部材(213,253)の前側端部(214,254)が前記入球口(211,251)の開口縁部(211a,251a)に近接または当接することで当該入球口(211,251)を閉鎖する閉鎖状態と、当該開閉部材(213,253)の前側端部(214,254)が閉鎖状態において対応する入球口(211,251)の開口縁部(211a,251a)から離間することで入球口(211,251)を開放する開放状態との間で移動可能に構成され、
前記入球口(211,251)を開放する開放状態において前記開閉部材(213,253)の前側端部(214,254)およびゲート部(100)の底面部(102)に対して遊技球が同時に接触不能となる位置に当該前側端部(214,254)が位置し、
前記入球口(211,251)を閉鎖する閉鎖状態において前記ゲート部(100)の底面部(102)の一方端部(T1)から前記開閉部材(213,253)の前側端部(214,254)までの間隔(H1)が遊技球の直径(L)に満たない間隔となる位置に当該前側端部(214,254)が位置すると共に、当該ゲート部(100)の底面部(102)の他方端部(T2)から開閉部材(213,253)の前側端部(214,254)までの間隔(H2)を遊技球が通過可能な間隔となる位置に当該前側端部(214,254)が位置するよう構成されたことを要旨とする。
このように、可変入球部の開閉部材を、遊技盤の前後方向または左右方向に進退移動可能なスライド式に構成した場合でも、開放状態から閉鎖状態に開閉部材が変位する際にゲート部の底面部側に遊技球が挟まれたとしても、当該遊技球をゲート部の他方端部側に逃がすことができ、開閉部材との間にパチンコ球が挟まれて入球口が半開きの状態で保持されたり、パチンコ球がゲート部の球検出センサで二重に検出されたることを効果的に防止できる。
前記遊技盤(20)に演出装置(17)が臨む表示窓部(41)を備えた装飾部材(40)が設けられて、当該装飾部材(40)の左右一側端部側を流下してアウト口(30)に至る第1の流下領域(22a)および装飾部材(40)の左右他側端部側を流下してアウト口(30)に至る第2の流下領域(22b)が前記遊技領域(22)として遊技盤(20)の盤面に画成されると共に、
前記第1の流下領域(22a)および第2の流下領域(22b)の何れかに、前記装飾部材(40)の側端部より下側中央側に位置するよう前記可変入球部(70,210,250)およびゲート部(100)が配設されて、
前記ゲート部(100)は、当該ゲート部(100)が配設された流下領域(22b)を画成する前記装飾部材(40)の側端部側に前記通過口(104)の入口が向くよう傾斜配置されたことを要旨とする。
このように、ゲート部を配設した第1または第2の流下領域を画成する装飾部材の側端部側に、通過口の入口が向くようにゲート部を傾斜配置することで、当該ゲート部が配設された第1または第2の流下領域を流下する遊技球がスムーズにゲート部の通過口を通過することができる。また、ゲート部を傾斜配置することにより、ゲート部の底面部の一方端部から他方端部に近づくにつれて可変入球部の開閉部材までの間隔が拡大するように構成する際に、従来の遊技機における可変入球部の構成をそのまま採用することが可能となり、遊技機の構成の大幅な変更を伴うことなく可変入球部およびゲート部の配置の自由度を向上することができる。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤20を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤20の裏側に、所定の当り判定条件(特図当り判定条件)の成立を契機として(後述する第1始動入賞部51の第1始動入賞口51aまたは第2始動入賞部52の第2始動入賞口52aへのパチンコ球の入賞を契機として)、演出用の図柄(以下演出図柄という)を変動表示させて図柄変動演出を行う演出表示手段としての図柄表示装置17が着脱可能に配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20の遊技領域22と対応する位置に前後に開口する窓口13aが形成された装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられている。