JP2014173633A - シンクロ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増やすことなく、衝突音の発生を抑制することができ、製造コスト及び組立工数をいずれも削減することができるとともに、商品性を向上させることができるシンクロ装置を提供する。
【解決手段】シンクロ装置は、ハブ10、スリーブ、ブロッキングリング及びシンクロスプリングを備える。ハブ10のブロッキングリング側の端部には、切欠溝12が形成されており、シンクロスプリングは、円弧状の基部とブロッキングリングの外周面に当接する当接部42とを一体に有しており、当接部42は、ハブ10の切欠溝12の2つの壁部12a,12aにそれぞれ係止される2つの係止部42a,42aと連続部42bとを一体に有している。ブロッキングリングは、ハブ10に対して相対回転するときに、シンクロスプリングの2つの係止部42a,42aに当接することによって、相対回転を所定範囲内に規制する規制部33aを有している。
【選択図】図7

Description

本発明は、回転軸及び変速ギヤを有する変速機に設けられ、回転軸及び変速ギヤを互いに同期させながら連結するシンクロ装置に関する。
従来、シンクロ装置として、特許文献1に記載されたものを本出願人は提案済みである。このシンクロ装置は、手動変速機に設けられ、エンジンからの動力が入力される入力軸と、これに対して軸線回りに回転自在の変速ギヤとを互いに同期させながら連結するものである。シンクロ装置は、変速ギヤの外周面に形成されたドグギヤ歯と、入力軸と一体に回転するハブと、スプライン嵌め合いによりハブに取り付けられたスリーブと、ブロッキングリング及びシンクロスプリングなどを備えている。
このシンクロ装置の場合、ニュートラル状態にある場合において、運転者によるシフト操作が実行されると、シフトフォークによってスリーブが変速ギヤ側に押圧され、それに伴い、スリーブのスプライン歯が、シンクロスプリングを介してブロッキングリングを変速ギヤ側に押圧する。それにより、ブロッキングリングと変速ギヤの円筒部との間で摩擦力が生じ、ブロッキングリングが回転するとともに、所定角度回転したときに、ブロッキングリングの凸部がハブの切欠溝の壁に係止される。そして、ボーク位置で、スリーブのスプライン歯がブロッキングリングのリングギヤ歯に当接することで、スリーブがブロッキングリングと同期する。この同期動作により、入力軸と変速ギヤが互いに同期し、スリーブの回転速度と変速ギヤの回転速度が同じ値になる。その状態から、スリーブがそのスプライン歯でアウターリングのリングギヤ歯をかき分けながら、変速ギヤ側に摺動することにより、スリーブのスプライン歯が変速ギヤのドグギヤ歯と噛み合う。その結果、変速ギヤが入力軸に連結され、変速動作が完了する。
また、従来のシンクロ装置として、特許文献2に記載されたものが知られている。このシンクロ装置は、回転軸及び変速ギヤを互いに同期させながら連結するものであり、フリクションダンパを備えている。このフリクションダンパは、所定の回転抵抗(摩擦力)を変速ギヤと回転軸との間に付与することによって、エンジンのトルク変動が発生したときに、変速ギヤが回転軸に対して揺動するのを抑制し、ギヤ歯同士の衝突音(歯打ち音)が発生するのを抑制するためのものである。
特許第4121821号公報 特開2009−275720号公報
上記特許文献1のシンクロ装置では、ニュートラル状態にある場合、図13(a),(b)に示すように、シンクロスプリング81がブロッキングリング82の凸部82aと当接しているものの、ハブ80とブロッキングリング82とは互いに相対回転可能な状態に保持される。そのため、エンジンのトルク変動が発生した場合、それに起因する入力軸の回転変動によって、図13(b)に示すように、ハブ80とブロッキングリング82とが相対的に回転し、ブロッキングリング82の凸部82aがハブ80の切欠溝80aの壁に衝突する可能性がある。その場合には、衝突音が発生し、商品性が低下してしまう。