JP6307682B2 - モータアクチュエータ及びターミナル - Google Patents

モータアクチュエータ及びターミナル Download PDF

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Description

本発明は、パワーウィンドウ等の駆動源として用いられるモータアクチュエータ及びこれに用いられるターミナルに関する。
パワーウインドウ等の駆動源として用いられるモータアクチュエータは、通常、モータと、モータを収容するハウジングとを備える。ハウジングは、外部電源等の外部装置に接続するためのコネクタ部が設けられており、そのコネクタ部に接続された外部装置と、モータのモータ端子とを電気的に接続するため、通常、ハウジング内にターミナルが設けられる。
このターミナルとしては、金属板をプレス加工することによって、外部装置に接続される外部接続部と、モータ端子に接続されるモータ接続部とを一体成形したものが知られている(特許文献1参照)。
特開2012−253894号
しかしながら、ターミナルをプレス加工品により構成すると、打ち抜き加工時に端材が生じ、歩留まりの低下により製造コストの増大を招いてしまう。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、ターミナルの製造コストを抑えることのできるモータアクチュエータ及びこれに用いられるターミナルを提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明のある態様は、モータアクチュエータに関する。
モータアクチュエータは、モータ本体と、前記モータ本体から突出して設けられるモータ端子と、を有するモータと、導電性を有する線材により形成されるターミナルと、を備え、ターミナルは、線材の一部を折り返して形成されるモータ接続部を有し、モータ接続部は、互いの内側面が対向する一対の対向部間の隙間にモータ端子が配置され、モータ端子と電気的に接続され、対向部には、隙間の開口側に向かうにつれて隙間幅を広げるような案内部が形成されることを特徴とする。
また、本発明のある態様は、ターミナルに関する。モータ本体から突出して設けられるモータ端子に接続されるターミナルであって、導電性を有する線材の一部を折り返して形成されるモータ接続部を有し、モータ接続部は、互いの内側面が対向する一対の対向部間の隙間にモータ端子を配置可能であり、モータ端子と電気的に接続可能であり、対向部には、隙間の開口側に向かうにつれて隙間幅を広げるような案内部が形成されることを特徴とする。
本発明のある態様によると、ターミナルが線材により構成されるため、ターミナルの製造に端材が生じる打ち抜き加工が不要となり、歩留まりの増加により製造コストを抑えることが可能となる。
本発明によれば、ターミナルの製造コストを抑えることができる。
第1実施形態に係るモータアクチュエータの構成を示す部分断面平面図である。 第1実施形態に係るモータアクチュエータの構成を示す正面断面図である。 (a)は第1実施形態に係る第1ターミナルの構成を示す平面図であり、(b)はその正面図である。 第1実施形態に係る第1ターミナルのモータ接続部が第1モータ端子に接続された状態を示す拡大正面図である。 第1実施形態に係るターミナルのモータ接続部の変位部を説明するための図である。 第2実施形態に係る第1ターミナルのモータ接続部が第1モータ端子に接続された状態を示す拡大正面図である。 第3実施形態に係る第1ターミナルのモータ接続部が第1モータ端子に接続された状態を示す拡大正面図である。 第4実施形態に係る第1ターミナルのモータ接続部が第1モータ端子に接続された状態を示す拡大正面図である。 第4実施形態に係る第1ターミナルの構成を示す正面図である。 第4実施形態に係るターミナルのモータ接続部の変位部を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては、便宜上、図示の状態を基準に各構成要素の位置関係を表現する場合がある。また、同一の名称の構成要素について、「第1」、「第2」と記載し、その符号の末尾に「A」、「B」と記載して区別するが、両者を特に区別しない場合、これらの記載を省略する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1実施形態に係るモータアクチュエータ10の構成を示す部分断面平面図であり、図2は、その正面断面図である。図2は、図1のA−A断面図において主要な特徴となる部分を示す。モータアクチュエータ10は、モータ20と、ハウジング40と、出力軸50と、減速ギアセット60と、ターミナル70を備える。
