JP6304625B2 - 超音波処理装置および超音波処理方法 - Google Patents

超音波処理装置および超音波処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、超音波処理装置および超音波処理方法に関する。
電池は、電極や電解液といった構成要素を電池ケース内に封入することによって製造される。
例えばリチウムイオン二次電池であれば、正極と負極との間にセパレータを挟んで発電要素を構成し、この発電要素を複数積層させて電池ケース内に配置した後に、電解液を電池ケース内に注液する。
特許文献1に示されているリチウムイオン二次電池では、1つの電池ケース内に2つの発電要素が同じ向きに配置されている。2つの発電要素のそれぞれでは、発電要素の一方の端部において正極同士が1つにまとめられているとともに、発電要素の他方の端部において負極同士が1つにまとめられている。
2つの発電要素のうち一方の発電要素における1つにまとめられた正極と、2つの発電要素のうち他方の発電要素における1つにまとめられた正極と、の間には、長尺状の正極集電体が配置され、一方の発電要素に設けられた全ての正極と、他方の発電要素に設けられた全ての正極とは、正極集電体を介して外部接続端子に電気的に接続されている。また、一方の発電要素における1つにまとめられた負極と、他方の発電要素における1つにまとめられた負極と、の間には、長尺状の負極集電体が配置され、一方の発電要素に設けられた全ての負極と、他方の発電要素に設けられた全ての負極とは、負極集電体を介して外部接続端子に電気的に接続されている。
上述の電極と集電体とは、例えば超音波溶接(例えば、特許文献2参照)により、接合される。
特開2013−246933号公報 特開2012−152810号公報
電池ケースは、発電要素を収容するための容器と、発電要素を容器内に収容するために容器に形成された開口部を塞ぐ蓋部材と、で構成されており、蓋部材には、上述の長尺状の正極集電体および負極集電体が固定されているとともに、安全弁が形成されている。また、電極と集電体とは、これら電極と集電体とを電気的に接続するために、発電要素を電池ケース内に収容するよりも前に溶接される。これら電極と集電体との溶接を超音波溶接により行うと、超音波による振動が集電体を介して蓋部材に伝わって、安全弁が破れてしまったり、安全弁の強度が低下してしまったりするおそれがあった。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、超音波溶接や超音波洗浄といった超音波を用いた処理を行う際に、安全弁を保護することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の事項を提案している。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
(1) 本発明は、安全弁(例えば、図2の安全弁120に相当)が設けられた電池容器(例えば、図2の電池ケース110に相当)、または当該電池容器に取り付けられた部材(例えば、図3の集電体130a、130bに相当)を処理対象物とし、当該処理対象物に対して超音波を用いた処理を行う超音波処理装置(例えば、図1の超音波溶接装置1に相当)であって、前記超音波を用いた処理を行う際に、前記安全弁の少なくとも一部に弾性体(例えば、図1の弾性体11に相当)を接触させる弾性体接触手段(例えば、図1の弾性体接触部10に相当)を備えることを特徴とする超音波処理装置を提案している。
この発明によれば、処理対象物に対して超音波を用いた処理を行う際に、安全弁の少なくとも一部に弾性体を接触させることとした。このため、安全弁の振動を弾性体で吸収することができるので、超音波を用いた処理を行う際に安全弁を保護することができる。
(2) 本発明は、(1)の超音波処理装置について、前記弾性体接触手段は、前記処理対象物(例えば、図3の蓋部材112に固定されている集電体130a、130bに相当)を保持する保持手段(例えば、図1の保持部12に相当)を備え、前記弾性体は、前記保持手段のうち、当該保持手段が前記処理対象物を保持した状態で前記安全弁に接触する位置に、取り付けられることを特徴とする超音波処理装置を提案している。
この発明によれば、(1)の超音波処理装置において、処理対象物を保持する保持手段を弾性体接触手段に設け、この保持手段のうち、保持手段が処理対象物を保持した状態で安全弁に弾性体が接触する位置に、弾性体を取り付けることとした。このため、処理対象物を保持手段で保持させることで、安全弁に弾性体を接触させることができる。
