JP6310281B2 - 同期噛合装置 - Google Patents

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Description

本発明は、変速機等に用いられる同期噛合装置に関する。
従来、外周にドグ歯を有して回転軸に相対回転可能に軸支された変速ギヤと、回転軸に固定されたシンクロハブと、シンクロハブの外周に軸方向に摺動自在にスプライン結合されたシンクロスリーブと、変速ギヤと相対回転不能に連結されるシンクロコーンと、シンクロスリーブの内周面に形成されたスプライン歯に噛合自在なドグ歯を外周面に有すると共に、シンクロコーンと摩擦係合可能でありシンクロハブと変速ギヤとの間に配置されたブロッキングリングとを備えた変速機の同期噛合装置(シンクロメッシュ機構)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のものでは、ブロッキングリングの外周面に凸部を形成し、シンクロハブの内周面に凸部に対応させて凹部を形成し、この凸部と凹部とでシンクロハブとブロッキングリングとの相対回転を所定範囲に規制する係合機構を構成している。
また、凸部と凹部との間に位置させて、キースプリングの対応する部分を矩形状に屈曲させた緩衝部が設けられている。
また、シンクロハブの側面に摺動自在に摩擦部材を設け、この摩擦部材をブロッキングリングの凸部に係合させることにより、摩擦力で凹部と凸部との緩衝作用を奏するものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第4729451号公報 特開平6−159388号公報
特許文献1の同期噛合装置では、矩形状に屈曲した緩衝部による衝突音の抑制性能が比較的低いという問題がある。また、特許文献2の同期噛合装置では、シンクロハブとブロッキングリングとの摩擦力が増加し、シンクロスリーブのスプライン歯がブロッキングリングのドグ歯を掻き分けるときの荷重が増加してしまうという問題がある。
本発明は、以上の点に鑑み、掻き分け荷重を増価させることなく、従来よりも衝突音の抑制性能を向上させた同期噛合装置を提供することを目的とする。
[1]上記目的を達成するため、本発明は、
外周にドグ歯を有して回転軸に相対回転自在に軸支される変速ギヤと、
前記回転軸に固定されるシンクロハブと、
該シンクロハブの外周に軸方向に摺動自在にスプライン結合されたシンクロスリーブと、
前記シンクロハブと前記変速ギヤとの間に配置されると共に、前記変速ギヤと相対回転不能に設けられたシンクロコーンと、
前記シンクロスリーブの内周面に形成されたスプライン歯に噛合自在なドグ歯を外周面に有すると共に、前記シンクロコーンと摩擦係合可能であり前記シンクロハブと前記変速ギヤとの間に配置されたブロッキングリングとを備え、
前記シンクロハブと前記ブロッキングリングとには、所定範囲だけ回転可能に係合されるように構成された凹部と凸部とが設けられた変速機の同期噛合装置において、
前記凹部には、前記凸部に向かって延びる板バネ部が設けられ、
前記凸部には、前記板バネ部の先端部を受け入れる受入部が設けられ、
前記板バネ部の先端部は自由に揺動可能な自由端であり、
前記板バネ部と前記受入部とは、前記凸部が前記凹部に接触する前に前記板バネ部の先端部が前記受入部に接触するように構成されることを特徴とする。
本発明によれば、従来のように、キースプリングの対応部分を矩形状に屈曲させることにより緩衝部を形成していない。そして、板バネ部の先端は、自由に揺動可能な自由端である。これにより、本発明の同期噛合装置は、板バネ部の緩衝性能を高めることができ、従来よりも凸部と凹部との衝突音の抑制性能を向上させることができる。
また、本発明の板バネ部は凹部に固定される。このため、本発明によれば、従来のように摩擦力によって掻き分け荷重が増加する虞もない。
[2]また、本発明においては、凹部及び凸部は、シンクロハブ及びブロッキングリングの周方向に間隔を存して複数設けられるものであり、板バネ部を複数の凹部に対応して複数設け、シンクロハブ及びブロッキングリングの間に配置された環状部を介して複数の板バネ部を一体的に構成することができる。
