JP6314040B2 - カード挿入部およびカードリーダ - Google Patents
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Description
本発明は、カードが挿入されるカード挿入口が形成されるカードリーダ用のカード挿入部、および、このカード挿入部を備えるカードリーダに関する。
従来、カードリーダの一部を構成するカードゲート機構(カード挿入部)が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のカード挿入部は、光源部と、光源部が発する光を導く導光部材と、カードが挿入されるゲート口(カード挿入口)が形成されるゲートフレームとを備えている。ゲートフレームは、中空状に形成されており、光源部および導光部材は、ゲートフレームの内部に配置されている。また、ゲートフレームは、光を透過する透明な材料で形成されている。そのため、このカード挿入部では、光源部から導光部材に向かって光が照射されると、カード挿入口が形成されるゲートフレームが光る。すなわち、このカード挿入部では、光源部から導光部材に向かって光が照射されると、カード挿入口の周囲が光る。
カードリーダの中には、カジノやゲームセンターに設置されるゲーム機等に搭載されて使用されるものがある。近年、ゲーム機等で使用されるカードリーダの市場では、カード挿入口の周辺部分の全体を均一に、かつ、ぼんやりときれいに光らせることが可能な装飾性の高いカード挿入部を有するカードリーダへのニーズが高まっている。
そこで、本発明の課題は、カード挿入口の周辺部分の全体を均一に、かつ、ぼんやりときれいに光らせることが可能なカード挿入部を提供することにある。また、本発明の課題は、このカード挿入部を備えるカードリーダを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のカード挿入部は、カードが挿入されるカード挿入口が形成されるカードリーダ用のカード挿入部において、カードの挿入方向から見たときにカード挿入口の周囲の少なくとも一部を囲む導光部材と、導光部材に向かって光を照射する光源と、カードの挿入方向において導光部材よりも奥側に配置される反射部材と、カード挿入口が形成されるとともにカードの挿入方向における手前側から少なくとも導光部材および光源を覆うカバー部材とを備え、カバー部材は、半透明の光透過性材料で形成されていることを特徴とする。
本発明のカード挿入部では、導光部材は、カードの挿入方向から見たときにカード挿入口の周囲の少なくとも一部を囲んでおり、カードの挿入方向において導光部材よりも奥側に反射部材が配置されている。また、本発明では、カバー部材は、カードの挿入方向における手前側から導光部材および光源を覆っている。そのため、本発明では、カードの挿入方向におけるカバー部材の少なくとも一部の奥側において、光源からの光を、導光部材および反射部材の作用によって、カード挿入口の周辺部分の全体に拡散させることが可能になる。また、本発明では、カードの挿入方向における手前側から導光部材および光源を覆うカバー部材が半透明の光透過性材料で形成されているため、カードの挿入方向における手前側に向かってカバー部材を透過する光をぼやけさせることが可能になる。このように、本発明では、カードの挿入方向におけるカバー部材の少なくとも一部の奥側において、カード挿入口の周辺部分の全体に光を拡散させることが可能になるとともに、カバー部材の奥側でカード挿入口の周辺部分の全体に拡散させられた光をカバー部材によってぼやけさせることが可能になる。したがって、本発明では、カード挿入口の周辺部分の全体を均一に(すなわち、斑のないように)、かつ、ぼんやりときれいに光らせることが可能になる。
本発明において、カバー部材は、乳白色の光透過性材料で形成されていることが好ましい。このように構成すると、カード挿入口の周辺部分の全体を様々な色でよりきれいに光らせることが可能になる。
本発明において、反射部材は、光源が実装されるリジッド基板であることが好ましい。このように構成すると、光源が実装されるリジッド基板に加えて反射部材が設けられている場合と比較して、カード挿入部の構成を簡素化することが可能になる。
本発明において、導光部材は、平板状に形成されるとともに、リジッド基板の表面に接触するように配置され、光源は、導光部材の端面に向かって光を照射するように配置されていることが好ましい。このように構成すると、カードの挿入方向において、カード挿入部を小型化することが可能になる。
本発明において、カード挿入部は、光源として、第1光源と第2光源とを備え、導光部材は、平板状に形成されるとともに、カードの挿入方向から見たときに、カード挿入口の全周を囲むように形成され、第1光源は、カードの挿入方向とカードの厚さ方向とに直交するカードの幅方向における導光部材の一端から導光部材の他端側に向かってカードの幅方向の一方へ光を照射するように配置され、第2光源は、カードの幅方向における導光部材の他端から導光部材の一端側に向かってカードの幅方向の他方へ光を照射するように配置されていることが好ましい。このように構成すると、カード挿入口の周辺部分の全体に光を効果的に拡散させることが可能になる。したがって、カード挿入口の周辺部分の全体をより均一に光らせることが可能になる。
本発明において、カード挿入部は、光源として、第1光源および第2光源に加えて、第3光源と第4光源とを備え、導光部材は、略長方形の枠状に形成され、カードの幅方向における導光部材の一方側では、第1光源が、カード厚さ方向の一方側に配置され、第3光源が、カード厚さ方向の他方側に配置されるとともにカードの挿入方向から見たときにカードの幅方向およびカードの厚さ方向に対して傾斜する方向であってかつカード挿入口に略向かう方向へ光を照射するように配置され、カードの幅方向における導光部材の他方側では、第2光源が、カード厚さ方向の他方側に配置され、第4光源が、カード厚さ方向の一方側に配置されるとともにカードの挿入方向から見たときにカードの幅方向およびカードの厚さ方向に対して傾斜する方向であってかつカード挿入口に略向かう方向へ光を照射するように配置されていることが好ましい。このように構成すると、カード挿入口の周辺部分の全体に光をより効果的に拡散させることが可能になる。したがって、カード挿入口の周辺部分の全体をさらに均一に光らせることが可能になる。また、このように構成すると、第3光源および第4光源が、カードの挿入方向から見たときにカードの幅方向およびカードの厚さ方向に対して傾斜した方向に光を照射するように配置されているため、導光部材に接触するように第3光源および第4光源を配置することで、カードの厚さ方向でカード挿入部を小型化することが可能になる。