このような衝突音の発生を抑制するために、特許文献2のフリクションダンパを特許文献1のシンクロ装置に適用した場合、部品点数が増加し、製造コストが増大してしまうとともに、組立工数が増大してしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、部品点数を増やすことなく、衝突音の発生を抑制することができ、製造コスト及び組立工数をいずれも削減することができるとともに、商品性を向上させることができるシンクロ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、互いに同一の軸線回りに相対回転自在の回転軸3及び変速ギヤ(駆動ギヤ4)を有する変速機(手動変速機2)に設けられ、回転軸3及び変速ギヤ(駆動ギヤ4)を互いに同期させながら連結する同期連結動作を行うシンクロ装置1であって、回転軸3と一体かつ同心に回転するハブ10と、ハブ10上に設けられ、ハブ10と一体に回転するとともに、変速ギヤ(駆動ギヤ4)と係合することにより変速ギヤ(駆動ギヤ4)を回転軸3に連結する所定の連結位置(図9(b)に示す位置)と、連結を解除する所定の解除位置(図1に示す位置)との間で回転軸3の軸線方向に摺動自在のスリーブ20と、同期連結動作の際にスリーブ20を押圧することにより、スリーブ20を所定の解除位置から所定の連結位置まで摺動させる押圧部材(シフトフォーク7)と、ハブ10と同心かつ相対回転可能に設けられ、変速ギヤ(駆動ギヤ4)側に押圧されることにより変速ギヤ(駆動ギヤ4)と互いに同期する同期部材(ブロッキングリング30)と、同期部材(ブロッキングリング30)とハブ10との間に設けられ、スリーブ20が所定の解除位置から所定の連結位置側に向かって摺動したときに、スリーブ20によって同期部材(ブロッキングリング30)側に押圧されることにより、同期部材(ブロッキングリング30)と変速ギヤ(駆動ギヤ4)とを互いに同期させる円環状の円環部材(シンクロスプリング40)と、を備え、ハブ10の同期部材(ブロッキングリング30)側の端部には、同期部材(ブロッキングリング30)側に向かって開放され、軸線方向に沿って延びる2つの壁部12a,12aを有する凹部(切欠溝12)が形成されており、円環部材は、同期部材(ブロッキングリング30)の外周面に沿って周方向に延びる円弧状の基部41と、同期部材(ブロッキングリング30)の外周面に当接する当接部42とを一体に有しており、当接部42は、基部41から折れ曲がって軸線方向のハブ10側に延び、ハブ10の凹部(切欠溝12)の2つの壁部12a,12aにそれぞれ係止される2つの係止部42a,42aと、2つの係止部42a,42aの先端部間に延びる連続部42bとを一体に有しており、同期部材(ブロッキングリング30)は、ハブ10の凹部(切欠溝12)内に臨むように配置され、ハブ10に対して相対回転するときに、円環部材(シンクロスプリング40)の2つの係止部42a,42aに当接することによって、相対回転を所定範囲内に規制する規制部33aを有していることを特徴とする。
このシンクロ装置によれば、回転軸及び変速ギヤを有する変速機において、回転軸及び変速ギヤを互いに同期させながら連結する同期連結動作が行われる。この同期連結動作の際、押圧部材によって、スリーブが押圧されることにより、スリーブが所定の解除位置から所定の連結位置に向かって摺動するとともに、そのように摺動したときに、スリーブによって同期部材側に押圧されることにより、円環部材が、同期部材と変速ギヤとを互いに同期させる。そして、所定の連結位置まで摺動したときに、スリーブが変速ギヤと係合することにより変速ギヤが回転軸に連結される。
