JP5782361B2 - ディジタル・プリディストーション方式及び増幅装置 - Google Patents
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Description
ディジタル・プリディストーション技術を用いた電力増幅システムでは、電力増幅部の出力信号から分配された一部の信号を帰還して周波数変換や帯域制限などのダウンコンバート処理を行い、A/D(Analog to Digital)変換部によりアナログ信号からディジタル信号に変換し、この変換結果の信号をもとに歪補償制御が行われる。すなわち、ディジタル・プリディストーション方式では、増幅部で発生する歪をディジタル信号処理によって補償する。
図2の電力増幅装置は、複素乗算部1、D/A(Digital to Analog)変換部2、アップコンバータ3、電力増幅部4、結合器5、ダウンコンバータ6、A/D変換部7、レート変換部8、歪補償制御部9、歪補償係数テーブル10を有する。
電力増幅装置に入力された入力信号は、複素乗算部1によって電力増幅部4における歪が補償されるように、信号レベルに応じた歪補償係数(歪補償係数テーブル10の設定値)と複素乗算された後に、D/A変換部2によってディジタル信号からアナログ信号に変換される。
D/A変換部2から出力されるアナログ信号は、アップコンバータ3によって周波数変換や帯域制限などのアップコンバート処理が施され、その後、電力増幅部4で電力増幅される。
電力増幅部4からの帰還信号は、ダウンコンバータ6によって周波数変換や帯域制限などのダウンコンバート処理が施され、A/D変換部7によってアナログ信号からディジタル信号に変換される。A/D変換部7のサンプリングレートが入力信号のサンプリングレートと異なる場合、A/D変換部7から出力されるディジタル信号のサンプリングレートを入力信号のサンプリングレートに合わせるために、レート変換部8によってレート変換が行われる。
歪補償制御部9では、レート変換部8から出力された信号と入力信号とを比較して、電力増幅部4で発生する歪の補償に使用する歪補償係数(歪補償係数テーブル10の設定値)を更新する。
このような状況において、上記問題の発生を防ぐ手法として、高いサンプリングレートのA/D変換部7を用いる構成が考えられるが、コスト及び消費電力の増加に繋がってしまう。また、他の手法として、電力増幅部4からの帰還信号(アナログ信号)を同相成分Iと直交成分Qとに分離して、それぞれを別個のA/D変換器を用いてディジタル信号に変換する構成にして、使用するA/D変換器のサンプリングレートを抑えることも考えられるが、装置構成の複雑化などが懸念される。
図1には、本発明の一実施形態に係るディジタル・プリディストーション方式の電力増幅装置(或いは電力増幅システム)の構成例を示してある。
本例の電力増幅装置は、複素乗算部1、D/A変換部2、アップコンバータ3、電力増幅部4、結合器5、ダウンコンバータ6、A/D変換部7、レート変換部8、歪補償制御部9、歪補償係数テーブル10に加え、低次歪算出部11、高次歪生成部12を備える。
アップコンバータ3は、D/A変換部2により処理された信号(D/A変換部2の出力信号)に対して、周波数変換や帯域制限などのアップコンバートを施して出力する。
電力増幅部4は、アップコンバータ3により処理された信号(アップコンバータ3の出力信号)を電力増幅して出力する。
A/D変換部7は、ダウンコンバータ6により処理された信号(ダウンコンバータ6の出力信号)を、アナログからディジタルの信号に変換して出力する。本例では、入力信号のサンプリングレートより低いサンプリングレートのディジタル信号に変換する。
レート変換部8は、A/D変換部7により処理された信号(A/D変換部7の出力信号)のサンプリングレートを、入力信号のサンプリングレートにレート変換して出力する。
ここで、レート変換部8の出力信号から歪量を検出可能な歪の次数は、A/D変換部7のサンプリングレートなどに依存する。すなわち、A/D変換部7により変換されたディジタル信号のサンプリングレートをf[MHz]とすると、このディジタル信号はf/2[MHz]の帯域幅を超える情報が欠落しているため、それ以下の歪までしか歪量を算出(検出)できない。以下、低次歪算出部11により歪量を検出可能な次数までの歪を低次歪とし、それより高次の歪を高次歪とする。本例では、3次の歪を低次歪とし、5次以上の歪を高次歪とするが、これに限定するものではない。
また、高次歪生成部12は、低次歪の歪量から推定した高次歪を、レート変換部8から出力された信号に付加して出力する。本例では、低次歪の歪量に対応する高次歪の係数をレート変換部8からの信号に乗算処理することで、高次歪の付加を行う。
