JP6315366B2 - コントロールケーブル用アウターケーシング及びその製造方法並びにコントロールケーブル - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用途等に用いられるコントロールケーブル用アウターケーシング及びその製造方法並びにコントロールケーブルに関する。
コントロールケーブルは、一般的に、可とう性のパイプ状のアウターケーシングに金属線からなるインナーケーブルが挿通されて構成されており、インナーケーブルの一端を押したり、引いたり、回転させたりして、他端にある受動機器をリモートコントロールする機能を有する。コントロールケーブルは、例えば、自動車用途として、サンルーフ開閉ケーブル、ウインドウ開閉ケーブル、パーキングブレーキケーブルなど、種々の用途がある。
コントロールケーブル用のアウターケーシングには長手方向の寸法安定性が厳しく求められる。インナーケーブルが金属線であるため、その金属と同程度の線膨張係数や圧縮特性が求められる。
もし、アウターケーシングの熱膨張が大きいとインナーケーブルを操作していなくても、あたかも牽引されたような動きとなり、例えば、給油口が閉じなくなるなどの誤動作を起こす可能性がある。また、アウターケーシングが軟らかいとインナーケーブルの作動により、アウターケーシングが圧縮され短くなるため、インナーケーブルを牽引しても作動しない事態が生じる可能性がある。
これらの事はアウターケーシングの樹脂の熱膨張率とストロークロス(インナーケーブルの遊び代で、大きすぎると不具合が生じる)の測定で確認することができる。ストロークロスの測定は具体的には、インナーケーブルにかける荷重に対するストローク値を、温度を変化させて測定するもので、この値が小さいほど好ましいことになる。
樹脂製のアウターケーシングは上記のような問題が生じ易いため、従来、樹脂製の内管(ライナー)の外周に平鋼線を螺旋状に密に巻いた管状物とし、さらにその外側に樹脂を被覆したものが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、このような平鋼線を螺旋状に密に巻いたものは重量が大きく、電気自動車やハイブリッド化の流れの中で、軽量化の要求に対して満足するものではない。
一方、樹脂層に金属線を直線状に埋め込んだアウターケーシングが提案されている(例えば、特許文献2〜5参照)。
例えば、合成樹脂からなる管形のケーシング本体の肉厚内に、金属管を適宜間隔毎に圧扁して扁平部を形成した補強線材をケーシング本体の軸心に平行に埋入したコントロールケーブル用アウターケーシングが提案されている(特許文献3参照)。
また、金属線を押出し機に導入し、樹脂製の管状導管の肉厚部に金属線を埋設させるアウターケーシングの製造方法が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
また、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーからなる円筒状の本体に、本体の軸と平行に、かつ、軸を中心に180度対向して本体に埋設された2本の金属線を備えたアウターケーシングを有する排水栓遠隔操作装置用コントロールケーブルが提案されている(特許文献5参照)。
特開2002−286017号公報 特開昭47−11410号公報 実開昭59−22322号公報 特開昭59−16726号公報 特開2011−99524号公報
樹脂製の管状体の肉厚中に金属線を直線状に埋設したアウターケーシングを製造する場合、例えば、金属線を押出し機のダイスに導入しつつ樹脂を管状体に押出し、真空装置つきの外径調整器(フォーマー)を通して内外径を合わせる作業をする。しかしその調整は難しく、長時間かかるため、材料の廃棄は大量になってしまう。
また、使用する樹脂もポリプロピレンのような剛性のある樹脂に限られ、例えば軟質の熱可塑性エラストマーや軟質塩化ビニルは外径調整時の真空装置で膨らんでしまい、制御が困難である。
本発明は、配索し易く、低熱膨張であり、軽量で、かつ、製造もし易いコントロールケーブル用アウターケーシング及びその製造方法並びにコントロールケーブルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、以下の発明が提供される。
