JP6296242B2 - 薄鋼板の加熱方法および連続焼鈍設備 - Google Patents
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Description
また、本発明によれば、上記ソレノイド式誘導加熱装置による急速加熱の前に、加熱効率に優れるトランスバース式誘導加熱装置を配設するとともに、予熱帯炉内の雰囲気温度を適正に制御するので、トランスバース式誘導加熱装置の欠点である板幅端部の過加熱を抑制しつつ、効率的に急速加熱することができるので、連続焼鈍設備の処理能力をより向上することができる。
また、本発明によれば、ソレノイド式誘導加熱装置の特性を活かし、適正な周波数で鋼板を誘導加熱するので、特別な温度制御を行うことなく、キュリー温度以下の予熱目標温度に均一に加熱することができる。
トランスバース式誘導加熱装置は、図2(a)に示したように、鉄心3付きの加熱コイル2を被加熱材(鋼板)1の上下に配設し、加熱コイル2に交番電流を流してコイル鉄心内に発生させた交番磁束4を被加熱材1の厚さ方向に貫通させ、その交番磁束4で発生させた誘導電流(渦電流)5のジュール熱で加熱するものである。このトランスバース式は、非磁性材や磁性材の非磁性の温度領域でも効率よく加熱できる反面、鋼板を加熱する場合には、図2(b)に示したように、誘導電流が鋼板の板幅端部に集中するため、板幅端部が過加熱となるという問題がある(図2(c)参照)。
上記鋼板表面を流れる渦電流は、図4に示したように、周波数の増加と共に鋼板表面に集中し、電流密度は表面が最大で、内側に入るにつれて急激に減少する。その度合いは、一般に、下記(1)式;
δ=5.03×103√ρ/μ・f ・・・(1)
ここで、δ(cm):渦電流の浸透深さ
ρ(Ω・cm):被加工材の抵抗率
μ:被加工材の比透磁率(磁性材はμ>1、非磁性材はμ=1)
f(Hz):周波数
で定義される浸透深さ(「スキンデプス」とも称される)δで表される。上記浸透深さδは、電流密度が最表面の値の36.8%となる位置(表面からの深さ)を示す鋼板表面からの距離を意味し、計算上、鋼板表面から浸透深さδまでの範囲で渦電流損の87%が発生する。
そこで、冷間圧延後の珪素鋼板(Si:3.5mass%、Tc:750℃、板厚:0.20mm×板幅:1300mm)を、図5に示したように、ソレノイド式誘導加熱装置を1基配設した予熱帯で、周波数を150〜1000kHzの範囲で種々に変化させて予熱し、予熱帯出側の鋼板板幅中央の温度を放射温度計で測定し、各周波数における飽和温度を求めた。ここで、上記飽和温度とは、鋼板温度の昇温速度が10℃/s以下となる温度のことと定義する。これは、僅か数秒という短時間で急速加熱する場合、10℃/s以下の昇温速度は、昇温が停止した状態と見做せるからである。
この結果から、ソレノイド式誘導加熱装置を用いて加熱する場合には、周波数によって昇温速度が10℃/s以下となる飽和温度が存在し、上記珪素鋼板の場合、周波数が150kHzにおける飽和温度は約700℃、400kHzにおける飽和温度は約750℃であること、一方、上記キュリー温度Tcよりも高い飽和温度とする周波数は、キュリー温度Tc以下の飽和温度よりも急激に上昇し、例えば、飽和温度をTcより30℃高い780℃とするには、周波数を1000kHzまで高める必要があることがわかる。
というのは、誘導加熱による渦電流損による発熱量は、図4に示した深さ方向の電流分布の2乗の面積に比例するので、板厚tに対する浸透深さδの比が同じ鋼板であれば、同じ昇温挙動(昇温速度、飽和温度)を示すと考えられるからである。
参考として、図8に、図7のトランスバース式誘導加熱装置とソレノイド式誘導加熱装置をそれぞれ2つに分割して設置((T+T)+(S+S))の例を示した。
上記実験では、上記珪素鋼板を、先述した図1、図5および図7に示した加熱方式が異なる3種類の予熱帯を用いて、種々の条件でキュリー温度Tc直下の720℃の目標予熱温度まで加熱した後、ラジアントチューブ加熱方式の加熱帯で上記均熱温度まで加熱した。この際、予熱帯出側における鋼板上面の温度を、予熱帯と加熱帯の間に配設した走査式放射温度計で測定し、板幅方向の温度分布を求めた。なお、上記予熱帯では、予熱帯出側の鋼板の最低温度が目標予熱温度となるように予熱した。また、上記実験では、予熱帯出側の鋼板温度が上記目標予熱温度となる通板速度の最高速度を調査した。
なお、上記図5および図7の予熱帯は、内壁が断熱材で覆われた気密性の高い炉で構成されており、炉内雰囲気は50vol%H2+50vol%N2の非酸化性雰囲気に制御されている。また、上記予熱帯の炉壁には、予熱帯内の雰囲気温度を鋼板のキュリー温度Tc近傍の温度まで加熱することができる電気ヒータと、予熱帯内の雰囲気温度をキュリー温度Tcより250℃以上低い温度まで冷却することができる水冷設備が配設されている。