本発明において、カード挿入部は、光源として、第1光源および第2光源に加えて、第3光源と第4光源とを備え、導光部材は、略長方形の枠状に形成され、カードの幅方向における導光部材の一方側では、第1光源が、カード厚さ方向の一方側に配置され、第3光源が、カード厚さ方向の他方側に配置されるとともにカードの厚さ方向における導光部材の他端から導光部材の一端側に向かってカードの厚さ方向の一方へ光を照射するように配置され、カードの幅方向における導光部材の他方側では、第2光源が、カード厚さ方向の他方側に配置され、第4光源が、カード厚さ方向の一方側に配置されるとともにカードの厚さ方向における導光部材の一端から導光部材の他端側に向かってカードの厚さ方向の他方へ光を照射するように配置されていても良い。この場合であっても、カード挿入口の周辺部分の全体に光をより効果的に拡散させることが可能になる。したがって、カード挿入口の周辺部分の全体をさらに均一に光らせることが可能になる。
本発明において、たとえば、カードの挿入方向とカードの厚さ方向とに直交するカードの幅方向におけるカード挿入部の中間位置には、カードの挿入方向におけるカード挿入部の手前端からカード挿入方向の奥側に向かって切り欠かれた切欠部が形成され、カードの幅方向における切欠部の両側には、カードが通過するカード通過路の一部が形成されるガイド部と、ガイド部の、少なくともカードの挿入方向の手前側に配置される導光部材とが配置され、カバー部材は、ガイド部および導光部材を覆っている。この場合には、カードの幅方向におけるカード挿入部の中間位置に切欠部が形成されていても、カード挿入口の周辺部分の全体を均一に、かつ、ぼんやりときれいに光らせることが可能になる。
本発明において、光源は、カードの挿入方向における導光部材の奥側から導光部材に向かって光を照射するように配置され、反射部材は、板状またはフィルム状に形成され、カードの挿入方向における導光部材の奥側の面の、光源からの光が照射される被照射部を少なくとも除いた部分に貼り付けられていることが好ましい。このように構成すると、カードの挿入方向における導光部材の奥側から導光部材に向かって光を照射するように光源が配置されているため、カードの幅方向においてカード挿入部を小型化することが可能になる。また、このように構成すると、導光部材の奥側の面に貼り付けられる反射部材が薄板状やフィルム状に形成されていれば、カードの挿入方向においてカード挿入部を小型化することが可能になる。
本発明において、カバー部材は、カードの幅方向における切欠部の両側に配置され、カードの幅方向の内側からガイド部を覆う覆部を備え、カードの幅方向において、覆部とガイド部との間に隙間が形成されていることが好ましい。このように構成すると、覆部とガイド部との間に形成される隙間を利用して、カードの幅方向における切欠部の両側をぼんやりと光らせることが可能になる。
また、この場合には、導光部材は、カードの挿入方向におけるガイド部の手前側に配置される第1導光部と、カードの幅方向における第1導光部の内側端に繋がるとともに、覆部とガイド部との間の隙間に配置される第2導光部とを備えることが好ましい。このように構成すると、第2導光部の作用で、覆部とガイド部との間の隙間の全体に光を拡散させることが可能になる。したがって、切欠部の両側の全体をぼんやりときれいに光らせることが可能になる。
本発明において、カード挿入部は、カードの挿入方向において導光部材とカバー部材との間に配置される光拡散部材を備えることが好ましい。このように構成すると、カード挿入口の周辺部分の全体に光を効果的に拡散させることが可能になる。したがって、カード挿入口の周辺部分の全体をより均一に光らせることが可能になる。
本発明のカード挿入部は、カード挿入部が固定される本体部を備えるカードリーダに用いることができる。このカードリーダでは、カード挿入口の周辺部分の全体を均一に、かつ、ぼんやりときれいに光らせることが可能になる。
以上のように、本発明では、カード挿入口の周辺部分の全体を均一に、かつ、ぼんやりときれいに光らせることが可能になる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(カードリーダの全体構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるカードリーダ1の分解斜視図である。
図1は、本発明の実施の形態にかかるカードリーダ1の分解斜視図である。
本形態のカードリーダ1は、カード2に記録されたデータの読取やカード2へのデータの記録を行うための装置であり、たとえば、カジノやゲームセンター等に設置されるゲーム機に搭載されて使用される。また、本形態のカードリーダ1は、ユーザが手動でカードリーダ1へのカード2の差込みと、カードリーダ1からのカード2を抜取りとを行う手動式のカードリーダである。すなわち、本形態のカードリーダ1は、いわゆるディップ式のカードリーダである。このカードリーダ1は、カード2が挿入されるカード挿入口3が形成されるカード挿入部4と、カード挿入部4が固定される本体部5とを備えている。カードリーダ1の内部には、カード挿入口3から挿入されたカード2が通過するカード通過路が形成されている。
