JP6314063B2 - エンジン台板 - Google Patents

エンジン台板 Download PDF

Info

Publication number
JP6314063B2
JP6314063B2 JP2014177173A JP2014177173A JP6314063B2 JP 6314063 B2 JP6314063 B2 JP 6314063B2 JP 2014177173 A JP2014177173 A JP 2014177173A JP 2014177173 A JP2014177173 A JP 2014177173A JP 6314063 B2 JP6314063 B2 JP 6314063B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side plate
plate
base plate
partition wall
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014177173A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016050544A (ja
Inventor
植月 康之
康之 植月
豪 李
豪 李
智史 飯間
智史 飯間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Japan Engine Corp
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Japan Engine Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd, Japan Engine Corp filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2014177173A priority Critical patent/JP6314063B2/ja
Priority to KR1020177002375A priority patent/KR101975124B1/ko
Priority to CN201580041121.3A priority patent/CN107087422A/zh
Priority to PCT/JP2015/056415 priority patent/WO2016035360A1/ja
Publication of JP2016050544A publication Critical patent/JP2016050544A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6314063B2 publication Critical patent/JP6314063B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

本発明は、ディーゼルエンジンやガスエンジンなどの内燃機関のクランクケースとして適用されるエンジン台板に関するものである。
一般に、シリンダ内で燃料を燃焼させて動力を発生させるディーゼルエンジンやガスエンジンなどの内燃機関は、複数のシリンダの下方にシリンダ配列方向に沿ってクランクシャフトが配置されており、このクランクシャフトは、軸受を介してクランクケースに回転自在に支持されている。
従来のエンジン台板としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載されたものは、クランクシャフトのクランク軸受を下方から支持する軸受台と、軸受台に連結される隔壁を側方から囲む側板と、軸受台に連結される隔壁を下方から囲む底板とが一体に固定された台板を備えるものである。
特開2012−202296号公報
エンジン台板は、軸受を介して回転するクランクシャフトを回転自在に支持するものであり、作用する各種の荷重を受け止めることができる十分な強度と剛性が必要となる。一方で、エンジン台板は、軽量化を図る目的で構造の簡素化が要求される。従来のエンジン台板にて、台板は、軸受台に連結される隔壁と、この隔壁を側方から囲む側板と、隔壁を下方から囲む底板とが一体に固定されて構成されている。そのため、台板は、クランクシャフトの回転時に隔壁に作用する荷重が側板側に流れ、この側板が面外変形し、隔壁と側板との溶接部の応力が高くなってしまう。この場合、隔壁や側板の板厚を上げたり、二重構造にしたりすることが考えられるが、重量が増加すると共に、製造コストが増加してしまう。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、重量や製造コストの増加を抑制しながら強度の向上を可能とするエンジン台板を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明のエンジン台板は、隔壁と、前記隔壁の上部に連結されてクランク軸受を下方から支持する軸受台と、前記隔壁の両側部に交差するように連結される一対の側板と、前記隔壁の下部に交差するように連結される底板と、前記側板の外側にクランク軸方向に沿って固定される補強部材と、を備えることを特徴とするものである。
