JP6306092B2 - 揺振装置 - Google Patents
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Description
本発明は、ワークの洗浄や化成処理等の表面処理装置におけるワークを、上下及び横方向に振り動かすことができる揺振装置に関する。
各種機械加工されたワークを洗浄したり、化成処理等の表面処理を行う装置においては、ワークをチャックし、あるいはワークをバスケットに入れて洗浄液,処理液中にて揺動させることが行われる。
また、複数の処理槽にわたって搬送するのにワークの上下操作が必要になる。
技術文献1には、昇降シリンダーにて上下動させ、傾斜用シリンダーにて左右方向に揺動させるシリコンウェハー用洗浄装置を開示するが、バスケットのクランプ部を左右に揺動させる機構が複雑であり、大型構造となる。
また、直進運動と揺動運動を可能にしたフレキシブルアクチュエーターが市販されているが、高価であり、その作動本体が大きなものになってしまう課題がある。
また、複数の処理槽にわたって搬送するのにワークの上下操作が必要になる。
技術文献1には、昇降シリンダーにて上下動させ、傾斜用シリンダーにて左右方向に揺動させるシリコンウェハー用洗浄装置を開示するが、バスケットのクランプ部を左右に揺動させる機構が複雑であり、大型構造となる。
また、直進運動と揺動運動を可能にしたフレキシブルアクチュエーターが市販されているが、高価であり、その作動本体が大きなものになってしまう課題がある。
本発明は、構造がシンプルで安価に製作できる、上下動及び横振りが可能な揺振装置の提供を目的とする。
本発明に係る揺振装置は、上下シリンダーと、前記上下シリンダーのロッドを上下方向に挿通させた状態で前記上下シリンダーを固定した回動部材と、前記回動部材を回動させる横振りシリンダーとを備えたことを特徴とする。
この場合に、上下シリンダーのロッドの先端側にワークをチャック、あるいはバスケット等を介して吊り下げて、ロッドの上昇,下降によりワークが上下運動し、横振りシリンダーのピストンロッドを前進又は後退運動させることで回動部材が回動し、ワークが横振り運動する。
この場合に、上下シリンダーのロッドの先端側にワークをチャック、あるいはバスケット等を介して吊り下げて、ロッドの上昇,下降によりワークが上下運動し、横振りシリンダーのピストンロッドを前進又は後退運動させることで回動部材が回動し、ワークが横振り運動する。
この際に、例えばワークをバスケット等に入れて処理液中に浸漬させた状態で回動部材を回動させ、この回動部材に連結されたシリンダーが回動することになるが、ワークが処理液の抵抗を向けることになるので、上下シリンダーのロッド(ピストンロッド)と、この上下シリンダー本体部との間にねじれ方向の回動力が生じる。
そこで、本発明において、上下シリンダーのロッドは、前記回動部材に上下方向スライド自在に取り付けた回り止めロッドにより、前記シリンダーに対して回り止めされているのが好ましい。
ここで、回り止めロッドは、回動部材に対して上下方向にスライド自在になっているので、上下シリンダーのロッドは上昇,下降が可能であって、ロッドがシリンダーに対して回転することを防止できる。
そこで、本発明において、上下シリンダーのロッドは、前記回動部材に上下方向スライド自在に取り付けた回り止めロッドにより、前記シリンダーに対して回り止めされているのが好ましい。
ここで、回り止めロッドは、回動部材に対して上下方向にスライド自在になっているので、上下シリンダーのロッドは上昇,下降が可能であって、ロッドがシリンダーに対して回転することを防止できる。
本発明に係る揺振装置は、回動部材の上部側に取り付けた上下シリンダーのロッドをこの回転部材を上下方向に挿通させるように配設したので、この回動部材を横振りシリンダーで回動させることでロッドの先端側にチャック、あるいは吊り下げたワークに上下方向の動きと、回転する横方向の動きを付与することができる。
これにより、2本のシリンダーと回動部材との簡単な組み合せにより製作可能であるため、構造がシンプルで安価である。
これにより、2本のシリンダーと回動部材との簡単な組み合せにより製作可能であるため、構造がシンプルで安価である。
本発明に係る揺振装置の構造例を以下図面に基づいて説明する。
図1(a)は、上下シリンダー11のロッド15が下降した状態、図1(b)はこのロッド15が上昇した状態、図2がロッド15に回転方向の横振り運動を与えた状態を示す。
図5は、上下シリンダー11のシリンダー部分の図示を省略したが、揺振装置の分解図を示す。
図1(a)は、上下シリンダー11のロッド15が下降した状態、図1(b)はこのロッド15が上昇した状態、図2がロッド15に回転方向の横振り運動を与えた状態を示す。