その場合、円環部材は、その当接部が同期部材の外周面に当接しているとともに、当接部の2つの係止部がハブの凹部の2つの壁部にそれぞれ係止されることで、回転軸の軸線回りに回転しないようにハブに係止された状態となる。そのため、変速ギヤが回転軸に対して連結されていない状態で、回転軸の回転変動が発生したときでも、円環部材の当接部と同期部材との間の摩擦力によって、同期部材がハブに対して相対回転するのを抑制することができる。それにより、同期部材の凸部が円環部材の当接部における2つの係止部に当接するのを抑制でき、衝突音の発生を抑制できることで、商品性を向上させることができる。これに加えて、円環部材は、基部と係止部を一体に有しているので、特許文献1のような、円環部材を予め備えているシンクロ装置において、部品点数を増やすことなく、上記の効果を得ることができ、それにより、製造コスト及び組立工数をいずれも削減することができる。その結果、商品性をさらに向上させることができる(なお、本明細書における「スリーブが変速ギヤと係合する」ことは、スリーブが変速ギヤに直接係合することに限らず、スリーブが他の部材を介して間接的に変速ギヤに係合することを含む)。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のシンクロ装置1において、円環部材(シンクロスプリング40)は弾性変形可能に構成され、円環部材(シンクロスプリング40)の基部41は、同期部材(ブロッキングリング30)の外周面に対して半径方向に所定の間隔を存するように配置されており、円環部材(シンクロスプリング40)の当接部42は、同期部材(ブロッキングリング30)の外周面に当接しており、スリーブ20は、所定の解除位置から所定の連結位置側に向かって摺動する際、円環部材(シンクロスプリング40)を同期部材(ブロッキングリング30)側に押圧した後、円環部材(シンクロスプリング40)の基部41のみを半径方向の内側に向かって所定期間、押圧するように構成されていることを特徴とする。
このシンクロ装置によれば、スリーブは、所定の解除位置から所定の連結位置に向かって摺動する際、円環部材を同期部材側に押圧した後、円環部材の基部のみを半径方向の内側に向かって所定期間、押圧する。その場合、円環部材の基部は、同期部材の外周面に対して半径方向に所定の間隔を存するように配置されているので、半径方向の内側に弾性変形する。一方、円環部材の当接部は、スリーブによって押圧されないとともに、同期部材の外周面に半径方向の内側に向かって当接しているので、半径方向の外側に向かって弾性変形し、それに伴い、同期部材と円環部材との間の摩擦力が低下する。その結果、同期部材とスリーブを迅速に同期させることができ、変速動作に要する時間を短縮することができる。したがって、変速機として手動変速機を用いた場合には、シフトフィーリングを向上させることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のシンクロ装置1において、円環部材(シンクロスプリング40)の当接部42に取り付けられ、同期部材(ブロッキングリング30)の外周面との間の摩擦係数が、当接部42と同期部材(ブロッキングリング30)の外周面との間よりも大きい特性を有する摩擦部材50をさらに備えることを特徴とする。
このシンクロ装置によれば、円環部材の当接部に取り付けられ、同期部材の外周面との間の摩擦係数が、当接部と同期部材の外周面との間よりも大きい特性を有する摩擦部材をさらに備えるので、円環部材と同期部材との間の摩擦力をさらに高めることができる。それにより、変速ギヤが回転軸に対して連結されていない状態で、回転軸の回転変動が発生したときでも、同期部材の凸部が円環部材の2つの係止部に当接するのをより効果的に抑制でき、衝突音の発生をより効果的に抑制できる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載のシンクロ装置1において、摩擦部材50は、合成樹脂で構成され、円環部材(シンクロスプリング40)の当接部42は、摩擦部材50を介して同期部材(ブロッキングリング30)の外周面に当接していることを特徴とする。
