JPH0960726A - ピストンリングの組合せ - Google Patents

ピストンリングの組合せ

Info

Publication number
JPH0960726A
JPH0960726A JP23766895A JP23766895A JPH0960726A JP H0960726 A JPH0960726 A JP H0960726A JP 23766895 A JP23766895 A JP 23766895A JP 23766895 A JP23766895 A JP 23766895A JP H0960726 A JPH0960726 A JP H0960726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure ring
ring
hardness
test
wear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23766895A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Naruse
芳夫 成瀬
Tooru Hadano
徹 硲野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teikoku Piston Ring Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Piston Ring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teikoku Piston Ring Co Ltd filed Critical Teikoku Piston Ring Co Ltd
Priority to JP23766895A priority Critical patent/JPH0960726A/ja
Publication of JPH0960726A publication Critical patent/JPH0960726A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1圧力リングと第2圧力リングの摩耗速度
を同等にすることによって、機関の長期使用後の潤滑油
消費性能の劣化を抑えるとともに、第1圧力リングの耐
スカッフ性、耐クラック性を良好なものとする。 【解決手段】 第1圧力リング6は重量比で、C0.4
〜1.2%、Cr15〜23%を含むマルテンサイト系
ステンレス鋼からなり、全表面に窒化層9を形成する。
外周面における窒化層9の表面硬度はHV1050以下
である。第2圧力リング7は重量比で、C0.4〜1.
2%、Cr5〜11%を含むマルテンサイト系ステンレ
ス鋼からなり、全表面に窒化層10を形成する。外周面
における窒化層10の表面硬度はHV1040以上であ
る。そして第1圧力リング6と第2圧力リング7の外周
面における窒化層9,10の表面硬度差はHV300以
下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用ピスト
ンリングの組合せに関し、特に耐久性を必要とするディ
ーゼルエンジンに適した第1圧力リングと第2圧力リン
グの組合せに関する。
【0002】
【従来の技術】耐久性を必要とするディーゼルエンジン
の第1圧力リングと第2圧力リングの組合せとして、従
来は、 1. 第1圧力リング:11〜23%のCrを含有する
マルテンサイト系ステンレス鋼からなり、窒化処理を施
したもの。 第2圧力リング:鋳鉄あるいは鋳鋼からなり、Crめっ
きを施したもの。 2. 第1圧力リング、第2圧力リング共にCrめっき
を施したもの。が使用され、さらに最近、 3. 第1圧力リング:高Crマルテンサイト系ステン
レス鋼製の高硬度の窒化リング。 第2圧力リング:低Crマルテンサイト系ステンレス鋼
製の低硬度の窒化リング。が提案されている(特開平5
−248540号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記1および2におけ
るピストンリングの組合せの場合、第1圧力リングの摩
耗に比べて、第2圧力リングの摩耗が少ない傾向があ
る。このため、上記1では、機関寿命の後期において潤
滑油消費性能の劣化が起きる。また、上記2では、機関
寿命の中・後期において潤滑油消費性能の劣化およびブ
ローバイガス排出量の増加が起きる。これらを抑制する
ために、古くは第2圧力リングの外周面に耐摩耗性表面
処理を施さないものを使用したり、第2圧力リングの合
口隙間を第1圧力リングの合口隙間より大きくすること
が行われていた。しかし、前者は耐久性が充分でなく、
後者はブローバイが大きい欠点があった。
【0004】さらに上記3のピストンリングの組合せの
場合、第2圧力リングのCr量が少なく、かつ窒化層の
硬度が低いので、第2圧力リングの摩耗量が第1圧力リ
ングの摩耗量に比べて大きくなる。これにより、第2圧
力リングの合口隙間が増大する機関寿命の後期におい
て、急激に潤滑油消費性能の劣化、ブローバイガス排出
量の増加が起きる。
【0005】本発明の課題は、次の通りである。 ・第1圧力リングと第2圧力リングのバランスのとれた
