JP6129639B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、磁気共鳴イメージング装置に関する。
磁気共鳴イメージングは、静磁場中に置かれた被検体の原子核スピンを、そのラーモア(Larmor)周波数のRF(Radio Frequency)パルスで磁気的に励起し、励起に伴い発生する磁気共鳴信号のデータから画像を生成する撮影法である。この磁気共鳴イメージングは、磁気共鳴イメージング装置(以下、適宜「MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置」)によって行われる。
従来、MRI装置は、構成要素の種別に応じて、撮影室や機械室、操作室等に分散して設置される。撮影室の壁面にはシールドが施されており、この撮影室には、静磁場磁石、傾斜磁場コイル、RF(Radio Frequency)送信コイル、寝台を含む架台が設置される。一方、機械室や操作室には、その他の構成要素が設置される。例えば、機械室には、傾斜磁場電源ユニットや傾斜磁場アンプユニット、RF送信ユニット、RF送信アンプユニット等、いくつかの構成要素が設置される。しかしながら、MRI装置の設置環境によっては、機械室等のスペースを十分に確保できない場合もある。
特表2012−507329号公報
本発明が解決しようとする課題は、省スペース化を実現できる磁気共鳴イメージング装置を提供することである。
実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置は、電子機器を設置可能な設置部を架台に備える。また、実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置は、前記設置部に設置された電子機器を、静磁場磁石の励磁下で、前記架台から所定の距離離れた位置まで引き出す引出機構を備える。
図1は、第1の実施形態に係るMRI装置の構成を示す機能ブロック図。 図2は、第1の実施形態における収納ケースを説明するための図。 図3は、第1の実施形態における引出機構を説明するための図。 図4は、第2の実施形態における引出機構を説明するための図。
以下、図面を参照しながら、実施形態に係るMRI装置を説明する。なお、実施形態は、以下の実施形態に限られるものではない。また、各実施形態において説明する内容は、原則として他の実施形態においても同様に適用することができる。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るMRI装置100の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、MRI装置100は、静磁場磁石101と、傾斜磁場コイル102と、傾斜磁場電源ユニット103と、傾斜磁場アンプユニット104と、RF送信コイル105と、RF送信ユニット106と、RF送信アンプユニット107と、RF受信コイル108と、RF受信ユニット109とを備える。また、MRI装置100は、寝台111と、生データ収集ユニット112と、画像再構成ユニット113と、リアルタイムシーケンサ120と、リアルタイムマネジャー130と、計算機135とを備える。なお、以下では、図1に示すように、MRI装置100の構成要素のうち、静磁場磁石101と、傾斜磁場コイル102と、RF送信ユニット106とを含む筐体を、架台110と称する。また、MRI装置100に、被検体P(例えば、人体)は含まれない。また、図1に示す構成は一例に過ぎない。各部は、適宜統合若しくは分離して構成されてもよい。
静磁場磁石101は、中空の円筒形状に形成された磁石であり、円筒内部の空間に、静磁場を発生する。静磁場磁石101は、例えば、超伝導磁石等であり、静磁場電源ユニット(図示を省略)から電流の供給を受けて励磁する。なお、静磁場磁石101は、永久磁石でもよく、この場合、MRI装置100は、静磁場電源ユニットを備えなくてもよい。また、静磁場電源ユニットは、MRI装置100とは別に備えられてもよい。
傾斜磁場コイル102は、静磁場磁石101の内側に配置され、中空の円筒形状に形成されたコイルである。傾斜磁場コイル102は、傾斜磁場アンプユニット104から電流の供給を受けて傾斜磁場を発生する。傾斜磁場電源ユニット103は、リアルタイムシーケンサ120からの制御信号に従って、傾斜磁場コイル102に供給する電流を生成する。傾斜磁場アンプユニット104は、傾斜磁場電源ユニット103によって生成された電流を増幅して、傾斜磁場コイル102に供給する。
