JP2017192199A - 中継端子及び中継端子の取付構造 - Google Patents

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智広 秋山
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Abstract

【課題】取付相手部品に対する中継端子の取付作業を容易にできる技術を提供する。【解決手段】第1外部端子と第2外部端子を導通するための端子本体26であって、取付相手部品の第1端子挿通部40内に挿通されるべき被挿通部36を有する端子本体26と、被挿通部36に一端部28aが固定され、他端部28b側が自由端側となる弾性片28と、を備え、被挿通部36と弾性片28との境目には曲げ部44が形成され、被挿通部36及び弾性片28は、被挿通部36との間でなす角度θを狭める方向Pb1に曲げ部44が弾性変形した状態で第1端子挿通部40内に配置可能である。【選択図】図7

Description

本発明は、複数の外部端子を導通するための中継端子と、中継端子の取り付け構造とに関する。
従来より、種々の機械装置の駆動源としてモータアクチュエータ(以下、単にアクチュエータという)が用いられている(特許文献1参照)。アクチュエータは、通常、アクチュエータハウジング(以下、単にハウジングという)と、ハウジングに収容される電動モータと、電動モータのモータ端子と外部コネクタのコネクタ端子とを導通するための中継端子とを備えている。
特開2012−253894号
ところで、ハウジング等の取付相手部品に対する中継端子の取付方法として、取付相手部品に溝状の端子挿通部を設け、端子挿通部内に中継端子の一部を挿通する方法が知られる。この取付方法を用いた場合、取付相手部品と中継端子の寸法によっては中継端子ががたつき易くなる。このがたつき対策として、かしめを用いることで、取付相手部品に対する中継端子の固定度を高めることがある。しかしながら、かしめを用いた場合、取付相手部品の一部をかしめる必要があり、それだけ中継端子の取付作業に手間を要してしまう。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、取付相手部品に対するがたつきを抑えつつ、取付相手部品に対する取付作業を容易にできる中継端子を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明のある態様は中継端子である。中継端子は、第1外部端子と第2外部端子を導通するための端子本体であって、取付相手部品の端子挿通部内に挿通されるべき被挿通部を有する端子本体と、前記被挿通部に一端部が固定され、他端部側が自由端側となる弾性片と、を備え、前記被挿通部と前記弾性片との境目には曲げ部が形成され、前記被挿通部及び前記弾性片は、前記被挿通部と前記弾性片との間でなす角度を狭める方向に前記曲げ部が弾性変形した状態で前記端子挿通部内に配置可能であることを特徴とする。
この態様によれば、取付相手部品の端子挿通部に対して、曲げ部の弾性復元力により中継端子の被挿通部及び弾性片を保持させることで、取付相手部品に対する中継端子のがたつきを抑えられる。また、このようにがたつき対策を図るうえで、取付相手部品をかしめる必要がなくなり、取付相手部品に対する中継端子の取付作業を容易にできる。
本発明の他の態様は中継端子の取付構造である。中継端子の取付構造は、前述の態様の中継端子と、前記端子挿通部を有する取付相手部品と、を備え、前記被挿通部及び前記弾性片は、前記被挿通部と前記弾性片との間でなす角度を狭める方向に前記曲げ部が弾性変形した状態で前記端子挿通部内に配置され、前記曲げ部の弾性復元力により前記端子挿通部に対して保持されていることを特徴とする。
本発明によれば、取付相手部品に対する中継端子のがたつきを抑えつつ、取付相手部品に対する中継端子の取付作業を容易にできる。