<参考例>
図9は、図1に示したラジアントチューブ加熱方式の予熱帯で、電力に換算して2.4MWに相当する熱投入量で鋼板を輻射加熱したときの、予熱帯出側の鋼板板幅方向の温度分布を示したものである。
図9から、ラジアントチューブ加熱方式の予熱帯では、鋼板全体が720℃以上に加熱されているが、鋼板温度は板幅中央部が高く、板幅端部が最も低くなっており、最高温度と最低温度の差は40℃近いことがわかる。なお、このときの鋼板の通板速度は100mpmであった。
図10は、図5に示したソレノイド式誘導加熱装置を1基配設した予熱帯で、周波数:200kHz、出力:2.2MWで鋼板を誘導加熱したときの、予熱帯出側の鋼板板幅方向の温度分布を示したものである。なお、上記予熱においては、予熱帯の炉壁に設置した電気ヒータで、炉内雰囲気を350℃に加熱した。
図10から、上記加熱条件では、板幅方向の温度分布は極めて均一であり、全幅における最高温度と最低温度の差が10℃程度に収まっていることがわかる。なお、この条件での鋼板の最高通板速度は、投入電力(出力)が図9の条件より低いにも拘わらず、120mpmに増速しており、加熱効率が向上している。
図11は、図7に示したトランスバース誘導加熱装置とソレノイド式誘導加熱装置を各1基ずつ直列に配設した予熱帯で、トランスバース式誘導加熱装置の加熱条件は、周波数を300kHz、出力を1.0MWとし、ソレノイド式誘導加熱装置の加熱条件は、周波数を200kHz、出力を1.0MWとして鋼板を誘導加熱したときの、予熱帯出側の鋼板板幅方向の温度分布を示したものである。なお、上記予熱においては、予熱帯の炉壁に設置した電気ヒータで、炉内雰囲気を350℃に加熱した。
図11から、上記加熱条件では、トランスバース式誘導加熱装置を用いているにも拘わらず、全幅における最高温度と最低温度の差が15℃程度に収まっており、鋼板板幅方向でほぼ均一に予熱できていることがわかる。また、このときの鋼板の最高通板速度は、図10の予熱条件より合計出力(2.0MW)が低いにも拘わらず、130mpmを達成できており、加熱効率が向上していることがわかる。
図12は、図11と同様、図7に示したトランスバース式誘導加熱装置とソレノイド式誘導加熱装置を各1基ずつ直列に配設した予熱帯で、図11の加熱条件よりも、トランスバース式誘導加熱装置(周波数:300kHz)の出力を1.3MWに高め、ソレノイド式誘導加熱装置(周波数:200kHz)の出力を、図11(発明例2)の条件に対して90%に設定して鋼板を誘導加熱したときの、予熱帯出側の鋼板板幅方向の温度分布を示したものである。なお、上記予熱においては、予熱帯の炉壁に設置した電気ヒータで、炉内雰囲気を300℃に加熱した。
図12から、上記加熱条件では、図11の加熱条件よりもトランスバース誘導加熱装置の出力を高めた分、予熱帯出側の鋼板板幅方向の温度分布の不均一が大きくなっているが、全幅における最高温度と最低温度の差が20℃程度に収まっている。
また、上記加熱条件におけるソレノイド式誘導加熱装置の実績出力は0.6MWで、トランスバース式誘導加熱装置との合計出力が1.9MWと、図11の予熱条件より合計出力が低いにも拘わらず、最高通板速度は、130mpmを確保できており、加熱効率が向上していた。
上記のように、ソレノイド式誘導加熱装置の出力設定値の低下以上に実績出力が低下している理由は、トランスバース式誘導加熱装置の出力を高めているため、ソレノイド式誘導加熱装置の加熱温度が高くなり、鋼板の磁性が低下して電力が入り難くなったためである。
図13は、図11と同様、図7に示したトランスバース誘導加熱装置とソレノイド式誘導加熱装置を各1基ずつ直列に配設した予熱帯で、図12の加熱条件よりも、トランスバース式誘導加熱装置(周波数:300kHz)の出力を1.6MWに高め、ソレノイド式誘導加熱装(周波数:200kHz)の出力の設定を、図11(発明例2)の条件に対して90%として鋼板を誘導加熱したときの、予熱帯出側の鋼板板幅方向の温度分布を示したものである。なお、上記予熱においては、予熱帯の炉壁に設置した電気ヒータで、炉内雰囲気を500℃に加熱した。
図13から、上記加熱条件では、トランスバース誘導加熱装置の出力を図12の条件より高めた分、全幅における最高温度と最低温度の差が40℃程度に拡大し、図9に示したラジアントチューブ加熱の予熱帯の例と同程度となっている。
また、上記加熱条件におけるソレノイド式誘導加熱装置の実績出力は0.1MWで、トランスバース式誘導加熱装置との合計出力が1.7MWと、図11(or図12)の予熱条件より合計出力が低いにも拘わらず、最高通板速度は、135mpmであった。