(3) 本発明は、(1)または(2)の超音波処理装置について、前記弾性体の硬度は、予め定められた上限値(例えば、後述のアスカーC62に相当)以下であることを特徴とする超音波処理装置を提案している。
ここで、弾性体が硬すぎると、安全弁の振動を弾性体で十分に吸収することができず、安全弁が変形したり破れてしまったりするおそれがある。そこで、この発明によれば、(1)または(2)の超音波処理装置において、弾性体の硬度を、予め定められた上限値以下にすることとした。このため、安全弁の振動を吸収できるように弾性体の硬度の上限値を設定することで、安全弁が変形したり破れてしまったりするのを防止することができる。
(4) 本発明は、(1)から(3)のいずれか1つの超音波処理装置について、前記弾性体の硬度は、予め定められた下限値(例えば、後述のアスカーC7に相当)以上であることを特徴とする超音波処理装置を提案している。
ここで、弾性体が柔らかすぎると、安全弁と接触することによる弾性体の摩耗が急激に進んでしまい、弾性体を頻繁に交換する必要が生じてしまう。そこで、この発明によれば、(1)から(3)のいずれか1つの超音波処理装置において、弾性体の硬度を、予め定められた下限値以上にすることとした。このため、弾性体の摩耗を抑制できるように弾性体の硬度の下限値を設定することで、弾性体を交換する頻度を減少させることができる。
(5) 本発明は、(1)から(4)のいずれか1つの超音波処理装置について、前記弾性体における前記安全弁と接触する側の表面の形状は、平面状で、前記弾性体における前記安全弁と接触する側の表面の面積は、当該安全弁の投影面積よりも大きいことを特徴とする超音波処理装置を提案している。
この発明によれば、(1)から(4)のいずれか1つの超音波処理装置において、弾性体について、安全弁と接触する側の表面の形状を平面状にすることとした。このため、安全弁に対する弾性体の位置がずれた場合とずれていない場合とで、弾性体の安全弁への接触状態が大きくばらつかないようにすることができる。
また、この発明によれば、(1)から(4)のいずれか1つの超音波処理装置において、安全弁と接触する側の表面の面積を安全弁の投影面積よりも大きくすることとした。このため、安全弁に対する弾性体の位置が多少ずれたとしても、安全弁に弾性体を確実に接触させることができる。
(6) 本発明は、(1)から(5)のいずれか1つの超音波処理装置について、前記超音波を用いた処理とは、超音波を用いた溶接のことであることを特徴とする超音波処理装置を提案している。
この発明によれば、(1)から(5)のいずれか1つの超音波処理装置において、超音波を用いた処理とは、超音波を用いた溶接のこととした。このため、処理対象物に対して超音波溶接を行う際に、安全弁を保護することができる。
(7) 本発明は、安全弁(例えば、図2の安全弁120に相当)が設けられた電池容器(例えば、図2の電池ケース110に相当)、または当該電池容器に取り付けられた部材(例えば、図3の集電体130a、130bに相当)を処理対象物とし、当該処理対象物に対して超音波を用いた処理を行う超音波処理方法であって、前記安全弁の少なくとも一部に弾性体(例えば、図1の弾性体11に相当)を接触させる第1のステップと、前記第1のステップにより前記安全弁に前記弾性体を接触させた状態で、超音波を用いた処理を行う第2のステップと、を備えることを特徴とする超音波処理方法を提案している。
この発明によれば、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
(8) 本発明は、(7)の超音波処理方法について、前記弾性体は、前記処理対象物(例えば、図3の蓋部材112に固定されている集電体130a、130bに相当)を保持する保持手段(例えば、図1の保持部12に相当)のうち、当該保持手段が前記処理対象物を保持した状態で前記安全弁に接触する位置に設けられ、前記第1のステップにおいて、前記保持手段により前記処理対象物を保持して、前記安全弁の少なくとも一部に前記弾性体を接触させることを特徴とする超音波処理方法を提案している。
この発明によれば、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
(9) 本発明は、(7)または(8)の超音波処理方法について、前記超音波を用いた処理とは、超音波を用いた溶接のことであることを特徴とする超音波処理方法を提案している。
この発明によれば、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
