JP6302665B2 - スピンナー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ウェーハを洗浄して乾燥させるスピンナー装置に関する。
スピンナー装置には、保持爪でウェーハの外周を保持する保持部と、保持部を回転させる回転機構とを備え、保持部に保持されたウェーハを回転させ、ウェーハに対して洗浄液を噴射してウェーハを洗浄し、乾燥させる構成となっているものがある。
保持爪は、保持爪回動軸を軸として回動可能であり、これにより、ウェーハの径方向に移動する。保持爪は、内側へ向けて付勢されることにより、ウェーハの外周部を保持する。保持爪回動軸は、上記回転機構のスピン回転軸と平行である場合と、平行でない場合とがある(例えば、特許文献1〜4参照)。
特許3909915号 特許4532014号 特許4681148号 特許4089837号
保持爪回動軸がスピン回転軸と平行であるか否かに関わらず、回転機構が保持部を回転させると、保持爪を外側に開く方向に遠心力が働く。したがって、回転機構が保持部を回転させたときにもウェーハを確実に保持するためには、保持爪を内側に向けて付勢する付勢力を強くする必要がある。しかし、付勢力が強いと、ウェーハを保持するときに保持爪が強くウェーハに接触してウェーハの外周が欠ける場合がある。また、ウェーハの欠けを防ぐために保持爪の移動速度を遅くすると、ウェーハを保持するのに時間がかかるので、単位時間当たりに洗浄できるウェーハの数が少なくなる。
本発明は、このような問題にかんがみなされたもので、ウェーハを傷つけたり、単位時間当たりに洗浄できるウェーハの数を減らしたりすることなく、ウェーハを確実に保持することを目的とする。
本発明に係るスピンナー装置は、ウェーハの外周を保持する保持部を少なくとも3つ備える保持機構と、スピン回転軸を中心として該保持機構を回転させる回転駆動部を備えるスピン回転機構と、該保持機構によって保持された該ウェーハに洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、を備え、該保持機構によって保持された該ウェーハを該スピン回転機構によって回転させ該ウェーハを洗浄し乾燥させるスピンナー装置であって、該保持部は、該ウェーハの外周に接触する保持爪と、保持爪回動軸を軸として該保持爪を回動させるアームと、該スピン回転軸に近づく方向へ該保持爪を付勢するばねと、を備え、該アームは、該スピン回転機構による回転により、該保持爪回転軸と該保持爪との間で該保持爪を該スピン回転軸から遠ざける方向の遠心力を打ち消す方向の揚力を発生する揚力発生部を備え、該揚力発生部によって発生した揚力により、該スピン回転軸に近づく方向へ該保持爪を更に付勢し、該ウェーハの保持を維持する。
前記保持爪回動軸は、前記スピン回転軸の方向と平行な方向であり、該スピン回転軸に対して周方向に等間隔に配置されていることが好ましい。
前記保持爪回動軸は、前記スピン回転軸の方向に対して垂直な方向であり、該スピン回転軸に対して周方向に等間隔に配置されていることが好ましい。
本発明に係るスピンナー装置によれば、保持部が回転することにより発生する揚力が、保持爪に作用する遠心力を打ち消すため、回転中もウェーハを確実に保持することができる。また、揚力を利用することで、ばねによる付勢力を強くする必要がないため、ウェーハが欠けるのを防ぐことができ、保持爪の移動速度を遅くする必要がないので、ウェーハを保持するのにかかる時間が長くならず、単位時間当たりに洗浄できるウェーハの数が減ることもない。
スピンナー装置を示す(a)平面視断面図及び(b)側面視破断図。 スピンナー装置においてウェーハを搬入する前の状態を示す(a)平面視断面図及び(b)側面視破断図。 スピンナー装置においてウェーハを搬入可能な状態を示す(a)平面視断面図及び(b)側面視破断図。 スピンナー装置においてウェーハを保持する状態を示す(a)平面視断面図及び(b)側面視破断図。 スピンナー装置においてウェーハを保持して回転可能な状態を示す(a)平面視断面図及び(b)側面視破断図。 第二のスピンナー装置を示す平面図。 第二の保持部を示す分解拡大平面図。 第二の保持部の動作を示す拡大平面図。 第三のスピンナー装置を示す側面図。 第三のスピンナー装置の動作を示す側面図。 第四のスピンナー装置を示す斜視図。 第五のスピンナー装置を示す側面図。 第五の保持部を示す側面図。
