JP6311516B2 - 超音波式物体検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、超音波を送受信することで物体を検知する超音波式物体検出装置に関する。
超音波式物体検出装置では、超音波センサから超音波を送信させ、かつ、超音波が障害物にて反射した反射波をその超音波センサで受信する。なお、送信する超音波を、以下、送信波という。送信波を送信した直後の受信波形は、送信波の残響により信号強度が高くなる。
特許文献1には、近距離に障害物等が存在して反射波がある場合には、送信による残響波形に反射された波形が加算され、残響波形の継続時間が長くなることが開示されている。
また、特許文献1では、障害物有無の判定に先立って基準時間を設定している。基準時間には、超音波を送信して超音波送信と同時に受信する受信波信号の終了時間を設定している。このようにして設定している基準時間は、障害物がないときの残響時間に相当する。
そして、障害物有無の判定では、超音波送信と同時に受信する受信波信号の終了時間が、基準時間よりも長くなっている場合に、近距離障害物有りと判定している。
特許第3296804号公報
特許文献1では、障害物有無の判定に先立って設定した基準時間よりも、障害物有無の判定時に測定した残響時間が長くなっている場合に、近距離障害物有りと判定している。しかし、近距離に物体が存在していても、残響時間が長くならない場合がある。したがって、特許文献1の技術では、近距離に存在する物体を精度よく検知することができない。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、近距離に存在する物体を精度よく検知することができる超音波式物体検出装置を提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、発明の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するための第1発明は、超音波センサが送信波を送信した後に超音波センサに検出される残響音の継続時間である計測残響時間が、基準残響時間に対して伸びているか否かを逐次判断する第1残響伸び判断部(21)と、第1残響伸び判断部が、計測残響時間が基準残響時間に対して伸びていないと判断し、かつ、超音波センサが、送信波が物体に反射して生じた反射波を検出している場合、計測残響時間に、超音波センサの受信信号において残響終了から最初の反射波である第1反射波が終了するまでの時間を加えた時間である加算残響時間が、基準残響時間に対して伸びているか否かを判断する第2残響伸び判断部(22)と、計測残響時間および加算残響時間のいずれかが、基準残響時間に対して伸びていると判断したことに基づいて、残響があるうちに反射波を受信するほどの近距離に物体が存在すると判断する近距離物体検知部(24)と、を備え、近距離物体検知部は、加算残響時間が基準残響時間に対して伸びていると判断した場合、さらに、第1反射波の最大信号強度が飽和していることに基づいて、近距離に物体が存在すると判断することを特徴とする超音波式物体検出装置である。
第2発明は、超音波センサが送信波を送信した後に超音波センサに検出される残響音の継続時間である計測残響時間が、基準残響時間に対して伸びているか否かを逐次判断する第1残響伸び判断部(21)と、第1残響伸び判断部が、計測残響時間が基準残響時間に対して伸びていないと判断し、かつ、超音波センサが、送信波が物体に反射して生じた反射波を検出している場合、計測残響時間に、超音波センサの受信信号において残響終了から最初の反射波である第1反射波が終了するまでの時間を加えた時間である加算残響時間が、基準残響時間に対して伸びているか否かを判断する第2残響伸び判断部(22)と、計測残響時間および加算残響時間のいずれかが、基準残響時間に対して伸びていると判断したことに基づいて、残響があるうちに反射波を受信するほどの近距離に物体が存在すると判断する近距離物体検知部(24)と、を備え、近距離物体検知部は、第1残響伸び判断部および第2残響伸び判断部の判断結果に基づいて、近距離に物体が存在するか否かを繰り返し判断し、近距離に物体が存在すると判断した場合には近距離検知状態とし、その後、計測残響時間および加算残響時間が、いずれも、基準残響時間に対して伸びていないと判断した場合でも、所定回数、近距離検知状態を保持し、かつ、最初の反射波である第1反射波の検出時間が基準残響時間の2倍よりも小さく、かつ、第1反射波の最大信号強度が飽和していないことに基づいて、近距離検知状態を保持する回数を追加することを特徴とする超音波式物体検出装置である。
