JP6314757B2 - 電動車両の車体後部構造 - Google Patents

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本発明は、電動車両の車体後部構造に関する。
従来から、車両前後方向に延びる左右一対のサイドメンバーが配設され、これら一対のサイドメンバーの間に、リヤサスペンションを支持するサスペンションメンバーが配設された車体後部構造を有する車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の車両の車体後部構造では、サスペンションメンバーは、車両前後方向に延びる左右一対のサイドビームと、これら一対のサイドビームを接続するフロントクロスビーム及びリヤクロスビームと、を有してなる井桁構造である。
特開2010−247622号公報
前記特許文献1に記載の車両では、サスペンションメンバーが井桁構造であるので、車体後部にバッテリーケースや燃料タンク等を配設する場合には、バッテリーケースや燃料タンク等のレイアウトの制限が厳しくなるという問題があった。
そこで、本発明は、後面衝突性能を損なうことなく、車体後部のレイアウトの制限を緩和することができる電動車両の車体後部構造を提供することを目的とする。
本発明に係る電動車両の車体後部構造では、サスペンションメンバーは、平面視で車両前方が開放されたC字状に形成される。サスペンションメンバーのサイドビームに交差するように車両前方側のクロスメンバーからサイドメンバーまで延びる左右一対の斜めメンバーが配設され、斜めメンバーとサスペンションメンバーのサイドビームとが交差する部位で結合される。また、一対のクロスメンバーの間を車両前後方向に延びる縦メンバーが配設され、縦メンバーの後端部の車幅方向位置と斜めメンバーの前端部の車幅方向位置とが合致する。
本発明に係る電動車両の車体後部構造では、サスペンションメンバーのサイドビームに交差するように車両後方側のクロスメンバーからサイドメンバーまで延びる左右一対の斜めメンバーが配設され、斜めメンバーとサスペンションメンバーのサイドビームとが交差する部位で結合される。また、一対のクロスメンバーの間を車両前後方向に延びる縦メンバーが配設され、縦メンバーの後端部の車幅方向位置と斜めメンバーの前端部の車幅方向位置とが合致する。このため、後面衝突による衝撃荷重の入力をサイドメンバーから斜めメンバー及び縦メンバー等に分散し、サイドメンバーの変形を抑制することができる。また、車輪からの衝撃荷重の入力をサスペンションメンバーのサイドビームから斜めメンバーに分散し又は斜めメンバーにより受け止めて、サスペンションメンバーの変形を抑制することができる。このため、サスペンションメンバーのフロントクロスビームを廃止して、サスペンションメンバーを、平面視で車両前方が開放されたC字状とすることが可能になる。
サスペンションメンバーのフロントクロスビームを廃止することができることにより、サスペンションメンバーを構成する一対のサイドビームとリヤクロスビームとで囲まれた空間を拡大することができ、この空間をバッテリースペース又は燃料タンクスペース等として活用することが可能になる。また、サスペンションメンバーを構成する一対のサイドビームとリヤクロスビームとで囲まれた空間に配設するバッテリーケース又は燃料タンクの上端位置をより低くした場合には、ラゲッジフロアの低床化による容量の拡大を図ることも可能になる。
従って、本発明に係る電動車両の車体後部構造によれば、後面衝突性能を損なうことなく、車体後部のレイアウトの制限を緩和することができる。
本発明の実施形態に係る電動車両の車体後部構造を示す底面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 図1のD−D線断面図である。 図1のE−E線断面図である。 後面衝突時(フルラップ衝突)の荷重伝達経路を示す説明図である。 後面衝突時(オフセット衝突)の荷重伝達経路を示す説明図である。 後輪への荷重入力時の荷重伝達経路を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
なお、図中、矢印FRは車両前方を示し、矢印RRは車両後方を示す。
本実施形態の電動車両10は、内燃機関(図示せず)と、前記内燃機関に接続された排気管(エキゾーストパイプ)11と、を備えるハイブリッド電動車両(HEV)及びプラグインハイブリッド電動車両(PHEV)等の電動車両である。この電動車両10は、前記内燃機関に供給する燃料を貯留する燃料タンク12と、排気管11の排気下流側の端部に配設されるマフラー13と、をさらに備える。なお、電動車両10は、ハイブリッド電動車両及びプラグインハイブリッド電動車両に限定されず、電動車両(EV)及び燃料電池電動車両(FCEV)等であっても良い。
