JP6295901B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の単電池およびバスバーを備えた蓄電装置に関する。
国際公開第2014/083600号(特許文献1)に開示されているように、複数の単電池およびバスバーを備えた蓄電装置が知られている。蓄電装置に組み込まれる複数の単電池は、ホルダーにより保持され、複数のブロックに分けられる。バスバーは、たとえば一のブロック内の複数の単電池を並列に電気接続するとともに、他のブロック内の複数の単電池も並列に電気接続する。バスバーは、さらに、上記一のブロック内の複数の単電池と、上記他のブロック内の複数の単電池とを直列に電気接続する。
一般的に、バスバーのうちの単電池に接続(接合)される箇所にはヒューズが設けられる。ヒューズは、単電池の正極側に設けられる場合もあるし、単電池の負極側に設けられる場合もある。ヒューズは、所定値以上の過電流が流れることにより溶断する。ヒューズが溶断することにより、ヒューズに接続されていた単電池の電流を遮断することができる。
国際公開第2014/083600号
バスバーに設けられたヒューズは、その機能上、高い電気抵抗を有する。ヒューズには局所的な電流が流れるため、ヒューズは発熱しやすい。ヒューズで発生した熱は、バスバーを通して他の単電池に伝導し、他の単電池の耐用寿命を短くすることがある。これに対し、たとえばヒューズの体積、表面積および断面積などを大きくすることによって、ヒューズに局所的に流れる電流の電流値を小さくしたり、ヒューズ部分における放熱量を向上させたりすることが考えられる。しかしながら、これらの手法を採用した場合には、バスバーを通して他の単電池に伝導する熱量を小さくすることができるものの、ヒューズ機能(電流遮断時の電流値など)が制約されてしまう。
本発明は、ヒューズで発生した熱がバスバーを通して他の単電池に伝導することを、ヒューズ機能が制約されないような構成にて抑制できる蓄電装置を提供することを目的とする。
蓄電装置は、複数の単電池を含む第1電池ブロックと、他の複数の単電池を含む第2電池ブロックと、上記第1電池ブロックに含まれる複数の上記単電池と上記第2電池ブロックに含まれる複数の上記単電池とを電気接続するバスバーと、を備え、上記バスバーは、上記第1電池ブロックに含まれる複数の上記単電池における正極および負極のうちの一方にヒューズを介して接続される第1バスバー部と、上記第2電池ブロックに含まれる複数の上記単電池における正極および負極のうちの他方に接続される第2バスバー部と、上記第1バスバー部と上記第2バスバー部とを接続する第3バスバー部と、を有し、上記第3バスバー部は、上記第1バスバー部に隣接する第1部分と、上記第1部分よりも上記第2バスバー部の側に位置する第2部分と、を含み、上記第1部分の放熱量に比べて、上記第2部分の放熱量の方が大きい。
好ましくは、上記第3バスバー部が延びる方向に対して直交する方向の断面の断面積は、上記第1部分の断面積に比べて、上記第2部分の断面積の方が大きい。
好ましくは、上記第3バスバー部が延びる方向に対して直交する方向の断面形状を見た場合、上記第2部分はU字形状を呈している。
好ましくは、上記第2部分は、上記第1バスバー部の側から上記第2バスバー部の側に向かって、波状に延在する形状を有している。
上記の構成によれば、第3バスバー部のうち、ヒューズに近い部分(第1部分)については放熱量が小さく、ヒューズから遠い部分(第2部分)については放熱量が大きい。したがって、ヒューズに近い部分(第1部分)について、電流遮断時の電流値などといったヒューズ機能が制約されることはほとんどなく、ヒューズは本来の機能を発揮できる。一方、ヒューズから遠い部分(第2部分)については、放熱量が大きいため、ヒューズで発生した熱を放射の作用によって効果的に低減することができ、熱が他の単電池に伝導することを抑制できる。
実施の形態1における蓄電装置を示す斜視図である。 実施の形態1における蓄電装置に備えられる4つの電池ブロックを示す斜視図である。 図1中のIII線に囲まれた領域を拡大して示す斜視図である。 図1中の矢印IV方向から見た蓄電装置を示す図(蓄電装置の正面図)である。 図4中のV−V線に沿った矢視断面図である。 比較例における蓄電装置の一部を拡大して示す斜視図である。 実施の形態2における蓄電装置の一部を拡大して示す斜視図である。 実施の形態3における蓄電装置の一部を拡大して示す斜視図である。