本形態では、図1に示すX方向にカード2が通過する。具体的には、X1方向にカード2が挿入され、X2方向にカード2が抜き取られる。すなわち、X1方向は、カード2の挿入方向であり、X2方向は、カード2の抜取り方向である。また、X方向に直交する図1のZ方向は、カードリーダ1に取り込まれたカード2の厚さ方向であり、X方向とZ方向とに直交する図1のY方向は、カードリーダ1に取り込まれたカード2の幅方向である。以下の説明では、X方向を「前後方向」、Y方向を「左右方向」、Z方向を「上下方向」とする。また、X1方向側を「奥(後ろ)」側、X2方向側を「手前(前)」側、Y1方向側を「右」側、Y2方向側を「左」側、Z1方向側を「上」側、Z2方向側を「下」側とする。本形態では、X1方向側は、カード2の挿入方向における奥側であり、X2方向側は、カード2の挿入方向における手前側である。
カード2は、たとえば、厚さが0.7〜0.8mm程度の略長方形状の塩化ビニール製のカードである。カード2の裏面には、磁気データが記録される磁気ストライプが形成されている。また、カード2には、ICチップが内蔵されており、カード2のおもて面には、ICチップの外部接続端子が形成されている。なお、カード2には、磁気ストライプまたは外部接続端子のいずれか一方のみが形成されても良い。また、カード2は、厚さが0.18〜0.36mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)カードであっても良いし、所定の厚さの紙カード等であっても良い。
本体部5は、カード2に記録された磁気データの読取やカード2への磁気データの記録を行う磁気ヘッド(図示省略)や、カード2のICチップの外部接続端子に接触してカード2とデータの通信を行うIC接点ブロック等を備えている。カード挿入部4は、本体部5の前端面に取り付けられている。以下、カード挿入部4の構成を説明する。
(カード挿入部の構成)
図2は、図1に示すカード挿入部4の構成を説明するための図であり、(A)は平面図、(B)は正面図である。
図2は、図1に示すカード挿入部4の構成を説明するための図であり、(A)は平面図、(B)は正面図である。
カード挿入部4は、4個の光源7〜10と、4個の光源7〜10が実装されるリジッド基板11と、リジッド基板11が固定される補強板12とを備えている。また、カード挿入部4は、平板状に形成される導光部材(導光板)13と、カード挿入口3が形成されるカバー部材14とを備えている。
導光部材13は、左右方向を長辺の方向とする略長方形の平板状に形成されており、導光部材13の厚さ方向と前後方向とが一致するように配置されている。導光部材13の中心には、カード2が通過する通過孔13aが前後方向に貫通するように形成されている。通過孔13aは、左右方向を長手方向とする長円形状に形成されている。すなわち、導光部材13は、略長方形の枠状に形成されており、図2(B)に示すように、前後方向から見たときに、カード挿入口3の周囲の全体(すなわち、全周)を囲むように形成されている。また、導光部材13の右上端の角部および左下端の角部には、図2(B)に示すように、面取り部13bが形成されている。
リジッド基板11は、左右方向を長辺の方向とする略長方形の平板状に形成されており、リジッド基板11の厚さ方向と前後方向とが一致するように配置されている。左右方向におけるリジッド基板11の幅は、左右方向における導光部材13の幅よりも広くなっている。また、上下方向におけるリジッド基板11の幅は、上下方向における導光部材13の幅よりも広くなっている。リジッド基板11の中心には、カード2が通過する通過孔11aが前後方向に貫通するように形成されている。通過孔11aは、左右方向を長手方向とする長円形状に形成されている。
光源7〜10は、LED(Light Emitting Diode)であり、リジッド基板11の前面11bに実装されている。すなわち、リジッド基板11の前面11bは、光源7〜10の実装面となっている。リジッド基板11には、光源7〜10の駆動制御回路が実装されている。また、導光部材13は、リジッド基板11の前面11bに接触するように配置されている。光源7、8は、導光部材13の左端側に配置され、光源9、10は、導光部材13の右端側に配置されている。すなわち、光源7〜10は、左右方向において、導光部材13の両端側に配置されている。また、光源7〜10は、導光部材13に向かって光を照射するように配置されている。本形態では、光源7〜10は、前後方向において、導光部材13と同じ位置に配置されており、導光部材13の端面に向かって光を照射する。
より具体的には、光源7は、光源7の発光面が導光部材13の左端面の上端側に対向するように配置されている。すなわち、光源7は、導光部材13の上端側に配置されるとともに、導光部材13の左端から導光部材13の右端側に向かって右方向へ光を照射するように配置されている。光源8は、光源8の発光面が導光部材13の左下端の角部に形成される面取り部13bに対向するように配置されている。すなわち、光源8は、導光部材13の下端側に配置されている。また、光源8は、導光部材13の左端側から右斜め上方向へ光を照射するように配置されている。すなわち、光源8は、前後方向から見たときに左右方向および上下方向に対して傾斜する方向であってかつカード挿入口3に略向かう方向へ光を照射するように配置されている。
また、光源9は、光源9の発光面が導光部材13の右端面の下端側に対向するように配置されている。すなわち、光源9は、導光部材13の下端側に配置されるとともに、導光部材13の右端から導光部材13の左端側に向かって左方向へ光を照射するように配置されている。光源10は、光源10の発光面が導光部材13の右上端の角部に形成される面取り部13bに対向するように配置されている。すなわち、光源10は、導光部材13の上端側に配置されている。また、光源10は、導光部材13の右端側から左斜め下方向へ光を照射するように配置されている。すなわち、光源10は、前後方向から見たときに左右方向および上下方向に対して傾斜する方向であってかつカード挿入口3に略向かう方向へ光を照射するように配置されている。
また、光源7〜10は、導光部材13の端面に接触するように配置されている。本形態の光源7は第1光源であり、光源9は第2光源である。また、光源8は第3光源であり、光源10は第4光源である。