<1> 結晶性樹脂を含む内側管状体と、前記内側管状体の外周を被覆する外側樹脂層及び該外側樹脂層内に前記内側管状体の軸方向に平行に且つ周方向に等間隔に埋設された複数の金属線材を含む外側管状体と、を有し、前記金属線材と前記外側樹脂層との接触面がプライマーにより易接着処理されているコントロールケーブル用アウターケーシング。
<2> 前記内側管状体に含まれる前記結晶性樹脂は融点が120℃以上の結晶性樹脂である<1>に記載のコントロールケーブル用アウターケーシング。
<3> 前記外側樹脂層に含まれる前記樹脂が熱可塑性エラストマー又は軟質塩化ビニルである<1>又は<2>に記載のコントロールケーブル用アウターケーシング。
<4> 前記内側管状体と前記外側樹脂層との接触面が易接着処理されている<1>〜<3>のいずれかに記載のコントロールケーブル用アウターケーシング。
<5> 押出し成形機のダイス内に、結晶性樹脂を含む内側管状体とともに前記内側管状体の軸方向に平行に且つ周方向に等間隔に複数の金属線材を挿入し、前記ダイスから前記内側管状体と前記複数の金属線材を送り出しながら前記内側管状体の外周に樹脂を押出すことにより外側樹脂層及び前記外側樹脂層内に埋設された前記複数の金属線材を含み、前記金属線材と前記外側樹脂層との接触面にはプライマーによる易接着処理が施された外側管状体を形成する工程を有するコントロールケーブル用アウターケーシングの製造方法。
<6> <1>〜<4>のいずれかに記載のコントロールケーブル用アウターケーシングと、前記コントロールケーブル用アウターケーシング内に挿入されているインナーケーブルと、を有するコントロールケーブル。
<1>に係る発明によれば、配索し易く、低熱膨張であり、軽量で、かつ、製造もし易いコントロールケーブル用アウターケーシングが提供される。
<2>に係る発明によれば、インナーケーブルに対する摺動性がさらに高いコントロールケーブル用アウターケーシングが提供される。
<3>に係る発明によれば、配索性がさらに向上するコントロールケーブル用アウターケーシングが提供される。
<4>に係る発明によれば、部材間の滑動が抑制され、耐圧縮力が高まりストロークロスが一層小さくなるコントロールケーブル用アウターケーシングが提供される。
<5>に係る発明によれば、配索し易く、低熱膨張であり、かつ、軽量なコントロールケーブル用アウターケーシングが簡便に製造することができるコントロールケーブル用アウターケーシングの製造方法が提供される。
<6>に係る発明によれば、配索し易く、低熱膨張であり、かつ、軽量なコントロールケーブルが提供される。
本発明のコントロールケーブル用アウターケーシングの構成の一例を示す概略図である。 本発明のコントロールケーブル用アウターケーシングの構成の他の例を示す概略図である。 本発明のコントロールケーブル用アウターケーシングを製造する際に内側管状体の外周に外側管状体を形成する工程を示す概略図である。 ストロークロスを測定する方法を説明する概略図である。 荷重効率を測定する方法を説明する概略図である。
以下、本発明に係るコントロールケーブル用アウターケーシング(単に「アウターケーシング」と記す場合がある)及びコントロールケーブルについて添付の図面を参照しながら具体的に説明する。
<コントロールケーブル用アウターケーシング>
本発明のコントロールケーブル用アウターケーシングは、結晶性樹脂を含む内側管状体と、前記内側管状体の外周を被覆する外側樹脂層及び該外側樹脂層内に前記内側管状体の軸方向に平行に且つ周方向に等間隔に埋設された複数の金属線材を含む外側管状体と、を有する。
本発明のコントロールケーブル用アウターケーシングは、外側樹脂層に複数の金属線材が軸に対して互いに平行かつ周方向に等間隔に埋設された外側管状体の内側に、結晶性樹脂製の内側管状体(ライナー)が挿通された2層構造を有する。かかる構成により押出し成形によって極めて高い生産性で製造することができ、しかも内外径寸法を高い精度で作り易い。
また、上記のような構成であれば、外側樹脂層に軟らかい樹脂を用いても寸法精度がよいので配索容易なアウターケーシングとなり、単層のアウターケーシングでは不可能であった摺動性と配索性の両立が可能となる。