実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。同一の部品および相当部品には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態1]
図1〜図5を参照して、実施の形態1における蓄電装置100について説明する。図1は、蓄電装置100を示す斜視図である。図2は、蓄電装置100に備えられる電池ブロック10〜13を示す斜視図である。図3は、図1中のIII線に囲まれた領域を拡大して示す斜視図である。図4は、図1中の矢印IV方向から見た蓄電装置100を示す図(蓄電装置100の正面図)である。図5は、図4中のV−V線に沿った矢視断面図である。
図1および図2に示すように、蓄電装置100は、電池ブロック10〜13と、ケース20(図1)と、バスバー30A〜30E(図1)とを備える。
(電池ブロック10〜13)
電池ブロック10〜13は、複数の単電池15を含み、その略全体がケース20の内部に配置される。図1では、電池ブロック10〜13のうちのケース20の内部に配置される部分については図示していない。本実施の形態では、電池ブロック10〜13の各々が、計15本の単電池15を含んでいる(図2参照)。単電池15は、いわゆる円筒型電池であり、単電池15としては、たとえばニッケル水素電池およびリチウムイオン電池のような二次電池、ならびに電気二重層キャパシタを用いることができる。
すべての単電池15は、正極16が一方側(図1,図2における上方側)に位置するように配置され、負極17が他方側(図1,図2における下方側)に位置するように配置されている。すべての正極16は、同一平面内において並んで配置されており、すべての負極17も、他の同一平面内において並んで配置されている。すべての単電池15は、並んだ状態で、ケース20の中に収容されている。
(ケース20)
図1に示すように、ケース20は、上ケース21および下ケース22を含む。詳細には図示しないが、上ケース21および下ケース22は、複数の部材から構成されている。上ケース21および下ケース22は、たとえば、樹脂などから作製された絶縁性を有する部位(複数の単電池15を保持するための部位)や、ケース20の内部に熱交換媒体を通流させるための空間などを内部に有している。
一方で、上ケース21には、単電池15の軸方向に対して平行に延びる複数のスリット23(図1,図3〜図5)および複数のスリット26(図5参照)が設けられる。スリット23,26は、スリット23,26の間に電池ブロック10〜13(複数の単電池15)が位置するように、ケース20のうちの互いに反対側に位置する面に設けられる。スリット23,26は、ケース20の内部に、単電池15の温度を調節するための熱交換媒体(空気など)を通流させるために用いられる。
上ケース21の上面24においては、単電池15の正極16(図3,図5参照)が露出している。下ケース22の下面25においては、単電池15の負極17(図5参照)が露出している。単電池15は、上面24および下面25において露出している部分を除いてケース20の中に配置されている。上述の通り、図1においては、ケース20の内部およびケース20の下面25を透過的に描いているが、電池ブロック10〜13(複数の単電池15)のうちのケース20の内部に配置されている部分については図示していない。
(バスバー30A,30B,30C)
図1および図4に示すように、バスバー30A,30B,30Cの各々は、平板部31、平板部32および接続部33を含む。平板部31は、第1バスバー部として機能し得る部位であり、複数の正極16(ケース20の上面24)に対向するように配置される。平板部32は、第2バスバー部として機能し得る部位であり、負極17(ケース20の下面25)に対向するように配置される。平板部31と平板部32との間に、ケース20が位置している。接続部33は、第3バスバー部として機能し得る部位であり、ケース20の側面に対向するように配置される。接続部33は、平板部31と平板部32とを接続する。
図3を参照して、正極16の側に配置される平板部31には、複数の開口31Hが形成されている(図1参照)。平板部31のうちの開口31Hを形成している内周縁部分には、L字状に延びる正極タブ31Tが設けられ、正極タブ31Tの先端には、ヒューズ31Fが設けられている。ヒューズ31Fの先端には、接続部31Uが設けられている。接続部31Uは、溶接などによって単電池15の正極16に接続される。