本実施形態の中継端子が用いられるアクチュエータの内部構造を示す平面図である。 図1の拡大図である。 図2の矢視Aからアクチュエータの一部を見た図である。 本実施形態の第1中継端子及び第2中継端子の平面図である。 図5(a)は、第1中継端子の正面図であり、図5(b)は、第2中継端子の正面図である。 図6(a)は、第1中継端子の展開図であり、図6(b)は、第2中継端子の展開図である。 図7(a)は、図4のB−B線断面図であり、図7(b)は、図2のC−C線断面図である。 図8(a)は、下側ハウジング部材の第1端子挿通部の上側に中継端子を配置した状態を示す図であり、図8(b)は、中継端子を第1端子挿通部内に押し込む前状態を示す図であり、図8(b)は、中継端子のハウジングに対する取付状態を示す図である。本実施形態の中継端子の取付方法を説明するための図である。 図9(a)は第1変形例の中継端子を示す断面図であり、図9(b)は第1変形例の中継端子のハウジングに対する取付状態を示す図である。 図10(a)は第2変形例の中継端子を示す断面図であり、図10(b)は第2変形例の中継端子のハウジングに対する取付状態を示す図である。
以下、実施形態、変形例では、同一の構成要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、各図面では、説明の便宜のため、構成要素の一部を適宜省略したり、構成要素の寸法を適宜拡大、縮小して示す。
図1は、本実施形態の中継端子10が用いられるアクチュエータ12の内部構造を示す平面図である。本図では後述するハウジング14の下側ハウジング部材14aの内部構造を示す。アクチュエータ12は、ハウジング14と、電動モータ16と、減速機構18と、出力軸20と、二つの中継端子10とを備える。
ハウジング14は合成樹脂等を素材とする。ハウジング14内には、アクチュエータ12に用いられる、電動モータ16、中継端子10等の内部部品が収容される。ハウジング14は、上側ハウジング部材(不図示)と下側ハウジング部材14aとにより構成される。各ハウジング部材14aはハウジング14を出力軸20の軸方向に分割した形状をもつ。各ハウジング部材14aはスナップフィット方式等により着脱可能に組み付けられる。ハウジング14の側部には筒状のコネクタ部14bが設けられる。コネクタ部14bには外部電源装置に電気的に接続される外部コネクタ(不図示)が装着される。
電動モータ16は直流モータである。電動モータ16は、モータケーシング16aと、モータシャフト16bと、一対のモータ端子16cとを備える。モータケーシング16aは筒状をなし、その筒軸方向の両側がブラケットにより閉塞される。モータケーシング16aには図示しないロータやステータ等の内部部品が収容される。モータシャフト16bは、モータケーシング16aの前面部から突出する。一対のモータ端子16cは、モータケーシング16aの後面部から突出する。一対のモータ端子16cは板状をなし、電動モータ16の左右方向に間隔を空けて、互いに略平行に設けられる。一対のモータ端子16cは電動モータ16のコイル等の内部部品に給電するための電源端子として機能する。一対のモータ端子16cには、ハウジング14のコネクタ部14bに近い側にある第1モータ端子16c(A)と、ハウジング14のコネクタ部14bから遠い側にある第2モータ端子16c(B)とが含まれる。
減速機構18は、電動モータ16のモータシャフト16bから入力される回転動力を減速して出力軸20に伝達するためのものである。減速機構18は、ウォーム18aや複数の歯車18bを組み合わせて構成される。出力軸20は電動モータ16の回転動力を駆動対象となる外部機器に出力するためのものである。
本実施形態はハウジング14に対する中継端子10の接続構造22の点に主な特徴がある。中継端子10の接続構造22は中継端子10とハウジング14とを備えている。以下、これらの詳細を更に説明する。
図2は、図1の拡大図である。図3は、図2の矢視Aからアクチュエータ12の一部を見た図である。図3では二つの中継端子10の一部を省略して示す。
二つの中継端子10は、第1外部端子としての電動モータ16のモータ端子16cと、第2外部端子としての外部コネクタ24のコネクタ端子(不図示)とを導電するためのものである。二つの中継端子10は、第1電気機器となる電動モータ16と第2電気機器となる外部電源装置とを電気的に接続し、外部電源装置から電動モータ16に給電するための電源ラインの一部を構成する。
二つの中継端子10は電動モータ16の一対のモータ端子16cのそれぞれに一対一に対応して設けられる。二つの中継端子10には、第1モータ端子16c(A)に電気的に接続される第1中継端子10(A)と、第2モータ端子16c(B)に電気的に接続される第2中継端子10(B)とが含まれる。以下、第1中継端子10(A)と第2中継端子10(B)とで共通する構成要素は同一の名称で表現し、何れの中継端子10A、10Bの構成要素か区別するときは符号の末尾に「(A)」、「(B)」と付す。また、第1中継端子10(A)と第2中継端子10(B)を総称するときは単に中継端子10という。
