JPH06276863A - 使用済育苗箱の洗浄装置 - Google Patents
使用済育苗箱の洗浄装置Info
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- JPH06276863A JPH06276863A JP9251293A JP9251293A JPH06276863A JP H06276863 A JPH06276863 A JP H06276863A JP 9251293 A JP9251293 A JP 9251293A JP 9251293 A JP9251293 A JP 9251293A JP H06276863 A JPH06276863 A JP H06276863A
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- Japan
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- sprinkling
- cleaning brush
- cleaning
- water
- pipe
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- Cleaning In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 操作性の向上。
【構成】 合成樹脂製の育苗箱１を前側から後側に向け
て移送する移送装置１０の上方位置に左右方向に往復移
動しながら散水する前側散水パイプ２６と後側散水パイ
プ２７を前後間隔を置いて配置し、前記移送装置１０の
下方位置には上向き散水の下部散水ノズル１１を設け、
前記前後の散水パイプ２６、２７との間には、前記育苗
箱１の表面を洗浄する上側洗浄ブラシ１７と前記育苗箱
１の裏面を洗浄する下側洗浄ブラシ１８を設けた装置に
おいて、前記上側洗浄ブラシ１７の回転軸７７は、前記
下側洗浄ブラシ１８の回転軸７３を軸止した支持杆７６
に軸止し、以って前記支持杆７６は前記回転軸７３を中
心に前後回動させると前記上側洗浄ブラシ１７は前後と
上下に調節されるようにした使用済育苗箱の洗浄装置。
て移送する移送装置１０の上方位置に左右方向に往復移
動しながら散水する前側散水パイプ２６と後側散水パイ
プ２７を前後間隔を置いて配置し、前記移送装置１０の
下方位置には上向き散水の下部散水ノズル１１を設け、
前記前後の散水パイプ２６、２７との間には、前記育苗
箱１の表面を洗浄する上側洗浄ブラシ１７と前記育苗箱
１の裏面を洗浄する下側洗浄ブラシ１８を設けた装置に
おいて、前記上側洗浄ブラシ１７の回転軸７７は、前記
下側洗浄ブラシ１８の回転軸７３を軸止した支持杆７６
に軸止し、以って前記支持杆７６は前記回転軸７３を中
心に前後回動させると前記上側洗浄ブラシ１７は前後と
上下に調節されるようにした使用済育苗箱の洗浄装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、使用済育苗箱を再利用
するための洗浄装置に係るものである。
するための洗浄装置に係るものである。
【０００２】
【従来技術】従来公知ではないが、同一出願人の出願に
係る特願平４−３２９９５８号明細書および図面には、
育苗箱を前後方向に移送する移送装置と、該移送装置の
下方位置に設けた下部散水ノズルおよび上方位置に設け
た上側散水パイプとからなる使用済育苗箱の洗浄装置に
ついて提案されている。
係る特願平４−３２９９５８号明細書および図面には、
育苗箱を前後方向に移送する移送装置と、該移送装置の
下方位置に設けた下部散水ノズルおよび上方位置に設け
た上側散水パイプとからなる使用済育苗箱の洗浄装置に
ついて提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記先行技術のもの
は、下部散水ノズルおよび上側散水パイプから、単に散
水するだけだから、固く付着している汚物の洗浄効果
は、充分とはいえないこともあった。本願は、上記汚物
も、美麗に洗浄できるように、全体構成について特段の
工夫をなしたものである。
は、下部散水ノズルおよび上側散水パイプから、単に散
水するだけだから、固く付着している汚物の洗浄効果
は、充分とはいえないこともあった。本願は、上記汚物
