JP6299659B2 - 燃料電池を搭載した車両及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池を搭載した車両及びその制御方法に関し、特に、車両の水素導入口のリッドセンサに異常が発生した時の対応方法に関する。
特許文献1には、水素導入口と、水素導入口をその内部で保護するリッドボックスと、リッドボックスのリッドドアの開閉状態を検出するリッドセンサと、燃料電池搭載車両の車速を検出する車速センサと、を備えた燃料電池搭載車両が開示されている。この車両は、リッドドアの開状態が検出されかつ車速が停止判断速度以下である場合には、変速機をパーキングロックすることにより車両を走行できない状態にする制御を実行する。
特開2014−14207号公報
しかし、リッドセンサに異常が発生し、リッドドアが開状態であることを示す信号を発信する状態でリッドセンサの出力信号が固着されていると、リッドドアが実際には閉じられているにもかかわらず、車両を走行(移動)できない、という問題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の一形態によれば、燃料電池を搭載した車両の制御方法が提供される。この制御方法は、(a)車両のガス充填口のリッドドアの開閉を検知するリッドセンサの信号が前記リッドドアが開いていることを示す場合は、前記車両の移動を禁止する処理を行い、
(b)前記リッドセンサに異常があるか否かを判定して前記リッドセンサに異常があると判断した場合、または、シフトレバー、アクセルペダル、ブレーキペダル、キースイッチ等の車両運転用の操作部の少なくとも一つに対して、始動時において行われることが想定されていない予め定められた特殊操作が実行されたと判断した場合には、前記リッドセンサの信号が前記リッドドアが開いていることを示す場合であっても前記車両の移動の禁止を解除する処理を行う。この形態によれば、リッドドアが実際には閉まっているにもかかわらずリッドセンサの出力信号がリッドドアが開いていることを示す場合にも、車両の移動の禁止を解除(許可)でき、リッドドアが実際には閉まっているにもかかわらず車両が移動できないことを回避できる。
(1)本発明の一形態によれば、燃料電池を搭載した車両の制御方法が提供される。この制御方法は、(a)車両のガス充填口のリッドドアの開閉を検知するリッドセンサの信号が前記リッドドアが開いていることを示す場合は、前記車両の移動を禁止する処理を行い、(b)前記リッドセンサに異常があるか否かを判定して前記リッドセンサに異常がある場合、または、予め定められた特殊操作が実行された場合には、前記リッドセンサの信号が前記リッドドアが開いていることを示す場合であっても前記車両の移動の禁止を解除する処理を行う。この形態によれば、前記リッドドアが実際には閉まっているにもかかわらずリッドセンサの出力信号がリッドドアが開いていることを示す場合にも、車両の移動の禁止を解除(許可)でき、リッドドアが実際には閉まっているにもかかわらず車両が移動できないことを回避できる。
(2)上記形態の制御方法において、前記特殊操作は、予め定められた特殊操作処理ループが所定の回数実行された後、前記車両の運転者が前記車両のスタータースイッチを押す操作であり、前記特殊操作処理ループは、前記運転者が前記スタータースイッチを押す処理と、予め定められた告知を行う処理と、前記運転者が再度、前記スタータースイッチを押す処理と、を含んでいてもよい。この形態によれば、通常の運転の場合においては行われにくい特殊操作を行うことで、車両の移動の禁止の解除が可能となる。
(3)上記形態の制御方法において、前記告知を行う処理は、前記リッドドアが開いていること、前記リッドドアを閉めるように指示すること、前記特殊操作が必要なことを前記運転者に告知すること、のうち少なくとも1つを含んでいてもよい。この形態によれば、運転者の注意を促すことができる。
(4)上記形態の制御方法において、前記告知を行う処理は、特定の表示を所定の回数または所定の時間、点滅して提示する処理と、前記特定の表示を点滅から非提示に変更する処理と、を含んでいてもよい。この形態によれば、特定の表示を点滅して提示し、点滅から非提示に変更することより、運転者の注意をより促すことができる。
(5)上記形態の制御方法において、前記リッドセンサの信号から、前記リッドドアが予め定められた角度以下に閉まっていることが検知された場合には、前記車両の移動の禁止を解除する処理を行ってもよい。前記リッドドアが予め定められた角度以下に閉まっている場合には、車両の移動の支障がないため、前記リッドセンサに異常があることを判定して、移動の禁止を解除するものである。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、燃料電池を搭載した車両の制御方法の他、燃料電池を搭載した車両等の形態で実現することができる。
燃料電池を搭載した車両を示す説明図。 車両の燃料ガスの充填部から燃料タンクまでを模式的に示す説明図。 リッドドアの開度とリッドセンサの出力信号を示す説明図。 ガスを充填したあとに車両のスタータースイッチをオンにしてからレディ・オンまでの動作を示すフローチャート。 特殊操作の入力履歴の登録及び解除を示すフローチャート。 第2の実施形態における車両のスタータースイッチをオンにしてからスタータースイッチをオフにするまでの動作を示すフローチャート。 リッドセンサの信号の閉固着判定の原理を示す説明図。 閉固着異常判定のフローチャート。
第1の実施形態:
図1は、燃料電池を搭載した燃料電池搭載車両10(以下、単に「車両10」とも呼ぶ。)を示す説明図である。車両10は、燃料電池100と、制御部110(ECU(Electronic Control Unit)とも呼ぶ。)と、スタータースイッチ115(「イグニッションスイッチ115」とも呼ぶ。)と、表示パネル118と、要求出力検知部120と、二次電池130と、電力分配コントローラ140と、駆動モータ150と、ドライブシャフト160と、動力分配ギア170と、車輪180と、燃料タンク200と、を備える。
燃料電池100は、燃料ガスと酸化剤ガスとを電気化学的に反応させて電力を取り出すための発電装置である。燃料タンク200は、燃料電池100に用いられる燃料ガスを貯蔵する。本実施形態では、燃料ガスとして、水素を用いる。制御部110は、要求出力検知部120から取得した要求出力値に基づいて、燃料電池100と二次電池130の動作を制御する。要求出力検知部120は、例えば車両10のアクセルペダル(図示せず)の踏み込み量を検知し、アクセルペダルの踏み込み量の大きさから、運転者からの要求出力(要求出力値)を検知する。制御部110は、要求出力値から、燃料電池100に要求する要求電力量を算出する。
