JP6294664B2 - ボールスプライン - Google Patents

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Description

この発明は,例えば,長尺なボールスプライン軸及び該ボールスプライン軸上に転動体を介して相対移動する外筒から構成されたボールスプラインに関する。
従来,ボールスプライン軸に沿って多数の転動体であるボールを介してスライダを直線往復運動させるボールスプラインは,産業用ロボット,半導体製造装置,工作機械等の各種装置に組み込まれて使用されている。本出願人が先に開発して特許出願したボールスプラインは,直動転がり案内ユニットにおける軌道溝の加工方法を適用してスライダの軌道溝を容易に且つ高精度で加工できるものである。該ボールスプラインは,スライダを構成するケーシングには、長手方向の全長にわたって延び且つボールスプライン軸に跨架するための開口が形成され、該開口の内面に位置する軌道溝を加工する際の基準面となる加工基準面がケーシングの外面に形成されている。ケーシングはハウジングの円形孔に嵌合可能であり且つ外面にハウジングの円形孔の内周面に支持可能な円弧面を有している。ボールスプライン軸の軸芯はハウジングの円形孔の軸芯から偏倚している(例えば,特許文献1参照)。
本出願人は,ボールスプライン軸受として,手の平に入るような小形のものを開発し,先に特許出願した。該ボールスプライン軸受は,ボールスプライン軸とそれに嵌挿して摺動する外筒から成り,外筒に形成された軌道溝が対向軌道溝間に嵌合されたボールの中心よりボールスプライン軸心側に円弧中心を有し,ボール径よりも大きい径の円弧面で軌道溝の入り口部分が形成されてボールの保持部になっており,対向軌道溝の底部が略V字状に切込溝を形成して断面略矢印状溝となり,その先端付近が軌道面に構成されている(例えば,特許文献2参照)。
また,直動案内ユニットとして,リターン路を外装パイプで形成したものを開発し,先に特許出願した。該直動案内ユニットは,ケーシングの袖部に形成した外側凹溝にリターン路を形成する外装パイプを配設し,外装パイプをエンドキャップのスペーサと一体構造に構成してスライダの組立を容易にし,全体的にスライダの構造をコンパクトでシンプルにして低コストに作製したものである。上記スライダは,平板状の上部とそれから垂下した袖部とから構成されているケーシング,その両端面にそれぞれ固着され且つ方向転換路が形成された一対のエンドキャップ,ケーシングの袖部の外側面に配設され且つエンドキャップに設けられた一対の外装パイプ,及び外装パイプ内に嵌挿され且つ内径孔がリターン路に形成された一対の内装パイプを備えている(例えば,特許文献3参照)。
特許第3371035号公報 特公平3−61046号公報 特開2013−15189号公報
しかしながら,上記ボールスプラインでは,ケーシングは中空円筒形に形成され,一部を全長にわたり開口し,外面に加工基準面を設けた断面C形であって,軌道溝を研削加工すると共に,ケーシングにリターン孔の通し孔を形成したので,リターン孔を形成するという分だけ,製造コストが高くなるという問題を有している。また,上記ボールスプライン軸受は,中空円筒形のケーシングに形成された軌道溝は断面略矢印状であるが,一般に軌道溝は,放電加工後にラップ加工を行うので,加工が面倒であり,製造コストが高価になり,また,軌道溝は研削加工ができないので,精度管理が難しいという問題がある。
ところで,上記直動案内ユニットは,リターン路を構成する外装パイプをスペーサと一体化させ,組み立てを容易にした構造である。そこで,本出願人は,ボールスプラインにおいて,負荷軌道路を構成する軌道溝は,ケーシングに形成することが大前提であるが,無負荷路であるリターン路は,金属製のケーシングに形成する必要がなく,合成樹脂材で作製しても強度的には十分であると考え,また,リターン路を合成樹脂材で成形加工できることによって製造コストを低減できることを確信し,その開発に注力した。