も、美麗に洗浄できるように、全体構成について特段の
工夫をなしたものである。
【０００４】
【発明の目的】本発明は、育苗箱の洗浄効果を向上させ
たものである。
たものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、合成
樹脂製の育苗箱１を前側から後側に向けて移送する移送
装置１０の上方位置に左右方向に往復移動しながら散水
する前側散水パイプ２６と後側散水パイプ２７を前後間
隔を置いて配置し、前記移送装置１０の下方位置には上
向き散水の下部散水ノズル１１を設け、前記前後の散水
パイプ２６、２７との間には、前記育苗箱１の表面を洗
浄する上側洗浄ブラシ１７と前記育苗箱１の裏面を洗浄
する下側洗浄ブラシ１８を設けた装置において、前記上
側洗浄ブラシ１７の回転軸７７は、前記下側洗浄ブラシ
１８の回転軸７３を軸止した支持杆７６に軸止し、以っ
て前記支持杆７６は前記回転軸７３を中心に前後回動さ
せると前記上側洗浄ブラシ１７は前後と上下に調節され
るようにした使用済育苗箱の洗浄装置としたものであ
る。
樹脂製の育苗箱１を前側から後側に向けて移送する移送
装置１０の上方位置に左右方向に往復移動しながら散水
する前側散水パイプ２６と後側散水パイプ２７を前後間
隔を置いて配置し、前記移送装置１０の下方位置には上
向き散水の下部散水ノズル１１を設け、前記前後の散水
パイプ２６、２７との間には、前記育苗箱１の表面を洗
浄する上側洗浄ブラシ１７と前記育苗箱１の裏面を洗浄
する下側洗浄ブラシ１８を設けた装置において、前記上
側洗浄ブラシ１７の回転軸７７は、前記下側洗浄ブラシ
１８の回転軸７３を軸止した支持杆７６に軸止し、以っ
て前記支持杆７６は前記回転軸７３を中心に前後回動さ
せると前記上側洗浄ブラシ１７は前後と上下に調節され
るようにした使用済育苗箱の洗浄装置としたものであ
る。
【０００６】
【実施例の構成】本発明の一実施例について図により説
明すると、１は育苗箱であり、前後左右に所定間隔を置
いて多数のポット２を形成している。育苗箱１は、ポッ
ト２に床土を供給し、トマト、レタス等の野菜や花等の
種子を蒔き、覆土、潅水等を行なって育苗されるが、使
用済みの育苗箱１は洗浄して再使用される。
明すると、１は育苗箱であり、前後左右に所定間隔を置
いて多数のポット２を形成している。育苗箱１は、ポッ
ト２に床土を供給し、トマト、レタス等の野菜や花等の
種子を蒔き、覆土、潅水等を行なって育苗されるが、使
用済みの育苗箱１は洗浄して再使用される。
【０００７】３は前記育苗箱１の洗浄装置であり、箱型
形状のフレーム４の上部に底板５と左右側板６と前後板
７により洗浄室８を形成し、洗浄室８の上方位置に左右
一対の案内レール９を設け、左右の案内レール９の間に
前記育苗箱１の移送装置１０を設け、移送装置１０の上
方および下方に下部散水ノズル１１と上側散水部１２を
設け、洗浄室８の下方のフレーム４内の手前側に後述す
る貯水タンク１３を設け、貯水タンク１３の前側のフレ
ーム４内にはポンプ１４およびモーター１５を設けて構
成する。
形状のフレーム４の上部に底板５と左右側板６と前後板
７により洗浄室８を形成し、洗浄室８の上方位置に左右
一対の案内レール９を設け、左右の案内レール９の間に
前記育苗箱１の移送装置１０を設け、移送装置１０の上
方および下方に下部散水ノズル１１と上側散水部１２を
設け、洗浄室８の下方のフレーム４内の手前側に後述す
る貯水タンク１３を設け、貯水タンク１３の前側のフレ
ーム４内にはポンプ１４およびモーター１５を設けて構
成する。
【０００８】前記案内レール９は丸棒により形成され、
育苗箱１の移送方向に長く形成し、ステー１６により洗
浄装置３のフレーム４の左右側板６の上部に左右間隔調
節自在に取付ける。前記移送装置１０は、移送突起１９
を有する移送チエン２０により構成し、前記移送チエン
２０は、前記フレーム４の左右側板６に軸装した後側回
転横軸２１に固定の後側歯車２２と、前側回転横軸２３
に固定の前側歯車２４との間に掛回し、前記左右の案内
レール９の略中間に位置させる。移送チエン２０には側
面視Ｌ型形状の前記移送突起１９を所定間隔を置いて複
数取付ける。
育苗箱１の移送方向に長く形成し、ステー１６により洗
浄装置３のフレーム４の左右側板６の上部に左右間隔調
節自在に取付ける。前記移送装置１０は、移送突起１９
