JP7307778B2 - ピストンリングの組合せ、及び内燃機関 - Google Patents
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Description
図1は、実施形態1に係るピストンとピストンリングとの組合せ構造(以下、ピストン構造)110を備える内燃機関100の一部を示す図である。図1では、ピストンの中心軸に沿う断面が図示されている。図1に示すように、実施形態1に係る内燃機関100は、シリンダ10と、シリンダ10に装着(挿入)されたピストン20と、ピストン20に組み付けられた複数のピストンリングからなるピストンリングの組合せ120と、を備える。内燃機関100において、符号30で示す燃焼室側を上側とし、符号40で示すクランク室側を下側とする。内燃機関100のうち、ピストン20とピストンリングの組合せ120とを含む構成がピストン構造110となる。以下、ピストン構造110について説明する。
図1に示すように、実施形態1に係るピストン構造110では、第1コンプレッションリングR1、第2コンプレッションリングR2、第3コンプレッションリングR3、及び第4コンプレッションリングR4を含む計4本のコンプレッションリング(圧力リング)から構成されるピストンリングの組合せ120がピストン20に組み付けられている。コンプレッションリングは、内燃機関のシリンダに装着されたピストンに組み付けられ、ピストンの往復運動に伴ってシリンダの内壁面を摺動する摺動部材である。以下、第1コンプレッションリングR1、第2コンプレッションリングR2、第3コンプレッションリングR3、及び第4コンプレッションリングR4を区別せずにこれらの共通の構成について説明する場合には、単にコンプレッションリングCRと称する。
4は、その下縁が外周端部P2に接続されており、コンプレッションリングCRの周長方向に直交する断面において、外周端部P2から上側(燃焼室30側)に向かうに従って中心軸A1に近づくように(つまり、縮径するように)傾斜している。これにより、図3のコンプレッションリングCRの外周形状は、テーパ形状となっている。図3に示すように、接続面15がテーパ面14の上縁と上面3の外周縁とを接続しており、接続面16がテーパ面14の下縁と下面4の外周縁とを接続している。なお、テーパ形状において、一対の接続面15,16は必須の構成ではない。例えば、外周面1は、一対の接続面15,16を有さず、全体がテーパ面14として形成されてもよい。
図5は、実施形態1に係る内燃機関100のピストン構造110の断面図である。図5では、ピストン20の中心軸に沿う断面が図示されている。図5に示すように、内燃機関100では、ピストン20の外周面20aとシリンダ10の内壁面10aとの間に所定の離間距離D1が確保されることにより、ピストン隙間PC1が形成されている。また、ピストン20の外周面20aには、ピストン20の軸方向に所定の間隔を空けて上側(燃焼室30側)から順に第1リング溝201と第2リング溝202と第3リング溝203と第4リング溝204とが形成されている。以下、第1リング溝201、第2リング溝202、第3リング溝203、及び第4リング溝204を区別せずに説明する場合には、単に「リング溝」と称する。
図5に示すように、実施形態1に係るピストンリングの組合せ120では、第1コンプレッションリングR1の外周形状がバレル形状となっており、第2コンプレッションリングR2の外周形状がテーパ形状となっており、第3コンプレッションリングR3の外周形状がテーパ形状となっており、第4コンプレッションリングR4の外周形状がテーパ形状となっている。
図6は、比較例1に係る内燃機関100Xのピストン構造110Xの断面図である。比較例1に係るピストン構造110Xは、3本のコンプレッションリングCRと1本のオイルリングORからなるピストンリングの組合せ120Xを備える。比較例1に係るピストン構造110Xは、ピストンリングの組合せ120Xが第4コンプレッションリングR4に代えてオイルリングORを有する点で実施形態1に係るピストン構造110と相違する。
図7は、比較例2に係る内燃機関100Yのピストン構造110Yの断面図である。比較例2に係るピストン構造110Yは、2本のコンプレッションリングCRと1本のオイルリングORからなるピストンリングの組合せ120Yを備える。比較例2に係るピストン構造110Yは、以下の点で実施形態1に係るピストン構造110と相違する。比較例2では、ピストン20に第4リング溝204が形成されていない。また、比較例2に係るピストンリングの組合せ120Yは、第4コンプレッションリングR4を有さず、第3コンプレッションリングR3に代えてオイルリングORを有する。オイルリングORは、所謂3ピース型のオイルリングであり、シリンダ10の内壁面10aを摺動する一対のセグメントSG1,SG1と、これらを径方向外側(内壁面10a側)に付勢するスペーサエキスパンダEX1と、を備える。