この発明の目的は,上記の課題を解決することであり,円筒形のケーシングを上面の加工基準面と一対の軌道溝を形成するように下面側に開口部を形成して断面略C形に形成し,開口より下側の領域に,合成樹脂材からなるエンドキャップを構成するスペーサにおける環状スペーサ部の端面からリターン路を形成するリターン路形成部を延ばしてスペーサとして一体構造に構成し,ケーシングの開口部の下側を一対のリターン路形成部で埋めて外筒を全体的に略円筒形に形成し,スペーサに転動体であるボールを保持する保持部を一体構造に設け,部品点数を少なくして構造をシンプルにし,外筒の組み立てを容易にし,製造コストを低減し,適正な強度を確保して小形化及び軽量化を達成し,省スペースを可能にしたボールスプラインを提供することである。
この発明は,長手方向の外周面対向位置に形成された一対の第1軌道溝を備えたボールスプライン軸,及び前記第1軌道溝に対応して長手方向内壁面にそれぞれ形成された第2軌道溝を備え且つ前記第1軌道溝と前記第2軌道溝から成る軌道路を転動する転動体であるボールを介して前記ボールスプライン軸に往復移動自在な外筒から成るボールスプラインにおいて,
前記外筒は,前記第2軌道溝が形成され且つ前記長手方向の全長にわたって前記ボールスプライン軸に跨架する開口部を備えた断面C形のケーシング,及び前記ボールスプライン軸を嵌挿して前記ケーシングの両端面にそれぞれ取り付けられた一対のエンドキャップを有し,
前記エンドキャップは,前記軌道路に連通する方向転換路の内周側方向転換路が形成されたスペーサと前記スペーサに接して配設されて前記内周側方向転換路と共働して前記方向転換路を構成する外周側方向転換路が形成されたエンドキャップ本体とから構成され, 前記スペーサは,ケーシング側端面が前記ケーシングに接して配設され且つ反ケーシング側端面に前記内周側方向転換路が形成された環状スペーサ部と,前記環状スペーサ部の前記ケーシング側端面から前記ケーシングの前記第2軌道溝に平行に延びる通し孔のリターン路と前記第2軌道溝の一側に沿って延びる第1保持部が形成されたリターン路形成部と,前記環状スペーサ部の前記ケーシング側端面から前記ケーシングの前記内壁面に位置して前記第2軌道溝の他側に沿って延び且つ前記第1保持部と共働して前記軌道路を転走する前記ボールを保持する保持部を構成する第2保持部とから一体構造に構成されていることを特徴とするボールスプラインに関する。
このボールスプラインにおいて,前記スペーサに設けられた前記第1保持部と前記第2保持部は,前記第2軌道溝に沿って長手方向に延びる前記ボールを保持する爪部がそれぞれ形成されている。
また,前記環状スペーサ部は,前記内周側方向転換路に連通する前記第2軌道溝に対応する位置の前記環状スペーサ部の内周面に一対の凹部が形成されると共に,前記凹部から隔置した位置で対向配置された前記環状スペーサ部の前記リターン路に連通する貫通孔が形成されている。更に,前記リターン路形成部は,リターン路縁部の端面から突出する接続凸部を備えており,前記接続凸部は対向配置された前記環状スペーサ部に形成された前記貫通孔に嵌合して前記スペーサが周方向に位置決めされる。また,前記リターン路形成部に形成された前記接続凸部の突出長さは,前記環状スペーサ部の長手方向長さと同一に形成され,前記外筒に形成される前記リターン路の長さが同一に形成される。
また,前記ケーシングは,前記開口部とは反対側の外周面に形成された平面から成る加工基準面を備えており,前記エンドキャップは,前記ケーシングの前記加工基準面から突出せず平行に延びる平面部が形成されている。
また,前記リターン路形成部は,前記環状スペーサ部側の第1リターン路形成部の断面積が先端側の第2リターン路形成部の断面積より大きく形成され,前記第1リターン路形成部と前記第2リターン路形成部との境界が段部となる当接面に形成され,前記スペーサを前記ケーシングを介して対向配置した状態では,前記当接面が長手方向で互いに当接して前記スペーサが長手方向に位置決めされる。更に,前記リターン路形成部は,前記第2軌道溝に沿う端面に前記第1保持部が形成され,反対側の端面で前記第1リターン路形成部が断面V字形凹部に且つ前記第2リターン路形成部が断面V字形凸部に形成され,前記スペーサを前記ケーシングを介して対向配置した状態では,それぞれの前記スペーサの前記リターン路形成部の前記断面V字形凸部と前記断面V字形凹部とが互いに係合して前記スペーサが周方向に位置決めされる。
