JP6377296B1 - 磁気共鳴撮像装置用静磁場調整器具及び超電導マグネット - Google Patents

磁気共鳴撮像装置用静磁場調整器具及び超電導マグネット Download PDF

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Abstract

MRI用静磁場調整器具(150)は、シムトレイ(152)、底部スペーサー(157)及び磁性体シム(154)を備える。シムトレイ(152)は、MRIに装着され、シムポケット(153)が設けられている。底部スペーサーは、シムポケット(153)の底面に接するようにシムポケット(153)に収納され、非磁性体から成る。磁性体シム(154)は、シムポケット(153)の底面との間に底部スペーサー(157)を挟んでシムポケット(153)に収納され、磁性体から成る。

Description

本発明は、主として磁気共鳴撮像装置の撮像領域に形成される静磁場を調整する器具、及びこれを備える超電導マグネットに関するものである。
静磁場磁石を用いた磁気共鳴撮像装置(以下で、MRIと称す)の設置に際しては、そのMRIの撮像領域における静磁場が均一性の高いものとなるように、特許文献1に記載のような静磁場の調整(以下、シミングと称す)が行われる。シミングでは、シムと呼ばれる長方形状の磁性体から成る板状の部材を、複数の凹部が設けられたトレイの当該凹部に収納する。そして、シムが収納されたトレイをMRIに装着する。これにより、撮像領域における静磁場が、MRIにおいて必要とされる程度に、均一な状態に調整される。
特開2008−289703号公報
ところで、シミングを行う際には、シムが収納されたトレイをMRIに装着した場合の静磁場への影響、つまり、磁場出力値を、コンピュータ等によりあらかじめ計算しておく。そして、この計算の結果に基づいて、実際にトレイに収納されるシムの量が決定される。しかし、計算の結果に基づいて決定された量のシムをトレイに収納しても、撮像領域の静磁場が、MRIにおいて必要とされる程度に、均一な状態にならない、つまり、計算された磁場出力値と、実際の磁場出力値との間に乖離があるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、計算された磁場出力値と、実際の磁場出力値との間の乖離を抑制することができるMRI用静磁場調整器具及びこれを備える超電導マグネットを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるMRI用静磁場調整器具は、MRIに装着され、凹部が設けられたシムトレイと、凹部の底面に接するように凹部に収納され、非磁性体から成る底部スペーサーと、底面との間に底部スペーサーを挟んで凹部に収納され、磁性体から成る磁性体シムとを備える。
本発明によれば、計算された磁場出力値と、実際の磁場出力値との間の乖離を抑制することができる。
実施の形態1にかかるMRIの外観を示す斜視図である。 実施の形態1にかかるMRI用静磁場調整器具を含む超電導マグネットの概略構成の一例を示す図である。 実施の形態1にかかるMRI用静磁場調整器具の装着状態を示す図である。 実施の形態1にかかるMRI用静磁場調整器具の斜視図である。 図4のA−A断面における断面図である。 シミングのフローチャートである。 MRI用静磁場調整器具におけるシムポケット内の磁性体シムの位置に関し、シミュレーションで仮定される位置を示した図である。 従来のMRI用静磁場調整器具におけるシムポケット内の磁性体シムの位置を示した図である。 実施の形態2にかかるMRI用静磁場調整器具の斜視図である。 図9のB−B断面における断面図である。
一実施形態であるMRI用静磁場調整器具及び超電導マグネットについて、添付した図面を参照しながら説明する。
実施の形態1.
図1は、MRI1の外観を示す斜視図である。図1に示すように、MRI1は、静磁場発生部10と寝台30とを含む。静磁場発生部10は、後述する超電導マグネット100を含み、ボア20内部に静磁場を発生させる。
図2に示すように、超電導マグネット100は、静磁場磁石110と、傾斜磁場コイル120と、RFコイル130と、MRI用静磁場調整器具150を備える。
静磁場磁石110は、略円筒状を成す磁石であり、その円筒の内側の空間であるボア20に静磁場を発生させる。静磁場磁石110は、超電導磁石であり、低温容器111と、低温容器111の中で冷却液に浸漬された超電導コイル112とを有する。
超電導コイル112は、NbTiなどの超電導線を巻き回して作られるコイルであり、超電導コイル112を超電導状態に保つために必要な冷媒である液体ヘリウム113と共に、低温容器111に収納されている。また、超電導コイル112は、静磁場を発生する静磁場用メインコイル112aと、静磁場用メインコイル112aが発生した静磁場の周囲への漏れを抑制する静磁場用シールドコイル112bから構成されている。静磁場用メインコイル112a及び静磁場用シールドコイル112bはそれぞれ、円環状を成し、それらの中心軸は略一致している。
低温容器111は、液体ヘリウム113及び超電導コイル112を収納するヘリウム槽114、外部からの熱侵入を遮断するための熱シールド116、低温容器111の内部を真空状態に保つ真空槽118から構成されている。なお、低温容器111には、液体ヘリウム113の消費を抑えるために、通常、冷凍機と接続されている。
傾斜磁場コイル120は、略円筒状に形成され、静磁場磁石110の内周側に配置される。例えば、傾斜磁場コイル120は、ASGC(Active Sheilded Gradient Coil)であり、メインコイル121及びシールドコイル122を有する。メインコイル121は、電源から供給される電流により、X軸,Y軸,Z軸の方向に強さが変化する傾斜磁場を被検体Pに印加する。シールドコイル122は、メインコイル121の外側に磁場を発生させることで、メインコイル121によって発生する傾斜磁場を遮蔽する。