耐摩耗性の実現を図り、これにより機関の長期使用後の
潤滑油消費性能の劣化を抑える。 ・第1圧力リングの耐スカッフ性、耐クラック性を良好
なものにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1圧力リン
グと第2圧力リングの成分比率および硬さを選定するこ
とによって、両リングの摩耗速度が同等になるように
し、かつ第1圧力リングの耐スカッフ性、耐クラック性
を良好なものとする。
【0007】すなわち、本発明の第1圧力リングおよび
第2圧力リングはマルテンサイト鋼から形成されてお
り、その主な成分比率(重量比)は次の通りである。 第1圧力リング:C 0.40〜1.2% Cr 15.0〜23.0% 第2圧力リング:C 0.40〜1.2% Cr 5.0〜11.0%
【0008】そして本発明の第1圧力リングおよび第2
圧力リングは外周面に窒化層が形成されており、その表
面硬度は次の通りである。 第1圧力リング:HV1050以下(HVはビッカース
硬さ。以下同じ。) 第2圧力リング:HV1040以上 両リングの表面硬度差:HV300以下
【0009】第1圧力リングおよび第2圧力リングのC
含有量が0.4%未満では、Cr炭化物の生成量が少な
いので耐摩耗性が充分でなく、また耐スカッフ性が低下
する。また、C含有量が1.2%を越えると、鋼線材の
製造が困難になる。なお、両リングのC含有量は下限が
0.6%、上限は1.0%がより好ましい。
【0010】第1圧力リングを、Cr含有量が15%未
満のマルテンサイト鋼とすると、窒化処理によって目的
とする耐摩耗性が得られない。また、Cr含有量が23
%を越えるマルテンサイト鋼とすると、リング素材とす
る線材の製造が困難になる。なお、Cr含有量は下限が
17%、上限は21%がより好ましい。
【0011】第2圧力リングを、Cr含有量が5%未満
のマルテンサイト鋼とすると、窒化処理によって第1圧
力リングと同等の耐摩耗性が得られない。また、Cr含
有量が11%を越えるマルテンサイト鋼とすると、耐摩
耗性は良いものの、硬さ調整によって摩耗速度を第1圧
力リングと同等にすることが困難となり、第1圧力リン
グと同等の耐摩耗性が得られない。なお、Cr含有量は
下限が7%、上限は9%がより好ましい。
【0012】第1圧力リングの外周面の窒化層の表面硬
度がHV1050を越えると、窒化層の耐スカッフ性お
よび耐クラック性が低下する。
【0013】第2圧力リングの外周面の窒化層の表面硬
度がHV1040未満であると、第1圧力リングの摩耗
に比べて、第2圧力リングの摩耗が大きくなる。この場
合、第2圧力リングの合口隙間が潤滑油通路となって、
潤滑油消費性能が低下する。
【0014】また、第1圧力リングと第2圧力リングの
外周面の窒化層の表面硬度差がHV300を越えると、
第2圧力リングの摩耗が第1圧力リングの摩耗に比べて
少なくなるので、機関寿命の中・後期において潤滑油消
費量の増加が起きる。これは、セカンドランド圧力の上
昇により、第1圧力リングの持ち上がり傾向が生じ、第
1圧力リングの下面とリング溝下面間のシール力が低下
したためと考えられる。
【0015】窒化層はガス窒化、塩浴窒化、ガス軟窒
化、あるいはイオン窒化等の窒化処理によって形成する
ことができる。窒化層の厚さは50〜140μmの範囲
にするのが好ましい。なお、窒化層は白層等を除去し
て、窒素が拡散した拡散層が表面に露出するようにする
のがよい。
【0016】前記した手段によれば、第1圧力リングと
第2圧力リングは長時間運転の中・後期における摩耗量
に大きな差を生じない。そのため、第1圧力リングと第
2圧力リングの各合口隙間を長時間の運転中、略等しく
保つことができる。その結果、機関寿命の中・後期にお
いて、潤滑油消費量の増加を抑えることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
るピストンリングの組合せを示し、シリンダのボア内に
ピストンが装着されている状態の縦断面図である。シリ
ンダ1のボア内にピストン2が挿入されており、ピスト
ン2の外周面に形成されているピストンリング溝3、
4、5に第1圧力リング6、第2圧力リング7、および
組合せオイルリング8がそれぞれ装着されている。
【0018】第1圧力リング6は片面キーストン形のリ
ングであり、重量比で、C0.4〜1.2%、Cr15
〜23%を含むマルテンサイト系ステンレス鋼から形成
されている。そしてガス窒化処理が施されて第1圧力リ
ング6の全表面には窒化層9が70〜110μmの厚さ
で形成されている。窒化層9は窒素が拡散した拡散層が
表面に露出しており、外周面における表面硬度はHV1
050以下である。
【0019】第2圧力リング7はテーパフェース形のリ
ングであり、重量比で、C0.4〜1.2%、Cr5〜
11%を含むマルテンサイト系ステンレス鋼から形成さ
れている。そしてガス窒化処理が施されて第2圧力リン
グ7の全表面には窒化層10が50〜90μmの厚さで
形成されている。窒化層10は窒素が拡散した拡散層が
表面に露出しており、外周面における表面硬度はHV1
040以上である。
【0020】そして本発明においては、第1圧力リング
6と第2圧力リング7の外周面における窒化層9,10
の表面硬度差はHV300以下とされている。