なお、特に図示しないが、入力信号と帰還信号には時間差が生じるので、入力信号と帰還信号の時間軸を合わせるために、入力信号をバッファリング(遅延調整)して時間軸を帰還信号に合わせる等の時間差を補償するための構成を必要に応じて備えてもよい。
入力信号をxとし、電力増幅部4の出力信号をy0とすると、y0は(式1)のように表すことができる。なお、偶数次の歪は省略してある。
y0=a1x+a3x3+a5x5+・・・+a2n+1x2n+1 ・・(式1)
ここで、nは0以上の整数を表す。
例えば、帰還部のA/D変換部7で3次歪に相当する帯域に制限されると、歪補償制御部9で検出できる信号y1は(式2)のようになり、5次以上の歪が検出されない。よって、5次以上の歪は補償されないことになる。
y1=a1x+a3x3 ・・(式2)
つまり、高次歪生成部12において、低次歪算出部11で算出(検出)した3次歪の電力a3x3若しくは3次歪の電力係数a3に対応する係数a5,a7,・・・とレート変換部8からの信号を乗算処理して、(式3)のように高次歪を付加した帰還信号y2を得る。
y2=y1+a5y1 5+・・・+a2n+1y1 2n+1 ・・(式3)
すなわち、電力増幅部で発生する歪をディジタル信号処理によって補償するディジタル・プリディストーション方式において、特に、入力信号のサンプリングレートと帰還部のA/D変換部のサンプリングレートが異なり、かつ、A/D変換部のサンプリングレートが入力信号のサンプリングレートと比較して小さい場合、帰還信号をA/D変換部でディジタル信号に変換した後、サンプリングレートを入力信号のサンプリングレートに変換し、帰還信号の低次の歪量を算出し、低次の歪量から高次の歪を推定して、帰還信号に高次の歪を付加し、高次の歪が付加された帰還信号と入力信号を比較して、電力増幅部で発生する非線形歪を補償するための入力振幅に応じた振幅、位相の歪補償係数テーブルを更新し、当該歪補償係数テーブルを参照して入力信号の振幅に応じた振幅係数、位相係数を入力信号に対して複素乗算することにより、電力増幅部で発生する歪を補償して、歪の少ない信号を出力する。
Claims (2)
- 増幅部で発生する歪をディジタル信号処理によって補償するディジタル・プリディストーション方式において、
所定サンプリングレートのディジタルの入力信号に対して、その信号レベルに応じた歪補償係数を用いて歪補償処理を行う手段と、
歪補償処理された信号をディジタル信号からアナログ信号に変換する手段と、
アナログ信号に変換された信号を前記増幅部により増幅する手段と、
増幅された信号を前記所定サンプリングレートより低いサンプリングレートでアナログ信号からディジタル信号に変換する手段と、
ディジタル信号に変換された信号のサンプリングレートを前記所定サンプリングレートに変換する手段と、
サンプリングレートが変換された信号から予め設定された次数の低次歪を算出する手段と、
サンプリングレートが変換された信号に、算出された低次歪から推定される当該低次歪より高次の高次歪を付加する手段と、
高次歪が付加された信号と前記入力信号との比較結果に基づいて、前記歪補償係数を更新する手段と、
を備えたことを特徴とするディジタル・プリディストーション方式。 - 増幅部で発生する歪をディジタル信号処理によって補償するディジタル・プリディストーション方式の歪補償機能を有する増幅装置において、
歪の補償に用いる歪補償係数を信号レベルに対応付けて保持する歪補償係数テーブルと、
前記歪補償係数テーブルを参照して、所定サンプリングレートのディジタルの入力信号に対して、その信号レベルに対応する歪補償係数を複素乗算する複素乗算部と、
前記複素乗算部により処理された信号をディジタルからアナログの信号に変換するD/A変換部と、
前記D/A変換部により処理された信号をアップコンバートするアップコンバータと、
前記アップコンバータにより処理された信号を増幅する前記増幅部と、
前記増幅部により処理された信号をダウンコンバートするダウンコンバータと、
前記ダウンコンバータにより処理された信号を前記所定サンプリングレートより低いサンプリングレートでアナログからディジタルの信号に変換するA/D変換部と、
前記A/D変換部により処理された信号のサンプリングレートを前記所定サンプリングレートに変換するレート変換部と、
前記レート変換部により処理された信号から予め設定された次数の低次歪を算出する低次歪算出部と、
前記レート変換部により処理された信号に、前記低次歪算出部により算出された低次歪から推定される当該低次歪より高次の高次歪を付加する高次歪生成部と、
前記高次歪生成部により処理された信号と前記入力信号との比較結果に基づいて、前記歪補償係数テーブルを更新する歪補償制御部と、
を備えたことを特徴とする増幅装置。
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