スタータースイッチ115は、車両10の起動状態(レディ・オン状態、アクセサリー状態、イグニッション・オン状態)と、停止状態(オフ状態)と、を切り替えるメインスイッチである。ブレーキペダルが踏まれない状態で1回スタータースイッチ115が押された場合、車両10の状態は、先ずアクセサリー状態となり、さらに1回(2回目)押されるとイグニッション・オン状態(IGオン状態)となり、さらに1回(3回目)押されるとオフ状態となる。さらに1回(4回目)押されると、またアクセサリー状態となる。このように、アクセサリー状態とイグニッション・オン状態とオフ状態とが巡回して切り換わる。ここで、「アクセサリー状態」とは、ラジオなどの電力使用量の少ない特定の補機が使用可能な動作状態であり、「イグニッション・オン状態」は、アクセサリー状態に加えて、エアコンのような電力使用量の大きな特定の補機が使用可能な動作状態を意味する。なお、アクセサリー状態及びイグニッション・オン状態では、車両10を自走させることができない。オフ状態、アクセサリー状態、イグニッション・オン状態のいずれかの状態において、ブレーキペダルが踏まれた状態でスタータースイッチ115が押された場合、車両10は、レディ・オン状態となる。「レディ・オン状態」とは、車両10の自走による移動が可能な状態を意味する。「レディ・オン状態」は、単に「レディ・オン」とも呼ぶ。スタータースイッチ115を押す時にブレーキペダルを踏ませるのは、レディ・オン状態では、車両10が自走可能なため、レディ・オン状態となった後に車両10が運転者の意に反して自走しないように、あらかじめ制動をかけておくためである。レディ・オン状態、または後述する移動禁止状態でスタータースイッチ115が押されると、ブレーキペダルが踏まれていても、踏まれていなくても、車両10はオフ状態となる。なお、上記説明した、スタータースイッチ115が押されたときの車両10の状態の切り替えは、一例であり、上記説明と異なるスタータースイッチ115の押し方によって車両10の状態を切り替えても良い。
表示パネル118は、例えば、上述した車両10の各種の状態、車両10の速度、方向指示、残燃料量、走行距離、各種警告等、車両10の走行に用いられる情報等を表示または提示する。
二次電池130は、例えば車両10の起動直後など、燃料電池100の発電可能出力が小さい場合に、駆動モータ150の電力源として用いられる。なお、燃料電池100の発電可能出力が大きくても、後述する回生等により二次電池130に十分な電力が蓄電されている場合には、車両10を動かすための電力源として二次電池130が用いられても良い。二次電池130を電力源として用いれば、燃料電池100の燃料消費量を少なく出来る。二次電池130として、例えば、ニッケル水素電池や、リチウムイオン電池を採用することが可能である。二次電池130への充電は、例えば、燃料電池100から出力される電力を用いて直接充電することや、車両10が減速するときに車両10の運動エネルギーを駆動モータ150により回生して充電すること、により行うことが可能である。
電力分配コントローラ140は、制御部110からの命令を受けて、燃料電池100から駆動モータ150へ引き出す電力量と、二次電池130から駆動モータ150へ引き出す電力量を制御する。また、電力分配コントローラ140は、車両10の減速時には、制御部110からの命令を受けて、駆動モータ150により回生された電力を二次電池130に送る。駆動モータ150は、車輪180を動かすための電動機として機能する。また、駆動モータ150は、車両10が減速するときには、車両10の運動エネルギーを電気エネルギーに回生する発電機として機能する。ドライブシャフト160は、駆動モータ150が発する駆動力を動力分配ギア170に伝達するための回転軸である。動力分配ギア170は、左右の車輪180へ駆動力を分配する。
図2は、車両10の燃料ガスの充填部から燃料タンクまでを模式的に示す説明図である。図2では、水素ステーション50の一部も図示している。車両10は、少なくとも1つの燃料タンク200と、ガス充填口としてのレセプタクル215と、レセプタクル215と燃料タンク200とを接続する燃料ガス充填管210と、燃料タンク200と燃料電池100とを接続する燃料ガス供給管240と、レセプタクル215を収納するリッドボックス300と、を備える。水素ステーション50は、ガスタンク500と、ガスタンク500に接続されたガス供給管505及び弁530と、弁530に接続されたガス供給ホース510と、ガス供給ホース510の先端に設けられたノズル520と、赤外線送受信機550と、を備える。ガスタンク500は、水素を貯蔵するタンクである。ガス供給ホース510は、ノズル520に接続されたフレキシブルな管である。
レセプタクル215は、水素が充填されるときのガス充填口であり、水素ステーション50のノズル520と嵌合する。また、レセプタクル215は、充填された水素が逆流しないように、逆流防止弁218を有している。燃料ガス充填管210は、レセプタクル215と、燃料タンク200とを接続しており、逆止弁220を有している。この逆止弁220は、燃料タンク200に充填された水素がレセプタクル215に逆流しないようにする機能を有する。逆止弁220と燃料タンク200との間には、主止弁245が設けられている。燃料ガス供給管240の燃料タンク200側の端部は、燃料ガス充填管210の逆止弁220と主止弁245との間に接続されている。燃料ガス供給管240には、レギュレーター250が配置されている。このレギュレーター250は、燃料電池100に供給される燃料ガスの圧力を調整する機能を有する。なお、本実施形態では、燃料タンク200は2つあり、逆止弁220、主止弁245、レギュレーター250も、各燃料タンク200に対応して、それぞれ2つある。燃料ガス充填管210および燃料ガス供給管240には、それぞれ、圧力センサ260、265が配置されている。
