JP6296426B2 - 緊急通報システム - Google Patents
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Description
本発明は、緊急通報システムに係り、特に車両緊急時に車両から外部へ通報するための緊急通報システムに関する。
従来、車両の衝突や乗員の体調不良等の緊急時に、車両から特定の緊急通報センターへ緊急通報を行うための緊急通報システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような緊急通報システムでは、緊急時に緊急通報センターとの間の通信回線を確立し、現在位置情報や車両識別情報等を緊急通報センターへデータ通信すると共に、乗員と緊急通報センターのオペレータとの間の通話を可能とする。
また、特許文献1に記載の緊急通報システムでは、車載スピーカから出力される音楽等の音声が乗員とオペレータとの間の通話の妨げになるおそれがあるため、緊急通話中には車載スピーカによる音声出力を禁止したり、音量を低減したりするようになっている。具体的には、緊急通報システムでは、緊急時に緊急通報ユニットがエアバッグ装置からエアバッグ展開信号(車両緊急信号)を受信すると、緊急通報ユニットから車載オーディオ装置へCAN(車内LAN)を介して音声出力を禁止するための消音要求信号が出力される。車載オーディオ装置では、受信した消音要求信号に基づいて、車載スピーカからの音声出力を禁止又は抑制することができる。
しかしながら、緊急時において、緊急通報ユニットが消音要求信号を送信しても、通信ライン(CAN)の断線等により、車載スピーカからの音声出力が禁止又は抑制されない場合が生じ得る。また、車載オーディオ装置の配線の一部が断線して車両ボディ等と接触した場合には、車載スピーカから大音量のノイズが発生する事態も生じ得る。
そこで、本発明者は、緊急時において確実に車載スピーカを消音するため、緊急通報ユニットが車載オーディオ装置を構成するスピーカ駆動ユニット(アンプユニット)の電源を強制的に遮断する構成を考案した。即ち、車載スピーカを直接駆動するスピーカ駆動ユニットへの電源供給を遮断することが、音声出力を禁止するのに確実である。
ところが、更なる研究において、上記構成では緊急時に確実に消音することができるものの、以下のような問題が生じることが明らかになった。一般に、車載オーディオ装置は、通常の作動時において、オーディオ制御ユニットから音声信号をスピーカ駆動ユニットへ送信し、スピーカ駆動ユニットが音声信号を増幅して車載スピーカを駆動することによって、車載スピーカから音声を発生させている。
また、オーディオ制御ユニットは、スピーカ駆動ユニットとの間で定期的に又は不定期に通信し、スピーカ駆動ユニットのステータス情報を確認するようになっている。オーディオ制御ユニットは、このステータス情報中に異常を検出すると、内部メモリに故障コードを記憶するようになっている。したがって、緊急時にスピーカ駆動ユニットの電源が強制的に遮断され、スピーカ駆動ユニットとの間の通信が途絶すると、オーディオ制御ユニットは、何らかの故障コードを記憶することになる。しかしながら、この場合、単にスピーカ駆動ユニットの電源がオフになっただけであるから、オーディオ制御ユニット及びスピーカ駆動ユニットには故障及び不具合は発生していない。
一方、緊急通報が終了した後もこの故障コードは、オーディオ制御ユニット内に記憶され続けるため、定期点検等において車載システムの故障診断を実行した場合に、オーディオ制御ユニットに記憶された故障コードが検出されることになる。この場合、検出された故障コードへの対処として、高価なオーディオ制御ユニット又はスピーカ駆動ユニットが交換され得る。そうすると、故障又は不具合がない部品の交換により、ユーザに不要な整備費用を負担させることになる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、緊急通報時において、通話の妨げになる音声出力を確実に消音すると共に、構成ユニットの故障判定を回避することが可能な緊急通報システムを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、車両緊急信号の発生に応答して緊急通報センターへ緊急通報を行うための緊急通報ユニットと、車内通信回線を介して緊急通報ユニットに接続されたオーディオ制御ユニットと、このオーディオ制御ユニットに通信可能に接続されると共にオーディオ制御ユニットによる制御に基づいて車載スピーカを駆動するスピーカ駆動ユニットと、を備え、オーディオ制御ユニットは、車両緊急信号の発生に応答して、スピーカ駆動ユニットとの間の通信に基づく故障診断処理を停止するように構成され、緊急通報ユニットは、オーディオ制御ユニットによる故障診断処理が停止されたと判断すると、スピーカ駆動ユニットへの電源供給を遮断するように構成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明によれば、車両緊急時において、緊急通報ユニットがスピーカ駆動ユニットへの電源供給を遮断するので、スピーカ駆動ユニットを作動停止にすることができる。これにより、本発明では、緊急通報時において、通話の妨げとなる車載スピーカからの音声出力を確実に消音することが可能である。
