JP6313893B1 - 食品製品及びその製造方法、並びに、付属物及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品に対する消費者の信用度を増大させると共に、消費者が安心して商品を選択できるようにする。【解決手段】食品1が収容されたレトルトパウチ2と共に、レトルトパウチ材料封入体5を提供する。レトルトパウチ材料封入体5には、レトルトパウチ食品の加熱殺菌処理時及び調理時と同条件で加熱されたレトルトパウチ2と同一材料のフィルム4が封入されている。【選択図】図1

Description

本発明は、食品製品及びその製造方法、並びに、付属物及びその製造方法に関する。詳しくは、消費者が安心して商品を選択することが可能となる食品製品及びその製造方法、並びに、付属物及びその製造方法に係るものである。
従来、食品を中心として商品の安全性が消費者に注目されており、消費者が商品を選択する際に、消費者は商品自体や商品の原料がどの様な物であるのかという点にまで関心を示す様になっている。
そのため、商品の提供者は、提供する商品や商品の原料の成分や産地、製造年月日等の情報を商品の包装に貼付したラベルに記載したり、ICタグに記録したりして、商品を提供している。
しかし、単に情報を記載や記録したものを商品に添付して提供するだけでは、その情報の改竄や偽造等が容易であり、現に情報の改竄や偽造等が行われている事実もあり、消費者に信用度が低く、消費者が安心して商品を選択することが困難であった。
そこで、本発明の発明者は、単に情報を記載や記録したものを食品に添付するのではなく、食品の原料を粉末にした原料粉末見本を食品に添付して食品を提供する技術を提案している(特許文献1参照)。
特開2009−5656号公報
ところで、食品を含む各種商品の品質は、その商品が消費者に提供されるまでの過程における様々な要因に強く影響を受けるものである。
そのため、食品の原料粉末は、食品の品質についての情報を得ることができる要因ではあるものの、たった1つの要因に過ぎず、原料粉末見本を食品に添付して食品を提供するといった特許文献1に記載の技術のみでは、消費者が安心して食品を選択するといった目的を実現するのに充分ではない場合がある。
本発明は以上の点に鑑みて創案されたものであって、より一層充分に消費者が安心して商品を選択することが可能となる食品製品及びその製造方法、並びに、付属物及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る食品製品は、その内部に食品が密閉状に収容され、同食品と接する面に所定の塗膜が形成されると共に、加熱殺菌処理が行われ、かつ、前記食品の調理時に同食品を密閉状に収容した状態で加熱される食品容器と、前記食品容器の塗膜と同一材料であり、若しくは、前記食品容器と同一材料の基材に前記食品容器の塗膜と同一材料の塗膜が形成され、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱され、その後更に、前記食品の調理時における前記食品容器の加熱と同条件で加熱され、かつ、前記食品容器とは別個の状態で、同食品容器と共に提供される付属物とを備える。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る食品製品の製造方法は、その内部に食品が密閉状に収容され、同食品と接する面に所定の塗膜が形成され、かつ、前記食品の調理時に同食品を密閉状に収容した状態で加熱される食品容器と、前記食品容器の塗膜と同一材料であり、若しくは、前記食品容器と同一材料の基材に前記食品容器の塗膜と同一材料の塗膜が形成され、かつ、前記食品容器とは別個の状態で、同食品容器と共に提供される付属物と、を有する食品製品の製造方法であって、前記食品容器の加熱殺菌処理を行う工程と、前記付属物を、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱し、その後更に、前記食品の調理時における前記食品容器の加熱と同条件で加熱する工程とを備える。
