JPH09238917A - 磁気共鳴診断用コイルアセンブリ - Google Patents

磁気共鳴診断用コイルアセンブリ

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JPH09238917A
JPH09238917A JP8053187A JP5318796A JPH09238917A JP H09238917 A JPH09238917 A JP H09238917A JP 8053187 A JP8053187 A JP 8053187A JP 5318796 A JP5318796 A JP 5318796A JP H09238917 A JPH09238917 A JP H09238917A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
coil
shim member
field coil
inclined magnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP8053187A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitomo Sakakura
良知 坂倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH09238917A publication Critical patent/JPH09238917A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、撮影領域内の均一度を向上さ
せることのできる磁気共鳴診断用コイルアセンブリを提
供することである。 【解決手段】本発明に係る磁気共鳴診断用コイルアセン
ブリは、静磁場磁石3と、静磁場磁石3の内側に設けら
れる傾斜磁場コイル5と、撮影領域13内の磁場均一性
を高めるように傾斜磁場コイル5の内側に配置された狭
範囲用シム部材11とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MRイメージング
やNMR分析等の磁気共鳴診断用コイルアセンブリに関
する。
【0002】
【従来の技術】コイルアセンブリとしては、外側から順
に、静磁場磁石と、傾斜磁場コイルと、RFコイルとが
設けられる。近年のエコープラナーイメージング法(E
PI)等の高速撮影技法では、非常に高い静磁場均一性
が要求される。
【0003】静磁場を均一化する技術、いわゆるシミン
グにはアクティブシムとパッシブシムとに大別される。
アクティブシムは、複数のシムコイルを静磁場磁石内部
に配置し、これらシムイコイルに流す電流を調整して均
一度を高めるというものである。一方、パッシブシム
は、鉄片に代表される強磁性体の小片を静磁場磁石の内
壁、または傾斜磁場コイルの外壁に装着して、撮影領域
を含む500DSVや400DSVの比較的大きな範囲で均一度を高
めるというものである。
【0004】しかし、従来のパッシブシムでは、比較的
大きな範囲で均一度を高めることはできるが、撮影領域
内の頭部、腹部、心臓等の比較的狭い範囲の関心領域に
対して、より高い均一度を達成したり、均一度の再調整
をすることができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、撮影
領域内の比較的狭い範囲の関心領域の均一度を向上させ
ることのできる磁気共鳴診断用コイルアセンブリを提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気共鳴診
断用コイルアセンブリは、静磁場磁石と、前記静磁場磁
石の内側に設けられる傾斜磁場コイルと、撮影領域内の
磁場均一性を高めるように前記傾斜磁場コイルの内側に
配置された磁性体とを具備する。
【0007】傾斜磁場コイルの内側に撮影領域内の磁場
均一性を高めるように磁性体が配置されているので、従
来のような傾斜磁場コイルの外側に磁性体を設けるよう
な構成に比べて、撮影領域内の磁場均一性をより向上さ
せることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。なお、磁気共鳴診断装置として
は、MRI(磁気共鳴イメージング)、NMRスペクト
ル分析、その他、磁気共鳴現象を応用した全ての診断装
置を含む。
【0009】図1は本実施の形態による磁気共鳴診断用
コイルアセンブリの縦断面図である。コイルアセンブリ
1には、外側から順に、静磁場を発生するための静磁場
磁石3と、撮影領域13の内部に傾斜磁場を発生するた
めの傾斜磁場コイル5と、対象核種を励起するために高
周波磁場を発生し、且つ対象核種からの磁気共鳴信号を
検出するためのRFコイル7とが設けられる。
【0010】少なくとも1つの広範囲用シム部材9は、
従来同様のものであり、静磁場磁石3の内壁、または傾
斜磁場コイル5の外壁等の傾斜磁場コイル5の外側に取
り付けられる。広範囲用シム部材9は、鉄に代表される
