JP3388436B2 - 大根、長芋などの長物根菜類用自動洗浄装置 - Google Patents

大根、長芋などの長物根菜類用自動洗浄装置

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JP3388436B2 JP2000016444A JP2000016444A JP3388436B2 JP 3388436 B2 JP3388436 B2 JP 3388436B2 JP 2000016444 A JP2000016444 A JP 2000016444A JP 2000016444 A JP2000016444 A JP 2000016444A JP 3388436 B2 JP3388436 B2 JP 3388436B2
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  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な構成を有す
る大根、長芋などの長物根菜類用自動洗浄装置関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。 第1.洗浄機下部に水槽を設け、水槽の上部に、ブラシ
の直径の半分程が水につかるようにロールブラシを横に
並べ、上から板ブラシで押さえて水槽の巻上げ水とブラ
ッシングで、長物根菜類などの原料を洗うよう構成され
ている洗浄機である。 第2.水槽上部に斜め植毛されたロールブラシ数本を縦
方向に平行に並べ、原料の根先方向から投入し、上部か
らの高水圧ノズル噴射と水槽からのブラシによる巻上げ
水で洗浄するよう構成されている洗浄機である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。第1
の洗浄機では、原料はブラシと並行に投入され、原料は
横ころがりで並行のブラシの山を越えて行くため洗浄の
速度は極端に遅く、大根の葉などがブラシと絡み傷つけ
られ、洗浄の効果も非常に悪く、曲りや扁平の原料は洗
えない。また、洗いが悪いため原料出口に水槽を置き、
洗浄機から水槽に投入して、人手によって再度洗い直し
ている。第2の洗浄機では、ロールブラシが斜め植毛さ
れているためブラシとブラシの間を原料が回転前進する
が、ブラシが目詰りを起こすと原料は前進しなくなり、
機械的に原料を後から押すか人手によって押さなければ
ならない。また、原料がブラシとブラシの間を回転前進
する構造では、扁平、曲りの原料は回転前進しづらく汚
れも落ちにくい欠点がある。このように従来型のもので
は、長物根菜類の洗浄、選別、箱詰めと云った一連の自
動的かつ連続的プラントに適合せず、人手も多く省力機
械とは云えない。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、次のようなことのできるものを提供しようとする
ものである。長物根菜類の洗浄において、従来型よりも
品物を傷つけず、洗浄しにくい付着土や曲り、扁平の原
料まで確実に省力化した自動、連続洗浄をすることで商
品価値を高め商品化率を高めることができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。請求項1記
載の発明は、フレーム2と、左右の送りベルトコンベヤ
群3と、左右のリングブラシ付洗浄ブラシ4と、左右の
飛びはね防止用ブラシ5と、左右の高水圧ノズル部6か
構成されている大根、長芋などの長物根菜類用自動洗
浄装置である。
【0006】A.フレーム2は、平面前後方向に長い方
形に構成された上面枠2Aと、この上面枠の下面に垂下
連結された支脚2Bから構成されていること。
【0007】B.左右の送りベルトコンベヤ群3、3
は、前後方向をもって併設された送りベルトコンベヤ単