そして、前枠13には、ガラス板や透明な合成樹脂材で形成された透視保護部材13bが窓口13aを覆うよう配設されており、窓口13aに臨む遊技盤20を前側から透視可能な状態で保護している。なお、図1では、透視保護部材を省略してある。また、前記前枠13における窓口13aの下方位置には、パチンコ球を貯留可能な球受け皿14が設けられており、当該前枠13と一体的に球受け皿14を開閉し得るようになっている。実施例の前枠13には、上下の位置関係で2つの球受け皿14が組み付けられており、図1に上側の球受け皿14のみを図示してある。なお、前記上下の球受け皿14の一方および両方を、前枠13とは個別に中枠12に組み付けるようにしてもよい。また、中枠12や前枠13に、1つの球受け皿14のみを備える構成とすることもできる。なお、実施例では、前記図柄表示装置17としては、液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されているがこれに限られるものではなく、ドラム式の図柄表示装置17やドットマトリックス式の表示装置等の演出図柄を変動および停止表示可能な従来公知の各種の装置を採用し得る。
実施例の前記遊技盤20は、図2に示すように、パチンコ球が流下可能な遊技領域22が前面側に形成された板状部材(遊技領域形成部材)21と、該板状部材21の裏側に配設されて当該板状部材21との間に収容空間37を画成する設置部材(収容空間画成部材)80とから構成されている。前記板状部材21は、合成樹脂材やベニヤ材等から所定板厚の略矩形状に形成されており、前面(盤面)に配設された略円形状の案内レール23によりパチンコ球が流下可能な遊技領域22が画成されている。ここで、実施例の板状部材21は、アクリル樹脂から形成された透明板であって、前記収容空間37を板状部材21の前面側から透視し得るようになっている。また、前記板状部材21と設置部材35との間の収容空間37には、可動体の動作による演出や発光による演出を行う演出部材38が設置されており、遊技盤20の前面側から収容空間37内に配設した演出部材38を遊技者が目視し得るよう構成されている。また、収容空間37には、前記板状部材21に設けられた入賞部51,52,70,55,56に入賞したパチンコ球を排出する球排出通路(図示せず)が設けられており、入賞したパチンコ球を遊技盤20の外部に排出し得るよう構成されている。なお、前記図柄表示装置17は、設置部材35の裏側に取り付けられて、後述するように設置部材35の後側表示窓部(図示せず)および板状部材21(枠状装飾部材40)の前側表示窓部41(後述)を介して遊技盤20の前側から視認可能に臨むよう構成される。
次に、前記枠状装飾部材40について詳細に説明する。前記枠状装飾部材40は、図2に示すように、前記板状部材21の前面より前方に突出し、前記遊技領域22と図柄表示装置17の表示部17aを区切る区画壁部44と、該区画壁部44の後縁から外方に延出する薄板状の台板部45とを備える。そして、前記台板部45を板状部材21の前面に当接した状態で、ネジ等の固定手段により前側から台板部45を板状部材21に固定することで、枠状装飾部材40が板状部材21に取り付けられて、該枠状装飾部材40の外側(具体的には区画壁部44と案内レール23との間)に、パチンコ球が流下する遊技領域22が画成されるようになっている。なお、前記台板部45は、枠状装飾部材40を板状部材21に取り付けた状態で前面側をパチンコ球が通過可能な厚みで形成されている。
図2に示すように、前記遊技盤20には、パチンコ球が入賞可能な複数の入球部が前記遊技領域22内に配設されており、パチンコ球が入球した入球部に応じた制御が実行されることで所定の遊技を行い得るようになっている。具体的に、実施例のパチンコ機10では、前記入球部としての第1始動入賞部51が前記第1の流下領域22aに位置するよう配置されると共に、前記入球部としての第2始動入賞部52、特別入賞部70およびゲート部100が前記第2の流下領域22bに位置するよう配置されている。