図1に示すスピンナー装置10は、基台11と、洗浄水の飛散を防止するケース12と、ウェーハを保持する保持機構13と、保持機構13及び保持機構13によって保持されたウェーハを回転させるスピン回転機構14と、保持機構13によって保持されたウェーハに洗浄水を供給する洗浄水供給手段15とを備え、例えば研削装置に搭載され、ウェーハを洗浄し、乾燥させる機能を有している。
ケース12は、有底円筒状に形成され、底面に排水口121を備え、基台11の外周側に固定されている。
保持機構13は、円柱状の回転シャフト31と、回転シャフト31に固定された上プレート32と、上プレート32に固定された3つの保持部33a〜33cと、円環板状の下プレート34と、下プレート34を昇降させる昇降部35a,35bとを備えている。
回転シャフト31は、中央を±Z方向に貫く貫通孔311を備え、±Z方向に平行なスピン回転軸319を中心として回転可能に基台11に支持されている。
上プレート32は、XY平面に平行で回転シャフト31と同軸の円板状であり、回転シャフト31の回転に伴って、スピン回転軸319を中心として回転する構成となっている。上プレート32は、3つのベアリング321a〜321cを備えている。
保持部33a〜33cは、±Z方向に平行な保持爪回動軸339を軸として回動可能に、ベアリング321a〜321cを介して上プレート32に固定されている。保持部33a〜33cの保持爪回動軸339は、回転シャフト31のスピン回転軸319を中心として、周方向に、等間隔(120度ずつの間隔)で配置されている。これにより、ウェーハを三方から均等な力で保持することができる。
各保持部33a〜33cは、ウェーハの外周に接触する保持爪331と、保持爪回動軸339を軸として保持爪331を回動させるアーム332と、回動の軸となる軸部333と、上プレート32の−Z側に配置されたアーム334と、アーム334の先端において上側に突出して配置された柱部335と、上プレート32に固定され下側に突出する柱部337と、2つの柱部335,337の間に設けられたばね336とを備える。保持爪331は、例えばポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂などの硬いプラスチックで形成されている。アーム332は、一方の端に保持爪331が固定され、他方の端に軸部333が固定され、軸部333の回転に伴って回動し、保持爪331を移動させる。
アーム332は、スピン回転軸319の方へ向かう揚力を発生する揚力発生部338を備えている。揚力発生部338は、例えば、アーム332の側面を内側へ膨らませた形状としており、上プレート32が回転すると、保持部33a〜33cの周囲に相対的な空気流が発生する。この空気流により発生した揚力は、スピン回転軸319に近づく方向へ保持爪331を付勢する。
アーム334は、一方の端に軸部333が固定され、軸部333の回転に伴って回動する。柱部335は、アーム334の他方の端に固定され、アーム334の回動に伴って移動する。柱部335の移動により2つの柱部335,337の間の距離が大きくなると、ばね336の弾性により、2つの柱部335,337の間の距離を縮める方向の力が発生する。これにより、スピン回転軸319に近づく閉じ方向に保持爪331が付勢される。
下プレート34は、XY平面に平行で回転シャフト31と同軸の円板状であり、中央に円形の開口341を有しており、回転シャフト31は、開口341を貫通している。したがって、回転シャフト31が回転しても、下プレート34は回転しない。また、下プレート34は、+Z側の面に、+Z側に突出する3つの突出部342a〜342cを備えている。
