(第1の実施形態)
以下、遊技機の第1の実施形態を図面に従って説明する。なお、以下の説明における「上」、「下」、「左」、「右」は、パチンコ遊技機10を正面視した場合における方向を指している。
図1及び図3に示すように、遊技機としてのパチンコ遊技機10は、機体の外郭をなす外枠11を有している。外枠11には、中枠12と、遊技盤YBの遊技領域YBaを透視可能な状態で保護する不図示の保護ガラスを支持する前枠13と、が、外枠11に対して開放及び着脱自在に組み付けられている。
また、パチンコ遊技機10の前面下部には、発射ハンドルHDが位置している。発射ハンドルHDが回動動作されることにより、遊技盤YBへ遊技球が発射される。前枠13の略中央には、遊技者に遊技盤YBの遊技領域YBaを視認させる窓口13aが形成されている。そして、前枠13において窓口13aの下方には、遊技球を貯留する貯留皿14が形成されている。
図1及び図2に示すように、貯留皿14は、パチンコ遊技機10の短手方向(横方向)にわたって形成されるとともに、前枠13から手前方向に向かってとび出ている。また、貯留皿14は、貯留皿14の上面14aに凹設された貯留部14bを有している。貯留部14bには遊技球が貯留される。また、貯留皿14の上面14aには、遊技者が操作可能な第1演出用ボタンBT1(操作手段)が設けられている。また、貯留皿14の上面14aにおいて、第1演出用ボタンBT1よりも右方には、遊技者が操作可能な第2演出用ボタンBT2(操作手段)が設けられている。
第1演出用ボタンBT1は、押しボタン式である。第1演出用ボタンBT1は、第1押下部BT1aと、第1操作基板BT1b(図2において破線で示す)から構成されている。第1押下部BT1aは、平面視楕円形状の筐体である。第1押下部BT1aは、貯留皿14の上面14aからとび出ており、遊技者が視認可能である一方、第1操作基板BT1bは、貯留皿14の内部に埋設されており、遊技者が視認不能である。第1押下部BT1aと第1操作基板BT1bは接続されている。第1操作基板BT1bは、第1押下部BT1aが操作されると、操作信号を副基板31(後述する)に出力する。
第2演出用ボタンBT2は、押しボタン式である。第2演出用ボタンBT2は、第2押下部BT2aと、第2操作基板BT2b(図2において破線で示す)から構成されている。第2押下部BT2aは、平面視長方形状の筐体である。第2押下部BT2aは、貯留皿14の上面14aからとび出ており、遊技者が視認可能である一方、第2操作基板BT2bは、貯留皿14の内部に埋設されており、遊技者が視認不能である。第2押下部BT2aと第2操作基板BT2bは接続されている。第2操作基板BT2bは、第2押下部BT2aが操作されると、操作信号を副基板31(後述する)に出力する。
次に、遊技盤YBの構成を詳しく説明する。
図3に示すように、パチンコ遊技機10に装着される遊技盤YBの盤面には、外レール部材R1、内レール部材R2、及びコーナー飾り部材R3が配設されており、これらの各部材によって正面視ほぼ円形状の遊技領域YBaが画成されている。また、外レール部材R1と内レール部材R2との間には、発射ハンドルHDの操作によって発射された遊技球が案内される打出し通路Raが画成されている。遊技領域YBaに発射された遊技球は、打出し通路Raを案内されるとともに、内レール部材R2の先端に位置する逆戻り防止弁R4を通過することによって、遊技領域YBaに到達する。
遊技領域YBaには、各種の装飾を施したセンター役物SYが装着されているとともに、センター役物SYに開口されたセット口SYaには画像表示部GHを有する演出表示装置15が配設されている。演出表示装置15の画像表示部GHは、例えば液晶ディスプレイ型の表示部である。演出表示装置15には、飾り図柄を用いた飾り図柄変動ゲームなど、画像を用いた各種表示演出が行われる。
また、遊技盤YBの遊技領域YBaには、遊技球が入球可能な複数の入賞口が配設されている。入賞口には、始動入賞口16と、大入賞口18を含む。
始動入賞口16は、図柄変動ゲームの始動条件を成立させるに際して遊技球を入球させる入賞口である。この実施形態において始動入賞口16は、センター役物SYの下方に位置している。始動入賞口16は、所定条件の成立時(普通図柄の当選時)に開閉羽根(普通電動役物)17が開動作を行うことによって遊技球を入球し易いように開放される。一方、始動入賞口16は、開閉羽根17が閉動作を行うことによって遊技球を入球し難いように閉鎖される。開閉羽根17は、アクチュエータ(ソレノイドやモータなど)から動力を受けて動作する。この実施形態において開閉羽根17を動作させるアクチュエータは、図4に示すアクチュエータAC1である。また、始動入賞口16の奥方には、入球した遊技球を検知するセンサ(図4に示す始動センサSE)が配設されている。
この実施形態において始動入賞口16は、遊技領域YBaを左右方向に二等分する中心線L1上に位置している。中心線L1上に位置するとは、始動入賞口16の中心線と中心線L1が一致する場合に限らず、始動入賞口16の中心線と中心線L1がずれていても、始動入賞口16に中心線L1が重なればよい。なお、始動入賞口16の中心線と中心線L1が一致する場合、中心線L1は、始動入賞口16を左右方向に二等分しているとも言える。また、この実施形態の遊技盤YBにおいて中心線L1は、遊技盤YBを左右方向に二等分する中心線L2とはずれている。また、以下の説明において、「遊技領域YBaの右方の領域」と示す領域は、遊技盤YBを正面視した場合における中心線L1よりも右側の領域である。また、「遊技領域YBaの左方の領域」と示す領域は、遊技盤YBを正面視した場合における中心線L1よりも左側の領域である。
大入賞口18は、賞球の払出条件を成立させるに際して遊技球を入球させる入賞口である。この実施形態において大入賞口18は、始動入賞口16の下方に位置している。大入賞口18は、当り抽選に当選した場合に大入賞口扉19が開動作を行うことによって遊技球を入球させることができるように開放される。一方、大入賞口18は、大入賞口扉19が閉動作を行うことによって遊技球を入球させることができないように閉鎖される。大入賞口扉19は、アクチュエータ(ソレノイドやモータなど)から動力を受けて動作する。この実施形態において大入賞口扉19を動作させるアクチュエータは、図4に示すアクチュエータAC2である。また、大入賞口18の奥方には、入球した遊技球を検知するセンサ(図4に示すカウントセンサCS)が配設されている。
また、遊技領域YBaには、作動ゲート20が配設されている。この実施形態において作動ゲート20は、遊技領域YBaの左方の領域に位置している。作動ゲート20には、常時、遊技球を入球させることができるように開放されたゲート口21が開口されている。ゲート口21には、入球し、通過する遊技球を検知するセンサ(図4に示すゲートセンサGS)が配設されている。作動ゲート20のゲート口21は、普通図柄を用いた普通図柄変動ゲームの始動条件を成立させるに際して遊技球を入球させる入球口である。開閉羽根17は、作動ゲート20へ遊技球が入球することによって行われる普通図柄の当り抽選に当選し、普通図柄の当り図柄が普通図柄変動ゲームで導出された後、閉状態から開状態へ動作する。