上述のように、導光部材13は、リジッド基板11の前面11bに接触するように配置されている。リジッド基板11の前面11bの色は、白色となっており、前面11bは、導光部材13から奥側に向かって発せられる光を手前側に向かって反射する反射面となっている。本形態のリジッド基板11は、導光部材13よりも奥側に配置される反射部材である。なお、前面11bが光を反射する反射面となっているのであれば、前面11bの色は、白色以外の色であっても良い。たとえば、前面11bの色は、銀色であっても良い。
補強板12は、リジッド基板11と略同形状の平板状に形成されており、補強板12の厚さ方向と前後方向とが一致するように配置されている。補強板12の中心には、カード2が通過する通過孔12aが前後方向に貫通するように形成されている。リジッド基板11は、補強板12の前面に接触するように、ネジ17によって補強板12に固定されている。また、補強板12は、ネジ18によって本体部5に固定されている。なお、図2(B)では、補強板12の図示を省略している。
カバー部材14は、樹脂材料で形成されている。また、カバー部材14は、半透明の光透過性材料で形成されている。具体的には、カバー部材14は、乳白色の光透過性材料で形成されている。カバー部材14は、平板状かつ略長方形の枠状に形成される基部14aと、基部14aから手前側に向かって突出する突起部14bとから構成されている。突起部14bは、前後方向を軸方向とするとともに左右方向に細長い略四角筒状に形成されており、突起部14bの内周側は、カード挿入口3となっている。また、突起部14bは、基部14aの中心から手前側に向かって突出しており、基部14aの前面14cは、突起部14bの全周を囲む略長方形の枠状に形成されている。なお、カバー部材14は、灰色等の乳白色以外の色の、半透明の光透過性材料で形成されても良い。
カバー部材14は、ネジ17によってリジッド基板11と一緒に補強板12に固定されている。また、カバー部材14は、光源7〜10、リジッド基板11および導光部材13を手前側から覆っている。具体的には、カバー部材14は、光源7〜10、リジッド基板11および導光部材13の全体を手前側から覆っている。本形態では、基部14aの前面14cが、カードリーダ1が搭載されるゲーム機への取付面になっている。ゲーム機にカードリーダ1が取り付けられた状態では、ゲーム機の前面パネルにおいて突起部14bのみが露出している。また、ゲーム機にカードリーダ1が取り付けられた状態では、基部14aの前面14cは、遮光性の部材によって覆われている。
また、本形態では、左右方向における突起部14bの幅は、左右方向における導光部材13の幅よりも狭くなっている。また、上述のように、光源7は、光源7の発光面が導光部材13の左端面の上端側に対向するように配置され、光源8は、光源8の発光面が導光部材13の左下端の角部に形成される面取り部13bに対向するように配置され、光源9は、光源9の発光面が導光部材13の右端面の下端側に対向するように配置され、光源10は、光源10の発光面が導光部材13の右上端の角部に形成される面取り部13bに対向するように配置されている。そのため、本形態では、光源7〜10は、突起部14bよりも左右方向の外側に配置されている。すなわち、本形態では、前後方向から見たときに、光源7〜10は、カード挿入部4の、ゲーム機の前面パネルにおいて露出する部分(すなわち、突起部14b)と重ならない位置に配置されている。なお、上下方向における突起部14bの幅は、上下方向における導光部材13の幅よりも広くなっている。また、左右方向における突起部14bの幅は、左右方向におけるカード挿入口3の幅よりも広くなっている。
上述のように、本形態のカードリーダ1は、カジノやゲームセンター等に設置されるゲーム機に搭載されるものであり、カードリーダ1にカード2が差し込まれたままの状態でカードリーダ1が使用される。また、カードリーダ1にカード2が差し込まれているときには、光源7〜10は導光部材13に向かって光を照射しており、カード挿入部4のカード挿入口3の周辺部分は光っている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、導光部材13は、前後方向から見たときにカード挿入口3の周囲の全体を囲むように形成され、リジッド基板11の前面11bは、導光部材13から奥側に向かって発せられる光を手前側に向かって反射する反射面となっている。また、本形態では、カバー部材14は、光源7〜10、リジッド基板11および導光部材13を手前側から覆っている。そのため、本形態では、カバー部材14の奥側において、光源7〜10からの光を、導光部材13および前面11bの作用によって、カード挿入口3の周辺部分の全体に拡散させることが可能になる。また、本形態では、カバー部材14が半透明の光透過性材料で形成されているため、手前側に向かってカバー部材14を透過する光をぼやけさせることが可能になる。このように、本形態では、カバー部材14の奥側において、カード挿入口3の周辺部分の全体に拡散させることが可能になるとともに、カバー部材14の奥側でカード挿入口3の周辺部分の全体に拡散させられた光をカバー部材14によってぼやけさせることが可能になる。したがって、本形態では、カード挿入口3の周辺部分の全体を均一に、かつ、ぼんやりときれいに光らせることが可能になる。
以上説明したように、本形態では、導光部材13は、前後方向から見たときにカード挿入口3の周囲の全体を囲むように形成され、リジッド基板11の前面11bは、導光部材13から奥側に向かって発せられる光を手前側に向かって反射する反射面となっている。また、本形態では、カバー部材14は、光源7〜10、リジッド基板11および導光部材13を手前側から覆っている。そのため、本形態では、カバー部材14の奥側において、光源7〜10からの光を、導光部材13および前面11bの作用によって、カード挿入口3の周辺部分の全体に拡散させることが可能になる。また、本形態では、カバー部材14が半透明の光透過性材料で形成されているため、手前側に向かってカバー部材14を透過する光をぼやけさせることが可能になる。このように、本形態では、カバー部材14の奥側において、カード挿入口3の周辺部分の全体に拡散させることが可能になるとともに、カバー部材14の奥側でカード挿入口3の周辺部分の全体に拡散させられた光をカバー部材14によってぼやけさせることが可能になる。したがって、本形態では、カード挿入口3の周辺部分の全体を均一に、かつ、ぼんやりときれいに光らせることが可能になる。