図5は、上下シリンダー11のシリンダー部分の図示を省略したが、揺振装置の分解図を示す。
揺振装置10は、軸受14に回動自在に支持された回動部材13の上部側に上下シリンダー11を取り付け固定してある。
回動部材13は、図5に示すように断面中空形状のシャフト部13aと、その上側の上フランジ部13bとが連結固定され、このシャフト部13aを軸受14に設けた上下方向の軸孔14aに挿通し、その状態でシャフト部13aの下端側に下フランジ部13dを取り付ける。
なお、上下フランジ部13b,13dと軸受14との間には、カラー14b,14cを装着してある。
回動部材13は、図5に示すように断面中空形状のシャフト部13aと、その上側の上フランジ部13bとが連結固定され、このシャフト部13aを軸受14に設けた上下方向の軸孔14aに挿通し、その状態でシャフト部13aの下端側に下フランジ部13dを取り付ける。
なお、上下フランジ部13b,13dと軸受14との間には、カラー14b,14cを装着してある。
回動部材13の上フランジ部13bの上側に取付ブラケット11aを介して、上下シリンダー11が固定されている。
また、この上フランジ部13bの外周部付近に設けた連結孔13cに横振りシリンダー12のピストンロッド12aの先端部12cを軸着する。
この横振りシリンダー12の後部12bは、揺振装置10を取り付けるための取付部材1に設けたブラケット3に軸着してある。
なお、この取付部材1は、例えば表面処理装置の処理槽の上部やワーク搬送装置に設けたものである。
この取付部材に軸受14を取り付けてある。
また、この上フランジ部13bの外周部付近に設けた連結孔13cに横振りシリンダー12のピストンロッド12aの先端部12cを軸着する。
この横振りシリンダー12の後部12bは、揺振装置10を取り付けるための取付部材1に設けたブラケット3に軸着してある。
なお、この取付部材1は、例えば表面処理装置の処理槽の上部やワーク搬送装置に設けたものである。
この取付部材に軸受14を取り付けてある。
回動部材13の下フランジ部13dには、回り止めガイド16aを固定し、ロッド16の先端部には、連結部材16bを固定してある。
この連結部材16bと回り止めガイド16aとの間には、回り止めロッド16にて連結することになるが、回り止めロッド16の下端部は連結部材16bに固定し、回り止めガイド16aにはスライド孔116を設け、回り止めロッド16を挿通させてある。
これにより、回り止めロッド16は、上下シリンダー11のロッド15の上下動を許容しつつ、上下シリンダー11に対してロッド15の回り止めとして機能する。
また、回り止めロッド16が取付部材1と干渉しないように円弧状の長孔からなる逃げ子2を切り欠き成形してある。
この連結部材16bと回り止めガイド16aとの間には、回り止めロッド16にて連結することになるが、回り止めロッド16の下端部は連結部材16bに固定し、回り止めガイド16aにはスライド孔116を設け、回り止めロッド16を挿通させてある。
これにより、回り止めロッド16は、上下シリンダー11のロッド15の上下動を許容しつつ、上下シリンダー11に対してロッド15の回り止めとして機能する。
また、回り止めロッド16が取付部材1と干渉しないように円弧状の長孔からなる逃げ子2を切り欠き成形してある。
ロッド15には、ワークをチャックあるいは吊り下げ等により保持することができ、本実施例は図3に示すように、バー状の吊り下げ部材17を固定部16cを介して連結部材16bに取り付けてあり、この吊り下げ部材17にバスケット4を吊り下げた例になっており、このバスケット4にワークを投入する。
横振りシリンダー12のピストンロッド12aの進退と回動部材の動きを図4(a)〜(c)に示す。
横振りシリンダー12のピストンロッド12aの進退と回動部材の動きを図4(a)〜(c)に示す。
本発明に係る揺振装置は、市販されている各種直線シリンダーを組み合せることで製作でき、構造がシンプルで安価である。
上下シリンダー11のロッド15の先端部に上下動と回転方向の横振りを与える装置として広く利用できるが、表面処理装置に適用するのが効果的である。
また、ロッド15の先端部にチャック機構を連結し、ロッド15の上昇によりチャックが閉じ、ロッド15の下降によりチャックが開くようにしてもよい。
上下シリンダー11のロッド15の先端部に上下動と回転方向の横振りを与える装置として広く利用できるが、表面処理装置に適用するのが効果的である。
また、ロッド15の先端部にチャック機構を連結し、ロッド15の上昇によりチャックが閉じ、ロッド15の下降によりチャックが開くようにしてもよい。
1 取付部材
2 逃げ孔
10 揺振装置
11 上下シリンダー
12 横振りリンダー
12a 横振りロッド
13 回動部材