ヒューズ31F、接続部31Uおよび正極タブ31Tのうちの一部または全部は、導線などから構成されていてもよい。ヒューズ31Fは、所定値以上の過電流が流れることにより溶断する。ヒューズ31Fが溶断することにより、ヒューズ31Fに接続されていた単電池15の電流を遮断することができる。本実施の形態では、15個の正極タブ31T(ヒューズ31F)が、バスバー30A,30B,30Cの各々の平板部31に形成されている(図1参照)。
図1および図4に示すように、バスバー30Aの平板部31に形成された15個の正極タブ31Tは、電池ブロック10(図2)に含まれる15本の単電池15の正極16(図2,図5)を並列に電気接続する。同様に、バスバー30Bの平板部31に形成された15個の正極タブ31Tは、電池ブロック11に含まれる15本の単電池15の正極16を並列に電気接続する。バスバー30Cの平板部31に形成された15個の正極タブ31Tは、電池ブロック12に含まれる15本の単電池15の正極16を並列に電気接続する。
一方で、負極17の側に配置される平板部32には、負極タブ32T(図5)が設けられる。平板部32には、ヒューズが設けられない。負極タブ32Tは、溶接などによって単電池15の負極17接続される。正極16の場合と同様に、15個の負極タブ32Tが、バスバー30A,30B,30Cの各々の平板部31に形成されている。
図1および図4に示すように、バスバー30Aの平板部32に形成された15個の負極タブ32Tは、電池ブロック11(図2)に含まれる15本の単電池15の負極17(図2,図5)を並列に電気接続する。同様に、バスバー30Bの平板部32に形成された15個の負極タブ32Tは、電池ブロック12に含まれる15本の単電池15の負極17を並列に電気接続する。バスバー30Cの平板部32に形成された15個の負極タブ32Tは、電池ブロック13に含まれる15本の単電池15の負極17を並列に電気接続する。
図5を参照して、平板部31および平板部32は、接続部33を介して互いに電気接続されている。図3および図5に示すように、本実施の形態の接続部33は、傾斜部33a、垂下部33b、板状部33cおよび立壁部33d(図5)を有している。接続部33の上端(傾斜部33aの上端)は平板部31と電気接続されており、接続部33の下端(立壁部33dの下端)は平板部32と電気接続されている。
傾斜部33aおよび垂下部33bは、「接続部33(第3バスバー部)の第1部分」に相当しており、平板部31に隣接している。傾斜部33aおよび垂下部33bは、平板部31を構成している部材と一体的に形成されている。傾斜部33aおよび垂下部33bは、平板部31を構成している部材からはみ出るように延びていた部分を折り曲げることによって形成される。この構成に限られず、傾斜部33aおよび垂下部33bは、平板部31を構成している部材とは別の部材から作製された後に、平板部31に接合されてもよい。
板状部33cは、「接続部33(第3バスバー部)の第2部分」に相当しており、垂下部33bと立壁部33dとを電気接続している。板状部33cは、上記の第1部分(傾斜部33aおよび垂下部33b)よりも平板部32(第2バスバー部)の側に位置している。換言すると、板状部33cは、上記の第1部分(傾斜部33aおよび垂下部33b)よりも平板部32(第2バスバー部)の近くに位置している。本実施の形態における板状部33cは、垂下部33bとは別の部材から作製された後に、垂下部33bに接合されている。この構成に限られず、板状部33cは、垂下部33bを構成している部材と一体的に形成されていてもよい。
立壁部33dは、板状部33cと平板部32とを電気接続している。立壁部33dは、平板部32を構成している部材と一体的に形成されている。立壁部33dは、平板部32を構成している部材からはみ出るように延びていた部分を折り曲げることによって形成される。この構成に限られず、立壁部33dは、平板部32を構成している部材とは別の部材から作製された後に、平板部32に接合されてもよい。本実施の形態では、板状部33cと立壁部33dとが別部材として構成されるが、これらは同一の部材から一体的に構成されていてもよい。