各昇降部35a,35bは、下プレート34の−Z側の面に接続されたピストン352と、ピストン352を±Z方向に平行に移動させるシリンダ351とを備え、シリンダ351がピストン352を昇降させることにより、下プレート34が±Z方向に移動する。
スピン回転機構14は、回転シャフト31を回転させるモータなどの回転駆動部41と、回転シャフト31を回転可能に支持するベアリング42と、回転シャフト31と基台11との間の隙間から洗浄水が漏れるのを防ぐパッキン43とを備える。回転駆動部41が回転シャフト31を回転させることにより、上プレート32が回転し、保持部33a〜33cが移動する構成となっている。
洗浄水供給手段15は、洗浄水を供給する洗浄水供給源51と、洗浄水供給源51から供給された洗浄水を貫通孔311に流し込むロータリージョイント52とを備える。洗浄水供給源51から供給された洗浄水は、ロータリージョイント52及び貫通孔311を通り、貫通孔311の上端から噴出する。
次に、スピンナー装置10がウェーハを保持する手順を説明する。
まず、図2に示すように、昇降部35a,35bが下プレート34を+Z方向へ上昇させて、下プレート34の突出部342a〜342cを、保持部33a〜33cのアーム334と同じ高さにする。
次に、図3に示すように、回転駆動部41が回転シャフト31を所定方向に回転させると、保持部33a〜33cのアーム334に下プレート34の突出部342a〜342cが当接し、保持爪回動軸339を軸にしてアーム334が回動する。これに伴って、アーム332が回動し、保持爪331がスピン回転軸319から離れる方向に周回移動する。保持爪331が開き、保持爪331とスピン回転軸319との間の距離がウェーハ60の半径より大きくなるので、開いた3つの保持爪331で囲まれた中央にウェーハ60を搬入することができる。
ウェーハ60の搬入後、図4に示すように、回転駆動部41が回転シャフト31を逆方向に回転させると、保持部33a〜33cのアーム334が下プレート34の突出部342a〜342cから離れ、ばね336の付勢力により、保持爪回動軸339を軸にしてアーム334が逆方向に回動する。これに伴って、アーム332が逆方向に回動し、保持爪331がスピン回転軸319に近づく閉じ方向に周回移動して、ウェーハ60に接触する。保持爪331は、ばね336により、スピン回転軸319に近づく方向へ付勢されているので、その力で、ウェーハ60がクランプされ、保持される。
最後に、図5に示すように、昇降部35a,35bが下プレート34を−Z方向に下降させ、上プレート32が回転しても、アーム334に突出部342a〜342cが当たらない位置に退避させる。このように、スピン回転運動を利用して、保持爪331の開閉をするので、可動部を増やすことなく、保持爪331を開閉することができる。
このようにしてウェーハ60が保持された状態で、回転駆動部41が回転シャフト31を高速(例えば1000RPM)で回転させ、上プレート32及び保持部33a〜33cを回転させると、保持部33a〜33cに保持されたウェーハ60が回転する。洗浄水供給源51から供給される洗浄水は、ロータリージョイント52を介して貫通孔311の上端から噴出し、ウェーハ60の−Z側の面を洗浄する。また、洗浄水供給手段15は、洗浄水供給源51から供給される洗浄水を噴出する洗浄ノズル53を備える。洗浄ノズル53から噴出した洗浄水は、ウェーハ60の+Z側の面を洗浄する。洗浄に供した洗浄水は、排水口121から排水される。保持部33a〜33cがウェーハ60の外周側面を保持してエッジクランプするので、ウェーハ60の両面が洗浄される。
洗浄が終了したら、洗浄水供給源51からの洗浄水の供給を停止する。回転駆動部41が高速回転を続けると、ウェーハ60の上面及び下面に付着した洗浄水が遠心力により飛ばされ、ウェーハ60が乾燥する。
