JP6312532B2 - 液体吐出ヘッドの素子基板 - Google Patents

液体吐出ヘッドの素子基板 Download PDF

Info

Publication number
JP6312532B2
JP6312532B2 JP2014117626A JP2014117626A JP6312532B2 JP 6312532 B2 JP6312532 B2 JP 6312532B2 JP 2014117626 A JP2014117626 A JP 2014117626A JP 2014117626 A JP2014117626 A JP 2014117626A JP 6312532 B2 JP6312532 B2 JP 6312532B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
element substrate
top plate
discharge port
gaps
side direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014117626A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015229319A (ja
Inventor
正隆 永井
正隆 永井
田川 義則
義則 田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014117626A priority Critical patent/JP6312532B2/ja
Publication of JP2015229319A publication Critical patent/JP2015229319A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6312532B2 publication Critical patent/JP6312532B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

本発明は液体を吐出する液体吐出ヘッドに用いられる素子基板の構造に関する。
インクジェットプリンターなどの液体吐出装置に用いられる液体吐出ヘッドの素子基板は、液体の供給口とエネルギー発生素子を備えた基板と、基板に固定され吐出口が形成された吐出口形成部材と、を有している。吐出口形成部材は、液体を供給口から吐出口に供給する圧力室を、基板とともに形成している。近年、液体吐出装置の高画質化のニーズが高まっており、それに伴い液体吐出ヘッドの高密度化が進んでいる。液体吐出ヘッドのドット密度は従来の600dpi(dot per inch)から1200dpiへと高められており、それに応じて圧力室を仕切る周囲壁が薄くなっている。このため、吐出口形成部材の剛性を確保することが困難となっており、吐出口形成部材は外力を受けた際に変形が生じやすくなっている。変形に伴って吐出口形成部材が基板から剥離する可能性もある。吐出口形成部材の変形や剥離が生じると吐出口の位置や向きが変わり、液滴を所望の位置に安定的に着弾させることが困難になる。この結果、印字物の品位が低下する。特許文献1には、吐出口形成部材の吐出口面が形成される天板にスリットが設けられた液体吐出ヘッドが開示されている。スリットは吐出口形成部材の変形を吸収し、吐出口形成部材と基板の間に生じる力を低減する。このため、吐出口形成部材の変形や基板からの剥離が生じにくい。スリットは天板の厚さ方向途中で終端している。
特開2007−331245号公報
特許文献1に開示される液体吐出ヘッドにおいてはスリットが天板の厚さ方向途中で終端しているため、スリットが十分な深さを確保することができないとともに、天板が一体構成となる。この結果、吐出口形成部材の十分な変形性能を確保することができない。このため、吐出口形成部材が大きな外力を受けた際、依然として変形や基板からの剥離が生じる可能性がある。本発明は、大きな外力を受けても変形や基板からの剥離が生じにくい、液体吐出ヘッドの素子基板を提供することを目的とする。
本発明の液体吐出ヘッドの素子基板は、液体の供給口を備えた基板と、基板上に位置する吐出口形成部材と、を有している。吐出口形成部材は、液体を吐出する吐出口を備えた天板と、天板の周縁に沿って延び天板を基板に連結する側壁と、を有している。基板と天板と側壁は、供給口と連通し液体を供給口から吐出口に供給する圧力室を形成している。天板は側壁の互いに対向する部分の間で分割されている。
吐出口形成部材の天板が側壁の互いに対向する部分の間で分割されているため、天板の分割された個々の部分は外力を受けた際に独立して変形することができる。このため、天板の分割された個々の部分が基板に追従して変形しやすくなり、吐出口形成部材と基板の界面に生じるひずみも低減される。その結果、吐出口形成部材の変形や基板からの剥離が生じにくい。
本発明によれば、大きな外力を受けても変形や基板からの剥離が生じにくい、液体吐出ヘッドの素子基板を提供することができる。