モータ20は、本例では、直流モータであり、モータ本体21と、回転軸23と、モータ端子25を有する。モータ本体21は、筒状に形成され、その軸方向の両側である前部21a及び後部21bがブラケットにより閉塞される。回転軸23は、モータ本体21の前部21aから突出する。
モータ端子25は、モータ本体21の後部21bから突出する。モータ本体21は、その後部21bの外側面に、モータ端子25が突出する端子突出面21cが形成される。端子突出面21cは、回転軸23に略直交する平坦面として形成される。モータ端子25は、モータ本体21の後部21bに間隔を空けて、互いに略平行に一対設けられる。一対のモータ端子25は、それぞれ板状に形成される。一対のモータ端子25は、本例では、モータ本体21に電源電圧を供給するための電源端子として構成される。一対のモータ端子25に電源電圧を供給することにより回転軸23が回転駆動する。以下、モータ端子25の板厚方向を方向X、その幅方向を方向Y、その突出する方向を方向Zとして説明する。
ハウジング40は、上ケース41(第1ケース)と、下ケース43(第2ケース)を含み、これらが組み付けられることで構成される。ハウジング40は、その内部にモータ20、出力軸50、減速ギアセット60及びターミナル70を収容する。モータ20は、ハウジング40に設けられたモータ収容部44内に収容される。モータ20は、モータ収容部44内に収容されたとき、モータ収容部44の内壁面やリブ(図示せず)等に係合することにより、ハウジング40に対して固定される。なお、モータ20は、この他にも、公知の方法によりハウジング40に対して固定されてもよい。
ハウジング40は、その側部に突出する筒状のコネクタ部45を有する。コネクタ部45は、その先端部に差込口47が設けられ、その差込口47から外部装置のコネクタ(図示せず)が差し込まれる。外部装置は、そのコネクタをコネクタ部45に差し込んだとき、コネクタ部45内に設けられるターミナル70の外部接続部83(後述する)と電気的に接続される。外部装置は、本例では、ターミナル70を通して、モータ本体21に電源電圧を供給する外部電源として構成される。
出力軸50は、上ケース41の上部に形成される貫通孔から外部に露出するようにハウジング40に設けられる。減速ギアセット60は、ウォームギア61と、第1中間ギア63と、第2中間ギア65と、出力ギア67を備え、これらが順に噛み合うように構成される。ウォームギア61は、回転軸23と同軸状に取り付けられる。出力ギア67は、出力軸50と同軸状に取り付けられる。減速ギアセット60は、各ギアにより回転軸23の回転を減速して出力軸50に伝達する。
ターミナル70は、モータ端子25と外部装置とを電気的に接続するために設けられる。ターミナル70には、一対のモータ端子25のうちの一方の第1モータ端子25A(図1中左側)に接続される第1ターミナル70Aと、他方の第2モータ端子25B(図1中右側)に接続される第2ターミナル70Bとが含まれる。
図3(a)は第1ターミナル70Aの構成を示す平面図であり、図3(b)はその正面図である。図4は、第1ターミナル70Aのモータ接続部90が第1モータ端子25Aに接続された状態を示す拡大正面図である。第1ターミナル70Aと第2ターミナル70Bの構成は、その大半が共通なため、ターミナル70の構成については、主として図3、図4を参照しながら説明する。
ターミナル70は、導電性を有する銅、金のような金属等の線材71により形成される。ターミナル70は、本例では、断面角形の線材71により形成されるが、その断面形状はこれに限定されない。ターミナル70は、金属等の線材71を芯材として、その芯材の表面にめっき処理が施されためっき線材により形成されてもよい。
ターミナル70は、線材71の一端側(モータ端子25側)から他端側(コネクタ部45側)にかけて、モータ接続部90と、中間部81と、外部接続部83とが順に設けられる。ターミナル70は、線材71をフォーミング加工等することによって、モータ接続部90、中間部81、外部接続部83が一体成形される。
モータ接続部90は、詳細を後述するように、モータ端子25に接続される。第1ターミナル70と、第2ターミナル70は、図1に示すように、それぞれのモータ接続部90が方向Zにずれた位置に配置される。これにより、第1ターミナル70、第2ターミナル70それぞれの中間部81の配置位置を方向Zにずらすことができ、ハウジング40内での各ターミナル70の干渉を抑え易くなる。
中間部81は、ハウジング40内にてモータ接続部90の配置位置から外部接続部83の配置位置までこれらをつなげるために設けられる。中間部81は、ハウジング40の下ケース43の内部形状に沿うように一部が曲げ加工される。