このシンクロ装置によれば、摩擦部材が合成樹脂で構成されているので、これを安価かつ容易に製造することができる。また、円環部材の当接部が、摩擦部材を介して同期部材の外周面に当接しているので、そのような安価な摩擦部材を用いながら、円環部材との間の摩擦力をさらに高めることができる。以上により、商品性をより一層、向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るシンクロ装置の概略的な構成を示す断面図である。 (a)シンクロ装置のハブを示す正面図と、(b)そのA−A矢視図である。 シンクロ装置のスリーブを示す正面図である。 シンクロ装置のブロッキングリングを示す斜視図である。 シンクロ装置のシンクロスプリングを示す斜視図である。 シンクロスプリングをブロッキングリングに取り付けた状態を示す斜視図である。 シンクロ装置のシンクロスプリングの当接部周辺の構成を示す斜視図である。 (a)ブロッキングリングの規制突起がシンクロスプリングの2つの係止部間にある状態と、(b)(c)規制突起が2つの係止部の一方及び他方に当接した状態を示す平面図である。 (a)シンクロ装置がボーク位置にあるときと、(b)インギヤ位置にあるときの状態を示す図である。 摩擦部材を備えたシンクロ装置の変形例を示す斜視図である。 シンクロ装置の変形例の摩擦部材などを示す平面図である。 シンクロ装置の変形例の摩擦部材などを示す斜視図である。 従来のシンクロ装置がニュートラル状態にある場合において、(a)エンジン運転中、ブロッキングリングの凸部がハブの切欠溝の壁に衝突していない状態と、(b)エンジンの回転変動によりブロッキングリングの凸部がハブの切欠溝の壁に衝突した状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係るシンクロ装置について説明する。図1に示すように、本実施形態のシンクロ装置1は、図示しない4輪車両の手動変速機2に適用されたものである。この手動変速機2は、複数の変速段を選択可能なものであり、図示しないエンジンからの動力が入力される回転軸3と、この回転軸3上に配置された駆動ギヤ4(変速ギヤ)と、この駆動ギヤ4と常に噛み合う被駆動ギヤ5などを備えている。
この回転軸3は、軸受を介して変速機ケース(いずれも図示せず)に回転自在に支持されている。また、駆動ギヤ4は、図示しない軸受を介して回転軸3に同心に取り付けられており、それにより、回転軸3に対して相対回転自在になっている。さらに、被駆動ギヤ5は、駆動ギヤ4とともに所定変速段を構成しており、図示しない出力軸に同心に固定されている。この出力軸は、4輪車両の駆動輪に連結されている。
このシンクロ装置1は、後述するように、運転者のシフト操作によって所定変速段が選択されたときに、駆動ギヤ4を回転軸3に同期させながら連結する。それにより、エンジンから回転軸3に入力されたトルクは、駆動ギヤ4、被駆動ギヤ5及び出力軸などを介して、駆動輪に伝達される。
また、駆動ギヤ4には、ドグ歯リング6がスプライン嵌め合いによって同心に取り付けられており、それにより、ドグ歯リング6は、駆動ギヤ4と一体に回転する。このドグ歯リング6の外周面には、複数のドグ歯6aが周方向に等間隔に形成されている。また、ドグ歯リング6のドグ歯6aから後述するハブ10側に突出する部分の外周面は、テーパ面6bになっており、このテーパ面6bは、ハブ10側に向かうほど、径が漸減する形状になっている。
シンクロ装置1は、ハブ10、スリーブ20、ブロッキングリング30及びシンクロスプリング40などを備えており、これらの要素10,20,30,40は、回転軸3に対して互いに同心に配置されている。ハブ10は、スプライン嵌め合いによって回転軸3に取り付けられており、それにより、回転軸3と一体に回転するようになっている。このハブ10は、図示しないカラー及び軸受などにより回転軸3に対して軸線方向に移動不能に固定されている。
図2に示すように、このハブ10の外周面には、多数のスプライン歯11が周方向に沿って配列されているとともに、3つの切欠溝12(凹部)が、軸線方向に沿って延びるように形成され、120゜間隔で配置されている。各切欠溝12は、互いに平行に軸線方向に延びる壁部12a,12aを有している。
さらに、図3に示すように、スリーブ20の内周面には、多数のスプライン歯21が形成されており、これらのスプライン歯21は、軸線方向に延びるとともに、互いに等間隔で配置されている。このスリーブ20では、そのスプライン歯21がハブ10のスプライン歯11と互いに噛み合っていることにより、ハブ10に対して軸線方向に摺動自在に設けられており、前述した所定変速段が選択されていないときには、図1に示すニュートラル位置に保持される。なお、以下の説明では、スリーブ20がニュートラル位置にある状態を、「シンクロ装置1がニュートラル状態にある」という。