RFコイル130は、略円筒状に形成され、傾斜磁場コイル120の内周側に配置される。RFコイル130は、RF(Radio Frequency)パルスに基づいて被検体PにRF磁場を印加する。また、RFコイル130は、水素原子核の励起によって被検体Pから放出される磁気共鳴信号を受信する。
MRI用静磁場調整器具150は、図3に示すように、超電導マグネット100に装着され、撮像領域の静磁場の調整に用いられる。また、MRI用静磁場調整器具150は、図4に示すように、シムトレイ152、磁性体シム154、シムスペーサー156、及び蓋159から構成される。
シムトレイ152は、ガラス繊維などの非磁性の材料で構成された略直方体状の部品である。また、図3に示すように、シムトレイ152は、超電導マグネット100が成す円筒の内周側、つまり、ボア20の周囲にほぼ等間隔で複数配置される。さらに、図4に示すように、シムトレイ152には、シムトレイ152が成す直方体の長軸方向に並ぶように、複数の凹部が設けられている。この凹部(以下で、シムポケット153と称す)には、後述する磁性体シム154が収納される。なお、本実施例において、シムトレイ152が成す直方体の長軸方向と、超電導マグネット100が成す円筒の中心軸とは平行である。また、シムトレイ152の端部には、シムトレイ152を超電導マグネット100に固定するためのねじ穴155が設けられている。
磁性体シム154は、例えば鉄などの磁性材料からなる平板である。また、図4に示すように、磁性体シム154は、シムポケット153に収まるように縦横の寸法が一定の長方形状を成している。さらに、磁性体シム154には、厚さの異なる複数種類(0.05mm〜0.35mm)のものが用意されている。これら複数種類の組み合わせを変えて各シムポケット153に磁性体シム154を収納することで、各シムポケット153に配置する磁性体シム154の量(厚み)を調節することができる。
シムスペーサー156は、磁性体シム154が納められたシムポケット153の残余の空間を埋めるための、ベークライトやPET(ポリエチレンテレフタレート)などの非磁性材料からなる平板状の部品である。シムスペーサー156も、磁性体シム154と同様に、シムポケット153に収まるように縦横の寸法が一定の長方形状を成しており、厚さの異なる複数種類のものが用意されている。また、シムスペーサー156は、底部スペーサー157と上部スペーサー158とに分けることができる。なお、シムスペーサー156の材料がPETの場合、ベークライトが材料の場合と比較して、シムスペーサー156の厚さを薄くすることができる。
図5に示すように、底部スペーサー157は、その下面がシムポケット153の底面と接するように、シムポケット153に収納される。そして、本実施例では、底部スペーサー157の上面と接するように磁性体シム154が配置される。つまり、磁性体シム154は、シムポケット153の底面との間に底部スペーサー157を挟んで、シムポケット153に収納されている。ここで、底部スペーサー157は、一枚だけでなく、複数枚から構成されていてもよい。
図5に示すように、上部スペーサー158は、磁性体シム154を挟んで底部スペーサー157と反対側に位置している。つまり、上部スペーサー158は、シムポケット153の底面との間に、底部スペーサー157及び磁性体シム154を挟んでシムポケット153に収納されている。ここで、磁性体シム154の厚みd1、底部スペーサー157の厚みd2及び上部スペーサー158の厚みd3の合計は、シムポケット153の深さd4と略等しい。また、本実施例では、底部スペーサー157の厚みd2と上部スペーサー158との厚みd3は略同じである。なお、上部スペーサー158についても、底部スペーサー157と同様に、一枚だけでなく、複数枚から構成されていてもよい。
図4に示すように、蓋159は、シムトレイ152に装着されるはめ込み式の蓋であり、シムポケット153に収納された磁性体シム154及びシムスペーサー156を固定する。具体的には、蓋159は、強化プラスチックなどの非磁性材料からなる長方形状の平板をコの字型に曲げた部材である。また、蓋159のコの字の内側の側面には図示しない爪がある。この爪が、シムトレイ152の側面に切られた溝Gに引っかかることで、蓋159は、シムトレイ152に固定される。このとき、蓋159によって覆われたシムポケット153内部の磁性体シム154及びシムスペーサー156も固定される。
以下で、図6のフローチャートを用いて、MRI用静磁場調整器具150を用いたシミングについて説明する。
初めに磁性体シム154がない状態(シムトレイが空の状態)で超電導コイル112を励磁し、撮像領域の磁場を測定する。なお、測定は、ボア20内において球形を成す撮像領域の表面上の500点以上で行われる(ステップS01)。
測定が終わると、磁場出力値を計算するコンピュータに、その測定結果を反映させる(ステップS02)。
そして、静磁場の測定結果を反映させたコンピュータを用いて、磁性体シム154が特定のシムポケット153に収納された際の静磁場に対する影響、つまり磁場出力値を計算する。具体的には、図7に示すように、特定のシムポケット153が、収納できる最大量の磁性体シム154で満たされた状態を仮定する。そして、シムポケット153が収納できる最大量の磁性体シム154で満たされた場合の磁場出力値を、コンピュータを用いて計算する。この計算は、各シムポケット153に対して行われる(ステップS03)。
上記の計算結果に基づいて、撮像領域の磁場が均一かつ、使用する磁性体シム154が最小になるという条件のもと、各シムポケット153に必要な磁性体シム154の量を、ソルバーを用いて算出する。なお、ソルバーにて、必要な磁性体シム154の量を算出する際には、例えば、磁性体シム154の量がシムポケット153に収納できる最大量の二分の一なら、その磁場出力値は、ステップS03で計算した磁場出力値の二分の一として比例計算している(ステップS04)。
超電導コイル112を一時、消磁状態にして、シムトレイ152を超電導コイル112から引き抜く(ステップS05)。
