JP6294452B1 - 金属製パレット、及び金属製パレットの製造方法 - Google Patents

金属製パレット、及び金属製パレットの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】金属製パレットの強度を確保して金属製パレットの製造コストを削減する。【解決手段】金属製パレット100は、天板1と複数の脚体2とを備える。天板1には、運搬物が載置される。複数の脚体2は、天板1を支持する。複数の脚体2のうち、少なくとも1つの脚体2は、天板1を支持し、X軸方向に延びる第1板状部材21を備える。第1板状部材21は、第1波板211と、第1補強部材212及び第1補強部材213とを有する。第1波板211は、X軸方向に沿って延びる3つの第1凸部211aと、X軸方向に沿って延びる2つの第1凹部211bとを有する。第1補強部材212及び第1補強部材213は、第1波板211を補強する。第1補強部材212及び第1補強部材213は、3つの第1凸部211aに、それぞれ、配置される。【選択図】図6

Description

本発明は、金属製パレット、及び金属製パレットの製造方法に関する。
特許文献1に記載の金属製パレットは、横部材と縦部材とを備える。横部材は、第1の金属板メンバーと第2の金属板メンバーとが脚部材で固定されて構成される。金属製パレットは、横部材を複数個平行に配列し、第1の金属板メンバーの上面に縦部材が固定されて構成される。第2の金属板メンバーの下面の両端部分には、裏面部材が並列され、裏面部材が第2の金属板メンバーに溶接で固定されている。
特開2004−123201号公報
特許文献1に記載の金属製パレットでは、材料費及び加工費を削減できるため、製造コストを低減できる。しかしながら、強度を確保して製造コストを削減する点については、未だ改善の余地が残されている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、強度を確保して製造コストを削減することが可能な金属製パレット、及び金属製パレットの製造方法を提供することを目的としている。
本願に開示する金属製パレットは、天板と複数の脚体とを備える。前記天板には、運搬物が載置される。前記複数の脚体は、前記天板を支持する。前記複数の脚体のうち、少なくとも1つの脚体は、前記天板を支持し、第1方向に延びる第1板状部材を備える。前記第1板状部材は、前記第1方向に延びる第1波板と、少なくとも1つの第1補強部材とを有する。前記第1波板は、前記第1方向に沿って延びる少なくとも1つの第1凸部と、前記第1方向に沿って延びる少なくとも1つの第1凹部とを有する。前記第1補強部材は、前記第1波板を補強する。前記第1補強部材は、前記第1凸及び前記第1凹部の少なくとも一方に配置される。
本願に開示する金属製パレットにおいて、前記第1補強部材は、前記第1凸部の下面に沿って配置されることが好ましい。
本願に開示する金属製パレットにおいて、前記第1凸部の断面は、矩形状であることが好ましい。また、前記第1補強部材は、コの字状に形成されることが好ましい。
本願に開示する金属製パレットにおいて、前記第1補強部材は、前記第1凸部の下面に固定されることが好ましい。
本願に開示する金属製パレットにおいて、前記複数の脚体のうち、少なくとも1つの脚体は、少なくとも1つの脚部材と、第2板状部材とを備えることが好ましい。前記少なくとも1つの脚部材は、前記第1板状部材を支持し、前記第1方向に沿って配列されることが好ましい。前記第2板状部材は、前記脚部材の下端に固定され、前記第1方向に延びることが好ましい。前記第2板状部材は、前記第1方向に延びる第2波板と、少なくとも1つの第2補強部材とを有することが好ましい。前記第2波板は、前記第1方向に沿って延びる少なくとも1つの第2凸部と、前記第1方向に沿って延びる少なくとも1つの第2凹部とを有することが好ましい。前記第2補強部材は、前記第2波板を補強することが好ましい。前記第2補強部材は、前記第2凹部と前記脚部材との間に配置されることが好ましい。
本願に開示する金属製パレットにおいて、底板を更に備えることが好ましい。前記底板は、前記脚体の下面に固定されることが好ましい。
本願に開示する金属製パレットにおいて、前記底板は、少なくとも1つの第3波板と、第3補強部材とを有することが好ましい。前記少なくとも1つの第3波板は、前記第1方向と異なる第2方向に延びることが好ましい。前記第3補強部材は、前記第3波板を補強することが好ましい。前記第3波板は、前記第2方向に沿って延びる少なくとも1つの第3凸部と、前記第2方向に沿って延びる少なくとも1つの第3凹部を有することが好ましい。前記第3補強部材は、前記第3凹部と前記第2板状部材との間に配置されることが好ましい。