従って、隔壁の両側部に一対の側板が連結され、この側板の外側に補強部材が固定されることで、隔壁と側板が補強部材により効果的に補強される。クランク軸の回転時に、隔壁に作用する荷重が側板側に流れ、この側板が面外変形する。しかし、側板に補強部材が固定されることで、この側板に作用する面外変形量が低減する。そのため、隔壁と側板との連結部に作用する応力が軽減され、隔壁や側板の板厚増加などの対策が不要となる。その結果、重量や製造コストの増加を抑制しながら強度を向上することができる。
本発明のエンジン台板では、前記補強部材は、水平リブであることを特徴としている。
従って、補強部材を水平リブとすることで、簡単な構造で容易に側板に作用する面外変形量を低減することができ、製造コストの増加を抑制することができる。
本発明のエンジン台板では、前記側板は、鉛直方向に沿う上部側板と、台板中央に向かって傾斜する下部側板と備え、前記補強部材は、前記上部側板に固定されることを特徴としている。
従って、補強部材を上部側板に固定することで、クランク軸受に近い領域を補強することとなり、側板を効率的に補強することができる。
本発明のエンジン台板では、前記補強部材は、前記上部側板における上下方向の中間位置に固定されることを特徴としている。
従って、補強部材を上部側板における中間位置に固定することで、上部側板を効率的に補強することができる。
本発明のエンジン台板では、前記補強部材は、前記上部側板における上下方向の中間位置より下方に固定されることを特徴としている。
従って、補強部材を上部側板における中間位置より下方に固定することで、上部側板と下部側板とを効率的に補強することができる。
本発明のエンジン台板では、前記補強部材の長さが前記側板の長さと同じに設定されることを特徴としている。
従って、補強部材の長さを側板の長さと同じにすることで、側板を効率的に補強して側板に作用する面外変形量を低減することができる。
本発明のエンジン台板では、前記補強部材の長さが前記側板の長さより短く設定されることを特徴としている。
従って、補強部材の長さを側板の長さより短くすることで、材料コストを低減することができる。
本発明のエンジン台板では、前記補強部材は、台形状をなし、長い辺が前記側板に固定されることを特徴としている。
従って、補強部材を台形状として長い辺を側板に固定することで、補強部材と側板との連結部にて、長手方向における端部の応力集中を低減することができる。
本発明のエンジン台板によれば、側板の外側にクランク軸方向に沿って補強部材を固定するので、重量や製造コストの増加を抑制しながら強度を向上することができる。
図1は、ディーゼルエンジンを表す概略図である。 図2は、第1実施形態のエンジン台板を表す正面図である。 図3は、隔壁と側板と水平リブの接合部を表す図2のIII−III断面図である。 図4は、エンジン台板を表す斜視図である。 図5は、第2実施形態のエンジン台板を表す正面図である。 図6は、第3実施形態のエンジン台板を表す斜視図である。 図7は、第4実施形態のエンジン台板を表す斜視図である。 図8は、隔壁と側板と水平リブの接合部を表す水平断面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るエンジン台板の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
[第1実施形態]
図1は、ディーゼルエンジンを表す概略図である。
第1実施形態にて、図1に示すように、ディーゼルエンジン10は、例えば、船舶推進用の主機として用いられるクロスヘッド型のディーゼルエンジンである。ディーゼルエンジン10は、下方に位置する台板(エンジン台板)11と、台板11上に設けられる架構12と、架構12上に設けられるジャケット13とを有している。この台板11と架構12とジャケット13は、上下方向に延在する複数のタイロッド14,15により一体に締結されて固定されている。
ジャケット13は、シリンダライナ16が設けられており、このシリンダライナ16の上端にシリンダカバー17が設けられている。シリンダライナ16とシリンダカバー17は、空間部18を区画しており、この空間部18内にピストン19が上下に往復動自在に設けられている。また、ピストン19は、下端部にピストン棒20の上端部が回動可能に連結されている。
台板11は、クランクケースとされており、クランクシャフト(クランク軸)21を回転自在に支持する軸受(クランク軸受)22が設けられている。また、クランクシャフト21は、クランク23を介して連接棒24の下端部が回動自在に連結されている。架構12は、上下方向に延在する一対の摺動板25が所定間隔を空けて固定されており、一対の摺動板25の間にクロスヘッド26が上下に移動自在に支持されている。クロスヘッド26は、ピストン棒20の下端部と連接棒24の上端部がそれぞれ回動自在に連結されている。