引き抜かれたシムトレイ152のシムポケット153に、ステップS04で算出された磁性体シム154の量に対応する厚みの磁性体シム154を挿入する。このとき、図5に示すように、シムポケット153の底面と接するように底部スペーサー157を配置し、その上に、磁性体シム154を配置する。さらに、シムポケット153内における磁性体シム154の動きを抑制するために、磁性体シム154の上面側にも上部スペーサー158を配置し、蓋159で固定する(ステップS06)。
そして、図3に示すように、消磁状態の超電導コイル112に、磁性体シム154が挿入されたシムトレイ152を装着する(ステップS07)。
最後に、超電導コイル112を再び励磁して(ステップS08)、撮像領域の磁場の均一性を確認する(ステップS09)。このようにして、MRI用静磁場調整器具150を用いたシミングが行われる。
(効果)
一実施形態であるMRI用静磁場調整器具150では、計算された磁場出力値と、実際の磁場出力値との間の乖離を抑制することができる。具体的には、シミングのステップ03で述べた通り、磁性体シム154を特定のシムポケット153に挿入した際の静磁場に対する影響、つまり、磁場出力値を計算する際に、特定のシムポケット153が、収納できる最大量の磁性体シム154で満たされた状態を仮定している。この仮定は、図7に示すように、実質的に、磁性体シム154の厚さ方向の中心C1が、シムポケット153の深さ方向の中心C2に位置していることを意味する。しかし、従来のシミングでは、図8に示すように、磁性体シム154をシムポケット153の底面に直接置いていたため、磁性体シム154の厚さ方向の中心C1がシムポケット153内の深さ方向の中心C2に位置していなかった。一方、一実施形態であるMRI用静磁場調整器具では、図5に示すように、シムポケット153の底面に接するように底部スペーサー157を置き、この上に磁性体シム154を置くことで、磁性体シム154の中心C1をシムポケット153の中心C2に近づけることができる。その結果、一実施形態であるMRI用静磁場調整器具150では、計算された磁場出力値と、実際の磁場出力値との間の乖離を抑制することができる。
また、超電導コイル112が励磁状態にあるときは、磁性体シム154に強力な電磁吸引力が発生する。従って、シミングを行う際には、撮像領域の静磁場の測定後に、超電導コイル112を消磁して、シムトレイ152を取り出し、磁性体シム154の量を調節して、シムトレイ152を超電導コイル112に挿入し、再び超電導コイル112を励磁するという過程を繰り返す。ここで、超電導コイル112の消磁や励磁を繰り返すことは、超電導コイル112を超電導状態に保つための液体ヘリウムなどの寒剤の大量消費を招くだけでなく、超電導コイル112のクエンチに繋がる可能性がある。しかし、一実施形態であるMRI用静磁場調整器具150では、計算された磁場出力値と、実際の磁場出力値との間の乖離を抑制することができるため、従来のシミングと比べて、少ない回数の磁性体シム154の量の調節で、撮像領域における静磁場の均一性を得やすい。結果として、シミングにおける超電導コイル112の消磁や励磁の回数を減らすことができ、寒剤の大量消費やクエンチを抑制することができる。
さらに、本実施例では、図5に示すように、磁性体シム154の厚みd1、底部スペーサー157の厚みd2及び上部スペーサー158の厚みd3の合計は、シムポケット153の深さd4と略等しい。つまり、シムポケット153は、磁性体シム154及びシムスペーサー156により満たされている。これにより、シムポケット153が蓋159によって覆われた際には、シムポケット153の内部で、磁性体シム154、底部スペーサー157及び上部スペーサー158が動くことが抑制される。結果として、計算された磁場出力値と、実際の磁場出力値との間の乖離を抑制することができる。
これに加え、本実施例では、図5に示すように、底部スペーサー157の厚みd2と上部スペーサー158との厚みd3は略同じである。従って、底部スペーサー157と上部スペーサー158とを同種の部品で共用することができる。なお、磁場出力値を計算する際に、磁性体シム154の中心C1が、例えばシムポケット153の中心C2と一致していないと仮定して計算する場合には、底部スペーサー157の厚みd2と上部スペーサー158との厚みd3とを同じにする必要はない。
実施の形態2.
実施の形態2であるMRI用静磁場調整器具150Aと実施の形態1であるMRI用静磁場調整器具150との主たる相違点は、図9及び図10に示すように、底部スペーサー157が、2つの部品、底部スペーサー157a及び底部スペーサー157bから構成されている点である。以下で、より具体的に説明する。
MRI用静磁場調整器具150Aでは、ベークライトを材料とする底部スペーサー157a、及びPETを材料とする底部スペーサー157bから構成されている。そして、PETを材料とする底部スペーサー157bは、ベークライトを材料とする底部スペーサー157aに対して薄い。
このように、底部スペーサー157が、一つの部品だけでなく、異なる材料の複数の部品から構成されていることで、シムポケット153内における磁性体シム154の高さをより細かく調整することができる。例えば、底部スペーサー157をシムポケット153に配置する際に、図10に示すように、初めにベークライトを材料とする底部スペーサー157aをシムポケット153に配置して、磁性体シム154のシムポケット153内での高さを簡易的に調整する。その後、PETを材料とする底部スペーサー157bを、磁性体シム154と底部スペーサー157aとの間に配置して、磁性体シム154のシムポケット153内での高さを微調整することができる。
MRI用静磁場調整器具150Aにおける他の構成は、MRI用静磁場調整器具150と同様である。従って、底部スペーサー157に関する説明以外の説明は、MRI用静磁場調整器具150での説明のとおりである。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 MRI(磁気共鳴撮像装置)、100 超電導マグネット、150 MRI用静磁場調整器具、152 シムトレイ、153 シムポケット(凹部)、154 磁性体シム、157 底部スペーサー、157a 底部スペーサー(第1の底部スペーサー)、157b 底部スペーサー(第2の底部スペーサー)、158 上部スペーサ