図1から図6に示すように、電動車両10は、車体14と、バッテリーケース15と、サスペンションメンバー(サブフレーム)16と、を備える。
前記車体14は、車両前後方向に延びる左右一対のサイドメンバー17,17と、一対のサイドメンバー17,17の間を車幅方向に延びる複数のクロスメンバー18,19,20と、を有する。各サイドメンバー17は、車両前後方向に延びるサイドシル21と、サイドシル21の後端部に接続され、車両後方に向かうにつれて車幅方向内側に屈曲して延びる部分を有するリヤサイドメンバー22と、から主に構成される。本実施形態では、複数のクロスメンバー18,19,20を車両前方側から順にそれぞれ、第一クロスメンバー、第二クロスメンバー、第三クロスメンバーとも称する。各サイドメンバー17及び各クロスメンバー18,19,20は、フロントフロアパネル23及びリヤフロアパネル24と共に一体化されている。さらに、フロントフロアパネル23の下面には、車両前後方向に延びる複数のフロントフロアメンバー25が結合されている。各フロントフロアメンバー25は、後端部が第一クロスメンバー18に結合され、前端部が図示しない別のクロスメンバーに結合されている。
前記バッテリーケース15は、その内部に複数のバッテリーモジュール26(図6参照)を収容する金属製の筐体であり、第一クロスメンバー18と第二クロスメンバー19との間で且つリヤフロアパネル24の下方に配設されている。また、バッテリーケース15には、平面視で枠状のバッテリーフレーム27が結合されており、このバッテリーフレーム27の車両前方側の部分が第一ブラケット28を介して第一クロスメンバー18に結合されている。その一方で、バッテリーフレーム27の車両後方側の部分は、第二ブラケット29を介して第二クロスメンバー19に結合されると共に、第三ブラケット30を介してリヤサイドメンバー22に結合されている。
バッテリーケース15の車幅方向中央部の下面に、車両前後方向に延びて上方に向けて凹む凹部15aが形成され、凹部15aの車幅方向の両側部に沿って、後述する縦メンバー36,36がそれぞれ配設されている。そして、これらの縦メンバー36,36の間で且つ凹部15a内に、排気管11が配設されている。また、第二クロスメンバー19を間に挟んでバッテリーケース15の車両後方に燃料タンク12が配設されており、この燃料タンク12の下面にも、バッテリーケース15と同様に、上方に向けて凹む凹部12aが形成されている。そして、この凹部12a内に、排気管11が配設されている。また、サスペンションメンバー16は排気管11よりも上方に配設され、排気管11とは上下で交差している。
前記サスペンションメンバー16は、第二クロスメンバー19を間に挟んでバッテリーケース15の車両後方に配設されている。具体的には、第二クロスメンバー19と第三クロスメンバー20との間で且つリヤフロアパネル24の下方に、サスペンションメンバー16が配設されている。このサスペンションメンバー16は、車両前後方向に延びる左右一対のサイドビーム31,31と、これら一対のサイドビーム31,31の後端部同士を接続するリヤクロスビーム32と、を有することにより平面視で車両前方が開放されたC字状(又はU字状)に形成されている。すなわち、本実施形態では、従来設定されていたフロントクロスビーム51(図5参照)を廃止することにより、サスペンションメンバー16を、平面視で車両前方が開放されたC字状に形成している。サスペンションメンバー16に左右一対のトレーリングアーム(サスペンションアーム)33が支持されており、各トレーリングアーム33に後輪34が支持されている。
サスペンションメンバー16の各サイドビーム31は、前部に設けられ車両前方に向かうにつれて車幅方向外側に斜めにリヤサイドメンバー22まで延びる前側部分31aと、後部に設けられ車両後方に向かうにつれて車幅方向外側に斜めにリヤサイドメンバー22まで延びる後側部分31bと、これらの前側部分31aと後側部分31bとの間を車両前後方向に延びる中間部分31cと、を一体に有する。また、各サイドビーム31は、前側部分31aにてリヤサイドメンバー22に第三ブラケット30と共締めで結合され、後側部分31bにてリヤサイドメンバー22に結合されている。
