JP6298703B2 - キャップ - Google Patents
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Description
上述したキャップを使用する際は、まずキャップ本体から計量キャップを取り外す。次に、容器本体を傾け、注出筒を通して計量キャップ内に容器本体内の内容物を計量しながら注入する。その後、計量された内容物を計量キャップから注出する。
一方で、流通時や保管時、陳列時等の流通段階においては、計量キャップがキャップ本体に対して予期せず取り外されるのを抑制する必要がある。
本発明に係るキャップは、内容物が収容される容器本体の口部に装着されるとともに、内容物を注出する注出筒が底壁部から立設された有底筒状のキャップ本体と、前記キャップ本体に着脱自在に装着され、前記注出筒を開閉する計量キャップと、を有するキャップであって、前記計量キャップは、有頂筒状の計量カップと、前記キャップ本体における周壁部の外周面にアンダーカット嵌合される装着筒部と、を備え、前記キャップ本体には、前記計量キャップのキャップ軸方向の外側への移動を規制する規制部材が分離可能に連結され、前記計量カップは、前記装着筒部に対して前記キャップ軸方向の外側に突出し、前記規制部材は、前記計量カップが挿通されたリング状に形成されていることを特徴としている。
しかも、計量キャップの装着筒部がキャップ本体の周壁部にアンダーカット嵌合により装着されるため、例えば螺着によって装着されている場合に比べて使用段階での操作性を向上させることができる。
この構成によれば、案内部が、キャップ本体と計量キャップとのキャップ軸周りの相対回転に伴い、計量キャップがキャップ軸方向の外側に向けて案内されるため、周壁部と装着筒部とのアンダーカット嵌合を回転操作によって簡単に取り外すことができる。
図1、図2に示すように、本実施形態のキャップ1は、内容物が収容される有底筒状の容器本体2の口部3に装着される有底筒状のキャップ本体11と、キャップ本体11に着脱自在に装着された有頂筒状の計量キャップ12と、を備えている。なお、容器本体2、キャップ本体11、及び計量キャップ12は、それぞれの中心軸が共通軸上に位置している。以下、この共通軸をキャップ軸Oといい、キャップ軸Oに沿う容器本体2側を単に下側、計量キャップ12側を単に上側という。さらに、キャップ軸O方向から見た平面視で、キャップ軸Oに直交する方向を径方向といい、キャップ軸O周りに周回する方向を周方向という。
また、周壁部14の下端部のうち、縮径部3bよりも下方に位置する部分は、下方に向かうに従い漸次縮径されている。
そして、上述した底壁部15のうち、注出筒24よりも第1方向の他方側に位置する部分には、底壁部15をキャップ軸O方向で貫通する回収孔28が形成されている。この回収孔28は、スリット25内に連通するとともに、スリット25を通して上述した注出口23に連通している。なお、回収孔28は、内容物の注出後、底壁部15上に残存した内容物を回収するための機能に加え、注出時における空気置換の機能も有している。図示の例において、回収孔28における第1方向の他方側に位置する端部は、底壁部15の外周縁に位置している。
計量カップ31の周壁部において、フランジ部32よりも下方に位置する下側部分は、上述した上側部分に比べて拡径されている。なお、下側部分の下端縁は、下方に向かうに従い漸次径方向の外側に向けて延在し、かつ肉厚が薄くなるリップ部を構成している。
規制部材51は、第1方向の他方側に位置する部分が破断可能なヒンジ部52を介して外装筒13の上端縁に回動可能に連結されている。
張出部56の上端縁には、径方向の外側に向けて操作片55が突設されている。
図3に示すように、キャップ1を開封するには、まず操作片55を把持し、操作片55を引き上げ、係止片54と係止突起53との係止を解除する。なお、係止片54を規制部材51から破断して、規制部材51と係止突起53との係止を解除しても構わない。
以上により、計量キャップ12の装着筒部33がキャップ本体11の周壁部14にアンダーカット嵌合され、計量キャップ12がキャップ本体11に装着される。
しかも、計量キャップ12の装着筒部33がキャップ本体11の周壁部14にアンダーカット嵌合により装着されるため、例えば螺着によって装着されている場合に比べて使用段階での操作性を向上させることができる。
また、計量キャップ12の装着時には、キャップ本体11と計量キャップ12とのキャップ軸O方向に沿う接近移動に伴い、案内突部22が案内凹部41内に収容されながら、計量キャップ12がキャップ本体11に装着されることになる。これにより、計量キャップ12の装着時において、キャップ本体11と計量キャップ12との周方向位置を簡単に合わせることができる。