リッドボックス300は、レセプタクル215を保護する機能を有する。リッドボックス300は、リッドドア310と、ヒンジ315と、リッドオープナー320と、リッドセンサ330、340と、赤外線送受信機350と、を備える。リッドドア310は、リッドボックス300の蓋であり、ヒンジ315を介してリッドボックス300に連結されている。ヒンジ315には、リッドドア310を開方向に付勢するバネ(図示せず)が設けられている。リッドボックス300のヒンジ315と反対側には、リッド開閉機構320(「リッドオープナー320」とも呼ぶ。)が設けられている。リッド開閉機構320は、リッドドア310を閉状態に維持する機能(ロック機能)と、閉状態を解除する機能(ロック解除機能)とを有する。車両10の運転席の近傍には、リッド開ボタン325が配置されている。このリッド開ボタン325が操作されると、リッド開閉機構320が動作して、リッドドア310が開く。
リッドボックス300には2つのリッドセンサ330、340が設けられている。第1のリッドセンサ330は、リッドオープナー320の近傍に設けられており、第2のリッドセンサ340は、ヒンジ315の近傍に設けられている。リッドドア310が開閉するとき、2つのリッドセンサ330と340は、それぞれリッドドア310が開いているか否かを示す信号を発する。第1のリッドセンサ330の出力信号が「開」から「閉」に切り替わる、あるいは「閉」から「開」に切り替わるときのリッドドア310の開度と、第2のリッドセンサ340の出力信号が「開」から「閉」に切り替わる、あるいは「閉」から「開」に切り替わるときのリッドドア310の開度とは、同じでも良いが、異なっていることが好ましい。ここで「リッドドア310の開度」とは、リッドドア310が閉まっている状態を0°としたときの開いているリッドドア310の角度を意味する。なお、第1のリッドセンサ330と第2のリッドセンサ340は、それぞれ、リッドオープナー320の近傍およびヒンジ315の近傍に配置されていなくても良い。また、リッドセンサは、2つ設ける必要は無く、1つのみ設けるようにしても良い。
レセプタクル215の近傍には、水素ステーション50の赤外線送受信機550と通信を行う赤外線送受信機350が設けられている。なお、水素ステーション50の赤外線送受信機550と通信が可能であれば、赤外線送受信機350は、レセプタクル215の近傍に配置されなくても良い。赤外線送受信機350は、車両10の燃料タンク200に水素を充填するときに、燃料タンク200への水素の充填状態(例えば燃料タンク200の内部の圧力と温度)を赤外線送受信機550に送る。水素ステーション50の制御部(図示せず)は、赤外線送受信機550を介して受信した燃料タンク200の内部の圧力と温度を用いて、燃料タンク200へ供給する水素の流量、圧力を調整する。
図3は、リッドドア310の開度LOと、リッドセンサ330、340の出力信号LS1、LS2を示す説明図である。出力信号LS1、LS2を単に「信号LS1、LS2」と呼ぶ。第1のリッドセンサ330は、リッドドア310が閉状態(LO=0°)から少し開いた小さな開度LO1において、その信号LS1が「閉」から「開」となる。リッドドア310が閉まるときも同様に、この開度LO1において、信号LS1が「開」から「閉」となる。一方、第2のリッドドセンサ340の信号LS2は、リッドドア310が開くときには、LO1よりも大きな開度LO2oに達したときに、「閉」から「開」に切り換わる。また、リッドドア310が閉まるときには、LO2oより小さい開度LO2cに達したときに信号LS2が「開」から「閉」となる。このように、第2のリッドセンサ340の信号LS2は、ヒステリシスを有している。第1のリッドセンサ330の信号LS1についても、同様のヒステリシスを持たせても良い。水素ステーション50のノズル520がレセプタクル215に挿入可能な状態までリッドドア310が開いたときには、2つの信号LS1、LS2は、いずれも「開」となる。
図4は、ガスを充填したあとに車両10のスタータースイッチ115(図1)をオンにしてからレディ・オンまでの動作を示すフローチャートである。ステップS100では、制御部110はスタータースイッチ115のオンを検知すると、ステップS110に移行する。スタータースイッチ115のオンが検知されない場合には、終了する。なお、図4に示すフローチャートでは、スタータースイッチ115が押される場合、ブレーキペダルも踏まれているとする。
ステップS110では、制御部110は、第1のリッドセンサ330の信号LS1がリッドドア310の「開」を示すか否かを判断する。信号LS1が「開」を示す場合には、制御部110は、後述するステップS120に移行する。一方、ステップS110において信号LS1が「閉」を示す場合には、制御部110は、ステップS115に移行し、第2のリッドセンサ340の信号LS2が「開」を示すか否かを判断する。制御部110は、ステップS115において信号LS2が「開」を示す場合には、ステップS120に移行し、信号LS2が「閉」を示す場合には、ステップS170に移行する。換言すれば、2つのリッドセンサ330、340の信号LS1、LS2の少なくとも一方が「開」を示す場合には、ステップS120の処理が実行され、2つの信号LS1、LS2のいずれもが「閉」を示す場合には、ステップS170の処理が実行される。なお、ステップS110において信号LS1が「開」を示す場合、制御部110は、ステップS120の処理を行う前に、ステップS115と同様に、第2のリッドセンサ340の信号LS2が「開」を示すか否かを判断してもよい。この場合、判断がいずれであっても、次の処理はステップS120となる。この処理を加えることにより、(1)2つの信号LS1、LS2のいずれもが「開」を示す状態と、(2)2つの信号LS1、LS2のうちの一方が「開」を示し、他方が「閉」を示す状態と、を区別可能となる。
ステップS120では、制御部110は、運転者(ユーザー)に対して、リッドドア310が開いている旨の告知と、リッドドア310を閉める操作を求める指示と、燃料電池車両10を移動させるための特殊操作の要求と、を行う。これらの告知と、指示と、要求とは、音声または表示パネル118(図1)への表示の一方または両方によって行われることが好ましい。制御部110は、リッドドア310を閉める操作を求める指示としては、例えば、所定時間内にリッドドア310を閉める操作を指示する。ステップS130では、制御部110は、一旦、車両10の移動を禁止する。例えば、制御部110は、駆動モータ150を動作させない、あるいはギアをロックする、などの所定の移動禁止処理を行ってもよい。なお、ステップS120とステップS130の順序は逆であっても良い。