図3を参照して、垂下部33b(第1部分)の幅W1は、板状部33c(第2部分)の幅W2と略等しい。一方で、垂下部33b(第1部分)の厚さT1は、板状部33c(第2部分)の厚さT2よりも十分に薄い。本実施の形態においては、上記の第1部分(傾斜部33aおよび垂下部33b)の放熱量に比べて、上記の第2部分(板状部33c)の放熱量の方が十分に大きい。板状部33cが延びる方向に対して直交する方向の断面の断面積(換言すると、単電池15の軸方向に対して直交する方向の断面の断面積)は、垂下部33b(第1部分)に比べて、第2部分(板状部33c)の放熱量の方が十分に大きい。
(バスバー30D,30E)
図1を再び参照して、本実施の形態の蓄電装置100においては、上述のバスバー30A,30B,30Cの他に、バスバー30D,30Eも用いられる。バスバー30Dは、電池ブロック10(図2)に対応する位置に配置される。バスバー30Dは、平板部34およびリード部35を有する。平板部34は、上述の平板部32と略同一の形状を有する。平板部34は、電池ブロック10の負極17に対向するように配置され、負極17に電気接続される。リード部35は、蓄電装置100の負極端子として機能することができる。
バスバー30Eは、電池ブロック13対応する位置に配置される。バスバー30Dの場合と同様に、バスバー30Eも、平板部および図示しないリード部を有する。バスバー30Dの平板部は、上述の平板部31と略同一の形状を有する。バスバー30Dの平板部は、電池ブロック13の正極16に対向するように配置され、正極16に電気接続される。バスバー30Dのリード部は、蓄電装置100の正極端子として機能することができる。蓄電装置100と負荷とを電気接続する際には、バスバー30D,30Eの各リード部(リード部35)が、配線部材を介して負荷と接続される。
(作用および効果)
上記の構成によれば、バスバー30A,30B,30Cの各々について、接続部33(第3バスバー部)のうちのヒューズ31Fに近い部分(第1部分)の放熱量が小さく、ヒューズ31Fから遠い部分(第2部分)の放熱量が大きい(図3参照)。したがって、ヒューズ31Fに近い部分(第1部分)について、電流遮断時の電流値などといったヒューズ機能が制約されることはほとんどなく、ヒューズ31Fは本来の機能を発揮できる。一方、ヒューズ31Fから遠い部分(第2部分)については、放熱量が大きいため、ヒューズ31Fで発生した熱を放射の作用によって効果的に低減することができ、熱が他の単電池に伝導することを抑制できる。バスバー自体で発生した熱(ジュール熱)も、バスバーのうちの放熱量が大きい部分を通して外部に放射されるため、熱が他の単電池に伝導することを抑制できる。
たとえば、バスバー30A(図1)に着目すると、バスバー30Aは、電池ブロック10(第1電池ブロック)に含まれる複数の単電池15と電池ブロック11(第2電池ブロック)に含まれる複数の単電池15とを電気接続する。電池ブロック10に含まれる複数の単電池15に対向するように、バスバー30Aの平板部31が配置される。バスバー30Aの平板部31の側に設けられたヒューズ31Fが発熱したとしても、その熱は、バスバー30Aの接続部33を伝動する際にバスバー30Aの接続部33の放射の作用によって減じられる。したがって、バスバー30Aの平板部31の側に設けられたヒューズ31Fで発生した熱が、バスバー30Aを通して電池ブロック11の負極17の側に伝導することを抑制できる。電池ブロック11に含まれる複数の単電池15がバスバー30Aからの熱を受けることを抑制できるため、これら単電池15の耐用寿命を長くすることができる。
これは、バスバー30B,30Cについても同様のことが言える。すなわち、バスバー30B,30Cは、電池ブロック11,12(第1電池ブロック)に含まれる複数の単電池15と電池ブロック12,13(第2電池ブロック)に含まれる複数の単電池15とをそれぞれ電気接続する。バスバー30B,30Cの平板部31の側に設けられたヒューズ31Fで発生した熱が、バスバー30B,30Cを通して電池ブロック13,14の負極17の側にそれぞれ伝導することを抑制できる。電池ブロック12,13に含まれる複数の単電池15がバスバー30B,30Cからの熱を受けることを抑制できるため、これら単電池15の耐用寿命を長くすることができる。
[比較例]