また、本発明では、車両緊急信号の発生に直接的又は間接的に応答して(即ち、車両緊急信号自体又はその対応信号を直接的又は間接的に受信することにより)、スピーカ駆動ユニットへの電源供給が遮断される前に、オーディオ制御ユニットがスピーカ駆動ユニットに対する故障診断処理を停止するので、スピーカ駆動ユニットへの電源供給遮断に起因してオーディオ制御ユニットがスピーカ駆動ユニットを誤って故障判定することを回避可能である。
また、本発明において好ましくは、緊急通報ユニットは、車両緊急信号の受信に応答して、オーディオ制御ユニットの故障診断処理を停止させるための故障診断停止命令信号をオーディオ制御ユニットへ送信する。
このように構成された本発明によれば、緊急通報ユニットが車両緊急信号を受信すると故障診断停止命令信号をオーディオ制御ユニットへ送信することにより、緊急通報ユニットは、スピーカ駆動ユニットへの電源供給遮断に先立って、オーディオ制御ユニットによる故障診断処理を停止させることができる。
このように構成された本発明によれば、緊急通報ユニットが車両緊急信号を受信すると故障診断停止命令信号をオーディオ制御ユニットへ送信することにより、緊急通報ユニットは、スピーカ駆動ユニットへの電源供給遮断に先立って、オーディオ制御ユニットによる故障診断処理を停止させることができる。
そして、本発明によれば、オーディオ制御ユニットは、故障診断停止命令信号の受信に応答して、故障診断処理を停止することができる。
また、本発明において好ましくは、緊急通報ユニットは、車両緊急信号の受信に応答して、故障診断停止命令信号を複数回にわたって送信する。
このように構成された本発明によれば、緊急通報ユニットは、故障診断停止命令信号を複数回にわたって送信するので、車内通信回線に異常が発生していなければ、オーディオ制御ユニットは故障診断停止命令信号を高い可能性で受信することができる。これにより、本発明では、車両緊急時において、オーディオ制御ユニットによる故障診断処理を停止させる確率を高めることができる。
このように構成された本発明によれば、緊急通報ユニットは、故障診断停止命令信号を複数回にわたって送信するので、車内通信回線に異常が発生していなければ、オーディオ制御ユニットは故障診断停止命令信号を高い可能性で受信することができる。これにより、本発明では、車両緊急時において、オーディオ制御ユニットによる故障診断処理を停止させる確率を高めることができる。
また、本発明において好ましくは、緊急通報ユニット及びオーディオ制御ユニットは、車両緊急信号を受信可能に構成されており、オーディオ制御ユニットは、車両緊急信号を受信したときに、故障診断処理を停止するように構成されている。
このように構成された本発明によれば、緊急通報ユニットに加えてオーディオ制御ユニットも車両緊急信号を受信するので、オーディオ制御ユニットは車両緊急信号の受信に応答して早期に故障診断処理を停止することができる。
このように構成された本発明によれば、緊急通報ユニットに加えてオーディオ制御ユニットも車両緊急信号を受信するので、オーディオ制御ユニットは車両緊急信号の受信に応答して早期に故障診断処理を停止することができる。
また、本発明において好ましくは、緊急通報ユニットは、車両緊急信号の発生から所定時間経過後に、スピーカ駆動ユニットへの電源供給を遮断する。
このように構成された本発明によれば、緊急通報ユニットは所定時間が経過するまでスピーカ駆動ユニットへの電源供給の遮断を行わないため、この間に、オーディオ制御ユニットは故障診断処理を確実に停止することができる。
このように構成された本発明によれば、緊急通報ユニットは所定時間が経過するまでスピーカ駆動ユニットへの電源供給の遮断を行わないため、この間に、オーディオ制御ユニットは故障診断処理を確実に停止することができる。
また、本発明において好ましくは、オーディオ制御ユニットは、故障診断処理を停止したとき、故障診断処理が停止された旨の停止完了信号を緊急通報ユニットへ送信し、緊急通報ユニットは、停止完了信号の受信に応答して、スピーカ駆動ユニットへの電源供給を遮断する。
このように構成された本発明によれば、緊急通報ユニットは、オーディオ制御ユニットからの停止完了信号により、故障診断処理が停止されたことを判断することができるので、オーディオ制御ユニットによる故障診断処理が停止された状態で確実にスピーカ駆動ユニットへの電源供給を遮断することができる。
