JP2015109528A - 増幅器、送信機、及び増幅方法 - Google Patents

増幅器、送信機、及び増幅方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易に構成可能な増幅器、送信機、及び増幅方法を提供する。【解決手段】DPD型増幅器10は、OS部11とIMDLUT部12とDS部14と加算部15とHPA17とを有する。OS部11は、入力信号のレートを増加してサンプリングする。IMDLUT部12は、OS部11によりレートが増加された入力信号から、上記入力信号の増幅により生じる歪を補償する歪補償信号を生成する。DS部14は、IMDLUT部12により生成された歪補償信号のレートを、OS部11による増加の前のレートに減少させる。加算部15は、上記レートの増加前の入力信号に、DS部14によりレートが減少された歪補償信号を加算する。HPA17は、加算部15により上記歪補償信号が加算された入力信号を増幅する。【選択図】図2

Description

本発明は、増幅器、送信機、及び増幅方法に関する。
従来、無線通信における通信データ量の増大に伴い、基地局の送信出力の増大が求められている。基地局の送信出力を増やす装置として、高出力送信増幅器(HPA:High Power Amplifier)が利用されている。このHPAでは、非線形領域でのRF(Radio Frequency)信号の歪を推定し補償する装置として、DPD(Digital PreDistorter)が用いられることがある。
図10は、入力信号のスペクトラムがHPA100により拡散される様子を示す図である。図10に示す様に、HPA100に入力される前のTx信号のバンド幅は、TxBWである。バンド幅TxBWは、HPA100からの出力後には、N(N=3、5、…、11)倍のバンド幅N*TxBWに、周波数f方向に拡散している。拡散領域E1、E2は、IMD(Inter Modulation Distortion)によるHPA出力に相当し、拡散幅は、HPA100の非線形性オーダNによって異なる。
図11は、入力信号がDPD200により補償される様子を示す図である。図11に示す様に、DPD200に入力される前のTx信号のバンド幅は、TxBWである。DPD200は、HPA100による信号増幅に先立ち、上記入力信号のスペクトラムを、図10に示したバンド幅N*TxBWまで拡散することにより、増幅時に発生する歪を事前に補償する。その結果、PD(PreDistorter)信号が得られる。
図12は、PD信号のスペクトラムに折返し雑音A1、A2が発生する様子を示す図である。図12に示す様に、歪補償後のPD信号は、主信号であるTx信号と同一のクロック(周期)で生成される。一方、PD信号のスペクトラムは、上述した様に、周波数f方向に少なくとも3倍に拡散される。このため、PD信号のスペクトラムは、隣接するPD信号間で重なり合い、折返し雑音A1、A2が発生する。
図13は、オーバサンプリングにより折返し雑音が抑制される様子を示す図である。図13に示す様に、増幅器は、DPD200の前段にOS(Over Sampling)部300を設けることで、Tx信号及びPD信号を生成するクロックを2倍とする。これにより、歪補償後のPD信号のスペクトラムが周波数f方向に拡散しても、PD信号のスペクトラムは重なり合うことはなくなり、折返し雑音A1、A2は抑制される。
特開平7−66687号公報 米国特許第6298097号明細書
Hsin-Hung Chen, Chih-Hung Lin, Po-Chiun Huang, and Jiunn-Tsair Chen, "Joint Polynomial and Look-Up-Table Predistortion Power Amplifier Linearization," IEEE Transactions On Circuits And Systems-II: EXPRESS BRIEFS, VOL. 53, NO. 8, AUGUST 2006 Y. Akaiwa "Introduction to Digital Mobile Communication," Wiley, New York (1997) Lei Ding et al., "A Robust Digital Baseband Predistorter Constructed Using Memory Polynomials," IEEE Transaction On Communications, Vol. 52, No 1, Jan. 2004. R. Marsalek, P. Jardin, and G. Baudoin, "From Post-Distortion to Pre-Distortion for Power Amplifiers Linearization," IEEE Communications Letters, VOL. 7, NO. 7, JULY 2003. Yuelin Ma, et al, "An open-loop digital predistorter based on memory polynomial inverses for linearization of RF power amplifier," International Journal of RF and Microwave Computer-Aided Engineering, September 2011, Volume 21, Issue 5 Pages 457-610.