図6は、比較例における蓄電装置101の一部を拡大して示す斜視図である。図6は、実施の形態1における図3に対応している。蓄電装置101のバスバー30Zにおいては、垂下部33bの厚さT1と、板状部33cの厚さT3とが同一であり、傾斜部33aおよび垂下部33b(第1部分)の放熱量と、板状部33c(第2部分)の放熱量とが同一である。
蓄電装置101の場合、接続部33(第3バスバー部)のうちのヒューズ31Fに近い部分(第1部分)の放熱量と、ヒューズ31Fから遠い部分(第2部分)の放熱量とが同一である。したがって、ヒューズ31Fで発生した熱を放射の作用によって効果的に低減することは難しく、ヒューズ31Fで発生した熱を他の単電池に伝導することを抑制することができない。
[実施の形態2]
図7は、実施の形態2における蓄電装置102の一部を拡大して示す斜視図である。図7は、実施の形態1における図3に対応している。上述の実施の形態1では、垂下部33b(第1部分)の断面積よりも、板状部33c(平板部33c1)の断面積の方が広くなるように構成される。
本実施の形態における蓄電装置102のバスバー30Gは、板状部33cの表面積が、比較例の場合の板状部33cの表面積に比べて大きくなるように構成されている。板状部33cが延びる方向に対して直交する方向の断面の断面形状を見た場合、板状部33cはU字状の断面形状を呈している。具体的には、板状部33cは、平板部33c1に加えて、折り曲げ部33c2,33c3を有している。垂下部33b(第1部分)の幅W1よりも、板状部33c(平板部33c1)の幅W2の方が広い。
実施の形態2においては、これらの構成によって、傾斜部33aおよび垂下部33b(第1部分)の放熱量に比べて、板状部33c(第2部分)の放熱量の方が大きいという特徴が実現されている。当該構成によっても、接続部33(第3バスバー部)のうちのヒューズ31Fに近い部分(第1部分)の放熱量が小さく、ヒューズ31Fから遠い部分(第2部分)の放熱量が大きくなる。したがって、ヒューズ31Fに近い部分(第1部分)について、電流遮断時の電流値などといったヒューズ機能が制約されることはほとんどなく、ヒューズ31Fは本来の機能を発揮できる。一方、ヒューズ31Fから遠い部分(第2部分)については、放熱量が大きいため、ヒューズ31Fで発生した熱を放射の作用によって効果的に低減することができ、熱が他の単電池に伝導することを抑制できる。
図7中の白色矢印に示すように、スリット23から排出された熱交換媒体を板状部33cに接触させることで、板状部33cを強制対流の作用によって冷却してもよい。たとえば、板状部33cの一部をスリット23に対向するように配置する。放熱量が増大することで、熱が他の単電池に伝導することをよりいっそう抑制可能となる。本実施の形態においても、実施の形態1の場合と同様に板状部33cの断面積を大きくしてもよい。この場合、板状部33cが延びる方向に対して直交する方向の断面の断面積(換言すると、単電池15の軸方向に対して直交する方向の断面の断面積)は、垂下部33b(第1部分)に比べて、第2部分(板状部33c)の放熱量の方が大きくなる。
[実施の形態3]
図8は、実施の形態3における蓄電装置103の一部を拡大して示す斜視図である。図8は、実施の形態1における図3に対応している。本実施の形態におけるバスバー30Jにおいても、板状部33cが折り曲げられている。本実施の形態の板状部33cは、平板部31の側から平板部32の側に向かって、三角波を描きながら延在するような波形状(凸凹形状)を有しており、板状部33cの表面積が、比較例の場合の板状部33cの表面積に比べて大きくなるように構成されている。
実施の形態3においては、この構成によって、傾斜部33aおよび垂下部33b(第1部分)の放熱量に比べて、板状部33c(第2部分)の放熱量の方が大きいという特徴が実現されている。当該構成によっても、ヒューズに近い部分(第1部分)について、電流遮断時の電流値などといったヒューズ機能が制約されることはほとんどなく、ヒューズは本来の機能を発揮できる。一方、ヒューズから遠い部分(第2部分)については、放熱量が大きいため、ヒューズで発生した熱を放射の作用によって効果的に低減することができ、熱が他の単電池に伝導することを抑制できる。