を有する移送チエン２０により構成し、前記移送チエン
２０は、前記フレーム４の左右側板６に軸装した後側回
転横軸２１に固定の後側歯車２２と、前側回転横軸２３
に固定の前側歯車２４との間に掛回し、前記左右の案内
レール９の略中間に位置させる。移送チエン２０には側
面視Ｌ型形状の前記移送突起１９を所定間隔を置いて複
数取付ける。
【０００９】前記下部散水ノズル１１および上側散水部
１２は、フレーム４の前側位置に設けるが、下部散水ノ
ズル１１および上側散水部１２の手前側の案内レール９
は、少なくとも一枚分の前記育苗箱１を載置しうる長さ
に形成する。下部散水ノズル１１は前記洗浄室８の底板
５に左右に所定間隔を置いて設ける。前記上側散水部１
２は前記案内レール９の上方に前記下部散水ノズル１１
を前後に挾むように設けた前上側散水パイプ２６と後上
側散水パイプ２７とにより構成する。２５は前上側散水
パイプ２６と後上側散水パイプ２７とを連結する連結管
である。前上側散水パイプ２６および後上側散水パイプ
２７の一端は、軸筒２８に固定し、軸筒２８はアーム２
９の下部に固定の横軸３０に軸着し、アーム２９の上部
は前記左右側板６に設けた支持台３１に軸３２により軸
着する。前上側散水パイプ２６の他端はＬ型形状の前側
作動アーム３３の上端に軸着した軸筒３４に固定する。
３５は上部軸である。
１２は、フレーム４の前側位置に設けるが、下部散水ノ
ズル１１および上側散水部１２の手前側の案内レール９
は、少なくとも一枚分の前記育苗箱１を載置しうる長さ
に形成する。下部散水ノズル１１は前記洗浄室８の底板
５に左右に所定間隔を置いて設ける。前記上側散水部１
２は前記案内レール９の上方に前記下部散水ノズル１１
を前後に挾むように設けた前上側散水パイプ２６と後上
側散水パイプ２７とにより構成する。２５は前上側散水
パイプ２６と後上側散水パイプ２７とを連結する連結管
である。前上側散水パイプ２６および後上側散水パイプ
２７の一端は、軸筒２８に固定し、軸筒２８はアーム２
９の下部に固定の横軸３０に軸着し、アーム２９の上部
は前記左右側板６に設けた支持台３１に軸３２により軸
着する。前上側散水パイプ２６の他端はＬ型形状の前側
作動アーム３３の上端に軸着した軸筒３４に固定する。
３５は上部軸である。
【００１０】前側作動アーム３３の中間部は軸３６によ
り支持台３７に軸着し、前側作動アーム３３の下端部に
はロッド３８の上部を軸着する。後上側散水パイプ２７
の他端は前記前側作動アーム３３と同様に形成した後側
作動アーム３９の上端に軸着した軸筒３４に固定し、後
側作動アーム３９の中間部は軸３６により前記支持台３
７に軸着し、下端部にはロッド４０を軸着する。前記ロ
ッド３８およびロッド４０は、アーム４５とアーム４６
の先端に軸着し、アーム４５、４６は前後方向の前記支
持台３７に回転のみ自在に軸装した作動軸４７にそれぞ
れ１８０度位相を変えて固定し、前記前上側散水パイプ
２６と後上側散水パイプ２７とを互いに反対方向に移動
させる。４８は作動軸４７に固定のベベルギヤ、４９は
ベベルギヤ４８に噛合うベベルギヤ、５０はベベルギヤ
４９を固定した軸、５１は歯車、５２はモーター１５の
歯車５３と前記歯車５１との間のチエン、５４は前記前
側回転横軸２３に固定の歯車５５と歯車５６との間のチ
エンである。
り支持台３７に軸着し、前側作動アーム３３の下端部に
はロッド３８の上部を軸着する。後上側散水パイプ２７
の他端は前記前側作動アーム３３と同様に形成した後側
作動アーム３９の上端に軸着した軸筒３４に固定し、後
側作動アーム３９の中間部は軸３６により前記支持台３
７に軸着し、下端部にはロッド４０を軸着する。前記ロ
ッド３８およびロッド４０は、アーム４５とアーム４６
の先端に軸着し、アーム４５、４６は前後方向の前記支
持台３７に回転のみ自在に軸装した作動軸４７にそれぞ
れ１８０度位相を変えて固定し、前記前上側散水パイプ
２６と後上側散水パイプ２７とを互いに反対方向に移動
させる。４８は作動軸４７に固定のベベルギヤ、４９は
ベベルギヤ４８に噛合うベベルギヤ、５０はベベルギヤ
４９を固定した軸、５１は歯車、５２はモーター１５の
歯車５３と前記歯車５１との間のチエン、５４は前記前
側回転横軸２３に固定の歯車５５と歯車５６との間のチ
エンである。
【００１１】しかして、前記前上側散水パイプ２６と後
上側散水パイプ２７との間には、上側洗浄ブラシ１７お