本発明の一実施形態の液体吐出ヘッドと素子基板の斜視図である。 図1に示す素子基板の平面図及び側面図である。 天板が一体形成された素子基板の平面図及び側面図である。 図1に示す素子基板の製造方法を示す図である。 第2の実施形態に係る素子基板の側面図である。 図5に示す素子基板の製造方法を示す図である。
(第1の実施形態)
図1(a)は液体吐出ヘッドの概略斜視図であり、図1(b)は液体吐出ヘッドの素子基板の部分破断斜視図である。図2は素子基板2をより詳細に示している。図2(a)は吐出口面を示す素子基板の平面図、図2(b)は図2(a)のa−a線に沿った素子基板の断面図、図2(c)は図2(b)の破線で囲んだ天板の部分断面図、図2(d)は図2(a)のb−b線から見た素子基板の側面図である。液体吐出ヘッド1は複数の素子基板2を有している。素子基板2は液体吐出ヘッド1の支持部材3に接着剤で固定されている。素子基板2は基板4と、基板4上に位置する吐出口形成部材5と、を有している。基板上の吐出口形成部材5は樹脂材料で形成されている。吐出口形成部材5は天板6と側壁7を有し、側壁7は天板6の周縁に沿って延び、天板6を基板4に連結している。側壁7は,互いに対向し素子基板2の長辺方向Lに平行に延びる第1及び第2の側壁7a,7bと、互いに対向し短辺方向Sに平行に延びる第3及び第4の側壁7c,7dと、を有している。基板4と天板6と側壁7は圧力室8を形成している。天板6を貫通して多数の貫通孔9が形成されている。貫通孔9の一端は圧力室8に開口し、他端は液体を吐出する吐出口10を形成している。複数の吐出口10は素子基板2の長辺方向Lに2列に配列する吐出口列11を形成している。すなわち、2つの吐出口列11のそれぞれは所定のピッチで一列に配列した複数の吐出口10からなり、長辺方向Lに互いに平行に延びている。吐出口形成部材5は圧力室8を吐出口10毎に仕切る多数の仕切り壁12を有している。仕切り壁12は天板6と基板4を連結している。
基板4の上面、すなわち圧力室8と対向する面にはエネルギー発生素子13が設けられている。エネルギー発生素子13は、電気熱変換素子(ヒーター)または圧電素子(ピエゾ素子)からなる。エネルギー発生素子13は圧力室8をはさんで各貫通孔9(吐出口10)と対向する位置に設けられ、吐出口10と同様、2つの列をなしている。基板4は、基板4を貫通し液体タンク(図示せず)から液体が供給される供給口14を備えている。供給口14は2つのエネルギー発生素子13の列の間を、基板4の長辺方向Lに沿ってエネルギー発生素子13の列と平行に延びている。供給口14と2つの吐出口列11の組は一つの素子基板2に複数個設けられてもよい。基板4はエネルギー発生素子13に電気エネルギーを供給するための接続端子15を備えている。接続端子15は支持部材3に接着されたフレキシブル配線基板16と電気接続され、フレキシブル配線基板16はコンタクトパッド18と電気接続されている。エネルギー発生素子13は、接続端子15とフレキシブル配線基板16とコンタクトパッド18を介して、液体吐出装置の本体(図示せず)から電気エネルギーを供給される。圧力室8は供給口14と連通しており、液体は供給口14から圧力室8に供給され、エネルギー発生素子13によって吐出エネルギーを与えられ、吐出口10から液滴として吐出する。
天板6は、側壁7に支持され圧力室8に面した第1の層21と、第1の層21に積層され吐出口10を有する第2の層22からなる2層の積層構造を有している。貫通孔9は第1の層21と第2の層22を貫通して直線状に延びている。すなわち第1の層21は圧力室8に開口する第1の貫通孔9aを有し、第2の層22は吐出口10を有する第2の貫通孔9bを有し、第1の貫通孔9aと第2の貫通孔9bは直線状に連通して、一体の貫通孔9を形成している。
天板6は側壁7の互いに対向する部分、具体的には第1の側壁7aと第2の側壁7bとの間で第1の部分23と第2の部分24とに分割されている。天板6は2つの吐出口列11の間、好ましくは圧力室8を挟んで供給口14と対向する領域で分割されている。より好ましくは、天板6は天板6の2つの側壁7a,7bからの距離がほぼ等しくなる位置、すなわち天板6の長辺方向中心線L1、またはこの近傍に沿って分割されている。
天板6は、短辺方向Sに互いに隣接し長辺方向Lの全長を延びる複数の間隙25,26のそれぞれによって厚さ方向Tに部分的に分割され、全ての複数の間隙25,26によって厚さ方向Tの全範囲で分割されている。すなわち、天板6の第1の層21に第1の層21を貫通する第1の間隙25が、第2の層22に第2の層22を貫通する第2の間隙26が設けられ、第1の間隙25と第2の間隙26が天板6の分離部28aを構成している。第1の間隙25は天板6の長辺方向中心線L1より第2の側壁7bに近接した位置を、長辺方向Lの全長に渡って延びており、第2の間隙26は天板6の長辺方向中心線L1より第1の側壁7aに近接した位置を、長辺方向Lの全長に渡って延びている。第1の層21と第2の層22は密着しているため、第1の間隙25と第2の間隙26は連通していない。しかし、第1の層21と第2の層22は接着されていないため、相対移動、特に短辺方向Sへの相対移動が可能である。この密着部は、隣接する間隙25,26の間に位置し隣接する間隙25,26の間の液体の連通を遮断する遮断部27aを形成している。第1の間隙25は圧力室8に面しているため供給口14から圧力室8に供給される液体が侵入するが、遮断部27aによって液体の第2の間隙26への侵入が防止される。このため、液体が第2の間隙26を通って吐出口面17に達することが防止される。