特に本形態では、光源7が、導光部材13の上端側にかつ導光部材13の左端から右方向へ光を照射するように配置され、光源8が、導光部材13の下端側にかつ導光部材13の左端側から右斜め上方向へ光を照射するように配置され、光源9が、導光部材13の下端側にかつ導光部材13の右端から左方向へ光を照射するように配置され、光源10が、導光部材13の上端側にかつ導光部材13の右端側から左斜め下方向へ光を照射するように配置されている。そのため、本形態では、カバー部材14の奥側において、カード挿入口3の周辺部分の全体に光を効果的に拡散させることが可能になる。したがって、本形態では、カード挿入口3の周辺部分の全体をより均一に光らせることが可能になる。
また、本形態では、カバー部材14が乳白色の光透過性材料で形成されているため、カード挿入口3の周辺部分の全体を様々な色でよりきれいに光らせることが可能になる。また、本形態では、光源7〜10は、突起部14bよりも左右方向の外側に配置されており、前後方向から見たときに、カード挿入部4の、ゲーム機の前面パネルにおいて露出する部分と重ならない位置に配置されている。そのため、本形態では、カードリーダ1が搭載されるゲーム機の前面パネルにおいて露出するカード挿入口3の周辺部分の全体をより均一に、かつ、よりぼんやりときれいに光らせることが可能になる。
本形態では、リジッド基板11の前面11bが、導光部材13から奥側に向かって発せられる光を手前側に向かって反射する反射面となっている。そのため、本形態では、光源7〜10が実装されるリジッド基板11に加えて、導光部材13から奥側に向かって発せられる光を手前側に向かって反射するための反射部材を別途、設ける必要がない。したがって、本形態では、カード挿入部4の構成を簡素化することが可能になる。
本形態では、導光部材13は、平板状に形成されるとともに、リジッド基板11の前面11bに接触するように配置され、光源7〜10は、導光部材13の端面に向かって光を照射するように配置されている。そのため、本形態では、前後方向においてカード挿入部4を小型化することが可能になる。
(カード挿入部の変形例1)
図3、図4は、本発明の他の実施の形態にかかるカード挿入部4の構成を説明するための正面図である。
図3、図4は、本発明の他の実施の形態にかかるカード挿入部4の構成を説明するための正面図である。
上述した形態では、光源8は、光源8の発光面が導光部材13の左下端の角部に形成される面取り部13bに対向するように配置され、光源10は、光源10の発光面が導光部材13の右上端の角部に形成される面取り部13bに対向するように配置されている。この他にもたとえば、図3に示すように、導光部材13の左端側において、光源8の発光面が導光部材13の下端面に対向するように光源8が配置されるとともに、導光部材13の右端側において、光源10の発光面が導光部材13の上端面に対向するように光源10が配置されても良い。すなわち、導光部材13の左端側において、導光部材13の下端から導光部材13の上端側に向かって上方向へ光を照射するように光源8が配置されるとともに、導光部材13の右端側において、導光部材13の上端から導光部材13の下端側に向かって下方向へ光を照射するように光源10が配置されても良い。図3に示すカード挿入部4では、光源8、10は、突起部14bよりも上下方向の外側に配置されている。すなわち、光源8、10は、前後方向から見たときに、カード挿入部4の、ゲーム機の前面パネルにおいて露出する部分(すなわち、突起部14b)と重ならない位置に配置されている。
図3に示すカード挿入部4であっても、カバー部材14の奥側において、カード挿入口3の周辺部分の全体に光を効果的に拡散させることが可能になり、その結果、カード挿入口3の周辺部分の全体をより均一に光らせることが可能になる。また、図3に示すカード挿入部4においては、導光部材13に面取り部13bが形成されていなくても良い。なお、上述した形態のように、導光部材13の面取り部13bに対向するように光源8、10が配置されている場合には、図3に示すように、導光部材13の上下の端面に対向するように光源8、10が配置されている場合と比較して、上下方向でカード挿入部4を小型化することが可能になる。
また、図4に示すように、光源8が、導光部材13の下端側に配置されるとともに、導光部材13の左端から導光部材13の右端側に向かって右方向へ光を照射するように配置され、光源10が、導光部材13の上端側に配置されるとともに、導光部材13の右端から導光部材13の左端側に向かって左方向へ光を照射するように配置されても良い。なお、図4に示すカード挿入部4でも、光源7〜10は、前後方向から見たときに、カード挿入部4の、ゲーム機の前面パネルにおいて露出する部分(すなわち、突起部14b)と重ならない位置に配置されている。
上述した形態では、カード挿入部4は、4個の光源7〜10を備えているが、カード挿入部4が備える光源の数は、5個以上であっても良い。また、カード挿入部4が備える光源の数は、3個以下であっても良い。たとえば、図4に示すように、カード挿入部4の、ゲーム機の前面パネルにおいて露出する部分である突起部14bの左右方向の幅と、カード挿入口3の左右方向の幅との差が小さい場合には、カード挿入部4は、光源7および光源9のみを備えていても良いし、光源8および光源10のみを備えていても良い。
上述した形態および図3、図4に示す変形例では、リジッド基板11の前面11bが反射面となっているが、前面11bは、反射面となっていなくても良い。この場合には、前後方向におけるリジッド基板11と導光部材13との間に、光を反射する反射部材を配置すれば良い。また、上述した形態および図3、図4に示す変形例では、光源7〜10は、前後方向から見たときに、カード挿入部4の、ゲーム機の前面パネルにおいて露出する部分(すなわち、突起部14b)と重ならない位置に配置されているが、光源7〜10の少なくともいずれか1つが、前後方向から見たときに、突起部14bと重なる位置に配置されても良い。さらに、上述した形態および図3、図4に示す変形例では、光源7〜10は、導光部材13の端面に向かって光を照射するように配置されているが、前後方向において、リジッド基板11と導光部材13との間に隙間が形成されるとともに、導光部材13の奥側の面に向かって光を照射するように光源7〜10が配置されても良い。
