JP6313099B2 - 仮設構造物 - Google Patents

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Description

本発明は、限られた空間内に複数個配置された円筒型物品上で作業員が作業するために利用する仮設構造物(足場)に関する。特には、組み立て式の仮設構造物に関する。
重量やサイズに関して大きな制限を受けずに輸送できる点で、鉄コイルや鉱石などの大型で重量のある物品の長距離輸送には船舶が利用されている。特に船底の貨物倉は高強度に設計されているため、鉄コイルや鉱石などの重量物はこの船底に設けられた貨物倉内に収容され輸送されることが一般的である。
船底の貨物倉内に収容する物品が鉄コイルの場合、円筒形状の鉄コイルが輸送中に移動しないようにしっかり固縛され積み上げられる。具体的には、図9に示すように鉄コイルの周面側が貨物倉の床側となる姿勢で、言い換えれば円形の上面と底面とが床面に対して垂直となる姿勢で貨物倉内に配置され、各鉄コイルは崩れないように隣接する鉄コイル同士が鉄帯などにより結束される。図9は、貨物倉内における鉄コイルの配置状態の一例を示す斜視図である。
ところで、鉄コイルは、例えば、自動車のボディなど重要な部材に利用されることが多く、品質を保証するために航海中に損傷等が生じていないか作業員によってチェックする必要がある。船底の貨物倉内でこのようなチェックを行う場合、作業員は鉄コイルの上、あるいは隣接する鉄コイル同士の間または隣接する鉄コイルと壁との間に形成された隙間に足を入れて、歩くこととなる。しかしながら、円筒形状の鉄コイルの湾曲した周面、あるいは隣接する鉄コイル間または鉄コイルと壁との間に形成された隙間部分では十分に足場を確保することができず作業員が落下または転倒する危険性がある。
そこで、貨物倉内に収容された鉄コイル上を作業員が移動する場合、作業員は、例えば鉄コイル間もしくは鉄コイルと壁との間に形成された隙間部分にはめ込むことができる形状でかつ、隣接する鉄コイル間もしくは鉄コイルと壁との間において水平面が得られるような形状に成形された発泡スチロールを足場として利用している。
ところで、上述したような形状に成形した発泡スチロールを足場として利用する場合、発泡スチロールは大きくなり、ある程度の重量を有するものとなるため持ち運びが困難となるという問題がある。さらには、発泡スチロールは折りたたんだりすることができないため、収納に大きな空間が必要となるという問題もある。特に、船内など収容空間が限られている場合、積荷以外の物品がその空間において大きな場所を占めてしまうことは問題である。
そこで本発明は、持ち運びが容易な仮設構造物を提供することを目的とする。さらには、持ち運びが容易でかつ大きな収容空間を必要としない仮設構造物を提供することを目的とする。
本発明に係る仮設構造物は、上記した課題を解決するために、横置きされた円筒型物品とこの円筒型物品と隣接する壁との間の間隙部分に設置され、作業員の足場を形成する仮設構造物であって、前記円筒型物品と前記壁との間で水平方向に配置され、前記作業員が移動するための平板である床部と、一方の側部で、前記床部の一方の側部とヒンジ連結し、前記壁に沿うように該床部に対して鉛直方向下向きに配置された側部鉛直板と、前記床部の他方の側部と前記側部鉛直板の他方の側部とにヒンジ連結され、前記円筒型物品の周面と当接する傾斜板と、前記床部の両側部の中間位置から鉛直方向下向きに配置され前記傾斜板とヒンジ連結される中央鉛直板と、前記床部および前記中央鉛直板それぞれを各辺に含む三角形状を形成するように配置される、複数の支持部とを備える。
上記構成によれば、前記側部鉛直板および前記傾斜板を備えるため、円筒型物品と壁との間の間隙部分に当該仮設構造物を収容させることができる。また、中央鉛直板をさらに備えるため、床部にかかる荷重を主として側部鉛直板、中央鉛直板、および床部と傾斜板との連結部分で支持することができる。また、支持部を備え、この支持部と床部と中央鉛直板それぞれを各辺に含む三角形状の構造(いわゆるトラス構造)とすることができるため、本発明に係る仮設構造物は上記のように平板を組み合わせた構成であっても、構造的に十分な強度を有した足場を提供することができる。また、このように仮設構造物は構造的に十分な強度を確保することができるため、例えばプラスチック段ボールなどの薄い平板を利用して形成することができる。
それゆえ、本発明に係る仮設構造物は軽量化を図ることができる。したがって、本発明に係る仮設構造物は、持ち運びが容易となるという効果を奏する。
また、本発明に係る仮設構造物は、上記した構成において、前記傾斜板は、一方の側部で、前記床部の他方の側部とヒンジ連結され前記円筒型物品の周面と当接するように傾斜した上方側傾斜板と、一方の側部で、前記側部鉛直板の他方の側部とヒンジ連結され、前記上方側傾斜板よりも下方に位置し、該上方側傾斜板と同じ傾斜角で傾斜した下方側傾斜板と、から構成され、前記中央鉛直板は、一方の側部で前記上方側傾斜板の他方の側部とヒンジ連結され、他方の側部が前記床部の前記中間位置まで延びる物品側中央鉛直板と、一方の側部で前記下方側傾斜板の他方の側部とヒンジ連結され、他方の側部が前記床部の前記中間位置まで延びる壁側中央鉛直板とから構成されていてもよい。
上記構成によると、傾斜板が床部とヒンジ連結されている上方側傾斜板と側部鉛直板とヒンジ連結されている下方側傾斜板とから構成され、中央鉛直板が上方側傾斜板とヒンジ連結されている物品側中央鉛直板と下方側傾斜板とヒンジ連結されている壁側中央鉛直板とから構成されている。このため、仮設構造物を床部、側部鉛直板、傾斜板、および中央鉛直板がそれぞれヒンジ連結された一部材とすることができる。このため、複数の部材を組み合わせる必要がなく組み立てを容易とすることができる。
また、本発明に係る仮設構造物は、上記した構成において、前記床部の下方側の面で重畳するように配置され、一方の側部で前記壁側中央鉛直板とヒンジ連結された第1床部支持板、ならびに一方の側部で前記物品側中央鉛直板とヒンジ連結された第2床部支持板を備え、前記第1床部支持板の他方の側部が前記側部鉛直板と当接し、前記第2床部支持板の他方の側部が前記傾斜板と当接するように構成されていてもよい。
上記した構成によると、第1床部支持板および第2床部支持板を備えているため、床部の強度を高めることができる。また、これら第1床部支持板および第2床部支持板の他方の側部がそれぞれ側部鉛直板および傾斜板と当接するため、これら第1床部支持板および第2床部支持板とそれぞれヒンジ連結されている壁側中央鉛直板および物品側中央鉛直板が左右に傾斜してしまうことを防ぐことができる。