また,前記環状スペーサ部は,前記エンドキャップ本体と接する外端面から突出する突出部を備えており,前記突出部は前記エンドキャップ本体に形成された凹部に嵌合して前記エンドキャップ本体と前記スペーサとが位置決めされる。
また,前記環状スペーサ部の前記ケーシング側端面に設けた突出部は,前記ケーシングの前記端面に前記第2軌道溝に隣接して形成された凹部に嵌入し,前記環状スペーサ部が前記ケーシングに周方向に位置決めされる。
また,このボールスプラインは,一方の前記スペーサにおける前記ケーシングの前記内壁面に沿って延びる前記第2保持部の端部には円柱状凸部が形成されており,前記円柱状凸部は,対向配置された前記スペーサにおける前記環状スペーサ部に形成された嵌合孔に嵌入され,前記環状スペーサ部と前記第2保持部とが互いに位置決めされている。
また,前記環状スペーサ部と前記エンドキャップ本体には,一対の固定用貫通孔が形成されており,前記固定用貫通孔に挿通した固定ねじは前記ケーシングに形成された取付けねじ孔に螺入されて,前記ケーシングに前記環状スペーサ部と前記エンドキャップ本体とから成る前記エンドキャップが固定される。
また,このボールスプラインにおいて,前記ケーシングは金属材料から加工されており,前記エンドキャップは合成樹脂材料から成形加工されている。
この発明によるボールスプラインは,上記のように,ケーシングにリターン路用の貫通孔を加工する代わりに,エンドキャップを構成するスペーサを環状スペーサ部とそれから第2軌道溝に沿って延びるリターン路形成部とを一体構造に合成樹脂材で成形加工できるので,加工コストを削減し,一体化することで部品点数が少なくなり取扱が容易であって組み立て易くなる。また,ケーシングは開口部を備えた断面C形に形成したので,第2軌道溝を大径の砥石で研削加工できると共に,外形の円筒面も加工できる。また,スペーサに第1保持部と第2保持部からなる保持部を形成できるので,従来のような保持専用の保持板や保持バンドを不要にし,部品点数を低減でき,構造をシンプルにすることができる。金属製のケーシングを,全周が円筒形でなく断面C形に形成したので,軽量化に貢献できる。更に,ケーシングを介して対向したスペーサのリターン路形成部は,段部の当接面で互いに密着した状態に係合させることができ,ケーシングの袖部のない壁面に嵌入保持されると共に,リターン路形成部の端面の接続凸部が相手側のリターン路形成部の貫通孔に嵌合するので,リターン路形成部のグラツキがなく,高精度を確保できる。
この発明によるボールスプラインの二条列タイプの一実施例を示す斜視図である。 図1のボールスプラインに記載のA−A断面におけるスライダである外筒を示す断面図である。 一対のスペーサを対向して組み合わせた状態を示す斜視図である。 一方のスペーサを外側から見た斜視図である。 スペーサを挿通するボールスプライン軸側から見た斜視図である。 外筒におけるケーシングを示す正面図である。 図6のケーシングの一部を破断して示す側面図である。 図6のケーシングの上面側を示す平面図である。 外筒におけるエンドキャップを構成するエンドキャップ本体を示す正面図である。 外側方向転換路側からエンドキャップ本体を示す背面図である。 図9のエンドキャップ本体のB−B位置を示す断面図である。 図10のエンドキャップ本体のC−C位置を示す断面図である。 図10の符号D領域におけるエンドキャップ本体の拡大背面図である。 図13のエンドキャップ本体のE−E位置を示す断面図である。 エンドキャップを構成するスペーサをケーシング側から見た背面図である。 図15のスペーサをエンドキャップ本体側から見た正面図である。 図16のスペーサをリターン路側から見た側面図図である。 図15のスペーサの符号F領域におけるリターン路と軌道路との出入口部を示す拡大背面図である。 図16のスペーサの符号G領域における内側方向転換路及びリターン路と軌道路との出入口部を示す拡大正面図である。 図17のスペーサのH−H位置におけるスペーサを構成するリターン路形成部を示す拡大断面図である。 図17のスペーサのI−I位置におけるスペーサを構成するリターン路形成部を示す拡大断面図である。