ハウジング40の下ケース43には、ターミナル固定部49が設けられる。ターミナル固定部49にはスリット49aが設けられ、その内側にターミナル70の中間部81が配置される。ターミナル70の中間部81は、ターミナル固定部49を内側に塑性変形させてかしめることによりターミナル固定部49に固定される。なお、ターミナル70は、この他にも、公知の方法によりハウジング40に対して固定されてもよい。
外部接続部83は、コネクタ部45の底面(ハウジング40の側部)に形成される端子挿通孔45aを通して、コネクタ部45内に突出する。外部接続部83は、線材71の他端部によりコネクタピンとして構成される。外部接続部83は、外部装置のコネクタがコネクタ部45に差し込まれたとき、その外部装置と電気的に接続される。
モータ接続部90は、図4に示すように、線材71の一端側の一部を反対側に折り返して形成される。モータ接続部90は、互いの内側面が方向Xに対向する一対の対向部91を含む。以下、線材71の先端側の対向部91(図4の右側の対向部91)を先端側対向部91A(第1対向部)といい、線材71の基端側の対向部91(図4の左側の対向部91)を基端側対向部91B(第2対向部)という。
一対の対向部91は、本例では、直線状に形成される直線部93を含み、その直線部93が互いに略平行に配置される。一対の対向部91には、線材71の折返し端73側に半円の円弧状の曲げ部95が設けられ、その曲げ部95を介して連なる。
モータ接続部90は、モータ本体21の端子突出面21c(図1参照)と略平行に配置される。モータ接続部90は、一対の対向部91間に隙間97が形成され、その隙間97にはモータ端子25が配置される。隙間97は、線材71の折返し端73側と反対側にて挿入口99が開口し、その挿入口99から内側にモータ端子25が挿入可能となる。
先端側対向部91Aには、モータ接続部90の隙間97の挿入口99側(開口側)に向かうにつれて隙間幅を広げるような案内部101が形成される。案内部101は、モータ接続部90の隙間97を広げる方向に先端側対向部91Aを曲げることにより形成される。案内部101は、本例では、その内側面101aが直線状に形成されるが、この他に曲線状等に形成されてもよい。
挿入口99は、一対の対向部91間の隙間幅が最も広くなる箇所に設けられ、本例では、先端側対向部91Aの案内部101の先端と基端側対向部91Bとの間に設けられる。この挿入口99は、その隙間幅Wがモータ端子25の板厚tより大きくなるように形成される。
モータ接続部90は、対向部91とモータ端子25の間にクリアランスとしての間隙103が形成される。これにより、一対の対向部91間にモータ端子25を配置するとき、間隙103の大きさだけ板厚方向Xにこれらの相対位置がずれてもモータ接続部90とモータ端子25に接触せず、その位置ずれが許容される。この間隙103がない場合、モータ接続部90の位置ずれ量の増大に伴いモータ接続部90が大きく変形し、これらをハンダ等により接続不能となり得る。この点、本実施形態によれば、位置ずれ量が大きい場合でもモータ接続部90の変形が間隙103がないときより抑えられ、モータ端子25と対向部91をハンダ等により接続し易くなる。また、この間隙103により位置ずれが許容されるため、モータ接続部90の挿入口99からモータ端子25を挿入するとき、これらの相対位置を精度よく合せなくともよくなるため、その作業時の作業性が良好となる。
この間隙103は、その大きさを特に限定するものではないが、過度に大きすぎると対向部91とモータ端子25の間に溶融したハンダが濡れて広がり難くなる。よって、モータ端子25と対向部91の間にて所望の範囲にハンダが濡れ広がるのに必要な大きさを上限値として定めてもよい。この大きさは実験や解析等により求めてもよい。
この間隙103にはこれを塞ぐようにハンダ105が設けられ、対向部91は、そのハンダ105によりモータ端子25と電気的に接続される。対向部91は、溶接によりモータ端子25と接続されることになる。対向部91には、モータ端子25にハンダ105により接続される接合部107が直線状の直線部93に設けられる。接合部107が接続されるモータ端子25の側面25aは平面状に形成される。つまり、接合部107は、モータ端子25の側面25aに沿う形状に形成され、そのモータ端子25の側面25aに沿うように設けられる。