また、本発明に係る仮設構造物は、上記した構成において、一方の側部で前記第1床部支持板の側部とヒンジ連結され、前記側部鉛直板と重畳するように配置される側部支持板をさらに備えるように構成されていてもよい。
上記構成によると、側部支持板を備えるため、側部鉛直板の強度を高めることができる。
また、本発明に係る仮設構造物は、上記した構成において、前記中央鉛直板に前記支持部の先端部を挿入するための挿入口が形成されており、前記支持部は、前記側部支持板および前記傾斜板において一部が連結した状態でそれぞれ切り出され、この連結部分で折り曲げられて形成された支持片を備え、前記支持片の先端部を前記挿入口に挿入することで、前記各支持部は、前記床部および前記中央鉛直板と組み合わせて三角形状を形成するように構成されていてもよい。
上記構成によると、各支持部は側部支持板の一部ならびに前記傾斜板の一部から切り出した支持片からそれぞれ形成されており、組み立て時において側部支持板ならびに傾斜板から支持片それぞれを折り曲げ中央鉛直板の挿入口にその先端部を挿入するだけで支持部を設けることができる。また、支持片は側部支持板ならびに傾斜板から切り出した一部であるため、解体時に側部支持板ならびに傾斜板それぞれに嵌め込むことができる。このため、本発明に係る仮設構造物は、別途、支持部材を側部支持板または傾斜板に取り付けた構成と比較して嵩張ることなく収納することができる。
また、本発明に係る仮設構造物は、上記した構成において、前記床部における前記一方の側部と前記他方の側部との間の方向を当該仮設構造物における幅方向としたとき、前記側部鉛直板がヒンジ連結されている前記床部の一方の側部における所定区間が前記幅方向に突出しており、前記側部鉛直板は、前記突出した区間でヒンジ連結し、前記壁と当接する第1側部鉛直板と、該突出した区間以外の区間でヒンジ連結する第2側部鉛直板とを有する構成であってもよい。
上記構成によると、床部における一方の側部では、幅方向に突出した区間とそれ以外の区間とが設けられており、それぞれの区間で側部鉛直板(第1側部鉛直板または第2側部鉛直板)がヒンジ連結され、鉛直方向下向きに配置されている。このため、第1側部鉛直板が前記壁に当接して配置されたとき、第2側部鉛直板と該壁との間に空間が形成される。このように、第2側部鉛直板と壁との間に空間を形成することができるため、例えば、円筒型物品が壁に直接接触して破損しないよう緩衝部材が設けられている場合であっても、この緩衝部材を退避して仮設構造物を設置することができる。
また、本発明に係る仮設構造物は、上記した構成において、前記中央鉛直板に前記支持部の先端部を挿入するための挿入口が形成されており、前記支持部は、前記第1側部鉛直板、前記第2側部鉛直板、および傾斜板において一部が連結した状態でそれぞれ切り出され、この連結部分で折り曲げられて形成された支持片を備え、前記支持片の先端部を前記挿入口に挿入することで、前記各支持部は、前記床部および前記中央鉛直板と組み合わせて三角形状を形成するように構成されていてもよい。
上記構成によると、各支持部は第1側部鉛直板、第2側部鉛直板の一部ならびに前記傾斜板の一部から切り出した支持片からそれぞれ形成されている。そして、仮設構造物の組み立て時において第1側部鉛直板、第2側部鉛直板、ならびに傾斜板から支持片それぞれを折り曲げ、中央鉛直板の挿入口にその先端部を挿入するだけで支持部を設けることができる。また、支持片は第1側部鉛直板、第2側部鉛直板、ならびに傾斜板から切り出した一部であるため、仮設構造物の解体時には、第1側部鉛直板、第2側部鉛直板、ならびに傾斜板それぞれに嵌め込むことができる。このため、本発明に係る仮設構造物は、別途、支持部材を第1側部鉛直板、第2側部鉛直板、および傾斜板に取り付けた構成と比較して嵩張ることなく収納することができる。
本発明に係る仮設構造物は、上記した構成において、前記床部に、複数の開口部が形成された構成であってもよい。
上記構成によると、床部に複数の開口部が形成されている。このため、開口している部分と床部との間に段差が形成され滑り止めとして機能させることができる。
本発明に係る仮設構造物は、上記した構成において、吊り下げ用の穴を形成する1以上の環状部を備えた構成であってもよい。環状部を備えているため、例えば、先端にフックが取り付けられたロープなどを利用して、離れた場所から仮設構造物を引き上げ回収することができる。
本発明に係る仮設構造物は、上記した構成において、プラスチック製ダンボールから形成されていてもよい。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、仮設構造物は、持ち運びが容易となるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る仮設構造物の構成の一例を示す斜視図である。 図1に示す仮設構造物の構成の一例を示す側面図である。 鉄コイル、壁、および図1に示す仮設構造物それぞれの配置関係の一例を模式的に示す図である。 図1に示す仮設構造物の展開図である。 本発明の実施形態2に係る仮設構造物の構成の一例を示す斜視図である。 図5に示す仮設構造物の構成の一例を示す側面図である。 鉄コイル、壁、および図5に示す仮設構造物それぞれの配置関係の一例を模式的に示す図である。 図5に示す仮設構造物の展開図である。 貨物倉内における鉄コイルの配置状態の一例を示す斜視図である。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る仮設構造物1は、横置きされた鉄コイル(円筒型物品)と貨物倉の壁との間の間隙部分に設置され、作業員の足場を形成する組み立て式の構造物である。
まず、図1から図3を参照して、実施形態1に係る仮設構造物1の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る仮設構造物1の構成の一例を示す斜視図である。図2は、図1に示す仮設構造物1の構成の一例を示す側面図である。図2では、図1におけるA方向に沿ってみた仮設構造物1の側面形状を表している。この側面形状は横置きされた鉄コイルと貨物倉内の壁との間の間隙に仮設構造物1が設置されたときに、この仮設構造物1を鉄コイルの軸方向に沿って見たときの形状であって、図2に示すようにその外枠形状は直角三角形となる。また、図1、2では特に図示していないが紙面の右側に貨物倉内の壁が、左側に鉄コイルが配置されるものとする。また、図3は、鉄コイル、壁、および図1に示す仮設構造物1それぞれの配置関係の一例を模式的に示す図である。図3では、構造を明確化するために、後述する第1床部支持板16、第2床部支持板17、および側部支持板18の記載は省略している。
