JP6308660B2 - 電気機器収納用キャビネット - Google Patents

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本発明は電気機器を収納するキャビネットに関し、詳しくは蝶着された扉により本体開口部の開閉を実施する電気機器収納用キャビネットに関する。
一端が蝶着された扉を備えて、開口部をその扉で開閉可能とした電気機器収納用キャビネットは、扉の他端は自由端であるため扉の重みで時間の経過と共に自由端側が下方へ傾く、所謂片下りの現象が発生した。
この片下りが発生すると、開閉操作時に扉とキャビネット本体との擦れが発生して異音が発生したり開け閉めがし辛くなるため、その対策として例えば特許文献1では、キャビネット本体の枠体に戸当りゴムを取り付けた。具体的に、キャビネット本体の開口部に、閉じた扉の周囲を覆う枠体を形成し、テーパ部を有するゴム製の戸当りゴムをその内側に配置して閉じた扉との隙間の発生を無くし、扉板の片下りの発生の防止を図ると共に、発生した片下りの矯正を可能とした。
実開平7−71787号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成は、扉を点で支える構成であるため、比較的小型で軽量な扉に対しては有効なものであったが、大型なキャビネットや扉自体に重量がある場合には戸当りゴムの耐久性に難があり、長い期間に亘り機能を維持できなかった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、扉の大きさや重量に左右されず、片下りを効果的に防止でき、且つ耐久性のある構造の電気機器収納用キャビネットを提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、電気機器を収納するキャビネット本体と、本体の開口部を閉塞する扉板とを有し、扉板が開口部の1辺に蝶着されて成る一方、本体の開口部は閉じた扉板の周囲を囲む枠体を有する電気機器収納用キャビネットであって、枠体の扉板の側面に対峙する内側面のうち、少なくとも蝶着された1辺を除く3辺が奥に至るに従い開口部を狭くする傾斜面を有して形成されると共に、内側面に面する扉板の側面は、傾斜面に合致する傾斜を有し、更に扉板は、側面に連続形成された枠状の背面を有すると共に、枠体は閉じた扉板の背面が当接する当接面を内側面の奥に備え、当接面は内側面から連続形成されて本体の奥部に向けて傾斜形成され、枠体の内側が内側面と当接面とで断面く字状の2段階の傾斜面が形成されて成る一方、扉板の背面は、当接面の傾斜に合致する傾斜を有することを特徴とする。
この構成によれば、キャビネット本体の開口部は前面に比べて奥部が狭いし、扉板の周囲も前面に比べて背部は狭い。そのため、閉じた扉板を正しい閉鎖位置に自然に移動させることが可能となるし、正しい位置で扉板を保持することができ、片下りの発生を防止できる。また、片下りして開放端部が開口部に合致しない状態にあっても、枠体の傾斜面が扉板を案内して閉じる状態まで矯正することができ、閉じながら片下りを無理無く矯正できる。
そして、枠体の内側面と扉板の側面の双方が傾斜形成されるため、特定部位に負荷がかかる状態を回避でき、扉板が比較的大きな場合であっても、片下りの矯正作用に耐久性を持たせることができる。
加えて、扉板を受け止める当接面も傾斜形成される一方、扉板背面も同様の傾斜を有するため、片下りした扉板であっても、閉じた状態では当接面との係合により片下りを確実に矯正できる。
請求項の発明は、請求項1に記載の構成において、扉板の開放端側の枠体の少なくとも角部に、内側面から当接面に至る領域に樹脂部材から成る戸当り部材が取り付けられて成ることを特徴とする。
この構成によれば、枠体と扉板との接触による異音の発生を防止できるし、扉板を閉塞位置にスムーズに案内することができる。
本発明によれば、キャビネット本体の開口部は前面に比べて奥部が狭いし、扉板の周囲も前面に比べて背部は狭い。そのため、閉じた扉板を正しい閉鎖位置にスムーズに移動させることができるし、正しい位置で扉板を保持することができ、片下りの発生を防止できる。また、片下りして開放端部が開口部に合致しない状態にあっても、枠体の傾斜面が扉板を案内して閉じる状態まで矯正させることができ、片下りを閉じながら無理無く矯正できる。