図2(d)に示すように、本実施形態では側壁7は分割されていない。しかし、図2(e)に示すように側壁7を分割することもできる。第1の間隙25はさらに第3及び第4の側壁7c,7dを、天板6との接続部から基板4との接続部まで厚さ方向Tに延びている。この結果、側壁7c,7dも2つに分割され、従って吐出口形成部材5全体が2つに分割されている。
本実施形態では天板6は2層で構成され、それぞれの層に互いに連通しない間隙が設けられている。しかし、天板6は3層以上で構成されていてもよく、隣接する層の界面に、隣接する層の各々に設けられた間隙同士が連通しない遮断部が設けられていればよい。
次に、上述した天板6の分離構造の効果について説明する。図3は、天板が一体形成された素子基板の、図2と同様の図であり、同図(a),(b)は図3(a),(b)に対応している。吐出口形成部材5と基板4は図2(a),図3(a)に示すように、素子基板2の短辺方向Sの外力Fを受ける。外力Fは例えば、基板4や吐出口形成部材5の周囲に形成される封止材の膨張及び収縮によって発生する。基板4は供給口14が開口しているため剛性が低く、外力Fに対して短辺方向Sに変形しやすい。これに対して吐出口形成部材5は大きな開口がないため剛性が高く、外力Fに対して短辺方向Sに変形しにくい。このため、吐出口形成部材5は基板4の変形に追従することができず、基板4との界面19で短辺方向Sの剪断力を受ける。これによって吐出口形成部材5が変形し、基板4との界面19で剥離が発生する。これに対し、本実施形態の素子基板2は長辺方向Lに延びる分離部28aを有している。天板6の第1の部分23と第2の部分24は分離部28aで相対移動可能であるため、基板4に追随して変形することができる。換言すれば、天板6は外力Fに対して基板4と同程度の変形性能を有するため、吐出口形成部材5と基板4の界面19でひずみが生じにくくなる。その結果、吐出口形成部材5の基板4との界面19で剥離が発生しにくくなる。図2(e)に示す吐出口形成部材5全体が分割される構成では、この効果は特に高い。
天板6の第1の部分23と第2の部分24の短辺方向Sの相対移動可能量は、第1の間隙25の短辺方向Sの幅w1と第2の間隙26の短辺方向Sの幅w2のいずれか小さい方で決定される。一方、第1及び第2の間隙25,26の幅w1,w2が大きいと吐出口形成部材5の剛性が低下し、第1及び第2の間隙25,26を起点とする吐出口形成部材5の割れが生じる可能性がある。従って、第1及び第2の間隙25,26の短辺方向Sの幅w1,w2は5μm以上、50μm以下であることが望ましい。また、第1及び第2の間隙25,26の幅w1,w2が互いに異なると、第1の間隙25と第2の間隙26の一方で第1の部分23と第2の部分24の接触が生じた後も他方では第1の部分23と第2の部分24の相対移動が生じる。その場合、接触の生じた部分を中心に天板6が面外方向に変形する可能性がある。このため、第1の層21と第2の層22の相対移動可能量を第1の間隙25と第2の間隙26で同じにすることが望ましく、第1の間隙25の短辺方向Sの幅w1と第2の間隙26の短辺方向Sの幅w2はほぼ同一であることが好ましい。同様の理由から、第1の間隙25の深さd1と第2の間隙26の深さd2もできるだけ同じであることが望ましく、第1の層21の厚さt1とこれに隣接する第2の層22の厚さt2は等しいことが好ましい。
遮断部27aは前述のとおり、第1の間隙25と第2の間隙26の間の液体の連通を防止し、液体が第1の間隙25と第2の間隙26を通って吐出口10から漏洩することを防止する。このため、本実施形態では第1の間隙25と第2の間隙26の間に、第1の層21と第2の層22が密着した遮断部27aが形成されている。遮断部27aでは第1の層21と第2の層22が相対移動する際に摩擦力が生じるため、遮断部27aが長いと第1の層21と第2の層22が相互に拘束されやすくなる。従って、遮断部27aの短辺方向Sの長さw3、または隣接する間隙25,26の短辺方向Sの離隔距離w3は、第1の間隙25と第2の間隙26の短辺方向Sの幅w1,w2の合計以下であることが望ましい。すなわちw3≦w1+w2の関係を満たすことが好ましい。
