JP6296940B2 - 減速装置 - Google Patents

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Description

本発明は、減速装置に関する。
特許文献1に、産業用ロボットに組み込んで使用する減速装置が開示されている。この減速装置は、減速機と、モータと、該減速機とモータとの間に配置されるモータアダプタと、を備えている。
減速装置は、減速機のケーシングの外周に形成したフランジ部を介して産業用ロボットのアーム(相手部材)に取り付けられ、モータの回転を減速して出力することにより、次段のアームを、当該減速装置に取り付けられたアームに対して相対回転させている。
特開2006−263878号公報
もとより、減速装置は、産業用ロボットのアームのほか、様々な相手部材に取り付けて使用される。特定の減速装置を、取り合い寸法の異なる相手部材に取り付けて使用しようとする場合、従来は、ケーシングの外周のフランジ部の形状が異なる新たな減速機、すなわち、相手部材に取り付け得る形状のフランジ部を有するケーシングを備えた減速機を個別に設計・製造して対応するようにしていた。
しかしながら、この手法は、換言するならば、相手部材が変わる度にケーシングを設計・製造する必要があることを意味し、ケーシングは、もともと大型でコストが高い部品であることから、コスト増大の要因となっていた。
本発明は、このような従来の問題を解消するためになされたものであって、より低コストで、種々の相手部材に取り付けることを可能とした減速装置を提供することをその課題としている。
本発明は、減速機と、モータと、前記減速機とモータとの間に配置されるモータアダプタと、を備えた減速装置であって、相手部材を取り付ける相手部材取付用部材を有し、前記減速機は、該減速機のケーシングの外周に突出して設けられる減速機フランジ部を有し、該減速機フランジ部の軸方向一方側に、前記モータアダプタが固定され、該減速機フランジ部の軸方向他方側に、前記相手部材取付用部材が固定され、前記相手部材取付用部材は、前記減速機フランジ部よりも径方向外側に前記相手部材を取り付ける取付部を有し、前記ケーシングは、軸受を支持する部材であり、前記相手部材取付用部材は、軸受を支持しない部材で、前記ケーシングとは別体である構成とすることにより、上記課題を解決したものである。
また、本発明は、減速機と、モータと、前記減速機とモータとの間に配置されるモータアダプタと、を備えた減速装置であって、相手部材を取り付ける相手部材取付用部材を有し、前記減速機は、該減速機のケーシングの外周に減速機フランジ部を有し、該減速機フランジ部の軸方向一方側に、前記モータアダプタが固定され、該減速機フランジ部の軸方向他方側に、前記相手部材取付用部材が固定され、前記相手部材取付用部材は、前記減速機フランジ部よりも径方向外側に前記相手部材を取り付ける取付部を有し、前記減速機フランジ部の外周面が、前記相手部材とのインロー部を構成することにより、同様に上記課題を解決したものである。
また、本発明は、減速機と、モータと、前記減速機とモータとの間に配置されるモータアダプタと、を備えた減速装置であって、相手部材を取り付ける相手部材取付用部材を有し、前記減速機は、該減速機のケーシングの外周に減速機フランジ部を有し、該減速機フランジ部の軸方向一方側に、前記モータアダプタが固定され、該減速機フランジ部の軸方向他方側に、前記相手部材取付用部材が固定され、前記相手部材取付用部材は、前記減速機フランジ部よりも径方向外側に前記相手部材を取り付ける取付部を有し、前記モータアダプタの外周面が、前記相手部材とのインロー部を構成することにより、同様に上記課題を解決したものである。