Claims (4)

  1. 磁気共鳴撮像装置の撮像領域における静磁場を調整する器具であって、
    前記磁気共鳴撮像装置に装着され、凹部が設けられたシムトレイと、
    前記凹部の底面に接するように前記凹部に収納され、非磁性体から成る底部スペーサーと、
    前記底面との間に前記底部スペーサーを挟んで前記凹部に収納され、磁性体から成る磁性体シムと、
    前記底面との間に前記底部スペーサー及び前記磁性体シムを挟んで前記凹部に収納される上部スペーサーとを備え、
    前記凹部は、前記磁性体シム、前記底部スペーサーおよび前記上部スペーサーにより満たされており、
    前記底部スペーサーは、第1の底部スペーサー及び第2の底部スペーサーを含み、前記第1の底部スペーサーの材料と前記第2の底部スペーサーの材料とは異なる、磁気共鳴撮像装置用静磁場調整器具。
  2. 前記磁性体シムの厚み、前記底部スペーサーの厚み及び前記上部スペーサーの厚みの合計は、前記凹部の深さと同じである、請求項1に記載の磁気共鳴撮像装置用静磁場調整器具。
  3. 前記凹部に収納された前記底部スペーサーの厚みは、前記凹部に収納された前記上部スペーサーの厚みと同じである、請求項1又は請求項2に記載の磁気共鳴撮像装置用静磁場調整器具。
  4. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の磁気共鳴撮像装置用静磁場調整器具を備える超電導マグネット。
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