超音波センサの近くに物体が存在していると、残響波と反射波が重なって一つの波形として観測できることもあるが、残響波と反射波が重なった波形にノッチが存在し、処理上では2つの波形として観測できることもある。そして、ノッチの位置によっては、残響があるうちに反射波を受信するほどの近距離に物体が存在するにもかかわらず、計測残響時間が基準残響時間に対して伸びていないと判断してしまうこともある。
そこで、本発明では、計測残響時間が基準残響時間に対して伸びていないと判断した場合でも、超音波センサが反射波を検出している場合、計測残響時間に、残響終了から第1反射波が終了するまでの時間を加えた時間である加算残響時間が、基準残響時間に対して伸びているか否かを判断する。残響があるうちに反射波を受信するほどの近距離に物体が存在している場合、残響波と反射波が重なった波形であるが、ノッチにより、2つの波として観測してしまっている可能性があるからである。
加算残響時間が基準残響時間に対して伸びていると判断した場合にも、残響があるうちに反射波を受信するほどの近距離に物体が存在すると判断する。したがって、近距離に存在する物体を精度よく検知することができる。
物体検知システム1の構成図である。 図1のECU20が実行する処理のメインルーチンである。 図2のステップS12の近距離検知処理を詳しく示すフローチャートである。 残響波R0と第1反射波R1が重なっている状態の一例である。 図3のステップS134の近距離保持判定処理を詳しく示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示す物体検知システム1は、車両2に搭載されており、報知装置3、超音波センサ10、本発明の超音波式物体検出装置の実施形態となるECU20を備える。報知装置3は、表示装置やスピーカである。この報知装置3からは、物体を検知したことを運転者に知らせるメッセージや音が出力される。
超音波センサ10は、図1には便宜上、1つしか示していないが複数の超音波センサ10を備えていてもよい。図1に示すように、超音波センサ10は、送受信素子11、送信回路部12、受信回路部13、制御部14を備える。
送受信素子11は、超音波を送信するとともに、送信した超音波(以下、送信波)が外部の物体で反射して生じた反射波を受信する。送受信素子11は、1つの素子が送信と受信を兼ねる。
送信回路部12は、超音波領域の所定周波数の正弦波をパルス変調してパルス信号を生成する。このパルス信号に基づいて、送受信素子11から超音波を周期的に出力させる。超音波を出力する周期は、たとえば、数百ミリ秒である。受信回路部13は、送信波を送信後に送受信素子11に生じる信号(以下、受信信号)を増幅およびAD変換して制御部14に出力する。
制御部14は、送信回路部12にパルス信号を生成させることを指示する指示信号を出力する。また、受信回路部13から受信信号を取得する。そして、取得した受信信号に基づいて、残響時間の計測と、反射波の検知を行う。残響時間は、送信波を送信後、受信信号の信号強度(以下、受信信号強度)が最初に強度閾値THを下回るまでの時間である。この時間は残響音の継続時間を意味する。制御部14が計測した残響時間を、以下、計測残響時間という。
反射波の検知は、送信波を送信後、計測残響時間を経過した時点から開始する。反射波の検知は、受信信号強度が強度閾値THを超えた時点を判定するものである。本実施形態では、計測残響時間の決定に用いる強度閾値THと、反射波の検知に用いる強度閾値THを同じ値にしているが、これらを互いに異なる値にしてもよい。