また、遊技領域YBaには、特別図柄表示装置22、保留表示装置23及び普通図柄表示装置24が配設されている。これらの表示装置は、パチンコ遊技機10を正面視した場合に遊技者が視認可能な遊技盤YBの部位に位置している。
特別図柄表示装置22は、特別図柄を用いた特別図柄変動ゲームを行い、当該特別図柄変動ゲームにおいて当り抽選の抽選結果に応じた特別図柄が導出される。そして、始動入賞口16に遊技球が入球し、検知された場合は、その入球を契機に特別図柄変動ゲームの始動条件が成立する。また、始動条件が成立した場合には、当り抽選の抽選結果を導出するために、特別図柄表示装置22で特別図柄変動ゲームが行われるとともに、当該特別図柄変動ゲームで導出される特別図柄に応じた結果を導出する飾り図柄変動ゲームが、演出表示装置15においても行われる。
保留表示装置23は、実行が保留されている特別図柄変動ゲームの数(始動保留数)を表示する。普通図柄表示装置24は普通図柄を用いた普通図柄変動ゲームを行い、当該普通図柄変動ゲームにおいて普通図柄の当り抽選の抽選結果に応じた普通図柄が導出される。
また、遊技盤YBの遊技領域YBaには、遊技領域YBaに発射された後、何れの入賞口にも入球しなかった遊技球をアウト球として機外に排出するためのアウト球口25が配設されている。この実施形態においてアウト球口25は、遊技盤YBの遊技領域YBaの最下方(大入賞口18よりも下方)に位置している。また、この実施形態においてアウト球口25は、中心線L1上に位置している。中心線L1上に位置するとは、アウト球口25の中心線と中心線L1が一致する場合に限らず、アウト球口25の中心線と中心線L1がずれていても、アウト球口25に中心線L1が重なればよい。なお、アウト球口25の中心線と中心線L1が一致する場合、中心線L1は、アウト球口25を左右方向に二等分しているとも言える。
次に、パチンコ遊技機10における演出用ボタンBT1,BT2の配置について詳細に説明する。また、以下の説明では、遊技盤YBが装着されたパチンコ遊技機10(図1)及び遊技盤YBの下方に位置する貯留皿14(図2)において、図3で説明した中心線L1及び中心線L2を当てはめている。この例では、パチンコ遊技機10を正面視した場合における中心線L1よりも右側の領域が、パチンコ遊技機10の右方の領域となる。一方、パチンコ遊技機10を正面視した場合における中心線L1よりも左側の領域が、パチンコ遊技機10の左方の領域となる。
図1及び図2に示すように、この実施形態において第1演出用ボタンBT1は、パチンコ遊技機10の左方の領域に位置している。より詳しくは、第1押下部BT1aの右端が、中心線L1よりも左方に位置している。なお、「パチンコ遊技機10の左方の領域に位置する」とは、第1押下部BT1aの右端が中心線L1よりも左方に位置している場合に限らず、第1押下部BT1aの中心線が、中心線L1よりも左方に位置していればよい。ちなみに、この実施形態において第1操作基板BT1bは、第1操作基板BT1bの右端が中心線L1よりも左方に位置している必要はない。すなわち、この実施形態では、第1演出用ボタンBT1を構成する部材のうち、遊技者が視認することのできる部材(第1押下部BT1a)が、中心線L1よりも左方に位置していれば、「第1演出用ボタンBT1がパチンコ遊技機10の左方の領域に位置している」こととしている。また、始動入賞口16を基準とした場合、第1押下部BT1aは、始動入賞口16を左右方向に二等分する中心線L1よりも左方であるパチンコ遊技機10の左方の領域に位置していることになる。一方、アウト球口25を基準とした場合、第1押下部BT1aは、アウト球口25を左右方向に二等分する中心線L1よりも左方であるパチンコ遊技機10の左方の領域に位置していることになる。
一方、この実施形態において第2演出用ボタンBT2は、パチンコ遊技機10の右方の領域に位置している。より詳しくは、第2押下部BT2aの左端が、中心線L1よりも右方に位置している。なお、「パチンコ遊技機10の右方の領域に位置する」とは、第2押下部BT2aの左端が中心線L1よりも右方に位置している場合に限らず、第2押下部BT2aの中心線が、中心線L1よりも右方に位置していればよい。ちなみに、この実施形態において第2操作基板BT2bは、第2操作基板BT2bの左端が中心線L1よりも右方に位置している必要はない。すなわち、この実施形態では、第2演出用ボタンBT2を構成する部材のうち、遊技者が視認することのできる部材(第2押下部BT2a)が、中心線L1よりも右方に位置していれば、「第2演出用ボタンBT2がパチンコ遊技機10の右方の領域に位置している」こととしている。また、始動入賞口16を基準とした場合、第2押下部BT2aは、始動入賞口16を左右方向に二等分する中心線L1よりも右方であるパチンコ遊技機10の右方の領域に位置していることになる。一方、アウト球口25を基準とした場合、第2押下部BT2aは、アウト球口25を左右方向に二等分する中心線L1よりも右方であるパチンコ遊技機10の右方の領域に位置していることになる。
図4に示すように、パチンコ遊技機10には、主基板30や副基板31を含む各種基板が搭載されている。
主基板30は、制御動作を所定の手順で実行することができる主制御用CPU30aと、主制御用CPU30aの制御プログラムを格納する主制御用ROM30bと、必要なデータの書き込み及び読み出しができる主制御用RAM30cと、を有する。また、主基板30は、乱数生成回路30dを有する。乱数生成回路30dは、マイクロプロセッサに搭載された図示しないクロック回路から供給される内部システムクロック(例えば10MHz)の1周期毎に値を1更新することにより、ハードウェア乱数を生成する。主基板30には、各種表示装置22〜24、各種センサSE,CS,GS、各種アクチュエータAC1,AC2が接続されている。
主基板30は、各種センサSE,CS,GSからの遊技球の検知信号をもとに入力処理を行う。
主制御用CPU30aは、始動センサSEからの検知信号を入力した場合の入力処理において、特別図柄変動ゲームの保留を記憶する処理や当り抽選などに用いる各種乱数を取得する処理を行う。そして、主制御用CPU30aは、入力処理で記憶した保留をもとに特別図柄変動ゲームを開始させる変動開始処理を行う。変動開始処理において主制御用CPU30aは、始動入賞口16への入球に基づき始動条件が成立している場合、検知信号の入力順(すなわち入賞順)に図柄変動ゲームを行わせる。
また、主制御用CPU30aは、カウントセンサCSからの検知信号を入力した場合の入力処理において、所定個数の賞球数を払出すための処理を行う。また、主制御用CPU30aは、ゲートセンサGSからの検知信号を入力した場合の入力処理において、普通図柄を用いた普通図柄変動ゲームの保留を記憶する処理や普通当り抽選などに用いる各種乱数を取得する処理を行う。
図4に示すように、副基板31は、主基板30から一方向で情報(制御信号)が送信されるように主基板30と電気的に接続されている。また、副基板31は、一方向で情報(制御信号)を送信するように、演出表示装置15、スピーカSP、及び装飾ランプLAと電気的に接続されている。また、副基板31は、第1操作基板BT1b及び第2操作基板BT2bから双方向で情報(制御信号)が送信されるように第1操作基板BT1b及び第2操作基板BT2bと電気的に接続されている。副基板31は、制御動作を所定の手順で実行することができる副制御用CPU31aと、副制御用CPU31aの制御プログラムを格納する副制御用ROM31bと、必要なデータの書き込み及び読み出しができる副制御用RAM31cと、を有する。