体3A、3Aから構成され、左右の送りベルトコンベヤ
群3、3のうち、左の送りベルトコンベヤ群3は、当該
左の送りベルトコンベヤ群3の左方辺が右方辺より高く
なるよう傾斜した状態でフレーム2に取付けられ、ま
た、右の送りベルトコンベヤ群3は、当該右の送りベル
トコンベヤ群3の右方辺が左方辺より高くなるよう傾斜
した状態でフレーム2に取付けられ、各送りベルトコン
ベヤ単体3Aは、処理を所望する長物根菜類7を、後方
の原料入口から前方の原料出口に向け搬送するよう回転
自在に構成されていること。
【0008】C.左右のリングブラシ付洗浄ブラシ4
は、左右のリングブラシ付洗浄ブラシ単体4A、4Aか
ら構成され、リングブラシ付洗浄ブラシ単体4Aは、
りベルトコンベヤ群の全長とほぼ同一の長さを有する
浄ブラシ本体4A1と、この洗浄ブラシ本体に当該洗浄
ブラシ本体の長手方向に所定間隔Dをもって形成された
リングブラシ4A2から構成され、リングブラシ4A2
は洗浄ブラシ本体の表面より突出するよう前方に向け円
錐台状に構成され、そして、これら左右のリングブラシ
付洗浄ブラシ単体4A、4Aは、左右の送りベルトコン
ベヤ群3、3の上面に接触する状態で配設され、左右の
送りベルトコンベヤ群3の上面を搬送される長物根菜類
7を下方から上方に向け掻き揚げる状態で洗浄するよう
回転自在に構成されていること
【0009】D.左右の飛びはね防止用ブラシ5は、左
右の飛びはね防止用ブラシ単体5A、5Aから構成さ
れ、リングブラシ付洗浄ブラシ単体4Aで掻き揚げる状
態で洗浄される長物根菜類7の飛びはねを防止するよう
回転自在に構成されていること。 E.左右の高水圧ノズル部6は、フレーム2の上面に配
管された給水パイプ6Aと、この給水パイプから分岐さ
た分岐パイプ6Bと、分岐パイプの下端に搬送される
長物根菜類7に向け取付けられた高水圧ノズル6Cから
構成されていること
【0010】請求項記載の発明は、フレーム2と、左
右の送り小ブラシ群8と、左右のリングブラシ付洗浄ブ
ラシ4と、左右の飛びはね防止用ブラシ5と、左右の高
水圧ノズル部6から構成されている大根、長芋などの長
物根菜類用自動洗浄装置である。 A.フレーム2は、平面前後方向に長い方形に構成され
た上面枠2Aと、この上面枠の下面に垂下連結された支
脚2Bなどから構成されていること。 B.左右の送り小ブラシ群8、8は、フレーム2におけ
る前後方向とは直交方向をもって並列状態で支持され
り小ブラシ単体8A、8Aから構成され、左右の送り
小ブラシ群8、8のうち、左の送り小ブラシ群8は、当
該左の送り小ブラシ群8の左方辺が右方辺より高くなる
よう傾斜した状態でフレーム2に取付けられ、また、右
の送り小ブラシ群8は、当該右の送り小ブラシ群8の右
方辺が左方辺より高くなるよう傾斜した状態でフレーム
2に取付けられ、各送り小ブラシ単体8Aは、処理を所
望する長物根菜類7を、後方の原料入口から前方の原料
出口に向け搬送するよう回転自在に構成されている
。 C.左右のリングブラシ付洗浄ブラシ4は、左右のリン
グブラシ付洗浄ブラシ単体4A、4Aから構成され、リ
ングブラシ付洗浄ブラシ単体4Aは、送り小ブラシ群の
全長とほぼ同一の長さを有する洗浄ブラシ本体4A1
と、この洗浄ブラシ本体に当該洗浄ブラシ本体の長手方
向に所定間隔Dをもって形成されたリングブラシ4A2
から構成され、リングブラシ4A2は洗浄ブラシ本体の
表面より突出するよう前方に向け円錐台状に構成され、
そして、これら左右のリングブラシ付洗浄ブラシ単体4
A、4Aは、左右の送り小ブラシ群8、8の上面に接触
する状態で配設され、左右の送り小ブラシ群8の上面を
搬送される長物根菜類7を下方から上方に向け掻き揚げ
る状態で洗浄するよう回転自在に構成されていること。 D.左右の飛びはね防止用ブラシ5は、左右の飛びはね