よび下側洗浄ブラシ１８をそれぞれ設ける。下側洗浄ブ
ラシ１８は、左右方向の下部回転軸７３にブラシ７４を
植付け、下部回転軸７３の左右側をフレーム４の左右側
板６に軸装し、下部回転軸７３にモーター７５の回転を
伝達する。
上側散水パイプ２７との間には、上側洗浄ブラシ１７お
よび下側洗浄ブラシ１８をそれぞれ設ける。下側洗浄ブ
ラシ１８は、左右方向の下部回転軸７３にブラシ７４を
植付け、下部回転軸７３の左右側をフレーム４の左右側
板６に軸装し、下部回転軸７３にモーター７５の回転を
伝達する。
【００１２】前記上側洗浄ブラシ１７は、前記下側洗浄
ブラシ１８の下部回転軸７３の左右両側に上方に突出す
る左右一対の支持杆７６の下部を回動自在に軸着し、支
持杆７６の上部にブラシ７４を植付けた左右方向の上部
回転軸７７を軸装し、上部回転軸７７に前記下部回転軸
７３の回転を伝達する。７８は左右の支持杆７６を連結
する把り棒、７９は支持杆７６の回動を停止させるスト
ッパーであり、任意構造でよいが、実施例ではネジによ
り支持台３１、３７を挾持させている。上側洗浄ブラシ
１７は、支持杆７６を下部回転軸７３を中心に回動させ
ることにより図７のように下側線上ブラシ１８に対して
前後および高さ位置を変位する。
ブラシ１８の下部回転軸７３の左右両側に上方に突出す
る左右一対の支持杆７６の下部を回動自在に軸着し、支
持杆７６の上部にブラシ７４を植付けた左右方向の上部
回転軸７７を軸装し、上部回転軸７７に前記下部回転軸
７３の回転を伝達する。７８は左右の支持杆７６を連結
する把り棒、７９は支持杆７６の回動を停止させるスト
ッパーであり、任意構造でよいが、実施例ではネジによ
り支持台３１、３７を挾持させている。上側洗浄ブラシ
１７は、支持杆７６を下部回転軸７３を中心に回動させ
ることにより図７のように下側線上ブラシ１８に対して
前後および高さ位置を変位する。
【００１３】５７は吸引側パイプ、５８はオモリ５９付
きストレーナ、６０は吐出側パイプであり、吐出側パイ
プ６０は前記下部散水ノズル１１および上側散水部１２
に接続する。貯水タンク１３は前記フレーム４内に着脱
自在に設け、貯水タンク１３には水道あるいは他の貯水
タンクからの送水管６１の端部を臨ませ、送水管６１の
端部には公知の自動開閉バルブ用の浮球６２を取付けて
いる。６３は前記移送チエン２０の下方に設けたチエン
案内レール、６４は排水パイプ、６５は水反射板、６６
は伝動部カバー、６７は散水カバーである。前記前上側
散水パイプ２６および後上側散水パイプ２７のそれぞれ
には、左右に所定間隔を置いて複数の噴出ノズルを設け
るが、前側噴出ノズルと後側噴出ノズルは、傾斜させて
設け、互いに反対方向斜めに水を噴出するように構成さ
れ、ハの字状またはＶ状に噴出し、ポット２内の前面お
よび後面に両方に噴射できるようにすることもある。
きストレーナ、６０は吐出側パイプであり、吐出側パイ
プ６０は前記下部散水ノズル１１および上側散水部１２
に接続する。貯水タンク１３は前記フレーム４内に着脱
自在に設け、貯水タンク１３には水道あるいは他の貯水
タンクからの送水管６１の端部を臨ませ、送水管６１の
端部には公知の自動開閉バルブ用の浮球６２を取付けて
いる。６３は前記移送チエン２０の下方に設けたチエン
案内レール、６４は排水パイプ、６５は水反射板、６６
は伝動部カバー、６７は散水カバーである。前記前上側
散水パイプ２６および後上側散水パイプ２７のそれぞれ
には、左右に所定間隔を置いて複数の噴出ノズルを設け
るが、前側噴出ノズルと後側噴出ノズルは、傾斜させて
設け、互いに反対方向斜めに水を噴出するように構成さ
れ、ハの字状またはＶ状に噴出し、ポット２内の前面お
よび後面に両方に噴射できるようにすることもある。
【００１４】
【実施例の作用】次に作用を述べる。使用済の土で汚れ
た育苗箱１を左右の案内レール９上に供給し、モーター
１５とポンプ１４のスイッチを入りにすると、ポンプ１
４は貯水タンク１３内の水を吸引して下部散水ノズル１
１および上側散水部１２の上側散水パイプ２６、２７に
供給し、また、モーター１５はその回転を歯車５６、チ
エン５４、歯車５５、前側回転横軸２３を介して前側歯
車２４に伝達して移送チエン２０を回動させ、移送チエ
ン２０に設けた移送突起１９が育苗箱１に係合して前側
への移送を開始し、下部散水ノズル１１および上側散水