更に、上記の目的を達成するために、本発明に係る付属物は、その内部に食品が密閉状に収容され、同食品と接する面に所定の塗膜が形成されると共に、加熱殺菌処理が行われ、かつ、前記食品の調理時に同食品を密閉状に収容した状態で加熱される食品容器とは別個の状態で、同食品容器と共に提供される付属物であって、前記食品容器の塗膜と同一材料であり、若しくは、前記食品容器と同一材料の基材に前記食品容器の塗膜と同一材料の塗膜が形成され、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱され、その後更に、前記食品の調理時における前記食品容器の加熱と同条件で加熱されている。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る付属物の製造方法は、その内部に食品が密閉状に収容され、同食品と接する面に所定の塗膜が形成されると共に、加熱殺菌処理が行われ、かつ、前記食品の調理時に同食品を密閉状に収容した状態で加熱される食品容器の塗膜と同一材料であり、若しくは、前記食品容器と同一材料の基材に前記食品容器の塗膜と同一材料の塗膜が形成され、かつ、前記食品容器とは別個の状態で、同食品容器と共に提供される付属物の製造方法であって、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱し、その後更に、前記食品の調理時における前記食品容器の加熱と同条件で加熱する工程を備える。
ここで、食品容器の塗膜と同一材料である付属物を、食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱し、その後更に、食品の調理時における食品容器の加熱と同条件で加熱することによって、調理加熱後の塗膜が、食品容器の内部に収容された食品に与える影響を把握することができる。
また、食品容器と同一材料の基材に食品容器の塗膜と同一材料の塗膜が形成された付属物を、食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱し、その後更に、食品の調理時における食品容器の加熱と同条件で加熱することによって、調理加熱後の基材及び塗膜が、食品容器の内部に収容された食品に与える影響を把握することができる。
なお、ここでの付属物は、食品容器とは別個の状態である。
即ち、加熱前の食品容器については食品への影響が無かったとしても、加熱殺菌処理時や調理時に食品容器が加熱されることで、食品容器が食品に悪影響を与える可能性が懸念される。そのため、調理加熱後までに食品容器に対して行う加熱と同条件で付属物を加熱することによって、付属物を通じて調理加熱後の食品容器が食品に与える影響を把握することができるのである。
なお、食品容器の塗膜としては、エポキシフェノール系(エポキシ樹脂にフェノール樹脂を配合したもの)、エポキシアクリルフェノール系(エポキシフェノールに硬化成分としてのアクリル樹脂を配合したもの)、ビニール系(塩化ビニル酢酸ビニル系共重合合成樹脂)、C−エナメル、ポリエステル等がある。
また、環境ホルモンの疑いがあるとされているビスフェノールA(BPA)は、エポキシ樹脂から溶出すると言われている。
そのため、食品容器の塗膜の少なくとも一部にエポキシ樹脂を含んでいる場合には、エポキシ樹脂を含む塗膜が、食品容器の内部に収容された食品に与える影響を把握することができる。
なお、食品容器の塗膜から溶出するビスフェノールAの量に関する情報である溶出量情報が提供された場合には、より一層充分に、食器容器の内部に収容された食品に与える影響を把握することができる。
ところで、食品製品の提供方法としては、以下が挙げられる。
(食品製品の提供方法1)
その内部に食品が密閉状に収容され、同食品と接する面に所定の塗膜が形成されると共に、加熱殺菌処理が行われ、かつ、前記食品の調理時に同食品を密閉状に収容した状態で加熱される食品容器を、前記食品容器の塗膜と同一材料であり、若しくは、前記食品容器と同一材料の基材に前記食品容器の塗膜と同一材料の塗膜が形成され、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱され、その後更に、前記食品の調理時における前記食品容器の加熱と同条件で加熱され、かつ、前記食品容器とは別個の状態である付属物と共に提供する。
(食品製品の提供方法2)
その内部に食品が密閉状に収容され、同食品と接する面に所定の塗膜が形成されると共に、加熱殺菌処理が行われ、かつ、前記食品の調理時に同食品を密閉状に収容した状態で加熱される食品容器を提供する際に、前記食品容器の塗膜と同一材料であり、若しくは、前記食品容器と同一材料の基材に前記食品容器の塗膜と同一材料の塗膜が形成され、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱され、その後更に、前記食品の調理時における前記食品容器の加熱と同条件で加熱され、かつ、前記食品容器とは別個の状態である付属物を見せる。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る食品製品は、その内部に食品が密閉状に収容されると共に、加熱殺菌処理が行われ、かつ、前記食品の調理時に同食品を密閉状に収容した状態で加熱される食品容器と、前記食品容器と同一材料であり、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱され、その後更に、前記食品の調理時における前記食品容器の加熱と同条件で加熱され、かつ、前記食品容器とは別個の状態で、同食品容器と共に提供される付属物とを備える。