防止用ブラシ単体5A、5Aから構成され、リングブラ
シ付洗浄ブラシ単体4Aで掻き揚げる状態で洗浄される
長物根菜類7の飛びはねを防止するよう回転自在に構成
されていること。 E.左右の高水圧ノズル部6は、フレーム2の上面に配
管された給水パイプ6Aと、この給水パイプから分岐さ
た分岐パイプ6Bと、分岐パイプの下端に搬送される
長物根菜類7に向け取付けられた高水圧ノズル6Cから
構成されていること
【0011】作用は下記の通りである。 A.大根、長芋などの長物根菜類用自動洗浄装置は、リ
ングブラシ付洗浄ブラシと直交方向に配置した送りベル
トコンベヤ群、若しくはリングブラシ付洗浄ブラシと直
交方向に横並列に配置した送り小ブラシ群が長物根菜類
を前進回転させ、高水圧ノズルにより洗浄し、また、円
錐台の形状にしたリングブラシにより長物根菜類に蛇行
を与え、洗浄しにくい付着土や洗浄困難な曲り状、扁平
状、凹凸状のあるものまで確実かつ省力化し自動的、連
続的、能率的に洗浄する。 B.リングブラシ付洗浄ブラシと直交方向に配置した送
りベルトコンベヤ群、若しくは送り小ブラシ群により長
物根菜類毎に、自転進行する長物根菜類の逆方向より高
水圧ノズル噴射で効率よく洗浄する。 C.長物根菜類が本装置内を縦方向にスピーディーに回
転前進するため長物根菜類は傷つくことなく、また、大
根の葉なども傷めることなく確実、かつ迅速な洗浄を行
う。
【0012】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。1は第1発明の大根、長芋
などの長物根菜類用自動洗浄装置である。フレーム2
と、左右の送りベルトコンベヤ群3と、左右のリングブ
ラシ付洗浄ブラシ4と、左右の飛びはね防止用ブラシ5
と、左右の高水圧ノズル部6から構成されている。図
中、7は被洗浄物である大根、長芋などの長物根菜類で
ある。
【0013】A.フレーム2は、平面前後方向に長い方
形に構成された上面枠2Aと、この上面枠の下面に垂下
連結された適本数の支脚2Bと、上面枠2Aの前後横枠
の上面に起立連設された正面台形状の起立枠2Cと、起
立枠2Cの中央に張設された中央枠2Dと、前後の起立
枠2Cを上面左右隅部分で連結する上方連結枠2Eから
構成されている。
【0014】B.左右の送りベルトコンベヤ群3、3
は、前後方向をもって併設された適数個の送りベルトコ
ンベヤ単体3A、3Aから構成され、これら各送りベル
トコンベヤ単体3Aは、前の駆動ベルト車3A1、後の
従動ベルト車3A2と、これらに掛け回されたベルト3
A3から構成され、左右の送りベルトコンベヤ群3、3
のうち、左の送りベルトコンベヤ群3は、当該左の送り
ベルトコンベヤ群3の左方辺が右方辺より高くなるよう
傾斜した状態でフレーム2に取付けられ、また、右の送
りベルトコンベヤ群3は、当該右の送りベルトコンベヤ
群3の右方辺が左方辺より高くなるよう傾斜した状態で
フレーム2に取付けられている。各送りベルトコンベヤ
単体3Aは、処理を所望する長物根菜類7を、後方の原
料入口2Fから前方の原料出口2Gに向け搬送するよう
回転自在に構成されている。図中、3Bは送りベルトコ
ンベヤ用モータである。
【0015】C.左右のリングブラシ付洗浄ブラシ4
は、左右のリングブラシ付洗浄ブラシ単体4A、4Aか
ら構成され、リングブラシ付洗浄ブラシ単体4Aは、送
りベルトコンベヤ群の全長とほぼ同一の長さを有する洗
浄ブラシ本体4A1と、この洗浄ブラシ本体に当該洗浄
ブラシ本体の長手方向に所定間隔Dをもって形成された
リングブラシ4A2から構成され、リングブラシ4A2
は洗浄ブラシ本体の表面より突出するよう前方に向け円
錐台状に構成されている。そして、これら左右のリング
ブラシ付洗浄ブラシ単体4A、4Aは、左右の送りベル
トコンベヤ群3、3の上面における内方位置(左の送り