本発明のアウターケーシングは結晶性樹脂製の内側管状体と、外側樹脂層に複数の金属線材を直線状に埋設した外側管状体とを組合せた構造のため、軽量で配索し易く、広い温度範囲で熱膨張しにくく、且つ耐圧縮特性が良いのでストロークロスも小さい。従って、内側の樹脂管状体に平鋼線又は丸鋼線を螺旋状に密に巻き、その外側に樹脂を被覆した従来のアウターケーシングよりも大幅に軽く、かつ優秀な性能を持ち、しかも製造し易いものである。
すなわち、本発明のアウターケーシングは、コントロールケーブルとしての性能である、配索性、ストロークロス、及び荷重効率を満足するものであり、更に製造し易い構造であるため品質も一定に維持し易い。
図1は、本発明の実施形態に係るコントロールケーブル用アウターケーシングの構成の一例を概略的に示している。本実施形態に係るアウターケーシング10は、結晶性樹脂を含む内側管状体12と、前記内側管状体12の外周を被覆する外側樹脂層16及び該外側樹脂層16内に前記内側管状体12の軸方向に互いに平行に且つ周方向に等間隔(軸に対して対称となる位置)に埋設された2本の金属線材18を含む外側管状体14により構成されている。以下、各構成部材について具体的に説明する。
(内側管状体)
内側管状体12(「樹脂ライナー」又は「ライナー」と記す場合がある)は結晶性樹脂を含んで構成されている。
ライナー12を構成する結晶性樹脂の融点は120℃以上であることが好ましい。この範囲に融点を有する結晶性樹脂を用いて構成されたライナー12は、インナーケーブル(不図示)に対する摺動性が高く、また、製造時にライナー12の外周面に外側樹脂層16を構成する樹脂を高温で押出して被覆してもライナー12が溶融したり変形したりすることを抑制することができる。
例えば、結晶性樹脂として融点が比較的低い高密度ポリエチレン(融点135℃)であっても外側樹脂層16の押出し成形時にライナー12が変形し難く、更に融点の高い結晶性樹脂を用いれば更に変形し難くなる。
ライナー12を構成する結晶性樹脂の融点の上限は265℃程度が好ましい。融点が265℃以下であれば比較的低温で押出しができるので、成形が容易である。
なお、ライナー12を構成する樹脂が非晶性樹脂であると、例えば極めて硬い樹脂であるポリカーボネートのような樹脂を用いても、また、たとえライナーの内周面にグリースを注入してもインナーケーブルに対する摺動性が悪く、コントロールケーブルとしての機能が大きく低下する。
ライナー12を構成する結晶性樹脂を例示すると、66ナイロン(融点260度)、6ナイロン(同220度)、ポリブチレンテレフタレート(同220度)、ポリオキシメチレン(同165〜175度)、ポリメチルペンテン(同230度)、ポリプロピレン(165度)、高密度ポリエチレン(135度)が挙げられる。これらの樹脂は摩擦係数が低く、荷重効率が高くなり好ましい。特にポリブチレンフタレート、ポリオキシメチレン、高密度ポリエチレンを用いると、高い荷重効率が得られ易い。
ライナー12の肉厚は50〜1000μmが好ましく、外側樹脂層16をライナーの外周面に押出して被覆する時の熱によるダメージを受けにくくするため100〜500μmが特に好ましい。
(外側管状体)
外側管状体14(「アウター」と記す場合がある)は、内側管状体12の外周を被覆する外側樹脂層16(アウター樹脂)及び該外側樹脂層16内に内側管状体12の軸方向に平行に且つ周方向に等間隔に埋設された2本の金属線材18を含んで構成されている。
−外側樹脂層−
外側樹脂層16に含まれる樹脂は、結晶性樹脂でも非晶性樹脂でもよいが、動的粘弾性による貯蔵弾性率が3000MPa以下の曲げ易いものが好ましく、特に1500MPa以下の樹脂が更に曲げ易いので好ましい。
本実施形態において貯蔵弾性率は、動的粘弾性装置を用い、引張りモードにて、周波数1Hz、昇温スピード2℃/分で測定した25℃の値である。
また、外側樹脂層16に含まれる樹脂は融点又はガラス転移点(Tg)が210℃以下の樹脂であることが好ましく、180℃以下であることがより好ましい。
融点又はガラス転移点(非晶性樹脂の場合)が210℃以下の樹脂を用いると、ライナー12の外周面に押出して被覆する時にライナー12にダメージを与え難い。
ライナー12を構成する結晶性樹脂の融点(T1)と外側樹脂層16を構成する樹脂の融点又はガラス転移点(T2)との差ΔT=(T1−T2)は、−50から+130℃の範囲であることが好ましく、この温度差ΔTがプラスに高いほど製造し易い。
