JP6314015B2 - ピストンとピストンリングの組合せ - Google Patents

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Description

本発明は、ピストンとピストンリングの組合せに関し、特に、ブローバイガスの低減及びオイル消費量の低減を両立することができる内燃機関用のピストンとピストンリングの組合せに関する。
従来より、内燃機関の燃費を向上する手段として、ピストンリングとシリンダの間の摩擦抵抗を低減することが行われている。一般的な自動車に搭載される内燃機関は、図7に示すように、トップリング121及びセカンドリング122からなる圧力リングと、オイルリング123からなる3本のリングを組付けたピストン100が用いられている。
このような3本リング構成のピストン100は、ピストン100の頭部101の外周部に上から順にトップリング121が組み付けられる第1の溝116、セカンドリング122が組み付けられる第2の溝117及びオイルリング123が組み付けられる第3の溝118が形成されている。このような3本リング構成のピストンにおいては、内燃機関の燃費向上のためのフリクション低減を目的としてピストンリングの張力は、トップリング,セカンドリング及びオイルリングの合計張力をシリンダボア径で割った合計張力比で0.2〜0.6N/mmの範囲と著しく小さい値に設定され、ピストンリング軸方向の厚みも薄幅に形成している。
また、ピストン100の頭部101には、第1の溝116と第2の溝117の間にセカンドランド112が形成され、第2の溝117と第3の溝118の間にサードランド113が形成されている。内燃機関に用いられるピストンは、軸方向に径が一定な円柱状のものが広く用いられている。
このような内燃機関に用いられるピストンは、近年の低燃費化の要望に対応すべく更なるオイル消費量を抑制するために種々の構成が知られている。
特開平6−249062号公報
特許文献1に記載されたピストンは、圧力リングが装着される圧力リング溝と、オイルリングが装着されるオイルリング溝とを有する内燃機関用ピストンにおいて、オイルリング溝の直上のランドに、該ランドの中間部より下方で、該ランドの下端に掛からない範囲に、下から上に行くに従って深さがゼロから漸次深くなる断面が略くさび状の環状溝状空間を設けている。
このように構成された内燃機関用ピストンは、オイル消費の顕著な低減を達成することができるとされているが、ピストンリングとの組合せに関しては言及されていない。
しかし、従来の内燃機関用ピストンは、ピストンリングは、ピストンに組み付けるための合口を備えており、該合口や、ピストンとシリンダの隙間から抜けるブローバイガスの低減をより達成することが難しいという構造上の問題があった。従来は、トップリングの合口寸法を極小化するために合口面取りや外周面取りを極限まで小さくするなどしてトップリングでブローバイガス量の低減を図っていたが、ブローバイガス量の低減がさらに求められると、オイル消費量も低減したままトップリングの形状だけでこれを解決することが難しいという問題があった。
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、オイル消費量とブローバイガス量の低減を同時に実現することができるピストンとピストンリングの組合せを提供することを目的とする。
本発明に係るピストンとピストンリングの組合せは、トップリングとセカンドリングから成る圧力リングとオイルリングとから成るピストンリングが組み付けられる溝が形成されたピストンと前記ピストンリングの組合せであって、前記ピストンは、前記トップリングが組み付けられる第1の溝と前記セカンドリングが組み付けられる第2の溝の間に形成されたセカンドランドと、前記第2の溝と前記オイルリングが組み付けられる第3の溝の間に形成されたサードランドとを備え、前記サードランドの軸方向上端部の径は、前記セカンドランドの下端部の径と略同一に形成され、前記サードランドには、軸方向断面において径方向に縮径した凹部が形成され、前記凹部は、前記サードランドに対して略垂直に形成された上面と、軸方向に対して傾斜した斜面と、前記上面と前記斜面に連続するとともに、軸方向に沿って延びる底面を備え、前記底面の軸方向の長さL 2 は、前記サードランドの軸方向の長さL 1 に比べて10〜20%程度に設定され、前記凹部の開口長さL 3 は、前記サードランドの軸方向の長さL 1 に比べて30〜60%程度に設定され、前記セカンドリングの外周面は、前記セカンドリングの下面側から上面側へ向けて縮径したテーパ形状を有すると共に、前記セカンドリングの合口隙間は0.15mm以上、0.4mm以下であることを特徴とする。
また、本発明に係るピストンとピストンリングの組合せにおいて、前記セカンドランドには、径方向に縮径した凹部が形成され、前記凹部は、前記セカンドランドに対して略垂直に形成された上面と、軸方向に対して傾斜した斜面とを備えると好適である。