ベルトコンベヤ群3では右方端部分、右の送りベルトコ
ンベヤ群3では左方端部分)に接触する状態で配設さ
れ、左右の送りベルトコンベヤ群3の上面を搬送される
長物根菜類7を下方から上方に向け掻き揚げる状態で洗
浄するよう回転自在に構成されている。具体的には、左
のリングブラシ付洗浄ブラシ単体4Aは正面から見て時
計方向に回転し、右のリングブラシ付洗浄ブラシ単体4
Aは正面から見て逆時計方向に回転するよう構成されて
いる。なお、リングブラシ4A2とリングブラシ4A2
の間隔である上記所定間隔Dは、処理を所望する長物根
菜類7の平均長さ程度に構成され、また、このリングブ
ラシ4A2が、前後に位置する送りベルトコンベヤ単体
3A、3Aの間に入り込んだ状態に構成されている。図
中、4Bは洗浄ブラシ用モータである。
【0016】D.左右の飛びはね防止用ブラシ5は、左
右の飛びはね防止用ブラシ単体5A、5Aから構成さ
れ、飛びはね防止用ブラシ単体5Aは、リングブラシ付
洗浄ブラシ単体4Aの全長とほぼ同一の長さを有するブ
ラシ本体5A1と、このブラシ本体にリングブラシ付洗
浄ブラシ単体4Aのリングブラシに対応する位置をもっ
て刻設された断面上向きコ字状の溝5A2から構成され
ている。そして、これら左右の飛びはね防止用ブラシ単
体5A、5Aは、左右のリングブラシ付洗浄ブラシ単体
4A、4Aの上面に接触する状態で配設され、リングブ
ラシ付洗浄ブラシ単体4Aで掻き揚げる状態で洗浄され
る長物根菜類7の飛びはねを防止するよう回転自在に構
成されている。具体的には、下方に位置する各リングブ
ラシ付洗浄ブラシ単体4Aの回転方向と同一に構成され
ている。図中、5Bは飛びはね防止用ブラシのモータで
ある。
【0017】E.左右の高水圧ノズル部6は、フレーム
2の上面に配管された給水パイプ6Aと、この給水パイ
プから分岐された適本数の分岐パイプ6Bと、分岐パイ
プの下端に搬送される長物根菜類7などに向け取付けら
れた高水圧ノズル6Cから構成されている。 F.左右のリングブラシ付洗浄ブラシ4、左右の飛びは
ね防止用ブラシ5の配設は、フレーム2の中央枠2Dを
利用して行われている。左右の高水圧ノズル部6の取付
けは、フレーム2の起立枠2Cを利用して行われてい
る。
【0018】11は第2発明の大根、長芋などの長物根
菜類用自動洗浄装置である。フレーム2と、左右の送り
小ブラシ群8と、左右のリングブラシ付洗浄ブラシ4
と、左右の飛びはね防止用ブラシ5と、左右の高水圧ノ
ズル部6から構成されている。図中、7は被洗浄物であ
る大根、長芋などの長物根菜類である。
【0019】A.フレーム2は、平面前後方向に長い方
形に構成された上面枠2Aと、この上面枠の下面に垂下
連結された適本数の支脚2Bと、上面枠2Aの前後横枠
の上面に起立連設された正面台形状の起立枠2Cと、起
立枠2Cの中央に張設された中央枠2Dと、前後の起立
枠2Cを上面左右隅部分で連結する上方連結枠2Eから
構成されている。
【0020】B.左右の送り小ブラシ群8、8は、フレ
ーム2における前後方向とは直交方向をもって並列状態
で支持された適数本の送り小ブラシ単体8A、8Aから
構成され、左右の送り小ブラシ群8、8のうち、左の送
り小ブラシ群8は、当該左の送り小ブラシ群8の左方辺
が右方辺より高くなるよう傾斜した状態でフレーム2に
取付けられ、また、右の送り小ブラシ群8は、当該右の
送り小ブラシ群8の右方辺が左方辺より高くなるよう傾
斜した状態でフレーム2に取付けられている。各送り小
ブラシ単体8Aは、処理を所望する長物根菜類7を、後
方の原料入口2Fから前方の原料出口2Gに向け搬送す
るよう回転自在に構成されている。図中、8Bは送り小
ブラシ用モータである。
【0021】C.左右のリングブラシ付洗浄ブラシ4
は、左右のリングブラシ付洗浄ブラシ単体4A、4Aか