かかる構成によれば、複数の板バネ部は環状部を介して1つの部材で構成される。従って、複数の板バネ部をシンクロハブに取り付けることが容易となり、同期噛合装置の組み立てが簡略化される。
[3]また、本発明においては、凹部及び凸部は、シンクロハブ及びブロッキングリングの周方向に間隔を存して複数設けられるものであり、板バネ部を複数の凹部に対応して複数設け、複数の板バネ部を、互いに別体で構成することができる。
かかる構成によれば、径方向の寸法が異なったり、凹部及び凸部の数が異なるなどの種類の異なる同期噛合装置においても容易に板バネ部を適用することができる。このため、本発明の同期噛合装置によれば、板バネ部の汎用性を高め、複数種の同期噛合装置を製造する場合における製造コストを抑えることができる。
本発明の第1実施形態の同期噛合装置を分解して模式的に示す斜視図。 第1実施形態の同期噛合装置を示す断面図。 図3Aは第1実施形態の板バネ部を示す説明図。図3Bは図3Aを分解した状態で示す説明図。 図4Aは第1実施形態の板バネ部を軸方向から示す説明図。図4Bは、板バネ部を拡大して示す斜視図。 図5は、第1実施形態の同期噛合装置の凹部と凸部とが衝突するときの板バネ部の作動状態を示す説明図である。図5Aは、板バネ部と受入部が接触した状態を示す説明図。図5Bは、凹部と凸部とが接触した状態を示す説明図。図5Cは、板バネ部と受入部とが非接触の状態を示す説明図。 図6Aは本発明の第2実施形態の同期噛合装置の凹部を示す斜視図。図6Bは第2実施形態の板バネ部を示す斜視図。 第2実施形態の同期噛合装置の凹部と凸部とが衝突するときの板バネ部の作動状態を示す説明図である。図7Aは、板バネ部と受入部が接触した状態を示す説明図。図7Bは、凹部と凸部とが接触した状態を示す説明図。図7Cは、板バネ部と受入部とが非接触の状態を示す説明図。 本発明の他の実施形態の同期噛合装置の凹部と凸部とが衝突するときの板バネ部の作動状態を示す説明図である。図8Aは、板バネ部と受入部が接触した状態を示す説明図。図8Bは、凹部と凸部とが接触した状態を示す説明図。図8Cは、板バネ部と受入部とが非接触の状態を示す説明図。 参考例の同期噛合装置を模式的に示す説明図。
[第1実施形態]
図1から図5を参照して、第1実施形態の変速機の同期噛合装置を説明する。同期噛合装置10は、外周にドグ歯12を有して回転軸X(メインシャフト、カウンターシャフト等)に軸受31(図2参照)を介して相対回転可能に支持された変速ギヤ14と、回転軸Xにスプライン結合されたシンクロハブ16と、シンクロハブ16に軸方向へ移動可能にスプライン結合されたシンクロスリーブ18と、シンクロスリーブ18の内周に形成されたスプライン歯20に噛合可能なドグ歯22を外周に有すると共に、変速ギヤ14と一体に回転するシンクロコーン15と摩擦係合可能にしてシンクロハブ16と変速ギヤ14との間に配置されたブロッキングリング24と、ブロッキングリング24とシンクロスリーブ18との間に配置されたシンクロスプリング26とを備えている。
変速ギヤ14は、軸受31と回転軸Xを挿通するための貫通孔を有する。変速ギヤ14の軸方向一方側(図1及び図2では左側)には、先細り円筒形状のシンクロコーン15が突設されている。シンクロコーン15の外周面の変速ギヤ14の側にはドグ歯12が形成されている。また、シンクロコーン15は、ブロッキングリング24の内周面と摩擦係合する。
シンクロハブ16の外周縁には、軸方向に延びるように張り出された外周部16aが形成されている。この外周部16aは、連結体34を介して回転軸Xに固定されている。また、シンクロハブ16の外周部16aの外周には、スプライン歯36が形成されている。また、外周部16aの軸方向他方側の端部(図1及び図2の右側端部)には、凹部37が周方向に等間隔で複数(本実施形態では、3つ)形成されている。
シンクロスリーブ18は、円筒状に形成されている。シンクロスリーブ18の外周には図示省略したフォークと係合可能な係合部38が設けられている。