更に、上記の目的を達成するために、本発明に係る食品製品の製造方法は、その内部に食品が密閉状に収容され、かつ、前記食品の調理時に同食品を密閉状に収容した状態で加熱される食品容器と、前記食品容器と同一材料であり、かつ、前記食品容器とは別個の状態で、同食品容器と共に提供される付属物と、を有する食品製品の製造方法であって、前記食品容器の加熱殺菌処理を行う工程と、前記付属物を、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱し、その後更に、前記食品の調理時における前記食品容器の加熱と同条件で加熱する工程とを備える。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る付属物は、その内部に食品が密閉状に収容されると共に、加熱殺菌処理が行われ、かつ、前記食品の調理時に同食品を密閉状に収容した状態で加熱される食品容器とは別個の状態で、同食品容器と共に提供される付属物であって、前記食品容器と同一材料であり、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱され、その後更に、前記食品の調理時における前記食品容器の加熱と同条件で加熱されている。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る付属物の製造方法は、その内部に食品が密閉状に収容されると共に、加熱殺菌処理が行われ、かつ、前記食品の調理時に同食品を密閉状に収容した状態で加熱される食品容器と同一材料であり、かつ、前記食品容器とは別個の状態で、同食品容器と共に提供される付属物の製造方法であって、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱し、その後更に、前記食品の調理時における前記食品容器の加熱と同条件で加熱する工程を備える。
ここで、食品容器の食品に接する部分と同一材料である付属物を、食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱し、その後更に、食品の調理時における食品容器の加熱と同条件で加熱することによって、調理加熱後の食品容器が、食品容器の内部に収容された食品に与える影響を把握することができる。
なお、ここでの付属物は、食品容器とは別個の状態である。
即ち、加熱前の食品容器については食品への影響が無かったとしても、加熱殺菌処理時や調理時に食品容器が加熱されることで、食品容器が食品に悪影響を与える可能性が懸念される。そのため、調理加熱後までに食品容器に対して行う加熱と同条件で付属物を加熱することによって、付属物を通じて調理加熱後の食品容器が食品に与える影響を把握することができるのである。
ところで、食品製品の提供方法としては、以下が挙げられる。
(食品製品の提供方法3)
その内部に食品が密閉状に収容されると共に、加熱殺菌処理が行われ、かつ、前記食品の調理時に同食品を密閉状に収容した状態で加熱される食品容器を、前記食品容器と同一材料であり、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱され、その後更に、前記食品の調理時における前記食品容器の加熱と同条件で加熱され、かつ、前記食品容器とは別個の状態である付属物と共に提供する。
(食品製品の提供方法4)
その内部に食品が密閉状に収容されると共に、加熱殺菌処理が行われ、かつ、前記食品の調理時に同食品を密閉状に収容した状態で加熱される食品容器を提供する際に、前記食品容器と同一材料であり、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱され、その後更に、前記食品の調理時における前記食品容器の加熱と同条件で加熱され、かつ、前記食品容器とは別個の状態である付属物を見せる。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る食品製品の製造方法は、その内部に食品が密閉状に収容され、同食品と接する面に所定の塗膜が形成された食品容器と、前記食品容器の塗膜と同一材料であり、若しくは、前記食品容器と同一材料の基材に前記食品容器の塗膜と同一材料の塗膜が形成され、かつ、前記食品容器とは別個の状態で、同食品容器と共に提供される付属物と、を有する食品製品の製造方法であって、前記食品容器の加熱殺菌処理を行う工程と、前記付属物を、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱する工程とを備える。