副基板31の副制御用CPU31aは、主基板30から送信される情報をもとに当該情報に応じた制御を行う。例えば、主制御用CPU30aは、特別図柄変動ゲームを開始させる場合、特別図柄表示装置22の表示内容の制御に加えて、図柄変動ゲームの開始を指示する情報を副制御用CPU31aに送信する。当該情報を受けた副制御用CPU31aは、演出表示装置15において飾り図柄変動ゲームを行わせるように表示内容を制御する。
また、副制御用CPU31aは、第1操作基板BT1b又は第2操作基板BT2bから操作信号を入力すると、入力した操作信号から第1演出用ボタンBT1及び第2演出用ボタンBT2のどちらが操作されたのかを認識する。また、副制御用CPU31aは、各種の装飾ランプLAを制御する。また、副制御用CPU31aは、スピーカSPを制御する。
このように構成された本実施形態のパチンコ遊技機10では、表示演出の一例として、第1演出用ボタンBT1の操作を有効として受け付ける操作有効期間中に、第1演出用ボタンBT1を操作させる操作演出が設定されている。また、第2演出用ボタンBT2の操作を有効として受け付ける操作有効期間中に、第2演出用ボタンBT2を操作させる操作演出が設定されている。
図5に従って、第1演出用ボタンBT1を操作させる操作演出について説明する。
第1演出用ボタンBT1を操作させる操作演出が行われる場合、第1演出用ボタンBT1の操作に関する情報が遊技者に報知される。この実施形態では、演出表示装置15に第1ボタン画像B1(図5参照)を表示させることで、第1演出用ボタンBT1の操作に関する情報を報知している。これにより、演出表示装置15が、操作手段の操作に関する情報を報知する報知手段として機能する。
第1ボタン画像B1について説明する。
図5(a)〜(f)に示すように、第1ボタン画像B1は、第1演出用ボタンBT1の操作有効期間(以下、第1操作有効期間と示す)の残期間を報知する第1残期間報知画像Z1と、第1操作有効期間が設定されていること、すなわち第1演出用ボタンBT1の操作が有効であることを報知する第1操作報知画像S1と、を構成要素に含む。
第1操作報知画像S1は、第1演出用ボタンBT1を模した、平面視楕円形状の立体画像である。第1操作報知画像S1を、第1演出用ボタンBT1を模した画像とすることで、第1操作報知画像S1によって第1演出用ボタンBT1を特定させている。第1残期間報知画像Z1は、第1操作報知画像S1の下方の外周を囲う略円弧状の画像である。第1残期間報知画像Z1と第1操作報知画像S1は、近接した状態にある。
第1残期間報知画像Z1は、第1操作有効期間の残期間を視覚的に報知するためのメータであり、複数の目盛Z1aが記載されている。図中、着色して示すメータMが、どの目盛Z1aに位置しているかによって、第1操作有効期間の残期間が報知されるようになっている。つまり、メータMの変化量によって第1操作有効期間の残期間が報知される。また、第1残期間報知画像Z1は、第1操作報知画像S1の下方の外周を囲っており、両者は近接した位置関係にあるため、第1操作報知画像S1で報知される第1演出用ボタンBT1の操作有効期間の残期間が、第1残期間報知画像Z1によって報知されていることが分かり易い。
次に、図6に従って、第2演出用ボタンBT2を操作させる操作演出について説明する。
第2演出用ボタンBT2を操作させる操作演出が行われる場合、第2演出用ボタンBT2の操作に関する情報が遊技者に報知される。この実施形態では、演出表示装置15に第2ボタン画像B2(図6参照)を表示させることで、第2演出用ボタンBT2の操作に関する情報を報知している。これにより、演出表示装置15が、操作手段の操作に関する情報を報知する報知手段として機能する。
第2ボタン画像B2について説明する。
図6(a)〜(f)に示すように、第2ボタン画像B2は、第2演出用ボタンBT2の操作有効期間(以下、第2操作有効期間と示す)の残期間を報知する第2残期間報知画像Z2と、第2操作有効期間が設定されていること、すなわち第2演出用ボタンBT2の操作が有効であることを報知する第2操作報知画像S2と、を構成要素に含む。
第2操作報知画像S2は、第2演出用ボタンBT2を模した、平面視長方形状の立体画像である。第2操作報知画像S2を、第2演出用ボタンBT2を模した画像とすることで、第2操作報知画像S2によって第2演出用ボタンBT2を特定させている。第2残期間報知画像Z2は、第2操作報知画像S2の下方の外周を囲う略円弧状の画像である。第2残期間報知画像Z2と第2操作報知画像S2は、近接した状態にある。
第2残期間報知画像Z2は、第2操作有効期間の残期間を視覚的に報知するためのメータであり、複数の目盛Z2aが記載されている。図中、着色して示すメータMが、どの目盛Z2aに位置しているかによって、第2操作有効期間の残期間が報知される。また、第2残期間報知画像Z2は、第2操作報知画像S2の下方の外周を囲っており、両者は近接した位置関係にあるため、第2操作報知画像S2で報知される第2演出用ボタンBT2の操作有効期間の残期間が、第2残期間報知画像Z2によって報知されていることが分かり易い。
この実施形態では、演出表示装置15に表示される第1残期間報知画像Z1が、残期間情報に相当する。また、演出表示装置15に表示される第2残期間報知画像Z2が、残期間情報に相当する。また、演出表示装置15に表示される第1操作報知画像S1が、操作有効情報に相当する。また、演出表示装置15に表示される第2操作報知画像S2が、操作有効情報に相当する。
以下、残期間報知画像Z1,Z2による操作有効期間の残期間の報知態様について説明する。
この実施形態では、第1残期間報知画像Z1による第1操作有効期間の残期間の報知態様の違いとして、メータMが変化する方向を異ならせている。この実施形態では、メータMが反時計回り(矢印Y1で示す方向)に減少する場合と、時計回り(矢印Y2で示す方向)に減少する場合とがある。同様に、第2残期間報知画像Z2による第2操作有効期間の残期間の報知態様の違いとして、メータMが変化する方向を異ならせている。この実施形態では、メータMが反時計回り(矢印Y1で示す方向)に減少する場合と、時計回り(矢印Y2で示す方向)に減少する場合とがある。
なお、操作有効期間の残期間は、その残期間が遊技者に分かり易く報知されればよく、内部的に副制御用CPU31aがどのような手法で残期間を把握していてもよい。例えば、副制御用CPU31aが、操作有効期間の経過時間を計測することで、間接的に残期間を算出してもよいし、操作有効期間の残期間を直接計測してもよい。間接的に残期間を算出する場合、副制御用CPU31aは、操作有効期間の開始時から、所定の制御周期が到来する度に、タイマのカウント値を加算更新し、操作有効期間の経過時間を計測する。この場合、操作有効期間の最大値から、加算更新された値(操作有効期間の経過時間)を減算した値が、操作有効期間の残期間に相当する。