そして、枠体の内側面と扉板の側面の双方が傾斜形成されるため、特定部位に負荷がかかる状態を回避でき、比較的大きな扉板であっても、片下りの矯正作用に耐久性を持たせることができる。
本発明に係る電気機器収納用キャビネットの一例を示し、(a)は扉板を開けた状態の斜視図、(b)はA部拡大図である。 戸当りシートの斜視図である。 戸当りシートを取り付けた部位の断面説明図であり、(a)は閉じた状態、(b)は僅かに開けた状態を示している。 戸当りシートを取り外したA部拡大図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る電気機器収納用キャビネットの一例を示し、(a)は扉板を開けた状態の斜視図、(b)はA部拡大図である。図1において、1はキャビネットの本体、2は扉板、3は戸当りシートである。本体1、扉板2は鋼板を折り曲げ等して形成され、戸当りシート3は合成樹脂で形成されている。
本体1は、背板1a及び天板1b、底板1c、左右側板1d,1eを有して内部に機器収納空間を形成している。そして、前面全体が開口され、扉板2で閉鎖される開口部Pが形成されている。
開口部Pの周囲となる本体1の前面は、本体1の強度を維持すると共に扉板2を収容するための枠体11が周設されている。枠体11は、天板1b、底板1c、側板1d,1eのそれぞれから折り曲げて形成され、側方から一体に形成されている。
この枠体11は、開口部Pを閉鎖した扉板2の前面に連続するよう形成された平坦な前面11aを有し、扉板2の側面に対峙する内側には内側面11b及び当接面11cが形成されている。
内側面11bは前面11aから折り曲げて形成され、扉板2の後述する側面2bに対峙するよう形成されている。また、当接面11cは内側面11bの先を更に折り曲げて形成され、扉板2の背面に当接して扉板2を閉鎖位置で保持するために形成されている。こうして、枠体11は、扉板2を閉じた際に扉板2を収容して保持するよう構成されている。
扉板2は、平坦な前面2aの周囲に強度維持のため側面2bが一定幅で周囲4辺に折り曲げ形成され、更にその先を折り曲げて背面2cを形成している。この側面2aのうちの1辺(図1においては右側辺)が本体1に蝶着され、他方を自由端として開閉自在としている。尚、21は開放端側に設けられた操作ハンドルである。
戸当りシート3は、開口部Pの角部に設置されている。具体的に、図1に示すように枠体11の内側となる天板1bの下部と、底板1cの上部(図示せず)に設置されている。
図2は戸当りシート3の拡大図であり、枠体11の内側面11b上に配置される第1片3aと当接面11c上に配置される第2片3bと、枠体11の角部に形成された隙間から枠体11の背部に挿入されて戸当りシート3を枠体11に係止させるための係止片3cとを有している。このうち第2片3bは折り曲げて二重に形成され、弾性を発揮するよう形成されている。
尚、図4は戸当りシート3を取り外したA部の拡大図を示し、枠体11の当接面11c形成部の端部には隙間Sが形成され、戸当りシート3の係止片3cが挿入可能となっている。また、戸当りシート3は、強度を有して薄く形成でき且つ滑り摩擦の小さい合成樹脂製のシート、例えば高分子量ポリエチレンシートにより形成されている。
図3は戸当りシート3を取り付けた部位の枠体11角部の断面説明図であり、(a)は扉板3を閉じた状態、(b)は閉じる途中の状態を示している。図3に示すように、内側面11bと当接面11cとは互いに90度を超える広角で連続形成され、双方とも傾斜形成されている。
具体的に、内側面11bは本体1の内部に至るほど開口部Pが狭くなるよう傾斜を設けて形成され、当接面11cも内側に至るほど本体11の背部方向に近づくよう傾斜を設けて形成されている。こうして、内側面11b、当接面11cの双方を傾斜形成し、扉板2収容部を図3に示すように断面く字状に形成している。