これにより、モータ端子25の側面25aと接合部107の間に溶融したハンダ105を流入させたとき、モータ端子25の側面25aと接合部107の間に沿ってハンダ105が濡れて広がり易くなる。この結果、これらの間の広い範囲にハンダ105が行き届き、ハンダ量が向上してハンダ105による接続強度が向上するうえ、ハンダ105を用いた作業時の作業性が良好となる。
基端側対向部91Bは、図5(a)に示すように、接合部107から線材71の折返し端73側とは反対側に延びる。基端側対向部91Bは、その先端側がハウジング40の下ケース43の内底面43aに至るまで延びている。基端側対向部91Bは、折返し端73側と反対側の端部に曲げ部109が設けられ、その曲げ部109を介してターミナル70の中間部81に連なる。
基端側対向部91Bは、モータ端子25との接合部107から曲げ部109までの部位(以下、変位部111という)の長さLが、以下に説明する条件を満たすように定められる。モータ20は、その駆動時に荷重が加わると、ハウジング40のモータ収容部44内にて変位する。このとき、ターミナル70は、図5(b)に示すように、モータ接続部90がモータ端子25に接続され、中間部81がハウジング40に対して固定されるため、モータ20の変位に伴い基端側対向部91Bの変位部111が変位する。
ここで、モータ端子25の方向Xの変位量をL0とすると、モータ端子25との接合部107に対して変位部111が角度θ1だけ変化する。一方、図5(c)では、図5(a)のターミナル70より変位部111の長さLが短いターミナル70を図示している。このターミナル70では、モータ端子25が変位量L0で変位したとき、モータ端子25との接合部107に対して変位部111が角度θ2だけ変化する。このように、この変位部111の長さLが長いほど、モータ端子25との接合部107においての変位部111の角度変化が小さくなり、その接合部107において塑性変形が生じ難くなる。
そこで、変位部111の長さLは、モータ収容部44内においてモータ本体21が変位量L0で変位したとき、モータ端子25との接合部107に許容応力を超えた応力が作用しない長さとなるように定められる。この変位量L0[m]や許容応力[N/m2]は設計値として予め定められる。許容応力は、材料の引張強さ等の基準強さを所定の安全率で除した値である。この変位量L0を用いて、CAE(Computer Aided Engineering)等による解析や実験を行い、モータ端子25との接合部107に許容応力が作用するときの下限長さを求める。変位部111の長さLはこの下限長さより大きくなるように定める。
許容応力は、基端側対向部91Bとモータ端子25との接合部107において引張強さが最も低くなる部位の許容応力を用いる。本実施形態では、ハンダ105の引張強さを接合部107の許容応力とする。基端側対向部91Bとモータ端子25がスポット溶接等の他の溶接方法により接合される場合、ナゲット等の溶融部の引張強さを接合部107の許容応力としてもよい。
以上のモータアクチュエータ10によれば、ターミナル70が線材71により構成されるため、ターミナル70の製造に端材が生じる打ち抜き加工が不要となり、歩留まりの増加により製造コストを抑えることが可能となる。また、ターミナル70がめっき線材により構成される場合、めっき線材の軸方向両端面のみを切断面とすることができ、その切断面以外がめっきにより覆われるため、腐食による悪影響が効果的に抑えられる。
また、ターミナル70のモータ接続部90は先端側対向部91Aに案内部101が設けられるため、以下の効果が発揮される。一対の対向部91とモータ端子25に方向Xに位置ずれがあったり、モータ端子25に対してモータ接続部90が斜めになっている場合を考える。この場合において、モータ接続部90の挿入口99からモータ端子25を挿入するとき、モータ端子25が先端側対向部91Aの案内部101に接触し、一対の対向部91間の中心位置P1(図3(b)参照)に近づくようにモータ接続部90とモータ端子25が相対移動する。この状態でモータ接続部90の挿入口99からモータ端子25を更に挿入すると、その挿入口99から隙間97の奥側にモータ端子25が配置される。つまり、モータ接続部90に案内部101が設けられることにより、挿入口99から隙間97の奥側にモータ端子25を配置し易くなる。よって、ターミナル70のモータ接続部90とモータ端子25を接続する接続作業時の作業性が良好となるうえ、その作業時間の短縮を図れる。
また、線材71の一端側にモータ接続部90が設けられ、他端側に外部接続部83が設けられるため、モータ接続部90と外部接続部83を、回路基板やリードワイヤ等の別部品を用いて電気的に接続することが不要となる。このため、回路基板等が不要となることにより部品点数が抑えられるうえ、電気的な接続箇所の低減により組立工数の削減が図られる。