更に、上記の目的を達成するために、本発明に係る付属物は、その内部に食品が密閉状に収容され、同食品と接する面に所定の塗膜が形成されると共に、加熱殺菌処理が行われた食品容器とは別個の状態で、同食品容器と共に提供される付属物であって、前記食品容器の塗膜と同一材料であり、若しくは、前記食品容器と同一材料の基材に前記食品容器の塗膜と同一材料の塗膜が形成され、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱されている。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る付属物の製造方法は、その内部に食品が密閉状に収容され、同食品と接する面に所定の塗膜が形成されると共に、加熱殺菌処理が行われた食品容器の塗膜と同一材料であり、若しくは、前記食品容器と同一材料の基材に前記食品容器の塗膜と同一材料の塗膜が形成され、かつ、前記食品容器とは別個の状態で、同食品容器と共に提供される付属物の製造方法であって、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱する工程を備える。
ここで、食品容器の塗膜と同一材料である付属物を、食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱することによって、塗膜が、食品容器の内部に収容された食品に与える影響を把握することができる。
また、食品容器と同一材料の基材に食品容器の塗膜と同一材料の塗膜が形成された付属物を、食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱することによって、基材及び塗膜が、食品容器の内部に収容された食品に与える影響を把握することができる。
なお、ここでの付属物は、食品とは別個の状態である。
即ち、加熱前の食品容器については食品への影響が無かったとしても、加熱殺菌処理時に食品容器が加熱されることで、食品容器が食品に悪影響を与える可能性が懸念される。そのため、加熱殺菌処理後までに食品容器に対して行う加熱と同条件で付属物を加熱することによって、付属物を通じて加熱殺菌処理後の食品容器が食品に与える影響を把握することができるのである。
なお、食品容器の塗膜としては、エポキシフェノール系(エポキシ樹脂にフェノール樹脂を配合したもの)、エポキシアクリルフェノール系(エポキシフェノールに硬化成分としてのアクリル樹脂を配合したもの)、ビニール系(塩化ビニル酢酸ビニル系共重合合成樹脂)、C−エナメル、ポリエステル等がある。
また、環境ホルモンの疑いがあるとされているビスフェノールA(BPA)は、エポキシ樹脂から溶出すると言われている。
そのため、食品容器の塗膜の少なくとも一部にエポキシ樹脂を含んでいる場合には、エポキシ樹脂を含む塗膜が、食品容器の内部に収容された食品に与える影響を把握することができる。
なお、食品容器の塗膜から溶出するビスフェノールAの量に関する情報である溶出量情報が提供された場合には、より一層充分に、食器容器の内部に収容された食品に与える影響を把握することができる。
ところで、食品製品の提供方法としては、以下が挙げられる。
(食品製品の提供方法5)
その内部に食品が密閉状に収容され、同食品と接する面に所定の塗膜が形成されると共に、加熱殺菌処理が行われた食品容器を、前記食品容器の塗膜と同一材料であり、若しくは、前記食品容器と同一材料の基材に前記食品容器の塗膜と同一材料の塗膜が形成され、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱され、かつ、前記食品容器とは別個の状態である付属物と共に提供する。
(食品製品の提供方法6)
その内部に食品が密閉状に収容され、同食品と接する面に所定の塗膜が形成されると共に、加熱殺菌処理が行われた食品容器を提供する際に、前記食品容器の塗膜と同一材料であり、若しくは、前記食品容器と同一材料の基材に前記食品容器の塗膜と同一材料の塗膜が形成され、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱され、かつ、前記食品容器とは別個の状態である付属物を見せる。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る食品製品の製造方法は、その内部に食品が密閉状に収容された食品容器と、前記食品容器と同一材料であり、かつ、前記食品容器とは別個の状態で、同食品容器と共に提供される付属物と、を有する食品製品の製造方法であって、前記食品容器の加熱殺菌処理を行う工程と、前記付属物を、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱する工程とを備える。