残響学習値は、ECU20が決定して、制御部14に出力する。なお、残響学習値を学習するまでは所定の初期値を用いる。制御部14は、反射波の検知を開始後、受信信号強度が強度閾値THを超えた時点までの時間に音速を乗じて、物体までの距離を算出する。以下、超音波センサ10の制御部14が算出した距離を検知距離Dとする。超音波センサ10はLINバス40によりECU20と接続されている。制御部14は、計測残響時間、検知距離D、反射波が強度閾値THを超えた時間、反射波が強度閾値THを下回った時間、波高値をECU20に出力する。波高値は、反射波が強度閾値THを超えてからその強度閾値THを下回るまでの間の最大値である。
ECU20は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェース、およびメモリ25などを備えた公知の回路構成である。ROMあるいはメモリ25に記憶されているプログラムをCPUが実行することで、ECU20は、第1残響伸び判断部21、第2残響伸び判断部22、残響学習部23、近距離物体検知部24として機能する。第1残響伸び判断部21は請求項の第1残響伸び判断部および残響伸び判断部に相当する。これら各部21〜24の処理は、図2以降を用いて説明する。なお、ECU20が実行する機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。
このECU20は、車内LAN30と接続されている。車内LAN30には、報知装置3も接続されており、ECU20は、報知範囲内に物体が存在していることを検知した場合には、報知装置3から、報知範囲内に物体が存在していることを報知する。
ECU20は、図2に示す処理を実行する。図2に示す処理は、ここではイグニッションスイッチがオンである間、超音波出力周期で周期的に実行する。図2において、ステップS10は第2残響伸び判断部22が行い、ステップS6、S14は第1残響伸び判断部21が行い、ステップS8は残響学習部23が行う。
ステップS6では、検知距離モードが長距離モードであるか近距離モードであるかを判断する。この検知距離モードは、後述するステップS14において決定される。近距離モードは、残響があるうちに第1反射波R1を受信するほどの近距離に物体が存在する可能性があると判断したときのモードである。この検知距離モードの初期モードは長距離モードである。検知距離モードが長距離モードである場合には、ステップS8に進む。
ステップS8では、残響学習処理を行う。残響学習処理は残響学習値を更新する処理である。残響学習値は、超音波センサ10の制御部14が計測した計測残響時間をもとにして設定する。計測残響時間は超音波センサ10の状態により変化するので、残響学習値も更新するのである。残響学習値は、請求項の基準残響時間に相当する。
本実施形態では、残響学習値は次のようにして決定する。まず、次の条件1、条件2の両方に適合する計測残響時間をメモリ25に記憶する。条件1は計測残響時間が正常であること、条件2は検知距離モードが長距離モード、かつ、物体を検知していないことである。計測残響時間の正常範囲は予め設定されており、計測残響時間が正常範囲内であれば、計測残響時間は正常である。条件1は、超音波センサ10を含むシステムが正常であることを判断する条件である。この条件1、2に適合する計測残響時間をメモリ25に記憶する。
そして、メモリ25に所定回数分以上の計測残響時間が記憶されていれば、メモリ25から、計測残響時間を新しいものから順に所定回数分、抽出する。この所定回数分の計測残響時間の最大値を残響学習値として更新する。所定回数分の計測残響時間は、イグニッションオンからオフまでの期間に記憶した計測残響時間とする。
更新した残響学習値を、更新前の残響学習値と比較した結果、変化がなければ残響学習ステータスを0とし、変化があれば残響学習ステータスを1とする。また、イグニッションオン後、あるいは、残響学習値を破棄した後、初回の残響学習値を決定する前は、残響学習ステータスは2とする。すなわち、残響学習ステータスは、0が残響学習値に変化なし、1が残響学習値に変化あり、2が学習未完了を意味する。以上がステップS8の残響学習処理の説明である。