すなわち、実施例に係るパチンコ機10では、前記第1の流下領域22aをパチンコ球が流下する場合(左打ち遊技の場合)に、パチンコ球が第2の流下領域22bを流下する場合に較べて第1始動入賞部51の第1始動入賞口51aにパチンコ球が入賞する可能性が高くなるよう構成されると共に、該第2の流下領域22bをパチンコ球が流下する場合(右打ち遊技の場合)に、パチンコ球が第1の流下領域22aを流下する場合に較べて第2始動入賞部52の第2始動入賞口52aや特別入賞部70の特別入賞口71、ゲート部100のゲート通過口104へパチンコ球が入賞する可能性が高くなるよう構成されている。従って、操作レバー16aの回動操作により左打ち遊技および右打ち遊技に遊技者が能動的に切り替えることで、パチンコ球が入賞可能な入賞部を切り替え得るようになっている。
前記第1始動入賞部51は、図2に示すように、前記枠状装飾部材40の下方位置(アウト口30の直上位置)に、パチンコ球が入賞(入球)可能な第1始動入賞口(始動口)51aが上方に開口するよう設けられている。第1始動入賞部51の第1始動入賞口51aは、常に一定の開口幅で開口するよう構成されており、前記第1の流下領域22aを流下するパチンコ球が一定の確率で第1始動入賞口51aに入賞し得るようになっている。すなわち、第1始動入賞部51は、パチンコ球の入賞確率が変化しない固定始動入賞部である。また、前記第1始動入賞部51は、第1始動入賞口51aに入賞したパチンコ球の排出経路(図示せず)に、パチンコ球を検出する検出手段としての第1始動入賞検出センサSE1(図7参照)が配設されている。第1始動入賞検出センサSE1は、前記設置部材35の裏面に配設されたメイン制御基板301に配線接続されており、該第1始動入賞検出センサSE1からの検出信号がメイン制御基板301のメイン制御CPU301aに入力されることを契機として、特別遊技(大当り遊技や小当り遊技)を生起させるかに関する特図当り判定(当り判定)をメイン制御CPU301aが実行すると共に、該メイン制御CPU301aが所定数(例えば3個)の賞球の払い出しを決定するようになっている。そして、賞球の払出決定に基づいてメイン制御基板301から払出制御基板306に対して払出制御信号が出力されて、当該払出制御基板306に基づいて球払出装置(図示せず)が作動されることで前記球受け皿14に賞球が払い出されるようになっている。すなわち、実施例のパチンコ機10では、第1始動入賞口51aへのパチンコ球の入賞(第1始動入賞検出センサSE1からの検出信号の入力)を判定実行条件および賞球の払出条件として設定されている。
前記第2始動入賞部52は、図2に示すように、パチンコ球が入賞(入球)可能な図示しない第2始動入賞口(始動口)52aと、当該始動入賞口52aを開閉する開閉部材52bとを備えている。そして、駆動手段としての始動入賞ソレノイドSL1(図7参照)の駆動に伴って、パチンコ球が入賞不能となるよう第2始動入賞口52aを閉鎖する閉鎖位置と、パチンコ球が可能となるよう第2始動入賞口52aを第2の流下領域22b内に開口する開放位置とに前記開閉部材52bが開閉変位するよう構成され、当該開閉部材52bが開放位置に変位することで、第2の流下領域22bを流下するパチンコ球が第2始動入賞口52aに入賞し得るようになっている。すなわち、第2始動入賞口52aは、開閉部材52bの開閉に伴ってパチンコ球の入賞確率が変化(可変)する可変始動入賞部である。なお、前記第2始動入賞部52の開閉部材52bは、下端部に位置して前後に延在する回転軸を中心として上端部が左右方向に揺動する羽根状に形成してある。なお、実施例における第2始動入賞部52は、前記第2の流下領域22bを画成する前記枠状装飾部材40の右側部に配設されている。