以下,図面を参照して,この発明によるボールスプラインの実施例について説明する。このボールスプラインは,例えば,半導体製造装置,産業ロボット,工作機械等の各種装置の相対移動部に介在させて適用され,部品や機器の相対移動をスムーズに達成させるものである。このボールスプラインは,図1及び図2に示すように,長手方向の外周面60の対向位置に形成された一対の軌道溝11(第1軌道溝)を備えたボールスプライン軸1,及び軌道溝11に対応して長手方向内壁面49にそれぞれ形成された軌道溝12(第2軌道溝)を備え且つ軌道溝11と軌道溝12から成る軌道路64を転動する転動体であるボール51を介してボールスプライン軸1に往復移動自在なスライダである外筒2から構成されている。ケーシング3には,軌道溝12を研削加工する時にケーシング3を固定するためのねじ穴27が外周面52に形成されている。ねじ穴27は,機器やベース等の相手部材を取り付けるために利用してもよい。また,ケーシング3には,エンドキャップ4を固定するための固定用ねじ穴16,及びエンドキャップ4を位置決めするための凹部48が形成されている(図6参照)。
この発明によるボールスプラインは,特に,図3〜図8に示すように,外筒2を構成する金属製のケーシング3,及び合成樹脂製のエンドキャップ4の構造に特徴を有し,スライダである外筒2は,軌道溝12が形成され且つ長手方向の全長にわたってボールスプライン軸1に跨架する開口部50を備えた金属製の断面C形のケーシング3,及びケーシング3の両端面47にそれぞれ取り付けられた合成樹脂製の一対のエンドキャップ4を有しており,特に,転動体のボール51が転走するリターン路20をエンドキャップ4を構成するスペーサ6に一体構造に構成したことに特徴を有している。このボールスプラインは,ケーシング3をボールスプライン軸1に跨架するように周方向半分以下を除去して開口部50に形成し,外筒2の円筒形の残りの部分を埋めるサイズを有するように,エンドキャップ4を構成するスペーサ6にリターン路形成部10を設ける。リターン路形成部10は,ケーシング3の開口部50の長手方向に沿って延びており,外筒2としては,全体的に円筒形に形成されている。それによって,ケーシング3にリターン路20を形成するための貫通孔を穴あけ加工する必要がなくなり,ケーシング3の作製は,C形断面形状であるので,軌道溝12を大径の砥石で研削加工すると共に,同一工程でケーシング3の外形である一部外周面52を加工することができ,全体として製造コストを低減できる。また,エンドキャップ4は,スペーサ6とエンドキャップ本体5とから構成されている。特に,スペーサ6は,環状スペーサ部9とリターン路形成部10とボール51を保持する保持部63とを合成樹脂材料で一体構造に成形加工されているので,部品点数を低減でき,加工コストを低減でき,取扱が容易になり,外筒2の組み立てが容易になる。また,エンドキャップ4を構成する環状のエンドキャップ本体5と環状スペーサ部9には,ボールスプライン軸1を嵌挿するための嵌挿孔65が形成されており,嵌挿孔65の壁面は,環状スペーサ部9では内周面15であり,エンドキャップ本体5では内周面15Eである。
このボールスプラインにおいて,ケーシング3の端面47にそれぞれ配設固定したエンドキャップ4は,ボールスプライン軸1を嵌挿して軌道路64に連通する方向転換路の内周側方向転換路30が形成されたスペーサ6と,ボールスプライン軸1を嵌挿してスペーサ6に接して配設されて内周側方向転換路30と共働して方向転換路を構成する外周側方向転換路31が端面59に形成されたエンドキャップ本体5とから構成されている。スペーサ6を構成する環状スペーサ部9の外周面は,平面部35の他はほぼ円筒形であり,また,スペーサ6を構成するリターン路形成部10の外周面は,円筒面34に形成されている。それによって,ケーシング3の両端面47にスペーサ6を配設固定すると,スライダを構成する外筒2が全体的に円筒形に形成されている。このボールスプラインでは,転動体であるボール51は,ボールスプライン軸1の軌道溝11とケーシング3の軌道溝12とで形成される軌道路64,エンドキャップ4に形成された方向転換路30,31,及びエンドキャップ4を構成するスペーサ6に形成されたリターン路20から構成される循環路を転走するように構成されている。