本実施形態の電動車両10では、サスペンションメンバー16のサイドビーム31に交差するように、第二クロスメンバー19から車両後方に向かうにつれて車幅方向外側に斜めにリヤサイドメンバー22まで延びる左右一対の斜めメンバー35,35が配設され、斜めメンバー35とサスペンションメンバー16のサイドビーム31とが交差する部位で結合されている。さらに、第一クロスメンバー18と第二クロスメンバー19との間を車両前後方向に延びる左右一対の縦メンバー36,36が配設され、この縦メンバー36の後端部はバッテリーフレーム27に結合され、縦メンバー36の前端部はフロントフロアメンバー25の後端部に結合されている。すなわち、縦メンバー36の後端部の車幅方向位置と斜めメンバー35の前端部の車幅方向位置とが合致しており、縦メンバー36の前端部の車幅方向位置とフロントフロアメンバー25の後端部の車幅方向位置とが合致している。なお、縦メンバー36の後端部を斜めメンバー35の前端部に直接結合するようにしても良い。
また、本実施形態の電動車両10では、図5に示されるように、燃料タンク12は、少なくともその一部がサスペンションメンバー16を構成する一対のサイドビーム31,31とリヤクロスビーム32とで囲まれた空間内に位置するように配設される。具体的には、燃料タンク12の下部が一対のサイドビーム31,31とリヤクロスビーム32とで囲まれた空間内に位置するように配設されている。なお、図5では、参考のために、従来設定されていたフロントクロスビームを符号51で示し、フロントクロスビーム51を設定してサスペンションメンバーを井桁構造とした場合の燃料タンクを符号52で、リヤフロアパネルを符号53で示す。
以下、図7から図9を参照して、本実施形態の電動車両10への後面衝突時の荷重伝達経路について説明する。なお、図7から図8においては、排気管11及びマフラー13は、図示省略している。
電動車両10に対して後方から衝突(フルラップ衝突)による荷重Fが入力された場合、図7に示されるように、荷重Fは、まず、図示しないリヤバンパーからサイドメンバー17の後端部に伝達され、そのままサイドメンバー17の前端部に伝達される第一伝達経路F1を通る。その一方で、リヤバンパーからサイドメンバー17の後端部に伝達された荷重Fの一部は、リヤサイドメンバー22の途中で斜めメンバー35に伝達され、斜めメンバー35から縦メンバー36及びフロントフロアメンバー25に伝達される第二伝達経路F2を通る。
これにより、電動車両10に対して後方から入力された荷重Fの内、第一伝達経路F1を通った荷重はサイドメンバー17の前端部に伝達され、第二伝達経路F2を通った荷重は、斜めメンバー35から縦メンバー36及びフロントフロアメンバー25に伝達される。このように、荷重Fがサイドメンバー17と斜めメンバー35とに分岐して伝達されることで、荷重Fが分散してサイドメンバー17に集中しない。この結果、バッテリーケース15及び燃料タンク12が配設された部位(第一クロスメンバー18と第三クロスメンバー20との間)におけるサイドメンバー17の変形を抑制することができる。
また、オフセット衝突の場合も、フルラップ衝突の場合と同様に、図8に示されるように、荷重Fは、まず、図示しないリヤバンパーからサイドメンバー17の後端部に伝達され、そのままサイドメンバー17の前端部に伝達される第一伝達経路F1を通る。その一方で、リヤバンパーからサイドメンバー17の後端部に伝達された荷重Fの一部は、リヤサイドメンバー22の途中で斜めメンバー35に伝達され、斜めメンバー35から縦メンバー36及びフロントフロアメンバー25に伝達される第二伝達経路F2を通る。
これにより、電動車両10に対して後方から入力された荷重Fの内、第一伝達経路F1を通った荷重はサイドメンバー17の前端部に伝達され、第二伝達経路F2を通った荷重は、斜めメンバー35から縦メンバー36及びフロントフロアメンバー25に伝達される。このように、荷重Fがサイドメンバー17と斜めメンバー35とに分岐して伝達されることで、荷重Fが分散してサイドメンバー17に集中しない。この結果、バッテリーケース15及び燃料タンク12が配設された部位(第一クロスメンバー18と第三クロスメンバー20との間)におけるサイドメンバー17の変形を抑制することができる。
さらに、電動車両10に対して後輪34から荷重が入力された場合には、荷重Fは、まず、後輪34からサスペンションメンバー16に伝達され、サイドビーム31の前側部分31aとリヤサイドメンバー22との結合点から第二クロスメンバー19に伝達される第一伝達経路F1と、サイドビーム31の後側部分31bとリヤサイドメンバー22との結合点から第三クロスメンバー20に伝達される第二伝達経路F2と、を通る。その一方で、後輪34からサスペンションメンバー16に伝達された荷重Fの一部は、サイドビーム31と斜めメンバー35との結合点から斜めメンバー35に伝達される第三伝達経路F3を通る。