(仮設構造物の構成)
図1に示すように、仮設構造物1は、傾斜板8、中央鉛直板9、床部10、側部鉛直板11、第1床部支持板16、第2床部支持板17、側部支持板18、壁側支持部(支持部、支持片)20、および物品側支持部(支持部、支持片)21を備えてなる構成である。
床部10は、鉄コイルと壁面との間で水平方向に配置され、作業員が移動するための平板である。この床部10で作業員の移動に伴い生じる荷重を直接受けることとなる。床部10は、例えば、図1に示すように長方形状の平板により形成することができる。通常、床部10は、横置きされた鉄コイルの軸方向に沿った方向が長手となり、この長手方向と垂直となる方向であって、隣接した鉄コイルと壁との間で横架する方向が短手となる。本明細書では、床部10における長手方向を奥行方向Cと称し、短手方向を幅方向Bと称するものとする。
床部10は、図2の紙面上の幅方向Bにおける右側部(貨物倉の壁側の側部)で、図3に示すように、貨物倉の壁面に沿うように鉛直方向下向きに延伸した平板形状の側部鉛直板11とヒンジ連結されている。また、床部10は、この反対側の左側部(鉄コイル側の側部)でこの床部10から下方に延伸した傾斜板8とヒンジ連結されている。
また、図1に示すように床部10には、その奥行方向Cに向かって複数の開口部22が形成されている。この開口部22により床部10から該床部10の下面に配置される第1床部支持板16および第2床部支持板17の一部が露出することなる。このため、床部10部分と第1床部支持板16および第2床部支持板17の露出している部分との間において段差が形成され、滑り止めとして機能することができる。
なお、実施形態1では開口部22は、図1に示すように、床部10の幅方向Bを長手とする略長方形状をしている。しかしながら、開口部22の形状はこれに限定されるものではなく楕円形状であってもよいし、矩形であってもよい。また、実施形態1では、床部10において5つの開口部22が形成されているがこれに限定されるものではなく、5つ以上であってもよいし、5つよりも少なくてもよい。すなわち、作業員が歩行する位置に段差を形成することができるのであれば、開口部22は任意の個数で任意の形状とすることができる。
なお、床部10に滑り止めテープなどの滑り止め部材が施されている場合は上述した開口部22を床部10に必ずしも形成する必要はない。ただし、滑り止め部材を施す構成の場合、上述した開口部22を床部10に設ける構成と比較して、別途、滑り止め部材を用意する必要があり、コストがかかる。このため、上述したように開口部22を床部10に設ける構成の方が仮設構造物1の製造に必要なコストを低減させることができる点で有利である。
さらに床部10の四隅近傍には、図1に示すように、この仮設構造物1をフック等でひっかけて回収できるようにするための吊り下げ用の穴を形成する環状部23がそれぞれ設けられている。環状部23は、アーチ形状をしており、床部10に対して垂直方向に立設されている。このように環状部23を備えるため、仮設構造物1から離れた場所であっても先端にフックを取り付けたロープ等を投げてこの環状部23の穴にひっかけ、ロープを引っ張ることでこの仮設構造物1を容易に回収することができる。
なお環状部23の個数は図1に示すように4つに限定されるものではなく、少なくとも1以上あればよい。また、環状部23が設けられる位置は上記したような床部10の四隅近傍に限定されるものではなく、作業者の歩行の妨げにならない位置でかつ、例えばフック等をひっかけやすい位置であれば任意である。また、環状部23の形状は図1に示すようなアーチ形状に限定されるものではなく、フック等をひっかけることができる形状であればよい。
側部鉛直板11は、図1、3に示すように、一方の側部で、床部10の一方の側部とヒンジ連結し、貨物倉の壁に沿うように、床部10に対して鉛直方向下向きに配置された平板である。例えば、図1に示すように長方形状の平板により形成することができる。
傾斜板8は、側部鉛直板11の側部と、床部10の側部とにそれぞれヒンジ連結され、鉄コイルの周面と少なくとも一部が当接するように配置された平板である。より具体的には、傾斜板8は、上方側傾斜板13と下方側傾斜板12とから形成されている。この上方側傾斜板13は、側部鉛直板11が連結されている側とは反対側となる床部10の側部とヒンジ連結され、鉄コイルの周面と当接するように傾斜して配置された平板である。一方、下方側傾斜板12は、床部10とヒンジ連結されている側とは反対側となる側部鉛直板11の側部とヒンジ連結され、上方側傾斜板13よりも下方に位置し、この上方側傾斜板13と同様な角度で傾斜して配置された平板である。傾斜板8により鉄コイルの周面と接するとともに、中央鉛直板9を支持することができる。
中央鉛直板9は、床部10の両側部の中間位置から鉛直方向下向きに配置され、かつ傾斜板8と連結された平板である。この中央鉛直板9は、図2に示すように、壁側中央鉛直板14と物品側中央鉛直板15とを重畳させて形成される。壁側中央鉛直板14は、下方側傾斜板12とヒンジ連結され、床部10の幅方向Bにおける中間位置まで延びた平板である。一方、物品側中央鉛直板15は、上方側傾斜板13とヒンジ連結され、床部10の幅方向Bにおける中間位置まで延びた平板である。これら壁側中央鉛直板14および物品側中央鉛直板15によって、幅方向Bにおける床部10の中央部分を支持し、この中央部分で生じる撓みを防止することができる。なお、実施形態1に係る仮設構造物1は、上記したように壁側中央鉛直板14および物品側中央鉛直板15によって、中央鉛直板9を形成する構成であるがこれに限定されるものではない。中央鉛直板9は壁側中央鉛直板14および物品側中央鉛直板15のいずれか一方によって形成される構成であってもよい。このように構成される場合、仮設構造物1は、上方側傾斜板13と下方側傾斜板12とが連結して傾斜板8を形成する構造とする。ただし、壁側中央鉛直板14および物品側中央鉛直板15によって、中央鉛直板9を形成する構成とする方が、仮設構造物1の構造的な強度を高めることができる点で有利である。