本願に開示する金属製パレットにおいて、前記天板は、少なくとも1つの第4波板と、少なくとも1つの第4補強部材とを有することが好ましい。前記第4波板は、前記第1方向と異なる第3方向に延びることが好ましい。前記第4補強部材は、前記第4波板を補強することが好ましい。前記第4波板は、前記第3方向に沿って延びる少なくとも1つの第4凸部と、前記第3方向に沿って延びる少なくとも1つの第4凹部とを有することが好ましい。前記第4補強部材は、前記第4凸部と前記第1板状部材との間に配置されることが好ましい。
本願に開示する金属製パレットの製造方法は、運搬物が載置される天板と、前記天板を支持する複数の脚体とを備える金属製パレットの製造方法である。前記複数の脚体のうち、少なくとも1つの脚体は、前記天板を支持し、第1方向に延びる第1板状部材を備える。前記第1板状部材は、前記第1方向に延びる第1波板と、少なくとも1つの第1補強部材とを有する。前記第1波板は、前記第1方向に沿って延びる少なくとも1つの第1凸部と、前記第1方向に沿って延びる少なくとも1つの第1凹部とを有する。前記第1補強部材は、前記第1波板を補強する。前記金属製パレットの製造方法は、第1配置工程と、第1固定工程とを含む。前記第1配置工程では、前記第1補強部材を前記第1凸部及び前記第1凹部の少なくとも一方に配置する。前記第1固定工程では、前記第1補強部材を前記第1凸部及び前記第1凹部の少なくとも一方に固定する。
本願に開示する金属製パレットの製造方法において、前記脚体は、少なくとも1つの脚部材と、第2板状部材とを備えることが好ましい。前記脚部材は、前記第1板状部材を支持し、前記第1方向に沿って配列されることが好ましい。前記第2板状部材は、前記脚部材の下端に固定され、前記第1方向に延びることが好ましい。前記第2板状部材は、前記第1方向に延びる第2波板と、少なくとも1つの第2補強部材とを有することが好ましい。前記第2波板は、前記第1方向に沿って延びる少なくとも1つの第2凸部と、前記第1方向に沿って延びる少なくとも1つの第2凹部とを有することが好ましい。前記第2補強部材は、前記第2波板を補強することが好ましい。前記金属製パレットの製造方法は、第2配置工程と、第2固定工程とを更に含むことが好ましい。前記第2配置工程において、前記第2補強部材を、前記第2凹部と前記脚部材との間に配置することが好ましい。前記第2固定工程において、前記第2補強部材を前記第2凹部に固定することが好ましい。
本願に開示する金属製パレットの製造方法において、前記金属製パレットは、前記第2板状部材の下面に固定される底板を更に備えることが好ましい。前記底板は、少なくとも1つの第3波板と、少なくとも1つの第3補強部材とを有することが好ましい。前記第3波板は、前記第1方向と異なる第2方向に延びることが好ましい。前記第3補強部材は、前記第3波板を補強することが好ましい。前記第3波板は、前記第2方向に延びる少なくとも1つの第3凸部と、前記第2方向に延びる少なくとも1つの第3凹部とを有することが好ましい。前記金属製パレットの製造方法は、第3配置工程と、第3固定工程とを更に含むことが好ましい。前記第3配置工程において、前記第3補強部材を、前記第3凹部と前記第2板状部材との間に配置することが好ましい。前記第3固定工程において、前記第3補強部材を前記第3凹部に固定することが好ましい。
本願に開示する金属製パレットの製造方法において、前記天板は、少なくとも1つの第4波板と、少なくとも1つの第4補強部材とを有することが好ましい。前記第4波板は、前記第1方向と異なる第3方向に延びることが好ましい。前記第4補強部材は、前記第4波板を補強することが好ましい。前記第4波板は、前記第3方向に延びる少なくとも1つの第4凸部と、前記第3方向に延びる少なくとも1つの第4凹部とを有することが好ましい。前記金属製パレットの製造方法は、第4配置工程と、第4固定工程とを更に含むことが好ましい。前記第4配置工程において、前記第4補強部材を、前記第4凸部と前記第1板状部材との間に配置することが好ましい。前記第4固定工程において、前記第4補強部材を前記第4凸部に固定することが好ましい。
本発明の金属製パレット、及び金属製パレットの製造方法によれば、金属製パレットの強度を確保して金属製パレットの製造コストを削減できる。
本発明の実施形態に係る金属製パレットの構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る第1板状部材の構成を示す分解斜視図である。 (a)は、第1板状部材の構成を示す斜視図である。(b)は、第1板状部材の構成を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る脚体の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る脚体の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る金属製パレットの構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る金属製パレットの製造方法を示すフローチャートである。 脚体組立工程を示すフローチャートである。 底板組立工程を示すフローチャートである。 天板組立工程を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面(図1〜図10)を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