ここで、ディーゼルエンジン10を構成する台板11について詳細に説明する。図2は、第1実施形態のエンジン台板を表す正面図、図3は、隔壁と側板と水平リブの接合部を表す図2のIII−III断面図、図4は、エンジン台板を表す斜視図である。
図2から図4に示すように、台板(エンジン台板)11は、シャフト軸線L方向(クランク軸方向)に延在するクランクシャフト21の軸受22を下方から支持する軸受台31と、軸受台31の両側部に連結される左右一対の隔壁32と、この左右一対の隔壁32のそれぞれ両側に交差するように連結される左右一対の側板33と、隔壁32及び側板33の下部に連結される左右一対の底板34と、隔壁32及び左右一対の側板33の上部に連結される左右一対の天板35とから構成とされている。なお、左右一対の隔壁32は、一体に構成してもよい。
この場合、軸受台31と隔壁32と側板33と底板34と天板35は、溶接により一体に固定されている。そのため、台板11は、側板33と底板34と天板35により隔壁32に固定された軸受台31を取り囲む構成となっている。また、底板34は、下部にオイルパン36が連結されている。そして、隔壁32は、軸受台31に対して台板11の幅方向(内燃機関の幅方向)の両側にクランク軸方向に直行する方向に配置されている。側板33は、隔壁32に対して台板11の幅方向(内燃機関の幅方向)の両側にクランク軸方向に沿うと共に、隔壁32に直行する方向に沿って配置されている。底板34は、隔壁32及び側板33におけるピストン動作方向の下端部に配置され、天板35は、隔壁32及び側板33におけるピストン動作方向の上端部に配置されている。
底板34は、クランクシャフト21の側へ凸状となるアーチ状の屈曲部37を有している。この底板34の屈曲部37は、底板34と平行に配置された水平部材37aと、2個の傾斜部材37bとを有している。水平部材37aは、軸受台31の下方に位置して底板34よりも上方に位置し、軸受台31の下部に連結されている。各傾斜部材37bは、平板部材37aの両側に位置して底板34と平板部材37aとを互いに連結するように傾斜状態で側板33の下部に連結されている。そのため、屈曲部37は、各傾斜部材37bが平板部材37aを左右の斜め下方からそれぞれ支持しており、平板部材37aの近傍の剛性を高めることができる。なお、台板11の剛性を十分確保していれば、底板11は、アーチ状の屈曲部37を備える必要はなく、平板で構成されてもよい。
また、側板33の下端部と底板34の上面が溶接により連結されており、側板33と底板34の連結部における外側に鉛直リブ38が溶接により固定されている。鉛直リブ38は、クランク軸方向において、隔壁32と同じ位置に両側一対に設置され、台板11の下部側の剛性を高め、運転時のクランク軸方向に対する直角方向の変形を抑えることができる。即ち、鉛直リブ38は、台板11の幅方向の剛性を高め、運転時における台板11の幅方向の変形を抑えることができる。
そして、台板11は、軸受台31の上方に位置した架構12が配置されている。この架構12は、天板35の上方から軸受22を覆うように配置されている。軸受台31と架構12は、軸受22を収容する空間部39が設けられている。また、軸受台31は、空間部39の両側に厚肉部40が設けられ、この厚肉部40に上方に開口する複数のねじ穴40aが形成されている。そして、タイロッド15が架構12の底板を貫通してねじ穴40aにねじ込まれることで、架構12が軸受台31に結合される。
また、各側板33は、外側にクランク軸方向に沿って補強部材としての水平リブ41が固定されている。水平リブ41は、厚さ一定の矩形状の板材で、水平リブ41の長手方向がクランク軸方向に沿うように端面が側板33の外面に接触し、溶接により固定されている。この場合、側板33の一方側の面に隔壁32が位置し、他方側の面に水平リブ41が位置することで、隔壁32と水平リブ41が直交するように配置される。
側板33は、鉛直方向に沿う上部側板33aと、台板11の幅方向の中央部側に向かって傾斜する下部側板33bとを有し、上部側板33aの下部に下部側板33bが配置されている。なお、側板33は、板材を折曲して上部側板33aと下部側板33bを構成してもよいし、上部側板33aと下部側板33bを別々に製作して溶接により固定してもよい。水平リブ41は、上部側板33aに固定されている。この場合、水平リブ41は、上部側板33aにおける上下方向の中間位置に固定されている。つまり、上部側板33aの高さをhとすると、水平リブ41は、上部側板33aにおける上端及び下端から高さh/2の位置に固定されている。
水平リブ41におけるクランク軸方向の長さは、側板33におけるクランク軸方向の長さと同じに設定されている。実際は、台板11と架構12とから構成されるエンジンフレームがシリンダの数だけ並列に配置されており、水平リブ41は、複数のエンジンフレームにおける各台板11の側板33に連続して固定されている。