部１２の上側散水パイプ２６、２７より噴射される水で
育苗箱１が洗浄される。
た育苗箱１を左右の案内レール９上に供給し、モーター
１５とポンプ１４のスイッチを入りにすると、ポンプ１
４は貯水タンク１３内の水を吸引して下部散水ノズル１
１および上側散水部１２の上側散水パイプ２６、２７に
供給し、また、モーター１５はその回転を歯車５６、チ
エン５４、歯車５５、前側回転横軸２３を介して前側歯
車２４に伝達して移送チエン２０を回動させ、移送チエ
ン２０に設けた移送突起１９が育苗箱１に係合して前側
への移送を開始し、下部散水ノズル１１および上側散水
部１２の上側散水パイプ２６、２７より噴射される水で
育苗箱１が洗浄される。
【００１５】この場合、育苗箱１の左右側の底面が案内
レール９上を摺動して移送されるので、移送は円滑かつ
確実に行なわれ、育苗箱１は該育苗箱１の下方中央部の
移送チエン２０の移送突起１９により移送されるので、
下部散水ノズル１１による洗浄の障害とならない。ま
た、前記案内レール９は丸棒により形成されているの
で、案内レール９と育苗箱１とは線接触となって移送抵
抗が減少し、確実に移送する。
レール９上を摺動して移送されるので、移送は円滑かつ
確実に行なわれ、育苗箱１は該育苗箱１の下方中央部の
移送チエン２０の移送突起１９により移送されるので、
下部散水ノズル１１による洗浄の障害とならない。ま
た、前記案内レール９は丸棒により形成されているの
で、案内レール９と育苗箱１とは線接触となって移送抵
抗が減少し、確実に移送する。
【００１６】しかして、モーター１５の回転はチエン５
２により歯車５１に伝達され、歯車５１の回転がベベル
ギヤ４９、ベベルギヤ４８、作動軸４７と伝達され、１
８０度位相が相違するアーム４５とアーム４６がロッド
３８、ロッド４０を上下させて前側作動アーム３３およ
び後側作動アーム３９を軸３６に中心に往復回動させる
から、前上側散水パイプ２６と後上側散水パイプ２７
は、育苗箱１の移送方向と交差する左右方向に往復移動
し、前上側散水パイプ２６と後上側散水パイプ２７より
噴出する水は育苗箱１のポット２内の移送方向左右両側
面に激しく斜めに衝突することになって洗浄する。（な
お、アーム４５とアーム４６は交互に前側作動アーム３
３および後側作動アーム３９を回動させて、前上側散水
パイプ２６と後上側散水パイプ２７とを互いに反対方向
に移動させるので、装置全体が振動するのを防止してい
る。）
２により歯車５１に伝達され、歯車５１の回転がベベル
ギヤ４９、ベベルギヤ４８、作動軸４７と伝達され、１
８０度位相が相違するアーム４５とアーム４６がロッド
３８、ロッド４０を上下させて前側作動アーム３３およ
び後側作動アーム３９を軸３６に中心に往復回動させる
から、前上側散水パイプ２６と後上側散水パイプ２７
は、育苗箱１の移送方向と交差する左右方向に往復移動
し、前上側散水パイプ２６と後上側散水パイプ２７より
噴出する水は育苗箱１のポット２内の移送方向左右両側
面に激しく斜めに衝突することになって洗浄する。（な
お、アーム４５とアーム４６は交互に前側作動アーム３
３および後側作動アーム３９を回動させて、前上側散水
パイプ２６と後上側散水パイプ２７とを互いに反対方向
に移動させるので、装置全体が振動するのを防止してい
る。）
【００１７】しかして、前記前上側散水パイプ２６と後
上側散水パイプ２７との間には、上側洗浄ブラシ１７お
よび下側洗浄ブラシ１８をそれぞれ設けているから、前
上側散水パイプ２６と後上側散水パイプ２７より噴出す
る水により湿潤した育苗箱１のポット２内およびポット
２の下面側に上側洗浄ブラシ１７および下側洗浄ブラシ
１８がそれぞれ摺接するので、一層良好に洗浄する。
上側散水パイプ２７との間には、上側洗浄ブラシ１７お
よび下側洗浄ブラシ１８をそれぞれ設けているから、前
上側散水パイプ２６と後上側散水パイプ２７より噴出す
る水により湿潤した育苗箱１のポット２内およびポット
２の下面側に上側洗浄ブラシ１７および下側洗浄ブラシ
１８がそれぞれ摺接するので、一層良好に洗浄する。
【００１８】この場合、上側洗浄ブラシ１７は、下側洗
浄ブラシ１８の下部回転軸７３に軸着した支持杆７６に
取付けているから、ストッパー７９を弛めて把り棒７８
を持って支持杆７６を回動させると、上側洗浄ブラシ１
７は下側洗浄ブラシ１８に対して上下することになり、