外側樹脂層16の形成に適用できる樹脂の例としては、軟質塩化ビニル、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリオキシメチレン、熱可塑性エラストマーとしてスチレン系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラストマー、エステル系熱可塑性エラストマー、ポリエチレン系熱可塑性エラストマー、EPDMやエチレン−プロピレン共重合体が分散されたオレフィン系熱可塑性エラストマーなども使用できる。
ポリエチレン系樹脂としては高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、が挙げられ、最も好ましくは高密度ポリエチレンである。高密度ポリエチレンは密度が0.941〜0.970であり、ポリエチレンの中では結晶性の高い樹脂であるため耐熱性、耐薬品性が優れている。
ポリプロピレン系樹脂としてはホモポリプロピレン以外に、ブロック型及びランダム型の共重合ポリプロピレンも例示できる。
これらの樹脂の内、軟質塩化ビニル又は熱可塑性エラストマーを用いると柔らかいため配索性が向上して好ましい。
外側樹脂層16として、例えば、結晶性樹脂であるポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、又はポリオキシメチレンを使う場合、外側樹脂層16の成形収縮率が大きいので内側管状体12に対して強く密接(密着)し、内側管状体12と外側樹脂層16が接着していなくても内側管状体12と外側管状体14(外側樹脂層16)との間で滑動することを抑制することができる。
なお、外側樹脂層16の材質に関わらず、内側管状体12の外周面に後述の易接着処理としてプラズマ照射やプライマー処理を施すことで内側管状体12と外側管状体14を互いに強く密着させることが可能である。
外側樹脂層16の肉厚は、コントロールケーブルの強度の観点、金属線材18の径との関係、ライナー12への熱的ダメージとの関係から0.2〜2.0mmが好ましく、0.3〜1.5mmが特に好ましい。
−金属線材−
外側樹脂層16内には、2本の金属線材18が内側管状体12の軸方向に平行に且つ周方向に等間隔に埋設されている。
外側樹脂層16内に埋設される金属線材18としては、硬鋼線、軟鋼線、ステンレス線などが挙げられる。金属線材18の線径は0.1〜0.5mm程度のものが好ましい。
また、線径0.05〜0.2mmの金属線を1〜5本撚った撚り線を用いると、得られるアウターケーシング10の屈曲性が高まるので好ましい。
また、金属線材18は長さ方向に間欠的に凹凸を設けると、凹凸が外側樹脂層16の樹脂に食い込んで金属線材18の滑動が抑制され、アウターケーシングあるいはコントロールケーブルを屈曲させても金属線材18の突出を効果的に抑えることができる。
この様な凹凸は金属線材18を例えばロール等でプレスすることで形成する事ができる。
金属線材18と樹脂は一種の金属繊維補強樹脂となり、金属線材18が埋設されていない場合に比べ熱膨張率は半減し、特に高温での圧縮強度や引張り強度は大幅に向上する。
一方、外側樹脂層16の樹脂が軟質塩化ビニルや熱可塑性エラストマーのような軟質の樹脂の場合は、樹脂が金属線材18の凹凸に食い込む力が弱いため、屈曲により金属線材18が外側樹脂層16の末端から突出しやすくなり、樹脂が金属線材18からずれると金属線材18による補強効果が低下易い。
そこで、金属線材18に易接着処理を施すと、樹脂との密着性が高まり金属線材18の滑動を抑制することができる。この易接着処理は外側樹脂層16として特に軟質樹脂を用いる場合に効果が顕著であるが、硬質樹脂を用いる場合も効果を発揮する。更に、金属線材18に前述の凹凸を設けることや、撚り線を用いるなど金属線材18の表面積を大きくすることで易接着処理の効果を一層高めることができる。
図1に示すアウターケーシング10は、外側樹脂層16内に2本の金属線材18が内側管状体12の軸方向に沿って平行に且つ軸に対して対称となる位置に埋設されているが、金属線材18の数は2本に限定されない。例えば図2に示すように3本の金属線材18が内側管状体12の軸方向に平行に且つ周方向に等間隔に埋設されているコントロールケーブル20としてもよい。なお、金属線の本数は多くなるに従い屈曲しにくくなるので3本以下が好ましい。