RF送信コイル105は、傾斜磁場コイル102の内側に配置され、RF送信アンプユニット107からRFパルスの供給を受けて高周波磁場を発生する。RF送信ユニット106は、リアルタイムシーケンサ120からの制御信号に従って、RF送信コイル105に供給するRFパルスを生成する。RF送信アンプユニット107は、RF送信ユニット106によって生成されたRFパルスを増幅して、RF送信コイル105に供給する。
RF受信コイル108は、高周波磁場の影響によって被検体Pから発せられる磁気共鳴信号(以下、「MR(Magnetic Resonance)信号」)を受信し、受信したMR信号を、RF受信ユニット109に出力する。
なお、上述したRF送信コイル105及びRF受信コイル108の組み合わせは一例に過ぎない。RFコイルは、送信機能のみを備えたコイル、受信機能のみを備えたコイル、若しくは送受信機能を備えたコイルのうち、1つ若しくは複数を組み合わせることによって構成されればよい。
RF受信ユニット109は、RF受信コイル108から出力されるMR信号を検出し、検出したMR信号に基づいてMRデータ(以下、適宜「生データ」)を生成する。具体的には、RF受信ユニット109は、RF受信コイル108から出力されるMR信号をデジタル変換することによって、生データを生成する。また、RF受信ユニット109は、生成した生データを、生データ収集ユニット112に送信する。例えば、RF受信ユニット109は、寝台111の内部に実装される。
寝台111は、被検体Pが載置される天板111aを備える。通常、寝台111は、静磁場磁石101の円筒の中心軸と長手方向が平行になるように設置される。また、天板111aは、長手方向及び上下方向に移動可能であり、被検体Pが載置された状態で、RF送信コイル105の内側の円筒内部の空間に挿入される。
生データ収集ユニット112は、RF受信ユニット109から送信された生データに対して、アベレージング処理、位相補正処理、並べ替え処理等の補正処理を行い、補正後の生データを画像再構成ユニット113に送信する。画像再構成ユニット113は、生データ収集ユニット112から送信された生データに対して、フーリエ変換、画像フィルタ等の画像処理を行い、2次元又は3次元の画像データを再構成し、再構成した画像データを計算機135に送信する。
リアルタイムシーケンサ120は、リアルタイムマネジャー130から送信されるデータ列に基づいて、傾斜磁場電源ユニット103、RF送信ユニット106、及びRF受信ユニット109を駆動することによって、被検体Pの撮影を行う。リアルタイムマネジャー130は、計算機135から送信される撮影条件を解析し、リアルタイムシーケンサ120の動作に必要なデータ列を生成する。このデータ列には、傾斜磁場コイル102に供給する電流の強さや電流を供給するタイミング、RF送信コイル105に供給するRFパルスの強さやRFパルスを印加するタイミング、MR信号を検出するタイミング等が定義される。
なお、上述した各ユニットや、リアルタイムシーケンサ120、リアルタイムマネジャー130等は、いずれも電子機器であり、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の電子回路を有する。
計算機135は、MRI装置100の全体制御を行う。例えば、計算機135は、制御部、記憶部、入力部、表示部を備える。制御部は、ASIC、FPGA等の集積回路、CPU、MPU等の電子回路である。記憶部は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等である。入力部は、マウスやトラックボール等のポインティングデバイス、キーボード等の入力デバイスである。表示部は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスである。
ここで、第1の実施形態では、図1に示すように、傾斜磁場アンプユニット104、RF送信アンプユニット107、生データ収集ユニット112、画像再構成ユニット113を、撮影室内に設置する。具体的には、これらのユニットを、架台110脇の側面に備えられた設置部(以下、「収納ケース」)に設置する。