上記のように、ソレノイド式誘導加熱装置の出力設定が、図12の加熱条件と同じであるのも拘わらず、実績出力がより低下している理由は、トランスバース式誘導加熱装置の出力を高めているため、ソレノイド式誘導加熱装置の加熱温度がより高くなり、鋼板の磁性が低下して電力がさらに入り難くなったためである。
図14は、図11と同様、図7に示したトランスバース誘導加熱装置とソレノイド式誘導加熱装置を各1基ずつ直列に配設した予熱帯で、図13と同じ加熱条件、すなわち、図12の加熱条件よりも、トランスバース式誘導加熱装置(周波数:300kHz)の出力を1.6MWに高め、ソレノイド式誘導加熱装置(周波数:200kHz)の出力の設定を、図11(発明例2)の条件に対して90%として鋼板を誘導加熱したときの、予熱帯出側の鋼板板幅方向の温度分布を示したものである。ただし、上記予熱においては、予熱帯の炉壁に設置した冷却装置で、炉内雰囲気の温度を目標予熱温度に対して−420℃の300℃に冷却した。
図14から、上記加熱条件では、図13と同じ条件で加熱しているにも拘わらず、板幅端部の過熱が抑制され、最高と最低の温度差が15℃程度まで軽減されていることがわかる。また、上記加熱条件におけるソレノイド式誘導加熱装置の実績出力は0.2MWで、トランスバース式誘導加熱装置との合計出力は1.8MWであり、最高通板速度も140mpmを達成することができた。
このように、上記加熱条件が、図13と同じ条件であるにも拘わらず、ソレノイド式誘導加熱装置の実績出力が、図13の場合より上昇したり、最高通板速度が上昇したりした理由は、予熱炉内の雰囲気温度を冷却した効果によるものである。
2:加熱コイル
3:鉄心
4:交番磁束
5:誘導電流(渦電流)
6:予熱帯
7:加熱帯
8:均熱帯
9:冷却帯
10:走査式放射温度計
11:ラジアントチューブ
12:ソレノイド式誘導加熱装置
13:トランスバース式誘導加熱装置
Claims (11)
- 予熱帯、加熱帯、均熱帯および冷却帯を備える連続焼鈍設備でキュリー温度Tcを超える均熱温度で薄鋼板を焼鈍するときの、上記薄鋼板の加熱方法であって、
上記予熱帯に配設したソレノイド式誘導加熱装置で、400℃以上キュリー温度Tc未満の飽和温度まで予熱した後、該飽和温度からキュリー温度Tcを超える均熱温度まで上記加熱帯で加熱するとともに、上記ソレノイド式誘導加熱装置による予熱の前に、上記飽和温度から200℃以上低い温度までトランスバース式誘導加熱装置で予熱することを特徴とする薄鋼板の加熱方法。
ここで、上記飽和温度は、ソレノイド式誘導加熱装置で鋼板を加熱するときに、予熱帯出側の鋼板板幅中央の昇温速度が10℃/s以下となる温度と定義する。 - 上記トランスバース式誘導加熱装置および/またはソレノイド式誘導加熱装置を鋼板の進行方向に複数に分割して予熱することを特徴とする請求項1に記載の薄鋼板の加熱方法。
- 上記予熱帯に配設された最終のソレノイド式誘導加熱装置の周波数を400kHz以下として予熱することを特徴とする請求項1または2に記載の薄鋼板の加熱方法。
- 上記予熱帯の炉内雰囲気を、上記飽和温度より低い温度に制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の薄鋼板の加熱方法。
- 上記予熱帯の炉内雰囲気を、上記飽和温度に対して200℃以上低い温度に制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の薄鋼板の加熱方法。
- 上記薄鋼板は、板厚が0.5mm以下のものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の薄鋼板の加熱方法。
- 予熱帯、加熱帯、均熱帯および冷却帯を備えてなる薄鋼板の連続焼鈍設備であって、
上記予熱帯には、ソレノイド式誘導加熱装置を配設してなるとともに、予熱帯炉内雰囲気を飽和温度より低い温度に制御する加熱−冷却手段を設けてなることを特徴とする薄鋼板の連続焼鈍設備。ここで、上記飽和温度は、ソレノイド式誘導加熱装置で鋼板を加熱するときに、予熱帯出側の鋼板板幅中央の昇温速度が10℃/s以下となる温度と定義する。 - 上記予熱帯のソレノイド式誘導加熱装置の前にトランスバース式誘導加熱装置を配設してなることを特徴とする請求項7に記載の薄鋼板の連続焼鈍設備。
- 上記ソレノイド式誘導加熱装置は、鋼板進行方向に複数に分割されてなることを特徴とする請求項7に記載の薄鋼板の連続焼鈍設備。
- 上記トランスバース式誘導加熱装置および/またはソレノイド式誘導加熱装置は、鋼板進行方向に複数に分割されてなることを特徴とする請求項8に記載の薄鋼板の連続焼鈍設備。
- 板厚が0.5mm以下の薄鋼板を対象とすることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の薄鋼板の連続焼鈍設備。
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