更に、上記の目的を達成するために、本発明に係る付属物は、その内部に食品が密閉状に収容されると共に、加熱殺菌処理が行われた食品容器とは別個の状態で、同食品容器と共に提供される付属物であって、前記食品容器と同一材料であり、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱されている。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る付属物の製造方法は、その内部に食品が密閉状に収容されると共に、加熱殺菌処理が行われた食品容器と同一材料であり、かつ、前記食品容器とは別個の状態で、同食品容器と共に提供される付属物の製造方法であって、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱する工程を備える。
ここで、食品容器の食品に接する部分と同一材料である付属物を、食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱することによって、食品容器が、食品容器の内部に収容された食品に与える影響を把握することができる。
なお、ここでの付属物は、食品容器とは別個の状態である。
即ち、加熱前の食品容器については食品への影響が無かったとしても、加熱殺菌処理時に食品が加熱されることで、食品容器が食品に悪影響を与える可能性が懸念される。そのため、加熱殺菌処理後までに食品容器に対して行う加熱と同条件で付属物を加熱することによって、付属物を通じて加熱殺菌処理後の食品容器が食品に与える影響を把握することができるのである。
ところで、食品製品の提供方法としては、以下が挙げられる。
(食品製品の提供方法7)
その内部に食品が密閉状に収容されると共に、加熱殺菌処理が行われた食品容器を、前記食品容器と同一材料であり、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱され、かつ、前記食品容器とは別個の状態である付属物と共に提供する。
(食品製品の提供方法8)
その内部に食品が密閉状に収容されると共に、加熱殺菌処理が行われた食品容器を提供する際に、前記食品容器と同一材料であり、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱され、かつ、前記食品容器とは別個の状態である付属物を見せる。
ところで、ここでの「食品」とは、栄養素の摂取や嗜好を目的とした飲食物(生鮮食品、動物性食品、植物性食品、加工食品、嗜好食品、調味用材料、健康食品、サプリメント、飲料、加工材料等)を含む趣旨である。例えば、ペットフード、家畜の飼料、養殖魚の飼料等、動物を対象としたものも含む趣旨である。
また、食品製品の提供方法1〜8の「見せる」とは、付属物の実物を見せることは勿論、付属物の静止画や動画を見せる場合も含む趣旨である。例えば、付属物の写真が掲載されたカタログを見せる場合や、付属物の写真や動画が掲載されたウェブサイトを見せる場合等も含まれる。
更に、「提供する」とは、実店舗で提供する(手渡す)場合は勿論、宅配便等で提供する(送付する)場合も含まれる。
また、食品容器の内部に収容された食品の、食品成分に関する情報、遺伝子組換えに関する情報、食品添加物に関する情報、の少なくとも1つを含む情報を提供したり、見せたりしても良い。
なお、「食品成分」とは、一例として、文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会編集の「日本食品標準成分表2015年(七訂)」に記載されている様な表示を意味し、「栄養成分」をも含むものである。また、「遺伝子組換えに関する情報」とは、一例として、食品が遺伝子組換え作物であるか否かという情報であり、「食品添加物に関する情報」とは、一例として、食品添加物の名称、機能、使用量、生産者名、生産地等の情報である。
本発明の食品製品及びその製造方法、並びに、付属物及びその製造方法では、消費者がより一層安心して商品を選択することが可能となり、商品の信頼度の向上を実現することができる。
第1の実施の形態を説明するための模式図である。 第1の実施の形態の変形例を説明するための模式図である。 第2の実施の形態を説明するための模式図である。 第3の実施の形態を説明するための模式図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」と称する)について説明を行う。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