一方、直接、残期間を算出する場合、副制御用CPU31aは、操作有効期間の開始時に、操作有効期間の残期間の最大値(=操作有効期間の最大値)を副制御用RAM31cのタイマに設定し、所定の制御周期が到来する度にタイマのカウント値を減算する。この減算後の値が、操作有効期間の残期間に相当する。
最初に、第1残期間報知画像Z1においてメータMが反時計回り(矢印Y1の方向)に減少する例について説明する。
図5(a)は、減少前の第1操作有効期間の残期間を示している。メータMが反時計回りに減少する事例では、第1操作報知画像S1の下方の外周を囲う第1残期間報知画像Z1の最左上端が、メータMの減少が開始する始点T1となり、第1操作報知画像S1の下方の外周を囲う第1残期間報知画像Z1の最右上端が、メータMの減少が終了する終点T2となる。
図5(a)は、第1操作有効期間の残期間が減少していない状態である。このため、第1残期間報知画像Z1では、メータMが、始点T1から終点T2にわたって表示された状態となっている。
そして、図5(b)に示すように、残期間が減少すると、第1残期間報知画像Z1では、始点T1から終点T2に向けて、反時計回りにメータMが減少する。図5(b)では、着色されたメータMの残量が、第1操作有効期間の残期間を示しており、メータMと対向する余白部分Yが、第1操作有効期間の経過時間を示している。その後、残期間が0(零)となると、図5(c)に示すように、第1残期間報知画像Z1では、メータMが終点T2に到達して、メータMが非表示状態となる。
次に、第1残期間報知画像Z1においてメータMが時計回り(矢印Y2の方向)に減少する例について説明する。
図5(d)は、減少前の第1操作有効期間の残期間を示している。メータMが時計回りに減少する事例では、第1操作報知画像S1の下方の外周を囲う第1残期間報知画像Z1の最右上端が、メータMの減少が開始する始点T1となり、第1操作報知画像S1の下方の外周を囲う第1残期間報知画像Z1の最左上端が、メータMの減少が終了する終点T2となる。
図5(d)は、第1操作有効期間の残期間が減少していない状態である。このため、第1残期間報知画像Z1では、メータMが、始点T1から終点T2にわたって表示され、メータMが表示された状態となっている。
そして、図5(e)に示すように、残期間が減少すると、第1残期間報知画像Z1では、始点T1から終点T2に向けて、時計回りにメータMが減少する。その後、残期間が0(零)となると、図5(f)に示すように、第1残期間報知画像Z1では、メータMが終点T2に到達して、メータMが非表示状態となる。
なお、第2残期間報知画像Z2においてメータMが反時計回り(矢印Y1の方向)に減少する態様(図6(a)〜(c))は、第1残期間報知画像Z1においてメータMが反時計回りに減少する態様(図5(a)〜(c))と同一である。また、第2残期間報知画像Z2においてメータMが時計回り(矢印Y2の方向)に減少する態様(図6(d)〜(f))は、第2残期間報知画像Z2においてメータMが時計回りに減少する態様(図5(d)〜(f))と同一である。
次に、上記のように表示される操作演出の一例として、第1ボタン画像B1を用いた操作演出について説明する。
第1ボタン画像B1を用いた操作演出は、図柄変動ゲームに伴って行われる操作演出に適用することができる。
このような事例において操作演出を実行させる場合、副制御用CPU31aは、図柄変動ゲームの演出内容を特定する情報に基づいて、操作演出の実行可否を決定する。「図柄変動ゲームの演出内容を特定する情報」は、例えば、特別図柄が変動を開始してから確定停止表示されるまでの遊技演出のベースとなるパターンを特定する変動パターンが該当する。変動パターンを指定する変動パターン指定コマンドは、主制御用CPU30aから副制御用CPU31aに出力される。また、「図柄変動ゲームの演出内容を特定する情報」は、特別図柄が変動を開始してから確定停止表示されるまでの遊技演出の演出内容を特定する演出パターンが該当する。該演出パターンは、1つの変動パターンに1又は複数対応付けられており、副制御用ROM31bに記憶されている。
そして、操作演出の実行を決定した場合、副制御用CPU31aは、第1ボタン画像B1を用いた操作演出及び第2ボタン画像B2を用いた操作演出のうちどちらを実行させるかを決定する。第1ボタン画像B1を用いた操作演出の実行を決定した場合、副制御用CPU31aは、第1残期間報知画像Z1におけるメータMの変化方向を決定する。このとき、副制御用CPU31aは、当り期待度の高い演出内容を特定する情報が選択されている場合、当り期待度の低い演出内容を特定する情報が選択されている場合よりも、メータMの変化方向として「反時計回り」を高確率で選択し易い。なお、「当り期待度の高い演出内容を特定する情報が選択されている場合、当り期待度の低い演出内容を特定する情報が選択されている場合よりも、「反時計回り」を高確率で選択し易くする」割合としては、次のような選択割合が考えられる。例えば、当り期待度の高い演出内容を特定する情報(以下、高期待度情報と示す)が選択された場合、「反時計回り」よりも「時計回り」の選択確率が高くてもよい(例えば、30/100と70/100の確率)。このとき、高期待度情報における「反時計回り」の選択確率が、当り期待度の低い演出内容を特定する情報(以下、低期待度情報と示す)における「反時計回り」の選択確率(例えば、20/100)よりも高ければよい。また、高期待度情報において、「時計回り」の選択確率よりも、「反時計回り」の選択確率が高くてもよい(例えば、30/100と70/100の確率)。
そして、副制御用CPU31aは、図柄変動ゲーム中の特定タイミングに到達すると、操作演出を開始させる。このとき、副制御用CPU31aは、第1操作有効期間を設定し、残期間の計測を開始する。また、副制御用CPU31aは、操作演出の開始に合わせて第1ボタン画像B1を表示させる(図5(a),(d))。そして、副制御用CPU31aは、第1操作有効期間の残期間が減少する度に、決定した方向に向かって第1残期間報知画像Z1のメータMを減少させる。詳しくは、「反時計回り」を決定した場合、副制御用CPU31aは、第1残期間報知画像Z1のメータMを反時計回り(矢印Y1の方向)に減少させる(図5(b))。一方、「時計回り」を決定した場合、副制御用CPU31aは、第1残期間報知画像Z1のメータMを時計回り(矢印Y2の方向)に減少させる(図5(e))。
この実施形態では、高期待度情報が選択されたときほど、「反時計回り」でメータMが変化し易くなっている。したがって、遊技者は、第1残期間報知画像Z1におけるメータMの変化方向の違いから、有利期待度を知ることができる。この事例では、当り抽選への当選が、遊技が遊技者にとって有利に展開することに相当する。また、当り期待度が有利期待度に相当する。ちなみに、第2ボタン画像B2を用いた操作演出の実行を決定した場合も、副制御用CPU31aは、第1残期間報知画像Z1におけるメータMの変化制御と同じく、第2残期間報知画像Z2におけるメータMの変化方向を決定し、決定した方向にメータMを減少させる。