制御部110は、処理をステップS150に移行し、ステップS120で要求した特殊操作入力の履歴が登録されているか否かを判断する。ここで、「特殊操作」とは、シフト操作、アクセルペダル操作、ブレーキペダル操作、キー操作等の運転者の操作であって、通常の始動時の運転では行われることが想定されていない操作を意味し、「特殊操作入力」とは、その特殊操作が車両10に対し行われることを意味する。特殊操作の例として、スタータースイッチ115のオン・オフを数回繰り返す、ブレーキペダルを複数回(例えば5回以上)ポンピングする、ハザードランプを点灯させながらシフト操作を行う、または、ハザードランプを点灯させながらスタータースイッチ115を押すこと等があげられる。特殊操作入力の履歴は、後述するように、制御部110に登録される。ステップS150において、予め定められた時間内に特殊操作入力の履歴が登録されていない場合には、制御部110は、処理を終了し、車両10の移動の禁止を維持する。特殊操作入力の履歴が登録されている場合には、ステップS160に移行し、第1のリッドセンサ330の信号LS1に開固着異常が発生した、あるいは、第2のリッドセンサ340の信号LS2に開固着異常が発生したと判定し、車両10の移動の禁止を1トリップのみ解除し、移動を許可する。ここで、「車両10の移動許可」とは、運転者がアクセルペダルを踏み込むと、これに応じて駆動モータ150が車輪180を駆動する状態にすることを意味する。このときの動力源は、燃料電池100、二次電池130のいずれであっても良い。「1トリップ」とは、スタータースイッチ115が押されて、レディ・オン状態または車両移動禁止状態となった後、スタータースイッチ115を再度押されてオフになるまでの1回の動作を意味する。
制御部110は、ステップS115において、第2のリッドセンサ340の信号LS2が「閉」を示す場合には、ステップS170に移行し、車両10の移動許可を行う。なお、リッドドア310が開いているときに車両10の表示パネルに「開」を示す表示が点灯する構成を有している場合には、その表示を消す処理(ステップS125)を実行しても良い。また、2つのリッドセンサ330、340の異常の判定が制御部110内に登録されている場合には、その登録を削除してもよい。
図5は、特殊操作の入力履歴の登録及び解除を示すフローチャートである。このフローチャートは、スタータースイッチ115のオンによって開始される処理であり、所定の周期で割り込み処理として繰り返し実行される。図5の処理は、図4のステップS120で特殊操作を要求してから、ステップS150で特殊操作入力の履歴の有無を判定するまでの間に少なくとも1回実行される。特殊操作が入力された場合には、制御部110内に、フラグ(特殊操作入力フラグ)がオンに設定される。ステップS180では、制御部110は、特殊操作入力フラグがオンか否かにより、特殊操作がされたか否かを判断する。制御部110は、特殊操作入力がされたと判断した場合には、ステップS182において、特殊操作入力の履歴を「有」に設定し、特殊操作入力フラグをオフに設定する。仮に、この特殊操作入力フラグをオフにしない場合、2回目以降の周期では、ステップS180の判断は、必ずYesとなり、特殊操作が入力されなくても特殊操作入力の履歴が「有」に設定されてしまうという問題が生じ得る。これを避けるために、制御部110は、ステップS182において特殊操作入力フラグをオフにすることが好ましい。ステップS180において、特殊操作入力フラグがオフの場合には、ステップS184に移行する。
制御部110は、ステップS180において、特殊操作入力フラグがオフであると判断した場合には、ステップS184で、2つのリッドセンサ330、340の信号LS1、LS2のいずれもが「閉」を示すかを判断する。2つの信号LS1、LS2のいずれもが「閉」を示す場合には、2つのリッドセンサ330、340に開固着の異常が無いと判断できるため、制御部110は、ステップS188で、特殊操作入力の履歴を「無」に設定する。このように2つのリッドセンサ330、340に開固着の異常が無いと判断できる場合には、制御部110は、特殊操作入力の履歴を「無」に設定して登録を解除できる。
ステップS184において、2つの信号LS1、LS2の少なくとも一方が「開」を示す場合、ステップS186でレディ・オン状態であるか否かを判断する。レディ・オン状態とは、上述したように、車両10の自走による移動が可能、あるいは許可された状態を意味する。制御部110は、例えば図4のステップS160において移動が許可された場合に、レディ・オン状態に設定する。制御部110は、ステップS186においてレディ・オン状態の場合には、ステップS190に移行し、特殊操作入力の履歴を「無」に固定する。この固定状態は、リッドボックス300の修理が完了するまでは、変更不可となる。すなわち、一度ステップS190において特殊操作の履歴が「無」に固定されると、その後にステップS180において特殊操作入力フラグがオンであることが検出された場合にも、特殊操作入力の履歴を「有」に設定することが出来なくなる。この結果、特殊操作の入力によって移動の禁止を解除できるのが1回に制限され、禁止の解除が過度に行われることを防止できる。このような禁止の解除の回数制限は1回でなく複数回としても良い。ステップS186においてレディ・オン状態でない場合には、フローを終了する。
以上、本実施形態によれば、2つのリッドセンサ330、340の少なくとも一方の信号LS1、LS2が「開」を示す場合に、制御部110は、ステップS130において、一旦、車両10の移動を禁止し、その後ステップS150において、特殊操作が行われたと判断した場合には、リッドセンサ330、340に異常があると判定して、車両10の移動の禁止を解除し、移動を許可することができる。
なお、本実施形態では、特殊操作が行われると(ステップS150)、車両10の移動の禁止を解除し、移動を許可しているが、特殊操作が行われること無しに、他の方法又は手段でリッドセンサ330、340に異常があると判定して、車両10の移動の禁止を解除し、移動を許可する構成であってもよい。例えば、リッドドア310が開いているが所定角度以下に閉められていることを検知した場合に、制御部110は、リッドセンサに異常があるものと判定して車両10の移動を許可しても良い。例えば、第1のリッドセンサ330の信号LS1が「閉」を示し、第2のリッドセンサ340の信号LS2「開」を示す場合、リッドセンサ330、340のいずれかに異常があるものと考えられる。すなわち、信号LS1が「閉」を示す場合には、リッドドア310の開度は、LO1以下である。一方、信号LS2が「開」を示す場合には、リッドドア310の開度はLO2o(LO2o>LO1)以上であるので、リッドセンサ330、340のいずれかに異常があるものと考えられる。なお、信号LS1が「閉」固着しているか、否かの判断については、後述する第3の実施形態で説明する。ここで、信号LS1に異常がないと判断された場合、信号LS2が「開」を示す状態で固着していたと判断される。この場合、リッドドア310は、閉状態に近い十分に小さな所定角度以下(LO1以下)に閉められていると考えられる。このように、リッドドア310が予め定められた角度以下に閉まっていることが検知された場合には、リッドセンサ330、340に異常があるか否かにかかわらず、制御部110は、車両10の移動を解除(許可)してもよい。この判定は、2つのリッドセンサ330、340を用いる代わりに、角度を検出するタイプのリッドセンサを用いて行っても良い。また、2つのリッドセンサ330、340のいずれか一方が、角度を検出するタイプのリッドセンサであってもよい。