ブロッキングリング24は、円筒状に形成される。ブロッキングリング24の外周面の軸方向一方側の端部(図1及び図2の左側の端部)には、シンクロハブ16の凹部37と所定範囲内で相対回転可能に嵌合(係合)する凸部42が形成されている。ブロッキングリング24の内周面は、変速ギヤ14と一体に回転するシンクロコーン15の外周面と摩擦係合することができる。
本実施形態においては、所定範囲をドグ歯22の半ピッチ(ドグ歯22の中心から隣接するドグ歯22の中心までの距離の半分)に設定している。これにより、ブロッキングリング24は、ドグ歯22の半ピッチだけシンクロハブ16に対して相対回転することができる。
シンクロスプリング26は、環状に形成されている。シンクロスプリング26は、シンクロスリーブ18の軸方向の変速ギヤ14側への移動に伴い、ブロッキングリング24をシンクロコーン15に押し付ける。
シンクロハブ16の外周部16aの軸方向他方側の端面(図1及び図2の右側の端面)には、一枚の金属板を環状に打ち抜いて形成された環状部52が配置される。環状部52には、凹部37に対応させて略U字状に切り込まれたU字切込54aが設けられている。そして、U字切込54aによって画成される舌片54が凹部37に向かって(凸部42から離隔する方向に向かって)直角に折り曲げられる。舌片54の周方向両側縁は、凹部37の周方向両側面に当接する。この舌片54と凹部37との嵌合により、シンクロハブ16と環状部52とが一体的に回転し、両者は相対回転不能な状態となる。
また、図4に示すように、環状部52には、U字切込54aの2つの角部のうちの一方の角部から径方向外方に向かって外縁まで切り込まれた直線切込50aが形成されている。この直線切込50aとU字切込54aと環状部52の外周縁とで画成される部分を、ブロッキングリング24の凸部42に向かって中央から折り曲げて断面L字状とすることにより、第1実施形態の板バネ部50が構成される。
ブロッキングリング24に設けられた凸部42には、板バネ部50の先端部を受け入れ可能な受入部44が設けられている。受入部44は、V字状の溝で構成されており、凸部42が凹部37に接触する前に、板バネ部50が受入部44と接触するように構成される。換言すれば、板バネ部50と受入部44とが接触したとき、凸部42と凹部37とは周方向で隙間を存するように、板バネ部50と受入部44とが構成される。
3つの板バネ部50は、バネ弾性を備える弾性体であり、例えば、ステンレス鋼で形成される。板バネ部50の先端部は自由に揺動可能な自由端で構成されている。板バネ部50は、車両がアイドリング状態であるとき及び車両が走行しているときの、駆動源の回転数の最大変動量とブロッキングリング24の慣性モーメントとから最大回転エネルギーを求め、求められた最大回転エネルギーに基づいて必要な弾性力に設定される。
また、板バネ部50、環状部52及び舌片54の製造方法としては、まず、一枚の金属板を環状に打ち抜いて、打ち抜かれた環状の部材にU字切込54a及び直線切込50aを形成する。その後、図4Bに示す如く、舌片54及び板バネ部50を折り曲げることにより、環状部52と接続する板バネ部50を容易に製造することができる。
次に、変速機の同期噛合装置10の作動を説明する。シンクロスリーブ18がシンクロハブ16の中央に位置している状態をニュートラル状態と定義する。
まず、同期噛合装置10は、ニュートラル状態からシンクロスリーブ18が変速ギヤ14側に移動し始めると、シンクロスリーブ18のスプライン歯20がシンクロスプリング26を押圧して、シンクロコーン15とブロッキングリング24との間で摩擦が生じる。そして、シンクロスリーブ18のスプライン歯20が、ブロッキングリング24のドグ歯22に接触する。
そして、ブロッキングリング24とシンクロコーン15との回転が同期すると、シンクロスリーブ18の変速ギヤ14側へ移動しようとする力によって、シンクロスリーブ18のスプライン歯20がブロッキングリング24の隣接するドグ歯22同士の間に入り込むように、ブロッキングリング24がシンクロスリーブ18に対して回転する。そして、シンクロスリーブ18のスプライン歯20が、ブロッキングリング24のドグ歯22の間を掻き分けるようにして、変速ギヤ14の側へ移動する。