[第2の実施の形態]
図6は、第2実施形態に係る第1ターミナル70Aのモータ接続部90が第1モータ端子25Aに接続された状態を示す拡大正面図である。第2実施形態に係るモータアクチュエータ10は、第1実施形態と比較して、ターミナル70のモータ接続部90の構成が相違するのみであるため、他の構成は省略する。以下の実施形態においても同様である。なお、以下の実施形態では、第1の実施の形態で説明した要素と同一の要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
ターミナル70の一対の対向部91には、折返し端73側において、それらの隙間幅を広げる方向に膨らむような円弧状の曲げ部113が形成される。曲げ部113は、接合部107が設けられる直線部93よりも折返し端73側にずれた位置に設けられる。一対の対向部91それぞれの曲げ部113は、折返し端73側にて連なり、全体として、一部を切り欠いた環状を呈する。
本実施形態によれば、一対の対向部91に隙間幅を広げる方向に膨らむような曲げ部113が形成されることにより、そのように膨らむ曲げ部113が形成されない場合より、折返し端73側の曲げ部分の曲率半径を大きくできる。よって、その曲げ部分での破壊が抑えられ、モータ信頼性を確保できる。
[第3の実施の形態]
図7は、第3実施形態に係る第1ターミナル70のモータ接続部90が第1モータ端子25Aに接続された状態を示す拡大正面図である。ターミナル70の一対の対向部91には、モータ端子25にハンダ105により接続される接合部107が、その直線部93ではなく曲げ部113に設けられる。このように、対向部91の接合部107が設けられる位置は特に限定されない。
[第4の実施の形態]
図8は、第4実施形態に係る第1ターミナル70Aのモータ接続部90が第1モータ端子25Aに接続された状態を示す拡大正面図であり、図9は、第1ターミナル70Aの構成を示す正面図である。
ターミナル70は、リン青銅等のばね性のあるばね用線材により形成される。基端側対向部91Bは、直線部93と、曲げ部113を含む。直線部93は、直線状に形成され、モータ端子25の側面25aに接触している。曲げ部113は、モータ端子25との接触部より折返し端73側において、一対の対向部91間の隙間幅を広げる方向に膨らむように形成される。
先端側対向部91Aは、凸部115と、曲げ部113と、案内部101とを含む。凸部115は、線材71の一部がその軸線方向の両側の部位より隙間幅を狭める方向に凸状に形成される。凸部115は、モータ端子25の側面25aに接触している。曲げ部113は、モータ端子25との接触部より折返し端73側において、一対の対向部91間の隙間幅を広げる方向に膨らむように形成される。
モータ接続部90は、隙間97を広げる方向に弾性変形しており、隙間97を狭める方向に復元力による付勢力が作用する。モータ接続部90は、この付勢力に抗して隙間97を広げた状態で一対の対向部91がモータ端子25に接触し、この付勢力により一対の対向部91がモータ端子25を挟み込んだ状態で保持される。これにより、モータ接続部90は、モータ端子25に電気的に接続される。
一対の対向部91は、図9に示すように、モータ接続部90が弾性変形していないとき、方向Zに変位する螺旋を描くように形成される。これにより、一対の対向部91は方向Zに位置が重なり交差するように形成される。モータ接続部90は、この状態から隙間97を広げるように変形させると、曲げ部113を含む一対の対向部91の折返し端73側の部位が主に弾性変形し、その弾性変形した部位により復元力が作用する。
モータ接続部90のモータ端子25が挿入可能な挿入口99は、モータ接続部90が弾性変形していないとき、一対の対向部91間の隙間幅が最も広くなる箇所に設けられる。この挿入口99は、モータ接続部90が弾性変形していないときの隙間幅Wがモータ端子25の板厚tより大きくなるように形成される。
先端側対向部91の案内部101は、モータ接続部90が弾性変形していないとき、挿入口99側(開口側)に向かうにつれて隙間幅を広げるように設けられ、一対の対向部91間の隙間幅を広げる方向に先端側対向部91Aを曲げることにより形成される。
本実施形態によれば、隙間97を狭める方向に作用する付勢力によりモータ接続部90がモータ端子25に電気的に接続される。よって、モータ接続部90をモータ端子25に接続するうえでハンダ等を用いた溶接作業が不要となり、その作業時の作業性が良好となるうえ、その作業時間の短縮を図れる。また、モータ接続部90は、モータ端子25に対して先端側対向部91Aと基端側対向部91Bの二箇所で接触するため、一箇所で接触させるよりも通電性が向上する。
