JP6295836B2 - 昇降装置 - Google Patents
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特許文献1に記載の昇降装置は、支持板と、この支持板に対して移動可能に設けられて窓ガラスを昇降させるキャリアと、キャリアを移動させるための駆動機構とを備える。
図1に、車両のサイドドア1の模式図を示す。図1は、内側(座席側)から見たサイドドア1の図である。
インナーパネル3の外面には昇降装置4が取り付けられている。具体的には、昇降装置4の上部がインナーパネル3の上辺部3a(開口部3eの上側部分)にボルト等の締結部材により締結される。昇降装置4の下部がインナーパネル3の下辺部3b(開口部3eの下側部分)にボルト等の締結部材により締結される。
図2に示すように、昇降装置4は、窓ガラス5を昇降させるための駆動機構20と、駆動機構20を支持する支持板10と、支持板10に摺動可能に取り付けられて駆動機構20の動力により昇降する2個のキャリア31,32とを備えている。以下、昇降装置4の前側に配置されるキャリアを「第1キャリア31」と呼び、昇降装置4の後側に配置されるキャリアを「第2キャリア32」と呼ぶものとする。
例えば、窓ガラス5が外側に膨らむように湾曲する場合には、支持板10は、図3に示すように、外側に膨らむように構成される。すなわち、支持板10は、湾曲した窓ガラス5が上下移動するときに窓ガラス5と支持板10との間の間隙距離が一定に保たれるように、構成される。このような支持板10は、例えば、樹脂により形成される。樹脂製の支持板10では、成形性の向上のために幾つかの開口部14が設けられている。
第1及び第2ガイドレール11,12は互いに平行(または略平行)に、かつ窓ガラス5の昇降方向に沿うように両ガイドレール11,12が斜めに構成される。「斜め」とは、昇降装置4を車両のサイドドア1に装着した場合の鉛直方向に対して斜めになることを示す。
支持板10の内面10b側(図1参照)には、駆動機構20を駆動するためのモータユニット6が配置されている。モータユニット6は、減速機やギア機構を有する。減速機(またはギア機構)の出力軸(以下、「モータ出力軸6a」という。図4参照。)から出力される動力は、駆動機構20に伝達される。モータ出力軸6aは、支持板10を貫通する孔を挿通して支持板10の外面10a側に突出する。
第1キャリア31は、第1ガイドレール11に摺動可能に取り付けられている。第2キャリア32は、第2ガイドレール12に摺動可能に取り付けられている。
具体的には、第1ケーブル25は、一端部で第1キャリア31の下端部に接続されて下方に引っ張られ、中間部(一端部と他端部との間の部分。以下、同じ。)で第1プーリ21を介して上方に折り返され、他端部でドラム28に接続される。
具体的には、第2ケーブル26は、一端部で第2キャリア32の上端部に接続されて上方に引っ張られ、中間部で第4プーリ24を介して下方に折り返され、他端部でドラム28に接続される。
具体的には、第3ケーブル27は、一端部で第1キャリア31の上端部に接続されて上方に引っ張られ、一端部寄り部分で第2プーリ22を介して下方に折り返され、他端部寄り部分で第3プーリ23を介して上方に折り返され、他端部で第2キャリア32の下端部に接続される。
ドラム28が、第1ケーブル25をドラム28自身に巻き込むように回転すると(以下、この回転方向を「第1方向」という。)、第1キャリア31は下方に移動する。すると、第1キャリア31の下方への移動に伴い第3ケーブル27が引っ張られるため、第2キャリア32が第1キャリア31の移動とともに下方に移動する。すなわち、ドラム28の第1方向の回転に基づいて第1キャリア31と第2キャリア32とが同じ距離だけ下方に移動する。
収容部50は、ドラム28を囲む周壁51と、開口部52を閉鎖する蓋体60と、蓋体60を固定するための第1及び第2固定部55,56とを備える。第1固定部55は、蓋体60の第1取付部63が固定される部分である。第2固定部56は、蓋体60の第2取付部64が固定される部分である。
第1固定部55は、周壁51を右回り(矢印R1参照)に辿って行った場合にこの周壁51が第1ガイド壁15に対してガイド領域17の外から内へと交差する部分に設けられる。また、第1固定部55は、周壁51から径方向に突出するように設けられる。
また、図5(a)に示すように、第1固定部55には干渉部57が設けられている。干渉部57は、側面55bにおいて周方向上手側の部分から突出する。周方向上手側とは、側面55bを右回り(矢印R2参照)に辿るときの上手側の部分を示す。
蓋体60は、本体部61と、本体部61から延びる第1及び第2取付部63,64とを有する。蓋体60は、例えば、金属で形成される。本体部61には、モータ出力軸6aを受ける軸受62が設けられている。
第1取付部63には、基準孔としての第1挿通孔63aが設けられている。この第1挿通孔63aは円形孔として構成される。