また、本発明に係るピストンとピストンリングの組合せにおいて、前記トップリングは、合口面取りが0.1mm以下、外周面取りが0.1mm以下であると好適である。
本発明に係るピストンとピストンリングの組合せは、サードランドの軸方向上端部の径は、セカンドランドの下端部の径と略同一に形成され、セカンドランド及びサードランドは、径方向に縮径した凹部が形成され、セカンドリングの外周面は、セカンドリングの下面側から上面側へ向けて縮径したテーパ形状を有しているので、オイル消費量を抑制することができるとともに、ブローバイガス量の低減を同時に実現することができる。
また、本発明に係るピストンとピストンリングの組合せは、セカンドリングの合口隙間は0.15mm以上、0.4mm以下に設定しているので、ブローバイガス量をより一層低減することができる。
また、本発明に係るピストンとピストンリングの組合せは、セカンドランドには、軸方向に縮径した凹部が形成され、該凹部は前記セカンドランドに対して略垂直に形成された上面と、軸方向に対して傾斜した斜面とを備えているので、オイル消費量の抑制及びブローバイガス量をより一層低減することができる。
また、本発明に係るピストンとピストンリングの組合せは、トップリングは、合口面取りが0.1mm以下、外周面取りが0.1mm以下に設定しているので、より一層のブローバイガス量の低減を図ることができる。
また、本発明に係るピストンとピストンリングの組合せは、凹部は、前記上面と前記斜面に連続するとともに、軸方向に沿って延びる底面を備えているので、オイル消費量の抑制を図ることができる。
本発明の実施形態に係るピストンの断面図。 本発明の実施形態に係るピストンの凹部を示す断面図。 (a)は、本発明の実施形態に係るピストンに組み付けられるトップリングの斜視図であり、(b)は外周面取及び合口面取の詳細を説明するための拡大図。 本発明の実施形態に係るピストンに組み付けられるトップリングの断面図。 本発明の実施形態に係るピストンに組み付けられるセカンドリングの断面図。 実施例のピストン形状を説明するための図。 従来のピストンとピストンリングの組合せを説明するための断面図。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係るピストンの断面図であり、図2は、本発明の実施形態に係るピストンの凹部を示す断面図であり、図3(a)は、本発明の実施形態に係るピストンに組み付けられるトップリングの斜視図であり、(b)は外周面取及び合口面取の詳細を説明するための拡大図であり、図4は、本発明の実施形態に係るピストンに組み付けられるトップリングの断面図であり、図5は、本発明の実施形態に係るピストンに組み付けられるセカンドリングの断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るピストン1は、ピストン頭部10の外周面に上死点側から順に第1の溝16,第2の溝17及び第3の溝18が形成されている。また、第1の溝16と第2の溝17の間には、第2の溝17の上端縁から延設するセカンドランド12が形成され、第2の溝17と第3の溝18の間には第2の溝17の下端縁から延設するサードランド13が形成されている。なお、図1においてピストン下部のスカート形状やコネクティングロッド等は略して図示した。
第1の溝16には、トップリング21が、第2の溝17にはセカンドリング22が、第3の溝18にはオイルリング23がそれぞれ組み付けられており、トップリング21,セカンドリング22及びオイルリング23で3本構成のピストンリング20を構成している。
セカンドランド12とサードランド13には、軸方向断面において径方向に縮径する凹部14,15が形成されている。凹部14,15は第1の溝16及び第2の溝17の下端から所定の距離だけ離れて形成されており、この構成によりサードランド13の上端部の径は、セカンドランド12の下端部の径と略同一に形成されている。
図2に示すように凹部14,15は、ピストンの軸方向断面における凹部を拡大した態様では、第1の溝16又は第2の溝17の下端縁側にセカンドランド12又はサードランド13に対して略垂直に形成された上面41と、第2の溝17又は第3の溝18の上端縁側に軸方向に対して傾斜した斜面42とを備えており、上面41と斜面42の端部は軸方向に沿って延びる底面43によって連続している。即ち、ピストン10の軸方向断面において、凹部14,15は略台形状に形成されている。なお、本明細書において、略垂直とは90°±10°と定義する。
なお、セカンドランド12及びサードランド13並びに凹部14,15の各寸法は、セカンドランド12及びサードランド13の下端部の径φ1と上端部の径φ2は同一に設定され、底面43の径φ3はφ1及びφ2に比べて1.0mm程度小さく設定されると好適である。また、底面43の軸方向の長さL2は、セカンドランド12及びサードランド13の軸方向の長さL1に比べて10〜20%程度に設定されると好適であり、0.5〜1.0mm程度に設定するとより好適である。さらに、凹部14,15の開口長さL3は、セカンドランド12及びサードランド13の軸方向の長さL1に比べて30〜60%程度に設定されると好適であり、1.5mm以上形成するとより好適である。またさらに、斜面42は、軸方向に対して20〜60°傾斜するように形成すると好適である。