図3〜図5及び図15〜図21に示すように,エンドキャップ4を構成するスペーサ6は,ケーシング側端面61がケーシング3の端面47に接して配設され且つ反ケーシング側端面62に内周側方向転換路30が形成された環状スペーサ部9と,環状スペーサ部9のケーシング側端面61からケーシング3の軌道溝12に沿って延び且つ軌道溝12に平行に延びる通し孔のリターン路20と軌道溝12 の一側に沿って延びる第1保持部13とが形成されたリターン路形成部10と,環状スペーサ部9のケーシング側端面61からケーシング3の内壁面49に沿って延び且つ軌道溝12の他側に沿って延び且つ第1保持部13と共働して軌道路を転走するボール51を保持する保持部63を構成する第2保持部14と,から一体構造に構成されている。即ち,保持部63は,第1保持部13と第2保持部14とでボール51を両側から保持する状態に形成されている。ケーシング3を挟んで対向させるスペーサ6は,互いに同一形状の部品であって,部品点数を低減させることができる。即ち,スペーサ6は,ケーシング3を介して対向させて配設することによって,リターン路形成部10が左右に互いに隣接すると共に,第2保持部14も左右に互いに隣接して配設されることになる。ケーシング3の開口部50には,その端面が凸部40に形成されており,その凸部40には,スペーサ6のリターン路形成部10の端面の凹部41が係合するように配置される。ケーシング3とリターン路形成部10との周方向端面同士が整合して配設される。
また,リターン路形成部10は,特に,周方向の一方の端面が第1保持部13に形成され,また,周方向の他方の端面がスペーサ6をケーシング3を介して対向配置した状態で整合するように形成されている。具体的には,リターン路形成部10は,根元部側の第1リターン路形成部28の断面積が端部側の第2リターン路形成部29の断面積より大きくなって段部となる当接面25が形成されており,先端側の第2リターン路形成部29で長手方向に直交する断面にV字形凸部23,根元側の第1リターン路形成部28で長手方向に直交する断面にV字形凹部24に形成され,スペーサ6をケーシング3を介して対向配置した状態では,リターン路形成部10のV字形凸部23とV字形凹部24とが互いに凹凸嵌合でき,凹凸嵌合することによってスペーサ6が周方向に位置決めされるものである。即ち,リターン路形成部10の先端側には断面V字形凸部23が形成され,根元側には断面V字形凹部24が形成され,それによって段部の当接面25が2枚の扇形を対向させた形状に形成される。また,実施例では,第1リターン路形成部28と第2リターン路形成部29とは同一長さに形成されている。スペーサ6をケーシング3を介して対向配置した状態では,当接面25が長手方向で互いに当接してスペーサ6が長手方向に位置決めされることになる。即ち,このボールスプラインは,環状スペーサ部9をケーシング3を介して対向させるのみで当接面25が互いに当接して長手方向に位置決めされ,また,一方にリターン路形成部10の断面V字形凸部23を他方にリターン路形成部10の断面V字形凹部24に,且つ一方にリターン路形成部10の断面V字形凹部23を他方にリターン路形成部10の断面V字形凸部24に係合させることによって,スペーサ6の周方向の位置決めが達成されることになる。
また,このボールスプラインは,環状スペーサ部9には,内周側方向転換路30に連通する第2軌道路溝12に対応する位置の環状スペーサ部9の内周面15に一対の凹部46が形成されると共に,凹部46から隔置した位置で他方の環状スペーサ部9のリターン路20に連通する貫通孔37が形成されている。また,リターン路形成部10に形成された第1保持部13には,軌道溝12の長手方向に沿って爪部21が形成されており,また,第2保持部14には,軌道溝12の長手方向に沿って爪部22が形成されている。従って,外筒2の軌道溝12を転走するボール51は,第1保持部13の爪部21と第2保持部14の爪部22によって保持され,脱落することがない。