図2は、第1の実施形態における収納ケースを説明するための図である。図2の(A)は、収納ケースの斜視図であり、(B)は、(A)に示す白抜き矢印方向からみた断面図である。図2に示すように、第1の実施形態における収納ケースは、磁場を遮蔽するための磁気シールドケース140、及び、高周波電磁波を遮蔽するためのRFシールドケース150の二重の構造を有する。即ち、各ユニットは、まず、RFシールドケース150内に収納される。そして、そのRFシールドケース150が、磁気シールドケース140内に収納される。
磁気シールドケース140は、主に、架台110で発生する強い磁場の影響を遮蔽し、磁気シールドケース140内に収納される各ユニットの回路を守る役割を果たす。一方、RFシールドケース150は、主に、撮影中、RFシールドケース150内に収納される各ユニットの回路からの電磁波が架台110側にノイズとして伝搬することを防いだり、あるいは反対に、架台110側からの電磁波が各ユニットの回路にノイズとして伝搬することを防ぐ役割を果たす。
また、第1の実施形態において、磁気シールドケース140は、(B)に示すように、架台110側の側面とは反対側の側面を開放した構造である。このように、磁気シールドケース140は、一面を開放した構造にすることができる。これに対し、RFシールドケース150は、(B)に示すように、密閉された構造である。RFシールドケース150は、密閉構造にすることで、内部の動作クロックノイズを外部に漏らさないようにして撮影に影響を与えない、及び、撮影中にシステムからのRFパルスや傾斜磁場パルスの影響を受けて誤動作しない、の2面性を実現している。なお、磁気シールドケース140とRFシールドケース150との違いは、上述した構造の他、その材質にある。磁気シールドケース140には、強い磁場の影響を遮蔽するための専用の材質が用いられる。例えば、透磁率の高い方向性電磁鋼板、無方向性電磁鋼板、パーマロイ、軟磁性鋼板、アモルファス、液体急冷薄帯を結晶化させた微結晶磁性材料等が用いられる。
ところで、上述した各ユニットは、いずれも、金属で覆われた構造で、且つ、重量物であることも多い。このため、各ユニットを、図2に示す収納ケースに収納して架台110脇の側面に設置した場合、例えば、これらのユニットを、調整や部品交換等の目的で収納ケース外に持ち出そうとすると、磁場の吸引力を受け、架台110側に強い力で引き寄せられるおそれがある。このような事態を回避するための手法のひとつとして、静磁場磁石101を減磁してから調整や部品交換等の作業を行うことが考えられる。しかしながら、この減磁は、時間がかかる上にヘリウムガスを消費してしまうことにもなり、デメリットが大きい。
そこで、第1の実施形態においては、調整や部品交換等の場合に、静磁場磁石101を減磁することなく、励磁したままの環境下で、これらのユニットを取り扱うことができる機構を提案する。具体的には、第1の実施形態においては、収納ケースからRFシールドケース150のみを、架台110から一定の距離まで安全且つ簡便に引き出し可能な機構を設ける。この場合、調整や部品交換等の作業は、架台110から一定の距離離れた位置で行われる。
図3は、第1の実施形態における引出機構を説明するための図である。図3の(A)は、架台110脇の側面に設置された磁気シールドケース140の中にRFシールドケース150が収納された状態を示す。なお、図3においては、説明の便宜上、RFシールドケース150が磁気シールドケース140から若干はみ出している状態を示すが、実施形態はこれに限られるものではなく、磁気シールドケース140に完全に収まっていてもよい。(B)は、磁気シールドケース140の中から、RFシールドケース150が引き出された状態を示す。また、(C)は、(B)の状態を架台110の上からみた図である。なお、図3では、RFシールドケース150内の各ユニットのケーブル155が各ユニットに接続されたまま、RFシールドケース150が引き出される状態を示す。
ここで、「架台110から一定の距離」とは、調整や部品交換等の作業において磁場の吸引力が十分に低減される距離のことであり、例えば、(B)に示す5ガウスラインや、10ガウスラインまでの距離のことである。この距離は、静磁場磁石101の設計時等に算出することができるので、引出機構は、少なくともこの距離まで、安全且つ簡便な引き出しができるように設計される。