また、本発明は、減速機と、モータと、前記減速機とモータとの間に配置されるモータアダプタと、を備えた減速装置であって、相手部材を取り付ける相手部材取付用部材を有し、前記減速機は、該減速機のケーシングの外周に減速機フランジ部を有し、該減速機フランジ部の軸方向一方側に、前記モータアダプタが固定され、該減速機フランジ部の軸方向他方側に、前記相手部材取付用部材が固定され、前記相手部材取付用部材は、前記減速機フランジ部よりも径方向外側に前記相手部材を取り付ける取付部を有し、前記相手部材取付用部材が、前記相手部材とのインロー部を有し、前記相手部材取付用部材は、前記減速機フランジ部に隣接して配置される第1の部分と、該第1の部分の内端部から軸方向反モータ側に突出する第2の部分と、を有し、該第2の部分の外周面が、前記相手部材とのインロー部を構成することにより、同様に上記課題を解決したものである。
本発明に係る減速装置では、減速機のケーシングの外周に備えられた減速機フランジ部の軸方向一方側にモータアダプタが固定されると共に、軸方向他方側に相手部材取付用部材が固定される。相手部材取付用部材は、減速機フランジ部よりも径方向外側に相手部材を取り付ける取付部を有している。
これにより、高コストな減速機のケーシングを新たに設計・製造することなく、相手部材取付用部材を介して、種々の寸法あるいは形状の相手部材に減速装置を取り付けることができる。この結果、相手部材との取り合い確保のためのコストを低減でき、減速装置全体のコストを低減することができる。
本発明によれば、より低コストで、種々の相手部材に取り付けることを可能とした減速装置を得ることができる。
本発明の実施形態の一例に係る減速装置の全体断面図 図1の減速装置の要部拡大断面図 相手部材取付用部材の変形例を示す要部拡大断面図
以下、図面に基づいて本発明の実施形態の一例について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例に係る減速装置の全体断面図、図2は、図1の減速装置の要部拡大断面図である。
この減速装置10は、減速機11と、モータ12と、減速機11とモータ12との間に配置されるモータアダプタ14と、を備え、全体がベース(相手部材)16に取り付けられた状態で使用される。
以下、より具体的な構成を詳述する。
減速機11の入力軸18は、中空部18Aを有し、モータ12のモータ軸15が該中空部18Aに挿入されている。モータ軸15と入力軸18は、摩擦クランプ装置19のクランプ力にて連結されている。入力軸18には、3個の偏心体20が一体的に形成されている。偏心体20の外周には、ころ22を介して3枚の外歯歯車24が揺動自在に組み込まれている。各外歯歯車24は、内歯歯車26に内接噛合している。
内歯歯車26は、ケーシング28と一体化された内歯歯車本体26Aと、該内歯歯車本体26Aに回転自在に支持され、該内歯歯車26の内歯を構成する円柱状のピン26Bとで構成されている。このため、ケーシング28には、当該ピン26Bを回転自在に保持するためのピン溝26Cが内歯の数(ピン26Bの数)だけ軸方向に沿って穿設されている。内歯歯車26の内歯の数は、外歯歯車24の外歯の数よりも僅かだけ(この例では1だけ)多い。
外歯歯車24には、各中心C24からオフセットした位置に貫通孔24Aが形成されている。この貫通孔24Aを、ピン部材30(より具体的には、ピン部材30に外嵌されたローラ部材31)が偏心体20の偏心量の2倍の隙間を有して貫通している。ピン部材30は、外歯歯車24の軸方向反モータ側に配置された第1キャリヤ32と一体化されている。第1キャリヤ32は、該ピン部材30を介して外歯歯車24の軸方向モータ側に配置された第2キャリヤ34とボルト33によって連結されている。第1、第2キャリヤ32、34は、アンギュラ玉軸受36、38によってケーシング28に回転自在に支持されると共に、玉軸受40、41を介して前記入力軸18を回転自在に支持している。
この実施形態では、軸方向反モータ側の第1キャリヤ32は、減速機11のケーシング28の出力側カバーの機能を兼ねており、また、この第1キャリヤ32が減速機11の出力部材を構成している。第1キャリヤ32にはタップ穴32Aを介してマガジン等の回転円盤(被動体)42が連結され、回転円盤42は、該第1キャリヤ32の回転により回転駆動される。
ここで、この減速装置10のベース(相手部材)16への取り付けに関係する構成について詳細に説明する。