(カード挿入部の変形例2)
図5は、本発明の他の実施の形態にかかるカード挿入部4の構成を説明するための図であり、(A)は平面図、(B)は正面図である。図6は、本発明の他の実施の形態にかかるカード挿入部4の構成を説明するための平面図である。
図5は、本発明の他の実施の形態にかかるカード挿入部4の構成を説明するための図であり、(A)は平面図、(B)は正面図である。図6は、本発明の他の実施の形態にかかるカード挿入部4の構成を説明するための平面図である。
上述した形態では、カード挿入部4は、前後方向に扁平な段付きの略四角筒状に形成されている。この他にもたとえば、図5に示すように、左右方向におけるカード挿入部4の中間位置に、カード挿入部4の手前端から奥側に向かって切り欠かれた切欠部4aが形成されても良い。図5に示すカード挿入部4では、左右方向における切欠部4aの両側に、カード挿入口3が形成されている。また、このカード挿入部4は、光源7〜10と、カード2が通過するカード通過路の一部が形成される2個のガイド部20、21と、ガイド部20、21の手前側に配置される2個の導光部材22、23と、カード挿入口3が形成されるカバー部材24とを備えている。なお、図5(B)では、ガイド部20、21の図示を省略している。
ガイド部20、21は、前後方向に細長い略直方体のブロック状に形成されており、左右方向における切欠部4aの両側に配置されている。具体的には、ガイド部材20は、切欠部4aの左側に配置され、ガイド部材21は、切欠部4aの右側に配置されている。ガイド部20、21には、左右方向におけるガイド部20、21の内側端から左右方向の外側に向かって窪む凹部が形成されており、この凹部がカード通過路の一部を構成している。
導光部材22、23は、平板状に形成されており、導光部材22、23の厚さ方向と前後方向とが一致するように配置されている。導光部材22は、ガイド部20の手前側に配置され、導光部材23は、ガイド部21の手前側に配置されている。具体的には、導光部材22は、ガイド部20の前端に接触するように配置され、導光部材23は、ガイド部21の前端に接触するように配置されている。導光部材22、23には、カード2が通過するスリット22a、23aが形成されている。スリット22a、23aは、図5(B)に示すように、左右方向における導光部材22、23の内側端から左右方向の外側に向かって切り欠かれるように形成されている。
光源7、8は、導光部材22の左端側かつ奥側において、上下方向に所定の間隔をあけた状態で配置されている。具体的には、光源7、8は、導光部材22の奥側から導光部材22に向かって光を照射するように配置されている。光源9、10は、導光部材23の右端側かつ奥側において、上下方向に所定の間隔をあけた状態で配置されている。具体的には、光源9、10は、導光部材23の奥側から導光部材23に向かって光を照射するように配置されている。また、前後方向から見たときに、光源7〜10は、カード挿入口3よりも左右方向の外側に配置されている。
導光部材22、23の左右両端の前面には、面取り部22b、23bが形成されている。導光部材22の左端に形成される面取り部22bには、薄板状またはフィルム状に形成される反射部材(図示省略)が貼り付けられ、導光部材23の右端に形成される面取り部23bには、薄板状またはフィルム状に形成される反射部材(図示省略)が貼り付けられている。たとえば、銀色のシールが反射部材として、面取り部22b、23bに貼り付けられている。この反射部材は、導光部材22、23の奥側から照射される光源7〜10からの光を反射して導光部材22、23の全体に拡散させる機能を果たしている。
また、導光部材22、23の奥側の面の、光源7〜10からの光が照射される被照射部を少なくとも除いた部分には、薄板状またはフィルム状に形成される反射部材(図示省略)が貼り付けられている。たとえば、白色のシールが反射部材として、導光部材22、23の奥側の面に貼り付けられている。この反射部材は、導光部材22、23から奥側に向かって発せられる光を手前側に向かって反射する機能を果たしている。なお、図5に示すカード挿入部4では、導光部材22の奥側の面の右端側部分および導光部材23の奥側の面の左端側部分には、この反射部材は貼り付けられていない。ただし、導光部材22の奥側の面の右端側部分および導光部材23の奥側の面の左端側部分にこの反射部材が貼り付けられても良い。
カバー部材24は、カバー部材14と同様に、半透明の光透過性材料で形成されている。具体的には、カバー部材24は、乳白色の光透過性材料で形成されている。また、カバー部材24は、ガイド部20および導光部材22を手前側、上下両側および左右両側から覆うように、かつ、ガイド部21および導光部材23を手前側、上下両側および左右両側から覆うように形成されている。すなわち、カバー部材24は、手前側からガイド部20および導光部材22を覆う前面部24aと、手前側からガイド部21および導光部材23を覆う前面部24bとを備えている。また、カバー部材24は、右側からガイド部20および導光部材22を覆う覆部24cと、左側からガイド部21および導光部材23を覆う覆部24dとを備えている。すなわち、カバー部材24は、切欠部4aの両側に配置されるとともに左右方向の内側からガイド部20、21を覆う覆部24c、24dを備えている。
前面部24a、24bおよび覆部24c、24dには、カード2が通過するスリットが形成されている。前面部24a、24bに形成されるスリットは、カード挿入口3となっている。上述のように、導光部材22、23には、カード2が通過するスリット22a、23aが形成されており、図5(B)に示すように、導光部材22、23は、前後方向から見たときに、カード挿入口3の周囲の一部を囲むように形成されている。また、左右方向において、ガイド部20と覆部24cとの間には、隙間S1が形成され、ガイド部21と覆部24dとの間には、隙間S2が形成されている。