そして、ドグ歯22の間を掻き分けたシンクロスリーブ18のスプライン歯20が、変速ギヤ14のドグ歯12と接触する。そして、シンクロスリーブ18のスプライン歯20は、変速ギヤ14のドグ歯12も掻き分けるようにして、変速ギヤ14のドグ歯12と噛合する。
第1実施形態の同期噛合装置10によれば、従来のように、キースプリングの対応部分を矩形状に屈曲させることにより緩衝部を形成していない。そして、板バネ部50の先端は、自由に揺動可能な自由端である。これにより、第1実施形態の同期噛合装置10では、板バネ部50が従来よりも揺動し易くなり、板バネ部50の緩衝性能を高めることができて、従来よりも凸部42と凹部37との衝突音の抑制性能を向上させることができる。
また、受入部44をV字状に形成しているため、凸部42が凹部37の側壁に近づくほど(図5B参照)、V字状の受入部44の傾斜面から板バネ部50に作用する凸部42の軸方向面の側への力が強くなる。従って、凸部42が凹部37の側壁に近づくほどブロッキングリング24とシンクロコーン15との間の摩擦力が増加する。従って、凸部42は凹部37の側壁に比較的ゆっくりと衝突することとなり、更なる衝突音の抑制性能を向上させることができる。
また、ブロッキングリング24とシンクロコーン15との回転速度が同期すると、シンクロスリーブ18のスプライン歯20が、ブロッキングリング24のドグ歯22の間を掻き分けるようにして、変速ギヤ14の側へ移動する。このとき、図5Cに示すように、板バネ部50の復元力によって、ブロッキングリング24の凸部42が、シンクロスリーブ18の凹部37の中央に移動しようとする。これにより、シンクロスリーブ18のスプライン歯20が、ブロッキングリング24のドグ歯22の間を掻き分けるときに要求される掻き分け荷重が低減される。
また、従来の同期噛合装置では、シンクロハブの側面に摺動自在な摩擦部材を設けて、摩擦抵抗によって凸部と凹部との間に緩衝作用を奏するものも存在する。しかしながら、本実施形態の同期噛合装置によれば、摩擦力を用いないため、シンクロスリーブ18のスプライン歯20の、ブロッキングリング24のドグ歯22の間を掻き分けるときに要求される掻き分け荷重が増加することを防止して、シンクロスリーブ18のスプライン歯20を変速ギヤ14のドグ歯12とスムーズに噛合させることができる。
なお、第1実施形態の同期噛合装置10においては、凹部37をシンクロハブ16に形成し、凸部42をブロッキングリング24に形成したものを説明した。しかしながら、本発明の凹部と凸部はこれに限定されない。例えば、凹部をブロッキングリングに形成し、凸部をシンクロハブに形成したものであっても本発明を適用し、その効果を得ることができる。
[第2実施形態]
次に、図6及び図7を参照して、本発明の第2実施形態の同期噛合装置10を説明する。図6Aはシンクロハブ16の一部を拡大して示す一部断面図である。
第2実施形態の同期噛合装置10は、環状部を備えず、板バネ部50と受入部44の形状が異なる以外は全て第1実施形態度と同一の構成であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
第2実施形態の凹部37は、その径方向内側に位置する連結体34が断面T字状に形成されている。第2実施形態の板バネ部50の基端には、断面T字状の連結体34の外縁を包むように連結体34に固定される断面C字状の固定部56が設けられている。
図6Bに示すように、第2実施形態の板バネ部50は、基端部で90度捩じることにより、固定部56の板平面に対して垂直な板平面を構成している。なお、第2実施形態の板バネ部50の形成方法はこれに限らない。例えば、固定部56における断面T字状の連結体34の側面を覆う部分から折り曲げるようにして構成してもよい。
受入部44は、U字状の溝で構成されている。板バネ部50の先端部が当接する受入部44の周方向の両側面は傾斜面となっている。これにより、第2実施形態の同期噛合装置10においても、V字状溝で構成される第1実施形態の受入部44と同様に、凸部42が凹部37の側壁に近づくほどブロッキングリング24とシンクロコーン15との間の摩擦力が増加する。従って、凸部42は凹部37の側壁に比較的ゆっくりと衝突することとなり、更なる衝突音の抑制性能を向上させることができる。