前述したように、減速装置10は、減速機11と、モータ12と、減速機11とモータ12との間に配置されるモータアダプタ14と、を備え、全体がベース(相手部材)16に取り付けられた状態で使用される。
減速装置10の減速機11は、ケーシング28の外周に、径方向に突出する減速機フランジ部50を備えている。減速機フランジ部50は、軸方向一方側に軸と直角の第1面50Aを有し、軸方向他方側に軸と直角の第2面50Bを有している。なお、本実施形態において、軸方向とは、モータ12のモータ軸15の軸方向を指している。また、内歯歯車26や第1キャリヤ(減速機11の出力部材)32の軸方向を指していると言うこともできる。この実施形態では、減速機フランジ部50の外周面50Cの外径は、d50Cである。減速機11のケーシング28の外周面28Aの外径は、d28Aである。すなわち、減速機フランジ部50の、ケーシング28の外周面28Aからの突出高さh50は、{(d50C−d28A)/2}である。
減速装置10は、該減速装置10をベース(相手部材)16に取り付けるためのベース取付用部材(相手部材取付用部材)60を有している。ベース取付用部材60は、この実施形態では、平板リング状のフランジ部材で構成されている。
ベース取付用部材60の内周面60Aの内径D60Aは、減速機11のケーシング28の外周面28Aの外径d28Aと略同一である(d28A≒D60A:ただし、隙間嵌め)。つまり、ベース取付用部材60は、該ベース取付用部材60の内周面60Aが、減速機11のケーシング28の外周面28Aとのインロー部を構成している。これにより、組み付け時において後述するベース部ボルト挿通孔60S1とフランジ部ボルト挿通孔50Sとの径方向の位量合わせが容易となる。
この実施形態では、ベース取付用部材60の外周面60Bの外径d60Bは、減速機フランジ部50の外周面50Cの外径d50Cよりも大きく(d60B>d50C)、ベース取付用部材60は、減速機フランジ部50よりも径方向外側にベース16を取り付ける取付部60Cを有している。
なお、ここでの「取付部」は、「相手部材取付用部材において、該相手部材取付用部材が、相手部材と接触する部分」を指している。この例では、「ベース取付用部材60において、該ベース取付用部材60が、ベース16の軸方向反モータ側端面16Gと接触する部分」に相当している。
また、この実施形態では、ベース取付用部材60は、減速機フランジ部50と径方向同位置に、減速機フランジ部50に固定される固定部60Eを有している。ここでの「固定部」は、「相手部材取付用部材において、該相手部材取付用部材が、減速機フランジ部と接触する部分」を指している。この例では、「ベース取付用部材60において、該ベース取付用部材60が、減速機フランジ部50の第2面50Bと接触する部分」に相当している。
この「取付部」と「固定部」は、例えば後述する構成例のように、必ずしも、この実施形態のように連続していないことがある。つまり、(軸方向から見て)「取付部」と「固定部」の径方向の位置が、離れていることもあれば、逆に重なっていることもある(後に詳述)。
この実施形態では、減速機フランジ部50の軸方向一方側に(第1面50Aに)、モータアダプタ14が固定される。また、減速機フランジ部50の軸方向他方側に(第2面50Bに)、ベース取付用部材60が固定される。
具体的には、減速機フランジ部50には、第1面50Aおよび第2面50Bを貫通するフランジ部ボルト挿通孔50Sが、軸と平行に形成されている。第1面50A側に当接するモータアダプタ14には、アダプタ部タップ穴14Tが形成され、第2面50B側に当接するベース取付用部材60には、ベース部ボルト挿通孔60S1が形成されている。アダプタ部タップ穴14T、およびベース部ボルト挿通孔60S1は、減速機フランジ部50のフランジ部ボルト挿通孔50Sと形成ピッチ円が同一であり(全てP71)、かつ周方向の位置が同一である。
ベース取付用部材60とモータアダプタ14は、該アダプタ部タップ穴14T、およびベース部ボルト挿通孔60S1を介して、減速機フランジ部50と共に、同一の第1連結ボルト71によって共締めされる。第1連結ボルト71は、ベース取付用部材60に反モータ側(反ベース側)から挿入されている。