このように、ウェーハ60を洗浄し、あるいは、乾燥させるときには、上プレート32及び保持部33a〜33cを高速で回転させる。これにより、揚力発生部338の周りには、相対的な空気流が発生し、保持爪331をスピン回転軸319に近づける方向の揚力が発生する。一方、保持部33a〜33cが高速回転することにより、保持爪331をスピン回転軸319から遠ざける方向の遠心力が発生する。したがって、保持部33a〜33cがウェーハ60を保持する保持力fは、f=f+f−f(fはばね336による付勢力、fは揚力発生部338による揚力、fは回転による遠心力を示す。)となる。揚力fが遠心力fよりも強く、あるいは遠心力fと同程度であれば、保持力fが弱まることはない。スピン回転中に保持爪331が開くことなく、ウェーハ60を確実に保持することができる。
揚力f及び遠心力fは、いずれも、上プレート32の回転速度が速くなればなるほど大きくなる。したがって、上プレート32の回転速度にかかわらず、揚力fと遠心力fとの差は常にほぼ同じであり、保持力fはほぼ変わらない。これにより、保持力fが強くなり過ぎることも弱くなり過ぎることもなく、常に最適な保持力でウェーハ60を保持することができる。
また、上プレート32の回転速度にかかわらず、保持爪331を閉じる方向に働く揚力fで遠心力fを打ち消すことができるので、ばね336による付勢力fは、上プレート32が回転していない状態で、ウェーハ60を確実に保持できる強さであればよく、ばね336をそれ以上強くする必要はない。このため、ウェーハ60を保持するとき、保持爪331がウェーハ60に対して強く接触してウェーハの外周が欠けるのを防ぐことができる。これにより、保持爪331の移動速度を遅くする必要がないので、単位時間当たりに洗浄できるウェーハ60の数が減るのを防ぐことができる。
図6に示すスピンナー装置10Aは、保持部33Aの数及び形状が、上述したスピンナー装置10の保持部33a〜33cと異なり、それ以外の点は、スピンナー装置10と同様である。
保持機構13は、6つの保持部33Aを有する。保持部33Aは、±Z方向に平行な保持爪回動軸を軸として回動可能に、上プレート32に固定されている。6つの保持部33Aの保持爪回動軸は、回転シャフトのスピン回転軸を中心として、等距離の位置に、60度ずつの間隔で配置されている。これにより、ウェーハを六方から均等な力で保持することができる。
図7に示すように、保持部33Aは、ウェーハの外周に接触する保持爪331Aと、保持爪回動軸を軸として保持爪331Aを回動させるアーム332Aと、回動の軸となる軸部333Aとを備える。アーム332Aは、スピン回転軸の方向へ保持爪331Aを付勢する揚力を発生する揚力発生部338Aを備える。揚力発生部338Aは、アーム332全体を内側へ向けて湾曲させることにより設けられている。
図8に示すように、ウェーハ60を保持した状態で、保持機構13を高速回転させると、保持部33Aの周りに相対的な空気流が発生し、揚力fが発生する。揚力fが遠心力fよりも強く、あるいは同程度であれば、保持力fが弱まることはなく、ウェーハ60を常に確実に保持することができる。
図9に示すスピンナー装置10Bは、保持部33Bの構成が、上述したスピンナー装置10の保持部33a〜33cと異なり、それ以外の点は、スピンナー装置10と同様である。保持部33Bは、柱部337Bが上プレート32の+Z側に配設され、柱部335を有さず、柱部337Bと、アーム332Bとの間にばね336が設けられている。アーム332Bは、±Z方向に長い板状であり、これにより、大きな揚力を得ることができる。
図10に示すように、アーム332Bを回動させて、保持爪331をスピン回転軸から遠ざかる方向へ移動させると、ばね336が伸び、ばね336の弾性により、スピン回転軸に近づく方向に保持爪331Bが付勢される。
図11に示すスピンナー装置10Cは、保持部33Cの構成が、上述したスピンナー装置10の保持部33a〜33cと異なり、それ以外の点は、スピンナー装置10と同様である。
保持部33Cは、比較的太い軸部333Cと、軸部333Cの上面の外周付近に偏心して設けられたアーム332Cと、アーム332Cの先端に設けられた保持爪331Cとを備える。アーム332Cを内側へ向けて湾曲した形状とすることにより揚力発生部が設けられ、スピン回転軸へ近づく方向に保持爪331Cを付勢する揚力を発生する。
図12に示すスピンナー装置10Dは、保持部33Dの構成が、上述したスピンナー装置10の保持部33a〜33cと異なり、それ以外の点は、スピンナー装置10と同様である。