なお、本実施形態における金属線材18について「内側管状体の軸方向に平行」とは、アウターケーシングを直線状にしたときに、各金属線材18同士の成す角度が0°である場合に限らず、間欠的に10°以内を変化してもかまわない。また、「内側管状体の周方向に等間隔」とは、外側樹脂層16内に埋設されている複数の金属線材18の内側管状体12の周方向の間隔が全く同じである場合に限らず、間隔の差が10%以内であればよい。
<コントロールケーブル用アウターケーシングの製造方法>
本実施形態に係るアウターケーシング10を製造する方法は特に限定されず、例えば、外側樹脂層16に複数の金属線材18が埋設された外側管状体14の内側に、結晶性樹脂で構成した内側管状体12を挿入してもよいが、内側管状体12を形成した後、内側管状体12の外周に外側樹脂層16を押出し成形して複数の金属線材18が外側樹脂層16内に平行かつ等間隔に埋設された外側管状体14で被覆する方法が好ましい。
すなわち、本実施形態に係るアウターケーシングは、押出し成形機のダイス内に、結晶性樹脂を含む内側管状体とともに前記内側管状体の軸方向に平行に且つ周方向に等間隔に複数の金属線材を挿入し、前記ダイスから前記内側管状体と前記複数の金属線材を送り出しながら前記内側管状体の外周に樹脂を押出すことにより、外側樹脂層及び前記外側樹脂層内に埋設された前記複数の金属線材を含む外側管状体を形成することによって好適に製造することができる。
図3は本実施形態に係るコントロールケーブルを製造する工程の一部を概略的に示している。例えば、樹脂ライナー12を予め作製しておくか、押出し機を2台連ね、1台の押出し機で樹脂ライナー12を作製し、ライナー12とともに2本の金属線材18をもう1台の押出し機のダイス34の後方に位置するノズル30の挿入孔32より挿入する。このとき、2本の金属線材18はライナー12の軸方向に平行に且つ周方向に等間隔(軸に対して対称)となるように挿入する。そして、樹脂ライナー12及び金属線材18をダイス34内に導入し、ダイス34から送り出しながらライナー12の外周面に管状の樹脂管(外側樹脂層16)を押出して被覆する。これにより、2本の金属線材18が管状樹脂管16の肉厚内に長手方向に平行に且つ略対称位置に埋設される。
なお、樹脂ライナー12の外周面に外側樹脂層16(アウター樹脂)として被覆した管状樹脂管は内外径寸法精度が良好なため、真空装置つきの外径調整器(フォーマー:押し出されたチューブ状物の外表面を真空で吸引して外径を制御する装置)を通過させる必要はない。
本実施形態に係るアウターケーシング10を上記のように製造する際、内側管状体(ライナー)12と外側樹脂層16との接触面及び金属線材18と外側樹脂層16との接触面の少なくとも一方の接触面には易接着処理を施しておくことが好ましい。
本発明における易接着処理としては、コロナ放電又はプラズマ照射のような酸化的処理と、プライマー処理が挙げられる。
たとえば、高密度ポリエチレンやポリオキシメチレン製のライナーは軟質塩化ビニルとの密着性が悪く、ライナーの外周面を軟質塩化ビニルで被覆する場合、ライナーと外側樹脂層は接着しない。ところがライナーの外周面をコロナ放電又はプラズマ処理すると軟質塩化ビニルとの密着性が大幅に向上し、内側管状体12と外側管状体14とが一体となるため、圧縮に対しても高い密着性が保持される。
また、金属線材と樹脂との密着性は低いのが一般的である。例えば、外側樹脂層16にポリプロピレン系エラストマーを用いると、得られるアウターケーシングの屈曲性は非常に優れるが、屈曲を繰り返すことで金属線材18が外側樹脂層16内で滑動してきて金属線材18が外側樹脂層16から飛び出す可能性がある。
しかし、金属線材18の表面にプライマーを付着させると、樹脂と金属との密着性が大幅に向上し、屈曲させても金属線材18の飛び出しが効果的に防止される。