このように構成された本発明によれば、緊急通報ユニットは、オーディオ制御ユニットからの停止完了信号により、故障診断処理が停止されたことを判断することができるので、オーディオ制御ユニットによる故障診断処理が停止された状態で確実にスピーカ駆動ユニットへの電源供給を遮断することができる。
また、本発明において好ましくは、緊急通報ユニットは、スピーカ駆動ユニットへの電源入力ラインに接続された入力スイッチを備えており、この遮断スイッチを切換えることにより、スピーカ駆動ユニットへの電源供給を遮断する。
このように構成された本発明によれば、緊急通報ユニットが入力スイッチを切換えることにより、スピーカ駆動ユニットへの電源供給を遮断することができるので、車両緊急時に確実に車載スピーカを消音させることができる。
このように構成された本発明によれば、緊急通報ユニットが入力スイッチを切換えることにより、スピーカ駆動ユニットへの電源供給を遮断することができるので、車両緊急時に確実に車載スピーカを消音させることができる。
本発明の緊急通報システムによれば、緊急通報時において、通話の妨げになる音声出力を確実に消音すると共に、構成ユニットの故障判定を回避することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の実施形態の緊急通報システムの概要を説明する。図1は緊急通報システムの説明図、図2は緊急通報システムの構成を示す説明図である。
図1に示すように、緊急通報システムSを備えた車両1は、緊急時(例えば、車両衝突や乗員の急病等)、基地局3及び通信回線網4を介して緊急通報センター2との間で通信回線を確立可能に構成されている。車両1は、GPS衛星5を用いて自車の現在位置情報を取得し、確立された通信回線を介して、現在位置情報や車両識別情報等をデータ通信する。また、乗員と緊急通報センター2のオペレータとの間で音声通話が可能となる。これにより、緊急通報センター2を介して、救急車の手配等の必要な処置を迅速に行うことができる。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の実施形態の緊急通報システムの概要を説明する。図1は緊急通報システムの説明図、図2は緊急通報システムの構成を示す説明図である。
図1に示すように、緊急通報システムSを備えた車両1は、緊急時(例えば、車両衝突や乗員の急病等)、基地局3及び通信回線網4を介して緊急通報センター2との間で通信回線を確立可能に構成されている。車両1は、GPS衛星5を用いて自車の現在位置情報を取得し、確立された通信回線を介して、現在位置情報や車両識別情報等をデータ通信する。また、乗員と緊急通報センター2のオペレータとの間で音声通話が可能となる。これにより、緊急通報センター2を介して、救急車の手配等の必要な処置を迅速に行うことができる。
図2に示すように、緊急通報システムSは、緊急通報ユニット10と、オーディオ制御ユニット30と、車載スピーカ42に接続されたスピーカ駆動ユニット40とを備えている。
緊急通報ユニット10は、車両緊急時に緊急通報センター2との間で緊急通報処理を実行するように構成されている。オーディオ制御ユニット30は、TV,ラジオ,音楽メディア,ナビゲーションシステム等の音声信号をスピーカ駆動ユニット40へ出力すると共に、いわゆるオーディオアンプであるスピーカ駆動ユニット40を制御する。スピーカ駆動ユニット40は、オーディオ制御ユニット30からの制御信号に基づいて、受信した音声信号を増幅して車載スピーカ42を駆動することにより車載スピーカ42から音声を出力させる。
緊急通報ユニット10は、車両緊急時に緊急通報センター2との間で緊急通報処理を実行するように構成されている。オーディオ制御ユニット30は、TV,ラジオ,音楽メディア,ナビゲーションシステム等の音声信号をスピーカ駆動ユニット40へ出力すると共に、いわゆるオーディオアンプであるスピーカ駆動ユニット40を制御する。スピーカ駆動ユニット40は、オーディオ制御ユニット30からの制御信号に基づいて、受信した音声信号を増幅して車載スピーカ42を駆動することにより車載スピーカ42から音声を出力させる。
緊急通報ユニット10とオーディオ制御ユニット30は、車内通信回線50(例えば、車内LAN(Local Area Network)であるCAN)に接続されており、互いに通信可能となっている。また、オーディオ制御ユニット30とスピーカ駆動ユニット40は、別のサブ通信回線52で接続されており、互いに通信可能となっている。
本実施形態の緊急通報システムSでは、緊急通報処理を実行する際に、通話の妨げとなる車載スピーカ42からの音声出力を禁止する消音処理等が実行されるように構成されている。このため、緊急通報ユニット10は、電源制御部21及び故障診断制御部23を備えている。