なお、操作有効期間中に演出用ボタンBT1,BT2が操作された場合、副制御用CPU31aは、第1操作基板BT1b又は第2操作基板BT2bから出力される操作信号に基づき、所定の画像(例えば、ネコのイラスト)を表示させてもよい。また、副制御用CPU31aは、演出用ボタンBT1,BT2が操作されたことにより、実行中の表示演出の内容を変化させてもよい(例えば、キャラクタの被っていた帽子がキャップからニット帽に変化する)。また、副制御用CPU31aは、演出用ボタンBT1,BT2が操作されたことにより、音楽の曲調を変化させたり、装飾ランプLAの発光パターンや発光色を変化させたりしてもよい。
上記の操作演出は、例えば、図柄変動ゲームに伴って行われる演出として、リーチが形成されるか否かを報知するリーチ予告、リーチ中にリーチ演出が当り期待度の高い内容(所謂、スーパーリーチ)に発展するか否かを報知する発展予告、当りを確定的に報知する当り確定予告(所謂、プレミアム予告)に適用できる。これらの演出において、リーチが形成されるタイミング、リーチが発展するタイミングなどにおいて操作演出が行われるか否かによって、リーチが形成されるか、リーチが発展するか、当りかを報知する。又はリーチが形成されるタイミング、リーチが発展するタイミングなどにおいて残期間報知画像Z1,Z2におけるメータMの変化方向の違いで、リーチが形成される確率の高低、リーチが発展する確率の高低を報知する。また、図柄変動ゲームに伴って行われる演出として、リーチ中に当り期待度を報知する当り予告に適用できる。この演出において、リーチ中の何れかのタイミングにおいて操作演出が行われた場合、残期間報知画像Z1,Z2におけるメータMの変化方向の違いで、当り期待度を報知する。また、図柄変動ゲームに伴って行われる演出として、例えば、擬似連続演出(所謂、擬似連)、先読み演出(所謂、連続演出)、再抽選演出に適用できる。擬似連続演出は、1回の図柄変動ゲームにおいて複数回の変動を伴わせる演出であり、変動の回数が多くなるほど当り期待度を増加させている。この擬似連演出において、次の変動へ移行するタイミングで操作演出が行われるか否かによって、次の変動へ移行するかを報知する。又は残期間報知画像Z1,Z2におけるメータMの変化方向の違いで、次の変動へ移行する確率の高低を報知する。また、先読み演出は、始動入賞口へ遊技球が入球した際に取得した当り乱数の値を、当り抽選よりも前に判定し、その判定結果をもとに当該判定対象とした始動保留に基づくゲーム開始以前に予告を開始させる演出である。先読み演出は、複数回のゲームを跨いで実行される。この先読み演出おいて、次の変動へ移行するタイミングで操作演出が行われるか否かによって、次の変動へ移行するかを報知する。又は残期間報知画像Z1,Z2におけるメータMの変化方向の違いで、次の変動へ移行する確率の高低を報知する。再抽選演出は、確率変動機能を備えたパチンコ遊技機において、図柄変動ゲームにおいて、当りを認識し得る図柄組み合わせを一旦停止表示させた後、確変当りか否かを報知する演出である。この再抽選演出において、操作演出が行われるか否かによって、確変当りかを報知する。又は残期間報知画像Z1,Z2におけるメータMの変化方向の違いで、確変当りとなる確率の高低を報知する。
また、上記の操作演出は、図柄変動ゲームに伴って行われる演出に加えて、又は代えて、当り遊技中に行われる演出として適用することもできる。例えば、当り遊技中に行われる演出として、確変昇格演出やラウンド昇格演出にも適用できる。確変昇格演出は、当り遊技中に確変当りか否かを報知する演出であり、操作演出が行われるか否かによって、確変当りかを報知する。または、残期間報知画像Z1,Z2におけるメータMの変化方向の違いで、確変当りとなる確率の高低を報知する。また、ラウンド昇格演出は、例えばラウンド数の異なる当り遊技を有する場合に、ラウンド数の多い当り遊技であるか否かを報知する演出であり、操作演出が行われるか否によって、ラウンド数の多い当り遊技であるかを報知する。又は、残期間報知画像Z1,Z2におけるメータMの変化方向の違いで、ラウンド数の多い当り遊技となる確率の高低を報知する。さらに上記の操作演出は、図柄変動ゲームに伴って行われる演出、若しくは当り遊技中の演出に加えて、又は代えて、デモンストレーション演出に適用することもできる。デモンストレーション演出は、パチンコ遊技機10の待機中に行われる演出である。例えば、確変状態が付与されている可能性を示唆する確変モードが設定されている場合に行われるデモンストレーション演出において、残期間報知画像Z1,Z2におけるメータMの変化方向の違いで、確変状態が付与されている可能性を報知する。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)操作演出では、操作有効期間が残存しているうちに操作手段(演出用ボタンBT1,BT2)を操作しなければならないので、遊技者は、残期間情報(第1残期間報知画像Z1又は第2残期間報知画像Z2)に注目することになる。遊技者が残期間を気に掛ける心理を利用し、残期間情報における報知態様(残期間報報知画像Z1,Z2におけるメータMの変化方向)によって有利期待度を報知することで、遊技者は、残期間に加えて、有利期待度をも知り得ることができるので、操作演出に係る興趣の向上を図ることができる。
(2)残期間情報(第1残期間報知画像Z1又は第2残期間報知画像Z2)は、操作有効情報(第1操作報知画像S1又は第2操作報知画像S2)の下方の外周を囲っており、残期間情報と操作有効情報に関し、両者は近接した位置関係にある。このため、操作有効情報で報知される操作手段(第1演出用ボタンBT1又は第2演出用ボタンBT2)の操作有効期間の残期間が、残期間情報によって報知されていることが分かり易い。
(第2の実施形態)
次に、遊技機の第2の実施形態を図面に従って説明する。なお、以下に説明する実施形態において既に説明した実施形態と同一構成及び同一制御内容についてはその重複する説明を省略又は簡略する。
この実施形態では、操作対象とされる演出用ボタンBT1,BT2の違いにより、残期間報知画像Z1,Z2におけるメータMの変化方向を異ならせている。具体的には、第1残期間報知画像Z1では、時計回りにメータMを減少させる一方、第2残期間報知画像Z2では、反時計回りにメータMを減少させるようになっている。また、この実施形態では、残期間報知画像Z1,Z2による操作有効期間の残期間の報知態様の違いとして、メータMの色を異ならせている。
図8(a),(b)は、第1残期間報知画像Z1による第1操作有効期間の残期間の報知態様を示している。図8(a),(b)に示すように、第1残期間報知画像Z1では、メータMの変化方向は「時計回り」で同一であるが、メータMの色が、図8(a)に示す第1色(例えば、青)で表示される場合と、図8(b)に示す第2色(例えば、赤)で表示される場合と、がある。
図8(c),(d)は、第2残期間報知画像Z2による第2操作有効期間の残期間の報知態様を示している。図8(c),(d)に示すように、第2残期間報知画像Z2では、メータMの変化方向は「反時計回り」で同一であるが、メータMの色が、図8(c)に示す第1色(例えば、青)で表示される場合と、図8(d)に示す第2色(例えば、赤)で表示される場合と、がある。
以下、図7(a),(b)に基づき、演出用ボタンBT1,BT2を用いた操作演出の一例について説明する。以下の説明では、図柄変動ゲームに伴って行われる操作演出に、上記の操作演出を適用している。