図8中の白色矢印に示すように、スリット23から排出された熱交換媒体を板状部33cに接触させることで、板状部33cを強制対流の作用によって冷却してもよい。たとえば、板状部33cの一部をスリット23に対向するように配置する。放熱量が増大することで、熱が他の単電池に伝導することをよりいっそう抑制可能となる。本実施の形態においても、実施の形態1の場合と同様に板状部33cの断面積を大きくしてもよい。この場合、板状部33cが延びる方向に対して直交する方向の断面の断面積(換言すると、単電池15の軸方向に対して直交する方向の断面の断面積)は、垂下部33b(第1部分)に比べて、第2部分(板状部33c)の放熱量の方が大きくなる。
[他の実施の形態]
傾斜部33aおよび垂下部33b(第1部分)の放熱量に比べて、板状部33c(第2部分)の放熱量の方が大きくなるように構成する手法は、上述の実施の形態2,3で述べた内容に限られない。たとえば、板状部33cの体積、表面積および断面積などを増加させるために、2本もしくはそれ以上の本数の板状部33cを用いてもよい。板状部33cを構成する部材の材質を最適化することも有効である。
上述の各実施の形態では、ヒューズ31Fが単電池15の正極16の側に設けられる構成を採用しているが、ヒューズ31Fは、単電池15の負極17の側に設けられていてもよい。すなわち、バスバーのうち、第1電池ブロックに含まれる複数の単電池15における正極および負極のうちの一方にヒューズを介して接続される部位が、第1バスバー部に相当する。バスバーのうち、第2電気ブロックに含まれる複数の単電池15における正極および負極のうちの他方に接続される部位が、第2バスバー部に相当する。正極および負極の関係が上述の各実施の形態の場合と反対であっても、上述の各実施の形態と同様の作用および効果を得ることが可能である。
以上、実施の形態について説明したが、上記の開示内容はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,11,12,13,14 電池ブロック、15 単電池、16 正極、17 負極、20 ケース、21 上ケース、22 下ケース、23,26 スリット、24 上面、25 下面、30A,30B,30C,30D,30E,30G,30J,30Z バスバー、31 平板部(第1バスバー部)、31F ヒューズ、31H 開口、31T 正極タブ、31U 接続部、32 平板部(第2バスバー部)、32T 負極タブ、33 接続部(第3バスバー部)、33a 傾斜部、33b 垂下部、33c1,34 平板部、33c2,33c3 折り曲げ部、33c 板状部、33d 立壁部、35 リード部、100,101,102,103 蓄電装置、T1,T2,T3 厚さ、W1,W2 幅。

Claims (4)

  1. 複数の単電池を含む第1電池ブロックと、
    他の複数の単電池を含む第2電池ブロックと、
    前記第1電池ブロックに含まれる複数の前記単電池と前記第2電池ブロックに含まれる複数の前記単電池とを電気接続するバスバーと、を備え、
    前記バスバーは、
    前記第1電池ブロックに含まれる複数の前記単電池における正極および負極のうちの一方にヒューズを介して接続される第1バスバー部と、
    前記第2電池ブロックに含まれる複数の前記単電池における正極および負極のうちの他方に接続される第2バスバー部と、
    前記第1バスバー部と前記第2バスバー部とを接続する第3バスバー部と、を有し、
    前記第3バスバー部は、前記第1バスバー部に隣接する第1部分と、前記第1部分よりも前記第2バスバー部の側に位置する第2部分と、を含み、
    前記第1部分の放熱量に比べて、前記第2部分の放熱量の方が大きい、
    蓄電装置。
  2. 前記第3バスバー部が延びる方向に対して直交する方向の断面の断面積は、前記第1部分の断面積に比べて、前記第2部分の断面積の方が大きい、
    請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記第3バスバー部が延びる方向に対して直交する方向の断面形状を見た場合、前記第2部分はU字形状を呈している、
    請求項1または2に記載の蓄電装置。
  4. 前記第2部分は、前記第1バスバー部の側から前記第2バスバー部の側に向かって、波状に延在する形状を有している、
    請求項1または2に記載の蓄電装置。
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