図4は、第1中継端子10(A)及び第2中継端子10(B)の平面図である。図5(a)は、第1中継端子10(A)の正面図であり、図5(b)は、第2中継端子10(B)の正面図である。図6(a)は、第1中継端子10(A)の展開図であり、図6(b)は、第2中継端子10(B)の展開図である。図6では中継端子10の折り曲げ部分を二点鎖線で示す。
中継端子10は、銅、金等の導電性及びばね性をもつ金属等を素材とし、打ち抜き加工と折り曲げ加工(プレス加工)との組み合わせにより全体が一体成形される成形品である。中継端子10は、モータ端子16cとコネクタ端子を導通するための端子本体26と、端子本体26の一部に固定される弾性片28と、を備える。端子本体26は、一端側の第1端子接続部30と、他端側の第2端子接続部32と、第1端子接続部30と第2端子接続部32と間の部分となる中間部34とを有する。
図3、図6に示すように、第1端子接続部30は、モータ端子16cに電気的に接続される部位である。第1端子接続部30は、中間部34の連設部38(後述する)の上端縁から上方に延びる板状をなす。第1端子接続部30は、モータ端子16cの片面と前後に対向するとともにモータ端子16cの片面と接触する接触面30aを有する。第1中継端子10(A)の接触面30aは、第1モータ端子16cの後側(図3左側)の片面と接触し、第2中継端子10(B)の接触面30aは、第2モータ端子16cの前側(図3右側)の片面と接触する。第1中継端子10(A)と第2中継端子10(B)とのそれぞれの接触面30aは、第1モータ端子16c及び第2モータ端子16cの前後方向Xの異なる側にある面と接触することになる。
第1端子接続部30は板バネとしての機能をもつ。第1端子接続部30は、その下端縁が中間部34の連設部38の上端縁に固定される固定端となり、その上端縁が自由端となる。第1端子接続部30は、その下端縁に沿った軸30b周りに回動するように前後に弾性変形可能である。第1端子接続部30には上方に向かう途中位置に接触面30a側に凸となる曲げ部分30cが設けられ、その曲げ部分30cがモータ端子16cに接触する。第1端子接続部30は、その接触面30aとは前後逆側に弾性変形した状態でモータ端子16cに接触している。つまり、第1端子接続部30は、モータ端子16cに対して弾性的に接触している。図3では、第1端子接続部30が未変形状態にあるときの位置関係を二点鎖線で示す。第1端子接続部30には、自らの弾性変形に起因して、その接触面30a側に向かう方向Paの復元力が付与されている。第1端子接続部30は、その復元力により、モータ端子16cに対して押し当てられている。なお、第1端子接続部30には、曲げ部分30cより下側の箇所から上端縁にかけての範囲に二股状に分かれて延びる股部分30dが設けられている。
図4、図5に示すように、第2端子接続部32は、外部コネクタ24のコネクタ端子に電気的に接続される雄型端子となる部位である。コネクタ端子は、図示しないが、端子挿入孔を有する雌型端子である。第2端子接続部32は、その基端縁が中間部34の被挿通部36の下端縁に固定されている。第2端子接続部32は、その基端部が中間部34に連なる板状をなし、その基端部より先端側にはピン状のピン部32aが設けられる。ピン部32aはハウジング14のコネクタ部14b内に配置される(図2参照)。ピン部32aは、コネクタ部14bに外部コネクタ24が装着されたとき、そのコネクタ端子の端子挿入孔内に挿入され、コネクタ端子と接触することにより、コネクタ端子に電気的に接続される。
第1中間部34は、前後方向X(一方向)に延びる長尺状の被挿通部36と、被挿通部36と第1端子接続部30とを連ねるように設ける連設部38とを有する。被挿通部36は板状をなしており、その板幅方向の両端を上下に向けて配置されている。被挿通部36の連設部38側の一端部36aの上端縁は、他の部位の上端縁より上方に位置するように設けられる。被挿通部36の連設部38側の一端部36aの側端縁からは左右方向Yに連設部38が延びている。第1中継端子10(A)の被挿通部36と第2中継端子10(B)の被挿通部36とは左右に並べて設けられる。各中継端子10(A)、10(B)の連設部38は板状をなし、左右の互いに対向する側に延びるように設けられる。つまり、第1中継端子10(A)の連設部38は、左右の右側(図5の下側)に延びるように設けられ、第2中継端子10(B)の連設部38は、左右の左側(図5の上側)に延びるように設けられる。被挿通部36の連設部38とは反対側の他端部36bの下端縁からは前述の第2端子接続部32が延びている。