更に,ケーシング3は,開口部50とは反対側の外周面52に形成された平面から成る加工基準面7を備えている。エンドキャップ4は,ケーシング3の加工基準面7と平行になる面が平面部35に形成され,その他の外周面58はほぼ円筒形に形成されている。ケーシング3に形成される軌道溝12は,加工基準面7が基準になって研削加工が行われるが,その加工基準面7に整合させてエンドキャップ4に平面部55,即ち,環状スペーサ部9には平面部35を,エンドキャップ本体5には平面部55を形成することによって,エンドキャップ本体5及び環状スペーサ部9の成形加工が容易に位置決めして形成されることになる。実際には,エンドキャップ4に形成された平面部55は,ケーシング3に形成された加工基準面7よりも僅かに下方に位置して形成されている(図1参照)。
このボールスプラインでは,リターン路形成部10は,端面44のリターン路20の縁部から突出する接続凸部36を備えている。接続凸部36は,他方の環状スペーサ部9に形成された貫通孔37に嵌合してスペーサ6が周方向に位置決めされることになる。更に,リターン路形成部10に形成された接続凸部36の突出長さは,環状スペーサ部9の長手方向長さ(言い換えれば,厚さ)と同一に形成され,接続凸部36が貫通孔37に嵌合して両側のリターン路20が形成されると,スライダである外筒2に形成された両側のリターン路20の長さが同一に形成されている。
環状スペーサ部9は,環状のエンドキャップ本体5と接する外端面62から突出する突出部33を備えており,突出部33は,エンドキャップ本体5に形成された凹部56に嵌合してエンドキャップ本体5とスペーサ6とが位置決めされるものである。更に,ケーシング3には,第2軌道溝12に隣接して凹部19が形成されており,凹部19には,環状スペーサ部9と一体の第2保持部14に設けた長手方向に延びる凸部45が嵌合し,ケーシング3に対して環状スペーサ部9と第2保持部14とが位置決め固定される。
このボールスプラインでは,ケーシング3の内壁面49に沿って延びる一方のスペーサ6における第2保持部14の端部には,円柱状凸部38が形成されている。第2保持部14の円柱状凸部38は,ケーシング3を介して他方のスペーサ6と対向した時に,他方のスペーサ6における環状スペーサ部9に形成された嵌合孔39に嵌入されて第2保持部14が対向するスペーサ6と互いに位置決め固定される。また,環状スペーサ部9の端面61から延びている第2保持部14の先端部には,円弧状凸部42が形成されている。また,環状スペーサ部9には,その内周面15に凹部43が形成されており,その凹部43に,第2保持部14の円弧状凸部42が係合するように嵌合する。従って,スペーサ9がケーシング3を介して対向配置されると,第2保持部14と環状スペーサ部9とは,第2保持部14の円柱状凸部38と円弧状凸部42とは,環状スペーサ部9の嵌合孔39と凹部43とに互いに嵌合し,環状スペーサ部9と第2保持部14とが互いにしっかりと固定されることになる。
このボールスプラインでは,環状スペーサ部9に一対の外筒固定用取付け孔18と,環状のエンドキャップ本体5に一対の固定用取付け孔17がザグリ穴53としてそれぞれ形成されており,外筒固定用取付け孔17,18に挿通した固定ねじ26は,ケーシング3に形成された取付けねじ孔16に螺入され,ケーシング3に環状スペーサ部9とエンドキャップ本体5とがそれぞれ固定されることになる。エンドキャップ4を構成するエンドキャップ本体5には,軌道路64においてすくい部54が形成され,ボール51の転走をスムーズにしている。
