JPH01320978A - 穀物洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、穀物に付着している土、汚物などを取り除く
ための穀物洗浄装置に関する。

（従来の技術） 従来、一般農家等において穀物を洗浄する方法としては
、タワシ等を用いて人力により洗浄したり、あるいはブ
ラシ等が装管された洗浄機によって洗浄を行っている。

（発明が解決しようとする課題） しかし、従来技術の洗浄方法においては、人力による場
合、穀物収穫期においては、この洗浄に要する時間及び
労力は相当なものであり、他の作業に多大な悪影響を及
ぼすという問題点があった。

また、ブラシ等が装着された洗浄機においては、洗浄に
際し、穀物に傷が付きやす（、穀物の品質を低下させる
と共に、しょうが、さつまいも、じゃがいも等、その表
面に凹凸部をもつ穀物においては四部の汚物を排除でき
ないという問題点があった。

本発明は従来技術の上記のような欠点に鑑み、穀物に傷
を付けることな（洗浄できると共に、穀物の四部に付着
している汚物をも洗浄することのできる穀物洗浄装置を
提供することを目的としている。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明の穀物洗浄装置にお
いては、両端が連結されエンドレスに形成された回転伝
達材に連動する移送体を駆動装置によって駆動させると
共に、該移送体の上方と下方の少な（とも一方から移送
体に向けて水を噴射するノズルを設け、該ノズルの移送
体との水噴射角度は一定周期をもって変化するようにし
たものである。上記ノズルの移送体の進行方向に対する
水噴射方向は適当な方向とすることが可能であるが、後
述する理由により移送体の進行方向に対して互いに傾斜
をなしていることが効果的である。

またノズルの移送体への水噴射角度を一定周期をもって
変化させるには、原動機の回転運動をリンク杆を介して
直線往復運動に変換し、この往復運動をノズルに連結さ
せることにより行うようにするとよい。このリンク杆を
介して行う方法以外にも、原動機の回転自体を電気的に
正転、逆転する方法によってもこれを行うことができる
。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図において、本体１に設けられている駆動装置４の
回転運動はベルト１１を介してホイール１２に伝えられ
る。該ホイール１２には、エンドレスに形成された回転
伝達材２が装着されており、該回転伝達材２には、その
両端が連結された移送体３が装着され、前記回転伝達材
２の動きに連動する。該移送体３は網目状に形成されて
おり、その上面に穀物１３が配置される。また前記駆動
装置４の回転部にはリンク杆６の一端が連結され、その
他端は、本体１の側面の上下方向の略中間部にその中心
部を揺動自在に軸支されたＴ字状の揺動片８の右端部に
連結されている。前記本体１の側面には、該揺動片８の
他に３個の揺動片８が互いに間隔をもって横一列に配置
されている。これら揺動片８の下端部は連結杆７によっ
て１いに連結されている。前記各揺動片８の上方と下方
の本体１には、複数のノズルが配設されると共に、その
内部に水が加圧充満された中空パイプ１０が前記移送体
３の進行方向と直交して回動自在に各々設けられている
。該中空バイブ１０の一端には、動片１０ａが各々固着
されており、」一部中空パイブ１０の該動片１０ａの左
端は、杆体９を介して各−［一部中空パイブ１０と上下
に対応する前記揺動片８の左端部に各々連結されている
。また下部中空バイブ１０の動片１０ａの右端は、同様
に杆体９を介して揺動片８の右端部に各々連結されてい
る。また前記中空パイプｌＯの他端には、該中空パイプ
１０に水を送りこむべく可撓ホース１／Ｉが各々連結さ
れている。第２図に示される実施例では、駆動装置（図
示せず）によって回転されるローラー２０により、移送
体３が直接駆動される。

第３図（平面図）に示される実施例では、中空パイプ１
０が移送体３の進行方向に対して互いに傾斜をなして設
置されており、中空パイプ１０に設けられているノズル
５の水噴射方向が移送体３の進行方向に対して互いに傾
斜をなすようにされている。