図3(a)に示すように、トップリング21は、合口24を備えた平板の環状リングとして構成されている。さらに、図3(b)に示すように合口24の外周側の軸方向端部には、合口面取りC1が形成され、トップリング21の外周縁には外周面取りC2が形成されている。
トップリング21は、合口通路面積を低減するために、合口面取りC1が0.1mm以下、外周面取りC2が0.1mm以下に設定されると好適である。
また、図4に示すように、トップリング21は、外周縁の上側及び下側に上述した外周面取りC2が形成された断面略長方形状の鋼材によって形成されている。
これに対し、セカンドリング22は、図5に示すように、セカンドリングの下面側から上面側へ向けて縮径した傾斜面25を有するテーパ形状が形成されている。また、セカンドリング22の合口隙間は、0.15mm以上、0.4mm以下に設定されると好適である。
このように形成すると、第1にトップリング21の合口隙間が縮小されるため、内燃機関の圧縮から作用工程での合口隙間からガスが漏れる量を低減することができる。また、ここから漏れ出たガスはセカンドリング22の上面に達するが、セカンドリング22が第2の溝17に下面着座した状態では、サードランド13の軸方向上端部の径がセカンドランド12の下端部の径と略同一に形成されているため、着座面積が増大することによってセカンドリング22の合口からガスが漏れる量を低減することができる。なお、このとき、セカンドリング22の合口隙間を極小化することで更なるブローバイガス量の低減を図ることができる。
さらに、サードランド13には、凹部15が形成されているので、サードランド13の上端部の径をセカンドランド12の下端部の径と略同一に形成することでオイル消費量の増加を防止することができる。なお、セカンドランド12に凹部14を形成することで更なるオイル消費量の低減を図ることが可能となる。
このように、ピストンとピストンリングを組み合わせることで、オイル消費量の低減とブローバイガス量の低減を両立することができるピストンとピストンリングの組合せを実現することができる。
次に、実施例と比較例を参照して、本発明についてさらに詳しく説明を行う。
[実施例]
実施例としては、本実施形態に係るピストンとピストンリングの組合せと従来のピストンとピストンリングの組合せを組み込んだ内燃機関についてオイル消費量及びブローバイガス量を測定した。内燃機関は排気量が2.4Lでシリンダボア径が87mmの直列4気筒のガソリンエンジンを用い、内燃機関の運転条件は全負荷(WOT)にて回転数6000rpmで8時間とした。
実施例及び比較例に用いたピストンの形状は、図6(A)に示すように、サードランド13のみに凹部15を形成したA型、図6(B)に示すように、セカンドランド12及びサードランド13の両方に凹部14,15を形成したB型並びに図6(c)にしめすようにセカンドランド12及びサードランド13のいずれにも凹部を有さないC型の3種類のピストンを用いた。
ピストンリングは、トップリングが、リング径方向幅a1:2.7mm、リング軸方向幅h1:1.0mm、合口隙間:0.23mm、材質:SUP9材、摺動面形状:バレルフェース形状、張力:4.6N、セカンドリングが、リング径方向幅a1:2.7mm、リング軸方向幅h1:1.0mm、材質:SWRH62B材、張力:4.1N、オイルリングが、組合せ径方向幅a1:2.4mm、組合せ軸方向幅h1:2.0mm、スペーサエキスパンダの材質:SUS304材、サイドレールの材質:SUS440材、張力:29Nを用いた。
なお、ピストン及びセカンドリングの組合せは合口隙間、ピストン形状、セカンドリング外周形状、合口面取C1及び外周面取C2について以下の組合せを用いて測定を行った。また、表1におけるセカンドリングの外周形状について、アンダカットとは図7のセカンドリング122のようにセカンドリングの下面部にアンダカット部を形成した形状をいう。
Figure 0006314015
[ピストン形状による比較]
まず、ピストンの形状による変化を確認するために実施例1,2及び比較例1,2を用いてオイル消費量及びブローバイガス量の測定を行った。この結果、比較例1のオイル消費量及びブローバイガス量を1とした場合、実施例1はオイル消費量比が0.8、ブローバイガス量比が0.5、実施例2はオイル消費量比が0.7、ブローバイガス量比が0.5、比較例2はオイル消費量比が1.1、ブローバイガス量比が1.1という測定結果を得た。
このように、サードランド及びセカンドランドに凹部を形成したピストンを用いた結果、従来と比べてオイル消費量及びブローバイガス量がいずれも低減しており、凹部による効果が確認できた。
[セカンドリングの外周形状による比較]