4.変形例
<1.第1の実施の形態>
[構成の説明]
図1は本発明を適用した食品製品の一例を説明するための模式図であり、ここで示す食品製品Aは、レトルトパウチ(食品容器の一例)2に食品1(図示せず)が密閉状に収容されたレトルトパウチ食品と、透明袋状のレトルトパウチ材料封入体5を有する。
ここで、レトルトパウチ食品は、レトルトパウチ2に食品1を密封した後に、レトルト窯と称される加圧加熱殺菌機を用いた加熱殺菌が施されている。なお、加熱と同時に加圧するのは、レトルトパウチ2の中に残った空気が膨らんでレトルトパウチ2が破裂することを抑止するためである。
また、レトルトパウチ食品の調理方法の一例としては、レトルトパウチ2を開封することなく、そのままの状態(即ち、食品1を密閉状に収容した状態)で、湯煎(沸騰した湯に数分程度浸して加温する)を用いるか、電子レンジを用いるか、が挙げられる。
なお、レトルトパウチ2に収容される食品1の代表的なものとしては、カレー、シチュー、スープ、粥、パスタソース、丼物の具、米飯、ハンバーグ、ミートボール等が挙げられる。
また、レトルトパウチ2は、(1)プラスチックフィルムと金属箔(アルミニウム箔等)を貼り合わせた不透明タイプと、(2)プラスチックフィルムだけを貼り合わせた透明タイプ、とに大別される。また、レトルトパウチ2は、2枚のフィルムの端をヒートシールして袋状に加工した平袋や、底の部分にフィルムを1枚加えた自立型のスタンディングパウチ等があり、密封はフィルムを加熱して軟化したところを圧着する熱溶着(ヒートシール)等で行う。
なお、レトルトパウチ2の一例としては、プラスチックフィルムの間に金属箔を挟み込んで構成されており、食品1に接する内層は高密度ポリエチレンやポリプロピレンなど、中層がアルミニウム箔、外層はポリエステルフィルムが用いられ、それぞれが接着剤で貼り合わせられたものが挙げられる。
更に、レトルトパウチ材料封入体5は、レトルトパウチ材料4が密閉状に封入されており、レトルトパウチ2とレトルトパウチ材料封入体5とが透明フィルム6で一体的に包装されている。
ここで、レトルトパウチ材料封入体5に封入されたレトルトパウチ材料4は、レトルトパウチ2の内側(食品1と接する側)と同一材料(同一フィルム)である。
具体的には、レトルトパウチ2の内側がポリエチレンやポリプロピレン等のプラスチックフィルムである場合には、こうしたプラスチックフィルムと同一材料(同一フィルム)がレトルトパウチ材料4となる。
また、レトルトパウチ材料4は、レトルトパウチ食品の加熱殺菌時と同条件で加熱され、更に、レトルトパウチ食品の調理時における加熱条件と同条件で加熱されている。
例えば、レトルトパウチ食品のレトルト窯での加熱殺菌が「120℃で30分の加圧加熱」であり、レトルトパウチ食品の調理方法が「100℃のお湯で5分温める」である場合には、レトルトパウチ材料4についても、「120℃で30分の加圧加熱」を行った後に「100℃で5分の加熱」がなされている。
[効果]
上記した本発明を適用した食品製品の一例では、レトルトパウチ2とレトルトパウチ材料封入体5とが一体化されているために、レトルトパウチ2を提供する際に、レトルトパウチ2のみならず、不可避的にレトルトパウチ材料4をも提供することとなる。この様に、レトルトパウチ2と共にレトルトパウチ材料4をも消費者に提供することができ、消費者はレトルトパウチ2の品質を把握することができる。
詳細には、レトルトパウチ食品を調理した後のレトルトパウチ2の品質を把握することができ、調理後の食品1にレトルトパウチ2が与える影響について、レトルトパウチ2を開封することなく把握することができ、このことによって、消費者はより一層安心して食品製品Aを選択することが可能となり、食品製品の信頼度が向上することとなる。
[第1の実施の形態の変形例]
上記した第1の実施の形態では、食品容器がレトルトパウチ2である場合を例に挙げて説明を行っているが、食品容器は必ずしもレトルトパウチ2である必要は無い。
例えば、図2(a)で示す様に、缶詰容器(食品容器の他の一例)12に食品11(図示せず)を密閉状に収容し、塗膜材料14が密閉状に封入された透明袋状の塗膜材料封入体15と透明フィルム16で一体的に包装しても良い。
図2(a)で示す缶詰容器12は、3ピース缶(即ち、底蓋と、円筒の缶胴と、上蓋の3つの部品からなる缶詰)であり、缶の内面にエポキシフェノール系の樹脂の塗装がなされている。