図2に示すように、ハウジング14は、中継端子10の取付相手となる取付相手部品となる。ハウジング14は、中継端子10の被挿通部36が挿通される第1端子挿通部40と、中継端子10の第2端子接続部32が挿通される第2端子挿通部42とを有する。ハウジング14の下側ハウジング部材14aには出力軸20の軸方向の一方側に底壁部14cが設けられ、第1端子挿通部40や第2端子挿通部42はハウジング14の底壁部14cに設けられる。
第1端子挿通部40は、中継端子10の被挿通部36の延び方向に沿って延びる溝状をなす。第1端子挿通部40は、出力軸20と直交する面において、第1端子挿通部40の延び方向と交差する左右方向Yに並んで複数設けられる。複数の第1端子挿通部40のそれぞれには別々の中継端子10の被挿通部36が挿通される。中継端子10の被挿通部36は、第1端子挿通部40の幅方向に対して板厚方向を合わせた状態で挿通される。ここでの「合わせた状態」とは二つの方向(幅方向、板厚方向)が完全に平行な場合とほぼ平行な場合とが含まれる。
第1端子挿通部40は、中継端子10の被挿通部36とともに弾性片28が配置される幅広部分40aと、幅広部分40aに対して被挿通部36の長手方向の両側に設けられる幅狭部分40bとを有する。中継端子10の被挿通部36は、第1端子挿通部40内に下端側の一部が挿通される。
第2端子挿通部42は、中継端子10の第2端子接続部32の延び方向に沿って延びる溝状をなす。第2端子挿通部42は、出力軸20と直交する面において、第2端子挿通部42の延び方向と交差する前後方向Xに並んで複数設けられる。複数の第2端子挿通部42のそれぞれには別々の中継端子10の第2端子接続部32が挿通される。
中継端子10は、第1端子挿通部40の左右に対向する内側面との接触により左右方向Yに位置決めされる。また、中継端子10は、第2端子挿通部42の前後に対向する内側面との接触により前後方向Xに位置決めされる。
図7(a)は、図4のB−B線断面図であり、図7(b)は、図2のC−C線断面図である。
図5、図7に示すように、中継端子10の弾性片28は、端子本体26の被挿通部36に一端部28aが固定される。弾性片28は、第1端子接続部30や連設部38に対して前後方向Yの一方側にずれた位置に配置される。
弾性片28は板状をなし、一端部28a側が固定端側となり、他端部28b側が自由端側となる。弾性片28は、未変形状態にあるとき、中継端子10の被挿通部36の下端縁36cから上端縁36dに向けて折り返すように設けられる。弾性片28は、折り曲げ箇所となる一端部28aから他端部28b側に向かって直線状に延びる一つの直線部43を有する。本実施形態では、弾性片28の一端部28aから他端部28bにかけての全範囲が一つの直線部43となる。
中継端子10の被挿通部36と弾性片28との境目には曲げ部44が形成される。中継端子10の被挿通部36及び弾性片28は、中継端子10の被挿通部36との間でなす角度θを狭める方向Pb1に曲げ部44が弾性変形した状態で、ハウジング14の第1端子挿通部40の幅広部分40a内に配置される。曲げ部44は、中継端子10の被挿通部36との間でなす角度θを広げる方向Pb2に復元力を付与する。中継端子10の被挿通部36及び弾性片28は、曲げ部44の復元力により、ハウジング14の第1端子挿通部40に対して保持される。
弾性片28の固定箇所における中継端子10の被挿通部36の下端縁36cから上端縁36dまでの直線距離での寸法を中継端子10の被挿通部36の上下寸法Laとする。また、弾性片28の直線部43の一端縁28dから他端縁28eまでの直線距離での寸法を弾性片28の直線部43の高さ寸法Lbとする。このとき、弾性片28の直線部43の高さ寸法Lbは中継端子10の被挿通部36の上下寸法Laより大きくなるように設定される。
本実施形態の中継端子10の取付方法の一例を説明する。図8は、中継端子10の取付方法を説明するための図である。
まず、前述のハウジング14の下側ハウジング部材14aと中継端子10とを予め準備しておく(S10)。図8(a)に示すように、下側ハウジング部材14aの第1端子挿通部40の上側に中継端子10を配置する(S12)。このとき、中継端子10の曲げ部44を、下側ハウジング部材14aの第1端子挿通部40の奥底側(溝底側)に向けた状態で配置する。また、このとき、弾性片28の直線部43が第1端子挿通部40の幅中心を通る中心線CLと平行となるように弾性片28を配置する。