図2に示すように、前記普通入賞部55,56は、前記遊技領域22の左右下部位置において、パチンコ球が入賞(入球)可能な普通入賞口55a,56aが上方に常時開口するよう前記遊技盤20に設けられており、第1の流下領域22aを流下するパチンコ球および第2の流下領域22bを流下するパチンコ球の夫々が一定の確率で普通入賞口55a,56aに入賞し得るようになっている。すなわち、普通入賞部55,56は、パチンコ球の入賞確率が変化しない固定入賞部である。実施例では、遊技盤20の左下部位置に配設された左側の入賞ユニット58に3つの普通入賞部55が設けられ、遊技盤20の右下部位置に配設された右側の入賞ユニット60に1つの普通入賞部56が設けられている。ここで、前記右側の入賞ユニット60には、前記特別入賞部70およびゲート部100が備えられており、特別入賞部702、ゲート部100および普通入賞部56を備えた複合ユニットとして構成されている。また、前記左側の入賞ユニット58の各普通入賞部55は、各普通入賞口55aに入賞したパチンコ球を合流して通過させる排出経路(図示せず)に、当パチンコ球を検出する入賞検出手段としての普通入賞検出センサSE5(図7参照)を備えると共に、前記右側の入賞ユニット60の普通入賞部56は、普通入賞口56aに入賞したパチンコ球を通過させる排出経路(図示せず)に、パチンコ球を検出する入賞検出手段としての普通入賞検出センサSE6(図7参照)を備えている。前記普通入賞検出センサSE5,SE6は、パチンコ機10の裏側に配設された制御手段としてのメイン制御基板301に配線接続されている。そして、普通入賞検出センサSE5,SE6からの検出信号がメイン制御基板301のメイン制御CPU301aに入力されることを賞球の払出条件として、該メイン制御CPU301aが所定数(例えば10個)の賞球の払い出しを決定するようになっている。そして、賞球の払出決定に基づいてメイン制御基板301から払出制御基板306に対して払出制御信号が出力されて、当該払出制御基板306に基づいて球払出装置(図示せず)が作動されることで前記球受け皿14に賞球が払い出されるようになっている。
前記入賞ユニット60は、図2〜図6に示すように、前記第2の流下領域22b内に位置するよう前記遊技盤20(板状部材21)の前面に固定される薄板状の取着部61に対して、前記特別入賞部70およびゲート部100が設けられて、当該特別入賞部70およびゲート部100の夫々が第2の流下領域22b内に位置するよう構成されている。すなわち、前記特別入賞部70に設けられたパチンコ球が入賞(入球)可能な特別入賞口(入賞口)60aが第2の流下領域22b内で開口すると共に、前記ゲート部100に設けられたパチンコ球が通過可能なゲート通過口104が第2の流下領域22b内で開口するよう構成されている。具体的には、前記枠状装飾部材40の右下方位置に前記入賞ユニット60が配設されている。すなわち、特別入賞部70とゲート部100とは、1つのユニットとして構成されており、遊技盤20に対して一体的に着脱し得るようになっている。
前記特別入賞部70は、図3、図4に示すように、前記取着部61(入賞部側取着部61b)にパチンコ球が入賞(入球)可能に形成された特別入賞口71と、当該取着部61(入賞部側取着部61b)の後側に配設されて特別入賞口71に連通する入賞空間72aが形成された入賞部本体72と、当該特別入賞口71を開閉する開閉部材73と、当該開閉部材73を開閉作動する駆動部75とから基本的に構成されている。なお、実施例の特別入賞部70を構成する駆動部は、前記入賞部本体72に設けられた駆動手段としての特別ソレノイドSL2(図7参照)と、当該特別ソレノイドSL2および開閉部材73を連係する作動部材(図示せず)とから構成されている。そして、特別入賞ソレノイドSL2の駆動に伴って作動部材が作動することで、パチンコ球が入賞不能となるよう特別入賞口71を閉鎖する閉鎖位置と、パチンコ球が入賞可能となるよう特別入賞口71を開放する開放位置とに前記開閉部材73が開閉変位するよう構成され、当該開閉部材73が開放位置に変位することで、第2の流下領域22bを流下するパチンコ球が特別入賞口71に入賞し得るようになっている。ここで、前記特別入賞口71は、前記取着部61を前後方向に貫通するよう左右方向に幅広な横長矩形状に形成されて、上下開口幅がパチンコ球1個ずつの通過を許容する寸法に設定されると共に、左右開口幅が複数個のパチンコ球を並べることでできる寸法に設定されて、横並び状のパチンコ球が一度に特別入賞口71を通過(入賞)し得るようになっている。