第2の実施形態:
図6は、第2の実施形態における車両10のスタータースイッチ115をオンにしてからスタータースイッチ115をオフにするまでの動作を示すフローチャートであり、第1の実施形態の図4に対応する図である。第2の実施形態は、図1、図2に示す第1の実施形態と同じ構成を有している。第2の実施形態では、2つのリッドセンサ330、340のいずれかの信号LS1、LS2が「閉」でない場合には、特殊操作として、スタータースイッチ115のオン、オフを所定の条件の下で所定の回数繰り返し行うことで、移動の禁止を解除し、レディ・オン状態にして、車両10の移動を可能にする。
ステップS300において、制御部110は、ブレーキペダルが踏まれた状態でスタータースイッチ115が押されたこと(オンにされたこと)を検知すると、ステップS305に移行する。制御部110は、スタータースイッチ115が押されたことを検知できない場合には、終了する。なお、ブレーキペダルが踏まれない状態でスタータースイッチ115が押されると、上述したように、順にアクセサリー状態、イグニッション・オン状態、オフ状態に遷移する。アクセサリー状態、イグニッション・オン状態のときに、ブレーキペダルが踏まれてスタータースイッチが押された場合にも、ステップS305に移行する。
ステップS305では、制御部110は、2つの信号LS1、LS2がいずれも「閉」を示すか否かを判断する。制御部110は、2つの信号LS1、LS2のいずれもが「閉」を示す場合には、後述するステップS350に移行し、2つの信号LS1、LS2の少なくとも一方が「開」を示す場合には、ステップS310で車両10の移動を禁止する。
ステップS310に続くステップS315では、制御部110は、特殊操作処理ループの実行回数MがMs(Msは1以上の所定の整数)以上か否かを判断する。「特殊操作処理ループ」とは、ステップS300(スタータースイッチ115のオン)から後述するステップS345(スタータースイッチ115のオフ)までの一連の処理ループであり、ステップS300からステップS345まで実行されれば、特殊操作処理ループが1回実行されたことになる。特殊操作処理ループの実行回数Mが、Ms以上の場合には、制御部110は、後述するステップS355に移行し、特殊操作処理ループ回数MがMs未満の場合には、ステップS320に移行する。
ステップS320では、制御部110は、表示パネル118(図1)に「Ready」の文字を点滅して提示するとともに、「リッドドアを閉めて下さい」との表示を行う。「Ready」の文字の点滅による提示は、レディ・オン状態への移行中(移行前)であることを示す。その後、レディ・オン状態に移行できた場合には、「Ready」の文字は、常時点灯状態となり、レディ・オン状態に移行できなかった場合には、後述するように消灯して非提示となる。なお、「Ready」の提示は、必ずしも「Ready」の文字である必要は無く、例えばグリーンランプなどの特定のランプの点灯や、表示パネル118の一部を用いた特定の表示であっても良い。なお、「Ready」の文字も、例えばランプや表示パネル118を用いて提示されるので、特定の表示に含まれる。この特定の表示を「レディ表示」と呼ぶ。「リッドドアを閉めて下さい」との表示は、「リッドドアが開いている旨の表示」に対応する。制御部110は、「リッドドアを閉めて下さい」と表示する代わりに音声により、告知あるいは案内しても良い。また、制御部110は、「リッドドアが開いています」と、表示パネル118への表示や音声によって警告しても良い。制御部110は、これらの表示タイミングについて、いずれを先に表示してもよく、あるいは同時に表示しても良い。と呼ぶ。レディ表示の点滅周期は、0.5秒から2秒程度が好ましい。但し、点滅周期が、例えばバッテリ(図示せず)の電圧に依存する場合には、同じ車両であっても、いつも同じ周期とは限らない。したがって、点滅周期を厳密に規定する必要は無い。なお、第1の実施形態では、制御部110は、燃料電池車両10の移動の禁止を解除するための特殊操作の要求を告知、あるいは指示したが、第2の実施形態では、制御部110は、特殊操作の要求を告知あるいは指示をしなくても良い。また、制御部110は、「リッドドアを閉めて下さい」との告知と、「リッドドアが開いています」との告知または警告と、特殊操作の要求の少なくとも1つを行っても良い。
ステップS330では、制御部110はレディ表示の点滅をN回行ったか否かを判断する。ここで、Nの値としては、3〜5が好ましい。後述するように、本実施形態では、制御部110は、2つの信号LS1、LS2の少なくとも一方が「閉」でない場合に特殊操作を行ってレディ・オン状態にする。このとき、制御部110は、特殊操作としてステップS300から後述するステップS345までの特殊操作処理ループをMs回(Msは、1以上の所定の整数)実行すること要求する。各回の特殊操作処理ループは、N回のレディ表示の点滅を含んでいる。そのため、Nの回数が多いと、レディ・オン状態にするまでの時間がかかる。したがって、Nの値としては10以下の値が好ましく、より好ましくは、3〜5回である。レディ表示の点滅をN回行った場合には、制御部110は、処理をステップS335に移行し、レディ表示の点滅がN回未満の場合には、ステップS320に戻る。なお、制御部110はレディ表示の点滅の回数ではなく、レディ表示の点滅の継続時間で判断しても良い。この場合、点滅の継続時間の判定値としては、5〜10秒程度の値を用いても良い。