【0021】組合せオイルリング8はコイルエキスパン
ダ11付きのオイルリングである。断面略I字形のオイ
ルリング12の材質はマルテンサイト系ステンレス鋼で
ある。そしてオイルリング12はガス窒化処理が施され
て、全表面に窒化層13が形成されている。窒化層13
は窒素が拡散した拡散層が表面に露出している。
【0022】以下、エンジン実験による耐クラック試
験、摩耗試験、潤滑油消費量試験によって、本発明の効
果を確認する。
【0023】(1)第1圧力リングの耐クラック試験 (供試エンジン) 水冷4サイクル 4気筒 ボア径86mm 総排気量2
200cc ターボチャージャー付きディーゼルエンジン
【0024】(試験条件) 4000rpm×全負荷×180Hr 水温:110℃ 油温:135℃ 使用エンジンオイ
ル:#10
【0025】(供試ピストンリング) 1.ピストンリングの寸法: 第1圧力リング:幅2.0mm×厚さ3.2mm 第2圧力リング:幅2.0mm×厚さ3.4mm オイルリング :幅3.0mm×厚さ2.4mm (コイルエキスパンダ付き)
【0026】2.ピストンリングの化学成分:第1圧力
リング、第2圧力リング、およびオイルリングの材質は
マルテンサイト系ステンレス鋼であり、主な成分比率
(重量比)を表1に示す。
【0027】
【0028】3.ピストンリングの窒化処理条件および
外周面の表面硬さ:表2に示す。表面硬さはビッカース
硬さ(HV1.96N)である。第1圧力リングにおい
て、HV1050以下のものは600℃で窒化処理後、
熱処理を施し、硬さを調整した。
【0029】
【0030】(耐クラック試験結果)ベンチテストに供
試した第1圧力リングにおける外周面の表面硬さと、1
80Hr運転後の第1圧力リングにおける外周面のクラ
ックの有無を表3、表4、および表5に示す。各表にお
いて表面硬さはビッカース硬さ(HV1.96N)であ
る。
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】表3〜表5に示されているように、第1圧
力リングの外周面の表面硬さがHV1050以下の範囲
では、クラックの発生は見られない。
【0035】(2)摩耗試験 (供試エンジン)耐クラック試験と同じ。
【0036】(試験条件) 4000rpm×全負荷×300Hr 水温:110℃ 油温:135℃ 使用エンジンオイ
ル:#10
【0037】(供試ピストンリング) 1.ピストンリングの寸法 耐クラック試験と同じ。 2.ピストンリングの化学成分 耐クラック試験と同じ。 3.ピストンリングの窒化処理条件および外周面の表面
硬さ 表6に示す。表面硬さはビッカース硬さ(HV1.96
N)である。第1圧力リングにおいて、HV1050以
下のものは600℃で窒化処理後、熱処理を施し、硬さ
を調整した。
【0038】
【0039】(摩耗試験結果)ベンチテストに供試した
ピストンリングの外周面の表面硬さと、300Hr運転
後のピストンリングの外周面の摩耗量(μm)を表7、
表8、表9、表10、表11、表12、表13、および
表14に示す。各表において表面硬さはビッカース硬さ
(HV1.96N)である。
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】 (注)表13および表14において、#2と#4の第2圧力リングは窒化処理で はなく、硬質Crめっきを施したものである。
【0048】図2に上記ピストンリングの摩耗量をグラ
フ表示したものを示し、図3に第1圧力リングと第2圧
力リングの硬度差と摩耗比の関係をグラフ表示したもの
を示す。
【0049】図3に示されているように、第1圧力リン
グの硬度がHV1050以下、第2圧力リングの硬度が
HV1040以上であり、第1圧力リングと第2圧力リ
ングとの硬度差がHV300以下の範囲で、摩耗比が1
の±20%以内にあり、第1圧力リングと第2圧力リン
グの摩耗量に大きな差が生じない。
【0050】(3)潤滑油消費量試験1 (供試エンジン)摩耗試験と同じである。
【0051】(試験条件) 4200rpm×全負荷×1000Hr 水温:110℃ 油温:135℃ 使用エンジンオイ
ル:#10
【0052】(供試ピストンリング) 1.ピストンリングの寸法および化学成分:摩耗試験と
同じである。 2.第1圧力リングと第2圧力リングの外周面の表面硬
さと硬度差:表15に示す。窒化処理条件は前記摩耗試
験の場合と同じである。表面硬さはビッカース硬さ(H
V1.96N)である。
【0053】
【0054】(潤滑油消費量試験結果)ベンチテストに
供試したピストンリングの1000Hr運転後の外周面
の摩耗量(μm)を表16に、摩耗量をグラフ表示した
ものを図4に示す。
【0055】
【0056】ベンチテストに供試したピストンリングの
最初の合口隙間(mm)を表17に、1000Hr運転
後の合口隙間(mm)を表18にそれぞれ示す。
【0057】
【0058】
【0059】ベンチテストに供試したピストンリングの
潤滑油消費量(g/Hr)を表19および表20に示
す。
【0060】
【0061】
【0062】上記表19および表20の結果をグラフ表
示したものを図5に示す。図5に示されているように、
第1圧力リングと第2圧力リングの硬度差がビッカース
硬さで約0(試料1)、約200(試料2)、および約