次に、セカンドリングの外周形状による変化を確認するために、実施例1,2及び比較例3,4を用いてオイル消費量及びブローバイガス量の測定を行った。この結果、比較例3のオイル消費量及びブローバイガス量を1とした場合、実施例1はオイル消費量比が0.9、ブローバイガス量比が0.7、実施例2はオイル消費量比が0.75、ブローバイガス量比が0.7、比較例4はオイル消費量比が0.9、ブローバイガス量比が1.0という測定結果を得た。
このように、セカンドリングの外周形状をテーパ状とした場合、アンダカット状のセカンドリングを凹部を有するピストンに組み付けた場合と比較して更にオイル消費量及びブローバイガス量がいずれも低減しており、セカンドリングの形状がテーパ状であることによる効果が確認できた。
[セカンドリングの合口隙間による比較]
次に、セカンドリングの合口隙間による変化を確認するために、実施例3,4及び比較例5を用いてオイル消費量及びブローバイガス量の測定を行った。この結果、比較例5のオイル消費量及びブローバイガス量を1とした場合、実施例3はオイル消費量比が1.1、ブローバイガス量比が0.6、実施例4はオイル消費量比が1.0、ブローバイガス量比が0.8という測定結果を得た。
このように、セカンドリングの合口隙間が0.4mmの場合、合口隙間を0.5mmと設定した場合と比べてブローバイガス量に優位性が見られる。また、セカンドリングの合口隙間が0.15mm以下となるとブローバイガス量は低減されているもののオイル消費量が悪化していることが確認できた。この結果から、セカンドリングの合口隙間は、0.15mm以上、0.4mm以下が効果的であることが確認できた。
このように、実施例に係るピストンとピストンリングの組合せは、従来のピストンとピストンリングの組合せと比較しても、オイル消費量及びブローバイガス量ともに低減効果が確認でき、最適な組合せであることがわかる。
また、上述した本実施形態に係るピストンとピストンリングの組合せは、凹部14,15を底面43を備える断面台形形状に形成した場合について説明を行ったが、凹部14,15の断面形状はこれに限られず例えば底面43を形成せず、上面41と斜面42とが直接交差する断面クサビ形状に形成しても構わない。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれうることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 ピストン, 10 ピストン頭部, 12 セカンドランド, 13 サードランド, 14,15 凹部, 16 第1の溝, 17 第2の溝, 18 第3の溝, 20 ピストンリング, 21 トップリング, 22 セカンドリング, 23 オイルリング, 24 合口, 25 傾斜面, 30 シリンダ, 41 上面, 42 斜面, 43 底面。

Claims (3)

  1. トップリングとセカンドリングから成る圧力リングとオイルリングとから成るピストンリングが組み付けられる溝が形成されたピストンと前記ピストンリングの組合せであって、
    前記ピストンは、前記トップリングが組み付けられる第1の溝と前記セカンドリングが組み付けられる第2の溝の間に形成されたセカンドランドと、前記第2の溝と前記オイルリングが組み付けられる第3の溝の間に形成されたサードランドとを備え、
    前記サードランドの軸方向上端部の径は、前記セカンドランドの下端部の径と略同一に形成され、
    前記サードランドには、軸方向断面において径方向に縮径した凹部が形成され、
    前記凹部は、前記サードランドに対して略垂直に形成された上面と、軸方向に対して傾斜した斜面と、前記上面と前記斜面に連続するとともに、軸方向に沿って延びる底面を備え、
    前記底面の軸方向の長さL 2 は、前記サードランドの軸方向の長さL 1 に比べて10〜20%程度に設定され、前記凹部の開口長さL 3 は、前記サードランドの軸方向の長さL 1 に比べて30〜60%程度に設定され、
    前記セカンドリングの外周面は、前記セカンドリングの下面側から上面側へ向けて縮径したテーパ形状を有すると共に、前記セカンドリングの合口隙間は0.15mm以上、0.4mm以下であることを特徴とするピストンとピストンリングの組合せ。
  2. 請求項に記載のピストンとピストンリングの組合せにおいて、
    前記セカンドランドには、径方向に縮径した凹部が形成され、
    前記凹部は、前記セカンドランドに対して略垂直に形成された上面と、軸方向に対して傾斜した斜面とを備えることを特徴とするピストンとピストンリングの組合せ。
  3. 請求項1又は2に記載のピストンとピストンリングの組合せにおいて、
    前記トップリングは、合口面取りが0.1mm以下、外周面取りが0.1mm以下であることを特徴とするピストンとピストンリングの組合せ。
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