まず、図1を参照して本発明の実施形態に係る金属製パレット100の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る金属製パレット100の構成を示す斜視図である。図1に示すように、金属製パレット100は、複数の天板1と、複数の脚体2と、複数の底板3とを備える。本発明の実施形態では、金属製パレット100に配置される天板1は5つであり、脚体2は3本であり、底板3は5つである。
また、図1には、X軸、Y軸及びZ軸を記載している。Z軸は、鉛直方向に平行である。X軸及びY軸は、水平方向に平行である。X軸、Y軸及びZ軸は互いに直交する。具体的には、X軸は、脚体2の長手方向を示す。Y軸は、天板1の長手方向を示す。X軸方向は、「第1方向」に相当する。Y軸方向は、「第2方向」及び「第3方向」に相当する。
天板1の上面には、運搬物が載置される。5つの天板1は、互いに所定間隔を空けて、X軸方向に沿って配列される。具体的には、5つの天板1は、等間隔に配列される。また、5つの天板1は、互いに平行に配置される。
3本の脚体2のうち、互いに隣接する2本の脚体2の間には、フォークリフトの爪が差し込まれる。すなわち、互いに隣接する2本の脚体2と、天板1と、底板3とで囲まれる開口SP1は、いわゆる、「フォーク差し込み口」として機能する。
脚体2は、天板1を支持する。脚体2は、例えばスポット溶接で天板1と固定される。脚体2は、第1板状部材21、複数の脚部材22、及び第2板状部材23を備える。本発明の実施形態では、脚体2は、4つの脚部材22を備える。4つの脚部材22のうち、端部の脚部材22と内側の脚部材22との間には、フォークリフトの爪が差し込まれる。すなわち、端部の脚部材22と、内側の脚部材22と、第1板状部材21と、第2板状部材23とで囲まれる開口SP2は、いわゆる、「フォーク差し込み口」として機能する。
脚体2の長手方向は、X軸に沿って配置される。3本の脚体2は、互いに所定間隔を空けてY軸方向に沿って配列される。具体的には、3本の脚体2は、等間隔に配列される。また、3本の脚体2は、互いに平行に配置される。
底板3は、第2板状部材23の下面に固定される。5つの底板3は、互いに所定間隔を空けて、X軸方向に沿って配列される。具体的には、5つの底板3は、等間隔に配列される。また、5つの底板3は、互いに平行に配置される。換言すれば、底板3は、脚体2に対して天板1と対称な位置に配置される。
以上、図1を参照して説明したように、本発明の実施形態では、開口SP1及び開口SP2が「フォーク差し込み口」として機能する。具体的には、金属製パレット100は、X軸の正方向からフォークリフトの爪を差し込むことができる。また、金属製パレット100には、X軸の負方向からフォークリフトの爪を差し込むことができる。更に、金属製パレット100には、Y軸の正方向からフォークリフトの爪を差し込むことができる。加えて、金属製パレット100には、Y軸の負方向からフォークリフトの爪を差し込むことができる。したがって、金属製パレット100は、いわゆる、「四方差しパレット」として機能する。
また、金属製パレット100が脚体2の下面に固定される底板3を備える。したがって、運搬物が載置された金属製パレット100を段積した場合に、運搬物が損傷することを抑制できる。
更に、本発明の実施形態では、底板3は、脚体2に対して天板1と対称な位置に配置されるため、金属製パレット100の底板3を天板1として使用することができる。すなわち、X軸を中心として金属製パレット100を180度回転しても、そのまま、金属製パレット100として使用することができる。X軸を中心として180度回転した場合には、底板3が天板1として機能し、天板1が底板3として機能する。
図1を参照して説明したように、本発明の実施形態では、脚体2は、第1板状部材21、複数の脚部材22及び第2板状部材23を備えるが、本発明はこれに限定されない。脚体2が、第1板状部材21を備えればよい。例えば、複数の脚部材22及び第2板状部材23に換えて、角パイプを配置する形態でもよい。この形態では、角パイプの適所にフォークリフトの爪を差し込む孔を形成することによって、金属製パレット100が「四方差しパレット」として機能する。