ステップS335では、制御部110は、レディ表示を、点滅から非提示に変更する。したがって、車両10の運転者は、レディ表示が消灯されたことを見ることにより、車両10がレディ・オン状態とならなかったことを認識し、特殊操作によりレディ・オン状態への移行を考えることが可能となる。なお、ステップS320(レディ表示の点滅)及びステップS335(レディ表示の点滅表示から消灯への変更)については行わなくても良い。レディ表示が点灯されなければ、運転者は、レディ・オン状態になったと判断可能である。但し、レディ表示の点滅を行った方が、運転者の注意をより引くことが出来る点で好ましい。
ステップS340では、制御部110は、特殊操作処理ループ回数Mの値を1つ増加させる。なお、ステップS340のMを1つ増加させる処理は、ステップS300より後、かつステップS345より前であれば、どこで行っても良い。ステップS345では、スタータースイッチ115が再度押されてオフにされることを待機する。ここで、スタータースイッチ115が押されなかった場合には、車両10は移動禁止状態のまま待機する。スタータースイッチ115が押された場合には、フローを終了する。
上記ステップS305において2つの信号LS1、LS2のいずれもが「閉」を示す場合には、ステップS350に移行し、制御部110は、車両10の状態をレディ・オン状態とし、車両10を移動可能とする。車両10がレディ・オン状態となった場合には、レディ表示は、例えば常時点灯となる。制御部110は、ステップS350では、特殊操作処理ループ回数Mを0にリセットする。この理由は、次にスタータースイッチ115が押されたときに、2つの信号LS1、LS2の少なくとも一方に異常があった場合に、特殊操作処理ループをMs回実行しなければレディ・オン状態とさせないためである。制御部110は、車両10をレディ・オン状態とした場合には、ステップS345に移行する。なお、ステップS345で、スタータースイッチ115がオフにされるまでは、車両10は移動可能である。
特殊操作処理ループがMs回実行された場合には、制御部110は、ステップS355に移行し、ステップS350と同様に、車両10の移動禁止を解除して、レディ・オン状態とし、特殊操作処理ループ回数Mを0にリセットする。このように、制御部110は、2つの信号LS1、LS2の少なくとも一方が「開」を示す場合であっても、特殊操作処理ループがMs回繰り返された後に、スタータースイッチ115がオンにされたときには、車両10の状態をレディ・オン状態とする。特殊操作処理ループ回数Mは、この所定の特殊操作処理ループの実行回数を意味し、特殊操作処理ループ回数Mが回数閾値Ms以上となったときに、特殊操作が実行されたものと判定され、車両10はレディ・オン状態とされる。制御部110が特殊操作処理ループ回数Mを0にリセットした場合、2つの信号LS1、LS2の少なくとも一方が「開」を示す場合特殊操作処理ループがまたMs回実行された後にスタータースイッチ115が押されなければ、車両10をレディ・オン状態にできない。このように、特殊操作処理ループ回数Mを0にリセットすることにより、Ms回に1回しか車両10をレディ・オン状態にできないようにできる。制御部110は、車両10をレディ・オン状態とした場合には、ステップS345に移行する。この場合であっても、ステップS345で、スタータースイッチ115がオフにされるまでは、車両10は移動可能である。
以上、第2の実施形態によれば、2つの信号LS1、LS2の少なくとも一方が「開」を示す場合であっても、特殊操作処理ループ処理がMs回(Msは1以上の所定の整数)行われ、その後にスタータースイッチ115が押される特殊操作が行われたとき、制御部110は、車両10をレディ・オン状態として、車両10の移動を可能とする。
特殊操作処理ループは、運転者が前記スタータースイッチ115を押す処理と、制御部110が予め定められた告知を行う処理と、運転者が再度、スタータースイッチ115を押す処理と、を含んでいるので、通常の運転の場合においては行われにくい特殊操作を行うことで、車両の移動の禁止の解除が可能となる。このとき、告知を行う処理として、リッドドア310が開いていること、リッドドア310を閉めるように指示すること、特殊操作が必要なことを運転者に告知すること、のうち少なくとも1つを含んでいれば良く、運転者の注意を促すことができる。また、レディ表示を所定の回数または所定の時間点灯して提示する処理と、レディ表示を点滅から非提示に変更する処理とを含んでいれば、レディ表示の点滅により運転者(使用者)に走行許可を期待させ、その後、レディ表示を非提示にすることにより走行許可の期待を裏切ることができ、「リッドドアを閉めて下さい」という表示に対する運転者の注意を高めることができる。
本実施形態では、特殊操作処理ループの処理の回数閾値Msを1以上とした。但し、この回数閾値Msが少なすぎると、容易に特殊操作によるレディ・オンが容易に実行されてしまい、多すぎると、特殊操作によるレディ・オンまでの時間がかかる。したがって、特殊操作処理ループの回数閾値Msは、3〜7が好ましく、より好ましくは5である。
なお、図6に示した特殊操作は一例であり、スターターボタン115を押してもレディ・オン状態とならなかった場合には、これ以外の特殊操作を行うようにしても良い。たとえば、シフトレバーをパーキングポジションからドライブポジションに動かし、その後パーキングポジションに戻した後で、スタータースイッチ115を押す操作を特殊操作としてもよい。このとき、シフトレバーを動かす前にアクセルペダルを踏むことをさらに要求してもよい。また、ブレーキペダルを複数回(例えば5回以上)ポンピングした後ブレーキペダルを踏みながらスタータースイッチ115を押す操作を特殊操作としても良く、ハザードランプを点灯させ、その後ブレーキペダルを踏みながらスタータースイッチ115を押す操作を特殊操作としてもよい。また、上述の2種類以上の操作が組み合わされて実行された場合に、特殊操作が実行されたものと判定して、車両10の移動の禁止を解除しても良く、これらの特殊操作の中から車両ごとに移動の禁止の解除が可能な特殊操作を予め定めておいても良い。
特殊操作処理ループとしては、スタータースイッチ115が押された後に、リッドセンサの信号LS1、LS2の信号が、リッドドア310が開いていることを示す場合に特殊操作の入力が必要なことを運転者に告知する処理と、告知処理の後に、スタータースイッチ115が押される(オフにされる)こと、を含む特殊操作処理ループ利用することが好ましい。また、「告知する処理」としては、上述したように「リッドドアを閉めて下さい」との表示を表示パネル118に表示する他、警告音や音声による告知を利用可能である。
第2の実施形態では、レディ・オン状態とできる回数について、「Ms回の操作で1回許可する」以外の制限は設けていないが、第1の実施形態と同様に、特殊操作によりレディ・オン状態とできる回数に制限を設けても良い。
