JPH0510334Y2 - - Google Patents

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JPH0510334Y2
JPH0510334Y2 JP7095987U JP7095987U JPH0510334Y2 JP H0510334 Y2 JPH0510334 Y2 JP H0510334Y2 JP 7095987 U JP7095987 U JP 7095987U JP 7095987 U JP7095987 U JP 7095987U JP H0510334 Y2 JPH0510334 Y2 JP H0510334Y2
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magnetic
magnetic field
magnetic shield
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electromagnet
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、磁気共鳴診断装置などに使用する
高均一磁界発生用の磁気シールド付電磁石に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、磁気共鳴診断装置用電磁石では、電磁石
の開口内の撮像空間に強度の大きい均一な磁界を
発生する必要がある。従来の電磁石では、このよ
うな磁界を発生する場合に、電磁石外部にも磁界
が漏洩して周辺機器に悪影響を及ぼすという問題
がある。このため電磁石コイルを強磁性体で包囲
し、磁気しやへいすることが行われる。
第2図は、例えば特開昭58−1437号公報に示さ
れた従来の磁気シールド付電磁石を示し、図にお
いて、巻枠体2に巻回された界磁コイル1を囲ん
で設けられた磁気シールド3は、円筒状ヨーク部
4と中央開口6を有する端板5からなつている。
7は円板スペーサである。
従来の磁気シールド付電磁石は以上のように構
成され、界磁コイル1を包囲して、強磁性体から
なる円筒状ヨーク4と端板5で構成される磁気シ
ールド3が設けられているので、界磁コイル1の
発生する漏洩磁界を効果的に低減することができ
る。
磁気共鳴診断装置用電磁石は高均一な静磁界を
必要とするので、界磁コイル1は、通常、2個以
上の分割コイルで構成され、磁気シールド3を考
慮して高均一な磁界が得られるよう、形状、配置
を定める。界磁コイル1および磁気シールド3
は、コイル中心およびコイル軸に対して非対称を
有すると、界磁勾配を発生して磁界の均一度が悪
化するので、界磁コイル1と磁気シールド3は同
軸とし、軸方向にも対称な配置となるよう細心の
注意が払われている。
しかるに、電磁石によつては、磁気シールド3
に側孔を必要とする場合がある。例えば、超電導
電磁石では、界磁コイル1を極低温に保持するた
めの液体ヘリウム等の寒剤の注液や、界磁コイル
1を励磁するための電流リードを装着するための
ポート部をもち、磁気シールド3にポート部を貫
通させる側孔が必要である。
第3図は、側孔を有する磁気シールドの例を示
したものであり、低温容器8のポート部9の位置
に、第3図aは磁気シールド3の端板5に、第3
図bでは磁気シールド3の円筒状ヨーク部4に、
側孔10をそれぞれ有するものを示している。そ
の他、第2図と同一符号は同一部分である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の磁気シールド付電磁石は以上のように構
成されているので、非対称な側孔により磁界勾配
を発生して磁界均一度が損われ、これを補正する
ために、補正コイル出力が増大するという問題点
があつた。また、磁気的な対称性を保ち磁界勾配
の発生を抑制するためには、第4図に示すよう
に、対称位置に側孔10aを追加することが必要
で、このように側孔が増加すると磁気シールドの
しやへい効果が低下するという問題点があつた。
この考案は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、磁気的な対称性を保持するた
めの側孔の追加を必要としないことからしやへい
効果が高く、かつ、磁界勾配が少なく、補正コイ
ル出力を低減することのできる磁気シールド付電
磁石を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る磁気シールド付電磁石は、端板
の中央開口以外の非対称な側孔を有する磁気シー
ルドの軸と平行な界磁コイルの軸が、側孔のある
側へ偏心されている。
〔作用〕
この考案においては、磁気シールドの側孔の非
対称性に基く勾配磁界が低下して磁界均一度が向
上し、補正コイルの出力が低減または省略できる
とともに、磁気的な対称性を保持するための側孔
の追加が不要となるので、磁気シールドのしやへ
い効果が向上する。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例を示し、図におい
て界磁コイル1は、その中心軸11が磁気シール
ド3の中心軸12に対して側孔10の側に偏心し
て配置されている。
その他、第3図におけると同一符号は同一部分
を示している。
以上の構成により、一例として、端板5のZ>
0,y>0の部分に側孔10を有すると、原点0
に対して磁気的に非対称となり、磁界勾配を発生
して、磁界均一度が悪化する。この場合の磁界勾
配は、側孔10によつて磁気シールド3のz>
0,y>0の部分の磁気抵抗が増加することによ
つて発生し、Z軸およびy軸に関する成分、すな
わち、Z,y,ZyおよびZ2 y等の磁界勾配成分が
増加する。
しかるに、第1図に示すように、界磁コイル1
の中心軸11を、磁気シールド3の中心軸12に
対して、側孔10の側に偏心させると、y>0の
部分の磁気抵抗の増加が抑制され、y軸に関する
磁界勾配成分、すなわち、y,Z2 y等の磁界勾配
成分が低減し、磁界均一度が改善される。
なお、上記実施例では超電導電磁石について説
明したが、常電導電磁石についても、上記実施例
と同様の効果を有する。
〔考案の効果〕
以上のように、この発明によれば、非対称な側
孔を有する磁気シールドに対して、界磁コイルの
中心軸を磁気シールドの中心軸に対し側孔の有る
側へ偏心させた簡単な構造により、界磁コイルの
発生する磁界の不均一成分を低減することがで
き、磁界均一度補正用の補正コイルの磁界出力を
低減または省略できる。また、磁気的対称性保持
のための側孔の追加が不要となるので、磁気しや
へい効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の縦断面図、第2
図〜第4図はそれぞれ従来の磁気シールド付電磁
石の縦断面図である。 1……界磁コイル、3……磁気シールド、4…
…円筒状ヨーク、5……中央開口6を有する端
板、10……側孔、11……界磁コイル中心軸、
12……磁界シールド中心軸。なお、各図中、同
一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 界磁コイルと、この界磁コイルを包囲し強磁性
    体の円筒状ヨーク部と、中央開口を有する端板を
    備え、非対称な側孔を有する磁気シールドを備え
    た電磁石において、前記磁気シールドの軸と平行
    な前記界磁コイルの軸を、前記側孔を有する側へ
    偏心させたことを特徴とする磁気シールド付電磁
    石。
JP7095987U 1987-05-14 1987-05-14 Expired - Lifetime JPH0510334Y2 (ja)

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JP7095987U JPH0510334Y2 (ja) 1987-05-14 1987-05-14

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Publication Number Publication Date
JPS63180906U JPS63180906U (ja) 1988-11-22
JPH0510334Y2 true JPH0510334Y2 (ja) 1993-03-15

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