しかしながら、上述した技術は、PD信号の折返し雑音を抑制することはできるが、増幅器を簡易に構成することが困難であるという問題点があった。すなわち、従来の増幅器は、PD信号に併せて、高い処理精度の要求される主信号(Tx信号)をオーバサンプリングする構成を採る。また、従来の増幅器は、PD信号の流れるパスに加えて、主信号の流れるパスが、ダイナミックレンジとなる。更に、従来の増幅器では、主信号が高速レートで処理されるため、オーバサンプリング用のフィルタに高い性能が要求されることがある。これらの結果、増幅器の構成が複雑化し、ハードウェア規模が大きくなる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易に構成可能な増幅器、送信機、及び増幅方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本願の開示する増幅器は、一つの態様において、増加部と生成部と減少部と加算部と増幅部とを有する。前記増加部は、入力信号のレートを増加してサンプリングする。前記生成部は、前記増加部によりレートが増加された入力信号から、前記入力信号の増幅により生じる歪を補償する歪補償信号を生成する。前記減少部は、前記生成部により生成された歪補償信号のレートを、前記増加部による増加の前のレートに減少させる。前記加算部は、前記レートの増加前の入力信号に、前記減少部によりレートが減少された歪補償信号を加算する。前記増幅部は、前記加算部により前記歪補償信号が加算された入力信号を増幅する。
本願の開示する増幅器の一つの態様によれば、増幅器を簡易に構成することができる。
図1は、送信機の全体構成を示す図である。 図2は、本実施例に係るDPD型増幅器のブロック図である。 図3は、DPD型増幅器のOS部に入力される信号のスペクトラムを示す図である。 図4は、DPD型増幅器のOS部から出力される信号のスペクトラムを示す図である。 図5は、DPD型増幅器のIMDLUT部から出力される信号のスペクトラムを示す図である。 図6は、DPD型増幅器のLPFから出力される信号のスペクトラムを示す図である。 図7は、DPD型増幅器のDS部から出力される信号のスペクトラムを示す図である。 図8は、DPD型増幅器の加算部から出力される信号のスペクトラムを示す図である。 図9は、DPD型増幅器によりダイナミックレンジが減少する効果を説明するための図である。 図10は、入力信号のスペクトラムがHPAにより拡散される様子を示す図である。 図11は、入力信号がDPDにより補償される様子を示す図である。 図12は、PD信号のスペクトラムに折返し雑音が発生する様子を示す図である。 図13は、オーバサンプリングにより折返し雑音が抑制される様子を示す図である。
以下に、本願の開示する増幅器、送信機、及び増幅方法の実施例を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施例により、本願の開示する増幅器、送信機、及び増幅方法が限定されるものではない。
図1は、送信機の全体構成を示す図である。図1に示す様に、本実施例に係る送信機1は、DPD型増幅器10、乗算器20、局部発振器30、及びアンテナ40を有する。送信機1は、例えば基地局に実装される。まず、図1を用いて本実施例に係る送信機1の全体的な動作を説明する。その後、本実施例に係るDPD型増幅器10における歪補償処理について詳細に説明する。
ベースバンド信号生成部2は、音声等の入力データに基づき、ベースバンド信号を生成する。ベースバンド信号生成部2は、生成されたベースバンド信号を送信機1へ出力する。ベースバンド信号生成部2は、例えば、デジタル回路やDSP(Digital Signal Processor)、CPU(Central Processing Unit)等により構成される。
乗算器20は、ベースバンド信号の入力をベースバンド信号生成部2から受ける。更に、乗算器20は、局部発振信号の入力を局部発振器30から受ける。乗算器20は、ベースバンド信号に局部発振信号のキャリア周波数を乗算して周波数を変換し、RF信号を生成する。乗算器20は、生成されたRF信号をDPD型増幅器10へ出力する。