第3の実施形態:
仮にリッドドア310が開いているにもかかわらずリッドセンサ330、340の信号LS1、LS2の両方が「閉」を示す閉固着異常の場合には、水素ステーション50のノズル520が燃料電池車両10のレセプタクル215に接続されたまま車両10が移動するおそれがある。第3の実施形態では、このような閉固着異常の検出について説明する。
図7は、リッドセンサ330、340の信号LS1、LS2の閉固着異常判定の原理を示す説明図である。車両10では、リッドドア310が物理的に開いていれば、水素ステーション50のノズル520を車両10のレセプタクル215に接続し、水素を充填することが可能である。したがって、水素の充填中に車両10の圧力センサ260をモニタし、圧力センサの値が所定の閾値ΔP以上上昇した時に、第1のリッドセンサ330の信号LS1あるいは第2のリッドセンサ340の信号LS2が、「閉」を示す信号であれば、そのリッドセンサは、閉固着していると判断できる。水素の充填は、リッド開ボタン325が押され、リッドドア310が開き、ノズル520がレセプタクル215に接続されてから開始される。例えば、図7の時刻t0から充填が開始される。時刻t1において、圧力センサの値が充填開始時に比べて所定の閾値ΔP以上上昇したとする。時刻t1において、第1のリッドセンサ330の信号LS1あるいは第2のリッドセンサ340の信号LS2が、「閉」を示す信号であれば、そのリッドセンサは、閉固着していると判定できる。図7に示す例では、制御部110は、第1のリッドセンサ330が、閉固着していると判定できる。なお、閾値ΔPは、水素が充填されていることを検出できる程度の十分に小さな値に設定される。
図8は、閉固着異常判定のフローチャートである。ステップS200では、制御部110は、圧力センサ260の出力値が予め定められた正常な範囲内の値を示しているか否かを判断する。圧力センサ260の出力値が予め定められた正常な範囲内である場合には、制御部110は、処理をステップS210に移行する。本実施形態では、圧力の変化を用いてリッドセンサ330、340の閉固着異常を判定するため、圧力が正常な範囲内の値を示していない場合には、判定ができない。この場合に、制御部110は、ステップS200からステップS270に移行し、リッドセンサ330、340の閉固着異常を判定せずに、水素が充填されても、その充填時の圧力上昇値ΔPをクリアする。ステップS210では、制御部110は、第1のリッドセンサ330の信号LS1が、「閉」を示すか否かを判断する。信号LS1が、「閉」を示す場合には、制御部110は、処理をステップS220に移行する。一方、第1のリッドセンサ330の信号LS1が、「開」を示す場合には、第1のリッドセンサ330の閉固着はあり得ないので、制御部110は、前述したステップS270に移行して、水素充填時の圧力上昇値ΔPをクリアする。
ステップS220では、制御部110は、リッド開ボタン325を押すように音声または表示パネル118への表示にて指示する。ステップS230では、制御部110は、リッドドア310が開いたか、閉じたままか、を判断する。具体的には、(1)リッド開ボタン325が押されたこと、あるいは、(2)第2のリッドセンサ340の信号LS2が「閉」から「開」になったこと、を検知する。制御部110は、(1)(2)のいずれか早いほうで判断しても良い。
ステップS240では、水素が充填されるに従って上昇する圧力センサ260の出力値(圧力値)を取得する。ステップS250では、制御部110は、圧力センサ260の出力値が、充填開始よりもΔP以上上昇したか否かを判断する。圧力センサ260の出力値が、充填開始よりもΔP以上上昇していれば、制御部110は、処理をステップS260に移行し、第1のリッドセンサ330が閉固着しているか否かを判断する。すなわち、リッドドア310が開いて水素が充填できている状態で、第1のリッドセンサ330の信号LS1が、「閉」である場合には、制御部110は、第1のリッドセンサ330が閉固着異常を起こしていると判断できる。なお、第2のリッドセンサ340についても同様の方法により、閉固着異常を判断できる。
以上、第3の実施形態によれば、2つのリッドセンサ330、340の閉固着異常を判断できる。なお、2つのリッドセンサ330、340がいずれも閉固着異常の場合には、車両10の移動が禁止されても良い。また、この場合に、第1の実施形態又は第2の実施形態で説明したように、特殊操作の実行に応じて車両10の移動の禁止を解除しても良い。
変形例1:
上記第1の実施形態では、特殊操作の入力があった場合に、制御部110は、特殊操作の履歴を登録した上で、その履歴があるか否かに応じて移動の禁止を解除するか否かを決定していたが、特殊操作の入力を登録せずに、特殊操作の入力に応じて移動の禁止を解除する様にしても良い。
変形例2:
上記実施形態では、2つのリッドセンサ330、340を用いた場合を例にとり説明をしたが、リッドセンサの数は1個でもよく、3個以上であってもよい。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
10…燃料電池車両(車両)
50…水素ステーション
100…燃料電池
110…制御部
115…スタータースイッチ
118…表示パネル
120…要求出力検知部
130…二次電池
140…電力分配コントローラ
150…駆動モータ
160…ドライブシャフト
170…動力分配ギア
180…車輪
200…燃料タンク
210…燃料ガス充填管
215…レセプタクル
218…逆流防止弁
220…逆止弁
240…燃料ガス供給管
245…主止弁
250…レギュレーター
260…圧力センサ
300…リッドボックス
310…リッドドア
315…ヒンジ
320…リッドオープナー
325…リッド開ボタン
330…第1のリッドセンサ
340…第2のリッドセンサ
350…赤外線送受信機
500…ガスタンク
505…ガス管
510…ガス供給ホース
520…ノズル
530…弁
550…赤外線送受信機

Claims (12)

  1. 燃料電池を搭載した車両の制御方法であって、
    (a)車両のガス充填口のリッドドアの開閉を検知するリッドセンサの信号が前記リッドドアが開いていることを示す場合は、前記車両の移動を禁止する処理を行い、