副制御用CPU31aは、図柄変動ゲームの演出内容を特定する情報に基づいて、操作演出の実行可否を決定する。そして、操作演出の実行を決定した場合、副制御用CPU31aは、第1ボタン画像B1を用いた操作演出及び第2ボタン画像B2を用いた操作演出のうちどちらを実行させるかを決定する。このとき、副制御用CPU31aは、高期待度情報が選択されている場合、低期待度情報が選択されている場合よりも、「第2演出用ボタンBT2を用いた操作演出」を高確率で選択し易い。次に、副制御用CPU31aは、メータMの色を決定する。このとき、副制御用CPU31aは、高期待度情報が選択されている場合、低期待度情報が選択されている場合よりも、メータMの色として「第2色」を高確率で選択し易い。
そして、副制御用CPU31aは、図柄変動ゲーム中の特定タイミングに到達すると、決定した方の操作演出を開始させる。第1演出用ボタンBT1を用いた操作演出を行う場合、副制御用CPU31aは、第1操作有効期間を設定し、第1操作有効期間の残期間が減少する度に、第1残期間報知画像Z1のメータMを時計回りに減少させる(図7(a))。
一方、第2演出用ボタンBT2を用いた操作演出を行う場合、副制御用CPU31aは、第2操作有効期間を設定し、第2操作有効期間の残期間が減少する度に、第2残期間報知画像Z2のメータMを反時計回りに減少させる(図7(b))。
この実施形態では、高期待度情報が選択されたときほど、第2ボタン画像B2が表示され易くなっている。前述したように、第2ボタン画像B2は、第2残期間報知画像Z2と、第2操作報知画像S2と、を構成要素に含む。そして、この実施形態では、操作対象とされるボタンに応じて、操作報知画像S1,S2の報知態様(ボタンを模した形)を異ならせているため、遊技者は、操作報知画像S1,S2の違いからも、有利期待度を知ることができる。また、この実施形態では、メータMの変化方向を同一としたうえで、高期待度情報が選択されたときほど、メータMの色が第2色で表示され易くなっている。これにより、遊技者は、残期間報知画像Z1,Z2におけるメータMの色からも、有利期待度を知ることができる。
さらに、この実施形態では、残期間報知画像Z1,Z2におけるメータMの変化方向によって、演出用ボタンBT1,BT2の配置が示されるようになっている。残期間報知画像Z1,Z2は、演出用ボタンBT1,BT2の配置を特定する情報を含む。
第1演出用ボタンBT1は、パチンコ遊技機10の左方の領域に位置している。このため、第1残期間報知画像Z1におけるメータMの変化方向によって、第1演出用ボタンBT1がパチンコ遊技機10の左方の領域に配置されていることが示される。詳しくは、図7(a)に示すように、メータMが時計回りに1目盛でも減少すると、遊技者は、以降、メータMが時計回りに減少していくことを認識する。メータMの変化方向でもあるパチンコ遊技機10の左方の領域には、第1演出用ボタンBT1が配置されているため、第1残期間報知画像Z1におけるメータMの変化方向によって、第1演出用ボタンBT1の配置(パチンコ遊技機10の左方の領域に配置されていること)が示される。
同様に、第2演出用ボタンBT2は、パチンコ遊技機10の右方の領域に位置している。このため、第2残期間報知画像Z2におけるメータMの変化方向によって、第2演出用ボタンBT2がパチンコ遊技機10の右方の領域に配置されていることが示される。詳しくは、図7(b)に示すように、メータMが反時計回りに1目盛でも減少すると、遊技者は、以降、メータMが反時計回りに減少していくことを認識する。メータMの変化方向でもあるパチンコ遊技機10の右方の領域には、第2演出用ボタンBT2が配置されているため、第2残期間報知画像Z2におけるメータMの変化方向によって、第2演出用ボタンBT2の配置(パチンコ遊技機10の右方の領域に配置されていること)が示される。なお、演出用ボタンBT1,BT2の配置の報知には、メータMの色や操作報知画像S1,S2の違いなどは関与せず、残期間報知画像Z1,Z2におけるメータMの変化方向のみによって報知される。
この実施形態では、残期間報知画像Z1,Z2におけるメータMの色が同一であることで、メータMの色によって同一の有利期待度が報知されている場合であっても、演出用ボタンBT1,BT2の配置により、メータMの変化方向が異なっている。この実施形態における有利期待度とは、遊技が遊技者にとって有利に展開されないときに操作演出が出現する割合と、遊技が遊技者にとって有利に展開されるときに操作演出が出現する割合を合算したトータルの出現割合に占める、遊技が遊技者にとって有利に展開されるときに操作演出が出現する割合である。例えば、操作演出の実行可否を乱数抽選によって決定する場合、該有利期待度は、乱数抽選の結果に依存する。そして、「同一の有利期待度」には、乱数抽選で使用する乱数の個数に依存する誤差を含んでもよい。また、誤差がないことを「同一の有利期待度」とし、誤差を含んだものを「略同一の有利期待度」と定義してもよい。例えば、「10%」と「10.1%」、又は「10%」と「9.9%」は、計算上の誤差であるとして「略同一」と定義してもよいし、「10%」と「11%」、又は「10%」と「9%」も、計算上の誤差であるとして「略同一」と定義してもよい。
したがって、本実施形態によれば、上記実施形態の効果に加え、以下に示す効果を得ることができる。
(3)残期間報知画像Z1,Z2によって報知される(メータMの変化方向)有利期待度と、操作報知画像S1,S2によって報知される(ボタンを模した形)有利期待度がそれぞれ対応付けられることで、どちらの情報によって報知される有利期待度を信用してよいか分からないということがない。
(4)演出用ボタンBT1,BT2に関し、各ボタンを模した画像を表示させることで、遊技者は、演出表示装置15に表示されている画像(操作報知画像S1,S2)を一目見ただけで、どのボタンの操作が有効となっているのかを理解し易くなる。
(5)残期間報知画像Z1,Z2による報知態様の違い(メータの変化方向)によって、演出用ボタンBT1,BT2の配置(ボタンが配置されている領域)が報知されることで、操作対象となっているボタンがどこに配置されているのかを、遊技者に理解させ易い。
なお、上記実施形態は以下のように変更しても良い。
・実施形態では、操作有効期間の残期間をメータMによって報知していたが、操作有効期間の経過時間をメータMによって表し、メータMと対向する余白部分Yの量によって、操作有効期間の残時間を報知するようにしてもよい。
・第1の実施形態において、残期間報知画像Z1,Z2それぞれにおけるメータMの変化方向を同一とするが、メータMの色を異ならせる等して有利期待度を報知してもよい。
・第1の実施形態において、メータMの変化方向と、メータMの色やメータMの減少速度等との組み合わせによって、有利期待度を報知するようにしてもよい。例えば、「時計回り」と「赤」の組み合わせよりも、「反時計回り」と「赤」の組み合わせの方が、有利期待度が高い場合に選択され易いようにしてもよい。