プライマーの種類はポリオレフィンの無水マレイン酸など極性基処理された樹脂溶液(MAO)、グリシジルアクリレートなどエポキシ基含有モノマーの共重合ポリマー(GMP)、塩素化ポリオレフィン(CPE)、塩素化エチレン酢酸ビニル共重合体(CEVA)など、更にオレフィン系樹脂粒子の水又は溶剤ディスパーション(POエマルジョン)が例示できる。これらのプライマーは樹脂と金属、異種樹脂同士の密着性も向上でき、プラズマ照射、コロナ放電と併用すると更に効果的である。
従来の単層のアウターケーシングを製造する場合は、押出しダイスに金属線材を導入し、樹脂管状体に埋設しつつ、内外径を同時に整え寸法を出すのであるが、作業が煩雑で長時間を要し、結果的に大量の樹脂と金属の廃材を排出する。更に、かかるアウターケーシングでは、金属線材の存在する部位の径と金属線材の存在しない部位の径が異なる楕円形となるため、内径を大きめに作製しないと荷重効率が悪くなる問題が生じる。
それに対し、本実施形態の2層構造のアウターケーシングは、あらかじめ又は先に作製した結晶性樹脂製ライナーの外周を樹脂で管状に被覆するため、アウターケーシングとして最も重要となる内径を高精度に制御する必要がない。
しかも、従来の単層構造のアウターケーシングでは樹脂の選択は摺動性重視で決めるので硬い樹脂を選ぶ傾向となり、結果的に配索性を犠牲にせざるを得なかったが、本発明の2層構造のアウターケーシングではライナーは摺動性重視で選定し、外側樹脂層は配索性重視で選定できるのでバランスのよいアウターケーシングを提供することができる。
なお、本発明の2層構造のアウターケーシングの外周に、耐油性や耐熱性、防振性、打音防止などの目的で筒状のプロテクターや発泡体を被せることもある。
<コントロールケーブル>
本発明のコントロールケーブルは、前述した本発明に係るアウターケーシングと、アウターケーシング(内側管状体)内に挿入されているインナーケーブルと、によって構成される。
インナーケーブルとしては金属製のワイヤーを使用することができ、要求される強度等に応じて選択すればよい。
金属製のワイヤーは防錆のためナイロンなどの樹脂でコーティングされることもある。
また、アウターケーシング中に摺動性を向上するためグリースを注入することもある。
本発明のコントロールケーブルの用途は限定されず、例えば、自動車用途であれば、サンルーフ開閉ケーブル、シートケーブル、ウインドウ開閉ケーブル、パーキングブレーキケーブル、トランクオープンケーブル、燃料オープンケーブル、ボンネットケーブル、キーロックケーブル、ヒータ調整ケーブル、オートマ変則ケーブル、スロットルケーブル、アクセルケーブルなど種々の用途に用いることができる。
以下に本発明の実施例について説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
まず、実施例及び比較例で使用した材料及び処理の詳細を記す。
なお、使用樹脂に記載の貯蔵弾性率は動的粘弾性測定装置(ティエイインスツルーメント社製)を用い昇温速度2℃/分、周波数1hzにて引張りモードで測定した。
(樹脂)
樹脂PE:ハイゼックス500H(高密度ポリエチレン、MFR:0.10、密度:0.958、貯蔵弾性率:1300MPa、融点:132℃、プライムポリマー社製)
樹脂POM:ユピタールF10(ポリオキシメチレン、密度:1.41、貯蔵弾性率:2800MPa、融点:160℃、三菱エンジニアプラスチックス社製)
樹脂PBT:ノバデュラン5010Trxa(ポリブチレンテレフタレート、密度:1.27、貯蔵弾性率:2400MPa、融点:220℃、三菱エンジニアプラスチックス社製)
樹脂PC:ユーピロンE2000(ポリカーボネート(非晶性樹脂)、密度:1.20、貯蔵弾性率:2300MPa、ガラス転移点:150℃、三菱エンジニアプラスチックス社製)
樹脂TPO:ミラストマーM4400B(ポリプロピレン系熱可塑性エラストマー樹脂、MFR:1以下、密度:0.89、貯蔵弾性率:410MPa、融点:150℃、三井化学社製)
樹脂PP:プライムポリプロE105GM(MFR:0.5、密度:0.89、貯蔵弾性率:960MPa、融点:162℃、プライムポリマー社製)
樹脂PVC1:ビニカCE85E(軟質塩化ビニル(非晶性樹脂)、A硬度:83、密度:1.44、ガラス転移点:22℃、三菱化学社製)
樹脂PVC2:ビニカT−620(硬質塩化ビニル(非晶性樹脂)、D硬度:90、密度:1.41、ガラス転移点:100℃、三菱化学社製)