本実施形態の台板11は、クランクシャフト21の回転時、各種の荷重が軸受台31を介して隔壁32に作用し、隔壁32に作用した荷重が側板33側に流れ、この側板33が面外変形する。しかし、本実施形態では、図3に示すように、隔壁32に側版33が溶接部W1により固定され、側板33に水平リブ41が溶接部W2により固定されている。そのため、側板33に対して矢印で表す面外変形荷重が作用したとき、側板33は、水平リブ41により自身の変形が抑制される。すると、側板33の面外変形が抑制され、隔壁32と側板33との溶接部W1の応力が軽減される。
このように第1実施形態のエンジン台板にあっては、隔壁32と、隔壁32の上部に連結されて軸受22を下方から支持する軸受台31と、隔壁32の両側部に交差するように連結される一対の側板33と、隔壁32の下部に交差するように連結される底板34と、一対の側板33の外側にクランク軸方向に沿って固定される一対の補強部材としてのリブ41とを設けている。
従って、隔壁32の側部に側板33が連結され、側板33の外側に水平リブ41が固定されることで、隔壁32と側板33が水平リブ41により効果的に補強される。クランクシャフト21の回転時に、隔壁32に作用する荷重が側板33側に流れ、この側板33が面外変形する。しかし、側板33に水平リブ41が固定されることで、この側板33に作用する面外変形量が低減する。そのため、隔壁32と側板33との連結部に作用する応力が軽減され、隔壁32や側板33の板厚増加などの対策が不要となり、逆に、板厚を薄くすることが可能となる。その結果、重量や製造コストの増加を抑制しながら、強度を向上することができる。
第1実施形態のエンジン台板では、補強部材を水平リブ41とすることで、簡単な構造で容易に側板33に作用する面外変形量を低減することができ、製造コストの増加を抑制することができる。
第1実施形態のエンジン台板では、側板33を、鉛直方向に沿う上部側板33aと、台板11の幅方向の中央部側(内側)に向かって傾斜する下部側板33bとで構成し、水平リブ41を上部側板33aに固定している。従って、水平リブ41を上部側板33aに固定することで、軸受22に近い領域を補強することとなり、側板33を効率的に補強することができる。この場合、水平リブ41を上部側板33aにおける中間位置に固定することで、上部側板33aを効率的に補強することができる。
第1実施形態のエンジン台板では、水平リブ41の長さを側板33の長さと同じに設定している。従って、水平リブ41により側板33を効率的に補強して側板33に作用する面外変形量を低減することができる。
[第2実施形態]
図5は、第2実施形態のエンジン台板を表す正面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態にて、図5に示すように、側板33は、外側にクランク軸方向に沿って補強部材としての水平リブ42が固定されている。水平リブ42は、厚さ一定の矩形状の板材で、水平リブ42の長手方向がクランク軸方向に沿うように端面が側板33の外面に接触し、溶接により固定されている。この場合、側板33の一方側の面に隔壁32が位置し、他方側の面に水平リブ42が位置することで、隔壁32と水平リブ42が直交するように配置される。
水平リブ42は、上部側板33aにおける上下方向の中間位置より下方に固定されている。つまり、上部側板33aの高さをhとすると、水平リブ42は、上部側板33aにおける下端から高さh/2より小さい高さhの位置に固定されている。この場合、水平リブ42を上部側板33aと下部側板33bの連結部(折曲部)に設けることが望ましい。
そのため、台板11は、クランクシャフト21の回転時、各種の荷重が軸受台31を介して隔壁32に作用し、隔壁32に作用した荷重が側板33側に流れ、この側板33が面外変形する。このとき、上部側板33aと下部側板33bの連結部に作用する面外変形が最も大きい。しかし、本実施形態では、側板33に水平リブ42が固定されているため、側板33は、水平リブ42により自身の変形が抑制され、側板33の面外変形が抑制されることで、隔壁32と側板33との連結部の応力が軽減される。
このように第2実施形態のエンジン台板にあっては、側板33の外側にクランク軸方向に沿って水平リブ42を固定し、この水平リブ42を上部側板33aにおける上下方向の中間位置より下方に固定している。
従って、隔壁32の側部に側板33が連結され、側板33の外側に水平リブ42が固定されることで、隔壁32と側板33が水平リブ42により効果的に補強され、この側板33に作用する面外変形量が低減する。そのため、隔壁32と側板33との連結部に作用する応力が軽減され、重量や製造コストの増加を抑制しながら、強度を向上することができる。
また、水平リブ42を上部側板33aにおける中間位置より下方に固定することで、上部側板33aと下部側板33bとを効率的に補強することができる。この場合、側板33は、上部側板33aと下部側板33bとの連結部(折曲部)の強度が不十分であることから、水平リブ42を上部側板33aと下部側板33bとの連結部(折曲部)に近い位置に固定することが望ましい。
[第3実施形態]