例えば、上述した実施形態では、規制突部57が規制部材51のキャップ軸O方向の全体に亘って形成された構成について説明したが、これに限られない。すなわち、キャップ本体11に対する計量キャップ12の上方移動が規制された構成であれば、例えば規制部材51の下端部のみに規制突部57を形成する等、適宜設計変更が可能である。
また、規制部材51についても、キャップ本体11に対する計量キャップ12の上方移動が規制された構成であれば、リング状に限られない。
さらに、上述した実施形態では、計量カップ31を径方向の外側から囲繞する装着筒部33がキャップ本体11の周壁部14にアンダーカット嵌合される構成について説明したが、これに限られない。例えば、装着筒部33が計量カップ31の下端縁から下方に連なる構成としても構わない。
操作片101の下端部には、径方向の内側に向けて突出する第1係止部144が周方向に沿って延在している。第1係止部144は、上述した第2係止部43に下方から係止されている。
そして、操作片101を解除位置に維持した状態で、計量キャップ12をキャップ本体11に対して上方に向けて引き上げる。これにより、キャップ本体11から計量キャップ12が取り外される。
また、上述した実施形態では、案内突部22及び案内凹部41が三角形状を呈している場合について説明したが、これに限られない。すなわち、キャップ本体11と計量キャップ12との周方向の相対回転に伴い、キャップ本体11と計量キャップ12とをキャップ軸O方向で離脱させる方向に案内する構成であれば構わない。
2…容器本体
3…口部
11…キャップ本体
12…計量キャップ
14…周壁部
21,301,302…案内突部(案内部)
24…注出筒
31…計量カップ
33,133,233…装着筒部
41…案内凹部(案内部)
51…規制部材
O…キャップ軸
Claims (2)
- 内容物が収容される容器本体の口部に装着されるとともに、内容物を注出する注出筒が底壁部から立設された有底筒状のキャップ本体と、
前記キャップ本体に着脱自在に装着され、前記注出筒を開閉する計量キャップと、を有するキャップであって、
前記計量キャップは、
有頂筒状の計量カップと、
前記キャップ本体における周壁部の外周面にアンダーカット嵌合される装着筒部と、を備え、
前記キャップ本体には、前記計量キャップのキャップ軸方向の外側への移動を規制する規制部材が分離可能に連結され、
前記計量カップは、前記装着筒部に対して前記キャップ軸方向の外側に突出し、
前記規制部材は、前記計量カップが挿通されたリング状に形成されていることを特徴とするキャップ。
- 前記周壁部の外周面及び前記装着筒部の内周面には、前記キャップ本体と前記計量キャップとのキャップ軸周りの相対回転に伴い、互いに摺接することで前記計量キャップをキャップ軸方向の外側に向けて案内する案内部が各別に配設されていることを特徴とする請求項1記載のキャップ。
Priority Applications (1)
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JP2014093683A JP6298703B2 (ja) | 2014-04-30 | 2014-04-30 | キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014093683A JP6298703B2 (ja) | 2014-04-30 | 2014-04-30 | キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015209250A JP2015209250A (ja) | 2015-11-24 |
JP6298703B2 true JP6298703B2 (ja) | 2018-03-20 |
Family
ID=54611768
Family Applications (1)
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JP2014093683A Active JP6298703B2 (ja) | 2014-04-30 | 2014-04-30 | キャップ |
Country Status (1)
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- 2014-04-30 JP JP2014093683A patent/JP6298703B2/ja active Active
Also Published As
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JP2015209250A (ja) | 2015-11-24 |
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