DPD型増幅器10は、HPA(High Power Amplifier)17を有する。なお、HPA17は複数あってもよい。DPD型増幅器10は、RF信号の入力を乗算器20から受ける。DPD型増幅器10は、HPA17によりRF信号を増幅する。DPD型増幅器10は、増幅処理に先立ち、PD(PreDistorter)成分としてのIMD信号(以下、「PD信号」と記す。)に対するオーバサンプリングとダウンサンプリングとを行っているが、その詳細については後述する。DPD型増幅器10は、増幅した信号をアンテナ40から送信する。
図2は、本実施例に係るDPD型増幅器10のブロック図である。図2に示す様に、DPD型増幅器10は、OS(Over Sampling)部11とIMDLUT(Inter Modulation Distortion Look Up Table)部12とLPF(Low Pass Filter)13とDS(Down Sampling)部14と加算部15とを有する。DPD型増幅器10は、DAC(Digital to Analog Converter)16とHPA17とADC(Analog to Digital Converter)18とLUT更新部19とを更に有する。これら各構成部分は、一方向又は双方向に信号やデータの入出力が可能な様に信号線を介して接続されている。
OS部11は、主信号(Tx信号)をオーバサンプリングする。すなわち、OS部11は、主信号を、主信号のn倍(例えばn=2)のクロックに乗せ、高速レートの信号を、後段のIMDLUT部12に出力する。
IMDLUT部12は、nクロックの上記信号の入力を受けると、該信号から、高速レートのPD信号を生成する。すなわち、IMDLUT部12は、如何なる相互変調歪がHPA17にて生じるかを、PD信号のみを対象としたLUTを参照して推定し、該推定の結果を基に、上記歪の逆相関を有するPD信号を生成する。これにより、IMDLUT部12は、後段のHPA17にて主信号に生じる歪を適応的に補償する。
LPF13は、前段のIMDLUT部12から入力されるPD信号に対し、所定の周波数よりも高い周波数成分を遮断し、低域周波成分のみを信号として通過させる。これにより、LPF13は、上記PD信号のバンド幅(周波数帯域)を低減させると共に、高調波におけるノイズを除去する。
DS部14は、LPF13から入力されるPD信号をダウンサンプリングする。すなわち、DS部14は、上記PD信号を、該PD信号の1/n倍(例えばn=2)のクロックに乗せて通常レートに戻した後、後段の加算部15に出力する。これにより、DS部14は、主信号とPD信号とのレートマッチングを行う。
加算部15は、通常レートを維持した状態でダイレクトパスP1を流れる主信号(Tx信号)に、IMDパスP2を流れてDS部14から供給されるPD信号を、通常レートで加算する。
DAC16は、加算部15から入力される加算後のデジタル信号を、HPA17による増幅が可能なアナログ信号に変換する。
HPA17は、DAC16から入力されるアナログ信号を増幅し、相互変調歪の補償された送信信号を生成する。
ADC18は、HPA17からフィードバック入力される増幅後のアナログ信号を、IMDLUT部12にて参照可能なデジタル信号に再び変換し、LUT更新部19に通常レートで出力する。
LUT更新部19は、ADC18から通常レートで入力されるフィードバック信号を基に、IMDLUT部12の参照する上記LUTのデータを更新する。なお、該更新処理は、オーバサンプリングされた速度で実行される必要がないため、フィードバックパスP3上には、OS部は不要となる。
次に、図3〜図8を参照し、主信号からPD信号が生成され、ダイレクトパスP1の主信号に加算されるまでの過程について説明する。
図3は、DPD型増幅器10のOS部11に入力される信号のスペクトラムを示す図である。図3では、x軸に周波数fが規定され、y軸に電力Pが規定されている。各スペクトラム(オリジナル、イメージ1、2)の中心周波数は、例えば2.1GHzであり、バンド幅は、例えば最大20〜100MHzである。図3に示す様に、OS部11に入力される信号は、通常レートの主信号であるので、1クロック間隔で、矩形のスペクトラムが形成される。すなわち、0クロック時点ではオリジナル信号のスペクトラムが、1クロック時点ではイメージ1のスペクトラムが、2クロック時点ではイメージ2のスペクトラムが、それぞれ等間隔で形成される。