第1床部支持板16は、床部10の下方側の面で重畳するように配置され、壁側中央鉛直板14とヒンジ連結された平板である。また、第2床部支持板17は、床部10の下方側の面で重畳するように配置され、物品側中央鉛直板15とヒンジ連結された平板である。これら第1床部支持板16および第2床部支持板17は、例えば、幅方向Bの寸法が床部10の半分の寸法となる長方形状の平板により形成することができる。これら第1床部支持板16および第2床部支持板17それぞれを床部10と重畳させることにより床部10の強度を向上させることができる。
また、第1床部支持板16は、壁側中央鉛直板14とヒンジ連結されている側とは反対側となる側部が側部鉛直板11と当接し、第2床部支持板17は、物品側中央鉛直板15とヒンジ連結されている側とは反対側となる側部が傾斜板8と当接している。このため、ヒンジ連結されている壁側中央鉛直板14および物品側中央鉛直板15それぞれが側部鉛直板11または傾斜板8側に倒れこむことを防ぐことができる。
なお、実施形態1に係る仮設構造物1は、このように第1床部支持板16および第2床部支持板17それぞれを床部10と重畳させる構成であるがこれに限定されるものではない。床部10のみで十分な強度が得られる場合は、第1床部支持板16および第2床部支持板17それぞれを必ずしも備える必要はない。第1床部支持板16および第2床部支持板17それぞれを備えない構成の場合、中央鉛直板9と床部10とが垂直な状態で固定される構造とする。ただし、第1床部支持板16および第2床部支持板17それぞれを床部10と重畳させる構成とした方が、仮設構造物1の構造的な強度を高めることができる点で有利である。
側部支持板18は、一方の側部で第1床部支持板16の側部とヒンジ連結され、側部鉛直板11と重畳するように配置される平板である。すなわち、側部支持板18は、側部鉛直板11と重畳するように第1床部支持板16に対して垂直をなすようにヒンジ連結されている。側部支持板18は、例えば、側部鉛直板11と同様な寸法の長方形状の平板により形成することができる。このように、仮設構造物1は側部支持板18を備えるため、側部鉛直板11の強度を高めることができる。
なお、実施形態1に係る仮設構造物1は、このように側部支持板18を側部鉛直板11と重畳させる構成であるがこれに限定されるものではない。側部鉛直板11のみで十分な強度が得られる場合は、側部支持板18を必ずしも備える必要はない。ただし、側部支持板18を側部鉛直板11と重畳させる構成とした方が、仮設構造物1の構造的な強度を高めることができる点で有利である。
壁側支持部20および物品側支持部21は、床部10および中央鉛直板9と組み合わせて三角形状を形成するように両者の間に配置された支持部材である。より具体的には、仮設構造物1をA方向(鉄コイルの軸方向)に沿ってみたときに三角形状を形成するように、床部10と重畳するように配置された第1床部支持板16と、側部鉛直板11と重畳するように配置された側部支持板18との連結部分と、中央鉛直板9の任意の位置との間に壁側支持部20を配置する。
同様に、仮設構造物1をA方向(横置きされた鉄コイルの軸方向)に沿ってみたときに三角形状を形成するように、床部10と傾斜板8との連結部分と、中央鉛直板9の任意の位置との間に物品側支持部21を配置する。また、実施形態1に係る仮設構造物1は、後述する図4に示すように、仮設構造物1のC方向における両端部近傍に2つの壁側支持部20と2つの物品側支持部21とがそれぞれ配置されるが壁側支持部20および物品側支持部21の配置位置ならびに配置個数はこれに限定されるものではない。仮設構造物1に求められる強度等を考慮し適宜、複数の壁側支持部20と複数の物品側支持部21が配置されればよい。
上記した複数の平板が互いにヒンジ連結して形成される仮設構造物1は、図2に示すように、A方向に沿ってみたときの側面の外枠形状は直角三角形となっている。そして、この外枠形状内に三角形状の格子を形成するように、壁側支持部20または物品側支持部21が配置された構造となっている。また、壁側支持部20を配置することで形成される三角形状の格子と物品側支持部21を配置することで形成される三角形状の格子とは、中央鉛直板9に対して左右対称となるように隣接して配置されている。
すなわち、仮設構造物1では、第1床部支持板16を上弦材、壁側支持部20を斜材、中央鉛直板9を鉛直材とする三角形状の格子と、第2床部支持板17を上弦材、物品側支持部21を斜材、中央鉛直板9を鉛直材とする三角形状の格子とを組み合わせた構造を形成している。これにより、仮設構造物1は構造的に高い強度を有することができる。
また、壁側支持部20または物品側支持部21を備えているため、幅方向Bにおける床部10の中央部分に、鉛直方向下向きに力が作用して、中央鉛直板9が座屈してしまうことを防ぐことができる。
特に実施形態1に係る仮設構造物1では、図4に示すように側部支持板18の一部を切り出し、壁側支持部20を形成する。また、傾斜板8(より正確には、上方側傾斜板13)の一部を切り出し、物品側支持部21を形成する。図4は、図1に示す仮設構造物1の展開図である。
より具体的には、側部支持板18の、第1床部支持板16と連結する側の側部において、一部、より具体的には基端部が連結した状態でこの側部支持板18から切り出されて壁側支持部20が形成される。そして、側部支持板18と連結している部分を折り曲げ、壁側支持部20を中央鉛直板9に向かって延伸させるように配置する。また、上方側傾斜板13の、床部10と連結する側の側部において、基端部が連結した状態でこの上方側傾斜板13から切り出されて物品側支持部21が形成される。そして、上方側傾斜板13と連結している部分を折り曲げ、物品側支持部21を中央鉛直板9に向かって延伸させるように配置する。なお、図4は、図1に示す仮設構造物1の展開図である。
なお、図4に示すように、壁側支持部20および物品側支持部21それぞれは、略長方形の形状をした支持片と、該支持片の先端部に設けられた凸部40、41とから形成されている。
さらに壁側中央鉛直板14には壁側差込口24が、物品側中央鉛直板15には物品側差込口25が形成されている。壁側差込口24および物品側差込口25は、当該仮設構造物1の組み立て後における中央鉛直板9において、重なり合い1つの貫通孔を形成するように設けられている。