電源制御部21は、車両緊急信号に応答して、緊急通報処理の実行中に車載スピーカ42を消音する消音処理を実行する。また、電源制御部21は、緊急通報処理の終了後に車載スピーカ42の消音を解除する消音解除処理を実行する。
故障診断制御部23は、電源制御部21による消音処理の実行に先立って、オーディオ制御ユニット30によるスピーカ駆動ユニット40に対する故障診断処理を停止させる故障診断停止処理を実行する。また、故障診断制御部23は、緊急通報処理の終了後にオーディオ制御ユニット30によるスピーカ駆動ユニット40に対する故障診断処理を再開させる故障診断再開処理を実行する。
本実施形態では、スピーカ駆動ユニット40は、スピーカ電源入力ライン44が高電位であるときに、電源オンとなり作動するように構成されている。スピーカ電源入力ライン44は、緊急通報ユニット10内の入力スイッチ24を介して、ACC電源ライン56に接続されている。入力スイッチ24は、常時は閉状態に維持されている。このため、車両1の起動時にACC電源ライン56に電源供給されると、スピーカ電源入力ライン44は高電位となり、スピーカ駆動ユニット40は作動可能となる。
一方、緊急通報ユニット10の故障診断制御部23は、所定条件が満足されると、入力スイッチ24を閉状態から開状態へ切換える。入力スイッチ24が開状態に切換えられると、スピーカ電源入力ライン44は低電位となるため、スピーカ駆動ユニット40への電源供給がオフとなって、スピーカ駆動ユニット40は作動を停止する。
なお、スピーカ駆動ユニット40は、スピーカ電源入力ライン44自体から電力供給を受けるように構成されていてもよいし、スピーカ電源入力ライン44が高電位であるときにスピーカ駆動ユニット40内の内部スイッチが作動して、他の電源供給ラインから電力が供給されるように構成されていてもよい。
次に、図3を参照して、本実施形態の緊急通報ユニットの構成を説明する。図3は、緊急通報ユニットの電気ブロック図である。
図3に示すように、緊急通報ユニット10は、制御部11と、測位モジュール12と、無線通信処理部13と、記憶部14と、音処理部15と、手動通報スイッチ18と、補助バッテリ19と、電源部20とを備えている。
制御部11は、例えばCPU等で構成されており、車両緊急信号に応答して、緊急通報処理や消音処理等を実行する。制御部11は、電源制御部21及び故障診断制御部23を構成する。
図3に示すように、緊急通報ユニット10は、制御部11と、測位モジュール12と、無線通信処理部13と、記憶部14と、音処理部15と、手動通報スイッチ18と、補助バッテリ19と、電源部20とを備えている。
制御部11は、例えばCPU等で構成されており、車両緊急信号に応答して、緊急通報処理や消音処理等を実行する。制御部11は、電源制御部21及び故障診断制御部23を構成する。
測位モジュール12は、GPS衛星5からGPS信号を受信して現在位置情報を取得する。無線通信処理部13は、基地局3及び通信回線網4を介して、緊急通報センター2との間で無線通信(データ通信及び音声通信)を行う。記憶部14は、車両識別情報や緊急通報センター2の通信アドレス(電話番号)等を格納する。
音処理部15は、車内に配置されたマイク16及びスピーカ17に接続されており、乗員が緊急通報センター2のオペレータと通話する際に、音声信号と電気信号との間で変換処理を行うように構成されている。
手動通報スイッチ18は、乗員の急病等により緊急通報センター2へ通報する必要が生じた場合に、乗員が操作することにより、車両緊急信号を制御部11へ入力可能に構成されている。
手動通報スイッチ18は、乗員の急病等により緊急通報センター2へ通報する必要が生じた場合に、乗員が操作することにより、車両緊急信号を制御部11へ入力可能に構成されている。
補助バッテリ19は、一次バッテリであり、常時は使用されることなく、外部電源消失時に、外部電源に代わって所定期間だけ緊急通報処理等のための電源として機能することができる。
電源部20は、車両1に搭載された車両バッテリ54に接続されており、常時は、車両バッテリ54から電力供給を受けて、制御部11,測位モジュール12,無線通信処理部13,記憶部14,音処理部15等に、それぞれ所定の電力を供給する。
電源部20は、車両1に搭載された車両バッテリ54に接続されており、常時は、車両バッテリ54から電力供給を受けて、制御部11,測位モジュール12,無線通信処理部13,記憶部14,音処理部15等に、それぞれ所定の電力を供給する。
また、緊急通報ユニット10は、図示しないインタフェース回路を介して車内通信回線50に接続されている。車内通信回線50には、車両1内の種々のECUが接続されており、これらECUは車内通信回線50を介して通信データの送受信を行う。例えば、車内通信回線50には、エアバッグECU55が接続されている。