また、この手動変速機2の場合、回転軸3上には、所定変速段以外の変速段(以下「他の変速段」という)を構成する変速ギヤ(図示せず)が設けられており、それにより、他の変速段が選択されている場合には、エンジンの動力が回転軸3に入力されている状態となる。
さらに、スリーブ20の外周面には、環状の溝が形成されており、この溝には、シフトフォーク7(押圧部材)が嵌合している。このシフトフォーク7は、ワイヤを介してシフトレバー(いずれも図示せず)に連結されており、運転者によるシフト操作によって所定変速段が選択されると、それに伴ってスリーブ20を駆動ギヤ4側に押圧し、摺動させる。それにより、スリーブ20は、図1に示すニュートラル位置から、後述するように、図9(a)に示すボーク位置を経て、図9(b)に示すインギヤ位置まで摺動する。その結果、スリーブ20のスプライン歯21がドグ歯リング6のドグ歯6aに互いに噛み合うことで、駆動ギヤ4が回転軸3が連結される。
一方、ブロッキングリング30は、図4に示すように、多数のリングギヤ歯31、テーパコーン部32及び3つの規制突起33を有している。このリングギヤ歯31は、ドグ歯状のものであり、ブロッキングリング30の外周面に周方向に沿って所定間隔で配置されている。
また、テーパコーン部32の内周面は、前述したドグ歯リング6のテーパ面6bに接するテーパ面32aになっている。このコーン面の32aは、テーパ面6bと同様に、ハブ10側に向かうほど、径が漸減する形状を有している。
さらに、3つの規制突起33は、周方向に沿って120゜の間隔で配置されている。図4及び図7,8に示すように、この規制突起33は、テーパコーン部32から半径方向の外側に突出する基部と、この基部から半径方向の外側に突出する規制部33aとを備えており、これらの基部及び規制部33aは断面矩形に形成されている。
また、規制部33aは、周方向の幅が基部よりも狭くかつ軸線方向の長さが短くなっており、それにより、基部と規制部33aとの間には、平面的に見てコ字状の段部33bが形成されている。この段部33bのハブ10側の表面は、後述するシンクロスプリング40の当接部42が常に当接する摩擦面になっている。
また、シンクロスプリング40は、金属製で弾性変形可能な特性を有しており、ブロッキングリング30とハブ10の間に配置されている。このシンクロスプリング40は、図5に示すように、円弧状の基部41と、この基部41からハブ10側に突出する3つの当接部42を一体に備えている。
3つの当接部42は、周方向に沿って180°の間隔で配置されており、各当接部42は、基部41から軸線方向のハブ10側に延びる2つの係止部42a,42aと、これらの係止部42a,42aの先端部間に延びる連続部42bとを一体に有している。
このシンクロスプリング40は、その付勢力によって、ブロッキングリング30を半径方向の内側に締め付けるように構成されている。それにより、シンクロスプリング40は、図6に示すように、当接部42がブロッキングリング30の前述した段部33bの摩擦面に当接するとともに、基部41がブロッキングリング30の外周面との間に所定の間隔を存している状態(図1,6参照)で、ブロッキングリング30に保持されている。
また、図1に示すように、シンクロスプリング40は、半径方向の内側が平らな断面形状を有しており、その付勢力によって、当接部42と段部33bは互いに面接触している。そのため、ブロッキングリング30とハブ10との間で相対回転が発生したときに、シンクロスプリング40の付勢力に起因して、この当接部42と段部33bとの間で摩擦力が発生する。なお、当接部42と段部33bが互いに点接触しているように構成してもよい。
また、図7に示すように、シンクロスプリング40の当接部42は、その係止部42a,42aがハブ10の切欠溝12の壁部12a,12aに当接した状態で係止されており、それにより、シンクロスプリング40は、軸線回りに回転しないようにハブ10に保持されている。さらに、当接部42の係止部42a,42aは、その内側端の周方向の間隔が、ブロッキングリング30の規制部33aの周方向の幅がよりも大きく設定されている。