そして、図4に示す仮設構造物1の展開状態からこの仮設構造物1を組み立てる際に、壁側支持部20の凸部40および物品側支持部21の凸部41をこの壁側差込口24および物品側差込口25にそれぞれ挿入するように構成されている。なお、凸部40と凸部41とは、図4に示すように、壁側差込口24および物品側差込口25に挿入した際に両者が交差して嵌め込まれるようにずれた位置関係となっている。
このため、凸部40と凸部41とを一緒に壁側差込口24および物品側差込口25に嵌め込むことで、壁側支持部20および物品側支持部21を中央鉛直板9に固定させることができる。
上記した構造を有する仮設構造物1では、作業員が乗って移動する床部10は主として、鉄コイルに当接している、床部10と傾斜板8との連結部分と、傾斜板8により下方から支持されている側部鉛直板11および側部支持板18と、鉄コイルに当接している中央鉛直板9とにより支えられている。
この仮設構造物1は、上記したように構造的に高い強度を有しているため、例えば、薄いプラスチック段ボールなどの素材で組み立てることができる。このため、軽量かつその分解時において大きな収容空間を必要としない。
なお、実施形態1に係る仮設構造物1では、図2に示す側面形状において床部10の寸法が約350mm、側部鉛直板11の寸法が約350mm、傾斜板8の寸法が約495mmとなるように構成されているが、各寸法はこれに限定されるものではない。これらの側面形状における寸法は、船底の貨物倉などに収容されている鉄コイルの寸法に応じて適宜設定されることが好ましい。
また、仮設構造物1の奥行寸法、すなわち床部10の奥行方向Cの寸法は約800mmである。しかしながらこの寸法もこれに限定されるものではない。床部10の奥行方向Cの寸法が長くなればなるほど必要とする仮設構造物1の個数を低減させることができる一方で、各仮設構造物1のサイズが大きくなってしまうという問題がある。そこで、作業員が移動する距離と、仮設構造物1を展開して保管したり移動させたりするのに適切なサイズとを考慮し、適宜設定することが好適である。
(組み立て方法)
ここで、実施形態1に係る仮設構造物1の組み立て方法について上述した図4を参照して説明する。具体的には、実施形態1に係る仮設構造物1は、以下のようにして組み立てることができる。
まず、図4に示す展開状態において、床部10と側部鉛直板11とのヒンジ連結部分で、側部鉛直板11を床部10に対して垂直となるように折る。さらに側部鉛直板11と下方側傾斜板12とのヒンジ連結部分で、下方側傾斜板12を側部鉛直板11に向かって折る。また下方側傾斜板12と壁側中央鉛直板14とのヒンジ連結部分で、壁側中央鉛直板14が床部10に対して垂直に当接するように折る。さらにまた、壁側中央鉛直板14と第1床部支持板16とのヒンジ連結部分で、第1床部支持板16を壁側中央鉛直板14に対して垂直となるように折り、床部10の下方に配置させる。このとき、第1床部支持板16の、壁側中央鉛直板14とヒンジ連結されている側とは反対側となる側部が側部鉛直板11と当接する。また、この第1床部支持板16と側部支持板18とのヒンジ連結部分で、側部支持板18を第1床部支持板16に対して垂直となるように折り、側部鉛直板11と重畳させる。
一方、床部10と上方側傾斜板13とのヒンジ連結部分で、上方側傾斜板13をこの床部10に向かって折る。このとき、下方側傾斜板12とともに傾斜板8を形成するように、この下方側傾斜板12と同じ傾斜角度となるように折る。また、上方側傾斜板13と物品側中央鉛直板15とのヒンジ連結部分で、物品側中央鉛直板15が床部10に対して垂直に当接するように折り、壁側中央鉛直板14と重畳させる。さらにまた、物品側中央鉛直板15と第2床部支持板17とのヒンジ連結部分で、第2床部支持板17を物品側中央鉛直板15に対して垂直となるように折り、床部10の下方に配置させる。このとき、第2床部支持板17の、物品側中央鉛直板15とヒンジ連結されている側とは反対側となる側部が上方側傾斜板13と当接する。
このようにして、床部10の左右の側部それぞれで各平板を折り、組み立てると、壁側中央鉛直板14に形成した壁側差込口24および物品側中央鉛直板15に形成した物品側差込口25を重ね合わせて貫通孔を形成する。そして、壁側支持部20の凸部40および物品側支持部21の凸部41それぞれを交差させた状態でこの貫通孔にはめ込む。
以上のように実施形態1に係る仮設構造物1は、複数の長方形状の平板を折りたたんで形成することができるため容易に組み立てることができる。
なお、実施形態1に係る仮設構造物1は、上述したように、例えば、ポリプロピレンまたはポリカーボネートなどのプラスチックを素材として作られた段ボール(プラスチック段ボール)から形成することができる。プラスチック段ボールは、ボール紙製の段ボールと比べて強度と耐久性、耐水性に勝っており繰り返しの利用に耐えることができる。また、可撓性を有するため、隣接する鉄コイルと壁との間において形成された隙間の形状に合うように変形することができる。このため、仮設構造物1はこの隙間にきっちり嵌まり込むことができる。しかしながら、実施形態1に係る仮設構造物1を形成する部材は、このプラスチック段ボールに限定されるものではなく、上述した仮設構造物1の形状を構成することができる平板部材であれば任意である。
また、仮設構造物1は上述したように各平板同士はヒンジ連結されており、折り曲げて組み立てることができる構成である。このヒンジ連結部分は、プラスチック段ボールにおける折り曲げ位置に切り込みが入れることで実現できる。また、切り込みのエッジ部分には丸みを施しており、折り曲げ箇所に触れて作業員がけがなどすることを防ぐように工夫されている。
なお、ヒンジ連結部分は上述した切り込みにより実現される構成に限定されるものではない。例えば、異なる平板同士を複数の蝶番によって連結した構成としてもよい。
以上のように、実施形態1に係る仮設構造物1は、プラスチック段ボールなどの薄いシート状の素材から組み立てても十分な強度を保つことができる。このように、仮設構造物1は、プラスチック段ボールなどの薄板の素材から組み立てることができるため、軽量化を図ることができ携帯性を向上させることができる。また、仮設構造物1を解体すると1枚のシート状になるため、その保管時には大きな収納空間を必要としない。
(実施形態2)
ところで、例えば、図3に示すように、貨物倉内の鉄コイルが直接、壁と当接するように配置される場合、運搬中の振動等により鉄コイルが壁と衝突して破損する場合がある。そこで、鉄コイルと壁との間に棒状の木材等から構成される緩衝部材を配置する構成が考えられる。このような構成の場合、実施形態1で説明した仮設構造物1では、側部鉛直板11が緩衝部材と当接し、壁との間に隙間が形成されてしまい、仮設構造物1を安定して配置することが困難となる。