また、「安全な引き出し」とは、一定の距離まで引き出す途中に、架台110側からの吸引力によって簡単に引き寄せられてしまうような機構ではなく、この吸引力に対抗する一定の固さを有することである。この「固さ」は、単純に、移動するのにある程度の力を要するという意味での固さでもよいし、あるいは、この「固さ」を、磁場の吸引方向への移動に対して制限をかけるロック機構で実現してもよい。また、「簡便な引き出し」は、例えば、ハンドルを軽い力で手回しする程度の手動の操作のみで、引き出しや収納ケースへの戻しの操作ができることである。
このような安全且つ簡便な引出機構を実現すべく、第1の実施形態においては、図3の(B)に示すような伸縮機構160を提案する。例えば、伸縮機構160は、長方形の板状の部品同士が、それぞれの端部で重ね合わされ、任意の角度で閉じたり、開いたりすることができるように、回転可能に接合されたものである。この部品が、距離に応じた枚数互い違いに繋ぎ合わされることで、伸縮機構160は、延伸及び収縮自在な機構となる。なお、類似の構造のものは、マジックハンド構造やエキスパンド構造等と称される場合もある。
第1の実施形態において、部品同士の接合は、吸引力に対抗する一定の固さを持つように設計される。例えば、架台110から引き出す方向に対しては、比較的小さな力で延伸するが、収納ケースへの収納方向に対しては、比較的大きな力でなければ収縮しないように、回転方向に応じて求められる力が異なる構造にしてもよい。
また、例えば、部品同士がある角度まで開いた場合に、それ以上、延伸も収縮もしないように、その角度で一旦固定されるロック機構にしてもよい。例えば、伸縮機構160内で2枚の部品の角度がある角度に到達すると、その2枚の部品についてはその角度で固定され、収納方向に簡単には戻らない構造にする。ここで続けてRFシールドケース150を引き出すと、畳み込まれていた次の部品同士の角度が徐々に開き、再びある角度に到達すると、その2枚の部品についてはその角度で固定され、収納方向に簡単には戻らない。このように、段階的に固定される構造にすることで、安全に引き出すことが可能になる。
また、「架台110から一定の距離」に関しては、例えば、撮影室内の床面に何等かの印が付されていて、利用者がそれを見て、その位置までRFシールドケース150を引き出してもよい。あるいは、安全な距離まで延伸したときに何等かのロック機構が働いて、利用者が、定位置に到達したことを認識できるような構造(例えば、「カチ」という音とともに延伸できなくなる等)にしてもよい。また、反対に、RFシールドケース150を磁気シールドケース140内に収納する場合には、例えば、ロック機構を解除することで、収納方向への移動が可能になる構造にしてもよい。
また、第1の実施形態においては、磁気シールドケース140から引き出したRFシールドケース150を、再び磁気シールドケース140内に収納する場合に、引き出し前に設置されていた位置と同じ位置に戻るような構造を設ける。例えば、利用者が、定位置に収納したことを認識できるような構造(例えば、「カチ」という音とともに移動できなくなる等)にしてもよい。また、例えば、ピンやネジ等で、磁気シールドケース140に、RFシールドケース150を固定させる構造にしてもよい。
このように再現性高く元の位置に戻すことで、引き出し前と引き出し後とで磁場の状態を同一に保つことができる。言い換えると、引き出し前の位置で均一に保たれていた磁場を、一旦各ユニットを引き出して戻した後にも、同様に保つことができる。
また、撮影中に、架台110からの振動が伝達されないようにするという目的においても、ピンやネジ等で、架台110に固定されている磁気シールドケース140に、RFシールドケース150を固定させる構造にしてもよい。なお、各ユニットを振動の伝達から防ぐ構造は、これに限られるものではない。例えば、RFシールドケース150内で、各ユニットをピンやネジ等で固定してもよい。また、例えば、架台110と磁気シールドケース140との間に緩衝材を設ける等して、架台110側の振動を伝達し難くしてもよい。また、これらの手法を適宜選択したり、組み合わせてもよい。
なお、上述した伸縮機構160は一例に過ぎない。例えば、伸縮機構160は、図3に示したような2列の構造に限られず、1列の構造でもよい。また、例えば、伸縮機構160は、菱形の構造のものや、菱形を水平方向で用いる構造のものでもよい。その形態や、数等は、吸引力と、引き出す対象物との関係等に応じて、適宜選択されればよい。