上述のように、実施形態1に係るピストンリングの組合せ120は、4本のコンプレッションリングCRにより構成されている。つまり、ピストンリングの組合せ120は、上述の比較例1や比較例2のような3ピース型のオイルリングや2ピース型のオイルリングを用いず、4本のコンプレッションリングのみを用いている。このような4本のコンプレッションリングからなるピストンリングの組合せ120によると、オイルリングよりもガスシール性能に優れたコンプレッションリングを4本用いることで、比較例1や比較例2よりもブローバイガスを低減することができる。更に、ピストンリングの組合せ120は、第3コンプレッションリングR3と第4コンプレッションリングR4との組み合わせによりオイルシール性能を発揮する。そのため、オイル消費の増加を抑えつつブローバイガスを低減することができる。また、一般に、コンプレッションリングは、オイルリングと比較して軸方向幅が薄幅であることから、ピストンにおいて、コンプレッションリングを装着するための領域に必要な軸方向幅は、オイルリングを装着するための領域に必要な軸方向幅よりも短くて済む。そのため、ピストンリングの本数がピストンリングの組合せ120と同じ4本である比較例2と比較において、ピストンリングの組合せ120は、オイルリングORに代えてオイルリングORよりも薄幅の第4コンプレッションリングR4を用いることで、ピストン20の軸方向長さを短くすることができる。これにより、ピストン20を軽量化し、内燃機関100の燃費を向上させることができる。更に、ピストンリングの組合せ120は、4本のコンプレッションリングCRによりブローバイガスを低減することで、オイルの劣化を抑制できる。これに加え、オイルリングを用いないことで、耐スティック性を向上させ、カーボンやスラッジによるピストンリングの固着を抑制できる。
以下、実施形態2に係るピストン構造について説明する。以下の説明では、実施形態1のピストン構造110との相違点を中心に説明し、実施形態1と同様の構成については同一の符号を付すことにより詳細な説明は割愛する。図11は、実施形態2に係る内燃機関200のピストン構造210の断面図である。図11では、ピストン20の中心軸に沿う断面が図示されている。図11に示すように、実施形態2に係るピストンリングの組合せ220では、第1コンプレッションリングR1の外周形状がバレル形状となっており、第2コンプレッションリングR2の外周形状がバレル形状となっており、第3コンプレッションリングR3の外周形状がテーパ形状となっており、第4コンプレッションリングR4の外周形状がテーパ形状となっている。つまり、実施形態2に係るピストンリングの組合せ220は、第2コンプレッションリングR2の外周形状がバレル形状となっている点で、実施形態1に係るピストンリングの組合せ120と相違する。
表1に、本発明の実施例1~3と比較例1,2のピストンリングの組合せにおける各ピストンリングの種別と形状を示す。表2に、本発明の実施例1~3と比較例1、2のピストンリングの組合せにおける各ピストンリングの軸方向幅、張力、及び合口隙間の幅を示す。表1及び表2では、ピストンに組付けられるピストンリングを、燃焼室側から順に第1リング、第2リング、第3リング、及び第4リングとしている。また、表1の「バレル」は、外周形状が図2で示したようなバレル形状であることを意味し、「テーパ」は、外周形状が図3で示したようなテーパ形状であることを意味する。なお、各リングの外径は80mmとした。
実施例1及び実施例3は、図5で示した実施形態1に係るピストンリングの組合せ120と同様に構成されている。実施例2は、図11で示した実施形態2に係るピストンリングの組合せ220と同様に構成されている。比較例1は、図6で示した比較例1に係るピストンリングの組合せ120Xと同様に構成されている。比較例2は、図7で示した比較例2に係るピストンリングの組合せ120Yと同様に構成されている。
110,210 :ピストンとピストンリングとの組合せ構造
120,220 :ピストンリングの組合せ
10 :シリンダ
20 :ピストン
30 :燃焼室
40 :クランク室
R1 :第1コンプレッションリング
R2 :第2コンプレッションリング
R3 :第3コンプレッションリング
R4 :第4コンプレッションリング
Claims (6)
- 内燃機関のシリンダに装着されるピストンに組み付けられる複数のピストンリングの組合せであって、
4本のコンプレッションリングのみを含み、
前記4本のコンプレッションリングのうち、前記内燃機関の燃焼室に最も近い位置に組み付けられる第1コンプレッションリングの外周面は、前記第1コンプレッションリングの周長方向に直交する断面において、前記第1コンプレッションリングにおいて最大径となる頂部を含んで径方向外側に凸状となるように湾曲したバレル面を含み、
前記4本のコンプレッションリングのうち、前記第1コンプレッションリングの次に前記燃焼室に近い位置に組み付けられる第2コンプレッションリングの外周面は、前記第2コンプレッションリングの周長方向に直交する断面において、前記第2コンプレッションリングにおいて最大径となると共に前記第2コンプレッションリングの軸方向中央よりもクランク室側に位置する外周端部と、前記外周端部から前記燃焼室側に向かうに従って縮径するように傾斜したテーパ面と、を含み、