第2取付部64には、副基準孔としての第2挿通孔64aが設けられている。例えば、第2挿通孔64aは長円または楕円として構成される。この場合、長軸が径方向に沿うように第2挿通孔64aが形成される。
突起65は、第2固定部56の側面56bにおいて周方向上手側の部分に接触可能に設けられる。第2固定部56の側面56bにおいて周方向上手側の部分とは、側面56bを右回り(図5(a)の矢印R3参照)に辿るときの上手側の部分を示す。
なお、図7に示す突起65は第2固定部56の側面56bに接触するが、ねじ部材で第2固定部56に蓋体60の第2取付部64を締結した状態において蓋体60の突起65が第2固定部56の側面56bから離間するようにこの突起65を構成してもよい。
ねじ部材が蓋体60の第1挿通孔63aして第1固定部55の第1固定用孔55aにねじ入れられる。また、ねじ部材が蓋体60の第2挿通孔64aに挿通して第2固定部56の第2固定用孔56aにねじ入れられる。これにより、蓋体60と第1及び第2固定部55,56とが締結される。
蓋体60を収容部50の開口部52に取り付けるとき、蓋体60を所定の向きで開口部52に配置する。すなわち、蓋体60の取り付けの際、位置決めの基準となる部分同士が重なり合うように、蓋体60を配置する。具体的には、図4に示すように、第1固定部55に蓋体60の第1取付部63を配置し、第2固定部56に蓋体60の第2取付部64を配置する。そして、先に、第1取付部63と第1固定部55とをねじ部材で締結する。次いで、第2取付部64と第2固定部56とをねじ部材で締結する。このような順で締結することにより、蓋体60が所定の位置に固定される。
以下、本実施形態に係る収容部50の作用について説明する。
蓋体60が逆向きに配置されると、第1固定部55の干渉部57に蓋体60の第2取付部64の突起65が接触し、蓋体60が傾くようになる。あるいは、第2挿通孔64aと第1固定用孔55aとがずれた状態で蓋体60が開口部52に配置されるようになる。これにより、蓋体60が逆向きに配置されていることを作業者に気付かせることができる。
この昇降装置4では、第2ガイド壁16側に収容部50が配置されている。その他の構成は、上記昇降装置4と同様である。
(1)上記実施形態では、蓋体60の第1及び第2取付部63,64は回転対称位置に配置されている。そして、第2取付部64の端縁にだけ第2固定部56の側面56bに接触可能な突起65が設けられている。
・上記実施形態では、干渉部57は、平面視(図5(a)参照)において棒状のものであるが、その形状は限定されない。例えば、干渉部57は、平面視で三角形、矩形、半円形等様々な形態に構成されうる。
Claims (6)
- 支持板と、この支持板に対して移動可能に設けられて窓ガラスを昇降させるキャリアと、前記キャリアを移動させるための駆動機構とを備え、
前記駆動機構は、前記キャリアに接続されるケーブルと、前記ケーブルを引っ張るドラムとを備え、
前記支持板には、前記ドラムが配置される収容部が設けられ、
前記収容部は、前記ドラムを囲む周壁と、第1及び第2取付部を有して前記収容部の開口部を閉鎖する蓋体と、前記蓋体の前記第1及び第2取付部それぞれに対応して設けられた第1及び第2固定部とを備え、
前記第1及び第2固定部には第1及び第2固定用孔がそれぞれ設けられ、
前記蓋体の前記第1及び第2取付部は回転対称位置に配置され、前記第1取付部には、前記蓋体の取り付け基準としての第1挿通孔が設けられ、前記第2取付部には第2挿通孔が設けられ、
前記第2取付部の端縁には前記第2固定部の側面に接触可能な突起が設けられ、
前記第1取付部と前記第1固定部とがねじ部材により締結され、前記第2取付部と前記第2固定部とがねじ部材により締結される昇降装置。 - 前記第2固定部は、前記収容部の前記周壁から径方向に突出するように設けられ、
前記突起は、前記第2固定部の側面において周方向上手側の部分に接触可能なように設けられている
請求項1に記載の昇降装置。 - 前記第1固定部は、前記収容部の前記周壁から径方向に突出するように設けられ、
前記第1固定部には、その側面における周方向上手側の部分から突出する干渉部が設けられている
請求項2に記載の昇降装置。 - 前記収容部は、前記ケーブルを案内する2本のガイド壁のうちの一方のガイド壁の途中に配置され、
前記第1固定部と前記第2固定部とは、前記一方のガイド壁に沿って配置されている
請求項3に記載の昇降装置。 - 前記第1固定部は、前記周壁を右回りに辿って行くときに前記周壁が前記一方のガイド壁に対して外から内に交差する部分に設けられ、
前記第2固定部は、前記周壁を右回りに辿って行くときに前記周壁が前記一方のガイド壁に対して内から外へと交差する部分に設けられている
請求項4に記載の昇降装置。 - 前記第2取付部が前記第1固定部側にかつ前記第1取付部が前記第2固定部側に配置されて、前記第2取付部の突起が前記干渉部の先端に接触するとき、前記第2取付部の前記第2挿通孔と前記第1固定部の前記第1固定用孔との位置がずれる
請求項3〜5のいずれか一項に記載の昇降装置。
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