そこで、鉄コイルと壁との間に緩衝部材が設けられている場合に利用することができる仮設構造物を実施形態2に係る仮設構造物101として図5〜図8を参照して以下に説明する。図5は、本発明の実施形態2に係る仮設構造物101の構成の一例を示す斜視図である。図6は、図5に示す仮設構造物101の構成の一例を示す側面図である。図5では、図6におけるA方向に沿ってみた仮設構造物101の側面形状を表している。この側面形状は横置きされた鉄コイルと貨物倉内の壁との間の間隙に仮設構造物101が設置されたときに、この仮設構造物101を鉄コイルの軸方向に沿って見たときの形状であって、図6に示すようにその外枠形状は直角三角形となる。また、図5、6では特に図示していないが紙面の右側に貨物倉内の壁が、左側に鉄コイルが配置されるものとする。また、図7は、鉄コイル、壁、および図5に示す仮設構造物101それぞれの配置関係の一例を模式的に示す図である。図7では、構造を明確化するために、第1床部支持板16および第2床部支持板17の記載は省略している。図8は、図5に示す仮設構造物101の展開図である。
(仮設構造物の構成)
図5に示すように、実施形態2に係る仮設構造物101は、傾斜板8、中央鉛直板9、床部10、側部鉛直板11、第1床部支持板16、第2床部支持板17、壁側支持部(支持部、支持片)20、および物品側支持部(支持部、支持片)21を備えてなる構成である。基本的には、実施形態2に係る仮設構造物101は、実施形態1に係る仮設構造物1と同様な部材を備えているが以下の点で異なる。なお、下記の点以外については実施形態1と同様な構成であるため説明は省略する。
すなわち、図5、8に示すように、実施形態2に係る仮設構造物101では、側部鉛直板11がヒンジ連結される側において、床部10の所定区間が床本体部10bから幅方向Bに突出した床凸部10aを有する点で実施形態1に係る仮設構造物1と異なる。図5、8の例では、床凸部10aの側部の長さは、奥行方向Cに複数の開口部22が配置されている区間の長さにほぼ相当する。
また、このように床部10の形状が異なるため、床部10とヒンジ連結する側部鉛直板11、側部鉛直板11とヒンジ連結する下方側傾斜板12、および床部10の下方に位置する第1床部支持板16の形状が、実施形態1に係る仮設構造物1の側部鉛直板11、下方側傾斜板12、および第1床部支持板16の形状と異なる。具体的には、図8に示すように側部鉛直板11は、床凸部10aの側部でヒンジ連結する第1側部鉛直板11aと、床本体部10bの側部でヒンジ連結する第2側部鉛直板11bとから構成されている点で、実施形態1に係る仮設構造物1の側部鉛直板11と異なる。第2側部鉛直板11bは、奥行方向Cに第1側部鉛直板11aを挟持するように2つ設けられている。第1側部鉛直板11aは、壁と当接するように配置され、第2側部鉛直板11bは、壁と鉄コイルとの間に設けられた緩衝部材30と当接するように配置される。
また、下方側傾斜板12は、図8に示すように第1側部鉛直板11aとヒンジ連結する部分において、幅方向Bに下方側傾斜板12の本体部(下方側傾斜板本体部12b)から突出した下方側傾斜板凸部12aを有した形状となっている点で実施形態1に係る仮設構造物1の下方側傾斜板12と異なる。
また、第1床部支持板16の形状が床部10の形状に対応するように、該第1床部支持板16の側部における所定区間で第1床部支持板16の本体(第1床部支持板本体部16b)から幅方向Bに突出した第1床部支持板凸部16aを有した形状となっている点で、実施形態1に係る仮設構造物1の第1床部支持板16と異なる。
上述のように、実施形態2に係る仮設構造物101は、壁側においてその一部が幅方向Bに突出した形状となっており、第1側部鉛直板11aが壁と当接すると第2側部鉛直板11bと壁との間に空間を形成することができる。このため、この空間に緩衝部材30を配置することができる(図7参照)。このため、鉄コイルが壁に直接接触して破損してしまうことを防ぐことができる。
また、第1側部鉛直板11aにおいて2か所、切り抜いて壁側支持部20aを形成し、第2側部鉛直板11bそれぞれにおいて1か所ずつ、切り抜いて壁側支持部20bを形成している点で実施形態1に係る仮設構造物1の構成と異なる。さらにまた、上方側傾斜板13において4か所切り抜いて4つの物品側支持部21を形成している点で実施形態1に係る仮設構造物1の構成と異なる。
壁側支持部20a、20bおよび物品側支持部21は、床部10および中央鉛直板9と組み合わせて三角形状を形成するように両者の間に配置された支持部材である。より具体的には、仮設構造物101をA方向(鉄コイルの軸方向)に沿ってみたときに三角形状を形成するように、床部10と側部鉛直板11との連結部分と、中央鉛直板9の任意の位置との間に壁側支持部20a、20bを配置する。
同様に、仮設構造物101をA方向(横置きされた鉄コイルの軸方向)に沿ってみたときに三角形状を形成するように、床部10と傾斜板8との連結部分と、中央鉛直板9の任意の位置との間に物品側支持部21を配置する。また、実施形態2に係る仮設構造物101は、図8に示すように、2つの壁側支持部20aと、2つの壁側支持部20bと4つの物品側支持部21とがそれぞれ配置される配置位置ならびに配置個数はこれに限定されるものではない。仮設構造物101に求められる強度等を考慮し適宜、複数の壁側支持部20a、20bと複数の物品側支持部21が配置されればよい。
上記した複数の平板が互いにヒンジ連結して形成される実施形態2に係る仮設構造物101は、図6に示すように、A方向に沿ってみたときの側面の外枠形状は、床部10と、床部10の床凸部10aに一方の側部が連結された第1側部鉛直板11aと、第1側部鉛直板11aの他方の側部と床部10の他方の側部との間に配置された傾斜板8(上方側傾斜板13と下方側傾斜板凸部12a)とによって直角三角形を形成する。さらに、床部10と、床部10の床本体部10bに一方の側部が連結された第2側部鉛直板11bと、第2側部鉛直板11bの他方の側部と床部10の他方の側部との間に配置された傾斜板8(上方側傾斜板13と下方側傾斜板本体部12b)とによって直角三角形を形成する。そして、これら2つの外枠形状内に三角形状の格子を形成するように、複数の壁側支持部20a、20bおよび物品側支持部21がそれぞれ配置された構造となっている。また、壁側支持部20a、20bを配置することで形成される三角形状の格子と物品側支持部21を配置することで形成される三角形状の格子とは、中央鉛直板9で隣接するように配置されている。