前記4本のコンプレッションリングのうち、前記第2コンプレッションリングの次に前記燃焼室に近い位置に組み付けられる第3コンプレッションリングの外周面は、前記第3コンプレッションリングの周長方向に直交する断面において、前記第3コンプレッションリングにおいて最大径となると共に前記第3コンプレッションリングの軸方向中央よりもクランク室側に位置する外周端部と、前記外周端部から前記燃焼室側に向かうに従って縮径するように傾斜したテーパ面と、を含み、
前記4本のコンプレッションリングのうち、前記燃焼室から最も遠い位置に組み付けられる第4コンプレッションリングの外周面は、前記第4コンプレッションリングの周長方向に直交する断面において、前記第4コンプレッションリングにおいて最大径となると共に前記第4コンプレッションリングの軸方向中央よりもクランク室側に位置する外周端部と、前記外周端部から前記燃焼室側に向かうに従って縮径するように傾斜したテーパ面と、を含み、
前記第3コンプレッションリングの張力をFt(3)とし、前記第4コンプレッションリングの張力をFt(4)としたとき、
Ft(4)≧Ft(3)であり、
前記第3コンプレッションリングの合口隙間の大きさをs1(3)とし、前記第4コンプレッションリングの合口隙間の大きさをs1(4)としたとき、
s1(3)≧s1(4)である、
ピストンリングの組合せ。 - 内燃機関のシリンダに装着されるピストンに組み付けられる複数のピストンリングの組合せであって、
4本のコンプレッションリングのみを含み、
前記4本のコンプレッションリングのうち、前記内燃機関の燃焼室に最も近い位置に組み付けられる第1コンプレッションリングの外周面は、前記第1コンプレッションリングの周長方向に直交する断面において、前記第1コンプレッションリングにおいて最大径となる頂部を含んで径方向外側に凸状となるように湾曲したバレル面を含み、
前記4本のコンプレッションリングのうち、前記第1コンプレッションリングの次に前記燃焼室に近い位置に組み付けられる第2コンプレッションリングの外周面は、前記第2コンプレッションリングの周長方向に直交する断面において、前記第2コンプレッションリングにおいて最大径となる頂部を含んで径方向外側に凸状となるように湾曲したバレル面を含み、
前記4本のコンプレッションリングのうち、前記第2コンプレッションリングの次に前記燃焼室に近い位置に組み付けられる第3コンプレッションリングの外周面は、前記第3コンプレッションリングの周長方向に直交する断面において、前記第3コンプレッションリングにおいて最大径となると共に前記第3コンプレッションリングの軸方向中央よりもクランク室側に位置する外周端部と、前記外周端部から前記燃焼室側に向かうに従って縮径するように傾斜したテーパ面と、を含み、
前記4本のコンプレッションリングのうち、前記燃焼室から最も遠い位置に組み付けられる第4コンプレッションリングの外周面は、前記第4コンプレッションリングの周長方向に直交する断面において、前記第4コンプレッションリングにおいて最大径となると共に前記第4コンプレッションリングの軸方向中央よりもクランク室側に位置する外周端部と、前記外周端部から前記燃焼室側に向かうに従って縮径するように傾斜したテーパ面と、を含み、
前記第3コンプレッションリングの張力をFt(3)とし、前記第4コンプレッションリングの張力をFt(4)としたとき、
Ft(4)≧Ft(3)であり、
前記第3コンプレッションリングの合口隙間の大きさをs1(3)とし、前記第4コンプレッションリングの合口隙間の大きさをs1(4)としたとき、
s1(3)≧s1(4)である、
ピストンリングの組合せ。 - 前記第2コンプレッションリングと前記第3コンプレッションリングと前記第4コンプレッションリングとのうち、少なくとも何れか1本のコンプレッションリングには、当該コンプレッションリングの軸方向端面であってクランク室側に面する下面と当該コンプレッションリングの前記外周端部との間に段差状の切欠が形成されている、
請求項1に記載のピストンリングの組合せ。 - 前記第3コンプレッションリングと前記第4コンプレッションリングとのうち、少なくとも何れか一方のコンプレッションリングには、当該コンプレッションリングの軸方向端面であってクランク室側に面する下面と当該コンプレッションリングの前記外周端部との間に段差状の切欠が形成されている、
請求項2に記載のピストンリングの組合せ。 - 前記第3コンプレッションリングの捩れ角度は、前記第3コンプレッションリングを前記ピストンに組付け、且つ、前記ピストンを前記シリンダに装着した状態で、0′~-85′である、
請求項1から4の何れか一項に記載のピストンリングの組合せ。 - 前記ピストンと請求項1から5の何れか一項に記載のピストンリングの組合せを備える、内燃機関であって、
前記内燃機関の使用回転域における前記ピストンの速度が平均18m/s未満である、
内燃機関。
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