図3、図4に示すように、前記入賞部本体72は、前方に開放する入賞空間72aが画成された箱状に形成されており、前記取着部61に開設された特別入賞口71の後方開口に対して入賞空間72aの前方開口を後側から整合させた状態で、当該取着部61に対して入賞部本体72がネジ等により固定されている。ここで、前記入賞空間72aは、前記特別入賞口71に合わせて前方開口の上下開口幅および左右開口幅が設定され、特別入賞口71を一度に入賞した複数個のパチンコ球を受け入れ可能に構成されている。なお実施例の入賞部本体72は、透明な樹脂材により形成された上下のケース体80,82から構成されて、当該入賞部本体72が光を透過可能に構成されている。また、前記入賞部本体72には、パチンコ球の通過を許容する球通過口81が前記入賞空間72aの前方開口に対向する奥側位置に設けられており、入賞空間72aに入賞したパチンコ球が当該球通過口81を介して排出されるようになっている。なお、球通過口81は、入賞空間72aの右側に偏倚した位置に、パチンコ球1個ずつの通過を許容する開口寸法で前後方向に開口するよう設けられている(図5(b)参照)。なお、前記入賞部本体72の左後方位置に、前記特別ソレノイドSL2や作動部材を設置する駆動設置部77が設けられている。
図3、図4に示すように、前記開閉部材73は、特別入賞口71の開口形状に略合致する横長矩形板状に形成されている。そして、前記特別入賞口71を閉鎖する姿勢において、前記開閉部材73の左側下端部および右側下端部に側方へ開口する軸孔73aが設けられており、当該左右の軸孔73aに挿通した支軸ピン84を、前記入賞部本体72の前側下部位置に、前記入賞空間72aの前方開口を挟むよう左右に離間して設けられた一対の支持部83,83の支軸孔83aに挿通することで、開閉部材73が入賞部本体72に回動自在に支持されるようになっている。そして、開閉部材73の裏面(特別入賞口71を閉鎖した状態で入賞空間72aに臨む面)における左側下端部には、前記作動部材に連係する連係受部73bが形成されており、前記特別ソレノイドSL2の駆動に伴って作動部材が揺動することにより連係受部73bが作動されて、開閉部材73が支軸ピン84を中心として回動(開閉変位)するよう構成されている。
前記ゲート部100は、図3〜図6に示すように、前記特別入賞部70の上側に位置するよう前記取着部61(入賞部側取着部61b)の前側に設けられた本体部103と、前記遊技領域22(第2の流下領域22b)内でパチンコ球が通過(入球)可能な入口および出口が開口するよう本体部103に貫通形成されたゲート通過口(通過口)104と、当該ゲート通過口104を通過するパチンコ球を検出するゲートセンサ(球検出センサ)SE7とを備えている。なお、以下の説明では、前記ゲート部100においてゲート通過口104の入口104aが形成された面を上面部101と指称し、ゲート通過口104の出口104bが形成された面を底面部102と指称して区別する場合がある。
図4に示すように、前記ゲート部100の本体部103は、前記取着部61の前方へ突出すると共に相互に対向する一対のガイド部107,108と、当該一対のガイド部107,108の前端部に連設するよう設けられた前側受け部109とを備え、当該取着部61、一対のガイド部107,108および前側受け部109により前記ゲート通過口104を画成するよう形成されている。ここで、ゲート通過口104は、1個のパチンコ球が通過可能な開口幅となる大きさで形成されている。なお、実施例では、前記本体部103は、前記取着部61に対して一体的に樹脂成形されているが、当該本体部103を取着部61とは別に形成して、ネジ等に寄り固定することが可能である。
前記入賞ユニット60には、図3、図4、図6に示すように、前記レール側取着部61aの上部に、当該レール側取着部61aの前方へ突出する球誘導部62が形成されている。そして、前記球誘導部62の上面62aは、前記案内レール23(内レール部材25)から離間する方向(すなわち実施例では左方向)へ下方傾斜するよう傾斜形成されて、前記枠状装飾部材40の右側端部側を流下するパチンコ球を、前記特別入賞部70やゲート部100の配設位置へ向けて誘導し得るよう構成されている。すなわち、前記球誘導部62は、パチンコ球を前記ゲート部100に向けて誘導する誘導手段の一部を構成している。なお、前記球誘導部62は、上面62aの傾斜上端部(右端部)が前記案内レール23(内レール部材25)に対して近接位置しており、当該球誘導部62と案内レール23との間をパチンコ球が通過不能となるよう構成されている。