図6は、第3実施形態のエンジン台板を表す斜視図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第3実施形態にて、図6に示すように、側板33は、外側にクランク軸方向に沿って補強部材としての水平リブ43が固定されている。水平リブ43は、厚さ一定の矩形状の板材で、水平リブ43の長手方向がクランク軸方向に沿うように端面が側板33の外面に接触し、溶接により固定されている。この場合、側板33の一方側の面に隔壁32が位置し、他方側の面に水平リブ43が位置することで、隔壁32と水平リブ43が直交するように配置される。
水平リブ43におけるクランク軸方向の長さは、側板33におけるクランク軸方向の長さより短く設定されている。実際は、台板11と架構12とから構成されるエンジンフレームがシリンダの数だけ並列に配置されており、水平リブ43は、複数のエンジンフレームにおける各台板11の側板33に個別に独立して固定されている。この場合、水平リブ43は、長さ方向の中間位置に隔壁32が位置することとなる。
そのため、台板11は、クランクシャフト21の回転時、各種の荷重が軸受台31を介して隔壁32に作用し、隔壁32に作用した荷重が側板33側に流れ、この側板33が面外変形する。しかし、本実施形態では、側板33に水平リブ43が固定されているため、側板33は、水平リブ43により自身の変形が抑制され、側板33の面外変形が抑制されることで、隔壁32と側板33との連結部の応力が軽減される。
このように第3実施形態のエンジン台板にあっては、側板33の外側にクランク軸方向に沿って水平リブ43を固定し、水平リブ43の長さを側板33の長さより短く設定している。従って、材料コストを低減することができる。
[第4実施形態]
図7は、第4実施形態のエンジン台板を表す斜視図、図8は、隔壁と側板と水平リブの接合部を表す水平断面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第3実施形態にて、図7及び図8に示すように、側板33は、外側にクランク軸方向に沿って補強部材としての水平リブ44が固定されている。水平リブ44は、厚さ一定の台形状の板材で、水平リブ43の長手方向(上辺44aと下辺44b)がクランク軸方向に沿うように端面が側板33の外面に接触し、溶接により固定されている。この場合、側板33の一方側の面に隔壁32が位置し、他方側の面に水平リブ44が位置することで、隔壁32と水平リブ44が直交するように配置される。
水平リブ44におけるクランク軸方向の長さ(上辺44a及び下辺44bの両辺それぞれの長さ)は、側板33におけるクランク軸方向の長さより短く設定されている。水平リブ44は、上辺44aと、下辺44bと、2個の側辺44cからなる台形状をなし、最も長い下辺44bが側板33に固定されている。水平リブ44は、長さ方向の中間位置に隔壁32が位置することとなる。
そのため、台板11は、クランクシャフト21の回転時、各種の荷重が軸受台31を介して隔壁32に作用し、隔壁32に作用した荷重が側板33側に流れ、この側板33が面外変形する。しかし、本実施形態では、隔壁32に側版33が溶接部W1により固定され、側板33に水平リブ44が溶接部W3により固定されている。そのため、側板33に対して面外変形荷重が作用したとき、側板33は、水平リブ44により自身の変形が抑制される。すると、側板33の面外変形が抑制され、隔壁32と側板33との溶接部W1の応力が軽減される。
また、水平リブ44は、台形状をなして最も長い下辺44bが側板33に固定されている。そのため、側板33が面外変形するとき、水平リブ44の溶接部W3における端部に作用する応力が軽減される。
このように第4実施形態のエンジン台板にあっては、側板33の外側にクランク軸方向に沿って水平リブ44を固定し、水平リブ44を台形状とし、長い下辺44bを側板33に固定している。
従って、水平リブ44を台形状として長い下辺44bを側板33に固定することで、水平リブ44と側板33との連結部(溶接部W3)にて、長手方向における端部の応力集中を低減することができる。
なお、上述した実施形態では、補強部材を水平リブ41,42,43,44としたが、この構成に限定されるものではなく、例えば、補強部材として板厚が一定でない傾斜したリブであってもよい。また、水平リブ41の形状も、矩形や台形に限らず、多角形や半円としてもよい。更に、補強部材の数も1個に限らず、複数設けてもよい。
また、上述した実施形態では、左右一対の側板33の外側に補強部材としてのリブ41,42,43,44を設けたが、一方の側板33の外側にのみ補強部材としてのリブ41,42,43,44を設けてもよい。
10 ディーゼルエンジン
11 台板
12 架構
13 ジャケット
14,15 タイロッド
16 シリンダライナ
17 シリンダカバー
18 空間部
19 ピストン
20 ピストン棒
21 クランクシャフト
22 軸受(クランク軸受)
23 クランク
24 連接棒
25 摺動板
26 クロスヘッド
31 軸受台
32 隔壁
33 側板
34 底板
35 天板
36 オイルパン
37 屈曲部
37a 水平部材
37b 傾斜部材
38 鉛直リブ
39 空間部
40 厚肉部
40a ねじ穴
41,42,43,44 水平リブ(補強部材)
44a 上辺
44b 下辺
44c 側辺
L シャフト軸線
h 高さ
W1,W2,W3 溶接部