強磁性体の小片であり、撮影領域13を含む比較的狭い
範囲の磁場を均一化するように選定された位置に配置さ
れる。
【0011】少なくとも1つの狭範囲用シム部材11
は、鉄に代表される強磁性体の小片やリングである。狭
範囲用シム部材11は、リングであれば、渦電流を抑制
するために、少なくとも1か所切断される。狭範囲用シ
ム部材11は、広範囲用シム部材9より撮影領域13か
ら物理的に近い傾斜磁場コイル5の内側に設けられる。
傾斜磁場コイル5の内壁、図1に示すようなRFコイル
7の内壁、RFコイル7の外壁、図示しない専用の固定
台、図示しないアクティブシミング用のシムコイルのコ
イルボビン、図示しない頭部等の部位用の小形傾斜磁場
コイル等における多数の位置にはそれぞれ、狭範囲用シ
ム部材11が着脱可能な非磁性体の図示しない着脱部が
設けられている。図2に示すように、狭範囲用シム部材
11は、これら多数の着脱部の中から適当な位置の着脱
部、つまり撮影領域13内の比較的狭い範囲(頭部、腹
部、心臓等の関心領域)の磁場を均一化するように選定
された少なくとも1つの着脱部に装着される。狭範囲用
シム部材11を装着する着脱部の選定は、インストール
時や撮影直前に、ファントムや実際の被検体を撮影領域
13に設置した状態で検出された磁場分布に基づいて選
定される。
【0012】なお、上述のシムコイルを使って磁場の比
較的低次成分の均一度を高め、狭範囲用シム部材11を
使って磁場の比較的高成分の均一度を高め、このように
互いに補足し合うように均一度を高めることが実用上好
ましい。勿論、狭範囲用シム部材11で磁場の比較的低
成分から比較的高成分にわたって均一度を高めるように
してもよい。
【0013】次に狭範囲用シム部材11による均一化効
果としてシュミレーション結果を記す。このシュミレー
ションには、半径150mm の円筒上のZ=±225mm の場所
に、幅3.8mm 、高さ0.2mm 、重さ約6.0gの鉄リングとし
ての狭範囲用シム部材11が設置された状態でなされ
る。まず、狭範囲用シム部材11を配置しなかった場
合、150DSV、200DSV、300DSVそれぞれの領域ではそれぞ
れ、1.09[ppm](p-p)、1.96[ppm](p-p)、4.64[ppm](p-p)
という均一度であった。なお、均一度[ppm](p-p)は、静
磁場不均一量の最大値から最小値を引いた値として与え
られる。これに対して、狭範囲用シム部材11を配置し
た場合、150DSV、200DSV、300DSVそれぞれの領域ではそ
れぞれ、0.06[ppm](p-p)、0.25[ppm](p-p)、3.96[ppm]
(p-p)という均一度が得られた。
【0014】このように本実施の形態では、傾斜磁場コ
イル5の内側に狭範囲用シム部材11を配置することに
より、比較的狭い範囲の関心領域内の均一性を、従来の
ような傾斜磁場コイル5の外側に広範囲用シム部材9を
配置しただけの場合に比べて、向上させることができ
る。本発明は上述した実施の形態に限定されることなく
種々変形して実施可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明に係る磁気共鳴診断用コイルアセ
ンブリは、静磁場磁石と、前記静磁場磁石の内側に設け
られる傾斜磁場コイルと、撮影領域内の磁場均一性を高
めるように前記傾斜磁場コイルの内側に配置された磁性
体とを具備する。
【0016】傾斜磁場コイルの内側に撮影領域内の磁場
均一性を高めるように磁性体が配置されているので、従
来のような傾斜磁場コイルの外側に磁性体を設けるよう
な構成に比べて、撮影領域内の磁場均一性をより向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による磁気共鳴診断用コ
イルアセンブリの縦断面図。
【図2】図1のRFコイルに配置される狭範囲用シム部
材を示す斜視図。
【符号の説明】
1…コイルアセンブリ、 3…静磁場磁石、 5…傾斜磁場コイル、 7…RFコイル、 9…広範囲用シム部材、 11…狭範囲用シム部材、 13…撮影領域。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静磁場磁石と、 前記静磁場磁石の内側に設けられる傾斜磁場コイルと、 撮影領域内の磁場均一性を高めるように前記傾斜磁場コ
    イルの内側に配置された磁性体とを具備することを特徴
    とする磁気共鳴診断用コイルアセンブリ。
  2. 【請求項2】 比較的低次の磁場成分を対象に均一性を
    高めるためのシムコイルをさらに備え、前記磁性体は比
    較的高次の磁場成分を対象に均一性を高めることを特徴
    とする請求項1記載の磁気共鳴診断用コイルアセンブ
    リ。
JP8053187A 1996-03-11 1996-03-11 磁気共鳴診断用コイルアセンブリ Pending JPH09238917A (ja)

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