次に、前記特別入賞部70およびゲート部100の配置関係について説明する。なお、特別入賞部70およびゲート部100の配置関係に関する説明では、特に断りのない限り、当該特別入賞部70の開閉部材73が特別入賞口71を閉鎖した状態を基準に説明する。図5に示すように、前記ゲート部100は、前記特別入賞口71の上側で、かつ当該特別入賞口71における左右方向の開口範囲内に前記ゲート通過口104が位置するよう隣接して前記取着部61に配置されている。具体的には、前記ゲート通過口104の出口104bが開口する底面部102を前記特別入賞部70の特別入賞口71が開口する形成位置に向けた姿勢で前記ゲート部100が特別入賞部70に隣接して配置されており、当該特別入賞部70の開閉部材73が特別入賞口71を開放した状態でゲート通過口104を通過したパチンコ球が当該開閉部材73に受け止められて特別入賞口71に入賞し得るよう構成されている。ここで、前記遊技盤20(板状部材21)においてゲート部100(本体部103)から特別入賞部70の特別入賞口71に至るまでの間に、遊技釘28や風車などのパチンコ球の流下方向に変化を与える部品を配置しないよう構成され、ゲート通過口104を通過したパチンコ球がそのまま開閉部材73上に落下し得るようになっている。実施例では、前記特別入賞口71に形成された前記球通過口81の前側上方に位置するよう前記ゲート部100のゲート通過口104が位置するようゲート部100(本体部103)が設けられており、当該ゲート通過口104を通過したパチンコ球が、球通過口81の前側左側方に落下するようになっている。すなわち、前記特別入賞部70が備える前記LED86aの光が、前記ゲート通過口104を通過したパチンコ球により遮られるのを防止するようになっており、当該LED86aの光による装飾効果や演出効果を損なわないようにしている。
次に、前述のように構成された実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
次に、第2の実施例に係る入球口を開閉部材で開閉する可変入球部と、遊技領域内で貫通する通過口を有するゲート部とを備えたパチンコ機について説明する。ここで、第2の実施例に係るパチンコ機では、可変入球部として特図当り判定の結果に基づいて特別遊技が付与される場合に入球口としての特別入賞口211を開閉部材213で開閉する特別入賞部210が設けられている。また第2の実施例のゲート部は、前述した実施例のゲート部100と同一の構成であることから、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
次に、前記特別入賞部210およびゲート部100の配置関係について説明する。なお、特別入賞部210およびゲート部100の配置関係に関する説明では、特に断りのない限り、当該特別入賞部210の開閉部材213が特別入賞口211を閉鎖した状態を基準に説明する。図8に示すように、前記ゲート部100は、前記特別入賞口211の上側で、かつ当該特別入賞口211における左右方向の開口範囲内に前記ゲート通過口104が位置するよう隣接して前記取着部61に配置されている。具体的には、前記ゲート通過口104の出口104bが開口する底面部102を前記特別入賞部210の特別入賞口211が開口する形成位置に向けた姿勢で前記ゲート部100が特別入賞部210に隣接して配置されており、当該特別入賞部70の開閉部材213が特別入賞口211を開放した状態でゲート通過口104を通過したパチンコ球が特別入賞口211に入賞し得るよう構成される。
次に、別の実施例に係る入球口を開閉部材で開閉する可変入球部と、遊技領域内で貫通する通過口を有するゲート部とを備えたパチンコ機について説明する。ここで、別の実施例に係るパチンコ機では、可変入球部として特図当り判定の結果に基づいて特別遊技が付与される場合に入球口としての特別入賞口211を開閉部材213で開閉する特別入賞部210が設けられている。また第3の実施例のゲート部は、前述した実施例のゲート部100と同一の構成であることから、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