このボールスプラインでは,ケーシング3は,金属材料から加工されている。これに対して,エンドキャップ4は,エンドキャップ本体5及びスペーサ6から構成され,スペーサ6は環状スペーサ部9とリターン路形成部10から構成され,これらは合成樹脂材料から成形加工されている。従って,従来のボールスプラインのように,ケーシングにリターン路を形成することなく,スペーサ6を構成するリターン路形成部10にリターン路20を成形加工で形成することができる。このボールスプラインでは,小形に形成されているものであり,一実施例として,例えば,ケーシング3は,長さが8mmで,幅が8mmで,及び高さが5mmに形成されており,エンドキャップ4を構成するエンドキャップ本体5と環状スペーサ部9の外径は8mmであり,エンドキャップ4の長手方向長さが10mmに形成されている。エンドキャップ本体5と環状スペーサ部9との合計の長手方向長さが2mmに形成されている。
この発明による直動転がり案内ユニットは,半導体製造装置,工作機械,各種組立装置,搬送機械,各種ロボット,精密機械,測定・検査装置,医療機器,マイクロマシーン等の各種装置における摺動部に組み込んで利用して好ましいものである。
1 ボールスプライン軸
2 外筒
3 ケーシング
4 エンドキャップ
5 エンドキャップ本体
6 スペーサ
7 加工基準面
9 環状スペーサ部
10 リターン路形成部
11 軌道溝(第1軌道溝)
12 軌道溝(第2軌道溝)
13 第1保持部
14 第2保持部
15 内周面
16 ねじ穴
17,18 取付け孔
19,43,46,48,56,57 凹部
20 リターン路
21,22 爪部
23 V字形凸部
24 V字形凹部
25 当接面
26 固定ねじ
28 第1リターン路形成部
29 第2リターン路形成部
30 内周側方向転換路
31 外周側方向転換路
32,33 突出部
35,55 平面部
36 接続凸部
37 貫通孔
38,42,45 凸部
39 嵌合孔
44,47,59,61,62 端面
49 内壁面
50 開口部
51 ボール
52,60 外周面
63 保持部
64 軌道路

Claims (13)

  1. 長手方向の外周面対向位置に形成された一対の第1軌道溝を備えたボールスプライン軸,及び前記第1軌道溝に対応して長手方向内壁面にそれぞれ形成された第2軌道溝を備え且つ前記第1軌道溝と前記第2軌道溝から成る軌道路を転動する転動体であるボールを介して前記ボールスプライン軸に往復移動自在な外筒から成るボールスプラインにおいて, 前記外筒は,前記第2軌道溝が形成され且つ前記長手方向の全長にわたって前記ボールスプライン軸に跨架する開口部を備えた断面C形のケーシング,及び前記ボールスプライン軸を嵌挿して前記ケーシングの両端面にそれぞれ取り付けられた一対のエンドキャップを有し,
    前記エンドキャップは,前記軌道路に連通する方向転換路の内周側方向転換路が形成されたスペーサと前記スペーサに接して配設されて前記内周側方向転換路と共働して前記方向転換路を構成する外周側方向転換路が形成されたエンドキャップ本体とから構成され, 前記スペーサは,ケーシング側端面が前記ケーシングに接して配設され且つ反ケーシング側端面に前記内周側方向転換路が形成された環状スペーサ部と,前記環状スペーサ部の前記ケーシング側端面から前記ケーシングの前記第2軌道溝に平行に延びる通し孔のリターン路と前記第2軌道溝の一側に沿って延びる第1保持部が形成されたリターン路形成部と,前記環状スペーサ部の前記ケーシング側端面から前記ケーシングの前記内壁面に位置して前記第2軌道溝の他側に沿って延び且つ前記第1保持部と共働して前記軌道路を転走する前記ボールを保持する保持部を構成する第2保持部とから一体構造に構成されていることを特徴とするボールスプライン。
  2. 前記第1保持部と前記第2保持部は,前記第2軌道溝に沿って長手方向に延びる前記ボールを保持する爪部がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載のボールスプライン。
  3. 前記環状スペーサ部は,前記内周側方向転換路に連通する前記第2軌道溝に対応する位置の前記環状スペーサ部の内周面に一対の凹部が形成されると共に,前記凹部から隔置した位置で対向配置された前記環状スペーサ部の前記リターン路に連通する貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のボールスプライン。