ステップS6で、検知距離モードが近距離モードであると判断した場合には、ステップS10を実行する。ステップS10では、残響学習ステータスが2であるか否かを判断する。残響学習ステータスが2である場合(S10:YES)にはステップS14に進み、残響学習ステータスが2でない、すなわち0または1である場合(S10:NO)にはステップS12に進む。
ステップS12では近距離検知処理を行う。近距離検知処理は図3に詳しく示す処理である。図3において、ステップS120、S122は第1残響伸び判断部21が行い、ステップS126、S130は第2残響伸び判断部22が行い、残りのステップは近距離物体検知部24が行う。
ステップS120では、近距離フラグ=0、検知距離D=0とする初期化を行う。ステップS122では、計測残響時間が残響学習値に対して伸びているか否かを判断する。この判断は具体的には、今回の計測残響時間と、残響学習値+所定時間Δtとを比較する。比較の結果、計測残響時間のほうが大きい場合に、計測残響時間は残響学習値に対して伸びている(S122:YES)とする。
残響学習値をそのまま計測残響時間と比較せず、Δtを加えている理由は、超音波センサ10の状態によっては計測残響時間が長くなることを考慮したからである。また、残響学習値にΔtを加えることは必須ではなく、残響学習値をそのまま計測残響時間と比較してもよい。
残響伸びありと判断した場合(S122:YES)にはステップS124に進む。ステップS124では、近距離に物体が存在していることを確定する。具体的には、近距離フラグを1にする。近距離フラグは、近距離に物体を検知したと判断した場合に1とするフラグである。また、ステップS124では検知距離Dも決定する。検知距離Dは残響学習値に音速を乗じた値とする。残響波R0に第1反射波R1が埋もれているため、第1反射波R1を検出して検知距離Dを算出することができない。そこで、残響学習値を第1反射波R1の検出時間の代わりに用いるのである。
ステップS122で残響伸びがないと判断した場合(S122:NO)にはステップS126に進む。ステップS126では、超音波センサ10の制御部14がECU20に出力した信号に基づいて、反射波があるか否かを判断する。
反射波なしと判断した場合(S126:NO)にはステップS128に進む。ステップS128では、近距離フラグを0にし、かつ、検知距離Dを最大値とする。検知距離D=最大値は、物体を検知していないことを意味する。
反射波ありと判断した場合(S126:YES)にはステップS130に進む。ステップS130では、残響割れチェックを行う。残響割れチェックは次のようにして行う。まず、残響波R0と第1反射波R1とを結合する。結合した波(以下、結合波)が残響波R0であるとみなして、加算残響時間を決定する。加算残響時間は、計測残響時間に、計測残響時間の終了時点か第1反射波R1が終了するまでの時間を加えた時間である。
この加算残響時間を計測残響時間の代わりに用い、ステップS122と同様、残響学習値+Δtと比較する。比較の結果、加算残響時間のほうが大きい場合であって、かつ、第1反射波R1の波高値すなわち第1反射波R1の最大信号強度が飽和している場合は、残響伸びありとする。残響伸びありと判断した場合には、近距離フラグを1にする。また、近距離フラグを1にしたら、検知距離Dを、残響学習値に音速を乗じた値とする。一方、加算残響時間が残響学習値+Δt以下であれば、残響伸びなしと判断し、近距離フラグを0にする。
加算残響時間を算出して、計測残響時間と同様、残響学習値+Δtと比較する理由は、図4に示すように、残響波R0と第1反射波R1が重なった波形には、受信信号強度が一旦、強度閾値THを下回るノッチNが存在することがあるからである。このノッチNにより、ステップS122では、残響伸びなしと判断してしまうことがある。しかし、図4に例示した波形も、残響波R0と第1反射波R1は重なっている。そこで、加算残響時間を残響学習値+Δtと比較するのである。