次に、前記特別入賞部250およびゲート部100の配置関係について説明する。なお、特別入賞部250およびゲート部100の配置関係に関する説明では、特に断りのない限り、当該特別入賞部250の開閉部材253が特別入賞口251を閉鎖した状態を基準に説明する。図9に示すように、前記ゲート部100は、前記特別入賞口251の上側で、かつ当該特別入賞口251における左右方向の開口範囲内に前記ゲート通過口104が位置するよう隣接して前記取着部61に配置されている。具体的には、前記ゲート通過口104の出口104bが開口する底面部102を前記特別入賞部250の特別入賞口251が開口する形成位置に向けた姿勢で前記ゲート部100が特別入賞部250に隣接して配置されており、当該特別入賞部70の開閉部材253が特別入賞口251を開放した状態でゲート通過口104を通過したパチンコ球が特別入賞口251に入賞し得るよう構成される。
なお、遊技機としては、実施例に示したものに限らず、種々の構成を採用可能であり、その一例を説明する。
(2) 実施例では、可変入球部(特別入賞部)およびゲート部を同一の取着部に対して設けるように構成したが、可変入球部およびゲート部の夫々を固定する取着部を個別に設けるようにして、可変入球部およびゲート部を単独で着脱し得るようにしてもよい。
(3) 実施例では、遊技盤に画成した第2の流下領域に可変入球部およびゲート部を配設するよう構成したが、第1の流下領域に可変入球部およびゲート部を配設することも可能である。また実施例では、第2の流下領域において遊技球が流下可能な流下経路を、第1の流下領域において遊技球が流下経路よりも制限されるよう構成したが、第1および第2の流下領域において遊技球が流下可能な流下経路が等しくなるようにすることも可能である。具体的には、第1および第2の流下領域において、遊技釘や回転案内部材等の遊技球の流下経路を制限する部材を左右対称となるよう遊技盤に配置することで実現できる。
(4) 実施例では、図柄表示装置の表示部が後方から臨む枠状装飾部材により遊技盤の遊技領域を第1の流下領域および第2の流下領域に区画するようにしたが、これに限られるものではなく、可動演出装置や発光装置等を備えた装飾部材により遊技領域を第1および第2の流下領域に区画するようにしてもよい。また、遊技領域を区画する装飾部材としては、単独の部材である必要はなく、複数の装飾部材により遊技領域を区画することができる。更に、実施例では、遊技盤に配設した装飾部材により遊技領域を2つの流下領域に区画するよう構成したが、3つ以上の流下領域に区画することも可能である。
(5) 実施例では、遊技盤に対してゲート部を傾斜配置することで、当該ゲート部の底面部が位置する平面と開閉部材の開閉端部(自由端部や前側端部)とが傾斜状に交差するよう構成したが、ゲート部の底面部が位置する平面に対して、開閉部材の開閉端部(自由端部や前側端部)が相対的に傾斜方向に延在する配置関係とすれば、ゲート部や特別入賞部の配置姿勢を任意に決定できる。すなわち、遊技盤に対してゲート部の底面部を水平な状態で配置すると共に、開閉部材の開閉端部(自由端部や前側端部)を水平方向に対して傾斜するよう延在させることも可能である。
(6) 実施例では、ゲート部の底面部における傾斜下端部(右下端部T1)から可変入球部の開閉部材(開閉端部)までの間隔H1を遊技球の直径Lに満たない間隔となるよう構成したが、当該間隔H1を遊技球の直径L以上の間隔としてもよい。すなわち、ゲート部の底面部における傾斜下端部(右下端部T1)から傾斜上端部(左上端部T2)に近づくにつれて、当該ゲート部の底面部から可変入球部の開閉部材(開閉端部)までの間隔が拡大すると共に、少なくともゲート部の底面部の傾斜上端部において開閉部材(開閉端部)までの間隔が遊技球の直径以上の間隔となるよう構成すればよい。
(7) また、第2の実施例では、遊技盤の盤面に対して可変入球部(特別入賞部)の開閉部材が出没するよう前後に進退移動可能に構成したが、当該開閉部材を入球口(特別入賞口)の上方開口縁に左右方向(遊技盤の盤面に沿う方向)に移動するよう構成してもよい。この場合に、開放位置から閉鎖位置に移動する際に、開閉部材が左から右側に向けて移動するよう構成することで、当該開閉部材の開閉端部(この場合には開閉部材の左端部)とゲート部の底面部とに同時に当接した遊技球を、ゲート部における底面部の傾斜上端側となる左側に押し出すことができるから、ゲート部の底面部と開閉部材との間に遊技球が保持されるのをより効果的に防ぐことができる。