以上の構成により、手動変速機2において、所定変速段が選択されておらず、スリーブ20がニュートラル位置にある場合、前述した他の変速段が選択されているときには、エンジンの動力が回転軸3に入力されていることで、ブロッキングリング30とハブ10との間で相対回転が発生する。その場合、ブロッキングリング30の回動範囲は、規制突起33の規制部33aがシンクロスプリング40の係止部42a,42aの一方に当接する位置(図8(b)に示す位置)と、他方に当接する位置(図8(c)に示す位置)との間に規制される。
また、シンクロ装置1による同期連結動作や連結解除動作の実行中、ブロッキングリング30とハブ10との間で相対回転が発生したときにも、ブロッキングリング30の回動範囲は、上記の範囲に規制される。
次に、以上のように構成されたシンクロ装置1の動作を説明する。手動変速機2において、所定変速段が選択されていないときには、シフトフォーク7が図1に示す位置にあることで、スリーブ20がニュートラル位置に保持される。この状態では、シンクロスプリング40の当接部42がブロッキングリング30の段部33bに当接しているとともに、当接部42がハブ10の切欠溝12の壁部12,12aに係止されていることで、エンジンのトルク変動に起因して、回転軸3の回転変動が発生したときでも、当接部42と段部33bとの間で発生する摩擦力により、ブロッキングリング30とハブ10との間の相対回転が抑制される。
また、上記の状態から、運転者によるシフト操作によって所定変速段が選択された場合、シフトフォーク7によって、スリーブ20が駆動ギヤ4側に押圧される。それに伴い、スリーブ20のスプライン歯21のチャンファがシンクロスプリング40をブロッキングリング30側に押圧し、テーパ面32a,6b間の隙間を減少させる。その後、シンクロスプリング40は、スリーブ20のスプライン歯21のチャンファによって、基部41が半径方向の内側に押圧される状態になるとともに、当接部42(特にその連続部42b)がスプライン歯21からの押圧力を受けない状態となる。それにより、当接部42は、半径方向の外側に向かって弾性変形し、当接部42とブロッキングリング30の段部33bとの間の摩擦力が低下する。それにより、スリーブ20をボーク位置まで迅速に摺動させ、そのスプライン歯21をブロッキングリング30のリングギヤ歯31に迅速に噛み合わせることが可能になる。
そして、スリーブ20のスプライン歯21のチャンファがシンクロスプリング40を乗り越えた後、スリーブ20が図9(a)に示すボーク位置まで摺動すると、スリーブ20のスプライン歯21のチャンファがブロッキングリング30のリングギヤ歯31のチャンファに当接し、スリーブ20とブロッキングリング30が互いに同期し始める。すなわち、ボーク動作が開始される。そして、両者が互いに同期し、ボーク動作が終了すると、スリーブ20は、そのスプライン歯21でリングギヤ歯31を掻き分けながら、図9(b)に示すインギヤ位置に向かって摺動し、スプライン歯21のチャンファがドグ歯リング6のドグ歯6aのチャンファに当接することにより、スリーブ20とドグ歯リング6の同期が開始される。そして、両者が互いに同期した後、スプライン歯21とリングギヤ歯31が互いに噛み合うことで、駆動ギヤ4が回転軸3に連結される。すなわち、所定変速段がインギヤ状態となる。
以上のように、本実施形態のシンクロ装置1によれば、所定変速段が選択されておらず、スリーブ20がニュートラル位置にある場合において、エンジンのトルク変動に起因して、回転軸3の回転変動が発生したときや、他の変速段が選択されていることで、エンジンの動力によって回転軸3が回転しているときでも、シンクロスプリング40の当接部42がハブ10に係止された状態で、ブロッキングリング30の段部33bに当接しているので、当接部42と段部33bとの間で発生する摩擦力により、ブロッキングリング30とハブ10との間の相対回転を抑制することができる。それにより、ブロッキングリング30の規制突起33がシンクロスプリング40の当接部42に当接するのを抑制でき、衝突音の発生を抑制することができる。
さらに、シンクロスプリング40が当接部42を一体に有しているので、特許文献1のように、シンクロスプリングを予め備えているシンクロ装置の場合には、部品点数を増やすことなく、上記の効果を得ることができ、それにより、製造コスト及び組立工数をいずれも削減することができる。また、前述したように、変速操作の際、スリーブ20のスプライン歯21をブロッキングリング30のリングギヤ歯31に迅速に噛み合わせることができ、変速操作に要する時間を短縮できることで、シフトフィーリングを向上させることができる。以上により、商品性を向上させることができる。
なお、実施形態は、本発明のシンクロ装置1を4輪車両の手動変速機2に適用した例であるが、本発明のシンクロ装置はこれに限らず、2輪車両、6輪以上の車両及び船舶などの、変速機を備えた各種の産業機器にも適用可能である。
また、実施形態は、本発明のシンクロ装置1を手動変速機2に適用した例であるが、本発明のシンクロ装置が適用される変速機はこれに限らず、回転軸と変速ギヤを備えたものであればよい。例えば、本発明のシンクロ装置を、シンクロ装置の同期連結動作をアクチュエータによって自動的に行う自動MTタイプの変速機に適用してもよい。
さらに、実施形態は、押圧部材として、シフトフォーク7を用いた例であるが、本発明の押圧部材はこれに限らず、同期連結動作の際にスリーブを押圧することにより、スリーブを所定の解除位置から所定の連結位置まで摺動させるものであればよい。例えば、自動MTタイプの変速機において、アクチュエータのアームや作動子などを押圧部材として用いてもよい。
一方、実施形態は、規制部として、規制突起33の規制部33aを用いた例であるが、本発明の規制部はこれに限らず、ハブの凹部内に臨むように配置され、ハブに対して相対回転するときに、円環部材の2つの係止部に当接することによって、相対回転を所定範囲内に規制するものであればよい。例えば、規制部として、平面的に見て円形や楕円形の形状のものなどを用いてもよい。また、規制部の数は、3つに限らず、2つ以下又は4つ以上の規制部を用いてもよい。その場合には、ハブの凹部及び円環部材の当接部の数を、規制部の数と同一に構成すればよい。
また、実施形態は、凹部として、切欠溝12を用いた例であるが、本発明の凹部はこれに限らず、同期部材側に向かって開放され、回転軸の軸線方向に沿って延びる2つの壁部を有するものであればよい。例えば、凹部として、切欠溝12の駆動ギヤ4と反対側の部分が、2つの壁部12a,12a間に延びる壁部によって閉鎖されている形状のものを用いてもよい。
さらに、実施形態のシンクロ装置1において、シンクロスプリング40とブロッキングリング30との間の衝突音が発生するのをより効果的に抑制するために、図10〜12に示すように、3つの摩擦部材50をシンクロスプリング40に取り付けてもよい。なお、図10〜12においては、一部を除いて実施形態のシンクロ装置1と同様に構成されているので、以下、同じ構成については、同じ符号を付すとともに、その説明は省略する。
この摩擦部材50は、合成樹脂製の板状のものであり、ブロッキングリング30との間の摩擦係数が、シンクロスプリング40とブロッキングリング30との間よりも大きい特性を有している。
この摩擦部材50の外周面には溝51が形成されており、摩擦部材50は、この溝51内にシンクロスプリング40の当接部42を挟持した状態で、当接部42に接着されている。それにより、摩擦部材50はシンクロスプリング40に固定されている。また、この摩擦部材50の場合、規制突起33の段部33bとの間の接触面積は、実施形態の当接部42と段部33bとの間の接触面積よりも大きく設定されている。
以上のような摩擦部材50を用いた場合、実施形態のシンクロ装置1と比べて、段部33bとの間の接触面積及び摩擦係数をいずれもを高めることができることで、シンクロスプリング40の付勢力に起因して発生する摩擦力をより向上させることができる。それにより、シンクロ装置1がニュートラル状態にある場合において、エンジントルク変動が発生したときでも、ブロッキングリング30がシンクロスプリング40に当接するのをより効果的に抑制でき、衝突音の発生をより効果的に抑制することができる。
また、摩擦部材50が合成樹脂で構成されているので、これを安価かつ容易に製造することができるとともに、そのような安価な摩擦部材50を用いながら、上記の作用効果を得ることができる。以上により、商品性をより一層、向上させることができる。
1 シンクロ装置
2 手動変速機(変速機)
3 回転軸
4 駆動ギヤ(変速ギヤ)
7 シフトフォーク(押圧部材)
10 ハブ
12 切欠溝(凹部)
12a 壁部
20 スリーブ
30 ブロッキングリング(同期部材)
33a 規制部
40 シンクロスプリング(円環部材)
41 基部
42 当接部
42a 係止部
42b 連続部
50 摩擦部材

Claims (4)

  1. 互いに同一の軸線回りに相対回転自在の回転軸及び変速ギヤを有する変速機に設けられ、当該回転軸及び当該変速ギヤを互いに同期させながら連結する同期連結動作を行うシンクロ装置であって、
    前記回転軸と一体かつ同心に回転するハブと、
    当該ハブ上に設けられ、前記ハブと一体に回転するとともに、前記変速ギヤと係合することにより当該変速ギヤを前記回転軸に連結する所定の連結位置と、当該連結を解除する所定の解除位置との間で前記回転軸の軸線方向に摺動自在のスリーブと、
    前記同期連結動作の際に前記スリーブを押圧することにより、当該スリーブを前記所定の解除位置から前記所定の連結位置まで摺動させる押圧部材と、
    前記ハブと同心かつ相対回転可能に設けられ、前記変速ギヤ側に押圧されることにより前記変速ギヤと互いに同期する同期部材と、
    当該同期部材と前記ハブとの間に設けられ、前記スリーブが前記所定の解除位置から前記所定の連結位置側に向かって摺動したときに、前記スリーブによって前記同期部材側に押圧されることにより、前記同期部材と前記変速ギヤとを互いに同期させる円環状の円環部材と、を備え、
    前記ハブの前記同期部材側の端部には、前記同期部材側に向かって開放され、前記軸線方向に沿って延びる2つの壁部を有する凹部が形成されており、
    前記円環部材は、前記同期部材の外周面に沿って周方向に延びる円弧状の基部と、前記同期部材の外周面に当接する当接部とを一体に有しており、当該当接部は、前記基部から折れ曲がって前記軸線方向の前記ハブ側に延び、前記ハブの前記凹部の前記2つの壁部にそれぞれ係止される2つの係止部と、当該2つの係止部の先端部間に延びる連続部とを一体に有しており、
    前記同期部材は、前記ハブの前記凹部内に臨むように配置され、前記ハブに対して相対回転するときに、前記円環部材の前記2つの係止部に当接することによって、当該相対回転を所定範囲内に規制する規制部を有していることを特徴とするシンクロ装置。
  2. 前記円環部材は弾性変形可能に構成され、
    前記円環部材の前記基部は、前記同期部材の外周面に対して半径方向に所定の間隔を存するように配置されており、
    前記円環部材の前記当接部は、前記同期部材の外周面に当接しており、
    前記スリーブは、前記所定の解除位置から前記所定の連結位置側に向かって摺動する際、前記円環部材を前記同期部材側に押圧した後、前記円環部材の前記基部のみを半径方向の内側に向かって所定期間、押圧するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシンクロ装置。
  3. 前記円環部材の前記当接部に取り付けられ、前記同期部材の外周面との間の摩擦抵抗係数が、前記当接部と前記同期部材の外周面との間の摩擦抵抗係数よりも大きい特性を有する摩擦部材をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のシンクロ装置。
  4. 前記摩擦部材は、合成樹脂で構成され、
    前記円環部材の当接部は、当該摩擦部材を介して前記同期部材の外周面に当接していることを特徴とする請求項3に記載のシンクロ装置。
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