このステップS130を実行したらステップS132に進む。また、ステップS124、S128を実行した場合も、ステップS132に進む。ステップS132では、近距離保持フラグが0であるか否かを判断する。近距離保持フラグは、近距離フラグを1にした後、しばらくは物体が近距離にいる状態であるという判断結果を保持するためのフラグである。近距離保持フラグ=1は近距離検知中を意味し、0は近距離検知中ではないことを意味する。近距離保持フラグ=1が請求項の近距離検知状態に相当する。この近距離保持フラグは、後述するステップS138を実行する場合に1になり、ステップS134において、所定の条件を満たした場合に0になる。
近距離保持フラグが0でない、すなわち、近距離保持フラグが1であれば、ステップS132の判断がNOになり、ステップS134に進む。ステップS134では、近距離保持判定を行う。近距離保持判定は、近距離保持フラグを1のまま保持するか否かを判定する処理である。
近距離保持判定は図5に詳しく示す処理である。図5において、ステップS1344は第1残響伸び判断部21が行い、残りのステップは近距離物体検知部24が行う。ステップS1340では、近距離保持カウンタが5であるか否かを判断する。近距離保持カウンタは、0〜5の値をとる。すなわち、近距離保持カウンタの最大値は5である。
近距離保持カウンタが5になっていない場合(S1340:NO)にはステップS1344に進み、近距離保持カウンタが5になっている場合(S1340:YES)には、ステップS1342に進む。
ステップS1342では、近距離保持フラグ=0、近距離保持カウンタ=0とする。近距離保持フラグ=0とすることから、近距離検知中としている状態を保持しないことになる。そして、近距離検知中としている状態を保持しないことにしたので、近距離保持カウンタも0とする、すなわちリセットするのである。ステップS1342を実行後はステップS1344へ進む。
ステップS1344では、計測残響時間が残響学習値に対して伸びているか否かを判断する。判断手法は図3のステップS122と同じである。計測残響時間の伸びありと判断した場合にはステップS1346に進む。ステップS1346では、近距離保持カウンタを0にする。したがって、今後、5回は近距離検知中の状態が保持されることになる。計測残響時間が残響学習値に対して伸びていると判断した場合には、ステップS124にて近距離に物体が存在していることを確定しているので、近距離保持カウンタを0にして、今後、5回は近距離検知中の状態を保持するのである。
ステップS1344において、計測残響の伸びがないと判断した場合(S1344:NO)にはステップS1348に進む。ステップS1348では、近距離保持カウンタを1増やす。その後、ステップS1350に進む。
ステップS1350では、第1反射波R1が強度閾値THを超えるまでの時間、すなわち、第1反射波R1の検出時間であるTOF1が残響学習値の2倍以下であり、かつ、第1反射波R1の波高値が飽和していないか否かを判断する。
この判断は、近距離に物体が存在して多重反射が生じており、本来の第1反射波R1は残響波R0に埋没し、観測できている見かけ上の第1反射波R1が、実際には2回反射により生じた2波目の反射波であるかどうかを判断している。
第1反射波R1は観測できていないが、第1反射波R1が残響波R0に埋没しているのであれば、本来の第1反射波R1の観測時間は計測残響時間以下である。そして、原理的に、2回反射が観測される時間は、第1反射波R1の観測時間の2倍である。したがって、本来の第1反射波R1は残響波R0に埋没し、観測できている見かけ上の第1反射波R1が、実際には2回反射により生じた反射波であれば、TOF1≦残響学習値×2が成立する。
また、2回反射により生じた反射波は、本来の第1反射波R1の2倍の距離を伝播しているから減衰が大きいので、波高値は本来の第1反射波R1より遥かに小さい。
したがって、TOF1が残響学習値の2倍以下であり、かつ、第1反射波R1の波高値が飽和していない場合(S1350:YES)には、観測している第1反射波R1は、実際には2回反射により生じた反射波であると推定できる。そこで、ステップS1350の判断がYESであれば、ステップS1352に進み、近距離保持カウンタを0にする。
近距離保持カウンタを0にすると、前述したように、今後、5回は近距離保持フラグ=1の状態、すなわち、近距離検知中の状態が保持される。ステップS1352を実行した場合、ステップS1350の判断がNOである場合、ステップS1346を実行した場合には、図5の近距離保持判定処理を終了する。