ベース16は、ベース取付用部材60を介して減速機11の減速機フランジ部50に固定される。具体的には、ベース取付用部材60の取付部60Cには、取付部ボルト挿通孔60S2が形成されている。また、ベース16には、該取付部ボルト挿通孔60S2と同一の位置にタップ穴16Tが形成されている。取付部ボルト挿通孔60S2とタップ穴16Tは、形成ピッチ円が同一であり(共にP73)、かつ周方向の位置が同一である。この構成により、ベース16は、ベース取付用部材60の取付部ボルト挿通孔60S2に、第2連結ボルト73を反モータ側(反ベース側)から挿通し、該第2連結ボルト73をベース16のタップ穴16Tと螺合させることによって、ベース取付用部材60に固定可能である。
この実施形態では、減速機フランジ部50の外周面50Cの外径d50Cが、相手部材であるベース16の内周面16Bの内径D16Bと略同一であり、減速機フランジ部50の外周面50Cが、相手部材であるベース16とのインロー部を構成している。また、図2から明らかなように、この実施形態では、モータアダプタ14の外周面14Aの外径d14Aも内径D16Bと略同一であり、モータアダプタ14の外周面14Aも、相手部材であるベース16とのインロー部を構成している。
このように、減速機フランジ部50の外周面50C、あるいはモータアダプタ14の外周面14Aの双方がベース16とのインロー部を構成していると、軸方向に広範囲なインロー部を構成することができ、減速機11とベース16とを高い剛性で連結することができる。ただし、必ずしも減速機フランジ部50の外周面50Cおよびモータアダプタ14の外周面14Aの双方が、ベース16とのインロー部を構成する必要はない。すなわち、どちらか一方のみが、ベース16とのインロー部を構成するようにしてもよい。
因みに、例えば、後述するような、相手部材とのインロー部を有する相手部材取付用部材を採用したときは、減速機フランジ部およびモータアダプタが、相手部材とのインロー部を全く有しない構成であっても、相手部材との連結が可能である。逆に、減速機フランジ部、モータアダプタ、および相手部材取付用部材の全てが相手部材とのインロー部を有するようにすることも可能である。
なお、この実施形態では、組付け時の便宜を考慮して、ベース取付用部材60の内周面60Aの内径D60Aを、ケーシング28の外周面28Aの外径d28Aと略一致させて(インロー嵌合させて)いた。しかし、ベース取付用部材60の内周面60Aの内径D60Aは、必ずしもケーシング28の外周面28Aの外径d28Aと一致させる必要はない(必ずしもインロー嵌合させる必要はない)。別言するならば、ベース取付用部材60の固定部60Eは、必ずしも減速機フランジ部50の第2面50Bの「全面」と接触する構成とされていなくてもよい。
なお、符号75は、Oリングであり、オイルシール77と共に、減速機11内の潤滑剤を封止している。すなわち、本実施形態に係るモータアダプタ14は、減速機11とモータ12とを連結する、という本来のモータアダプタ14の機能を有すると共に、減速機11のケーシング28の入力側カバーの機能も兼ねている。また、本実施形態では、このモータアダプタ14の外周面14Aの外径d14Aが、モータ12の最外径d12よりも大きくなるように形成してある。
これにより、モータ12の全体を、ベース16の内周面16B(つまりベース16のモータアダプタ14に対する開口部)を通って、該開口部16Bよりも軸方向反減速機側に位置決めさせることができる。
次に、この減速装置10の作用を説明する。
始めに、減速機11の駆動系の作用を簡単に説明する。
モータ12のモータ軸15が回転すると、該モータ軸15に摩擦クランプ装置19を介して連結された入力軸18が一体的に回転する。入力軸18の回転によって偏心体20が回転すると、該偏心体20の外周にころ22を介して組み込まれている外歯歯車24が揺動する。外歯歯車24は、内歯歯車26に内接噛合しているため、この揺動によって内歯歯車26との噛合位置が順次ずれてゆく現象が発生する。