ら構成され、リングブラシ付洗浄ブラシ単体4Aは、送
り小ブラシ群の全長とほぼ同一の長さを有する洗浄ブラ
シ本体4A1と、この洗浄ブラシ本体に当該洗浄ブラシ
本体の長手方向に所定間隔Dをもって形成されたリング
ブラシ4A2から構成され、リングブラシ4A2は洗浄
ブラシ本体の表面より突出するよう前方に向け円錐台状
に構成されている。そして、これら左右のリングブラシ
付洗浄ブラシ単体4A、4Aは、左右の送り小ブラシ群
8、8の上面における内方位置(左の送り小ブラシ群8
では右方端部分、右の送り小ブラシ群8では左方端部
分)に接触する状態で配設され、左右の送り小ブラシ群
8の上面を搬送される長物根菜類7を下方から上方に向
け掻き揚げる状態で洗浄するよう回転自在に構成されて
いる。具体的には、左のリングブラシ付洗浄ブラシ単体
4Aは正面から見て時計方向に回転し、右のリングブラ
シ付洗浄ブラシ単体4Aは正面から見て逆時計方向に回
転するよう構成されている。なお、リングブラシ4A2
とリングブラシ4A2の間隔である上記所定間隔Dは、
処理を所望する長物根菜類7の平均長さ程度に構成さ
れ、また、このリングブラシ4A2が、前後に位置する
送り小ブラシ単体8A、8Aの間に入り込んだ状態に構
成されている。図中、4Bは洗浄ブラシ用モータであ
る。
【0022】D.左右の飛びはね防止用ブラシ5は、左
右の飛びはね防止用ブラシ単体5A、5Aから構成さ
れ、飛びはね防止用ブラシ単体5Aは、リングブラシ付
洗浄ブラシ単体4Aの全長とほぼ同一の長さを有するブ
ラシ本体5A1と、このブラシ本体にリングブラシ付洗
浄ブラシ単体4Aのリングブラシに対応する位置をもっ
て刻設された断面上向きコ字状の溝5A2から構成され
ている。そして、これら左右の飛びはね防止用ブラシ単
体5A、5Aは、左右のリングブラシ付洗浄ブラシ単体
4A、4Aの上面に接触する状態で配設され、リングブ
ラシ付洗浄ブラシ単体4Aで掻き揚げる状態で洗浄され
る長物根菜類7の飛びはねを防止するよう回転自在に構
成されている。具体的には、下方に位置する各リングブ
ラシ付洗浄ブラシ単体4Aの回転方向と同一に構成され
ている。図中、5Bは飛びはね防止用ブラシのモータで
ある。
【0023】E.左右の高水圧ノズル部6は、フレーム
2の上面に配管された給水パイプ6Aと、この給水パイ
プから分岐された適本数の分岐パイプ6Bと、分岐パイ
プの下端に搬送される長物根菜類7などに向け取付けら
れた高水圧ノズル6Cから構成されている。 F.左右のリングブラシ付洗浄ブラシ4、左右の飛びは
ね防止用ブラシ5の配設は、フレーム2の中央枠2Dを
利用して行われている。左右の高水圧ノズル部6の取付
けは、フレーム2の起立枠2Cを利用して行われてい
る。
【0024】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.リングブラシ付洗浄ブラシが本装置内側方向に回転
することにより、長物根菜類は本装置外側方向に回転す
る。送りベルトコンベヤ群若しくは横並列に配置された
送り小ブラシ群は本装置前方方向に回転するので、長物
根菜類は自転しながら1本ずつ進行する。 2.リングブラシ付洗浄ブラシに所定間隔(長物根菜類
の平均の長さ位)で円錐台の形状にしたリングブラシを
取付けてあるので、長物根菜類に蛇行を与え、曲り、扁
平、凹凸状態のものまで確実に洗浄することができる。
同時に、長物根菜類の進行する逆方向からの高水圧ノズ
ルの高圧水により、長物根菜類の飛びはね(おどり)現
象を防止すると共に、長物根菜類を尾から首まで長物根
菜類の表皮、葉などを傷つけずに洗浄することができ
る。 3.長物根菜類が1本1本自動回転進行する洗浄装置で
あるため、根菜類洗浄選別省力化プラントに組み込むこ
とができる。この結果、最良の洗浄により商品化率を高