説明を図3に戻す。ステップS134の近距離保持判定を行なった場合には、後述するステップS140に進む。近距離保持フラグが0であり、ステップS132の判断がYESであれば、ステップS136に進む。
ステップS136では、近距離フラグが1であるか否かを判断する。近距離フラグが1であればステップS136の判断がYESになり、ステップS138に進む。ステップS138では、近距離保持フラグを1とし、近距離保持カウンタを0とする。
近距離フラグが1である、すなわち、近距離に物体を検出しているので、近距離保持フラグを、近距離検知中を意味する1とするのである。また、近距離検知中としてから、5回は近距離検知中の状態を保持するために、近距離保持カウンタを0とするのである。
ステップS138を実行後は、ステップS140に進む。また、ステップS134を実行した場合や、ステップS136の判断がNOであった場合もステップS140に進む。ステップS140では、近距離保持フラグが1であるか否かを判断する。この判断がNOであれば、図3の処理を終了する。一方、YESであれば、ステップS142に進む。
ステップS142では、近距離に物体が存在していることを確定する。このステップS142の処理はステップS124と同じである。したがって、近距離フラグを1にし、検知距離Dを、残響学習値に音速を乗じた値とする。
近距離保持フラグ=1である状態は、残響伸びが観測されなくても(S122:NO)、近距離保持カウンタが5になるまで保持される。したがって、残響伸びが観測されなくても(S122:NO)、近距離保持カウンタが3になるまでは、近距離に物体が存在していることを確定することになる。
図3の処理を終了した場合には、図2のステップS14に進む。また、ステップS10の判断がYESである場合、および、ステップS8を実行した場合にも、ステップS14に進む。なお、長距離モードでは、近距離検知処理(S12)を実行しないが、近距離検知処理(S12)の実行有無に関わらず、超音波センサ10の制御部14において、受信信号強度Aと強度閾値THとの比較に基づいて物体検知が行われる。
ステップS14では、検知距離モードを決定する。検知距離モードは近距離フラグ=1である場合、または、TOF1がたとえば40cmに設定された学習許可距離よりも小さい場合に、近距離モードとする。一方、近距離フラグ=0であって、TOF1が学習許可距離以上である場合には、長距離モードとする。前述したように、ここで設定した検知距離モードは、次回のステップS6の実行時に参酌する。
(実施形態の効果)
超音波センサ10の近くに物体が存在していると、残響波R0と第1反射波R1が重なって一つの波形として観測できることもある。しかし、図4に例示したように、残響波R0と第1反射波R1が重なった波形にノッチNが存在し、処理上では2つの波形として観測できることもある。そして、ノッチNの位置によっては、残響があるうちに第1反射波R1を受信するほどの近距離に物体が存在するにもかかわらず、計測残響時間が残響学習値に対して伸びていないと判断してしまうこともある。
そこで、本実施形態では、計測残響時間が残響学習値に対して伸びていないと判断しても(S122:NO)、超音波センサ10が反射波を検出しており(S126:YES)、残響があるうちに第1反射波R1を受信するほどの近距離に物体が存在している可能性があると判断した場合(S6:近距離モード)は、残響割れチェックを行う(S130)。
残響割れチェックでは、計測残響時間に、残響終了から第1反射波R1の終了時点までの時間を加えた時間である加算残響時間が、残響学習値に対して伸びているか否かを判断する。残響があるうちに第1反射波R1を受信するほどの近距離に物体が存在していれば、残響波R0と第1反射波R1が重なった波形であるが、ノッチNにより、2つの波として観測してしまっている可能性があるからである。
残響割れチェックでは、加算残響時間が残響学習値+Δtよりも大きいことに基づいて、残響伸びありとして近距離フラグを1とする。この残響割れチェックを行うので、近距離に存在する物体を精度よく検知することができる。