この後、図8(b)に示すように、中継端子10の曲げ部44から下側ハウジング部材14aの第1端子挿通部40内に入り込むように中継端子10を方向Pcに移動させる(S14)。このとき、弾性片28の直線部43は第1端子挿通部40の中心線CLと平行に移動させる。この中継端子10の移動途中には、下側ハウジング部材14aの第1端子挿通部40の入口側の開口縁40cに、中継端子10の曲げ部44が突き当たる。この状態で中継端子10を更に押し込むように移動させることで、中継端子10の移動量の増大に伴い、前述の角度θを狭める方向Pb1に曲げ部44を弾性変形させることができる。中継端子10は、下側ハウジング部材14aの第1端子挿通部40の奥底面に曲げ部44が当たるまで移動させる。これにより、図8(c)に示すように、曲げ部44の復元力により、下側ハウジング部材14aの第1端子挿通部40に対して、中継端子10の被挿通部36及び弾性片28を保持させることができる。
本実施形態の中継端子10の作用効果を説明する。
(A1)中継端子10の被挿通部36及び弾性片28は、被挿通部36と弾性片28との間でなす角度θを狭める方向Pb1に曲げ部44が弾性変形した状態で、ハウジング14の第1端子挿通部40内に配置可能である。よって、ハウジング14の第1端子挿通部40に対して、曲げ部44の復元力により中継端子10の被挿通部36及び弾性片28を保持させることで、ハウジング14に対する中継端子10のがたつきを抑えられる。また、このようにがたつき対策を図るうえで、ハウジング14をかしめる必要がなくなり、ハウジング14に対する中継端子10の取付作業を容易にできる。また、ハウジング14に対する中継端子10のがたつきを抑えられるため、振動等によるハウジング14に対する中継端子10の位置ずれを防止できる利点がある。
また、かしめ以外の他のがたつき対策として、中継端子10の被挿通部36のみを圧入により第1端子挿通部40内に挿入する途もある。この場合、中継端子10の圧入代が大きくなると、中継端子10の挿入荷重が大きくなりすぎ、第1端子挿通部40内の所定位置まで中継端子10を挿入できなくなる恐れがある。この点、本実施形態によれば、中継端子10の曲げ部44による復元力は、中継端子10の挿入荷重に対して比較的に小さいため、中継端子10の被挿通部36や弾性片28を容易に所定位置まで挿入し易い利点もある。
(A2)また、弾性片28は、中継端子10の被挿通部36に一端部28aが固定され、他端部28b側が自由端側となっている。よって、弾性片28の自由端側部分28c(図7(a)参照)を持ち手として、作業者の手やロボットアーム等で掴んだ状態で作業でき、中継端子10の取付作業を更に容易にできる。
また、弾性片28は、未変形状態にあるとき、中継端子10の被挿通部36の下端縁36cから上端縁36dに向けて折り返すように設けられる。よって、ハウジング14の第1端子挿通部40の奥底側に向けて、中継端子10の曲げ部44を押し込むように中継端子10を移動させるだけで、中継端子10の曲げ部44を弾性変形させることができる。このため、ハウジング14の第1端子挿通部40に対する中継端子10の取付作業を更に容易にできる。
また、弾性片28の直線部43の高さ寸法Lbは、中継端子10の被挿通部36の上下寸法Laより大きくなるように設定される。よって、弾性片28の自由端側部分28cを作業者の手やロボットアーム等で掴むとき、中継端子10の被挿通部36に干渉し難くなり、その自由端側部分28cを掴んだ状態で更に作業し易くなる。特に、前述の工程S14において、前述の角度θを狭める方向Pb1に曲げ部44が弾性変形したときでも、弾性片28の自由端側部分28cを掴んでいる手等に中継端子10の被挿通部36が干渉し難くなる。よって、弾性片28の自由端側部分28cを掴んだ状態のまま、第1端子挿通部40の奥底面に曲げ部44が当たるまで、中継端子10を押し込み続けることができる。
このとき、弾性片28の直線部43を第1端子挿通部40の中心線CLと平行に移動させながら中継端子10を押し込むことで、弾性片28に付与する押し込み荷重が弾性片28の直線部43に曲げ荷重として伝達され難くなる。このため、弾性片28の直線部43の曲げ変形を伴うことなく、第1端子挿通部40の奥底面に弾性片28の曲げ部44が当たるまで、中継端子10を押し込み続けることができ、それだけ良好な作業性を得られる利点がある。このような作用効果を得る観点から、弾性片28の直線部43の高さ寸法Lbは、たとえば、中継端子10の被挿通部36の上下寸法Laの1.5倍以上にすると好ましい。