300(試料3)の場合は1000Hr時点での潤滑油
消費量が低く維持されている。
【0063】これに対して、硬度差がビッカース硬さで
約−100(比較例1)および約400(比較例2)の
場合は潤滑油消費量が約450Hrあたりから次第に増
加している。
【0064】(4)潤滑油消費量試験2 (供試エンジン)潤滑油消費量試験1と同じ。
【0065】(試験条件) 4200rpm×4/4負荷 水温:110℃ 油温:135℃ 使用エンジンオイ
ル:#10
【0066】潤滑油消費量試験1を終えた比較例2のピ
ストンリングについて、第2圧力リングを合口隙間0.
66mm(潤滑油消費量試験1を終えた第1圧力リング
の合口隙間と同じ寸法)のものに交換し、上記条件で潤
滑油消費量を試験した。
【0067】その結果は、潤滑油消費量が40g/Hr
(初期の潤滑油消費量と略同じレベルである。)に低下
した。なお、第2圧力リング交換前の潤滑油消費量は表
20に示されているとおり97g/Hrであった。
【0068】上記より、潤滑油消費量試験1における比
較例2の潤滑油消費量の増加は、第1圧力リングと第2
圧力リングの摩耗速度の相違によって、第1圧力リング
と第2圧力リングの合口隙間の大小関係が狂い、第1圧
力リングの合口隙間が第2圧力リングの合口隙間よりも
大きくなることにより、セカンドランド圧力が上昇する
ため、第1圧力リングの持ち上がり傾向が生じ、第1圧
力リングの下面とリング溝下面間のシール力が低下した
ためと考えられる。
【0069】また、潤滑油消費量試験1における比較例
1の潤滑油消費量の増加は、第2圧力リングの合口隙間
が大きくなってオイル通路となり、オイルアップしたも
のと考えられる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明のピストンリ
ングの組合せによれば、第1圧力リングの耐クラック
性、耐スカッフ性が優れるとともに、第1圧力リングと
第2圧力リングの摩耗速度を制御して内燃機関の寿命の
中・後期における潤滑油消費量の増加を抑えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるピストンリングの
組合せを示し、シリンダのボア内にピストンが装着され
ている状態の縦断面図である。
【図2】摩耗試験における第1圧力リングと第2圧力リ
ングの外周面の摩耗量を示すグラフである。
【図3】摩耗試験における第1圧力リングと第2圧力リ
ングの外周面の硬度差と摩耗比の関係を示すグラフであ
る。
【図4】潤滑油消費量試験1における第1圧力リングと
第2圧力リングの外周面の摩耗量を示すグラフである。
【図5】潤滑油消費量試験1における運転時間と潤滑油
消費量の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 ピストン 3,4,5 ピストンリング溝 6 第1圧力リング 7 第2圧力リング 8 組合せオイルリング 9,10 窒化層 11 コイルエキスパンダ 12 オイルリング 13 窒化層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1圧力リングが重量比で、 C :0.40〜1.2% Cr:15.0〜23.0% を含むマルテンサイト鋼からなるとともに、外周面に表
    面硬度がHV1050以下の窒化層が形成され、第2圧
    力リングが重量比で、 C :0.40〜1.2% Cr:5.0〜11.0% を含むマルテンサイト鋼からなるとともに、外周面に表
    面硬度がHV1040以上の窒化層が形成され、前記両
    リングの外周面における窒化層の表面硬度差がHV30
    0以下であることを特徴とするピストンリングの組合
    せ。
  2. 【請求項2】 第1圧力リングおよび第2圧力リングが
    マルテンサイト系ステンレス鋼から形成されていること
    を特徴とする請求項1記載のピストンリングの組合せ。
JP23766895A 1995-08-23 1995-08-23 ピストンリングの組合せ Pending JPH0960726A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23766895A JPH0960726A (ja) 1995-08-23 1995-08-23 ピストンリングの組合せ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23766895A JPH0960726A (ja) 1995-08-23 1995-08-23 ピストンリングの組合せ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0960726A true JPH0960726A (ja) 1997-03-04

Family