すなわち、実施形態2に係る仮設構造物101は、実施形態1に係る仮設構造物1と同様に第1床部支持板16を上弦材、壁側支持部20a、20bを斜材、中央鉛直板9を鉛直材とする三角形状の格子と、第2床部支持板17を上弦材、物品側支持部21を斜材、中央鉛直板9を鉛直材とする三角形状の格子とを組み合わせた構造を形成している。これにより、仮設構造物101は、床凸部10aに対応して三角形状の外枠を形成した部分、ならびに床本体部10bに対応して三角形状の外枠を形成した部分それぞれにおいて構造的に高い強度を有することができる。
また、壁側支持部20a、20b、および物品側支持部21を備えているため、床部10(床本体部10bと床凸部10a)の幅方向Bにおける中央部分において、鉛直方向下向きにかかる力の作用により、中央鉛直板9が座屈してしまうことを防ぐことができる。
ここで、図8を参照して、壁側支持部20a、20bおよび物品側支持部21の形成方法についてより具体的に説明する。第1側部鉛直板11aの床凸部10aと連結する側の側部で基端部が連結した状態で該第1側部鉛直板11aから切り出されて壁側支持部20aが形成される。そして、床凸部10aと連結している部分を折り曲げ、壁側支持部20aを中央鉛直板9に向かって延伸させるように配置する。同様に、第2側部鉛直板11bの床本体部10bと連結している部分を折り曲げ、壁側支持部20bを中央鉛直板9に向かって延伸させるように配置する。また、上方側傾斜板13の、床部10と連結する側の側部において、基端部が連結した状態で該上方側傾斜板13から切り出されて4つの物品側支持部21が形成される。そして、上方側傾斜板13と連結している部分を折り曲げ、物品側支持部21を中央鉛直板9に向かって延伸させるように配置する。
なお、図8に示すように、壁側支持部20a、20bおよび物品側支持部21それぞれは、略長方形の形状をした支持片と、該支持片の先端部に設けられた凸部40a、40b、41とから形成されている。
さらに壁側中央鉛直板14には4つの壁側差込口24が、物品側中央鉛直板15には4つの物品側差込口25が形成されている。壁側差込口24および物品側差込口25は、当該仮設構造物1の組み立て後における中央鉛直板9において、重なり合い1つの貫通孔を形成するように設けられている。
そして、図8に示す仮設構造物1の展開状態からこの仮設構造物1を組み立てる際に、壁側支持部20の凸部40a、40b、および物品側支持部21の凸部41をこの壁側差込口24および物品側差込口25にそれぞれ挿入するように構成されている。なお、凸部40a、40bと凸部41とは、図8に示すように、壁側差込口24および物品側差込口25に挿入した際に両者が交差して嵌め込まれるようにずれた位置関係となっている。このため、凸部40a、40bと凸部41とを一緒に壁側差込口24および物品側差込口25に嵌め込むことで、壁側支持部20a、20bおよび物品側支持部21を中央鉛直板9に固定させることができる。
さらに上記した壁側差込口24および物品側差込口25に加え、下方側傾斜板本体部12bの奥行方向Cにおける両端部近傍であって組み立て時に第2側部鉛直板11bの先端部が当接する部分それぞれに固定用開口部26が形成されている。一方、第2側部鉛直板11bの先端部には、凸部42が形成されており、組み立て時においてこの凸部42を固定用開口部26に挿入し折りこむことで第2側部鉛直板11bが下方側傾斜板本体部12bに固定される構成となっている。
上記した構造を有する仮設構造物101では、図7に示すように、作業員が乗って移動する床部10は主として、鉄コイルと当接している、床部10と傾斜板8との連結部分と、傾斜板8により下方から支持されている第1側部鉛直板11a、第2側部鉛直板11bと、鉄コイルと当接している中央鉛直板9とにより支持される。
なお、本実施の形態に係る仮設構造物1では、図6に示す側面形状において床凸部10aの寸法が約400mm、側部鉛直板11の寸法が約400mm、傾斜板8の寸法が約565mmとなるように構成されているが、各寸法はこれに限定されるものではない。これらの側面形状における寸法は、船底の貨物倉などに収容されている鉄コイルの寸法に応じて適宜設定されることが好ましい。
なお、図5に示す実施形態2に係る仮設構造物101では、実施形態1に係る仮設構造物1とは異なり、側部支持板18を備えた構成とはなっていないが、第1側部鉛直板11aおよび第2側部鉛直板11bそれぞれに対応するように側部支持板をそれぞれ備えた構成としてもよい。
(組み立て方法)
ここで、実施形態2に係る仮設構造物101の組み立て方法について上述した図8を参照して説明する。具体的には、実施形態2に係る仮設構造物101は、以下のようにして組み立てることができる。
まず、図8に示す展開状態において、床凸部10aと第1側部鉛直板11aとのヒンジ連結部分で、第1側部鉛直板11aを床部10に対して垂直となるように折る。同様に、床本体部10bと第2側部鉛直板11bとのヒンジ連結部分で、第2側部鉛直板11bを床部10に対して垂直となるように折る。さらに第1側部鉛直板11aと下方側傾斜板凸部12aとのヒンジ連結部分で、下方側傾斜板12を側部鉛直板11に向かって折る。また下方側傾斜板12と壁側中央鉛直板14とのヒンジ連結部分で、壁側中央鉛直板14が床部10に対して垂直に当接するように折る。さらにまた、壁側中央鉛直板14と第1床部支持板16とのヒンジ連結部分で、第1床部支持板16を壁側中央鉛直板14に対して垂直となるように折り、床部10の下方に配置させる。このとき、第1床部支持板16の、壁側中央鉛直板14とヒンジ連結されている側とは反対側となる側部が側部鉛直板11と当接する。
一方、床部10と上方側傾斜板13とのヒンジ連結部分で、上方側傾斜板13をこの床部10に向かって折る。このとき、下方側傾斜板12とともに傾斜板8を形成するように、この下方側傾斜板12と同じ傾斜角度となるように折る。また、上方側傾斜板13と物品側中央鉛直板15とのヒンジ連結部分で、物品側中央鉛直板15が床部10に対して垂直に当接するように折り、壁側中央鉛直板14と重畳させる。さらにまた、物品側中央鉛直板15と第2床部支持板17とのヒンジ連結部分で、第2床部支持板17を物品側中央鉛直板15に対して垂直となるように折り、床部10の下方に配置させる。このとき、第2床部支持板17の、物品側中央鉛直板15とヒンジ連結されている側とは反対側となる側部が上方側傾斜板13と当接する。