また、中継端子10の第1端子接続部30は、モータ端子16cに対して弾性的に接触可能である。よって、中継端子10の第1端子接続部30とモータ端子16cとの電気的接続をはんだレスで実現でき、はんだ付け作業の省略により良好な作業性を得られる。また、中継端子10の第1端子接続部30にはモータ端子16cから反力が付与されるため、その反力による浮き上がりに対する策が要求される。この点、本実施形態によれば、この中継端子10の浮き上がりに対して弾性片28の復元力により抵抗できる。よって、中継端子10の浮き上がり対策にかしめ等の複雑な構造を要しないため、簡易な構造により浮き上がり対策を図りつつ、はんだレスでの電気的接続を実現できる。
また、弾性片28は被挿通部36と左右に重なり合った状態で、ハウジング14の第1端子挿通部40内に配置されている。よって、中継端子10の被挿通部36と弾性片28との間が大きく広がっている場合と比べて、中継端子10の占有スペースを抑えられる。
本実施形態の中継端子10の他の特徴を説明する。
図2に示すように、ハウジング14の第1端子挿通部40の幅広部分40aは、幅狭部分40bと比べて、左右に対向する内側面間の内幅寸法が広くなるように設定される。幅狭部分40bは、中継端子10の被挿通部36と弾性片28との内側面を接触させた状態にあるときの外幅寸法Lc(図7(b)参照)より、左右に対向する内側面間の内幅寸法が狭くなるように設定される。
図6に示すように、中継端子10には、弾性片28の固定端側となる一端部28aの幅方向両側部に切欠46が形成される。切欠46は、弾性片28の他に、中継端子10の被挿通部36の下端縁36cに跨がる範囲に形成される。これにより、中継端子10を折り曲げ加工により成形するうえで、中継端子10の第1端子挿通部40と弾性片28との間を折り曲げ加工し易くなる利点がある。
また、第2中継端子10(B)には被挿通部36の長手方向に複数の弾性片28が固定される。よって、複数の弾性片28のそれぞれを作業者等が持ち手として掴むことで、複数点で安定して支持した状態で中継端子10を取り扱えるようになり、中継端子10の取付作業を更に容易にできる。特に、中継端子10の被挿通部36の長手寸法が大きい場合、持ち手が単数のみとなると、中継端子10を安定して支持した状態で取り扱い難くなる。この場合でも、中継端子10を安定して支持した状態で取り扱える点で利点がある。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示すにすぎない。また、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
アクチュエータ12のハウジング14は、中継端子10の取付相手となる取付相手部品の例として説明した。取付相手部品は、アクチュエータ12のハウジング14に限られない。
また、中継端子10は、第1外部端子となるモータ端子16cと第2外部端子となるコネクタ端子とを導通する例を説明したが、第1外部端子や第2外部端子の具体例はこれらに限られない。たとえば、第1外部端子や第2外部端子は、センサモジュールのセンサ端子、回路基板の外部接続端子等でもよい。また、中継端子10は、その全体が一体成形される例を説明したが、複数部材を継ぎ合わせて構成されてもよい。また、中継端子10の第1端子接続部30や第2端子接続部32はモータ端子16cやコネクタ端子に接触することにより電気的に接続される例を説明した。この他にも、ハンダ等の導電性接合材により電気的に接続されてもよい。
また、中継端子10の被挿通部36は、第1端子挿通部40内に下端側の一部が挿通される例を説明したが、その全部が第1端子挿通部40内に挿通されていてもよい。つまり、第1端子挿通部40内に少なくとも下端側の一部が挿通されていればよい。
弾性片28は端子本体26の中間部34に固定される例を説明したが、その固定位置は特に限られない。たとえば、弾性片28は、端子本体26の第1端子接続部30や第2端子接続部32に固定されてもよい。