なお、缶詰容器は、構造的に上述した3ピース缶と2ピース缶(底蓋と缶胴が一体となっている胴部と、上蓋の2つの部品からなる缶詰)とに大別される。また、上蓋(缶蓋)の形状については、平蓋(缶切りで開けるもの)や、EO蓋(プルリングが付いており、容易に開けることができるもの)などがある。一例として、缶詰容器12の材料(素材)としては、スチールやアルミニウム等が挙げられる。
なお、缶の内面を塗装するのは、缶の腐食を防いだり、内容物の変色を防いだりするためであり、塗料には合成樹脂を主体として顔料や溶剤などが用いられ、上述したエポキシフェノール系の樹脂の他にも、エポキシアクリルフェノール系、ビニール系、C−エナメル、ポリエステル等がある。
ところで、一般的な缶詰製品の製造工程として、食品を密封した後に殺菌機を用いた加熱殺菌を行っている。これは、殺菌などの微生物を加熱によって死滅させて腐敗を防ぎ、長く貯蔵できる様にするためで、缶詰容器に収容される食品の種類によって加熱温度と加熱時間が異なる。例えば、果物、果汁等の缶詰の場合には、酸が多いために、100℃以下の温度で短時間での殺菌処理となる一方、野菜や魚、肉等の場合には100℃以上の温度で時間をかけて殺菌処理を行う必要がある。
本変形例の缶詰容器12についても、加熱殺菌処理が施されている。
また、缶詰食品の調理方法の一例としては、缶詰容器12を開封することなく、そのままの状態(即ち、食品11を密閉状に収容した状態)で湯煎を用いる方法が挙げられる。
ここで、塗膜材料封入体15に封入された塗膜材料14は、缶詰容器12の内側表面であり、食品11と接する面に形成された塗膜と同一材料である。
具体的には、本変形例では、塗膜材料14としてエポキシフェノール系の樹脂が塗膜材料封入体5に封入されている。
また、塗膜材料14は、缶詰容器の加熱殺菌と同条件で加熱され、更に、缶詰食品の調理時における加熱条件と同条件で加熱されている。
また、本変形例では、付属物として塗膜材料14を提供する場合を例に挙げて説明を行っているが、缶詰容器12の品質を把握することができれば充分であって、付属物は必ずしも塗膜材料14である必要は無い。
例えば、缶詰容器12を構成する金属板と同一材料の金属片(基材の一例)に、エポキシフェノール系の樹脂の塗膜が形成されたものを付属物としても良い。なお、ここでのエポキシフェノール系の樹脂は、缶詰容器12の内側表面であり、食品11と接する面に形成された塗膜と同一材料であるエポキシフェノール系の樹脂を意味している。
また、本変形では、塗膜材料14を密閉状に封入した付属物を例に挙げて説明を行っているが、必ずしも封入する必要は無く、塗膜材料14のみを付属物としても良い。
更に、本変形例では、缶詰容器12に塗膜材料14のみを添付した場合を例に挙げて説明を行っているが、塗膜材料14に加えて、缶詰容器12の塗膜(エポキシフェノール系の樹脂)から溶出するビスフェノールAの量に関する情報である溶出量情報をも提供しても良い。例えば、「ビスフェノールA溶出基準は、5ppbである」や「ビスフェノールA溶出基準は、15ppmである」といった記載である。
同様に、本変形例では、缶詰容器12に塗膜材料14を添付した場合を例に挙げて説明を行っているが、塗膜材料14に加えて、塗膜材料14の名称(即ち、塗膜材料14が「エポキシフェノール系の樹脂」であるという情報)を提供しても良い。なお、缶詰容器12を構成する金属片と同一材料の金属片を付属物として提供する場合には、金属片の名称(例えば、スチールやアルミに組むであるという情報)を提供しても良い。
また、図2(b)で示す様に、飲料缶(食品容器の更に他の一例)22に食品21(図示せず)を密閉状に収容し、塗膜材料24が密閉状に封入された透明袋状の塗膜材料封入体25を飲料缶22の首部分に引っ掛けても良い。
なお、塗膜材料24は、飲料缶の加熱殺菌と同条件で加熱され、更に、飲料食品の調理時における加熱条件と同条件で加熱されている。
<2.第2の実施の形態>
図3は本発明を適用した食品製品の提供方法の一例を説明するための模式図である。
図3で示す食品製品の提供方法の一例では、店舗等で商品陳列棚7の区画9ごとに同一の食品製品Aを陳列し、その区画9ごとにレトルトパウチ材料封入体5が展示されている。
また、レトルトパウチ材料封入体5には、レトルトパウチ2の内側(食品1と接する側)と同一材料(同一フィルム)であるレトルトパウチ材料4が封入されている。なお、レトルトパウチ材料4は、レトルトパウチ食品の加熱殺菌時と同条件で加熱され、更に、レトルトパウチ食品の調理時における加熱条件と同条件で加熱されている。
上記した本発明を適用した食品製品の提供方法の一例では、レトルトパウチ材料封入体5を展示し、消費者はレトルトパウチ材料4を見たり、持ち帰ったりすることができる。そのため、消費者はレトルトパウチ2の品質を把握することができ、より一層安心して食品製品Aを選択することが可能となり、食品製品Aの信頼度が向上することとなる。