・第2の実施形態において、残期間情報の報知態様の違いは、実施形態の態様に限られない。例えば、図9(a),(b)に示すように、メータMの変化方向を同一としたうえで、メータMの短手方向への長さを異ならせた第1態様(図9(a))と第2態様(図9(b))を設定し、表示された残期間報知画像Z1,Z2が、第1態様であるか、第2態様であるかによって、有利期待度を報知するようにしてもよい。また、メータMの変化方向を同一としたうえで、メータMの減少速度の違いによって、有利期待度を報知するようにしてもよい。例えば、図9(c),(d)に示すように、メータMの変化方向を同一としたうえで、残期間報知画像Z1,Z2に付された目盛の量を異ならせた第1態様(図9(c))と第2態様(図9(d))を設定し、表示された残期間報知画像Z1,Z2が、第1態様であるか、第2態様であるかによって、有利期待度を報知するようにしてもよい。なお、図9(c),(d)の例では、設定される操作有効期間は同一期間としたうえで、第1態様では、1目盛ずつ減少させる一方で、第2態様では、2目盛ずつ減少させるなどし、操作有効期間の減少と、メータMの減少を対応付けることが望ましい。
・1つの操作手段に対応する複数の操作有効情報が設定されていてもよい。例えば、図10(a),(b)に示すように、第1演出用ボタンBT1を模した操作報知画像(図10(a))と、図10(a)よりも一回り大きい操作報知画像が設定されていてもよい。そして、操作有効情報の報知態様によって、有利期待度が異なっていてもよい。
・第2の実施形態において、演出用ボタン毎に有利期待度を設定しなくてもよい。つまり、どちらのボタンが操作対象とされていたとしても、有利期待度に差を設けなくてもよい。
・第2の実施形態において、演出用ボタン毎に、操作有効情報の報知態様を複数設定してもよい。例えば、第1演出用ボタンBT1に対応する操作有効情報として、青色の第1操作報知画像と赤色の第1操作報知画像を設定し、第2演出用ボタンBT2に対応する操作有効情報として、青色の第2操作報知画像と赤色の第2操作報知画像を設定してもよい。そして、表示された操作報知画像が青色であるか赤色であるかによって、有利期待度を報知するようにしてもよい。このとき、残期間報知画像Z1,Z2との組み合わせによって有利期待度を報知してもよいし、残期間報知画像Z1,Z2では、有利期待度が報知されなくてもよい。
・操作報知画像S1,S2による報知態様は、実施形態の報知態様に限られない。例えば、図11(a),(b)に示すように、操作報知画像S1,S2が表示されているか否かを問わず、演出用ボタンBT1,BT2に内蔵された発光体を、操作有効期間中、点灯(図中、強調線で示す)させることで、操作有効期間が設定されていることを報知してもよい。この場合、演出用ボタンBT1,BT2に内蔵された発光体による点灯が、操作有効情報に相当する。そして、発光体の点灯色や発光パターンに違いによって、有利期待度が報知されてもよい。また、発光体の点灯色を、残期間報知画像Z1,Z2におけるメータMの色と同一色とすることで、第1残期間報知画像Z1と第1演出用ボタンBT1に関係性があり、第2残期間報知画像Z2と第2演出用ボタンBT2に関係性があることを報知するようにしてもよい。
・演出用ボタンBT1,BT2に複数の発光体を設け、残期間が減少する度に発光体を消灯させるようにし、点灯している発光体の個数によって、操作有効期間の残期間を報知するようにしてもよい。この場合、点灯状態を維持する発光体が、残期間情報に相当する。また、演出用ボタンBT1,BT2において、複数の発光体を円形に配置した場合、発光体を時計回り又は反時計回りに消灯させることで、演出用ボタンBT1,BT2の配置を示すようにしてもよい。
・図12(a)に示すように、残期間情報を長尺状のメータとし、メータMの変化方向によって操作手段の配置を示すようにしてもよい。この変更例では、第1操作報知画像S1と、長尺状の第1残期間報知画像Z1によって、第1ボタン画像B1が構成される。長尺状のメータMでは、メータMが直線的に減少していくため、操作手段の配置が直感的に分かり易い。例えば、前枠13において、演出用ボタンBT1が演出表示装置15の左下に配置されている場合、左下がりに延びる長尺状の第1残期間報知画像Z1を演出表示装置15に表示する。このとき、第1残期間報知画像Z1の延長線E上に第1演出用ボタンBT1が位置するように、第1残期間報知画像Z1を表示させる。右上から左下に向かってメータMを減少させる態様で残期間を報知すれば、そのメータMの変化方向によって、第1演出用ボタンBT1が演出表示装置15の左下に配置されていることを認識させ易い。
・また、図12(b)に示すように、残期間情報を矢印状のメータとしてもよい。この変更例では、第1操作報知画像S1と矢印状の第1残期間報知画像Z1によって、第1ボタン画像B1が構成される。このような場合、矢印の先端の延長線E上に第1演出用ボタンBT1が位置するように第1残期間報知画像Z1を表示すれば、第1演出用ボタンBT1の配置が分かり易い。なお、この場合、矢印の先端が第1演出用ボタンBT1の位置を示せばよいので、矢印の先端に至るまでの第1残期間報知画像Z1の形状は、直線状でなくてもよく、例えば、湾曲していたり、捻じれていたりしてもよい。
・また、図12(a),(b)に示すように、残期間情報は、操作有効情報と離れた位置に表示されてもよい。つまり、残期間情報が報知する操作有効期間の残期間が、どの操作手段に対応する残期間であるのかを遊技者に理解させることができるのであれば、残期間情報と操作有効情報は近接していなくてもよい。実施形態では、第1操作報知画像S1の下方の外周を第1残期間報知画像Z1によって囲うことで、両画像Z1,S1を近接させている。一方、この変更例では、第1操作報知画像S1の下方の外周を第1残期間報知画像Z1によって囲わず、延長線E上に第1演出用ボタンBT1が位置するように第1残期間報知画像Z1を表示させることで、両画像Z1,S1を近接させていない。
・操作報知画像S1,S2は、演出用ボタンBT1,BT2を模した画像でなくてもよく、演出用ボタンBT1,BT2を連想可能な画像であればよい。例えば、第1操作報知画像S1を「星形」とする一方、第2操作報知画像S2を「ハート型」としてもよい。このような画像であっても、残期間報知画像Z1,Z2におけるメータMの変化方向によって、どのボタンが示されているのかを遊技者に理解させることができる。また、残期間報知画像Z1,Z2を表示させた状態で、「ハート型」の画像に加えて、又は「ハート型」の画像を表示させずに、「右のボタンだよ」など演出用ボタンを特定することのできるメッセージ等が表示されてもよい。これによれば、より一層、どのボタンが示されているのかを理解させ易くなる。この場合、「右のボタンだよ」など演出用ボタンを特定することのできるメッセージが、操作有効情報に相当する。
・実施形態において、操作有効期間中、操作報知画像S1,S2に加え、「ボタンを押してね」というような、ボタン操作を指示するメッセージを表示させてもよい。この場合、操作報知画像S1,S2に加え、ボタン操作を指示するメッセージが、操作有効情報に相当する。また、規定時間が経過するまでは「今はボタンを押さないでね」というようなボタン操作を回避させるようなメッセージを表示し、規定時間の経過に伴って「ボタンを押してね」というようなボタン操作を促すメッセージを表示させるようにしてもよい。
・操作手段は、1個でもよく、また3個以上設けられていても構わない。