めると共に、自動的、連続的、能率的な省力、合理化さ
れた長物根菜類用洗浄装置と云うべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の全体の斜視図である。
【図2】要部の斜視図である。
【図3】要部の斜視図である。
【図4】1部を切欠いた正面図である。
【図5】送りベルトコンベヤ群における動力の伝達状態
を説明する1部を省略した平面図である。
【図6】長物根菜類に対する作用を説明する正面方向か
らの要部拡大説明図である。
【図7】送りベルトコンベヤ単体、リングブラシ付洗浄
ブラシ単体、飛びはね防止用ブラシ単体などの関係を説
明する1部を切欠いた側面方向からの説明図である。
【図8】第2発明の全体の斜視図である。
【図9】要部の斜視図である。
【図10】1部を切欠いた正面図である。
【図11】送り小ブラシ群における動力の伝達状態を説
明する1部を省略した平面図である。
【図12】長物根菜類に対する作用を説明する正面方向
からの要部拡大説明図である。
【図13】送り小ブラシ単体、リングブラシ付洗浄ブラ
シ単体、飛びはね防止用ブラシ単体などの関係を説明す
る1部を切欠いた側面方向からの説明図である。
【符号の説明】
1 第1発明の大根、長芋などの長物根菜類用自動洗浄
装置 2 フレーム 3 送りベルトコンベヤ群 4 リングブラシ付洗浄ブラシ 5 飛びはね防止用ブラシ 6 高水圧ノズル部 11 第2発明の大根、長芋などの長物根菜類用自動洗
浄装置 8 送り小ブラシ群

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム(2)と、左右の送りベルトコ
    ンベヤ群(3)と、左右のリングブラシ付洗浄ブラシ
    (4)と、左右の飛びはね防止用ブラシ(5)と、左右
    の高水圧ノズル部(6)から構成されていることを特徴
    とする大根、長芋などの長物根菜類用自動洗浄装置。A.フレーム(2)は、平面前後に長い方形に構成され
    た上面枠(2A)と、この上面枠の下面に垂下連結され
    た支脚(2B)から構成されていること。 B.左右の送りベルトコンベヤ群(3、3)は、前後方
    向をもって併設された送りベルトコンベヤ単体(3A、
    3A)から構成され、左右の送りベルトコンベヤ群
    (3、3)のうち、左の送りベルトコンベヤ群(3)
    は、当該左の送りベルトコンベヤ群(3)の左方辺が右
    方辺より高くなるよう傾斜した状態でフレーム(2)に
    取付けられ、また、右の送りベルトコンベヤ群(3)
    は、当該右の送りベルトコンベヤ群(3)の右方辺が左
    方辺より高くなるよう傾斜した状態でフレーム(2)に
    取付けられ、各送りベルトコンベヤ単体(3A)は、処
    理を所望する長物根菜類(7)を、後方の原料入口から
    前方の原料出口に向け搬送するよう回転自在に構成され
    ていること。 C.左右のリングブラシ付洗浄ブラシ(4)は、左右の
    リングブラシ付洗浄ブラシ単体(4A、4A)から構成
    され、リングブラシ付洗浄ブラシ単体(4A)は、送り
    ベルトコンベヤ群の全長とほぼ同一の長さを有する洗浄
    ブラシ本体(4A1)と、この洗浄ブラシ本体に当該洗
    浄ブラシ本体の長手方向に所定間隔(D)をもって形成
    されたリングブラシ(4A2)から構成され、リングブ
    ラシ(4A2)は洗浄ブラシ本体の表面より突出するよ
    う前方に向け円錐台状に構成され、そして、これら左右
    のリングブラシ付洗浄ブラシ単体(4A、4A)は、左
    右の送りベルトコンベヤ群(3、3)の上面に接触する
    状態で配設され、左右の送りベルトコンベヤ群(3)の