これにより、後輪34からの荷重の入力をサスペンションメンバー16のサイドビーム31から斜めメンバー35に分散し又は斜めメンバー35により受け止めて、サスペンションメンバー16の変形を抑制することができる。このため、サスペンションメンバーのフロントクロスビーム51を廃止して、サスペンションメンバー16を、平面視で車両前方が開放されたC字状とすることが可能になる。
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
(1)本実施形態に係る電動車両10の車体後部構造は、車両前後方向に延びる左右一対のサイドメンバー17,17と、一対のサイドメンバー17,17の間を車幅方向に延びる前後一対のクロスメンバー18,19と、一対のクロスメンバー18,19の間に配設されるバッテリーケース15と、車両後方側のクロスメンバー19を間に挟んでバッテリーケース15の車両後方に配設されるサスペンションメンバー16と、を備える。サスペンションメンバー16は、車両前後方向に延びる左右一対のサイドビーム31,31と、これら一対のサイドビーム31,31の後端部同士を接続するリヤクロスビーム32と、を有することにより平面視で車両前方が開放されたC字状に形成される。サスペンションメンバー16のサイドビーム31に交差するように、車両後方側のクロスメンバー19から車両後方に向かうにつれて車幅方向外側に斜めにサイドメンバー17まで延びる左右一対の斜めメンバー35,35が配設され、斜めメンバー35とサスペンションメンバー16のサイドビーム31とが交差する部位で結合される。一対のクロスメンバー18,19の間を車両前後方向に延びる左右一対の縦メンバー36,36が配設され、縦メンバー36の後端部の車幅方向位置と斜めメンバー35の前端部の車幅方向位置とが合致する。
本実施形態に係る電動車両10の車体後部構造では、サスペンションメンバー16のサイドビーム31に交差するように車両後方側のクロスメンバー19からサイドメンバー17まで延びる左右一対の斜めメンバー35,35が配設され、斜めメンバー35とサスペンションメンバー16のサイドビーム31とが交差する部位で結合される。また、一対のクロスメンバー18,19の間を車両前後方向に延びる左右一対の縦メンバー36,36が配設され、縦メンバー36の後端部の車幅方向位置と斜めメンバー35の前端部の車幅方向位置とが合致する。このため、後面衝突による衝撃荷重の入力をサイドメンバー17から斜めメンバー35及び縦メンバー36に効果的に分散し、サイドメンバー17の変形を抑制することができる。また、後輪34からの衝撃荷重の入力をサスペンションメンバー16のサイドビーム31から斜めメンバー35に分散し又は斜めメンバー35により受け止めて、サスペンションメンバー16の変形を抑制することができる。このため、サスペンションメンバーのフロントクロスビーム51を廃止して、サスペンションメンバー16を、平面視で車両前方が開放されたC字状とすることが可能になる。
サスペンションメンバーのフロントクロスビーム51を廃止することができることにより、サスペンションメンバー16を構成する一対のサイドビーム31,31とリヤクロスビーム32とで囲まれた空間を拡大することができ、この空間をバッテリースペース又は燃料タンクスペース等として活用することが可能になる。また、サスペンションメンバー16を構成する一対のサイドビーム31,31とリヤクロスビーム32とで囲まれた空間内に配設するバッテリーケース15又は燃料タンク12の上端位置をより低くした場合には、ラゲッジフロアの低床化による容量の拡大を図ることも可能になる。
従って、本実施形態に係る電動車両10の車体後部構造によれば、後面衝突性能を損なうことなく、車体後部のレイアウトの制限を緩和することができる。
(2)電動車両10が、内燃機関と、内燃機関に接続された排気管11と、を備える。バッテリーケース15の下面に車両前後方向に延びて上方に向けて凹む凹部15aが形成され、凹部15aの車幅方向の両側部に沿って縦メンバー36、36がそれぞれ配設され、縦メンバー36,36の間に排気管11が配設される。
バッテリーケース15の下面に車両前後方向に延びて上方に向けて凹む凹部15aが形成され、凹部15aの車幅方向の両側部に沿って縦メンバー36,36がそれぞれ配設され、縦メンバー36,36の間に排気管11が配設されることにより、排気管11とバッテリーケース15との間(凹部15a)に空気流を流すことができ、排気管11からバッテリーケース15への熱伝達を抑制することが可能になる。また、排気管11とバッテリーケース15との間に縦メンバー36を配設することにより、バッテリーケース15の断熱を図ることが可能になる。さらに、バッテリーケース15の下面に凹部15aを形成して、バッテリーケース15の表面積を拡大することにより、バッテリーケース15の放熱性能を向上することが可能になる。