図4は、DPD型増幅器10のOS部11から出力される信号のスペクトラムを示す図である。図4に示す様に、OS部11に入力された信号は、OS部11においてオーバサンプリングされることにより、高速レート(例えば、2倍速)の信号となって、OS部11から出力される。OS部11から出力される信号は、高速レートの主信号であるので、2クロック間隔で、矩形のスペクトラムが形成される。すなわち、0クロック時点ではオリジナル信号のスペクトラムが、2クロック時点ではイメージ1のスペクトラムが、4クロック時点ではイメージ2のスペクトラムが、それぞれ等間隔で形成される。
図5は、DPD型増幅器10のIMDLUT部12から出力される信号のスペクトラムを示す図である。図5に示す様に、IMDLUT部12からは、LUT更新部19の指示に従い、増幅時に生じる相互変調歪の逆相関を有するPD信号のスペクトラムが、主信号のスペクトラムを除いた状態で、生成される。PD信号の生成時には、IMDパスP2を通過する信号はオーバサンプリングされているため、IMDLUT部12が、該信号の逆相関をとっても、隣接するスペクトラムが重なり合うことはない。その結果、図5に示す様に、IMDLUT部12では、折返し雑音が発生しない。
図6は、DPD型増幅器10のLPF13から出力される信号のスペクトラムを示す図である。図6に示す様に、図5に示した各スペクトラム(オリジナル、イメージ1、2)は、LPF13の通過により、両側の一部がカットされた状態となる。図7は、DPD型増幅器10のDS部14から出力される信号のスペクトラムを示す図である。図7に示す様に、DS部14では、PD信号は、IMDパスP2への入力時のレート、すなわち、主信号と同一のレートにダウンサンプリングされる。この時点では、PD信号の各スペクトラム(オリジナル、イメージ1、2)は、両端がカットされているため、ダウンサンプリングしても、スペクトラムが重なり合うことはなく、折返し雑音の無い状態が継続される。
図8は、DPD型増幅器10の加算部15から出力される信号のスペクトラムを示す図である。図8に示す様に、加算部15では、ダイレクトパスP1を流れる主信号(図3参照)と、図7に示したスペクトラムのPD信号とが、通常レートで加算される。
次に、図9を参照し、DPD型増幅器10により実行される事前歪補償処理の効果について説明する。図9は、DPD型増幅器10によりダイナミックレンジが減少する効果を説明するための図である。DPD型増幅器10では、オーバサンプリングは、ダイレクトパスP1及びフィードバックパスP3では行われず、IMDパスP2のみにおいて行われるので、図9に示す様に、ダイナミックレンジは、IMDパスP2分のレンジ(例えば、約30dB)に減少する。これに対応して、要求される解像度も、例えば約5ビットに減少する。更に、オーバサンプリングの対象が、全ての信号ではなく、PD信号に限定されるため、オーバサンプリングに伴う消費電力も、例えば約30%に減少する。
以上説明した様に、本実施例に係るDPD型増幅器10は、OS部11とIMDLUT部12とDS部14と加算部15とHPA17とを有する。OS部11は、入力信号(Tx信号)のレートを増加してサンプリングする。IMDLUT部12は、OS部11によりレートが増加された入力信号から、上記入力信号の増幅により生じる歪を補償する歪補償信号(PD信号)を生成する。DS部14は、IMDLUT部12により生成された歪補償信号のレートを、OS部11による増加の前のレートに減少させる。加算部15は、上記レートの増加前の入力信号に、DS部14によりレートが減少された歪補償信号を加算する。HPA17は、加算部15により上記歪補償信号が加算された入力信号を増幅する。また、DPD型増幅器10は、IMDLUT部12により生成された歪補償信号の周波数帯域を低減させてDS部14に出力するLPF13を更に有するものとしてもよい。更に、IMDLUT部12は、上記レートの増加前の入力信号が、所定のレートの第1パス(ダイレクトパスP1)にて送信される間、上記歪補償信号を、上記所定のレートよりも高いレートの第2パス(IMDパスP2)において生成するものとしてもよい。
すなわち、DPD型増幅器10は、OS部11とDS部14とを、主信号(Tx信号)の通るダイレクトパスP1ではなく、PD信号の通るIMDパスP2に配置する。これにより、DPD型増幅器10は、オーバサンプリングを予測成分(PD信号)に対してのみ行い、主信号に対してはオーバサンプリングを実行しない。換言すれば、オーバサンプリングレートでは、PD信号のみが生成され、その間、主信号は通常レートで送信される。PD信号は、主信号程に高い処理精度が要求されない。また、上述した様に、PD信号の流れるIMDパスP2のみがダイナミックレンジとなる。更に、DPD型増幅器10では、主信号は、通常レートで処理される(高速レートで処理されない)ため、オーバサンプリング用のフィルタをダイレクトパスP1に設ける必要が無い。従って、DPD型増幅器10のハードウェア規模は低減される。その結果、DPD型増幅器10は、簡易な構成で、HPA17の非線形歪を補償することが可能となる。