エアバッグECU55は、図示しない加速度センサ等を用いて車両1の衝突を検知する車両衝突検知センサを備え、車両衝突を検知した場合に、エアバッグを所定の態様で展開するように構成されている。このとき、エアバッグECU55は、車両緊急信号である衝突検知信号を車内通信回線50を介して送信する。緊急通報ユニット10は、車内通信回線50上の衝突検知信号を車両緊急信号として読み取ることができる。
緊急通報ユニット10は、車両緊急信号の受信に応答して緊急通報処理を実行する。具体的には、制御部11は、無線通信処理部13を介して、記憶部14に格納されていた通信アドレスの緊急通報センター2と車両1との間の通信回線を確立し、所定のデータ通信(現在位置情報、車両識別情報等)を行うと共に、緊急通報センター2との音声通話を可能とする。そして、例えば、緊急通報センター2のオペレータが電話機をオンフックして、通信回線が切断されると、緊急通報センター2との間の緊急通報が終了する。
次に、図4〜図7を参照して、本実施形態の緊急通報システムにおける消音処理,消音解除処理,故障診断停止処理及び故障診断再開処理について説明する。図4は消音処理及び故障診断停止処理の説明図、図5は消音解除処理及び故障診断再開処理の説明図、図6は自動緊急通報時における処理フロー、図7は手動緊急通報時における処理フローである。
まず、図4に基づいて、消音処理及び故障診断停止処理について説明する。
図4では、例えば、車両走行中に乗員がオーディオ制御ユニット30を操作して、車載スピーカ42から音楽を聴いていたときに、車両衝突検知(図6参照)又は手動通報スイッチ18の操作(図7参照)により、車両緊急信号が緊急通報ユニット10に入力した状況を想定している。
図4では、例えば、車両走行中に乗員がオーディオ制御ユニット30を操作して、車載スピーカ42から音楽を聴いていたときに、車両衝突検知(図6参照)又は手動通報スイッチ18の操作(図7参照)により、車両緊急信号が緊急通報ユニット10に入力した状況を想定している。
図6に示す自動緊急通報時においては、エアバッグECU55は、車両衝突検知センサの検知信号に基づいて衝突判定処理を行い、車両1が衝突したと判定すると、車内通信回線50を介して車両緊急信号Aを送信する。なお、エアバッグECU55は、この車両緊急信号Aを数秒間にわたって複数回送信し続ける。
緊急通報ユニット10は、複数回送信された車両緊急信号Aのいずれかを受信すると、自動通報判定処理を実行する。即ち、受信した信号が車両緊急信号Aであるか否かが判定される。自動通報判定処理において、受信した信号が車両緊急信号Aであると判定されると、緊急通報ユニット10は、緊急通報処理等の処理を開始する。
一方、図7に示す手動緊急通報時においては、乗員が手動通報スイッチ18を押下すると、手動通報スイッチ18が押下されたことを示すスイッチON信号が緊急通報ユニット10へ出力される。緊急通報ユニット10は、スイッチオン信号に基づいてスイッチ押下判定処理を実行する。即ち、スイッチ押下判定処理では、スイッチオン信号が誤って押下された場合に緊急通報処理が実行されないように、スイッチオン信号が所定期間(例えば、200m秒)以上、押下されたか否かが判定される。そして、所定期間経過後に乗員が手動通報スイッチ18を離すと、手動通報スイッチ18の押下が解除されたことを示すスイッチOFF信号が緊急通報ユニット10へ出力される。
なお、本実施形態では、手動通報スイッチ18は、常時、通常位置に向けて付勢されるように構成されたモーメンタリスイッチである。乗員がこの付勢力に抗して手動通報スイッチ18を指で押し込んでいる間だけスイッチON信号が出力される。したがって、指を離すと操作が終了し、付勢力により手動通報スイッチ18は通常位置に戻る。よって、手動通報スイッチ18が押下されていない通常時には、スイッチOFF信号が緊急通報ユニット10へ出力される。
スイッチ押下判定処理において、スイッチON信号が所定期間以上入力されたことを判定した後、スイッチOFF信号が入力すると、緊急通報ユニット10は、手動通報開始処理においてスイッチOFF信号を車両緊急信号Aとして処理し、緊急通報処理等を開始する。即ち、手動緊急通報時においては、スイッチOFF信号(又はスイッチON信号からスイッチOFF信号への切換り)が車両緊急信号Aに相当する。なお、上記構成に限らず、手動通報スイッチ18の押下によるスイッチON信号の入力を、車両緊急信号Aの受信としてもよい。
図4(A)に示すように、緊急通報ユニット10(故障診断制御部23)は、車両緊急信号Aを直接又は車内通信回線50を介して受信すると、スピーカ駆動ユニット40に対する故障診断処理の停止要求を表す故障診断停止命令信号Bを生成し、所定の遅延時間以内に故障診断停止命令信号Bをオーディオ制御ユニット30へ車内通信回線50を介して送信する。このとき、緊急通報ユニット10は、故障診断停止命令信号Bを所定時間t(例えば、tは1秒)の間、複数回にわたって定期的に送信する(図6、図7参照)。