また、この残響割れチェックでは、加算残響時間と残響学習値の比較だけでなく、第1反射波R1の波高値も考慮して判断する。第1反射波R1が残響波R0と結合している場合には、残響波R0と同様、第1反射波R1の波高値も大きく、飽和する可能性が高いからである。そして、加算残響時間が残響学習値+Δtよりも大きく、かつ、第1反射波R1の波高値が飽和している場合に、残響伸びありとして近距離フラグを1とする。したがって、加算残響時間のみに基づいて近距離フラグを1とするか否かを決定するよりも、近距離に存在する物体を検出する精度が向上する。
また、本実施形態では、次の点でも、近距離に存在する物体を精度よく検知することができる。残響があるうちに第1反射波R1を受信するほどの近距離に物体が存在していても、残響波R0と第1反射波R1の重なり具合によっては、計測残響時間が残響学習値に対して伸びないこともある。しかし、物体が突然消滅することはない。したがって、本実施形態のように、近距離に物体が存在すると判断して近距離フラグ=1とした後は、計測残響時間が残響学習値に対して伸びていないと判断した場合でも(S1344)、最低5回、近距離フラグ=1の状態を保持する。これにより、近距離に存在する物体を精度よく検知することができる。
さらに、本実施形態では、TOF1が残響学習値の2倍以下、かつ、第1反射波R1の波高値が飽和していない場合(S1350:YES)、近距離保持カウンタを0にリセットする(S1350、S1352)。これにより、近距離保持フラグを1に保持する回数が増加する。TOF1が残響学習値の2倍以下であるにも関わらず、第1反射波R1の波高値が飽和していない場合、本来の第1反射波R1は残響波R0に埋もれており、観測している第1反射波R1は、本来の第1反射波R1が再反射して生じた反射波であると考えられるからである。このステップS1350、S1352を実行して、近距離保持フラグが1である状態を保持することでも、実際に近距離に物体が存在している場合に、近距離に存在する物体を検知する精度が向上する。
また、本実施形態では、TOF1が学習距離以上である場合に設定される長距離モードである場合に、残響学習処理(S8)を実行して残響学習値を更新する。計測残響時間は、超音波センサ10の状態により変化することから、計測残響時間と比較する残響学習値も逐次更新することで、計測残響時間と残響学習値との比較に基づいた物体検出精度が向上する。
また、本実施形態では、検知距離モードが近距離モードである場合に近距離検知処理(S12)を行い、検知距離モードが長距離モードであれば、近距離検知処理を行わない。すなわち、近距離に物体が存在する可能性があると判断していない場合には、近距離検知処理を行わない。これにより、近距離に物体が存在しないのに、近距離に物体が存在すると判断してしまうことを抑制できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
たとえば、前述の実施形態では、残響学習値を基準残響時間として用いていた。すなわち、前述の実施形態では、基準残響時間を学習していた。しかし、基準残響時間は予め設定された一定時間でもよい(変形例1)。また、残響割れチェック(S130)において、加算残響時間のみに基づいて近距離フラグを1とするか否かを決定してもよい(変形例2)。ハードウェアの仕様によっては、残響が大きくても最大信号強度が飽和しないこともあるからである。また、ステップS1350においても、波高値が飽和しているか否かを判断せず、TOF1が残響学習値の2倍以下であるか否かのみを判断してもよい(変形例3)。また、近距離保持カウンタの最大値は5以外の数でもよい(変形例4)。
1:物体検知システム、 2:車両、 3:報知装置、 10:超音波センサ、 11:送受信素子、 12:送信回路部、 13:受信回路部、 14:制御部、 20:ECU、 21:第1残響伸び判断部、 22:第2残響伸び判断部、 23:残響学習部、 24:近距離物体検知部、 25:メモリ、 30:車内LAN、 40:LINバス

Claims (5)