なお、上記実施例では、DPD型増幅器10のOS部11は、入力信号を2倍のクロックにオーバサンプリングするものとした(図4参照)。しかしながら、オーバサンプリングのレートは、必ずしも2倍でなくてもよく、OS部11は、歪補償後のスペクトラム間に折返し雑音が生じない範囲内で、適宜、倍率を可変的に設定することができる。例えば、オーバサンプリングのレートは、1.5倍あるいは3倍程度であってもよい。これに対応して、ダウンサンプリングのレートは、必ずしも1/2倍でなくてもよく、DS部14は、上記オーバサンプリングのレートに応じて、適宜、倍率を変更することができる。
1 送信機
2 ベースバンド信号生成部
10 DPD(Digital PreDistorter)型増幅器
11 OS(Over Sampling)部
12 IMDLUT(Inter Modulation Distortion Look Up Table)部
13 LPF(Low Pass Filter)
14 DS(Down Sampling)部
15 加算部
16 DAC(Digital to Analog Converter)
17 HPA(High Power Amplifier)
18 ADC(Analog to Digital Converter)
19 LUT(Look Up Table)更新部
20 乗算器
30 局部発振器
40 アンテナ
100 HPA
200 DPD
300 OS部
A1、A2 折返し雑音
E1、E2 拡散領域
f 周波数
N 非線形性オーダ
P 電力
P1 ダイレクトパス(主信号用パス)
P2 IMDパス(PD信号用パス)
P3 フィードバックパス

Claims (5)

  1. 入力信号のレートを増加してサンプリングする増加部と、
    前記増加部によりレートが増加された入力信号から、前記入力信号の増幅により生じる歪を補償する歪補償信号を生成する生成部と、
    前記生成部により生成された歪補償信号のレートを、前記増加部による増加の前のレートに減少させる減少部と、
    前記レートの増加前の入力信号に、前記減少部によりレートが減少された歪補償信号を加算する加算部と、
    前記加算部により前記歪補償信号が加算された入力信号を増幅する増幅部と
    を有することを特徴とする増幅器。
  2. 前記生成部により生成された歪補償信号の周波数帯域を低減させて前記減少部に出力するフィルタ部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の増幅器。
  3. 前記生成部は、前記レートの増加前の入力信号が、所定のレートの第1パスにて送信される間、前記歪補償信号を、前記所定のレートよりも高いレートの第2パスにおいて生成することを特徴とする請求項1に記載の増幅器。
  4. 入力信号のレートを増加してサンプリングする増加部と、
    前記増加部によりレートが増加された入力信号から、前記入力信号の増幅により生じる歪を補償する歪補償信号を生成する生成部と、
    前記生成部により生成された歪補償信号のレートを、前記増加部による増加の前のレートに減少させる減少部と、
    前記レートの増加前の入力信号に、前記減少部によりレートが減少された歪補償信号を加算する加算部と、
    前記加算部により前記歪補償信号が加算された入力信号を増幅する増幅部と
    を有する増幅器と、
    前記増幅器により増幅された信号を送信する送信部と
    を有することを特徴とする送信機。
  5. 増幅器が、
    入力信号のレートを増加してサンプリングし、
    前記レートが増加された入力信号から、前記入力信号の増幅により生じる歪を補償する歪補償信号を生成し、
    生成された歪補償信号のレートを、前記増加の前のレートに減少させ、
    前記レートの増加前の入力信号に、前記レートが減少された歪補償信号を加算し、
    前記歪補償信号が加算された入力信号を増幅する
    ことを特徴とする増幅方法。
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