オーディオ制御ユニット30は、故障診断停止命令信号Bを受信すると、スピーカ駆動ユニット40に対する故障診断処理を停止する。具体的には、オーディオ制御ユニット30は、内部メモリに記憶された実行処理ステータス情報のうち、故障診断処理のステータスをオンからオフへ切換える。なお、故障診断処理が停止されても、オーディオ制御ユニット30は、故障診断処理を停止するだけで、スピーカ駆動ユニット40への音声信号の出力は継続する。このため、スピーカ駆動ユニット40は車載スピーカ42を駆動し続けるので、車載スピーカ42は音声出力を継続する。
なお、本実施形態では、オーディオ制御ユニット30は、スピーカ駆動ユニット40との間のサブ通信回線52を介した通信により、故障診断処理を行うように構成されている。即ち、本実施形態では、スピーカ駆動ユニット40は、定期的又はオーディオ制御ユニット30からの制御信号等の受信に応答してステータス信号をオーディオ制御ユニット30へ送信する。このステータス信号は、スピーカ駆動ユニット40の種々の作動パラメータのステータス(音量、内部電圧値、内部スイッチ位置等)を含む。
オーディオ制御ユニット30は、スピーカ駆動ユニット40からステータス信号を受信すると、各作動パラメータのステータスが制御信号及び基準値に照らし合わせて正常であるか否かを判定する(故障診断処理)。そして、オーディオ制御ユニット30は、正常ではない(異常)と判定した作動パラメータについて、内部メモリに故障コードを記憶する。また、オーディオ制御ユニット30は、所定期間が経過してもスピーカ駆動ユニット40からステータス信号を受信しない場合にも、内部メモリにステータス信号未受信の旨の故障コードを記憶する。
本実施形態では、オーディオ制御ユニット30は、故障診断停止命令信号Bを受信して、スピーカ駆動ユニット40についての故障診断処理を停止すると、故障診断処理の停止中には、スピーカ駆動ユニット40について故障コードが新たに記憶されることはない。
図4(B)に示すように、緊急通報ユニット10(電源制御部21)は、車両緊急信号Aの受信又は最初の故障診断停止命令信号Bの送信から所定時間tだけ経過すると、故障診断処理が停止されたと判断して、入力スイッチ24を閉状態から開状態へ切換える。これにより、スピーカ電源入力ライン44の電位が低電位となるので、スピーカ駆動ユニット40は作動を停止する(図6、図7の「ACC OFF」参照)。そして、スピーカ駆動ユニット40が作動を停止することにより、車載スピーカ42が消音される。
また、図4(C)に示すように、オーディオ制御ユニット30は、故障診断処理を停止した場合に、故障診断処理を停止した旨の停止完了信号を緊急通報ユニット10に送信するように構成されていてもよい。この実施態様では、緊急通報ユニット10(電源制御部21)は、停止完了信号の受信に応答して故障診断処理が停止されたと判断することができるので、所定時間tの経過を待つことなく早期に入力スイッチ24を開状態に切換えることが可能である。
なお、図4(D)に示すように、オーディオ制御ユニット30は、車内通信回線50を介して車両緊急信号Aを受信してもよい。この場合、オーディオ制御ユニット30は、緊急通報ユニット10から受信した故障診断停止命令信号Bに応答して故障診断処理を停止するのではなく、車内通信回線50を介して受信した車両緊急信号Aに応答して故障診断処理を停止するように構成することができる。
即ち、オーディオ制御ユニット30は、緊急通報ユニット10と同様に車内通信回線50に接続されているので、エアバッグECU55からの車両緊急信号Aを受信することが可能である。したがって、オーディオ制御ユニット30は、この車両緊急信号Aの受信に応答して、故障診断処理を停止することができる(図6参照)。
また、図4(C)の例では、緊急通報ユニット10は、故障診断停止命令信号Bを送信する必要はなく、所定時間t経過後に、又は、停止完了信号の受信に応答して、入力スイッチ24を切換えるだけでよい。
また、図4(C)の例では、緊急通報ユニット10は、故障診断停止命令信号Bを送信する必要はなく、所定時間t経過後に、又は、停止完了信号の受信に応答して、入力スイッチ24を切換えるだけでよい。
また、オーディオ制御ユニット30は、車内通信回線50を介してではなく、手動通報スイッチ18から直接車両緊急信号Aを受信してもよい。この場合、手動通報スイッチ18は、緊急通報ユニット10に加えて、オーディオ制御ユニット30にも電気配線を介して接続するように構成される。手動通報スイッチ18の操作により発生する車両緊急信号は、電気配線を介して、緊急通報ユニット10とオーディオ制御ユニット30に入力される。したがって、オーディオ制御ユニット30は、この車両緊急信号Aの受信に応答して、故障診断処理を停止することができる。