種々の育苗箱１に対応させて高さ調節して使用できる。
浄ブラシ１８の下部回転軸７３に軸着した支持杆７６に
取付けているから、ストッパー７９を弛めて把り棒７８
を持って支持杆７６を回動させると、上側洗浄ブラシ１
７は下側洗浄ブラシ１８に対して上下することになり、
種々の育苗箱１に対応させて高さ調節して使用できる。
【００１９】即ち、上側洗浄ブラシ１７は、下側洗浄ブ
ラシ１８の下部回転軸７３に軸着した支持杆７６に取付
けているから、上側洗浄ブラシ１７の上部回転軸７７と
下側洗浄ブラシ１８の下部回転軸７３との軸間距離は変
らず、動力伝達機構を変えることなく単に支持杆７６を
回動させると、上側洗浄ブラシ１７の下側洗浄ブラシ１
８に対する高さを変更できるので、操作が頗る容易であ
る。
ラシ１８の下部回転軸７３に軸着した支持杆７６に取付
けているから、上側洗浄ブラシ１７の上部回転軸７７と
下側洗浄ブラシ１８の下部回転軸７３との軸間距離は変
らず、動力伝達機構を変えることなく単に支持杆７６を
回動させると、上側洗浄ブラシ１７の下側洗浄ブラシ１
８に対する高さを変更できるので、操作が頗る容易であ
る。
【００２０】しかして、貯水タンク１３内の水が減少す
ると、浮球６２が下降してバルブを開き、送水管６１よ
り貯水タンク１３に注水する。なお、下部散水ノズル１
１および上側散水部１２より散水した水は洗浄室８内の
排水口から排水パイプ６４を通って機外に排出される。
なお、案内レール９、９は左右間隔を変更することで、
種々の育苗箱１を洗浄できるが、案内レール９の上側側
部に育苗箱１の案内ガイド７１を設けることもある。ま
た、軽い合成樹脂性の育苗箱１の場合、浮上げることが
あるので、案内レール９の上方位置に案内ガイド７２を
設けることもある。
ると、浮球６２が下降してバルブを開き、送水管６１よ
り貯水タンク１３に注水する。なお、下部散水ノズル１
１および上側散水部１２より散水した水は洗浄室８内の
排水口から排水パイプ６４を通って機外に排出される。
なお、案内レール９、９は左右間隔を変更することで、
種々の育苗箱１を洗浄できるが、案内レール９の上側側
部に育苗箱１の案内ガイド７１を設けることもある。ま
た、軽い合成樹脂性の育苗箱１の場合、浮上げることが
あるので、案内レール９の上方位置に案内ガイド７２を
設けることもある。
【００２１】
【効果】本発明は、合成樹脂製の育苗箱１を前側から後
側に向けて移送する移送装置１０の上方位置に左右方向
に往復移動しながら散水する前側散水パイプ２６と後側
散水パイプ２７を前後間隔を置いて配置し、前記移送装
置１０の下方位置には上向き散水の下部散水ノズル１１
を設け、前記前後の散水パイプ２６、２７との間には、
前記育苗箱１の表面を洗浄する上側洗浄ブラシ１７と前
記育苗箱１の裏面を洗浄する下側洗浄ブラシ１８を設け
た装置において、前記上側洗浄ブラシ１７の回転軸７７
は、前記下側洗浄ブラシ１８の回転軸７３を軸止した支
持杆７６に軸止し、以って前記支持杆７６は前記回転軸
７３を中心に前後回動させると前記上側洗浄ブラシ１７
は前後と上下に調節されるようにした使用済育苗箱の洗
浄装置としたから、支持杆７６を回動させると、上側洗
浄ブラシ１７は下側洗浄ブラシ１８に対して上下するこ
とになり、種々の育苗箱１に対応させて高さ調節して使
用できるばかりでなく、支持杆７６を回動させても、上
側洗浄ブラシ１７の上部回転軸７７と下側洗浄ブラシ１
８の下部回転軸７３との軸間距離は変らないので、動力
伝達機構を変えることなく単に支持杆７６を回動させる
だけで上側洗浄ブラシ１７の下側洗浄ブラシ１８に対す
る高さを変更できるので操作が頗る簡単にできるという
効果を奏する。
側に向けて移送する移送装置１０の上方位置に左右方向
に往復移動しながら散水する前側散水パイプ２６と後側
散水パイプ２７を前後間隔を置いて配置し、前記移送装
置１０の下方位置には上向き散水の下部散水ノズル１１
を設け、前記前後の散水パイプ２６、２７との間には、
前記育苗箱１の表面を洗浄する上側洗浄ブラシ１７と前
記育苗箱１の裏面を洗浄する下側洗浄ブラシ１８を設け
た装置において、前記上側洗浄ブラシ１７の回転軸７７
は、前記下側洗浄ブラシ１８の回転軸７３を軸止した支
持杆７６に軸止し、以って前記支持杆７６は前記回転軸
７３を中心に前後回動させると前記上側洗浄ブラシ１７
は前後と上下に調節されるようにした使用済育苗箱の洗