上述してきたように、第1の実施形態によれば、従来機械室に設置されていたユニットを、撮影室内に設置することができるので、機械室の省スペース化や、MRI装置100の設置に利用されるスペース全体の省スペース化を実現することができる。
特に、傾斜磁場アンプユニット104や、RF送信アンプユニット107等のように、比較的大型のユニットの場合にはその効果が大きい。また、傾斜磁場アンプユニット104や、RF送信アンプユニット107は、比較的太いケーブルを利用するので、これらのユニットを架台110脇に設置することができる結果、ケーブルの敷設距離を減らすこともでき、ひいては、信号の損失を減らすこともできる。
また、上述したように、第1の実施形態によれば、安全且つ簡便な引出機構を有するので、減磁することなく、架台110側面からの距離を確保することができ、作業効率の面でも、費用の面でもメリットがある。また、例えば、電源に接続したまま引き出すことができれば、LED確認等の調整や部品交換を実構成に近い状態で実施することができる。
また、RFシールドケース150自体を引き出す構造であるので、ユニット自体の取り外しや取り付け、ネジの取り外し等の必要もなく、簡便な作業でユニットを引き出すことができる。
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態を説明する。第2の実施形態においては、引出機構の一例として、スライド機構170を提案する。なお、その他の点については、原則として、第1の実施形態において説明したMRI装置100と同様である。
図4は、第2の実施形態における引出機構を説明するための図である。例えば、スライド機構170は、図4の(B)及び(C)に示すような2本のレールを有し、このレール上を、歯車付きのRFシールドケース150が滑るように移動するものである。
第2の実施形態において、この移動は、吸引力に対抗する一定の固さを持つように設計される。例えば、(B)に示すように、レールに歯切りをして、ある程度の力が加わらなければ、RFシールドケース150が簡単には移動しない構造にしてもよい。なお、この場合、例えば、ハンドル操作をした場合にのみ、てこの原理で、ある程度の力が加わり、RFシールドケース150が移動する仕組みにしてもよい。
また、例えば、引き出し方向にRFシールドケース150を引き出して、ハンドルから手を離すと、RFシールドケース150やレール内に組み込まれたロック機構(例えば、ロック板)が立ち上がり、吸引方向へは移動しないようストッパとして機能してもよい。
なお、第1の実施形態と同様に、利用者は、RFシールドケース150を直接所持して、磁気シールドケース140の中から引き出してもよいし、あるいは、磁気シールドケース140や、RFシールドケース150等に付属されたハンドル(図示を省略)を手回しすることで、引き出してもよい。
また、このスライド機構170のレールは、段階的に折り畳んで短くし、磁気シールドケース140内に収納する構造にしたり、あるいは、レール自体の設置位置をある程度の高さにし、レールを途中の接合部から下向きに折る等して、磁気シールドケース140内に収納する構造にしてもよい。
(その他の実施形態)
実施形態は、上述した実施形態に限られるものではない。
上述した実施形態においては、傾斜磁場アンプユニット、RF送信アンプユニット、生データ収集ユニット、画像再構成ユニットの4つのユニットを、撮影室内に設置する例を説明したが、実施形態はこれに限られるものではない。撮影室にどのユニットを設置するかは、任意に選択することができる。例えば、傾斜磁場電源ユニットや、RF送信ユニットを、撮影室内に設置してもよいし、生データ収集ユニットや、画像再構成ユニットを、機械室内に設置してもよい。また、計算機も、例えばシリコン製のディスク等であれば、撮影室内に設置することができる。
更に、機械室自体を設けられない場合もあれば、機械室を設けられるが小さいスペースの場合もある。操作室についても同様である。即ち、図1に示した分散配置の例は、一例に過ぎず、どのユニットをどの室内に設置すべきかは、MRI装置が設置される環境に応じて、任意に変更することが可能である。また、ユニットの区分けや、ユニットの名称、各部の名称等も、任意に変更することができる。
(ケーブル)