次に、図4を参照して上述した吐出口形成部材5の製造方法を説明する。まず、図4(a)に示すように、基板4の上に側壁7となる樹脂層107を形成する。樹脂層107は感光性を有し、ドライフィルムによって基板4に貼り付けることができる。次に、図4(b)に示すように、樹脂層107を露光し、側壁7となる部分の潜像パターン31を形成する。次に、図4(c)に示すように、潜像パターン31が施された樹脂層107の上に第1の層の材料121を形成する。次に、図4(d)に示すように、第1の層の材料121を露光し、貫通孔9aと第1の間隙25の潜像パターン32を形成する。次に、図4(e)に示すように、第1の層の材料121を現像し、貫通孔9aと第1の間隙25に相当する部分を、樹脂層107の側壁7となる部分の内側部と共に除去することで、図4(e)に示す側壁7と第1の層21を形成する。次に、図4(f)に示すように、第2の層の材料122を第1の層21の上に形成する。次に、図4(g)に示すように、第2の層の材料122を露光し、第1の層21と同様に貫通孔9bと第2の間隙26の潜像パターン33を形成する。次に、第2の層の材料122を現像し、貫通孔9bと第2の間隙26に相当する部分を除去することで、図4(h)に示す吐出口形成部材5が得られる。その後、基板4の供給口14などを形成し、素子基板2が完成する。
(第2の実施形態)
図5を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は以下の記載を除いて第1の実施形態と同じである。図5(a),(b)は図3(b),(c)に対応しており、それぞれ図2(a)のa−a線に沿った断面図と天板の部分断面図を示している。本実施形態の天板6の分離部28bは第1の間隙25と第2の間隙26によって構成されているが、第1の層21と第2の層22が密着しておらず分離している。すなわち、遮断部27bは、隣接する層21,22の間の隣接する間隙25,26の間に位置しメニスカスが形成される空隙27bによって形成されている。遮断部(空隙)27bはメニスカスによって圧力室8の液体が吐出口10に漏洩することを防止する。遮断部27bにメニスカスが形成されるためには、遮断部27bの断面積が貫通孔9の断面積の総和より小さいことが望ましい。例えば吐出口の開口面積が最大となる黒色インクを吐出する液体吐出ヘッドでは、吐出口の開口面積の総和の90%以下となるように遮断部27bの開口部面積(断面積)を設定する必要があり、空隙27bの厚さ方向Tの寸法d5は1μm以下であることが好ましい。遮断部27bの短辺方向Sの幅w6は、外力Fによって第1の部分23と第2の部分24が離れる方向に変形したときに第1の間隙25と第2の間隙26が連通しないように十分な長さを有する必要がある。遮断部27bの短辺方向Sの幅w6は、第1の実施形態と同様、10μm〜50μmの範囲とすることが好ましい。また、遮断部27bの短辺方向Sの幅w6は、外力Fによって第1の部分23と第2の部分24が近づく方向に変形したときに吐出口形成部材5の変形が起こらないように設定される。具体的には、空隙27bの短辺方向Sの幅w6は、空隙27bを短辺方向Sに挟んで互いに隣接する2つの間隙25,26のそれぞれの短辺方向Sの幅w4,w5以下であることが望ましい。すなわち、w4≧w6かつw5≧w6であることが好ましい。これらの幅以下であると、吐出口形成部材5の剥離を抑制し、メニスカスを維持することができる。
分離部28bは第1の実施形態と同様、吐出口形成部材5の長辺方向中心線L1またはこの近傍に沿って形成されることが好ましく、より詳しくは、分離部28bは圧力室8を挟んで供給口14と対向する領域に形成されることが好ましい。第1及び第2の間隙25,26の短辺方向Sの幅w4,w5は5μm以上、50μm以下であることが望ましく、第1の間隙25の短辺方向Sの幅w4と第2の間隙26の短辺方向Sの幅w5はほぼ同一であることが好ましい。隣接する第1の層21と第2の層22は、空隙27bを挟んだ位置で同じ厚さd3,d4を有していることが好ましい。
次に、図6を参照して上述した吐出口形成部材5の製造方法を説明する。まず、図6(a)に示すように、基板4の上に感光性を有する型材材料129を塗布し、その後露光、現像を行い圧力室8となる型材29を形成する。次に、図6(b)に示すように、側壁7と第1の層21となる樹脂層107を塗布する。次に、図6(c)に示すように、側壁7と第1の層21となる樹脂層107を露光し現像することによりパターニングを行う。次に、図6(d)に示すように、遮断部27bを形成するための犠牲部30を形成する。犠牲部30は、薄く形成可能でかつ除去が容易であれば任意の材料を選択することが可能であり、例えばアルミニウムなどの金属膜、SOG(Spin On Glass)、レジストなどが利用できる。犠牲部30となる薄膜を形成し、その後レジストでパターニングし、不要な部分をエッチングで除去することで、所望の位置に犠牲部30を形成する。次に、図6(e)に示すように、第2の層の材料122を第1の層21の上に形成する。次に、図6(f)に示すように、第2の層の材料122をパターニングし第2の層22を形成する。次に、図6(g)に示すように、犠牲部30をエッチング液で選択的に除去し、更に型材29を除去することで図6(h)に示す素子基板2が得られる。その後、基板4の供給口14などを形成し、素子基板2が完成する。
2 素子基板
4 基板
5 吐出口形成部材
6 天板
7 側壁
8 圧力室
10 吐出口