本発明によれば、超音波を用いた処理を行う際に安全弁を保護することができる。
本発明の一実施形態に係る超音波溶接装置のブロック図である。 本発明の一実施形態に係るリチウムイオン二次電池の外観を示す上面図である。 本発明の一実施形態に係るリチウムイオン二次電池の断面図である。 本発明の一実施形態に係る集電体の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るリチウムイオン二次電池の断面図である。 本発明の一実施形態に係る弾性体を安全弁に接触させた様子を示す図である。 本発明の一実施形態に係る弾性体を安全弁に接触させた様子を示す拡大図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて、詳細に説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素などとの置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る超音波溶接装置1のブロック図である。超音波溶接装置1は、リチウムイオン二次電池100(図2参照)に設けられた集電体130a、130bのそれぞれと電極接続部141a、141bのそれぞれとを超音波溶接するものであり、弾性体接触部10および溶接部20を備える。
弾性体接触部10は、弾性体11および保持部12を備える。この弾性体接触部10は、弾性体11を、安全弁120(図2参照)の少なくとも一部に接触させる。
溶接部20は、弾性体接触部10により安全弁120の少なくとも一部に弾性体11が接触されている状態で、集電体130a、130bのそれぞれと電極接続部141a、141bのそれぞれとを超音波溶接する。
以降では、まず、リチウムイオン二次電池100について、図2から5を用いて詳述する。次に、弾性体接触部10について、図6、7を用いて詳述する。
図2は、リチウムイオン二次電池100の概略上面図である。図2において、右方に向かう向きをXプラス方向とし、上方に向かう向きをYプラス方向とし、紙面手前向きをZプラス方向とする。
リチウムイオン二次電池100は、電池ケース110を備える。電池ケース110は、発電要素140(図3参照)を収容するための容器111と、発電要素140を容器111の内部に収容するために容器111に形成された開口部を塞ぐ蓋部材112と、を備える。蓋部材112には、安全弁120が形成されている。
図3は、リチウムイオン二次電池100の、図2のA−A断面における断面図である。図3において、図2で示した方向に合わせて、右方に向かう向きをXプラス方向とし、紙面奥向きをYプラス方向とし、上方に向かう向きをZプラス方向とする。
発電要素140の長手方向(X方向)の一端側からは、正極の電極接続部141aが突出し、発電要素140の長手方向の他端側からは、負極の電極接続部141bが突出する。溶接部20による超音波溶接により、正極の電極接続部141aは、接続部133aと接合され、負極の電極接続部141bは、接続部133bと接合されている。接続部133a、133bについて、図4を用いて説明する。
図4は、接続部133aを備える集電体130aの斜視図である。接続部133aは、コの字形の断面を有して長尺状に形成される。この接続部133aには、略90度に屈曲する屈曲部134aを介して基部131aが一体に設けられている。基部131aには、円柱状の突出部132aが設けられる。
突出部132aは、図3に示したように、蓋部材112に設けられた貫通孔と、正の外部接続端子151aに設けられた貫通孔と、を介して正の外部接続端子151aの上方に突出する。この突出部132aは、正の外部接続端子151aに接触している状態で先端部をカシメることで、正の外部接続端子151aとともに蓋部材112に固定される。このため、正極の電極接続部141aは、集電体130aを介して正の外部接続端子151aに電気的に接続される。
なお、集電体130aの基部131aと蓋部材112との間には、絶縁部材161aが設けられ、蓋部材112と正の外部接続端子151aとの間には、絶縁部材162aが設けられている。このため、蓋部材112が導電性材料を用いて構成されていても、蓋部材112が集電体130aや正の外部接続端子151aと電気的に接続されることを防ぐことができる。
接続部133bは、接続部133aと同様に、コの字形の断面を有して長尺状に形成され、集電体130bに設けられる。この接続部133bには、略90度に屈曲する屈曲部134bを介して基部131bが一体に設けられる。基部131bには、円柱状の突出部132bが設けられる。