また、ターミナル70のモータ接続部90は先端側対向部91Aに案内部101が設けられるため、以下の効果が発揮される。モータ接続部90の挿入口99からモータ端子25を挿入するとき、モータ端子25が先端側対向部91Aの案内部101に接触する。この状態でモータ接続部90の挿入口99からモータ端子25を更に挿入すると、モータ端子25により一対の対向部91が押し広げられ、隙間97が広げられつつ挿入口99から隙間97の奥側にモータ端子25が配置される。つまり、モータ接続部90に案内部101が設けられることにより、挿入口99から隙間97の奥側にモータ端子25を配置し易くなるうえ、隙間97の奥側にモータ端子25を配置した時点で一対の対向部91によりモータ端子25が挟み込まれて、モータ接続部90がモータ端子25に接続される。よって、ターミナル70のモータ接続部90とモータ端子25を接続する作業時の作業性が良好となるうえ、その作業時間の短縮を図れる。
また、対向部91に曲げ部113が設けられるため、モータ接続部90の隙間97を広げるように弾性変形させたとき、曲げ部113がないよりも弾性変形する部分が多くなる。よって、隙間97を狭める方向に作用する弾性復元力による付勢力が増大し、その付勢力によりモータ端子25にモータ接続部90が安定して保持され易くなる。
また、一対の対向部91は、モータ接続部90が弾性変形していないとき、方向Zに位置が重なり交差するように形成される。よって、モータ接続部90の隙間97を広げるように変形させて、一対の対向部91によりモータ端子25を挟み込んだとき、モータ接続部90の変形量が大きくなる。よって、隙間97を狭める方向に作用する弾性復元力による付勢力が増大し、その付勢力によりモータ端子25にモータ接続部90が安定して保持され易くなる。
なお、基端側対向部91Bは、図10(a)に示すように、モータ端子25との接触部108から曲げ部109までの部位(以下、変位部112という)の長さLが、以下に説明する条件を満たすように定められる。モータ本体21が変位量L0で変位したとき、変位部112の長さLが長いほど、曲げ部109においての角度変化が小さくなり、その角度変化を戻そうとする方向の付勢力が小さくなる。この付勢力が大きいと、モータ端子25の根元部26(図1参照)に作用する応力が大きくなり、その根元部26において塑性変形が生じる恐れがある。
そこで、変位部112の長さLは、モータ収容部44内においてモータ本体21が変位量L0で変位したとき、モータ端子25の根元部26に許容応力を超えた応力が作用しない長さとなるように定められる。この長さは、第1実施形態において説明したのと同様、変位量L0を用いて解析や実験を行い、モータ端子25の根元部26に許容応力が作用するときの下限長さを求め、その下限長さより大きくなるように定める。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示すにすぎない。また、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
上述の実施形態では、ターミナル70のモータ接続部90が、モータ本体21に電源電圧を供給するための電源端子として構成されるモータ端子25に接続される例を説明したが、モータ本体21に通電するためのモータ端子25に接続されていればよい。このようなモータ端子25としては、電源端子として構成されるモータ端子25の他、モータ本体21を制御する制御信号を入出力するための信号端子や、外部に接地するための接地端子として構成されるモータ端子25が含まれる。また、上述の実施形態では、一対のモータ端子25が略平行に設けられる例を説明したが、複数のモータ端子25の位置関係はこれに限定されない。
また、モータアクチュエータ10は、ターミナル70以外の構成、つまり、モータ20、出力軸50、ハウジング40、減速ギアセット60等の各部品の位置関係をはじめとする構造について、上述の実施形態の態様に限定されず、公知の構造が用いられてもよい。
上述の実施形態に係るターミナル70は、モータ接続部90の案内部101が先端側対向部91Aに設けられる場合を説明したが、この案内部101は基端側対向部91Bに設けられてもよい。
第1〜第3実施形態に係るモータ接続部90は、一対の対向部91のそれぞれがハンダによりモータ端子25と接続されるが、いずれか一方のみが接続されていてもよい。また、第1〜第3実施形態では、モータ接続部90とモータ端子25がハンダにより接続される例を説明したが、モータ接続部90は、モータ端子25に電気的に接続されていれば、その接続手段はハンダに限定されない。ハンダ以外の接続手段としては、スポット溶接、超音波溶接等の公知の溶接方法が挙げられる。