  1. 超音波センサが送信波を送信した後に前記超音波センサに検出される残響音の継続時間である計測残響時間が、基準残響時間に対して伸びているか否かを逐次判断する第1残響伸び判断部(21)と、
    前記第1残響伸び判断部が、前記計測残響時間が前記基準残響時間に対して伸びていないと判断し、かつ、前記超音波センサが、前記送信波が物体に反射して生じた反射波を検出している場合、前記計測残響時間に、前記超音波センサの受信信号において残響終了から最初の前記反射波である第1反射波が終了するまでの時間を加えた時間である加算残響時間が、前記基準残響時間に対して伸びているか否かを判断する第2残響伸び判断部(22)と、
    前記計測残響時間および前記加算残響時間のいずれかが、前記基準残響時間に対して伸びていると判断したことに基づいて、残響があるうちに反射波を受信するほどの近距離に物体が存在すると判断する近距離物体検知部(24)と、を備え
    前記近距離物体検知部は、前記加算残響時間が前記基準残響時間に対して伸びていると判断した場合、さらに、前記第1反射波の最大信号強度が飽和していることに基づいて、前記近距離に物体が存在すると判断することを特徴とする超音波式物体検出装置。
  2. 請求項1において、
    前記近距離物体検知部は、前記第1残響伸び判断部および前記第2残響伸び判断部の判断結果に基づいて、前記近距離に物体が存在するか否かを繰り返し判断し、前記近距離に物体が存在すると判断した場合には近距離検知状態とし、その後、前記計測残響時間および前記加算残響時間が、いずれも、前記基準残響時間に対して伸びていないと判断した場合でも、所定回数、前記近距離検知状態を保持することを特徴とする超音波式物体検出装置。
  3. 請求項において、
    前記近距離物体検知部は、最初の前記反射波である第1反射波の検出時間が前記基準残響時間の2倍よりも小さく、かつ、前記第1反射波の最大信号強度が飽和していないことに基づいて、前記近距離検知状態を保持する回数を追加することを特徴とする超音波式物体検出装置。
  4. 請求項において、
    前記第2残響伸び判断部は、前記近距離検知状態であり、前記第1残響伸び判断部が、前記計測残響時間が前記基準残響時間に対して伸びていないと判断し、かつ、前記超音波センサが、前記送信波が物体に反射して生じた反射波を検出している場合に、前記加算残響時間が前記基準残響時間に対して伸びているか否かを判断することを特徴とする超音波式物体検出装置。
  5. 超音波センサが送信波を送信した後に前記超音波センサに検出される残響音の継続時間である計測残響時間が、基準残響時間に対して伸びているか否かを逐次判断する第1残響伸び判断部(21)と、
    前記第1残響伸び判断部が、前記計測残響時間が前記基準残響時間に対して伸びていないと判断し、かつ、前記超音波センサが、前記送信波が物体に反射して生じた反射波を検出している場合、前記計測残響時間に、前記超音波センサの受信信号において残響終了から最初の前記反射波である第1反射波が終了するまでの時間を加えた時間である加算残響時間が、前記基準残響時間に対して伸びているか否かを判断する第2残響伸び判断部(22)と、
    前記計測残響時間および前記加算残響時間のいずれかが、前記基準残響時間に対して伸びていると判断したことに基づいて、残響があるうちに反射波を受信するほどの近距離に物体が存在すると判断する近距離物体検知部(24)と、を備え、
    前記近距離物体検知部は、前記第1残響伸び判断部および前記第2残響伸び判断部の判断結果に基づいて、前記近距離に物体が存在するか否かを繰り返し判断し、前記近距離に物体が存在すると判断した場合には近距離検知状態とし、その後、前記計測残響時間および前記加算残響時間が、いずれも、前記基準残響時間に対して伸びていないと判断した場合でも、所定回数、前記近距離検知状態を保持し、かつ、最初の前記反射波である第1反射波の検出時間が前記基準残響時間の2倍よりも小さく、かつ、前記第1反射波の最大信号強度が飽和していないことに基づいて、前記近距離検知状態を保持する回数を追加することを特徴とする超音波式物体検出装置。
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