JP6307779B2 - 補正装置、及び補正方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明に係る補正装置1のブロック図の一例である。
図1に示す例では、送信装置における回路の一部を示している。図1に示すように、補正装置1は、DPD(Digital Pre−Distortion;事前歪補償)部10(事前歪補償部)、DAC(デジタル−アナログ変換)20、増幅回路30、ADC(アナログ−デジタル変換)40、および補正部50を備えている。DPD部10は、DPD演算部11、LUT(ルックアップテーブル)12を備えている。また、補正部50は、遅延部51、信号レベル補正部52、誤差算出部53、および遅延時間推定部54を備えている。
なお、入力信号(リファレンス信号、第1信号)s1は、例えば送信装置の不図示の送信信号生成部から入力される信号である。また、出力信号s4は、例えば送信装置の不図示の送信回路へ出力する信号である。
増幅回路30は、DAC20が出力した信号s3を増幅し、増幅した出力信号s4を送信回路に出力する。
図2は、事前歪補償の処理を行わない場合の入力信号を説明する図である。図3は、事前歪補償の処理を行った場合の入力信号を説明する図である。なお、図2および図3では、デジタル−アナログ変換部およびアナログ−デジタル変換部等は省略して記載している。
図2に示すように、増幅回路30は、入力信号s101を増幅した出力信号s102を出力する。図2に示した例では、入力信号s101に対して、出力信号s102に歪みが発生していることを表している。なお、図2において、増幅回路30で増幅された出力信号s102の大きさは、歪が発生していない場合の入力信号s101と同じ大きさとして、模式的に表している。
増幅回路30は、DPD部10から出力された事前補償信号s2を増幅して、増幅した信号を出力信号s4として出力する。図3に示すように、DPD部10で事前歪補償信号s2を生成して、増幅回路30に入力した場合、出力信号s4の歪みを低減することができる。
具体的には、DPD部10のDPD演算部11は、補正部50が出力した補正後の入力信号s6と出力信号s7に基づいて、図3に示したように事前補償を行うための補正係数を生成する。LUT12は、DPD演算部11が算出した補正係数に基づいて、事前補償信号s2を生成する。
図4(a)に示すように、リファレンス信号s1とフィードバック信号s5との間には、間に挿入されている回路等による遅延時間tが発生する。このため、DPD部10は、遅延時間tを補正し、リファレンス信号s1とフィードバック信号s5のタイミングを合わせる必要がある。補正部50は、図4(b)のように、遅延時間tを推定して、リファレンス信号とフィードバック信号との遅延時間を補正する。図4(b)に示したように、補正後のリファレンス信号s6とフィードバック信号s7との遅延時間tは、ほぼ0である。
図5は、スライディング(相互)相関を用いた遅延時間の補正を説明する図である。図6は、最小誤差を用いた遅延時間の補正を説明する図である。図5および図6において、軸は時間を表し、縦軸は信号の大きさを表している。
仮に最小誤差を用いて遅延時間の補正を行い、かつ入力信号と入力信号とのレベル補正を別々に従来技術を用いて行う場合、時間差τ毎に、信号レベル方向にもずらして二乗誤差を算出する必要があった。このような処理では、演算量が多くなり、その結果、演算も複雑になるという課題もあった。また、このように2つの処理を仮に行った場合、入力信号のサンプル数が少ないと、遅延時間の補正もレベルの補正も精度が得られないという課題があった。
このため、本実施形態では、リファレンス信号とフィードバック信号間の最小誤差を用いて遅延時間の補正を行うとともに、2つの信号系列間のレベルの補正を行う。
この結果、本実施形態では、時間差毎のレベルを補正しているので、最小誤差を用いて補正する場合と比べて、二乗誤差を高い精度で算出できる。そして、本実施形態では、二乗誤差を高い精度で算出できるため、補正部50に入力される信号のサンプル数が少なくても、遅延時間を高い精度で推定できる。なお、入力される信号のサンプル数が多くても、遅延時間を高い精度で推定できる。なお、少ないサンプル数とは、例えば、スライディング相関を用いた補正のみによる遅延時間を推定する場合に用いられるサンプル数より少ないサンプル数である。