10 モータアクチュエータ、 20 モータ、 21 モータ本体、 25 モータ端子、 40 ハウジング、 44 モータ収容部、 70 ターミナル、 71 線材、 73 折返し端、 81 中間部、 90 モータ接続部、 91 対向部、 95 曲げ部、 97 隙間、 101 案内部、 103 間隙、 105 ハンダ、 107 接合部、 113 曲げ部。

Claims (8)

  1. モータ本体と、前記モータ本体から突出して設けられるモータ端子と、を有するモータと、
    導電性を有する線材により形成されるターミナルと、を備え、
    前記ターミナルは、前記線材の一部を折り返して形成されるモータ接続部を有し、
    前記モータ接続部は、互いの内側面が第1方向に対向する一対の対向部間の隙間に前記モータ端子が配置され、該モータ端子と電気的に接続され、
    前記対向部には、前記隙間の開口側に向かうにつれて隙間幅を広げるような案内部が形成され
    前記一対の対向部には、前記線材の基端側の対向部である基端側対向部が含まれ、
    前記基端側対向部には、溶接により前記モータ端子と接続される接合部、又は、前記隙間を狭める方向に作用する付勢力により前記モータ端子と接触した状態が保持される接触部が設けられ、
    前記基端側対向部には、前記線材の折返し端側とは反対側の端部に曲げ部が設けられ、
    前記接合部又は前記接触部と前記曲げ部とは、前記基端側対向部の変形を伴い前記第1方向に相対的に変位可能であることを特徴とするモータアクチュエータ。
  2. 前記モータ接続部は、前記対向部と前記モータ端子の間に間隙が形成され、
    前記対向部は、前記間隙を塞ぐように設けられるハンダにより該モータ端子と接続されることを特徴とする請求項1に記載のモータアクチュエータ。
  3. 前記対向部は、前記モータ端子にハンダにより接続される接合部が該モータ端子の側面に沿うように設けられることを特徴とする請求項2に記載のモータアクチュエータ。
  4. 前記モータ接続部は、前記隙間を狭める方向に作用する付勢力により、前記一対の対向部が前記モータ端子を挟み込んだ状態で保持されることを特徴とする請求項1に記載のモータアクチュエータ。
  5. 前記対向部には、前記モータ端子との接触部より前記線材の折返し端側において、前記隙間幅を広げる方向に膨らむような曲げ部が形成されることを特徴とする請求項4に記載のモータアクチュエータ。
  6. モータ本体と、前記モータ本体から突出して設けられるモータ端子と、を有するモータと、
    導電性を有する線材により形成されるターミナルと、を備え、
    前記ターミナルは、前記線材の一部を折り返して形成されるモータ接続部を有し、
    前記モータ接続部は、互いの内側面が対向する一対の対向部間の隙間に前記モータ端子が配置され、該モータ端子と電気的に接続され、
    前記対向部には、前記隙間の開口側に向かうにつれて隙間幅を広げるような案内部が形成され、
    前記モータ接続部は、該モータ接続部を弾性変形させたときの復元力により前記隙間を狭める方向に作用する付勢力により、前記一対の対向部が前記モータ端子を挟み込んだ状態で保持され
    前記一対の対向部は、前記モータ接続部が弾性変形していないとき、前記モータ端子の突出方向に位置が重なり交差するように形成されることを特徴とするモータアクチュエータ。
  7. 前記モータ端子と前記線材の折返し端の間には隙間が設けられており、かつ、他の部材が設けられていない請求項1から6のいずれかに記載のモータアクチュエータ。
  8. モータ本体から突出して設けられるモータ端子に接続されるターミナルであって、
    導電性を有する線材の一部を折り返して形成されるモータ接続部を有し、
    前記モータ接続部は、互いの内側面が対向する一対の対向部間の隙間に前記モータ端子を配置可能であり、該モータ端子と電気的に接続可能であり、
    前記対向部には、前記隙間の開口側に向かうにつれて隙間幅を広げるような案内部が形成され
    前記モータ接続部は、該モータ接続部を弾性変形させたときの復元力により前記隙間を狭める方向に作用する付勢力により、前記一対の対向部が前記モータ端子を挟み込んだ状態で保持可能であり
    前記一対の対向部は、前記モータ接続部が弾性変形していないとき、前記モータ端子の突出方向に位置が重なり交差するように形成されることを特徴とするターミナル。
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