次に、図5に基づいて、緊急通報処理の終了後に実行される消音解除処理及び故障診断再開処理について説明する。
図5(A)に示すように、緊急通報処理が終了すると、緊急通報ユニット10(電源制御部21)は、入力スイッチ24を閉状態に戻す。これにより、スピーカ駆動ユニット40は電源オンとなり起動処理を開始する(図6、図7の「ACC ON」参照)。緊急通報ユニット10は、スピーカ駆動ユニット40の起動処理の終了を所定待機時間だけ待機する。起動処理が終了すると、オーディオ制御ユニット30から制御信号及び音声信号を受信すれば、スピーカ駆動ユニット40は音声出力を再開する。
図5(A)に示すように、緊急通報処理が終了すると、緊急通報ユニット10(電源制御部21)は、入力スイッチ24を閉状態に戻す。これにより、スピーカ駆動ユニット40は電源オンとなり起動処理を開始する(図6、図7の「ACC ON」参照)。緊急通報ユニット10は、スピーカ駆動ユニット40の起動処理の終了を所定待機時間だけ待機する。起動処理が終了すると、オーディオ制御ユニット30から制御信号及び音声信号を受信すれば、スピーカ駆動ユニット40は音声出力を再開する。
図5(B)に示すように、待機時間が経過すると、緊急通報ユニット10(故障診断制御部23)は、スピーカ駆動ユニット40についての故障診断処理を再開することを指令する故障診断再開命令信号Cをオーディオ制御ユニット30へ車内通信回線50を介して送信する。このとき、緊急通報ユニット10は、故障診断再開命令信号Cを所定の複数回数x(例えば、xは30回)だけ定期的に送信する(図6、図7参照)。
オーディオ制御ユニット30は、故障診断再開命令信号Cを受信すると、スピーカ駆動ユニット40の故障診断処理を再開するための故障診断再開処理を実行する(図6、図7参照)。具体的には、オーディオ制御ユニット30は、内部メモリに記憶された実行処理ステータス情報のうち、故障診断処理のステータスをオフからオンへ切換える。これにより、オーディオ制御ユニット30は、スピーカ駆動ユニット40との間の通信に基づく故障診断処理を再開する。
次に、本実施形態の緊急通報システムの作用について説明する。
本実施形態では、オーディオ制御ユニット30は、車両緊急信号Aの発生に応答して、スピーカ駆動ユニット40に対する故障診断処理を停止するように構成されており、また、緊急通報ユニット10は、オーディオ制御ユニット30による故障診断処理が停止されたと判断できる場合に、スピーカ駆動ユニット40への電源供給を遮断する。
本実施形態では、オーディオ制御ユニット30は、車両緊急信号Aの発生に応答して、スピーカ駆動ユニット40に対する故障診断処理を停止するように構成されており、また、緊急通報ユニット10は、オーディオ制御ユニット30による故障診断処理が停止されたと判断できる場合に、スピーカ駆動ユニット40への電源供給を遮断する。
本実施形態では、このような構成により、車両緊急時において、緊急通報ユニット10がスピーカ駆動ユニット40への電源供給を遮断するので、スピーカ駆動ユニット40を作動停止にすることができる。これにより、本実施形態では、緊急通報時において、通話の妨げとなる車載スピーカ42からの音声出力を確実に消音することが可能である。
また、本実施形態では、車両緊急信号Aの発生に直接的又は間接的に応答して(即ち、車両緊急信号A自体又はこれに対応する故障診断停止命令信号Bを直接的又は間接的に受信することにより)、スピーカ駆動ユニット40への電源供給が遮断される前に、オーディオ制御ユニット30がスピーカ駆動ユニット40に対する故障診断処理を停止するので、スピーカ駆動ユニット40への電源供給遮断に起因してオーディオ制御ユニット30がスピーカ駆動ユニット40を誤って故障判定することを回避可能である。
また、本実施形態では、緊急通報ユニット10が車両緊急信号Aを受信すると故障診断停止命令信号Bをオーディオ制御ユニット30へ送信する。そして、オーディオ制御ユニット30は、故障診断停止命令信号Bの受信に応答して、スピーカ駆動ユニット40への電源供給遮断に先立って、オーディオ制御ユニット30による故障診断処理を停止させることができる。
また、本実施形態では、緊急通報ユニット10は、故障診断停止命令信号Bを複数回にわたって送信するので、車内通信回線50に異常が発生していなければ、オーディオ制御ユニット30は故障診断停止命令信号Bを高い可能性で受信することができる。これにより、本実施形態では、車両緊急時において、オーディオ制御ユニット30による故障診断処理を停止させる確率を高めることができる。
また、本実施形態の改変例では、緊急通報ユニット10とオーディオ制御ユニット30がそれぞれ、車内通信回線50を介して、又は、手動通報スイッチ18から直接、車両緊急信号Aを受信するように構成することも可能であり、この場合、オーディオ制御ユニット30は車両緊急信号Aの受信に応答して早期に故障診断処理を停止することができる。