    (b)前記リッドセンサに異常があるか否かを判定して前記リッドセンサに異常があると判断した場合、または、シフトレバー、アクセルペダル、ブレーキペダル、キースイッチの車両運転用の操作部の少なくとも一つに対して、始動時において行われることが想定されていない予め定められた特殊操作が実行されたと判断した場合には、前記リッドセンサの信号が前記リッドドアが開いていることを示す場合であっても前記車両の移動の禁止を解除する処理を行う、制御方法。
  2. 請求項1に記載の制御方法において、
    前記特殊操作は、予め定められた特殊操作処理ループが所定の回数実行された後、前記車両の運転者が前記車両のスタータースイッチを押す操作であり、
    前記特殊操作処理ループは、
    前記運転者が前記スタータースイッチを押す処理と、
    予め定められた告知を行う処理と、
    前記運転者が再度、前記スタータースイッチを押す処理と、を含む、
    制御方法。
  3. 燃料電池を搭載した車両の制御方法であって、
    (a)車両のガス充填口のリッドドアの開閉を検知するリッドセンサの信号が前記リッドドアが開いていることを示す場合は、前記車両の移動を禁止する処理を行い、
    (b)前記リッドセンサに異常があるか否かを判定して前記リッドセンサに異常がある場合、または、予め定められた特殊操作が実行された場合には、前記リッドセンサの信号が前記リッドドアが開いていることを示す場合であっても前記車両の移動の禁止を解除する処理を行い、
    前記特殊操作は、予め定められた特殊操作処理ループが所定の回数実行された後、前記車両の運転者が前記車両のスタータースイッチを押す操作であり、
    前記特殊操作処理ループは、
    前記運転者が前記スタータースイッチを押す処理と、
    予め定められた告知を行う処理と、
    前記運転者が再度、前記スタータースイッチを押す処理と、を含む、
    制御方法。
  4. 請求項2または3に記載の制御方法において、
    前記告知を行う処理は、前記リッドドアが開いていること、前記リッドドアを閉めるように指示すること、前記特殊操作が必要なことを前記運転者に告知すること、のうち少なくとも1つを含む、制御方法。
    制御方法。
  5. 請求項2から4のいずれか一項に記載の制御方法において、
    前記告知を行う処理は、
    特定の表示を所定の回数または所定の時間、点滅して提示する処理と、
    前記特定の表示を点滅から非提示に変更する処理と、を含む、
    制御方法。
  6. 請求項1または3に記載の制御方法において、
    前記リッドセンサの信号から、前記リッドドアが予め定められた角度以下に閉まっていることが検知された場合には、前記車両の移動の禁止を解除する処理を行う、制御方法。
  7. 燃料電池を搭載した車両であって、
    前記車両に燃料ガスを供給するためのガス充填口と、
    前記ガス充填口を保護するリッドボックスと、
    前記リッドボックスの蓋であるリッドドアと、
    前記リッドドアの開閉を検知するリッドセンサと、
    前記車両の移動を制御する制御部と、
    前記車両の起動及び停止を切り替えるスタータースイッチと、
    を備え、
    前記制御部は、前記スタータースイッチがオンにされたとき、
    (a)前記リッドセンサの信号が、前記リッドドアが開いていることを示す場合は、前記車両の移動を禁止する処理を行い、
    (b)前記リッドセンサに異常があるか否かを判定して前記リッドセンサに異常があると判断した場合、または、シフトレバー、アクセルペダル、ブレーキペダル、キースイッチの車両運転用の操作部の少なくとも一つに対して、始動時において行われることが想定されていない予め定められた特殊操作が実行されたと判断した場合には、前記リッドセンサの信号が前記リッドドアが開いていることを示す場合であっても前記車両の移動の禁止を解除する処理を行う、
    車両。
  8. 請求項7に記載の車両において、
    前記特殊操作は、予め定められた特殊操作処理ループが所定の回数実行された後、前記車両の運転者が前記スタータースイッチを押す操作であり、
    前記特殊操作処理ループは、
    前記運転者が前記スタータースイッチを押す処理と、
    予め定められた告知を行う処理と、
    前記運転者が再度、前記スタータースイッチを押す処理と、を含む
    車両。
  9. 燃料電池を搭載した車両であって、
    前記車両に燃料ガスを供給するためのガス充填口と、
    前記ガス充填口を保護するリッドボックスと、
    前記リッドボックスの蓋であるリッドドアと、
    前記リッドドアの開閉を検知するリッドセンサと、
    前記車両の移動を制御する制御部と、
    前記車両の起動及び停止を切り替えるスタータースイッチと、
    を備え、
    前記制御部は、前記スタータースイッチがオンにされたとき、
    (a)前記リッドセンサの信号が、前記リッドドアが開いていることを示す場合は、前記車両の移動を禁止する処理を行い、
    (b)前記リッドセンサに異常があるか否かを判定して前記リッドセンサに異常がある場合、または、予め定められた特殊操作が実行された場合には、前記リッドセンサの信号が前記リッドドアが開いていることを示す場合であっても前記車両の移動の禁止を解除する処理を行い、
    前記特殊操作は、予め定められた特殊操作処理ループが所定の回数実行された後、前記車両の運転者が前記スタータースイッチを押す操作であり、
    前記特殊操作処理ループは、
    前記運転者が前記スタータースイッチを押す処理と、
    予め定められた告知を行う処理と、
    前記運転者が再度、前記スタータースイッチを押す処理と、を含む、
    車両。
  10. 請求項8または9に記載の車両において、
    前記告知を行う処理は、前記リッドドアが開いていること、前記リッドドアを閉めるように指示すること、前記特殊操作が必要なことを前記運転者に告知すること、のうち少なくとも1つを含む、車両。
  11. 請求項8から10のいずれか一項に記載の車両において、
    前記告知を行う処理は、
    特定の表示を所定の回数または所定の時間、点滅して提示する処理と、
    前記特定の表示を点滅から非提示に変更する処理と、を含む、
    車両。
  12. 請求項7または9に記載の車両において、
    前記制御部は、前記リッドセンサの信号から、前記リッドドアが予め定められた角度以下に閉まっていることが検知された場合には、前記車両の移動の禁止を解除する処理を行う、車両。
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