LLDP:直鎖状低密度ポリエチレン スミカセンE FV102(MFR:0.8、密度:0.926、融点:125℃、貯蔵弾性率:440MPa、住友化学社製)
LDPE:低密度ポリエチレン スミカセン F218−0(MFR1.0、密度:0.919、融点:109℃、貯蔵弾性率:115MPa、住友化学社製)
(金属線材)
硬鋼線:線径0.33mmの熱処理した金属線。
撚り線:線径0.15mmの硬鋼線3本をピッチ2mmで撚った金属線
(易接着処理)
プラズマ照射:春日電機社製 リアルプラズマ装置APG500を用い、毎秒100mmのスピードで材料(樹脂ライナー)にプラズマ照射した。
プライマーA:金属線材をユニストールR300(酸変性ポリプロピレンの有機溶剤溶液、三井化学社製)に0.5分間含浸させ、150℃で2分間乾燥して使用した。
<実施例1>
(樹脂ライナーの製造)
30mmのスクリュー径、長/径比(L/D)=22の単軸押出機(創研社製)に、樹脂PEペレットを供給し、スクリュー温度200℃で、内径2.0mm、外径2.8mmのチューブ状成形物を連続的に押出した直後にフォーマーを用い外径を調整し樹脂ライナー(内側管状体)を得た。
(2層構造のアウターケーシングの製造)
30mmのスクリュー径、長/径比(L/D)=30のクロスヘッドタイプの単軸押出機(日本製鋼所社製)のダイス後方より予め作製した上記樹脂ライナーを挿入した。
一方、単軸押出機に樹脂PPペレットを供給し、スクリュー温度210℃で樹脂ライナーの外周を樹脂PPで被覆して外側樹脂層を形成する工程で、2本の硬鋼線をダイスに導入し、外側樹脂層の肉厚の中間部(金属線材の間隔は3.5mm)において、長手方向に平行且つ対称位置に埋設されるように押出し成形した。これにより外径5mmの2層構造のアウターケーシングを得た。
[評価]
得られたアウターケーシング内に、インナーケーブル(ユニフレックス社製、SWRH62A、径:1.5mm)を挿入してコントロールケーブルを製造した。
アウターケーシング及びコントロールケーブについて下記の評価を行った。
(ストロークロス)
図4はストロークロスの測定方法を概略的に示す図である。長さ1.5mのコントロールケーブル40を図4に示すように直径200mmの逆S字状に配索し、アウターケーシングの両端部の固定金具24を固定し、インナーケーブル22の一端を固定部材50に固定した。この状態で、インナーケーブル22の他方の端部を引張り試験機60で保持し、矢印Aの方向に80℃にて98Nの力で引張り、インナーケーブルの「引張長さ」を変位計70により測定し、これをストロークロス値とした。
なお、従来品として、平鋼線巻きタイプのコントロールケーブルを作製して測定したところ、ストロークロス値は3.1mmである。
(荷重効率)
図5は荷重効率の測定方法を概略的に示す図である。長さ1.5mのコントロールケーブルを直径200mmのR(アール)に配策し、アウターケーシングの両端部の固定金具24を固定した。インナーケーブル22の末端に荷重計80を取り付け、もう一端より引張り試験機60により室温にて98Nの力で引張り、末端側に伝わる荷重を測り荷重効率を求めた。この割合が高いほど効率が高いと判断する。
(内径ばらつき)
長さ3000mmのアウターケーシングの内径について500mm間隔でマイクロメーターによって測定し、最大部と最小部との差を求めた。
(熱膨張)
長さ1000mmのアウターケーシングを80℃雰囲気下で3時間放置した後の寸法(L1)と室温での寸法(L0)との差L1−L0を測定した。
(配索性)
長さ150mmのコントロールケーブルの両端部を金属線が水平な方向に固定して、一端を長手方向に対して直角方向に、垂直に曲げたときの荷重(N)を測定した。この値が小さいほど配索性が良い。
(金属線の突き出し)
長さ150mmのコントロールケーブルをR50に屈曲させた後、アウターケーシングの末端における金属線材の突き出し寸法を測定した。
<実施例2〜7>
実施例1において下記表1に示す材料及び製造条件に変更したこと以外は実施例1と同様にしてアウターケーシング及びコントロールケーブルを作製し、評価した。
Figure 0006315366
<比較例1〜3−3>
実施例1において下記表2に示す材料及び製造条件に変更したこと以外は実施例1と同様にしてアウターケーシング及びコントロールケーブルを作製し、評価した。