第４図（正面図）に示される実施例では、リンク杆を介
して駆動装置４の動力が伝達されたホイール２５の周期
的な左右の回動を、ベルト２６を介して各中空パイプ１
０に固着されたホイール２７に伝達し、中空パイプＩＯ
を揺動させる。

次に本実施例の作用について説明する。

第１図に示すように、移送体３はベルトＩＩ、ホイール
１２、回転伝達材２を介して駆動装置４により駆動され
、該移送体３上に乗せられた穀物１３は各中空パイプ１
０を順に通過移動する。前記駆動装置４の回転体に連結
されているリンク杆６はピストン運動を行い、これによ
り、揺動片８は支点８ａを中心として揺動する。この揺
動は杆体９を介して各動片１０ａを揺動させ、これによ
り各中空バイブ１０は一定周期をもって一定角度内の左
右の回動を繰り返す。該中空バイブ１０に設けられてい
る水噴射ノズル５は、該中空バイブ１０の回動に伴って
移送体３への水噴射方向を変化させるが、第５図に示す
ように、上方中空バイブＩＯのノズル５により穀物Ｉ３
の上部を、また下方中空バイブ１０のノズル５により穀
物１３の下部をそれぞれ洗浄できる。この洗浄において
は水噴射を穀物１３のあらゆる方向に垂直に当てるのが
理想的であるが第３図に示すごとく、中空パイプ１０を
移送体３の進行方向に対して互いに傾斜をなして配置す
るようにすると、穀物１３表面への水噴射方向はさらに
複数化し、より理想的なものとなる。また、第６図に示
すように、この水噴射における噴射水３０の形状は扇形
になるようにノズルを選定しているが、これにより噴射
水の水圧を一線上に集中することができ、水圧が分散す
る円錐状の噴射の場合に比べてはるかに洗浄効果が大で
ある。

尚、本実施例においては、揺動片の揺動運動は駆動装置
の回転運動をリンク杆を介してそのピストン運動により
これを行っているが、これに限定されるものではなく、
駆動装置の回転方向そのものを電気的に切り換えるよう
にしたものなどでもよい。

（発明の効果） 本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を有する。

水噴射ノズルの移送体との水噴射角度が一定周期をもっ
て変化するようしたことにより、移送体により移動する
穀物の表面に対し、その移動中に多方向からの水噴射が
可能となり、洗浄効果を増大させることができる。さら
にノズルの水噴射方向が移送体の進行方向に対して互い
に傾斜をなすようにすることによって、穀物に対する水
噴射の方向がさらに複数化し、洗浄効果を著しく増大さ
せることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る穀物洗浄装置の傾斜図、第２図は
移送体の駆動の実施例を示す傾斜図、第３図はノズルの
移送体の進行方向に対する設置の実施例を示す平面図、
第４図はノズルの揺動運動の動力伝達の実施例を示す正
面図、第５図はノズルの水噴射状態を示す正面図、第６
図は噴射水の形状を示す傾斜図である。 ２・・回転伝達材　　３・・移送体 ４・・駆動装置　　　５・・ノズル 特許出願人　小川　奈良布（他１名ン １２日 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）両端が連結されエンドレスに形成された回転伝達材
   と、該回転伝達材に連動する移送体と、該移送体の上方
   と下方の少なくとも一方から移送体に向けて水を噴射す
   るノズルとを設けてなり、前記回転伝達材は駆動装置に
   より駆動されると共に、前記ノズルの移送体との水噴射
   角度は一定周期をもって変化することを特徴とする穀物
   洗浄装置。 ２）回転伝達材と移送体とが一体化した請求項１）記載
   の穀物洗浄装置。 ３）ノズルの水噴射方向が移送体の進行方向に対して互
   いに傾斜をなしている請求項１）記載の穀物洗浄装置。 ４）ノズルの水噴射方向の一定周期の変化をリンク杆を
   介して原動機の回転により行う請求項１）記載の穀物洗
   浄装置。 ５）ノズルの水噴射方向の一定周期の変化を原動機の電
   気的切換によって行う請求項１）記載の穀物洗浄装置。