14 軸受
15 ロッド
16 回り止めロッド
16a 回り止めガイド
16b 連結部材
17 吊り下げ部材
2 逃げ孔
10 揺振装置
11 上下シリンダー
12 横振りリンダー
12a 横振りロッド
13 回動部材
14 軸受
15 ロッド
16 回り止めロッド
16a 回り止めガイド
16b 連結部材
17 吊り下げ部材
Claims (1)
- 上下シリンダーと、
前記上下シリンダーのロッドが上昇及び下降可能に当該ロッドを挿通させた状態で前記上下シリンダーを上部に固定した回動部材と、
前記回動部材を回動させる横振りシリンダーとを備え、
前記上下シリンダーのロッドは、前記回動部材に対して上下方向スライド自在で且つ、前記回動部材とともに回動する回り止めロッドと連結することで前記シリンダーに対して前記ロッドが回り止めされ、前記上下シリンダーのロッドの先端側にワークをチャックあるいは吊り下げるものであることを特徴とする揺振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016121614A JP6306092B2 (ja) | 2016-06-20 | 2016-06-20 | 揺振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016121614A JP6306092B2 (ja) | 2016-06-20 | 2016-06-20 | 揺振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017225909A JP2017225909A (ja) | 2017-12-28 |
JP6306092B2 true JP6306092B2 (ja) | 2018-04-04 |
Family
ID=60889625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016121614A Active JP6306092B2 (ja) | 2016-06-20 | 2016-06-20 | 揺振装置 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
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US11197877B2 (en) | 2017-03-15 | 2021-12-14 | Glycomimetics. Inc. | Galactopyranosyl-cyclohexyl derivauves as E-selectin antagonists |
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JPH01320978A (ja) * | 1988-06-23 | 1989-12-27 | Naraichi Ogawa | 穀物洗浄装置 |
JPH06134409A (ja) * | 1992-10-27 | 1994-05-17 | Kaneda Rika Kogyosho:Kk | 部品洗浄装置 |
US5377704A (en) * | 1993-06-08 | 1995-01-03 | Huddle; Richard F. | Automated agitated immersion washer |
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JP3410889B2 (ja) * | 1995-11-29 | 2003-05-26 | 愛知電機株式会社 | 蓋体の自動着脱・搬送装置 |
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JP2000015192A (ja) * | 1998-07-01 | 2000-01-18 | Fsk Corp | 洗浄装置 |
JP2005131561A (ja) * | 2003-10-31 | 2005-05-26 | Murofushi Yoshiko | 攪拌方法および装置 |
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-
2016
- 2016-06-20 JP JP2016121614A patent/JP6306092B2/ja active Active
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JP2017225909A (ja) | 2017-12-28 |
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