突出部132bは、図3に示したように、蓋部材112に設けられた貫通孔と、負の外部接続端子151bに設けられた貫通孔と、を介して負の外部接続端子151bの上方に突出する。この突出部132bは、負の外部接続端子151bに接触している状態で先端部をカシメることで、負の外部接続端子151bとともに蓋部材112に固定される。このため、負極の電極接続部141bは、集電体130bを介して負の外部接続端子151bに電気的に接続される。
なお、集電体130bの基部131bと蓋部材112との間には、絶縁部材161bが設けられ、蓋部材112と負の外部接続端子151bとの間には、絶縁部材162bが設けられている。このため、蓋部材112が導電性材料を用いて構成されていても、蓋部材112が集電体130bや負の外部接続端子151bと電気的に接続されることを防ぐことができる。
図5は、リチウムイオン二次電池100の、図3のB−B断面における断面図である。図5において、図2、3で示した方向に合わせて、右方に向かう向きをXプラス方向とし、上方に向かう向きをYプラス方向とし、紙面手前向きをZプラス方向とする。
容器111の内部には、発電要素140が2つ収容される。これら2つの発電要素140は、同じ向きで配置され、2つの正極の電極接続部141aは、ともにXマイナス方向に延在し、2つの負極の電極接続部141bは、ともにXプラス方向に延在する。2つの正極の電極接続部141aの間には接続部133aが配置され、これら2つの正極の電極接続部141aと接続部133aとが溶接部20により超音波溶接される。また、2つの負極の電極接続部141bの間には接続部133bが配置され、これら2つの負極の電極接続部141bと接続部133bとが溶接部20により超音波溶接される。
図6は、正極の電極接続部141aと接続部133aとを超音波溶接するとともに、負極の電極接続部141bと接続部133bとを超音波溶接する際の様子を示す図である。図6において、図2、3、5で示した方向に合わせて、右方に向かう向きをXプラス方向とし、紙面奥向きをYプラス方向とし、上方に向かう向きをZプラス方向とする。
上述の超音波溶接が行われる際には、集電体130a、130bは、図6に示すように蓋部材112に固定されている。このため、集電体130aに設けられた接続部133aと正極の電極接続部141aとを超音波溶接すると、超音波による振動が集電体130aを介して蓋部材112に伝わる。また、集電体130bに設けられた接続部133bと負極の電極接続部141bとを超音波溶接すると、超音波による振動が集電体130bを介して蓋部材112に伝わる。
そこで、上述の超音波溶接が行われる際には、弾性体接触部10により、図7に示すように弾性体11を安全弁120に接触させる。弾性体11は、アスカーC7以上かつアスカーC62以下の硬度を有する材料、例えばポリウレタンスポンジや、シリコンスポンジや、ポリイミド発泡体で構成される。この弾性体11は、保持部12に取り付けられている。
なお、弾性体11における安全弁120と接触する側の表面の形状は、平面状で、弾性体11における安全弁120と接触する側の表面の面積は、安全弁120の投影面積よりも大きいものとする。
保持部12は、上述の超音波溶接が行われる際に、蓋部材112を保持する。これによれば、蓋部材112に固定されている集電体130a、130bも保持部12で保持されることになる。保持部12のうち、保持部12が蓋部材112を保持した状態で安全弁120に接触する位置に、弾性体11は取り付けられている。
以上の超音波溶接装置1によれば、以下の効果を奏することができる。
超音波溶接装置1は、集電体130a、130bのそれぞれと電極接続部141a、141bのそれぞれとを超音波溶接する際に、安全弁120に弾性体11を接触させる。このため、安全弁120の振動を弾性体11で吸収することができるので、超音波溶接を行う際に安全弁120を保護することができる。
また、超音波溶接装置1は、蓋部材112を保持する保持部12を備え、保持部12のうち、保持部12が蓋部材112を保持した状態で安全弁120に接触する位置に、弾性体11は取り付けられている。このため、蓋部材112を保持部12で保持させれば、安全弁120に弾性体11を接触させることができる。
また、超音波溶接装置1において、弾性体11の硬度の上限値は、アスカーC62である。このため、安全弁120が、弾性体11と接触することによって変形したり破れてしまったりするのを、防止することができる。