<3.第3の実施の形態>
図4は本発明を適用した食品製品の提供方法の他の例を説明するための模式図である。
図4で示す食品製品の提供方法の他の例では、自動販売機で販売されるスープ飲料21(図示せず)が封入された飲料缶22とごとに、塗膜材料封入体25が展示されている。
また、塗膜材料封入体25には、飲料缶22の内側表面であり、スープ飲料21と接する面に形成された塗膜と同一材料(例えば、エポキシフェノール系の樹脂)である塗膜材料24が封入されている。なお、塗膜材料24は、飲料缶22の加熱殺菌と同条件で加熱され、更に、スープ飲料21の調理時における加熱条件と同条件で加熱されている。
上記した本発明を適用した食品製品の提供方法の他の例では、塗膜材料封入体25を展示しているため、消費者は飲料缶22の品質を把握することができ、より一層安心して食品製品Aを選択することが可能となり、食品製品の信頼度が向上することとなる。
<4.変形例>
上記した第1の実施の形態〜第3の実施の形態では、食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱され、その後更に、食品の調理時における食品容器の加熱と同条件で加熱された付属物を例に挙げて説明を行っている。そして、こうした付属物によって、食品を調理した後の食品容器の品質を把握することができるというものである。
ところで、消費者が安心して商品を選択することを可能とするのは、第1の実施の形態〜第3の実施の形態のように、食品を調理した後の食品容器の品質を把握する場合に限られず、食品容器の加熱殺菌処理した後の食品容器の品質を把握する場合であっても良い。
即ち、第1の実施の形態〜第3の実施の形態の「食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱され、その後更に、食品の調理時における食品容器の加熱と同条件で加熱された付属物」に代えて、「食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱された付属物」としても良い。
1 食品
2 レトルトパウチ
4 レトルトパウチ材料
5 レトルトパウチ材料封入体
6 透明フィルム
7 商品陳列棚
9 区画
11 食品
12 缶詰容器
14 塗膜材料
15 塗膜材料封入体
16 透明フィルム
21 スープ飲料
22 飲料缶
24 塗膜材料
25 塗膜材料封入体

Claims (3)

  1. その内部に食品が密閉状に収容されて構成されると共に、同食品と接する面に所定の塗膜が形成され前記食品の調理時に同食品を密閉状に収容した状態で加熱される食品容器と、
    前記食品容器の塗膜と同一材料が密閉状に封入されて構成され、若しくは、前記食品容器と同一材料の金属片に前記食品容器の塗膜と同一材料の塗膜が形成されて構成され、かつ、前記食品容器とは別個の状態で、同食品容器と共に提供される付属物と、を備える食品製品の製造方法であって、
    前記食品容器の加熱殺菌処理を行う工程と、
    前記食品容器の塗膜と同一材料を、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱し、更に、前記食品の調理時における前記食品容器の加熱と同条件で加熱し、その後、密閉状に封入することにより前記付属物を得る工程、
    若しくは、
    前記食品容器の塗膜と同一材料の塗膜が形成された前記食品容器と同一材料の金属片を、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱し、更に、前記食品の調理時における前記食品容器の加熱と同条件で加熱することにより前記付属物を得る工程と、を備える
    食品製品の製造方法。
  2. その内部に食品が密閉状に収容されて構成されると共に前記食品の調理時に同食品を密閉状に収容した状態で加熱される食品容器と、
    前記食品容器と同一材料が密閉状に封入されて構成され、かつ、前記食品容器とは別個の状態で、同食品容器と共に提供される付属物と、を備える食品製品の製造方法であって、
    前記食品容器の加熱殺菌処理を行う工程と、
    前記食品容器と同一材料を、前記食品容器の加熱殺菌処理時の加熱と同条件で加熱し、更に、前記食品の調理時における前記食品容器の加熱と同条件で加熱し、その後、密閉状に封入することにより前記付属物を得る工程と、を備える
    食品製品の製造方法。
  3. 前記塗膜は、エポキシフェノール系の樹脂である
    請求項1に記載の食品製品の製造方法。
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