また、上述した実施形態においては、各ユニットのケーブルが各ユニットに接続されたまま、RFシールドケース150が引き出される状態を示した。もっとも、傾斜磁場アンプユニット104や、RF送信アンプユニット107には、比較的太いケーブルが利用されるので、この場合には、ケーブルを簡便に着脱できる着脱機構を設けてもよい。例えば、磁気シールドケース140の中からRFシールドケース150を引き出す際に、ケーブルを切り離せばよい。あるいは、例えば、第2の実施形態で説明したようなスライド機構170において、レール自体に、金属の配線バスバーのような通電の仕組みを設けてもよい。
(収納ケース)
また、上述した実施形態において説明した収納ケースは一例にすぎない。例えば、磁気シールドケースとRFシールドケースとを兼ねた1つのシールドケースとして構成してもよい。もっとも、上述したように、RFシールドケースは密閉構造でなければならない。そこで、磁気シールドケースとRFシールドケースとを兼ねた1つのシールドケースの場合、磁気シールドケースで利用される専用の材質で、且つ、密閉構造のケースであることが必要になる。
(一体型)
また、上述した実施形態においては、架台110脇の側面に磁気シールドケース140を設置する例を説明したが、実施形態はこれに限られるものではない。架台110と磁気シールドケース140とは、一体化されてもよい。例えば、架台110のカバー内に磁気シールドケース140自体が収納されており、架台110のカバー(例えば、側面カバー)を取り外すと、磁気シールドケース140やその内部に設置されたRFシールドケース150を取扱うことができる構造にしてもよい。
以上述べた少なくとも1つの実施形態の磁気共鳴イメージング装置によれば、省スペース化を実現できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 MRI装置
140 磁気シールドケース
150 RFシールドケース

Claims (9)

  1. 電子機器を設置可能な設置部を架台に備え、
    前記設置部に設置された電子機器を、静磁場磁石の励磁下で、前記架台から所定の距離離れた位置まで引き出す引出機構を備えたことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記所定の距離は、磁場の吸引力が所定の値まで低減される位置までの距離であることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記引出機構は、手動の操作によって前記電子機器を引き出すことを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記引出機構は、前記設置部から引き出した電子機器を前記設置部に再び設置する場合に、引き出し前に設置されていた位置と同じ位置に、前記電子機器を設置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記電子機器は、前記設置部に設置された場合に、前記設置部若しくは前記引出機構に対して固定されて設置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記設置部は、電磁波を遮蔽する材質で形成され、前記電子機器を収納可能なシールドケースであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記シールドケースは、一面が開放された第1シールドケースと、前記第1シールドケース内に収納され、密閉された第2シールドケースとの二重構造で形成され、
    前記引出機構は、前記第2シールドケースに収納された電子機器を、前記第2シールドケースごと引き出すことを特徴とする請求項6に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記引出機構は、引き出し方向とは反対の磁場の吸引方向への前記電子機器の移動に対して制限をかけるロック機構を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記電子機器は、傾斜磁場コイルに供給する電流を増幅する傾斜磁場アンプユニット、RF(Radio Frequency)送信コイルに供給する電流を増幅するRF送信アンプユニット、生データを収集する生データ収集ユニット、及び、生データから画像を再構成する画像再構成ユニットのうち、少なくとも1つであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
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