これにより、外歯歯車24は、入力軸18が1回回転する毎に、固定状態にある内歯歯車26に対して歯数差分(1歯分)だけ位相がずれ、自転する。この自転成分が、該外歯歯車24を貫通しているピン部材30に伝達され、ピン部材30を支持している第1、第2キャリヤ32、34が回転する。第1、第2キャリヤ32、34の回転により、第1キャリヤ32にタップ穴32Aを介して連結されているマガジン等の回転円盤42が駆動される。なお、外歯歯車24の揺動成分は、ピン部材30と貫通孔24Aとの隙間によって吸収される。
ここで、本実施形態に係る減速装置10においては、減速機フランジ部50のフランジ部ボルト挿通孔50Sの形成ピッチ円P71は、ベース16の内周面16Bの内径D16Bより小さい。そのため、当該減速機フランジ部50のフランジ部ボルト挿通孔50Sを用いて減速機11をベース16に直接取り付けることはできない。従来は、このような場合、ケーシングの減速機フランジ部をより大きく形成し直したものを製造して対応するようにしていた。そして、ケーシングの減速機フランジ部を大きくすると、該減速機フランジ部の軸方向一方側に固定されるべきモータアダプタも大きく変更しなければならないため、コストの増大が大きかった。
しかし、本実施形態の構成によれば、ベース取付用部材60を介して減速機11の減速機フランジ部50にベース16を取り付けることができる。減速機フランジ部50のフランジ部ボルト挿通孔50Sは、モータアダプタ14の連結については、変更なくそのまま使用することができため、モータアダプタ14も変更することなく、そのまま流用できる。したがって、従来の「相手部材に合わせて減速機フランジ部およびモータアダプタの双方を変更する手法」と比べ、大幅な低コスト化が図れる。
とりわけ、本実施形態では、減速機11のケーシング28が、内歯歯車26の内歯歯車本体26Aを兼ねており、該ケーシング28の内周側にピン26Bを回転自在に保持するためのピン溝26Cが形成されるような構成とされている。このため、ケーシング28の製造コストが特に高い。そのため、種々の相手部材に対して、内歯歯車の機能を有する減速機11のケーシング28を再製造しなくて済むというコスト低減効果は、特に大きい。
なお、このモータアダプタ14の(ベース16とのインロー部を構成する)外周面14Aの外径d14Aは、モータ12の最外径d12よりも大きい。このため、モータ12全体をそっくりベース16の開口部16Bを通過させて、該開口部16Bよりも反減速機側に位置決めすることができる。これにより、ベース16から減速装置10が突出する寸法L1(図1)を小さくすることができる。
また、メンテナンス時等において、モータ12を取り付けた状態のまま、減速装置10をベース取付用部材60側(反モータ側:反相手部材側)から取り外すことができるため作業性が非常に良い。また、モータアダプタ14、ベース取付用部材60、およびベース16が、いずれもベース取付用部材60側(反モータ側:反相手部材側)から挿通した第1、第2連結ボルト71、73によって相互に連結されるように構成したため、当該取り外し作業および再固定作業を、全てベース取付用部材60側から行うことができ、この点でも作業性が良い。
図3に、上記実施形態の変形例を示す。
図3(A)でも、ベース取付用部材(相手部材取付用部材)80は、減速機フランジ部50よりも径方向外側にベース16を取り付ける取付部80Cを有している。また、ベース取付用部材80は、減速機フランジ部50と径方向同位置に、減速機フランジ部50に固定される固定部80Eを有している。しかし、この図3(A)の例では、(軸方向から見て)取付部80Cと固定部80Eの径方向の位置が離れている。つまり、「ベース取付用部材80において、該ベース取付用部材80が、ベース16と接触する部分である取付部80C」と、「ベース取付用部材80において、該ベース取付用部材80が、減速機フランジ部50と接触する部分である固定部80E」の径方向の位置が、軸方向から見たときに離れている。