また、本実施形態によれば、リファレンス信号とフィードバック信号とのレベルを補正するとともに、二乗誤差を算出して遅延時間を同時に算出しているため、演算量を削減することができる。このため、例えば、ソフトウェアにより、補正部50の演算を実現することもできる。さらに、歪みを軽減できるため、装置の消費電力を軽減できる効果も得られる。
さらに、本実施形態の補正装置1は、デジタル信号を増幅する装置に適用することも可能である。この場合においても、サンプル数を削減しても高い精度で、レベル補正と遅延補償を行うことができるため、歪を軽減できる。この結果、装置の不要輻射による電力を軽減できる。
なお、第1実施形態では、補正部50を、補正装置1に用いる例を説明したが、これに限られない。補正部50は、例えば、2つの信号を同期させるために用いてもよい。
図1において、補正部50に、第1信号s1と第2信号s5が入力され、補正した第1信号s6と第2信号s7とを、不図示の後段の回路または装置に出力する場合について説明する。
信号レベル補正部52は、遅延部51が出力した第1信号s1’と第2信号s5’とに基づいて、信号レベルの補正値を算出する。
誤差算出部53は、遅延部51が出力した第1信号s1’と第2信号s5’との誤差を算出する。
この結果、補正部50は、第1信号s1と第2信号s5との遅延時間を、高い精度で補正して、第1信号s1と第2信号s5とを同期させることができる。
この場合においても、補正部50に入力される信号のサンプル数が少なくても、第1信号s1と第2信号s5とを、高い精度で同期させることができる。
遅延部51が、3つの信号間の時間差を順次、遅延させる。そして、遅延時間推定部54は、3つの信号レベル間の二乗誤差の算出とともに、3つの信号レベルを補正し、二乗誤差が最小になるときの遅延時間を推定遅延時間として算出する。遅延時間推定部54は、推定した遅延時間に基づいて、3つの信号の遅延時間を補正し、補正した3つの信号を、後段の回路または装置に出力する。
Claims (4)
- 入力された複数の信号の大きさに対する補正を行うとともに、前記複数の信号間の誤差を算出することで、前記複数の信号間の遅延に対する補正を行う補正装置であり、
推定を行う範囲で、入力された第1信号と第2信号との時間差を順次、遅延させる毎に、前記第1信号と前記第2信号との信号電力の大きさの誤差が最小になる前記第1信号と前記第2信号との信号レベルの補正値を算出しつつ、遅延させて求めた前記信号レベルの前記補正値のなかから、前記第1信号と前記第2信号との前記信号電力の大きさの前記誤差が最小になる、前記第1信号と前記第2信号との遅延時間を遅延時間推定値として算出し、算出した前記遅延時間推定値に基づいて、前記第1信号と前記第2信号との信号間の遅延及び前記信号レベルに対する補正を行う補正部
を備えることを特徴とする補正装置。 - 前記補正部は、
前記第1信号と前記第2信号との信号の大きさの誤差として、二乗誤差を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の補正装置。 - 前記補正部によって補正された前記第1信号と前記第2信号とに基づいて、前記第1信号に対して歪みを軽減するための補償を行い、前記補償後の信号を事前歪補償信号として生成する事前歪補償部と、
前記事前歪補償部から入力された前記事前歪補償信号を増幅する増幅回路と、
を備え、
前記第2信号は、
前記事前歪補償信号が、前記増幅回路で増幅された後の信号である
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の補正装置。 - 入力された複数の信号の大きさに対する補正を行うとともに、前記複数の信号間の誤差を算出することで、前記複数の信号間の遅延に対する補正を行う補正方法であり、
推定を行う範囲で、入力された第1信号と第2信号との時間差を順次、遅延させる毎に、前記第1信号と前記第2信号との信号電力の大きさの誤差が最小になる前記第1信号と前記第2信号との信号レベルの補正値を算出しつつ、遅延させて求めた前記信号レベルの前記補正値のなかから、前記第1信号と前記第2信号との前記信号電力の大きさの前記誤差が最小になる、前記第1信号と前記第2信号との遅延時間を遅延時間推定値として算出し、算出した前記遅延時間推定値に基づいて、前記第1信号と前記第2信号との信号間の遅延及び前記信号レベルに対する補正を行う補正ステップ
を含むことを特徴とする補正方法。
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