保持部33Dは、±Z方向に対して垂直な保持爪回動軸を軸として回動可能に、上プレート32に固定されている。保持部33Dは、ウェーハ60の外周に接触する保持爪331Dと、保持爪回動軸を軸として保持爪331Dを回動させるアーム332D,334Dと、上プレート32の−Z側の面に配設された柱部337と、アーム334Dと柱部337との間に設けられたばね336とを備える。
図13に示すように、アーム332の−Z側の面を下側へ膨らんだ形状とすることにより、揚力発生部338Dが設けられ、スピン回転軸へ近づく方向に保持爪331Dを付勢する揚力を発生する。
このように、保持爪回動軸は、スピン回転軸と平行でなくてもよい。
保持部の数は、3つや6つに限らない。保持部が3つ以上あれば、ウェーハを確実に保持できるので、いくつあってもよい。また、3つ以上の保持部は、スピン回転軸に対して周方向に等間隔に配置されていることが好ましい。これにより、ウェーハを均等な保持力で保持することができるので、ウェーハの中心がスピン回転軸からずれるのを防ぐことができる。
また、ウェーハを保持する前に保持爪を開くための機構は、上述した構成に限らず、他の構成であってもよい。
保持爪回動軸は、洗浄・乾燥時においてスピン回転機構が回転する方向に対して、アームよりも前側にあってもよいし、後側にあってもよい。
揚力発生部の形状は、上述した形状に限らず、保持爪をスピン回転軸の方向へ付勢する揚力を発生するものであればよい
10,10A〜10D スピンナー装置、
11 基台、12 ケース、121 排水口、
13 保持機構、31 回転シャフト、311 貫通孔、319 スピン回転軸、
32 上プレート、321a〜321c,42 ベアリング、
33a〜33c,33A〜33D 保持部、331,331A〜331D 保持爪、
332,332A〜332D,334,334D アーム、
333,333A,333C 軸部、335,337,337B 柱部、336 ばね、338,338A,338D 揚力発生部、339 保持爪回動軸、34 下プレート、341 開口、342a〜342c 突出部、
35a,35b 昇降部、351 シリンダ、352 ピストン、
14 スピン回転機構、41 回転駆動部、43 パッキン、
15 洗浄水供給手段、51 洗浄水供給源、52 ロータリージョイント、
53 洗浄ノズル、60 ウェーハ

Claims (3)

  1. ウェーハの外周を保持する保持部を少なくとも3つ備える保持機構と、
    スピン回転軸を中心として該保持機構を回転させる回転駆動部を備えるスピン回転機構と、
    該保持機構によって保持された該ウェーハに洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、
    を備え、該保持機構によって保持された該ウェーハを該スピン回転機構によって回転させ該ウェーハを洗浄し乾燥させるスピンナー装置であって、
    該保持部は、
    該ウェーハの外周に接触する保持爪と、
    保持爪回動軸を軸として該保持爪を回動させるアームと、
    該スピン回転軸に近づく方向へ該保持爪を付勢するばねと、を備え、
    該アームは、
    該スピン回転機構による回転により、該保持爪回転軸と該保持爪との間で該保持爪を該スピン回転軸から遠ざける方向の遠心力を打ち消す方向の揚力を発生する揚力発生部を備え、
    該揚力発生部によって発生した揚力により、該スピン回転軸に近づく方向へ該保持爪を更に付勢し、該ウェーハの保持を維持する、スピンナー装置。
  2. 前記保持爪回動軸は、前記スピン回転軸の方向と平行な方向であり、該スピン回転軸に対して周方向に等間隔に配置されている、請求項1記載のスピンナー装置。
  3. 前記保持爪回動軸は、前記スピン回転軸の方向に対して垂直な方向であり、該スピン回転軸に対して周方向に等間隔に配置されている、請求項1記載のスピンナー装置。
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