具体的には、ベース取付用部材80は、その断面がT字状とされ、減速機フランジ部50に隣接して配置され、取付部80Cおよび固定部80Eが設けられたリング状部80Rと、該リング状部80Rのモータ側の面から突出されたスペーサ部80Kを有している。スペーサ部80Kは、減速機フランジ部50の外周面50C(およびモータアダプタ14の外周面14A)とベース16の内周面16Bとの間に配置されている。スペーサ部80Kの内周面80K1が、減速機フランジ部50およびモータアダプタ14の少なくとも一方(本実施形態では両方)とのインロー部を構成し、スペーサ部80Kの外周面80K2が、ベース16とのインロー部を構成している。
つまり、この実施形態では、ベース取付用部材80が、減速機フランジ部50およびモータアダプタ14の少なくとも一方(この実施形態では両方)とのインロー部を構成するスペーサ部内周面80K1と、ベース16とのインロー部を構成するスペーサ部外周面80K2との両方を有していることになる。
そのため、このベース取付用部材80のスペーサ部80Kの厚さ(径方向長さ)W80Kを調整(変更)することにより、ベース取付用部材80の取付部80Cの取付部ボルト挿通孔80S2の形成ピッチ円と、ベース16のタップ穴16Tの形成ピッチ円とを合わせることができる。つまり、この図3(A)の構成例のように、ベース16の内周面16Bの内径D16Bが減速機フランジ部50の外周面50Cの外径d50C(やモータアダプタ14の外周面14Aの外径)よりも大きいような場合においても、ベース取付用部材80のスペーサ部80Kの厚さW80Kを調整するだけで対応できる。
なお、この図3(A)におけるベース取付用部材80では、固定部80Eでの軸方向長さL80Eと、取付部80Cでの軸方向長さL80Cが同一とされている(L80E=L80C)。しかし、該固定部80Eでの軸方向長さL80Eと、取付部80Cでの軸方向長さL80Cは、異ならせてもよい。これにより、減速機フランジ部50の軸方向他方側の第2面50Bの軸方向位置と、ベース16の軸方向反モータ側端面16Gとのずれをも吸収することができるようになる(あるいは、積極的に軸方向位置をあえてずらした状態で減速機11をベース16に取り付けることができるようになる)。
その他の構成については、先の実施形態と同様の構成を有している。そのため、作用効果についても、先の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
図3(B)の構成例では、断面がL字状のベース取付用部材90が採用されている。
より具体的には、このベース取付用部材90は、減速機フランジ部50に隣接して配置される第1の部分90Pと、該第1の部分90Pの内端部から軸方向反モータ側に突出する第2の部分90Qと、を有し、その結果、全体の断面形状がL字状となっている。前記第1の部分90Pは、前述した図1および図2のベース取付用部材60と類似する、平板リング状のフランジ部材で構成されている。
このベース取付用部材90は、第2の部分90Qの外周面90K3が、ベース16の内周面16Bと接触し、該ベース16とのインロー部を構成している。
また、このベース取付用部材90は、内側面(第1の部分90Pの内周面および第2の部分90Qの内周面)90K1が、減速機11のケーシング28の外周面28Aに接触し、該外周面28Aとのインロー部を構成している。
また、このベース取付用部材90は、第1の部分90Pのモータ側端面90K2の一部が、減速機フランジ部50の軸方向他方側の第2面50Bに接触し、接触した部分が(減速機フランジ部50の軸方向他方側の第2面50Bに固定される)固定部90Eを構成している。
さらに、このベース取付用部材90は、第1の部分90Pの反モータ側端面90K4が、ベース16の軸方向モータ側端面16Hに接触し、接触した部分が、(減速機フランジ部50よりも径方向外側にベース16を取り付ける)取付部90Cを構成している。
取付部90Cは、固定部90Eよりも径方向外側に位置しているが、より具体的には、取付部90Cと固定部90Eは、軸方向から見て、径方向の位置がδだけ重なっている。