(A) 請求項7記載の構成を含む遊技機に関して、
前記ゲート部(100)が配設された流下領域(22b)には、前記装飾部材(40)の側端部を流下した遊技球を前記ゲート部(100)に向けて誘導し得るよう傾斜した誘導手段(32A,62)が設けられて、当該誘導手段(32A,62)の傾斜下方で前記ゲート部(100)の通過口(104)が開口するよう構成されたことを要旨とする。
このように、ゲート部に向けて誘導し得るよう傾斜した誘導手段を設けることで、第1または第2の流下領域を流下する遊技球を、傾斜配置されたゲート部の通過口に対してスムーズに通過させることが可能となる。すなわち、傾斜配置されたゲート部に対して遊技球が通過し難くなる不都合を効果的に防止できる。
(B) 請求項7記載の構成を含む遊技機に関して、
前記可変入球部(70,210,250)およびゲート部(100)は、前記第1の流下領域(22a)および第2の流下領域(22b)の内で、遊技球の流下経路が制限された流下領域(22b)に配設されたことを要旨とする。
このように、遊技球の流下経路が制限されて短時間に同じ経路を遊技球が通過することでゲート部の底面部側と開閉部材との間に遊技球が挟まれる頻度が高くなり易い流下領域に配設された可変入球部およびゲート部を、ゲート部の底面部の一方端部から他方端部に近づくにつれて可変入球部の開閉部材までの間隔が拡大するように構成することで、当該ゲート部の底面部側と開閉部材との間での遊技球の挟まれることに起因する不都合を効果的に回避できる。
22 遊技領域
22a 第1の流下領域
22b 第2の流下領域
30 アウト口
40 枠状装飾部材(装飾部材)
41 前側表示窓部(表示窓部)
61 取着部
70,210,250 特別入賞部(可変入球部)
71,211,251 特別入賞口(入球口)
71a,211a,251a 特別入賞口の開口縁部(入球口の開口縁部)
73,213,253 開閉部材
74 開閉部材の自由端部(開閉端部)
84 支軸ピン(軸部)
100 ゲート部
102 底面部
104 ゲート通過口(通過口)
214 開閉部材の前側端部(開閉端部)
254 開閉部材の前側上端部(開閉端部)
SE7 ゲートセンサ(球検出センサ)
H1 底面部の右下端部から開閉部材の開閉端部までの間隔
H2 底面部の左上端部から開閉部材の開閉端部までの間隔
L 遊技球の直径
T1 底面部の右下端部(一方端部)
T1 底面部の左上端部(他方端部)
Claims (1)
- 遊技盤の遊技領域内で開口する入球口を開閉部材で開閉可能に構成された可変入球部と、前記遊技領域内で貫通するよう設けられた通過口を通過する遊技球を球検出センサで検出可能に構成されたゲート部とを備えた遊技機において、
前記通過口が開口する底面部を前記可変入球部の入球口の形成位置に向けた姿勢で前記ゲート部が可変入球部に隣接して配置され、
前記可変入球部の入球口において前記ゲート部が隣接する開口縁部に対して前記開閉部材の開閉端部が近接および離間することで当該入球口が開閉するよう構成されて、
前記入球口を開放する開放状態において前記開閉部材の開閉端部およびゲート部の底面部に対して遊技球が同時に接触不能となる位置に当該開閉端部が位置し、
前記可変入球部の入球口を前記開閉部材で閉鎖した状態で、前記ゲート部の底面部において前記通過口を挟んで遊技盤の盤面に沿う方向に対向する一方端部から他方端部に近づくにつれて、当該ゲート部の底面部から開閉部材までの間隔が拡大するよう構成されて、当該ゲート部の底面部の一方端部から前記開閉部材の開閉端部までの間隔が遊技球の直径に満たない間隔となる位置に当該開閉端部が位置すると共に、当該ゲート部の底面部の他方端部において開閉部材の開閉端部までの間隔を遊技球が通過可能な間隔となる位置に当該開閉端部が位置するよう構成された
ことを特徴とする遊技機。
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