(3)車両前方側のクロスメンバー18から車両前方に向けて延びる左右一対のフロントフロアメンバー25、25が配設され、フロントフロアメンバー25の後端部の車幅方向位置と縦メンバー36の前端部の車幅方向位置とが合致する。
縦メンバー36の前端部から車両前方に向けて延びるフロントフロアメンバー25が配設されることにより、後面衝突による衝撃荷重の入力を斜めメンバー35、縦メンバー36及びフロントフロアメンバー25へとより効果的に分散し、サイドメンバー17の変形を抑制することができる。
(4)電動車両10が、内燃機関と、内燃機関に供給する燃料を貯留する燃料タンク12と、を備える。燃料タンク12がサスペンションメンバー16を構成する一対のサイドビーム31,31とリヤクロスビーム32とで囲まれた空間内に配設される。
前述のようにサスペンションメンバーのフロントクロスビーム51を廃止することができることにより、サスペンションメンバー16を構成する一対のサイドビーム31,31とリヤクロスビーム32とで囲まれた空間を拡大することができ、この空間を燃料タンクスペースとして活用することが可能になる。また、サスペンションメンバー16を構成する一対のサイドビーム31,31とリヤクロスビーム32とで囲まれた空間に配設する燃料タンク12の上端位置をより低くした場合には、ラゲッジフロアの低床化による容量の拡大を図ることも可能になる。
ところで、本発明の電動車両の車体後部構造は前述の実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
10 電動車両
11 排気管
12 燃料タンク
15 バッテリーケース
15a 凹部
16 サスペンションメンバー
17 サイドメンバー
18 車両前方側のクロスメンバー(第一クロスメンバー)
19 車両後方側のクロスメンバー(第二クロスメンバー)
25 フロントフロアメンバー
31 サイドビーム
32 リヤクロスビーム
35 斜めメンバー
36 縦メンバー

Claims (4)

  1. 車両前後方向に延びる左右一対のサイドメンバーと、
    これら一対のサイドメンバーの間を車幅方向に延びる前後一対のクロスメンバーと、
    前記一対のクロスメンバーの間に配設されるバッテリーケースと、
    車両後方側の前記クロスメンバーを間に挟んで前記バッテリーケースの車両後方に配設されるサスペンションメンバーと、を備え、
    前記サスペンションメンバーは、車両前後方向に延びる左右一対のサイドビームと、これら一対のサイドビームの後端部同士を接続するリヤクロスビームと、を有することにより平面視で車両前方が開放されたC字状に形成され、
    前記サスペンションメンバーの前記サイドビームに交差するように、車両後方側の前記クロスメンバーから車両後方に向かうにつれて車幅方向外側に斜めに前記サイドメンバーまで延びる左右一対の斜めメンバーが配設され、前記斜めメンバーと前記サスペンションメンバーの前記サイドビームとが交差する部位で結合され、
    前記一対のクロスメンバーの間を車両前後方向に延びる左右一対の縦メンバーが配設され、前記縦メンバーの後端部の車幅方向位置と前記斜めメンバーの前端部の車幅方向位置とが合致する
    ことを特徴とする電動車両の車体後部構造。
  2. 内燃機関と、前記内燃機関に接続された排気管と、を備え、
    前記バッテリーケースの下面に車両前後方向に延びて上方に向けて凹む凹部が形成され、この凹部の車幅方向の両側部に沿って前記縦メンバーがそれぞれ配設され、これらの前記縦メンバーの間に前記排気管が配設された
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動車両の車体後部構造。
  3. 車両前方側の前記クロスメンバーから車両前方に向けて延びる左右一対のフロントフロアメンバーが配設され、前記フロントフロアメンバーの後端部の車幅方向位置と前記縦メンバーの前端部の車幅方向位置とが合致する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動車両の車体後部構造。
  4. 内燃機関と、前記内燃機関に供給する燃料を貯留する燃料タンクと、を備え、
    前記燃料タンクが前記サスペンションメンバーを構成する前記一対のサイドビームと前記リヤクロスビームとで囲まれた空間内に配設された
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の電動車両の車体後部構造。
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