Claims (15)

  1. 液体の供給口を備えた基板と、前記基板上に位置する吐出口形成部材と、を有し、前記吐出口形成部材は、液体を吐出する吐出口を備えた天板と、前記天板の周縁に沿って延び前記天板を前記基板に連結する側壁と、を有し、前記基板と前記天板と前記側壁は、前記供給口と連通し前記液体を前記供給口から前記吐出口に供給する圧力室を形成し、前記天板は前記側壁の互いに対向する部分の間で分割されている、ことを特徴とする液体吐出ヘッドの素子基板。
  2. 前記天板は、それぞれが複数の前記吐出口からなり互いに平行に延びる2つの吐出口列を有し、前記天板は前記2つの吐出口列の間で分割されている、請求項1に記載の素子基板。
  3. 前記天板は、短辺方向に互いに隣接し長辺方向の全長を延びる複数の間隙のそれぞれによって厚さ方向に部分的に分割され、全ての前記複数の間隙によって前記厚さ方向の全範囲で分割されている、請求項1または2に記載の素子基板。
  4. 前記複数の間隙は前記短辺方向に5μm以上、50μm以下の幅を有している、請求項3に記載の素子基板。
  5. 前記複数の間隙は前記短辺方向に同じ幅を有している、請求項3または4に記載の素子基板。
  6. 隣接する前記間隙の間に、前記隣接する間隙の間の前記液体の連通を遮断する遮断部が形成されている、請求項3から5のいずれか1に記載の素子基板。
  7. 前記天板は複数の層からなり、前記複数の間隙の各々は前記複数の層の各々を貫通し、前記遮断部は前記複数の層が互いに密着することによって形成されている、請求項6に記載の素子基板。
  8. 隣接する前記層は同じ厚さを有している、請求項7に記載の素子基板。
  9. 隣接する前記遮断部の前記短辺方向の離隔距離は、前記遮断部を前記短辺方向に挟んで互いに隣接する2つの前記間隙の前記短辺方向の幅の合計以下である、請求項7または8に記載の素子基板。
  10. 前記天板は複数の層からなり、前記複数の間隙の各々は前記複数の層の各々を貫通し、前記遮断部は、隣接する前記層の間の隣接する前記間隙の間に位置しメニスカスが形成される空隙によって形成されている、請求項6に記載の素子基板。
  11. 前記空隙の前記厚さ方向の幅の寸法は1μm以下である、請求項10に記載の素子基板。
  12. 前記空隙の前記短辺方向の幅の寸法は、前記遮断部を前記短辺方向に挟んで互いに隣接する2つの前記間隙のそれぞれの前記短辺方向の幅以下である、請求項10または11に記載の素子基板。
  13. 隣接する前記層は、前記厚さ方向に前記空隙を挟んだ位置で同じ厚さを有している、請求項10から12のいずれか1項に記載の素子基板。
  14. 前記側壁は分割されていない、請求項1から13のいずれか1項に記載の素子基板。
  15. 前記側壁は前記天板とともに分割されている、請求項1から13のいずれか1項に記載の素子基板。
JP2014117626A 2014-06-06 2014-06-06 液体吐出ヘッドの素子基板 Expired - Fee Related JP6312532B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014117626A JP6312532B2 (ja) 2014-06-06 2014-06-06 液体吐出ヘッドの素子基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014117626A JP6312532B2 (ja) 2014-06-06 2014-06-06 液体吐出ヘッドの素子基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015229319A JP2015229319A (ja) 2015-12-21
JP6312532B2 true JP6312532B2 (ja) 2018-04-18