Claims (8)

  1. 隔壁と、
    前記隔壁の上部に連結されてクランク軸受を下方から支持する軸受台と、
    前記隔壁の両側部に交差するように連結される一対の側板と、
    前記隔壁の下部に交差するように連結される底板と、
    前記側板の外側にクランク軸方向に沿うと共に前記隔壁と直交するように固定される補強部材と、
    を備えることを特徴とするエンジン台板。
  2. 前記補強部材は、水平リブであることを特徴とする請求項1に記載のエンジン台板。
  3. 前記側板は、鉛直方向に沿う上部側板と、台板中央に向かって傾斜する下部側板とを備え、前記補強部材は、前記上部側板に固定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジン台板。
  4. 前記補強部材は、前記上部側板における上下方向の中間位置に固定されることを特徴とする請求項3に記載のエンジン台板。
  5. 前記補強部材は、前記上部側板における上下方向の中間位置より下方に固定されることを特徴とする請求項3に記載のエンジン台板。
  6. 前記補強部材の長さが前記側板の長さと同じに設定されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のエンジン台板。
  7. 前記補強部材の長さが前記側板の長さより短く設定されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のエンジン台板。
  8. 前記補強部材は、台形状をなし、長い辺が前記側板に固定されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のエンジン台板。
JP2014177173A 2014-09-01 2014-09-01 エンジン台板 Active JP6314063B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014177173A JP6314063B2 (ja) 2014-09-01 2014-09-01 エンジン台板
KR1020177002375A KR101975124B1 (ko) 2014-09-01 2015-03-04 엔진 받침판
CN201580041121.3A CN107087422A (zh) 2014-09-01 2015-03-04 发动机底座
PCT/JP2015/056415 WO2016035360A1 (ja) 2014-09-01 2015-03-04 エンジン台板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014177173A JP6314063B2 (ja) 2014-09-01 2014-09-01 エンジン台板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016050544A JP2016050544A (ja) 2016-04-11
JP6314063B2 true JP6314063B2 (ja) 2018-04-18

Family

ID=55439435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014177173A Active JP6314063B2 (ja) 2014-09-01 2014-09-01 エンジン台板

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6314063B2 (ja)
KR (1) KR101975124B1 (ja)
CN (1) CN107087422A (ja)
WO (1) WO2016035360A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6813989B2 (ja) * 2016-08-23 2021-01-13 三菱重工業株式会社 クロスヘッド式内燃機関

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE435418B (sv) * 1981-06-16 1984-09-24 Electrolux Ab Forbrenningsmotor med vevaxellager
JP2721667B2 (ja) * 1987-04-22 1998-03-04 三菱重工業株式会社 クロスヘッド形往復動内燃機関の架構構造
DK171284B1 (da) * 1992-11-24 1996-08-19 Man B & W Diesel Gmbh Totakts forbrændingsmotor af krydshovedtypen
JPH0712007A (ja) * 1993-06-21 1995-01-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ディーゼル機関用主軸受
DE19640719C1 (de) * 1996-10-02 1997-10-16 Iav Motor Gmbh Lagerbett für die Kurbelwellenlagerung von Verbrennungsmotoren
JP3724106B2 (ja) * 1997-03-27 2005-12-07 いすゞ自動車株式会社 エンジンのラダーフレーム構造
EP2199583A2 (de) * 2008-12-18 2010-06-23 Wärtsilä Schweiz AG Kreuzkopf-Grossdieselmotor
JP2012202296A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd エンジンフレーム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016035360A1 (ja) 2016-03-10
CN107087422A (zh) 2017-08-22
KR101975124B1 (ko) 2019-05-03
JP2016050544A (ja) 2016-04-11
KR20170024041A (ko) 2017-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5795147B2 (ja) 大型クロスヘッド・ディーゼル・エンジン
JP6167246B2 (ja) シリンダブロック及びそれを備えたエンジン
JP2010209862A (ja) 内燃機関のピストン
KR102146229B1 (ko) 실린더 재킷 및 크로스헤드식 내연 기관
JP6314063B2 (ja) エンジン台板
JP2008240936A (ja) 内燃機関のコネクティングロッド
KR20120094950A (ko) 내연기관용 피스톤의 핀 보스
US7273030B2 (en) Crankshaft support structure of internal combustion engine
KR20130083914A (ko) 실린더 재킷
JP5511302B2 (ja) エンジンの架構及びその製造方法
JP2008248842A (ja) 内燃機関のピストン
JP6555333B2 (ja) エンジン
JP5567230B1 (ja) ユニフロー式クロスヘッド型燃焼機関
JP6275611B2 (ja) ガイド板、隔壁ユニット、架構及びクロスヘッド式内燃機関
KR20130044311A (ko) 크로스헤드형 디젤 기관의 크로스헤드
JP6586986B2 (ja) エンジン
JP2016121562A (ja) 内燃機関のピストン
JP6344150B2 (ja) エンジンのクランクシャフト軸受構造
KR102134499B1 (ko) 오일 섬프 및 오일 섬프 배열체
JP5709621B2 (ja) 架構
JP6569725B2 (ja) 多気筒エンジン
JP2012097715A (ja) 架構
JP6485174B2 (ja) 内燃機関
JP2012202296A (ja) エンジンフレーム
JP2019152103A (ja) ラダーフレーム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160905

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20170707

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6314063

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250