・操作手段は、押下操作を必要とするボタン型に限られない。例えば、レバーによる方向入力を行うジョイスティック型としてもよい。また、凹部にスイッチを設け、凹部に嵌め込み可能な操作手段を凹部に嵌め込み、嵌め込まれた操作手段によってスイッチが押下され、スイッチがON状態となるようにしてもよい。また、操作手段を十字キーとしてもよい。また、操作手段を遊技者が把持可能な形状(例えば、棒状)とし、該操作手段の基端を中心に操作手段を可動させることができるようにしてもよい。また、操作手段をトラックボール式としてもよい。また、タッチセンサを搭載したタッチパネル式の操作手段であってもよい。該タッチパネルは、演出表示装置15の画像表示部GHに設けられていてもよいし、演出表示装置15とは独立して設けられていてもよい。
・実施形態の操作手段を、可動式のボタンに具体化してもよい。可動式のボタンとしては、例えば、貯留皿14の上面14aに凹部を設けるとともに、該凹部にボタンを嵌め込み、モータなどのアクチュエータの作用によって凹部からのボタンのとび出し量を調節するものが考えられる。例えば、有利期待度の低い図柄変動ゲームでは、凹部からのボタンのとび出し量を少なくする(第1段階と示す)一方で、有利期待度の高い図柄変動ゲームでは、凹部からのボタンのとび出し量を相対的に多くする(第2段階と示す)などして、ボタンのとび出し量から有利期待度の違いを遊技者に報知してもよい。そして、ボタンのとび出し量が第1段階である場合、第1段階までとび出した状態のボタンを模した画像を表示させる一方で、ボタンのとび出し量が第2段階である場合、第2段階までとび出した状態のボタンを模した画像を表示させるようにしてもよい。この場合、とび出し量の異なる2種類の画像が、操作有効情報に相当する。また、ボタンのとび出し量に応じて、メータMの変化方向を異ならせた残期間報知画像を設定してもよい。
・始動入賞口16は、中心線L1上に位置していなくてもよい。例えば、遊技領域YBaにおいてセンター役物SYの左下方に位置していてもよいし、右下方に位置していてもよい。この場合、パチンコ遊技機10の左方の領域、及び右方の領域は、アウト球口25を左右方向に二等分する中心線L1によって規定されることになる。
・アウト球口25は、中心線L1上に位置していなくてもよい。例えば、遊技領域YBaにおいて、センター役物SYの左下方に位置していてもよいし、右下方に位置していてもよい。この場合、パチンコ遊技機10の左方の領域、及び右方の領域は、始動入賞口16を左右方向に二等分する中心線L1によって規定されることになる。
・操作手段の配置は、実施形態の配置に限られない。例えば、遊技領域YBaよりも左方である前枠13の左方に配置されていてもよい。また、貯留皿14の外面であって、貯留皿14の上面14aに連なる側面(貯留皿14において最も遊技者に近い部分)に操作手段が配置されていてもよい。
・残期間情報の報知態様によって操作手段の配置が示されない場合、操作手段は、椅子に座った状態で遊技者が操作可能な範囲に設けられていることが好ましい。一方、残期間情報によって操作手段の配置が示される場合、遊技者は、その報知態様によって操作手段の配置を把握することができるため、立たなければ操作できないような範囲に操作手段が設けられてもよい。例えば、前枠13の最上面に操作手段が設けられていてもよい。
・図13(a),(b)に示すように、同一方向に複数の操作手段を並べて配置した場合、残期間情報が示す方向(操作手段の配置を示す方向)は同一であるが、その他の報知態様を異ならせることで、操作手段の配置を示すようにしてもよい。例えば、貯留皿14の上面14aに第1演出用ボタンBT1を、上面14aに連なる側面14cに第2演出用ボタンBT2をそれぞれ配置したとする。このような場合、図13(a)に示すように、第1残期間報知画像Z1を、下方向を指す矢印形状とし、かつ第1操作報知画像S1の上方に表示させるようにしてもよい。この変更例では、矢印状の第1残期間報知画像Z1と第1操作報知画像S1によって、第1ボタン画像B1が構成される。一方、図13(b)に示すように、第2残期間報知画像Z2を、下方向を指す矢印形状とするが、第1残期間報知画像Z1の表示位置よりも下方(例えば、第2操作報知画像S2よりも下方)に表示させるようにしてもよい。この変更例では、矢印状の第2残期間報知画像Z2と第2操作報知画像S2によって、第2ボタン画像B2が構成される。そして、残期間報知画像Z1,Z2の表示位置が異なることで、どのボタンが示されているのかを理解させることができる。また、残期間報知画像Z1,Z2のメータMの色それぞれ異ならせてもよい。メータMの色の違いからも、どのボタンが示されているのかを理解させることができる。
・有利期待度を報知する報知態様の違いは、操作手段の配置を報知することに何ら関与しないので、操作有効情報や残期間情報によって、有利期待度が報知されなくてもよい。
・残期間報知画像Z1,Z2による残期間の報知態様は、実施形態の例に限られない。例えば、操作有効期間の残期間を、「3(秒)」、「2(秒)」、「1(秒)」のように、数字を表示させるカウントダウン方式で報知する場合、残期間を示す数字の色の違いによって有利期待度を報知してもよい。例えば、図14(a)に示すように、数字が第1色(例えば「青」)で表示されるよりも、図14(b)に示すように、第2色(例えば「赤」)で表示された場合に、有利期待度が高くなるようにしてもよい。
・操作有効期間の残期間が表示されるということは、操作手段の操作が有効であることが報知されていることでもあるので、残期間報知画像Z1,Z2の構成要素に残期間情報と操作有効情報を含めてもよい。
・実施形態は、回胴式遊技機、所謂、スロットマシンに具体化してもよい。なお、スロットマシンにおいて、操作有効期間が設けられた操作演出では、操作有効期間の残期間の報知態様の違いによって、当選する当選役の有利度の違いを報知したり、付与されていない状態よりも有利な状態となるアシストリプレイタイムが付与される確率の違いを報知したりしてもよい。
・実施形態の技術は、パチンコ遊技機10のスペック(当り抽選の当選確率、賞球数等)が如何なるスペックであっても、適用することができる。
・実施形態は、第1特別図柄変動ゲームと第2特別図柄変動ゲームが実行されるパチンコ遊技機に具体化してもよい。
・実施形態は、特別図柄のみを用いるパチンコ遊技機に具体化してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記残期間情報は、画像によって報知されるメータであって、操作が有効となっている操作手段の操作有効期間の残期間が変化する度に、残期間を示すメータ量が変化するようになっており、配置の異なる操作手段において同一又はほぼ同一の有利期待度を報知する場合、前記メータの変化方向によって前記操作手段の配置が示される。
(ロ)遊技者が操作可能な操作手段を備え、図柄変動ゲームの実行中に前記操作手段を操作させる操作演出を実行可能な遊技機において、前記操作手段の操作に関する情報を前記操作演出の実行に伴って報知する報知手段を備え、前記情報には、前記操作手段の操作有効期間の残期間を特定させる残期間情報を含み、前記残期間情報の報知態様を、前記操作手段の配置を特定する態様に変化可能とした遊技機。