図5に示すカード挿入部4では、導光部材22、23は、前後方向から見たときに、カード挿入口3の周囲の一部を囲むように形成されている。また、このカード挿入部4では、導光部材22、23の奥側の面の、光源7〜10からの光が照射される被照射部を少なくとも除いた部分に反射部材が貼り付けられている。また、このカード挿入部4では、カバー部材24の前面部24a、24bは、導光部材22、23を手前側から覆っている。そのため、このカード挿入部4では、前面部24a、24bの奥側において、光源7〜10からの光を、カード挿入口3の周辺部分の全体に拡散させることが可能になる。また、カバー部材24が半透明の光透過性材料で形成されているため、手前側に向かって前面部24a、24bを透過する光をぼやけさせることが可能になる。したがって、図5に示すカード挿入部4では、カード挿入部4に切欠部4aが形成されていても、カード挿入口3の周辺部分の全体を均一に、かつ、ぼんやりときれいに光らせることが可能になる。
また、図5に示すカード挿入部4では、ガイド部20と覆部24cとの間に隙間S1が形成され、ガイド部21と覆部24dとの間に隙間S2が形成されている。また、図5に示すカード挿入部4では、導光部材22の奥側の面の右端側部分および導光部材23の奥側の面の左端側部分に反射部材が貼り付けられていない。そのため、このカード挿入部4では、隙間S1、S2を利用して、左右方向における切欠部4aの両側をぼんやりと光らせることが可能になる。また、このカード挿入部4では、光源7〜10が、導光部材22の奥側から導光部材22に向かって光を照射するように配置されているため、左右方向においてカード挿入部4を小型化することが可能になる。
さらに、このカード挿入部4では、導光部材22、23の奥側の面に貼り付けられる反射部材が薄板状またはフィルム状に形成されているため、導光部材22、23から奥側に向かって発せられる光を手前側に向かって反射する反射部材が設けられていても、前後方向においてカード挿入部4を小型化することが可能になる。なお、図5に示すカード挿入部4において、ガイド部20と覆部24cとの間に隙間S1が形成されていなくても良いし、ガイド部21と覆部24dとの間に隙間S2が形成されていなくても良い。
図5に示すカード挿入部4では、導光部材22、23は、平板状に形成されているが、図6に示すように、導光部材22、23は、ガイド部22、23の手前側に配置される平板状の第1導光部22f、23fと、左右方向における第1導光部22f、23fの内側端に繋がるとともに隙間S1、S2に配置される平板状の第2導光部22g、23gとから構成されても良い。すなわち、導光部材22、23は、上下方向から見たときの形状が略L形状となるように形成されても良い。この場合には、第2導光部22g、23gの作用で、隙間S1、S2の全体に光を拡散させることが可能になるため、左右方向における切欠部4aの両側の全体をぼんやりときれいに光らせることが可能になる。
また、この場合には、図6に示すように、第1導光部22f、23fと第2導光部22g、23gとが滑らかな曲面を介して繋がっていることが好ましい。また、第1導光部22f、23fと第2導光部22g、23gとが別体で形成されても良いが、図6に示すように、第1導光部22f、23fと第2導光部22g、23gとが切れ目なく一体で形成されていることが好ましい。すなわち、第1導光部22fと第2導光部22gとが1つの部品として形成され、第1導光部23fと第2導光部23gとが1つの部品として形成されていることが好ましい。
なお、図5または図6に示すカード挿入部4において、カード挿入部4は、光源7または光源8の一方のみを備えていても良い。また、図5または図6に示すカード挿入部4において、カード挿入部4は、光源9または光源10の一方のみを備えていても良い。
(他の実施の形態)
上述した形態および変形例は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態および変形例は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態および変形例1において、前後方向における導光部材13とカバー部材14との間に光拡散部材が配置されても良い。また、上述した変形例2において、前後方向における導光部材22、23とカバー部材24の前面部24a、24bとの間に光拡散部材が配置されても良い。この場合には、カード挿入口3の周辺部分の全体に光を効果的に拡散させることが可能になるため、カード挿入口3の周辺部分の全体をより均一に光らせることが可能になる。
上述した形態では、光源7〜10は、LEDであるが、光源7〜10は、LED以外の光源であっても良い。また、上述した形態では、カードリーダ1は、手動式のカードリーダであるが、本発明が適用されるカードリーダは、自動でカード2を搬送するカード搬送式のカードリーダであっても良い。さらに、上述した形態では、カードリーダ1は、ゲーム機に搭載されているが、カードリーダ1は、ゲーム機以外の上位装置に搭載されても良い。たとえば、変形例2にかかるカード挿入部4を備えるカードリーダ1は、ATM(Automated Teller Machine)等の上位装置に搭載されて使用されても良い。
1 カードリーダ
2 カード
3 カード挿入口
4 カード挿入部
4a 切欠部
5 本体部
7 光源(第1光源)
8 光源(第3光源)
9 光源(第2光源)
10 光源(第4光源)
11 リジッド基板(反射部材)
13 導光部材
14 カバー部材
20、21 ガイド部
22、23 導光部材
22f、23f 第1導光部
22g、23g 第2導光部
24 カバー部材
24c、24d 覆部
S1、S2 隙間
X1 カードの挿入方向
Y カードの幅方向
Z カードの厚さ方向
2 カード
3 カード挿入口
4 カード挿入部
4a 切欠部
5 本体部
7 光源(第1光源)
8 光源(第3光源)
9 光源(第2光源)
10 光源(第4光源)
11 リジッド基板(反射部材)
13 導光部材
14 カバー部材
20、21 ガイド部
22、23 導光部材
22f、23f 第1導光部