Figure 0006315366
<実施例8〜10、比較例4〜6>
実施例1において下記表3に示す材料及び製造条件に変更したこと以外は実施例1と同様にしてアウターケーシング及びコントロールケーブルを作製し、評価した。
Figure 0006315366
ポリカーボネート(PC:非晶性樹脂)と硬質塩化ビニル(PVC2:非晶性樹脂)を用いてライナー成形を試みたが、押し出しダイスを出た後、外径を調整する装置(フォーマー:押し出されたチューブ状物の外表面を真空で吸引して外径を制御する装置)を通過できず、成形できなかった(比較例2−1、3−1)。
おそらくこれら非晶性樹脂は摩擦係数が高いためフォーマーを通る時の抵抗が大きくなるためと考えられる(参考:鋼に対する静摩擦係数:PE/0.11、PVC/0.22、PC/0.36)。
更に、同樹脂でフォーマーを用いずライナー成形したが内外径寸法は極めて悪かった。
試みに、内外径寸法が悪いライナーを用い、これにアウター樹脂を被覆すると更にライナー寸法のばらつきが大きくなってしまった(比較例2−2、3−2)。
寸法ばらつきが大きい原因として、フォーマーで外径制御していない以外に非晶性樹脂製ライナーが200℃近くの溶融樹脂に接触すると、ライナー樹脂がガラス転移点以上に加熱されるためゴム状態になり、更に変形しやすくなったためと考えられる。
ライナーに結晶性樹脂を用いる場合はそのようなことがない。その原因は明らかではないが、結晶性樹脂の場合は結晶の融解潜熱が高いため、結晶の融解が起こる前に冷却し、固化するため変形しないのではないかと推測される。
比較例5は金属線を埋設していない2層管の例であるが、金属線が入っていないため、熱膨張とストロークロスが大幅に悪化している。
比較例6は従来の平鋼線巻き製品の例であるが、重量が59.7g/mと大変重いことが明らかである。
10 コントロールケーブル用アウターケーシング
12 内側管状体(樹脂ライナー)
14 外側管状体
16 外側樹脂層
18 金属線材
20 コントロールケーブル用アウターケーシング
22 インナーケーブル
24 固定金具
30 ノズル
32 挿入孔
34 ダイス
40 コントロールケーブル
50 固定部材
60 試験機
70 変位計
80 荷重計

Claims (6)

  1. 結晶性樹脂を含む内側管状体と、
    前記内側管状体の外周を被覆する外側樹脂層及び該外側樹脂層内に前記内側管状体の軸方向に平行に且つ周方向に等間隔に埋設された複数の金属線材を含む外側管状体と、
    を有し、前記金属線材と前記外側樹脂層との接触面がプライマーにより易接着処理されているコントロールケーブル用アウターケーシング。
  2. 前記内側管状体に含まれる前記結晶性樹脂は融点が120℃以上の結晶性樹脂である請求項1に記載のコントロールケーブル用アウターケーシング。
  3. 前記外側樹脂層に含まれる前記樹脂が熱可塑性エラストマー又は軟質塩化ビニルである請求項1又は請求項2に記載のコントロールケーブル用アウターケーシング。
  4. 前記内側管状体と前記外側樹脂層との接触面が易接着処理されている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のコントロールケーブル用アウターケーシング。
  5. 押出し成形機のダイス内に、結晶性樹脂を含む内側管状体とともに前記内側管状体の軸方向に平行に且つ周方向に等間隔に複数の金属線材を挿入し、前記ダイスから前記内側管状体と前記複数の金属線材を送り出しながら前記内側管状体の外周に樹脂を押出すことにより外側樹脂層及び前記外側樹脂層内に埋設された前記複数の金属線材を含み、前記金属線材と前記外側樹脂層との接触面にはプライマーによる易接着処理が施された外側管状体を形成する工程を有するコントロールケーブル用アウターケーシングの製造方法。
  6. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のコントロールケーブル用アウターケーシングと、
    前記コントロールケーブル用アウターケーシング内に挿入されているインナーケーブルと、
    を有するコントロールケーブル。
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