この構成により、「ベース16の内周面16Bの内径D16Bが、減速機フランジ部50の外周面50Cの外径d50C(やモータアダプタ14の外周面14Aの外径)より、僅かだけ(δだけ)小さい」というような場合であっても、第2の部分90Qの径方向厚さW90K3を調整するだけで対応することができる。つまり、第2の部分90Qの径方向厚さW90K3を調整することにより、減速機11のケーシング28の外周面28Aとベース16の内周面16Bとの間の距離(W90K3)を調整することができ、これにより、取付部90Cの取付部ボルト挿通孔90S2の形成ピッチ円と、ベース16のタップ穴16T1の形成ピッチ円との位置を合わせる(調整する)ことができる。
このように、本発明において、「相手部材取付用部材は、減速機フランジ部よりも径方向外側に相手部材を取り付ける取付部を有する」という構成には、「相手部材取付用部材の取付部の一部のみが、減速機フランジ部よりも径方向外側に位置する構成」が含まれる。
なお、この図3(B)のベース取付用部材90は、さらに、ベース取付用部材90の第1の部分90Pのモータ側端面90K2と反モータ側端面90K4との間の軸方向長さL90Cを調整することにより、減速機フランジ部50の軸方向他方側の第2面50Bと、ベース16の軸方向モータ側端面16Hとの間の距離を調整することができる。これにより、減速機フランジ部50の軸方向他方側の第2面50Bの軸方向位置とベース16の軸方向モータ側端面16Hとのずれを吸収することができるようになる(あるいは、積極的に軸方向位置をあえてずらした状態で減速機11をベース16に取り付けることができるようになる)。
すなわち、この構成例によっても、ベース取付用部材90の寸法調整のみで、さまざまな減速機11において、ケーシング28の外周面28Aや減速機フランジ部50の外周面50Cの寸法や形成位置に対応して、さまざまな形状或いは大きさのベース(相手部材)16を自由に取り付けることができる。
なお、この図3(B)の構成例では、ベース16が、ベース取付用部材90よりも反モータ側に位置している。そして、ベース取付用部材90の減速機フランジ部50への固定を第3連結ボルト76で反モータ側から行うとともに、ベース取付用部材90とベース16との固定を、モータ12側から挿入された第4連結ボルト78によって行っている。このように、相手部材取付用部材と相手部材との位置関係、あるいは相手部材取付用部材と相手部材とを連結する際のボルトの挿入方向については、相手部材取付用部材の形状の選定により、自由に選択することができる。相手部材取付用部材の形状は、上記例に限定されない。
その他の構成については、既に説明した実施形態と同様の構成を有している。そのため、作用効果についても、既に説明した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記実施形態では、偏心体を有する入力軸(偏心体軸)が内歯歯車の軸心(径方向中央)に1本のみ存在する中央クランクタイプと称される偏心揺動型減速機構を有する減速機が示されていたが、本発明に係る減速装置の減速機の減速機構は、特にこの例に限定されない。例えば、内歯歯車の軸心からオフセットした位置に、複数の偏心体軸を有し、この複数の偏心体軸に備えられた偏心体を同期して回転させることによって外歯歯車を揺動させる、いわゆる振り分けタイプと称される減速機構であってもよい。さらには、単純遊星減速機構であってもよいし、平行軸減速機構、直交軸減速機構等であってもよい。
また、相手部材も、実施形態で例示したベースに限定されず、減速装置が設置される種々の装置や、その周辺部材(例えば、支柱等)とすることができる。
10…減速装置
11…減速機
12…モータ
14…モータアダプタ
16…ベース(相手部材)
24…外歯歯車
26…内歯歯車
28…ケーシング
50…減速機フランジ部
60…ベース取付用部材(相手部材取付用部材)
60C…取付部

Claims (7)