    上面を搬送される長物根菜類(7)を下方から上方に向
    け掻き揚げる状態で洗浄するよう回転自在に構成されて
    いること。 D.左右の飛びはね防止用ブラシ(5)は、左右の飛び
    はね防止用ブラシ単体 (5A、5A)から構成され、リ
    ングブラシ付洗浄ブラシ単体(4A)で掻き揚げる状態
    で洗浄される長物根菜類(7)の飛びはねを防止するよ
    う回転自在に構成されていること。 E.左右の高水圧ノズル部(6)は、フレーム(2)の
    上面に配管された給水パイプ(6A)と、この給水パイ
    プから分岐された分岐パイプ(6B)と、分岐パイプの
    下端に搬送される長物根菜類(7)に向け取付けられた
    高水圧ノズル(6C)から構成されていること。
  2. 【請求項2】 フレーム(2)と、左右の送り小ブラシ
    群(8)と、左右のリングブラシ付洗浄ブラシ(4)
    と、左右の飛びはね防止用ブラシ(5)と、左右の高水
    圧ノズル部(6)から構成されていることを特徴とする
    大根、長芋などの長物根菜類用自動洗浄装置。A.フレーム(2)は、平面前後方向に長い方形に構成
    された上面枠(2A)と、この上面枠の下面に垂下連結
    された支脚(2B)から構成されていること。 B.左右の送り小ブラシ群(8、8)は、フレーム
    (2)における前後方向とは直交方向をもって並列状態
    で支持された送り小ブラシ単体(8A、8A)から構成
    され、左右の送り小ブラシ群(8、8)のうち、左の送
    り小ブラシ群(8)は、当該左の送り小ブラシ群(8)
    の左方辺が右方辺より高くなるよう傾斜した状態でフレ
    ーム(2)に取付けられ、また、右の送り小ブラシ群
    (8)は、当該右の送り小ブラシ群(8)の右方辺が左
    方辺より高くなるよう傾斜した状態でフレーム(2)に
    取付けられ、各送り小ブラシ単体(8A)は、処理を所
    望する長物根菜類(7)を、後方の原料入口から前方の
    原料出口に向け搬送するよう回転自在に構成されている
    こと。 C.左右のリングブラシ付洗浄ブラシ(4)は、左右の
    リングブラシ付洗浄ブラシ単体(4A、4A)から構成
    され、リングブラシ付洗浄ブラシ単体(4A)は、送り
    小ブラシ群の全長とほぼ同一の長さを有する洗浄ブラシ
    本体(4A1)と、この洗浄ブラシ本体に当該洗浄ブラ
    シ本体の長手方向に所定間隔(D)をもって形成された
    リングブラシ(4A2)から構成され、リングブラシ
    (4A2)は洗浄ブラシ本体の表面より突出するよう前
    方に向け円錐台状に構成され、そして、これら左右のリ
    ングブラシ付洗浄ブラシ単体(4A、4A)は、左右の
    送り 小ブラシ群(8、8)の上面に接触する状態で配設
    され、左右の送り小ブラシ群(8)の上面を搬送される
    長物根菜類(7)を下方から上方に向け掻き揚げる状態
    で洗浄するよう回転自在に構成されていること。 D.左右の飛びはね防止用ブラシ(5)は、左右の飛び
    はね防止用ブラシ単体(5A、5A)から構成され、リ
    ングブラシ付洗浄ブラシ単体(4A)で掻き揚げる状態
    で洗浄される長物根菜類(7)の飛びはねを防止するよ
    う回転自在に構成されていること。 E.左右の高水圧ノズル部(6)は、フレーム(2)の
    上面に配管された給水パイプ(6A)と、この給水パイ
    プから分岐された分岐パイプ(6B)と、分岐パイプの
    下端に搬送される長物根菜類(7)に向け取付けられた
    高水圧ノズル(6C)から構成されていること。
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