浄装置としたから、支持杆７６を回動させると、上側洗
浄ブラシ１７は下側洗浄ブラシ１８に対して上下するこ
とになり、種々の育苗箱１に対応させて高さ調節して使
用できるばかりでなく、支持杆７６を回動させても、上
側洗浄ブラシ１７の上部回転軸７７と下側洗浄ブラシ１
８の下部回転軸７３との軸間距離は変らないので、動力
伝達機構を変えることなく単に支持杆７６を回動させる
だけで上側洗浄ブラシ１７の下側洗浄ブラシ１８に対す
る高さを変更できるので操作が頗る簡単にできるという
効果を奏する。
【図１】 側面図。
【図２】 平面図。
【図３】 背面図。
【図４】 前上側散水パイプ２６と後上側散水パイプ
２７の作動機構の斜視図。
２７の作動機構の斜視図。
【図５】 背面図。
【図６】 ブラシの斜視図。
【図７】 同作用状態図。
１…育苗箱、２…ポット、３…洗浄装置、４…フレー
ム、５…底板、６…左右側板、７…前後板、８…洗浄
室、９…案内レール、１０…移送装置、１１…下部散水
ノズル、１２…上側散水部、１３…貯水タンク、１４…
ポンプ、１５…モーター、１６…ステー、１７は上側洗
浄ブラシ１７、１８は下側洗浄ブラシ１８、１９…移送
突起、２０…移送チエン、２１…後側回転横軸、２２…
後側歯車、２３…前側回転横軸、２４…前側歯車、２５
…連結管、２６…前上側散水パイプ、２７…後上側散水
パイプ、２８…軸筒、２９…アーム、３０…横軸、３１
…支持台、３２…軸、３３…前側作動アーム、３４…軸
筒、３５…上部軸、３６…軸、３７…支持台、３８…ロ
ッド、３９…後側作動アーム、４０…ロッド、４５、４
６…アーム、４７…作動軸、４８、４９…ベベルギヤ、
５０…軸、５１…歯車、５２…チエン、５３…歯車、５
４…チエン、５５、５６…歯車、５７…吸引側パイプ、
５８…ストレーナ、５９…オモリ、６０…吐出側パイ
プ、６１…送水管、６２…浮球、６３…チエン案内レー
ル、６４…排水パイプ、６５…水反射板、６６…伝動部
カバー、６７…散水カバー、７１、７２…案内ガイド、
７３…下部回転軸、７４…ブラシ、７５…モーター、７
６…支持杆、７７…上部回転軸、７８…把り棒。
ム、５…底板、６…左右側板、７…前後板、８…洗浄
室、９…案内レール、１０…移送装置、１１…下部散水
ノズル、１２…上側散水部、１３…貯水タンク、１４…
ポンプ、１５…モーター、１６…ステー、１７は上側洗
浄ブラシ１７、１８は下側洗浄ブラシ１８、１９…移送
突起、２０…移送チエン、２１…後側回転横軸、２２…
後側歯車、２３…前側回転横軸、２４…前側歯車、２５
…連結管、２６…前上側散水パイプ、２７…後上側散水
パイプ、２８…軸筒、２９…アーム、３０…横軸、３１
…支持台、３２…軸、３３…前側作動アーム、３４…軸
筒、３５…上部軸、３６…軸、３７…支持台、３８…ロ
ッド、３９…後側作動アーム、４０…ロッド、４５、４
６…アーム、４７…作動軸、４８、４９…ベベルギヤ、
５０…軸、５１…歯車、５２…チエン、５３…歯車、５
４…チエン、５５、５６…歯車、５７…吸引側パイプ、
５８…ストレーナ、５９…オモリ、６０…吐出側パイ
プ、６１…送水管、６２…浮球、６３…チエン案内レー
ル、６４…排水パイプ、６５…水反射板、６６…伝動部
カバー、６７…散水カバー、７１、７２…案内ガイド、
７３…下部回転軸、７４…ブラシ、７５…モーター、７
６…支持杆、７７…上部回転軸、７８…把り棒。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年５月６日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図６
【補正方法】変更
【補正内容】
【図６】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒谷 幸雄 栃木県宇都宮市平出工業団地44番地３ 株 式会社スズテック内 (72)発明者 伊藤 隆 栃木県宇都宮市平出工業団地44番地３ 株 式会社スズテック内
Claims (1)
- 【請求項１】 合成樹脂製の育苗箱１を前側から後側に
向けて移送する移送装置１０の上方位置に左右方向に往
復移動しながら散水する前側散水パイプ２６と後側散水
パイプ２７を前後間隔を置いて配置し、前記移送装置１
０の下方位置には上向き散水の下部散水ノズル１１を設
け、前記前後の散水パイプ２６、２７との間には、前記