ID=17018743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23766895A Pending JPH0960726A (ja) 1995-08-23 1995-08-23 ピストンリングの組合せ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0960726A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2782748A1 (fr) * 1998-08-31 2000-03-03 Nippon Piston Ring Co Ltd Segment de piston et combinaison de segments de piston pour moteur diesel a injection directe
JP2000097339A (ja) * 1998-09-22 2000-04-04 Nippon Piston Ring Co Ltd ピストンリングの組合せ
JP2007298103A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Nippon Piston Ring Co Ltd 内燃機関用ピストンリング
JP2008057478A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Nippon Piston Ring Co Ltd シリンダライナとピストンリングの組み合わせ
JP2015194222A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 日本ピストンリング株式会社 ピストンとピストンリングの組合せ
CN115306580A (zh) * 2022-08-29 2022-11-08 奇瑞汽车股份有限公司 一种提升发动机油环刮片质量的方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2782748A1 (fr) * 1998-08-31 2000-03-03 Nippon Piston Ring Co Ltd Segment de piston et combinaison de segments de piston pour moteur diesel a injection directe
JP2000097339A (ja) * 1998-09-22 2000-04-04 Nippon Piston Ring Co Ltd ピストンリングの組合せ
JP2007298103A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Nippon Piston Ring Co Ltd 内燃機関用ピストンリング
JP2008057478A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Nippon Piston Ring Co Ltd シリンダライナとピストンリングの組み合わせ
JP2015194222A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 日本ピストンリング株式会社 ピストンとピストンリングの組合せ
CN115306580A (zh) * 2022-08-29 2022-11-08 奇瑞汽车股份有限公司 一种提升发动机油环刮片质量的方法
CN115306580B (zh) * 2022-08-29 2024-03-01 奇瑞汽车股份有限公司 一种提升发动机油环刮片质量的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4966751A (en) Steel having good wear resistance
JP5427890B2 (ja) 内燃機関の摺動部材、特にピストンリング
US7833636B2 (en) Piston ring with sulphonitriding treatment
JPH11264468A (ja) ピストンリング及びその組合せ
JP2012215238A (ja) ガソリンエンジン用ピストンリングの組合せ
JPS6238547B2 (ja)
JPH0960726A (ja) ピストンリングの組合せ
GB2153488A (en) Nitrided steel piston ring
JP2000145542A (ja) 直噴式ディ―ゼルエンジン用ピストンリングおよび組合せ
JP4757685B2 (ja) ピストンリング
US5433001A (en) Method of producing piston ring
JPH08170563A (ja) ピストンリングの組合せ
US4948556A (en) Piston ring material and piston ring
JP4282894B2 (ja) ピストンリング
WO2019208621A1 (ja) ピストンリング
JP3143835B2 (ja) ピストンリングの組合せ
JP2866868B2 (ja) ピストンリング材
JP4097047B2 (ja) ピストンリング
JP2000097339A (ja) ピストンリングの組合せ
JP3816203B2 (ja) ピストンリング
JP3604452B2 (ja) ピストンリング
JP2700421B2 (ja) 内燃機関用シリンダライナ及びその製造法
JPS6366388B2 (ja)
JPH10213004A (ja) シリンダライナ
JPH07116985B2 (ja) 内燃機関