また、本実施形態では、緊急通報ユニット10は所定時間tが経過するまでスピーカ駆動ユニット40への電源供給の遮断を行わないため、この間に、オーディオ制御ユニット30は故障診断処理を確実に停止することができる。
また、本実施形態の改変例では、緊急通報ユニット10は、オーディオ制御ユニット30からの停止完了信号により、故障診断処理が停止されたことを判断することができるので、オーディオ制御ユニット30による故障診断処理が停止された状態で確実にスピーカ駆動ユニット40への電源供給を遮断することができる。
また、本実施形態では、緊急通報ユニット10が入力スイッチ24を切換えることにより、スピーカ駆動ユニット40への電源供給を遮断することができるので、車両緊急時に確実に車載スピーカ42を消音させることができる。
1 車両
2 緊急通報センター
4 通信回線網
10 緊急通報ユニット
11 制御部
18 手動通報スイッチ
21 電源制御部
23 故障診断制御部
24 入力スイッチ
30 オーディオ制御ユニット
40 スピーカ駆動ユニット
42 車載スピーカ
44 スピーカ電源入力ライン
50 車内通信回線
52 サブ通信回線
54 車両バッテリ
56 電源ライン
A 車両緊急信号
B 故障診断停止命令信号
C 故障診断再開命令信号
S 緊急通報システム
2 緊急通報センター
4 通信回線網
10 緊急通報ユニット
11 制御部
18 手動通報スイッチ
21 電源制御部
23 故障診断制御部
24 入力スイッチ
30 オーディオ制御ユニット
40 スピーカ駆動ユニット
42 車載スピーカ
44 スピーカ電源入力ライン
50 車内通信回線
52 サブ通信回線
54 車両バッテリ
56 電源ライン
A 車両緊急信号
B 故障診断停止命令信号
C 故障診断再開命令信号
S 緊急通報システム
Claims (8)
- 車両緊急信号の発生に応答して緊急通報センターへ緊急通報を行うための緊急通報ユニットと、
車内通信回線を介して前記緊急通報ユニットに接続されたオーディオ制御ユニットと、
このオーディオ制御ユニットに通信可能に接続されると共に前記オーディオ制御ユニットによる制御に基づいて車載スピーカを駆動するスピーカ駆動ユニットと、を備え、
前記オーディオ制御ユニットは、前記車両緊急信号の発生に応答して、前記スピーカ駆動ユニットとの間の通信に基づく故障診断処理を停止するように構成され、
前記緊急通報ユニットは、前記オーディオ制御ユニットによる前記故障診断処理が停止されたと判断すると、前記スピーカ駆動ユニットへの電源供給を遮断するように構成されている、緊急通報システム。 - 前記緊急通報ユニットは、前記車両緊急信号の受信に応答して、前記オーディオ制御ユニットの前記故障診断処理を停止させるための故障診断停止命令信号を前記オーディオ制御ユニットへ送信する、請求項1に記載の緊急通報システム。
- 前記オーディオ制御ユニットは、前記故障診断停止命令信号の受信に応答して、前記故障診断処理を停止する、請求項2に記載の緊急通報システム。
- 前記緊急通報ユニットは、前記車両緊急信号の受信に応答して、前記故障診断停止命令信号を複数回にわたって送信する、請求項2又は3に記載の緊急通報システム。
- 前記緊急通報ユニット及び前記オーディオ制御ユニットは、前記車両緊急信号を受信可能に構成されており、
前記オーディオ制御ユニットは、前記車両緊急信号を受信したときに、前記故障診断処理を停止するように構成されている、請求項1に記載の緊急通報システム。 - 前記緊急通報ユニットは、前記車両緊急信号の発生から所定時間経過後に、前記スピーカ駆動ユニットへの電源供給を遮断する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の緊急通報システム。
- 前記オーディオ制御ユニットは、前記故障診断処理を停止したとき、前記故障診断処理が停止された旨の停止完了信号を前記緊急通報ユニットへ送信し、
前記緊急通報ユニットは、前記停止完了信号の受信に応答して、前記スピーカ駆動ユニットへの電源供給を遮断する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の緊急通報システム。 - 前記緊急通報ユニットは、前記スピーカ駆動ユニットへの電源入力ラインに接続された入力スイッチを備えており、この遮断スイッチを切換えることにより、前記スピーカ駆動ユニットへの電源供給を遮断する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の緊急通報システム。
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