  4. 前記リターン路形成部は,リターン路縁部の端面から突出する接続凸部を備えており,前記接続凸部は対向配置された前記環状スペーサ部に形成された前記貫通孔に嵌合して前記スペーサが周方向に位置決めされることを特徴とする請求項3に記載のボールスプライン。
  5. 前記リターン路形成部に形成された前記接続凸部の突出長さは,前記環状スペーサ部の長手方向長さと同一に形成され,前記外筒に形成される前記リターン路の長さが同一に形成されることを特徴とする請求項4に記載のボールスプライン。
  6. 前記ケーシングは,前記開口部とは反対側の外周面に形成された平面から成る加工基準面を備えており,前記エンドキャップは,前記ケーシングの前記加工基準面から突出せず平行に延びる平面部が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のボールスプライン。
  7. 前記リターン路形成部は,前記環状スペーサ部側の第1リターン路形成部の断面積が先端側の第2リターン路形成部の断面積より大きく形成され,前記第1リターン路形成部と前記第2リターン路形成部との境界が段部となる当接面に形成され,前記スペーサを前記ケーシングを介して対向配置した状態では,前記当接面が長手方向で互いに当接して前記スペーサが長手方向に位置決めされることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のボールスプライン。
  8. 前記リターン路形成部は,前記第2軌道溝に沿う端面に前記第1保持部が形成され,反対側の端面で前記第1リターン路形成部が断面V字形凹部に且つ前記第2リターン路形成部が断面V字形凸部に形成され,前記スペーサを前記ケーシングを介して対向配置した状態では,それぞれの前記スペーサの前記リターン路形成部の前記断面V字形凸部と前記断面V字形凹部とが互いに係合して前記スペーサが周方向に位置決めされることを特徴とする請求項7に記載のボールスプライン。
  9. 前記環状スペーサ部は,前記エンドキャップ本体と接する外端面から突出する突出部を備えており,前記突出部は前記エンドキャップ本体に形成された凹部に嵌合して前記エンドキャップ本体と前記スペーサとが位置決めされることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項にボールスプライン。
  10. 前記環状スペーサ部の前記ケーシング側端面に設けた突出部は,前記ケーシングの前記端面に前記第2軌道溝に隣接して形成された凹部に嵌入し,前記環状スペーサ部が前記ケーシングに周方向に位置決めされることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項にボールスプライン。
  11. 一方の前記スペーサにおける前記ケーシングの前記内壁面に沿って延びる前記第2保持部の端部には円柱状凸部が形成されており,前記円柱状凸部は対向配置された前記スペーサにおける前記環状スペーサ部に形成された嵌合孔に嵌入され,前記環状スペーサ部と前記第2保持部とが互いに位置決めされていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項にボールスプライン。
  12. 前記環状スペーサ部と前記エンドキャップ本体には,一対の固定用貫通孔が形成されており,前記固定用貫通孔に挿通した固定ねじは前記ケーシングに形成された取付けねじ孔に螺入されて,前記ケーシングに前記環状スペーサ部と前記エンドキャップ本体とから成る前記エンドキャップが固定されることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のボールスプライン。
  13. 前記ケーシングは金属材料から加工されており,前記エンドキャップは合成樹脂材料から成形加工されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のボールスプライン。
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