弾性片28は、未変形状態にあるとき、中継端子10の被挿通部36の下端縁36cから上端縁36dに向けて折り返すように設けられる例を説明した。弾性片28の位置関係はこれに限定されない。弾性片28は、たとえば、図9(a)に示すように、未変形状態にあるとき、中継端子10の被挿通部36の下端縁36cから、上端縁36dとは反対側に向けて延びるように設けられてもよい。この場合、図9(b)に示すように、被挿通部36との間でなす角度θを狭める方向Pb1に弾性片28が弾性変形した状態で、ハウジング14の第1端子挿通部40内に被挿通部36及び弾性片28が配置されている。これにより、弾性片28は、中継端子10の被挿通部36との間でなす角度θを広げる方向Pb2に復元力を付与する。中継端子10の被挿通部36及び弾性片28は、弾性片28の復元力により、ハウジング14の第1端子挿通部40に対して保持され、前述の(A1)、(A2)と同様の作用効果を得られる。
また、弾性片28の一端部28aから他端部28bにかけての全範囲が一つの直線部43である例を説明した。この他にも、たとえば、図10(a)に示すように、弾性片28の一端部10aから他端部10b側にかけての一部の範囲のみを直線部43としてもよい。弾性片28は、弾性片28の一端部28aから他端部28b側に向かって直線状に延びる第1直線部43と、直線状に延びる複数の第2直線部48と、複数の直線部43、48を連ねる折り曲げ部50とを有する。複数の第2直線部48のうちの弾性片28の他端部28bの末端にある第2直線部48は、中継端子10の第1端子挿通部40の下端縁36cから上端縁36dに向かう方向に直線状に延びるように設けられ、持ち手として作業者等が掴むことができる。この持ち手となる第2直線部48は、図10(b)に示すように、第1端子挿通部40内に曲げ部44が弾性変形した状態で配置されたとき、中継端子10の被挿通部36に対して左右方向Yに離れた位置に配置される。この場合でも、前述の工程S14において、前述の角度θを狭める方向Pb1に曲げ部44が弾性変形したときでも、持ち手となる第2直線部48を掴んでいる手等に中継端子10の被挿通部36が干渉し難くなる利点がある。
弾性片28の直線部43の高さ寸法Lbは、中継端子10の被挿通部36の上下寸法Laとの関係で特に限定されず、その上下寸法Laより小さくなるように設定されていてもよい。
10…中継端子、14…ハウジング(取付相手部品)、16c…モータ端子(第1外部端子)26…端子本体、28…弾性片、28a…一端部、28b…他端部、28d…一端縁、28e…他端縁、30…第1端子接続部、36…被挿通部、36c…下端縁、36d…上端縁、40…第1端子挿通部、44…曲げ部。

Claims (6)

  1. 第1外部端子と第2外部端子を導通するための端子本体であって、取付相手部品の端子挿通部内に挿通されるべき被挿通部を有する端子本体と、
    前記被挿通部に一端部が固定され、他端部側が自由端側となる弾性片と、を備え、
    前記被挿通部と前記弾性片との境目には曲げ部が形成され、
    前記被挿通部及び前記弾性片は、前記被挿通部と前記弾性片との間でなす角度を狭める方向に前記曲げ部が弾性変形した状態で前記端子挿通部内に配置可能であることを特徴とする中継端子。
  2. 前記被挿通部は、前記端子挿通部内に少なくとも下端側の一部が挿通され、
    前記弾性片は、未変形状態にあるとき、前記被挿通部の下端縁から上端縁に向けて折り返すように設けられる請求項1に記載の中継端子。
  3. 前記弾性片は、前記一端部から前記他端部側に向かって直線状に延びる直線部を有し、
    前記直線部は、前記弾性片の固定箇所における前記被挿通部の下端縁から上端縁までの寸法より、その一端縁から他端縁までの寸法が大きくなるように設定される請求項2に記載の中継端子。
  4. 前記端子本体は、前記第1外部端子に電気的に接続される第1端子接続部を有し、
    前記第1端子接続部は、前記第1外部端子に対して弾性的に接触可能である請求項1から3のいずれかに記載の中継端子。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の中継端子と、
    前記端子挿通部を有する取付相手部品と、を備え、
    前記被挿通部及び前記弾性片は、前記被挿通部と前記弾性片との間でなす角度を狭める方向に前記曲げ部が弾性変形した状態で前記端子挿通部内に配置され、前記曲げ部の弾性復元力により前記端子挿通部に対して保持されていることを特徴とする中継端子の取付構造。
  6. 前記弾性片は、前記被挿通部と左右に重なり合った状態で前記端子挿通部内に配置されている請求項5に記載の中継端子の取付構造。
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