22g、23g 第2導光部
24 カバー部材
24c、24d 覆部
S1、S2 隙間
X1 カードの挿入方向
Y カードの幅方向
Z カードの厚さ方向
Claims (13)
- カードが挿入されるカード挿入口が形成されるカードリーダ用のカード挿入部において、
前記カードの挿入方向から見たときに前記カード挿入口の周囲の少なくとも一部を囲む導光部材と、前記導光部材に向かって光を照射する光源と、前記カードの挿入方向において前記導光部材よりも奥側に配置される反射部材と、前記カード挿入口が形成されるとともに前記カードの挿入方向における手前側から少なくとも前記導光部材および前記光源を覆うカバー部材とを備え、
前記カバー部材は、半透明の光透過性材料で形成されていることを特徴とするカード挿入部。 - 前記カバー部材は、乳白色の光透過性材料で形成されていることを特徴とする請求項1記載のカード挿入部。
- 前記反射部材は、前記光源が実装されるリジッド基板であることを特徴とする請求項1または2記載のカード挿入部。
- 前記導光部材は、平板状に形成されるとともに、前記リジッド基板の表面に接触するように配置され、
前記光源は、前記導光部材の端面に向かって光を照射するように配置されていることを特徴とする請求項3記載のカード挿入部。 - 前記光源として、第1光源と第2光源とを備え、
前記導光部材は、平板状に形成されるとともに、前記カードの挿入方向から見たときに、前記カード挿入口の全周を囲むように形成され、
前記第1光源は、前記カードの挿入方向と前記カードの厚さ方向とに直交する前記カードの幅方向における前記導光部材の一端から前記導光部材の他端側に向かって前記カードの幅方向の一方へ光を照射するように配置され、
前記第2光源は、前記カードの幅方向における前記導光部材の他端から前記導光部材の一端側に向かって前記カードの幅方向の他方へ光を照射するように配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のカード挿入部。 - 前記光源として、前記第1光源および前記第2光源に加えて、第3光源と第4光源とを備え、
前記導光部材は、略長方形の枠状に形成され、
前記カードの幅方向における前記導光部材の一方側では、前記第1光源が、前記カード厚さ方向の一方側に配置され、前記第3光源が、前記カード厚さ方向の他方側に配置されるとともに前記カードの挿入方向から見たときに前記カードの幅方向および前記カードの厚さ方向に対して傾斜する方向であってかつ前記カード挿入口に略向かう方向へ光を照射するように配置され、
前記カードの幅方向における前記導光部材の他方側では、前記第2光源が、前記カード厚さ方向の他方側に配置され、前記第4光源が、前記カード厚さ方向の一方側に配置されるとともに前記カードの挿入方向から見たときに前記カードの幅方向および前記カードの厚さ方向に対して傾斜する方向であってかつ前記カード挿入口に略向かう方向へ光を照射するように配置されていることを特徴とする請求項5記載のカード挿入部。 - 前記光源として、前記第1光源および前記第2光源に加えて、第3光源と第4光源とを備え、
前記導光部材は、略長方形の枠状に形成され、
前記カードの幅方向における前記導光部材の一方側では、前記第1光源が、前記カード厚さ方向の一方側に配置され、前記第3光源が、前記カード厚さ方向の他方側に配置されるとともに前記カードの厚さ方向における前記導光部材の他端から前記導光部材の一端側に向かって前記カードの厚さ方向の一方へ光を照射するように配置され、
前記カードの幅方向における前記導光部材の他方側では、前記第2光源が、前記カード厚さ方向の他方側に配置され、前記第4光源が、前記カード厚さ方向の一方側に配置されるとともに前記カードの厚さ方向における前記導光部材の一端から前記導光部材の他端側に向かって前記カードの厚さ方向の他方へ光を照射するように配置されていることを特徴とする請求項5記載のカード挿入部。 - 前記カードの挿入方向と前記カードの厚さ方向とに直交する前記カードの幅方向における前記カード挿入部の中間位置には、前記カードの挿入方向における前記カード挿入部の手前端から前記カード挿入方向の奥側に向かって切り欠かれた切欠部が形成され、
前記カードの幅方向における前記切欠部の両側には、前記カードが通過するカード通過路の一部が形成されるガイド部と、前記ガイド部の、少なくとも前記カードの挿入方向の手前側に配置される前記導光部材とが配置され、
前記カバー部材は、前記ガイド部および前記導光部材を覆っていることを特徴とする請求項1または2記載のカード挿入部。 - 前記光源は、前記カードの挿入方向における前記導光部材の奥側から前記導光部材に向かって光を照射するように配置され、
前記反射部材は、板状またはフィルム状に形成され、前記カードの挿入方向における前記導光部材の奥側の面の、前記光源からの光が照射される被照射部を少なくとも除いた部分に貼り付けられていることを特徴とする請求項8記載のカード挿入部。 - 前記カバー部材は、前記カードの幅方向における前記切欠部の両側に配置され、前記カードの幅方向の内側から前記ガイド部を覆う覆部を備え、
前記カードの幅方向において、前記覆部と前記ガイド部との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項8または9記載のカード挿入部。 - 前記導光部材は、前記カードの挿入方向における前記ガイド部の手前側に配置される第1導光部と、前記カードの幅方向における前記第1導光部の内側端に繋がるとともに、前記覆部と前記ガイド部との間の前記隙間に配置される第2導光部とを備えることを特徴とする請求項10記載のカード挿入部。
- 前記カードの挿入方向において前記導光部材と前記カバー部材との間に配置される光拡散部材を備えることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のカード挿入部。
- 請求項1から12のいずれかに記載のカード挿入部と、前記カード挿入部が固定される本体部とを備えることを特徴とするカードリーダ。
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