一方扉板2も図3に示すように、側面2bは内側面11bの傾斜角度に合致する角度を有して閉鎖時は平行に対峙するよう形成され、前面2aから鋭角に折り曲げて形成されている。更に、側面2bの先に当接面11cに当接する係合面(背面)2cが折り曲げ形成され、この係合面2cも当接面11cの角度に合致する角度で傾斜形成されている。
このように形成された内側面11b及び当接面11cに対して、戸当りシート3は双方に亘って配置され、内側面11bに接着部材4を介して接着されている。この結果、扉板2に片下りが発生したとしても、図3(b)に示すように閉じる途中で枠体11に接触し、傾斜形成された内側面11b上を摺動して扉板2は閉鎖位置まで移動する。このとき戸当りシート3の作用で、金属同士の接触による異音の発生を防止することができるし、大きな抵抗が発生すること無く扉板2をスムーズに閉塞位置に案内することができる。
このように、キャビネット本体1の開口部Pは前面に比べて奥部が狭くなるよう傾斜形成されると共に、扉板2の周囲も前面に比べて背部が狭く傾斜形成されることで、閉じた扉板2を正しい閉鎖位置に自然に移動させることができるし、正しい位置で扉板2を保持することができ、片下りの発生を防止できる。
また、片下りして開放端部が開口部Pに合致しない状態が発生しても、枠体11の傾斜面が扉板2を案内して閉じる状態まで矯正させることができ、片下りを閉じながら無理無く矯正できる。そして、枠体11の内側面11bと扉板2の側面2bの双方が傾斜形成されるため、特定部位に負荷がかかる状態を回避でき、扉板2が比較的大きくても、片下りの矯正作用に耐久性を持たせることができる。
更に、扉板2を受け止める当接面11cも傾斜形成される一方、扉板2の背面2cも同様の傾斜を有するため、片下りした扉板2であっても、閉じた状態では当接面11cとの係合により片下りを確実に矯正できる。
尚、上記実施形態では、枠体11の内側面11bに加えて当接面11cも傾斜形成したが、当接面11cは傾斜形成せず平坦な面としても良い。
また、枠体11の4辺全てに対して内側を傾斜形成しているが、扉板2を蝶着した1辺は片下りによる位置ズレは発生しないため傾斜形成しなくとも良い。
更に、戸当りシート3は開口部Pの上下2辺の角部のみに設置したが、側板1d,1eの内側となる開口部Pの側部にも更に配置して、角部を中心に縦方向と横方向の双方に設置しても良いし、開口部Pの周囲全域に亘って設置しても良い。逆に、金属同士の接触による異音の発生を問題視しなければ、戸当りシートを設けなくとも良く、傾斜を設けた構成は扉板2の片下りの防止に引き続き有効に作用するものである。
1・・本体、2・・扉板、2b・・側面、3・・戸当りシート(戸当り部材)、11・・枠体、11b・・内側面、11c・・当接面、P・・開口部。

Claims (2)

  1. 電気機器を収納するキャビネット本体と、前記本体の開口部を閉塞する扉板とを有し、前記扉板が前記開口部の1辺に蝶着されて成る一方、前記本体の開口部は閉じた前記扉板の周囲を囲む枠体を有する電気機器収納用キャビネットであって、
    前記枠体の前記扉板の側面に対峙する内側面のうち、少なくとも前記蝶着された1辺を除く3辺が奥に至るに従い前記開口部を狭くする傾斜面を有して形成されると共に、
    前記内側面に面する前記扉板の側面は、前記傾斜面に合致する傾斜を有し、
    更に前記扉板は、前記側面に連続形成された枠状の背面を有すると共に、前記枠体は閉じた前記扉板の前記背面が当接する当接面を前記内側面の奥に備え、
    前記当接面は前記内側面から連続形成されて前記本体の奥部に向けて傾斜形成され、前記枠体の内側が前記内側面と前記当接面とで断面く字状の2段階の傾斜面が形成されて成る一方、
    前記扉板の背面は、前記当接面の傾斜に合致する傾斜を有することを特徴とする電気機器収納用キャビネット。
  2. 前記扉板の開放端側の前記枠体の少なくとも角部に、前記内側面から前記当接面に至る領域に樹脂部材から成る戸当り部材が取り付けられて成ることを特徴とする請求項記載の電気機器収納用キャビネット。
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