Family

ID=54886366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014117626A Expired - Fee Related JP6312532B2 (ja) 2014-06-06 2014-06-06 液体吐出ヘッドの素子基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6312532B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20080067925A (ko) * 2007-01-17 2008-07-22 삼성전자주식회사 잉크젯 프린트헤드 및 그 제조방법
JP2010253685A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Canon Inc インクジェット記録ヘッド及びその製造方法
JP5854682B2 (ja) * 2011-07-27 2016-02-09 キヤノン株式会社 記録ヘッドとその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015229319A (ja) 2015-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6790366B2 (ja) 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の製造方法
JP6039263B2 (ja) 液体吐出ヘッド及び液体吐出ヘッドの製造方法
JP6213335B2 (ja) 液体吐出装置
JP2012051253A (ja) インクジェットヘッド及びインクジェットヘッドの製造方法
JP6452352B2 (ja) 液体吐出ヘッドとその製造方法
JP4407725B2 (ja) 液体吐出ヘッド
JP2005059328A (ja) インクジェットヘッド
JP2006347122A (ja) インクジェットヘッド
JP2005059438A (ja) インクジェットヘッド
JP2006205670A (ja) インクジェットヘッド
JP2005305982A (ja) インクジェットヘッド
JP6312532B2 (ja) 液体吐出ヘッドの素子基板
JP2018047632A (ja) インクジェットヘッドおよびインクジェットヘッドの製造方法
JP4525094B2 (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JP2007290376A (ja) インクジェットヘッド
JP5930866B2 (ja) 液体吐出ヘッド
JP5720682B2 (ja) インクジェットヘッド及びインクジェットヘッドの製造方法
JP4962352B2 (ja) 液滴吐出ヘッド
JP2008221641A (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法
JP6375942B2 (ja) 液体吐出装置及び液体吐出装置の製造方法
JP7366573B2 (ja) 液体吐出ヘッド
JP5514851B2 (ja) インクジェットプリンタヘッドの製造方法
JP2006168004A (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法
JP5948906B2 (ja) 液体噴射ヘッドの製造方法
JP2009241508A (ja) 液滴吐出ヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170530

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180320

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6312532

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees