JP6309309B2 - 磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイル - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイル Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイルに関する。
磁気共鳴イメージングは、静磁場中に置かれた被検体の原子核スピンを、そのラーモア(Larmor)周波数のRF(Radio Frequency)パルスで磁気的に励起し、励起に伴い発生する磁気共鳴信号のデータから画像を生成する撮像法である。
この磁気共鳴イメージングにおいては、静磁場の均一性が要求されるため、静磁場の不均一性を補正するためのシミングが行われる。シミングは、パッシブシミング/アクティブシミング等と称される手法に大別される。従来、パッシブシミングは、シムトレイ等と呼ばれる長いトレイ型のシム収納部を用いて行われる。具体的には、シムトレイは、長手方向に複数のポケットを有し、各ポケットに適宜鉄シムが収納される。そして、このシムトレイが、円筒の長軸方向に沿って架台装置に挿入される。
この挿入作業において、シムトレイにかかる静磁場の吸引力は、最大で50kgf(キログラム重)程度に至る。このため、従来シムトレイを架台装置に挿入する作業を行う際には、その都度静磁場を減磁しているが、減磁は、時間がかかる上に、ヘリウムガスを消費することにもなり、作業の効率が低下していた。
特開2012−115474号公報
本発明が解決しようとする課題は、シミングの作業の効率を向上することができる磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイルを提供することである。
実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置は、静磁場磁石と、傾斜磁場コイルと、シム収納部とを備える。静磁場磁石は、略円筒内部の空間に静磁場を発生する。傾斜磁場コイルは、前記静磁場磁石の内側に配置され、傾斜磁場を発生する。シム収納部は、金属シムを収納可能である。前記シム収納部は、該シム収納部に対して加わる励磁下における前記静磁場の吸引力が所定の閾値より小さくなる形状に形成される。
図1は、第1の実施形態に係るMRI装置の構成を示す機能ブロック図。 図2は、第1の実施形態に係る傾斜磁場コイルの構造を示す斜視図。 図3は、第1の実施形態におけるシムポケットを説明するための図。 図4は、第1の実施形態におけるシムポケットを説明するための図。 図5は、第1の実施形態において傾斜磁場コイルに挿入されたシムポケットを説明するための図。 図6Aは、第1の実施形態におけるシムポケット挿入ガイドの蓋を示す図。 図6Bは、第1の実施形態におけるシムポケット挿入ガイドの蓋を示す図。 図7Aは、第1の実施形態におけるシムポケット挿入ガイドの蓋を示す図。 図7Bは、第1の実施形態におけるシムポケット挿入ガイドの蓋を示す図。 図7Cは、第1の実施形態におけるシムポケット挿入ガイドの蓋を示す図。 図8は、第1の実施形態におけるシミングの作業フローを説明するための図。 図9Aは、第2の実施形態におけるシムポケット挿入ガイドを示す図。 図9Bは、第2の実施形態におけるシムポケット挿入ガイドを示す図。 図10は、第2の実施形態において傾斜磁場コイルに挿入されたシムポケットを説明するための図。 図11は、その他の実施形態における連結可能なシムポケットを示す図。 図12は、その他の実施形態におけるシム収納部を説明するための図。 図13は、その他の実施形態におけるシム収納部を説明するための図。 図14は、その他の実施形態におけるシム収納部を説明するための図。 図15Aは、その他の実施形態におけるシム挿入部を説明するための図。 図15Bは、その他の実施形態におけるシム挿入部を説明するための図。 図16Aは、その他の実施形態におけるシム挿入部を説明するための図。 図16Bは、その他の実施形態におけるシム挿入部を説明するための図。
以下、図面を参照しながら、実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置(以下、適宜「MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置」)及び傾斜磁場コイルを説明する。なお、実施形態は、以下の実施形態に限られるものではない。また、各実施形態において説明する内容は、原則として、他の実施形態においても同様に適用することができる。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るMRI装置100の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、MRI装置100は、静磁場磁石101と、静磁場電源102と、傾斜磁場コイル103と、傾斜磁場電源104と、RFコイル105と、送信部106と、受信部107と、寝台108と、シーケンス制御部120と、計算機130とを備える。なお、MRI装置100に、被検体P(例えば、人体)は含まれない。また、図1に示す構成は一例に過ぎない。各部は、適宜統合若しくは分離して構成されてもよい。
静磁場磁石101は、中空の円筒形状に形成された磁石であり、略円筒(楕円を含む)内部の空間に、静磁場を発生する。静磁場磁石101は、例えば、超伝導磁石等であり、静磁場電源102から電流の供給を受けて励磁する。静磁場電源102は、静磁場磁石101に電流を供給する。なお、静磁場磁石101は、永久磁石でもよく、この場合、MRI装置100は、静磁場電源102を備えなくてもよい。また、静磁場電源102は、MRI装置100とは別に備えられてもよい。
傾斜磁場コイル103は、静磁場磁石101の内側に配置され、中空の略円筒形状に形成されたコイルである。傾斜磁場コイル103は、傾斜磁場電源104から電流の供給を受けて傾斜磁場を発生する。なお、傾斜磁場コイル103については、後に詳述する。傾斜磁場電源104は、傾斜磁場コイル103に電流を供給する。
RFコイル105は、傾斜磁場コイル103の内側に配置され、送信部106からRFパルスの供給を受けて高周波磁場を発生する。また、RFコイル105は、高周波磁場の影響によって被検体Pから発せられる磁気共鳴信号(以下、適宜「MR(Magnetic Resonance)信号」)を受信し、受信したMR信号を受信部107に出力する。
なお、上述したRFコイル105は一例に過ぎない。RFコイル105は、送信機能のみを備えたコイル、受信機能のみを備えたコイル、若しくは送受信機能を備えたコイルのうち、1つ若しくは複数を組み合わせることによって構成されればよい。
送信部106は、対象とする原子の種類及び磁場強度で定まるラーモア周波数に対応するRFパルスをRFコイル105に供給する。受信部107は、RFコイル105から出力されるMR信号を検出し、検出したMR信号に基づいてMRデータを生成する。具体的には、受信部107は、RFコイル105から出力されるMR信号をデジタル変換することによってMRデータを生成する。また、受信部107は、生成したMRデータをシーケンス制御部120に送る。なお、受信部107は、静磁場磁石101や、傾斜磁場コイル103等を備える架台装置側に備えられてもよい。
寝台108は、被検体Pが載置される天板を備える。図1においては、説明の便宜上、この天板のみを図示する。通常、寝台108は、静磁場磁石101の円筒の中心軸と長手方向が平行になるように設置される。また、天板は、長手方向及び上下方向に移動可能であり、被検体Pが載置された状態で、RFコイル105の内側の略円筒内部の空間に挿入される。なお、この略円筒内部の空間を「ボア」等と称する場合がある。
シーケンス制御部120は、計算機130から送信されるシーケンス情報に基づいて、傾斜磁場電源104、送信部106、及び受信部107を駆動することによって、被検体Pの撮像を行う。ここで、シーケンス情報は、撮像を行う手順を定義した情報である。シーケンス情報には、傾斜磁場電源104が傾斜磁場コイル103に供給する電流の強さや電流を供給するタイミング、送信部106がRFコイル105に供給するRFパルスの強さやRFパルスを印加するタイミング、受信部107がMR信号を検出するタイミング等が定義される。
例えば、シーケンス制御部120は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の電子回路である。
なお、シーケンス制御部120は、傾斜磁場電源104、送信部106、及び受信部107を駆動して被検体Pを撮像した結果、受信部107からMRデータを受信すると、受信したMRデータを計算機130に転送する。
計算機130は、MRI装置100の全体制御を行う。また、計算機130は、シーケンス制御部120から転送されたMRデータに、フーリエ変換等の再構成処理を施すことで、MR画像の生成等を行う。例えば、計算機130は、制御部、記憶部、入力部、表示部を備える。制御部は、ASIC、FPGA等の集積回路、CPU、MPU等の電子回路である。記憶部は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等である。入力部は、マウスやトラックボール等のポインティングデバイス、モード切替スイッチ等の選択デバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスである。表示部は、液晶表示器等の表示デバイスである。
図2は、第1の実施形態に係る傾斜磁場コイル103の構造を示す斜視図である。ここで、第1の実施形態において、傾斜磁場コイル103は、ASGC(Actively Shielded Gradient Coil)であり、傾斜磁場を発生するメインコイル103aと、漏洩磁場を打ち消すシールド用の磁場を発生するシールドコイル103bとを有する。図2に示すように、傾斜磁場コイル103においては、略円筒内部の空間からの距離が近い内側から順に、メインコイル103aと、冷却管が配管される冷却層103dと、鉄シムが配置されるシム層103cと、冷却管が配管される冷却層103eと、シールドコイル103bとが、積層される。
シム層103cには、複数本分(例えば24本分)のシムポケット挿入ガイド103fが形成される。シムポケット挿入ガイド103fは、典型的には、図2に示すように、傾斜磁場コイル103の長軸方向全長に亘って貫通する穴であり、円周方向に等間隔に形成される。また、傾斜磁場コイル103の端面(シム層103c)には、このシムポケット挿入ガイド103fの挿入口が、複数箇所、設けられる。シムポケット(図2において図示を省略)は、シムポケット挿入ガイド103f内において、長軸方向に複数個(例えば15個)並べて配置される。なお、シムポケットについては、後に詳述する。
冷却層103d及び冷却層103eには、典型的には、略円筒形状に沿って螺旋状に冷却管が配管される(図2において図示を省略)。図1において図示を省略したが、第1の実施形態に係るMRI装置100は、熱交換器や循環ポンプを有する冷却装置を更に備え、この冷却装置が、冷却管に水等の冷媒を循環させることで、傾斜磁場コイル103を冷却する。このように、MRI装置100の冷却系は、鉄シムを挟むように、傾斜磁場コイル103の中間層に配管されている。
図3及び図4は、第1の実施形態におけるシムポケット110を説明するための図である。第1の実施形態において、鉄シム111は、長手方向に複数のポケットを有するトレイ型のシムトレイに収納されるのではなく、図3に示すような、シムポケット110に収納される。シムポケット110は、図3に示すように、鉄シム111を積層して収納可能な箱型の収納部である。なお、図3においては、3枚の鉄シムが収納された様子を示す。また、図3及び図4に示すシムポケット110は、一例に過ぎず、鉄シムを収納可能な比較的小型の収納部であれば、その形態は適宜変更可能である。
この箱型のシムポケット110は、静磁場磁石の励磁下、且つ、鉄シム111が積層された状態において、シムポケット110にかかる静磁場の吸引力が所定の閾値よりも小さくなるような大きさで形成される。典型的には、シムポケット110は、従来のシムトレイをポケット単位で分割した程度の大きさで形成されればよい。なお、シムポケット110の大きさはこれに限られるものではない。後述するように、静磁場磁石の励磁下において、シムポケット挿入ガイド103fへの挿入作業が可能な程度の大きさであればよく、その大きさを決めるための吸引力の閾値は、シムポケットの設計時等に適宜決定されればよい。
なお、図4は、シムポケット110の断面図であり、シムポケット110に蓋112を被せた様子を示す。静磁場磁石の励磁下では、静磁場の吸引力によって、シムポケット110の隙間から鉄シム111がすり抜けてしまうおそれがある。このため、シムポケット110には、何らかの手法で蓋を被せることが望ましい。更に、図4に示すように、シムポケット110に収納された鉄シム111の枚数が少ない場合には、撮像中、鉄シム111が動いてしまい、ノイズになるおそれがある。このため、例えば、シムポケット110には、図4に示すように、鉄シムを押さえる機構113を設けることが望ましい。
さて、作業者は、適宜鉄シムが収納された個々のシムポケット110を、ひとつずつ、シムポケット挿入ガイド103fに挿入する。上述したように、シムポケット110は、シムポケット110にかかる静磁場の吸引力が所定の閾値よりも小さくなるような大きさで形成されている。このため、静磁場磁石の励磁下において、個々のシムポケット110には大きな吸引力が発生しない。よって、このシムポケット110をシムポケット挿入ガイド103fに挿入する作業が行われる際に、静磁場をその都度減磁する必要がない。言い換えると、静磁場磁石の励磁下において、シムポケット110の挿入作業をそのまま継続することができる。
図5は、第1の実施形態において傾斜磁場コイル103に挿入されたシムポケット110を説明するための図である。図5は、傾斜磁場コイル103のシム層103cの断面図であり、長軸方向全長に亘って貫通するシムポケット挿入ガイド103f内に、シムポケット110が並べて挿入されている様子を示す。なお、図5においては、説明の便宜上、3パターンによる区別がなされている。パターン110aは、シムポケット110ではなく、シムポケット110に替えてシムポケット挿入ガイド103fの両端に配置される蓋を示す。パターン110bは、鉄シムが収納されていない空のシムポケット110を示す。パターン110cは、鉄シムが収納されているシムポケット110を示す。
第1の実施形態において、シムポケット110は、シムポケット挿入ガイド103f内に、例えば15個並べて挿入される。また、その両端には蓋が配置される。例えば、作業者は、シムポケット挿入ガイド103fの両端に形成された一方の挿入口から、シムポケット110をひとつずつ押し入れていく。この場合、シムポケット110の挿入を行う挿入口の反対側の挿入口については、予め蓋をしておけばよい。そして、作業者は、順次、次のシムポケット110によって、前に挿入されたシムポケット110を奥に押し入れていくことで、やがて、15個分、全てのシムポケット110の挿入を終える。そして、最後に、シムポケット110の挿入を行った挿入口に、蓋をする。
また、第1の実施形態において、例えば、作業者は、シムポケット挿入ガイド103fの両端に形成された2つの挿入口双方から、シムポケット110を挿入することも可能である。
図6A、図6B、図7A、図7B及び図7Cは、第1の実施形態におけるシムポケット挿入ガイド103fの蓋を示す図である。作業者は、シムポケット挿入ガイド103fの両端に形成された2つの挿入口に対して何らかの手法で蓋をする必要がある。ここで、上述したように、第1の実施形態において、作業者は、シムポケット挿入ガイド103fの両端に形成された2つの挿入口双方からシムポケット110を挿入することも可能であるので、この両端に配置される蓋については、接着剤等で固定するよりも、簡易に取り外し可能な機構で形成されることが望ましい。
例えば、図6A及び図6Bに示すように、シムポケット挿入ガイド103fの蓋は、簡単なネジ止め機構によって形成されてもよい。図6A及び図6Bは、図5に示すシムポケット挿入ガイド103fの右端部を拡大して示す図であり、図6Aは断面図であり、図6Bは斜視図である。
また、例えば、図7A〜図7Cに示すような機構でもよい。同じく図7A〜図7Cは、図5に示すシムポケット挿入ガイド103fの右端部を拡大して示す図であり、図7Aは断面図であり、図7Bは斜視図であり(但し、蓋は挿入されていない)、図7Cは蓋そのものである。図7A〜図7Cに示すように、例えば、シムポケット挿入ガイド103f側に穴110fが空いており、一方、蓋に凸部110eが形成されていて、この蓋がシムポケット挿入ガイド103fに挿入されることで、凸部110eが穴110fに嵌合する仕組みとしてもよい。この場合、例えば、蓋には、図7Cに示すような切り込みを入れ、凸部110eを含む一部が下方向に押し込み可能なように構成する。蓋をシムポケット挿入ガイド103fに挿入すると、この切り込みによって凸部110eを含む一部が下方向に押し込まれ、やがてシムポケット挿入ガイド103f側に形成された穴110fに到達すると、凸部11eが穴110fに嵌合して、凸部110eを含む一部が上方向に戻る仕組みである。
なお、図6A、図6B、図7A、図7B及び図7Cを用いて説明した蓋の構成は、一例に過ぎず、適宜変更することが可能である。また、蓋の替わりに、シムポケット110自体に、簡易に取り外し可能な機構を形成し、シムポケット挿入ガイド103fの両端若しくは一端を、シムポケット110自体で蓋をしてもよい。更に、例えば、シムポケット挿入ガイド103fの両端に形成された一方の挿入口からのみシムポケット110が挿入される環境等においては、シムポケット挿入ガイド103fの蓋を接着剤等で固着してもよい。
図8は、第1の実施形態におけるシミングの作業フローを説明するための図である。図8では、傾斜磁場コイル103に形成されたシムポケット挿入ガイド103fに、シムポケット110を挿入する作業のフローを示す。かかる作業は、通常、MRI装置100の設置時等に実施される。
図8に示すように、まず、静磁場電源102から電流が供給され、静磁場磁石101が励磁される(ステップS01)。続いて、作業者は、フィールドカメラ等と呼ばれる測定装置を用いて、磁場の状態を測定する(ステップS02)。
この測定結果が、計算機130、若しくは、作業者が持参したコンピュータ等に入力されると、コンピュータは、鉄シムの配置に関するシミュレーション結果を出力する(ステップS03)。例えば、コンピュータは、「24本形成されているシムポケット挿入ガイド103fのうち、何番のシムポケット挿入ガイド103fのどの位置に配置されるシムポケット110に、どのような鉄シムを何枚入れて下さい」といった趣旨のシミュレーション結果を出力する。
すると、作業者は、シミュレーション結果に従って各シムポケット110を配置する(ステップS04)。即ち、作業者は、シムポケット110に、指示された枚数の鉄シムを収納し、鉄シムを収納したシムポケット110を、指示されたシムポケット挿入ガイド103fに、指示された順番で挿入していく。
例えば、24本分、且つ、15個分のシムポケット110の挿入作業を完了すると、作業者は、再び、磁場の状態を測定する(ステップS05)。この測定結果がコンピュータ等に入力されると、コンピュータは、静磁場の均一性が、予め定めた許容範囲内であるか否かを判定する(ステップS06)。そして、許容範囲内であれば(ステップS06,Yes)、シムポケット110の挿入作業はこれで完了する。
一方、許容範囲外であれば(ステップS06,No)、コンピュータは、再び、鉄シムの適正配置に関するシミュレーション結果を出力するので(ステップS07)、作業者は、再出力されたシミュレーション結果に従って、各シムポケット110を再配置する(ステップS08)。なお、この再配置は、通常、全ての配置をやり直すのではなく、静磁場の均一性を適正状態に到達させるための微調整として、一部のシムポケット110の配置のやり直しとして行われることが多い。
こうして、ステップS05からステップS08の処理が適宜繰り返され、多いときには4〜5回程度繰り返されて、ようやく静磁場の均一性が許容範囲内に収まり、シムポケット110の挿入作業が完了する。
上述してきたように、第1の実施形態によれば、作業者によって取り扱われるシム収納部が、長いトレイ型のシムトレイではなく、箱型のシムポケット110であり、静磁場磁石101の励磁下において、シムポケット110にかかる静磁場の吸引力は小さい。よって、作業者は、従来静磁場の励磁・減磁を繰り返しながら行っていた挿入の作業を、静磁場を減磁することなく行うことができ、シミングの作業の効率を向上することができる。
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態を説明する。図9A及び図9Bは、第2の実施形態におけるシムポケット挿入ガイド103f´を示す図である。図9A及び図9Bに示すように、第2の実施形態において、シムポケット挿入ガイド103f´は、上下2段の複数段に分かれて形成される。図9Aは、傾斜磁場コイル103のシム層103cを正面からみた図であり、図9Bは、シムポケット挿入ガイド103f´を正面からみた図である。図9Bに示すように、シムポケット挿入ガイド103f´は、比較的大きい第1段と、第1段に比較して小さい第2段とに分かれて形成される。
ここで、例えば、図9Bに示す第1段のように、シムポケット挿入ガイド103f´は、内壁側に、凹部103h及び凸部103gを有する。この凹部103hや凸部103gは、典型的には、長軸方向の略全長に亘って形成されるが、実施形態はこれに限られるものではなく、長軸方向に亘り点在するように形成されてもよい。このようにシムポケット挿入ガイド103f´の内壁に凹部103h及び凸部103gが形成された場合、例えば、シムポケット110は、蓋112の部分が凸部103gに接触するように、シムポケット挿入ガイド103f´に挿入される。この場合、シムポケット挿入ガイド103f´内におけるシムポケット110の振動を軽減することができるとともに、凹部103hとシムポケット110との間に形成された空気層が、断熱層としての役割を果たし、鉄シム111の温度の変化を抑制することが可能である。なお、図9Bに示す凹部103h及び凸部103gは一例に過ぎない。例えば、凸部103gが、円周方向に2箇所以上設けられ、それに応じた数だけ凹部103hが設けられてもよい。
図10は、第2の実施形態において傾斜磁場コイル103に挿入されたシムポケット110を説明するための図である。図10は、傾斜磁場コイル103のシム層103cの断面図であり、長軸方向全長に亘って貫通するシムポケット挿入ガイド103f´の上下段それぞれに、シムポケット110が並べて挿入されている様子を示す。なお、図10における3パターンの区別は、図5における区別と同じ意味を有する。また、図10においては、上下段それぞれの大きさを同じものとして描いたが、実施形態はこれに限られるものではなく、例えば、上の第1段に挿入されるシムポケット110に比較して、下の第2段に挿入されるシムポケット110の大きさが小さく、また、挿入される数が多い等、適宜変更が可能である。あるいは反対に、下の第2段に挿入されるシムポケット110の大きさが大きく、また、挿入される数が少なくてもよい。
即ち、まず、このようにシムポケット110が挿入される空間を複数に分けることで、1つのシムポケット110に収納される鉄シム111の量を減らすことができ、結果として、シムポケット110ひとつにかかる吸引力を更に低減することができる。
また、例えば、複数段の間に、メイン及びサブといった役割の分担を定めることで、再配置の効率を更に向上することも可能である。即ち、例えば、図8を用いて説明した作業のフローにおいて、1回目のシミュレーション(ステップS04)では、メインの第1段にのみ配置することを前提としたシミュレーション結果を出力し、その後の微調整の段階(ステップS05以降)では、サブの第2段に更に補助的に配置することを前提としたシミュレーション結果を出力する。このようにすることで、一旦挿入したシムポケット110を取り出すことなく微調整を行っていくことが可能になり、作業の効率は更に向上すると考えられる。
なお、第1の実施形態においては、各段の大きさが異なる例を説明したが、実施形態はこれに限られるものではなく、例えば、上下段の大きさは、同じでもよい。また、2段に限られず、3段以上の複数段に分かれていてもよいし、上下に限られず、左右に分かれていてもよい。
(その他の実施形態)
実施形態は、上述した実施形態に限られるものではない。
図11は、その他の実施形態における連結可能なシムポケットを示す図である。上述した実施形態において説明したように、シムポケット挿入ガイドには、鉄シムが収納されていない空のシムポケットと、鉄シムが収納されているシムポケットとが、組み合わされて収納される場合がある。また、例えば、収納されている鉄シムの量が少ないシムポケットも存在し得る。そこで、例えば、図11に示すように、シムポケットに、シムポケット同士を簡単に連結可能な機構を形成してもよい。例えば、シムポケットは、図11に示すように、各側面それぞれに、凸部及び凹部を有し、凸部又は凹部によって隣り合う他のシムポケットと連結可能である。なお、図11においては、説明の便宜上、凸部若しくは凹部のみを示しているが、シムポケットは、その両方を有し、隣り合う前後のシムポケットと連結する。
なお、このような連結を行う場合には、コンピュータ側で行うシミュレーション結果においても、どのシムポケットまでを連結することが可能であるか、連結状態のシムポケット群にかかる吸引力にも鑑みたシミュレーション結果を提示することが望ましい。作業者は、かかるシミュレーション結果に従って、許容されたシムポケット群を連結することができる。
次に、図12〜図14は、その他の実施形態におけるシム収納部を説明するための図であり、図15A、図15B、図16A、及び図16Bは、その他の実施形態におけるシム挿入部を説明するための図である。上述してきた実施形態をまとめると、いずれの場合も、シム収納部(例えば、シムポケット110)は、静磁場の吸引力を低減する形状に、形成されていた。ところで、この「シム収納部に対して加わる静磁場の吸引力を低減する形状」を実現する手法としては、大きく、シム収納部自体に対して工夫を行う第1の手法、シム収納部が挿入されるシム挿入部自体に対して工夫を行う第2の手法、及び、これらの組合せの手法が考えられる。以下では、図12〜図16Bを用いて、第1の手法及び第2の手法をそれぞれ説明する。
まず、第1の手法を説明する。これまで説明してきたように、傾斜磁場コイル103の端面には、長軸方向全長に亘って貫通するシム挿入部の挿入口が、複数箇所、設けられており、シム収納部は、シム挿入部内に挿入口から挿入されるものである。例えば、図12に示すように、シム収納部210は、1つのシム挿入部203fに対して、略円筒の長軸方向に複数個並べて配置される。第1の実施形態で説明した典型的なシムポケット110が、この態様に該当する。なお、図12では、シム収納部210が、長軸方向に5個以上並べて配置される例を示すが、実施形態はこれに限られるものではない。長軸方向に並べて配置されるシム収納部210の数は、例えば、2個でもよい。即ち、数は任意である。また、第1の実施形態で説明したシムポケット110が複数個予め連結されたものが、長軸方向に、更に複数個並べて配置されてもよい。また、シム挿入部203fやシム収納部210の形状は、図12に示すような矩形に限られるものではなく、例えば、円柱型のシム挿入部203fに、円柱型のシム収納部210が挿入されてもよい。
また、図13を用いて、第1の手法の別例を説明すると、例えば、図13に示すように、シム収納部310は、1つのシム挿入部303fに対して、略円筒の円周方向に複数列並べて配置される。例えば、長手方向に複数のポケットを有するシムトレイ型のシム収納部310が考えられる。円周方向に分割されることで、1つのシム収納部310に対する静磁場の吸引力は、低減される。
更に、図14を用いて、第1の手法の別例を説明すると、例えば、図14に示すように、シム収納部410は、1つのシム挿入部403fに対して、略円筒の径方向に複数列並べて配置される。例えば、長手方向に複数のポケットを有するシムトレイ型のシム収納部410が考えられる。径方向に分割されることで、1つのシム収納部410に対する静磁場の吸引力は、低減される。
なお、図12、図13、図14に示したそれぞれの手法は、適宜組み合わせることができる。例えば、図12では、長軸方向に複数個並べて配置する手法を示し、図13では、円周方向に複数列並べて配置する手法を示したが、これらを組み合わせて、シム収納部は、円周方向に複数列並べて配置しつつ、長軸方向にも複数個並べて配置してもよい。同様に、シム収納部は、径方向に複数列並べて配置しつつ、長軸方向にも複数個並べて配置してもよい。あるいは、シム収納部は、円周方向及び径方向に複数列並べて配置しつつ、長軸方向にも複数個並べて配置してもよい。複数の手法を必要に応じて組み合わせたり、また、並列配置する個数を調整することで、より微調整に適した態様にすることもできる。長軸方向の両端に形成された2つの挿入口のうち、メンテナンス時には、一方の挿入口のみを開閉して調整を行う場合、典型的には、その一方の挿入口から挿入可能なシム収納部1つ分の大きさが小さければ小さいほど、微調整はし易いと言える。
次に、第2の手法を説明する。これまで説明してきたように、傾斜磁場コイル103の端面には、長軸方向全長に亘って貫通するシム挿入部の挿入口が、複数箇所、設けられており、シム収納部は、シム挿入部内に挿入口から挿入されるものである。ここで、第2の手法では、円周方向に点在する各箇所において、それぞれ、一群のシム挿入部の挿入口が設けられる。第2の実施形態で説明した、上下2段の複数段に分かれて形成されたシムポケット挿入ガイド103f´も、この一例に該当する。
ここでは、他の例を挙げて説明すると、例えば、図15Aに示すように、シム挿入部503fは、上下左右それぞれ2個ずつ、合計4つのシム挿入部503fがまとめられた、一群のシム挿入部503fである。図15Bに示すように、円周方向に点在する複数箇所のうち、各箇所において、この一群のシム挿入部503fの挿入口が設けられる。1つのシム挿入部503fの大きさは小さくなるので、このシム挿入部503fの大きさに合わせて形成されるシム収納部310に対する静磁場の吸引力も、低減されると考えられる。
なお、図15A及び図15Bでは、4つのシム挿入部503fがまとめて配置される例を示すが、実施形態はこれに限られるものではない。まとめて配置されるシム挿入部503fの数は、任意である。また、シム挿入部203fの形状は、図15Aに示すような矩形に限られるものではなく、例えば、円柱型のシム挿入部503fであってもよい。
また、例えば、図16A及び図16Bに示すように、シム挿入部603fは、メインのシム挿入部603fを中心に、周囲にサブのシム挿入部603fが取り囲むといった態様のものでもよい。この場合も、実施形態はこれに限られるものではない。必ずしも、メインとサブといった役割分担はなくてもよいし、まとめて配置されるシム挿入部603fの数は、任意である。また、シム挿入部603fの形状は、図16Aに示すような矩形に限られるものではなく、例えば、円柱型のシム挿入部603fであってもよい。
また、第1の手法と、第2の手法とは、適宜組み合わせることができる。例えば、第2の手法で説明した一群のシム挿入部のうちの1つのシム挿入部に対して、シム収納部を、長軸方向に複数個並べて配置したり、円周方向や径方向に複数列並べて配置することができる。更に、上述した実施形態において、シム挿入部の挿入口の蓋を形成する手法や、シム収納部の連結の手法等を説明してきたが、いずれも、図12〜図16Bを用いて説明した内容に適用することが可能である。
以上述べた少なくともひとつの実施形態の磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイルによれば、シミングの作業の効率を向上することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 MRI装置
103 傾斜磁場コイル
103f シムポケット挿入ガイド
110 シムポケット
111 鉄シム

Claims (12)

  1. 略円筒内部の空間に静磁場を発生する静磁場磁石と、
    前記静磁場磁石の内側に配置され、傾斜磁場を発生する傾斜磁場コイルと、
    金属シムを収納可能なシム収納部と
    を備え、
    前記シム収納部は、該シム収納部に対して加わる励磁下における前記静磁場の吸引力が所定の閾値より小さくなる形状に形成される、磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記傾斜磁場コイルの端面には、長軸方向全長に亘って貫通するシム挿入部の挿入口が、複数箇所、設けられており、
    前記シム収納部は、前記シム挿入部内に前記挿入口から挿入されるものであり、1つのシム挿入部に対して、前記略円筒の長軸方向に複数個並べて配置される、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記傾斜磁場コイルの端面には、長軸方向全長に亘って貫通するシム挿入部の挿入口が、複数箇所、設けられており、
    前記シム収納部は、前記シム挿入部内に前記挿入口から挿入されるものであり、1つのシム挿入部に対して、前記略円筒の円周方向及び径方向のうち少なくとも一方に複数列並べて配置される、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記シム収納部は、長軸方向全長に亘って貫通するシム挿入部内に挿入されるものであって、
    前記シム挿入部は、長軸方向の両端に形成された2つの挿入口双方から前記シム収納部の挿入が可能である、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記シム収納部は、長軸方向全長に亘って貫通するシム挿入部内に挿入されるものであって、
    前記シム挿入部は、長軸方向の端部に配置されるシム収納部、又は、シム収納部に替えて配置される蓋部を、簡易に取り外し可能な機構を有する、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記シム収納部は、各側面に、凸部と凹部とを有し、前記凸部又は前記凹部によって他のシム収納部と連結可能である、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記傾斜磁場コイルの端面には、長軸方向全長に亘って貫通するシム挿入部の挿入口が、円周方向に点在する複数箇所に設けられ、且つ、各箇所においては、一群のシム挿入部の挿入口が設けられる、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記シム収納部は、複数の段に分かれて形成されたシム挿入部の各段に挿入可能である、請求項7に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記シム挿入部は、第1段と、前記第1段に比較して小さい第2段とに分かれて形成される、請求項8に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 前記シム挿入部は、内壁側に、凹部及び凸部を有し、
    前記シム収納部は、前記凸部に接触するように、前記シム挿入部に挿入される、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  11. 略円筒内部の空間に静磁場を発生する静磁場磁石と、
    前記静磁場磁石の内側に配置され、傾斜磁場を発生する傾斜磁場コイルと、
    金属シムを収納可能なシム収納部と
    を備え、
    前記傾斜磁場コイルの端面には、長軸方向全長に亘って貫通するシム挿入部の挿入口が、円周方向に点在する複数箇所に設けられ、且つ、各箇所においては、それぞれ、一群のシム挿入部の挿入口が設けられ、
    前記シム収納部は、前記シム挿入部内に前記挿入口から挿入される、磁気共鳴イメージング装置。
  12. 金属シムを収納可能なシム収納部を備え、
    前記シム収納部は、該シム収納部に対して加わる励磁下における磁場の吸引力が所定の閾値より小さくなる形状に形成される、傾斜磁場コイル。
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