このようにして、床部10の左右の側部それぞれで各平板を折り、組み立てると、壁側中央鉛直板14に形成した壁側差込口24および物品側中央鉛直板15に形成した物品側差込口25を重ね合わせて貫通孔を形成する。そして、壁側支持部20aの凸部40aおよび壁側支持部20bの凸部40bと、物品側支持部21の凸部41それぞれとを交差させた状態でこの貫通孔にはめ込む。
また、第2側部鉛直板11bは、図8に示すように、先端部近傍の所定位置と、先端部から突出する凸部42の基端部の位置とでそれぞれ折り曲げられるようになっている。そして、組み立て時において図6に示すように、下方側傾斜板12の外面(図8では下方側傾斜板12の裏面)に沿うように先端部近傍を折り曲げ、さらに凸部42が固定用開口部26に挿入されるようにその基端部位置で折り曲げられる。このようにして第2側部鉛直板11bは下方側傾斜板12に固定される。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
以上のように、本発明に係る仮設構造物1は、鉄コイルなどの円筒型物品が収納された例えば、貨物倉などの空間においてこの円筒型物品と空間を形成する壁との間を作業者が移動する際の足場を提供するとともに、その持ち運びが容易かつ、大きな収納空間を要しないという効果を有する。このため、この効果の意義を発揮できるような状況におけるさまざまな足場として広く適用することができる。
1 仮設構造物
8 傾斜板
9 中央鉛直板
10 床部
10a 床凸部
10b 床本体部
11 側部鉛直板
11a 第1側部鉛直板
11b 第2側部鉛直板
12 下方側傾斜板
12a 下方側傾斜板凸部
12b 第2下方側傾斜板本体部
13 上方側傾斜板
14 壁側中央鉛直板
15 物品側中央鉛直板
16 第1床部支持板
16a 第1床部支持板凸部
16b 第1床部支持板本体部
17 第2床部支持板
18 側部支持板
20 壁側支持部
20a 壁側支持部
20b 壁側支持部
21 物品側支持部
22 開口部
23 環状部
24 壁側差込口
25 物品側差込口
26 固定用開口部
30 緩衝部材
40 凸部
40a 凸部
40b 凸部
41 凸部
42 凸部
101 仮設構造物
B 幅方向
C 奥行方向

Claims (10)

  1. 横置きされた円筒型物品とこの円筒型物品と隣接する壁との間の間隙部分に設置され、作業員の足場を形成する仮設構造物であって、
    前記円筒型物品と前記壁との間で水平方向に配置され、前記作業員が移動するための平板である床部と、
    一方の側部で、前記床部の一方の側部とヒンジ連結し、前記壁に沿うように該床部に対して鉛直方向下向きに配置された側部鉛直板と、
    前記床部の他方の側部と前記側部鉛直板の他方の側部とにヒンジ連結され、前記円筒型物品の周面と当接する傾斜板と、
    前記床部の両側部の中間位置から鉛直方向下向きに配置され前記傾斜板とヒンジ連結される中央鉛直板と、
    前記床部および前記中央鉛直板それぞれを各辺に含む三角形状を形成するように配置される、複数の支持部と、を備える仮設構造物。
  2. 前記傾斜板は、
    一方の側部で、前記床部の他方の側部とヒンジ連結され前記円筒型物品の周面と当接するように傾斜した上方側傾斜板と、
    一方の側部で、前記側部鉛直板の他方の側部とヒンジ連結され、前記上方側傾斜板よりも下方に位置し、該上方側傾斜板と同じ傾斜角で傾斜した下方側傾斜板と、から構成され、
    前記中央鉛直板は、
    一方の側部で前記上方側傾斜板の他方の側部とヒンジ連結され、他方の側部が前記床部の前記中間位置まで延びる物品側中央鉛直板と、
    一方の側部で前記下方側傾斜板の他方の側部とヒンジ連結され、他方の側部が前記床部の前記中間位置まで延びる壁側中央鉛直板とから構成されている請求項1に記載の仮設構造物。
  3. 前記床部の下方側の面で重畳するように配置され、一方の側部で前記壁側中央鉛直板とヒンジ連結された第1床部支持板、ならびに一方の側部で前記物品側中央鉛直板とヒンジ連結された第2床部支持板を備え、
    前記第1床部支持板の他方の側部が前記側部鉛直板と当接し、前記第2床部支持板の他方の側部が前記傾斜板と当接する請求項2に記載の仮設構造物。
  4. 一方の側部で前記第1床部支持板の側部とヒンジ連結され、前記側部鉛直板と重畳するように配置される平板である側部支持板をさらに備える請求項3に記載の仮設構造物。
  5. 前記中央鉛直板に前記支持部の先端部を挿入するための挿入口が形成されており、
    前記支持部は、
    前記側部支持板および前記傾斜板において一部が連結した状態でそれぞれ切り出され、この連結部分で折り曲げられて形成された支持片を備え、
    前記支持片の先端部を前記挿入口に挿入することで、前記各支持部は、前記床部および前記中央鉛直板と組み合わせて三角形状を形成する請求項4に記載の仮設構造物。
  6. 前記床部における前記一方の側部と前記他方の側部との間の方向を当該仮設構造物における幅方向としたとき、前記側部鉛直板がヒンジ連結されている前記床部の一方の側部における所定区間が前記幅方向に突出しており、
    前記側部鉛直板は、前記突出した区間でヒンジ連結し、前記壁と当接する第1側部鉛直板と、該突出した区間以外の区間でヒンジ連結する第2側部鉛直板とを有する請求項3に記載の仮設構造物。
  7. 前記中央鉛直板に前記支持部の先端部を挿入するための挿入口が形成されており、
    前記支持部は、
    前記第1側部鉛直板、前記第2側部鉛直板、および傾斜板において一部が連結した状態でそれぞれ切り出され、この連結部分で折り曲げられて形成された支持片を備え、
    前記支持片の先端部を前記挿入口に挿入することで、前記各支持部は、前記床部および前記中央鉛直板と組み合わせて三角形状を形成する請求項6に記載の仮設構造物。
  8. 前記床部に、複数の開口部が形成されている請求項1から7のいずれか1項に記載の仮設構造物。
  9. 吊り下げ用の穴を形成する1以上の環状部を備える請求項1から8のいずれか1項に記載の仮設構造物。
  10. プラスチック製ダンボールから形成されている請求項1から9のいずれか1項に記載の仮設構造物。
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