また、超音波溶接装置1において、弾性体11の硬度の下限値は、アスカーC7である。このため、安全弁120と接触することによる弾性体11の摩耗を抑制して、弾性体11を交換する頻度を減少させることができる。
また、超音波溶接装置1において、弾性体11における安全弁120と接触する側の表面の形状は、平面状である。このため、安全弁120に対する弾性体11の位置がずれた場合とずれていない場合とで、弾性体11の安全弁120への接触状態が大きくばらつかないようにすることができる。
また、超音波溶接装置1において、弾性体11における安全弁120と接触する側の表面の面積は、安全弁120の投影面積よりも大きい。このため、保持部12による蓋部材112の保持位置がずれるといった原因によって、安全弁120に対する弾性体11の位置が多少ずれたとしても、安全弁120に弾性体11を確実に接触させることができる。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計なども含まれる。
例えば、上述の実施形態では、安全弁120に弾性体11を接触させるのは、蓋部材112に固定されている集電体130a、130bのそれぞれと、電極接続部141a、141bのそれぞれと、を超音波溶接する際とした。しかし、これに限らず、超音波洗浄のように超音波を用いた処理の際であれば、安全弁120に弾性体11を接触させるものとしてよい。
また、上述の実施形態では、容器111の内部に収容される発電要素140の数は、2つであるものとしたが、これに限らず、例えば3つや4つであるものとしてもよい。
1;超音波溶接装置
10;弾性体接触部
11;弾性体
12;保持部
20;溶接部
100;リチウムイオン二次電池
112;蓋部材
120;安全弁
130a、130b;集電体
141a、141b;電極接続部

Claims (9)

  1. 安全弁が設けられた電池容器、または当該電池容器に取り付けられた部材を処理対象物とし、当該処理対象物に対して超音波を用いた処理を行う超音波処理装置であって、
    前記超音波を用いた処理を行う際に、前記安全弁の少なくとも一部に弾性体を接触させる弾性体接触手段を備えることを特徴とする超音波処理装置。
  2. 前記弾性体接触手段は、前記処理対象物を保持する保持手段を備え、
    前記弾性体は、前記保持手段のうち、当該保持手段が前記処理対象物を保持した状態で前記安全弁に接触する位置に、取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の超音波処理装置。
  3. 前記弾性体の硬度は、予め定められた上限値以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の超音波処理装置。
  4. 前記弾性体の硬度は、予め定められた下限値以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の超音波処理装置。
  5. 前記弾性体における前記安全弁と接触する側の表面の形状は、平面状で、
    前記弾性体における前記安全弁と接触する側の表面の面積は、当該安全弁の投影面積よりも大きいことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の超音波処理装置。
  6. 前記超音波を用いた処理とは、超音波を用いた溶接のことであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の超音波処理装置。
  7. 安全弁が設けられた電池容器、または当該電池容器に取り付けられた部材を処理対象物とし、当該処理対象物に対して超音波を用いた処理を行う超音波処理方法であって、
    前記安全弁の少なくとも一部に弾性体を接触させる第1のステップと、
    前記第1のステップにより前記安全弁に前記弾性体を接触させた状態で、超音波を用いた処理を行う第2のステップと、
    を備えることを特徴とする超音波処理方法。
  8. 前記弾性体は、前記処理対象物を保持する保持手段のうち、当該保持手段が前記処理対象物を保持した状態で前記安全弁に接触する位置に設けられ、
    前記第1のステップにおいて、前記保持手段により前記処理対象物を保持して、前記安全弁の少なくとも一部に前記弾性体を接触させることを特徴とする請求項7に記載の超音波処理方法。
  9. 前記超音波を用いた処理とは、超音波を用いた溶接のことであることを特徴とする請求項7または8に記載の超音波処理方法。
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