  1. 減速機と、モータと、前記減速機とモータとの間に配置されるモータアダプタと、を備えた減速装置であって、
    相手部材を取り付ける相手部材取付用部材を有し、
    前記減速機は、該減速機のケーシングの外周に突出して設けられる減速機フランジ部を有し、
    該減速機フランジ部の軸方向一方側に、前記モータアダプタが固定され、
    該減速機フランジ部の軸方向他方側に、前記相手部材取付用部材が固定され、
    前記相手部材取付用部材は、前記減速機フランジ部よりも径方向外側に前記相手部材を取り付ける取付部を有し、
    前記ケーシングは、軸受を支持する部材であり、
    前記相手部材取付用部材は、軸受を支持しない部材で、前記ケーシングとは別体である
    ことを特徴とする減速装置。
  2. 請求項1において、
    前記相手部材取付用部材は、平板リング状の部材で構成される
    ことを特徴とする減速装置。
  3. 減速機と、モータと、前記減速機とモータとの間に配置されるモータアダプタと、を備えた減速装置であって、
    相手部材を取り付ける相手部材取付用部材を有し、
    前記減速機は、該減速機のケーシングの外周に減速機フランジ部を有し、
    該減速機フランジ部の軸方向一方側に、前記モータアダプタが固定され、
    該減速機フランジ部の軸方向他方側に、前記相手部材取付用部材が固定され、
    前記相手部材取付用部材は、前記減速機フランジ部よりも径方向外側に前記相手部材を取り付ける取付部を有し、
    前記減速機フランジ部の外周面が、前記相手部材とのインロー部を構成する
    ことを特徴とする減速装置。
  4. 減速機と、モータと、前記減速機とモータとの間に配置されるモータアダプタと、を備えた減速装置であって、
    相手部材を取り付ける相手部材取付用部材を有し、
    前記減速機は、該減速機のケーシングの外周に減速機フランジ部を有し、
    該減速機フランジ部の軸方向一方側に、前記モータアダプタが固定され、
    該減速機フランジ部の軸方向他方側に、前記相手部材取付用部材が固定され、
    前記相手部材取付用部材は、前記減速機フランジ部よりも径方向外側に前記相手部材を取り付ける取付部を有し、
    前記モータアダプタの外周面が、前記相手部材とのインロー部を構成する
    ことを特徴とする減速装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記相手部材取付用部材が、前記相手部材とのインロー部を有し、
    前記相手部材取付用部材は、前記減速機フランジ部と前記相手部材との間に配置されるスペーサ部を有し、該スペーサ部の外周面が、前記相手部材とのインロー部を構成する
    ことを特徴とする減速装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    前記ケーシングは、内歯歯車の機能を有する単一の部材である
    ことを特徴とする減速装置。
  7. 減速機と、モータと、前記減速機とモータとの間に配置されるモータアダプタと、を備えた減速装置であって、
    相手部材を取り付ける相手部材取付用部材を有し、
    前記減速機は、該減速機のケーシングの外周に減速機フランジ部を有し、
    該減速機フランジ部の軸方向一方側に、前記モータアダプタが固定され、
    該減速機フランジ部の軸方向他方側に、前記相手部材取付用部材が固定され、
    前記相手部材取付用部材は、前記減速機フランジ部よりも径方向外側に前記相手部材を取り付ける取付部を有し、
    前記相手部材取付用部材が、前記相手部材とのインロー部を有し、
    前記相手部材取付用部材は、前記減速機フランジ部に隣接して配置される第1の部分と、該第1の部分の内端部から軸方向反モータ側に突出する第2の部分と、を有し、該第2の部分の外周面が、前記相手部材とのインロー部を構成する
    ことを特徴とする減速装置。
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