[他の実施形態]
なお、更なる衝突音の抑制性能の向上は望めなくなるものの、図8に示すように、U字状溝で構成される受入部44の周方向両側面を回転軸Xの軸線方向に平行な面で構成しても、板バネ部50と受入部44とが接触したとき、凸部42と凹部37とは周方向で隙間を存するように、板バネ部50と受入部44とが構成される限り、衝突音の抑制という本発明の作用効果を得ることができる。
また、第1及び第2実施形態の同期噛合装置10では、シンクロスリーブ18がシンクロスプリング26を介してブロッキングリング24を押圧し、ブロッキングリング24とシンクロコーン15との間の摩擦力を増加させて、シンクロハブ16と変速ギヤ14との回転を同期させるものを用いて説明した。しかしながら、本発明の同期噛合装置は、これに限らない。
例えば、図9に参考例として示すように、スプリング80でシンクロスリーブ18に押圧されているシンクロキー86を備えるキー式の同期噛合装置にも、本発明の板バネ部及び受入部を適用することができる。この場合、凹部37を本発明の板バネ部50が配置できるように適宜設計変更すればよい。
10 同期噛合装置
12 ドグ歯
14 変速ギヤ
15 シンクロコーン
16 シンクロハブ
16a 外周部
18 シンクロスリーブ
20 スプライン歯
22 ドグ歯
24 ブロッキングリング
26 シンクロスプリング
31 軸受
34 連結体
36 スプライン歯
37 凹部
38 係合部
42 凸部
44 受入部
50 板バネ部
50a 直線切込
52 環状部
54 舌片
54a U字切込
56 固定部
80 スプリング
86 シンクロキー
X 回転軸

Claims (3)

  1. 外周にドグ歯を有して回転軸に相対回転自在に軸支される変速ギヤと、
    前記回転軸に固定されるシンクロハブと、
    該シンクロハブの外周に軸方向に摺動自在にスプライン結合されたシンクロスリーブと、
    前記シンクロハブと前記変速ギヤとの間に配置されると共に、前記変速ギヤと相対回転不能に設けられたシンクロコーンと、
    前記シンクロスリーブの内周面に形成されたスプライン歯に噛合自在なドグ歯を外周面に有すると共に、前記シンクロコーンと摩擦係合可能であり前記シンクロハブと前記変速ギヤとの間に配置されたブロッキングリングとを備え、
    前記シンクロハブと前記ブロッキングリングとには、所定範囲だけ回転可能に係合されるように構成された凹部と凸部とが設けられた変速機の同期噛合装置において、
    前記凹部には、前記凸部に向かって延びる板バネ部が設けられ、
    前記凸部には、前記板バネ部の先端部を受け入れる受入部が設けられ、
    前記板バネ部の先端部は自由に揺動可能な自由端であり、
    前記板バネ部と前記受入部とは、前記凸部が前記凹部に接触する前に前記板バネ部の先端部が前記受入部に接触するように構成されることを特徴とする変速機の同期噛合装置。
  2. 請求項1に記載の変速機の同期噛合装置であって、
    前記凹部及び前記凸部は、前記シンクロハブ及び前記ブロッキングリングの周方向に間隔を存して複数設けられ、
    前記板バネ部は、複数の前記凹部に対応して複数設けられ、
    複数の前記板バネ部は、前記シンクロハブ及び前記ブロッキングリングの間に配置された環状部を介して一体的に構成されることを特徴とする変速機の同期噛合装置。
  3. 請求項1に記載の変速機の同期噛合装置であって、
    前記凹部及び前記凸部は、前記シンクロハブ及び前記ブロッキングリングの周方向に間隔を存して複数設けられ、
    前記板バネ部は、複数の前記凹部に対応して複数設けられ、
    複数の前記板バネ部は、互いに別体に構成されることを特徴とする変速機の同期噛合装置。
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