育苗箱１の表面を洗浄する上側洗浄ブラシ１７と前記育
苗箱１の裏面を洗浄する下側洗浄ブラシ１８を設けた装
置において、前記上側洗浄ブラシ１７の回転軸７７は、
前記下側洗浄ブラシ１８の回転軸７３を軸止した支持杆
７６に軸止し、以って前記支持杆７６は前記回転軸７３
を中心に前後回動させると前記上側洗浄ブラシ１７は前
後と上下に調節されるようにした使用済育苗箱の洗浄装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09251293A JP3249234B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 使用済育苗箱の洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09251293A JP3249234B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 使用済育苗箱の洗浄装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06276863A true JPH06276863A (ja) | 1994-10-04 |
| JP3249234B2 JP3249234B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=14056375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09251293A Expired - Fee Related JP3249234B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 使用済育苗箱の洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3249234B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001095390A (ja) * | 1999-07-27 | 2001-04-10 | Ogihara Kogyo Kk | 植物成育用容体の洗浄装置 |
| CN103464406A (zh) * | 2013-09-16 | 2013-12-25 | 无锡德贝尔光电材料有限公司 | 一种测试用覆铜板的清洗装置 |
| CN107497722A (zh) * | 2017-08-25 | 2017-12-22 | 吴文英 | 一种机械加工用容器内壁清洗装置 |
| CN111771554A (zh) * | 2020-08-09 | 2020-10-16 | 陈光顺 | 一种高存活率绣球花插扦种植设备 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103752572A (zh) * | 2014-01-02 | 2014-04-30 | 常州亚美柯机械设备有限公司 | 电动式钵苗育秧盘清洗机 |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP09251293A patent/JP3249234B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001095390A (ja) * | 1999-07-27 | 2001-04-10 | Ogihara Kogyo Kk | 植物成育用容体の洗浄装置 |
| CN103464406A (zh) * | 2013-09-16 | 2013-12-25 | 无锡德贝尔光电材料有限公司 | 一种测试用覆铜板的清洗装置 |
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| CN111771554A (zh) * | 2020-08-09 | 2020-10-16 | 陈光顺 | 一种高存活率绣球花插扦种植设备 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3249234B2 (ja) | 2002-01-21 |
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