次に、図2を参照して、第1板状部材21の構成について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る第1板状部材21の構成を示す分解斜視図である。図2に示すように、第1板状部材21は、第1波板211と、第1補強部材212、第1補強部材213とを有する。
第1波板211は、鋼製であり、X軸方向に沿って延びる。また、第1波板211は、3つの第1凸部211a及び2つの第1凹部211bを有する。本発明の実施形態では、Z軸の正方向(上方向)に突出している部分を「凸部」と記載し、Z軸の負方向(下方向)に突出している部分を「凹部」と記載する。第1凸部211a及び第1凹部211bは、X軸方向に沿って延びる。第1凸部211aのY−Z平面と平行な平面で切られる断面、及び第1凹部211bのY−Z平面と平行な平面で切られる断面は、矩形状である。第1波板211の厚みは、例えば、0.6mmである。
第1補強部材212及び第1補強部材213は、第1波板211を補強する。第1補強部材212及び第1補強部材213は、第1凸部211aの下面に沿って配置される。第1補強部材212が配置される第1凸部211aは、3つの第1凸部211aのうち、第1波板211においてY軸方向の中央部に位置する。第1補強部材213が配置される第1凸部211aは、3つの第1凸部211aのうち、第1波板211においてY軸方向の両端部に位置する。第1補強部材212及び第1補強部材213は、鋼製であり、Y−Z平面と平行な平面で切られる断面がコの字状に形成される。第1補強部材212及び第1補強部材213の厚みは、例えば、0.6mmである。また、第1補強部材212及び第1補強部材213は、第1凸部211aの下面に固定される。具体的には、第1補強部材212の上面212aは、一点鎖線WPで示すように第1凸部211aの下面に点溶接で固定され、第1補強部材213の上面213aは、一点鎖線WPで示すように第1凸部211aの下面に点溶接で固定される。
図1及び図2を参照して説明したように、本発明の実施形態では、3本の脚体2が、それぞれ、第1板状部材21を備えるが、本発明はこれに限定されない。3本の脚体2のうち、少なくとも1つの脚体2が第1板状部材21を備えればよい。例えば、3本の脚体2のうち、Y軸方向の両端の脚体2が第1板状部材21を備え、Y軸方向の中央の脚体2が第1板状部材21を備えない形態でもよい。また、例えば、3本の脚体2のうち、Y軸方向の中央の脚体2が第1板状部材21を備え、Y軸方向の両端の脚体2が第1板状部材21を備えない形態でもよい。脚体2が第1板状部材21を備えない形態では、第1板状部材21に換えて、第1波板211を配置してもよい。
次に、図3を参照して、第1板状部材21の構成について更に説明する。図3(a)は、第1板状部材21の構成を示す斜視図である。図3(b)は、第1板状部材21の構成を示す側面図である。
図3(a)及び図3(b)に示すように、第1補強部材212の上面212a及び第1補強部材213の上面213aは、第1凸部211aの下面と密着して配置される。また、第1補強部材212及び第1補強部材213の外側の側面は、第1凸部211aの内側の側面と密着して配置される。
以上、図1〜図3を参照して説明したように、本発明の実施形態では、脚体2を構成する第1波板211の第1凸部211aに対して、天板1と離間する側に第1補強部材212及び第1補強部材213が配置されるため、脚体2の強度を向上できる。したがって、第1波板211の厚みを低減できるため、金属製パレット100の強度を確保して金属製パレット100の製造コストを削減できる。
また、第1補強部材212及び第1補強部材213が第1凸部211aの下面に沿って配置されるため、脚体2の強度を更に向上できる。したがって、第1波板211の厚みを更に低減できるため、金属製パレット100の強度を確保して金属製パレット100の製造コストを更に削減できる。
更に、第1凸部211aの断面は矩形状であり、第1補強部材212及び第1補強部材213は、コの字状に形成される。よって、第1補強部材212及び第1補強部材213を安価に製造できる。したがって、金属製パレット100の強度を確保して金属製パレット100の製造コストを更に削減できる。
また、第1補強部材212及び第1補強部材213は、第1凸部211aの下面に固定されるため、脚体2の強度を更に向上できる。したがって、第1波板211の厚みを更に低減できるため、金属製パレット100の強度を確保して金属製パレット100の製造コストを更に削減できる。
図1〜図3を参照して説明したように、本発明の実施形態では、第1補強部材212、213が、3つの第1凸部211aに配置されるが、本発明はこれに限定されない。3つの第1凸部211a及び2つの第1凹部211bのうち、少なくとも1つの第1凸部211a又は少なくとも1つの第1凹部211bに、第1補強部材を配置すればよい。例えば、3つの第1凸部211aのうち、Y軸方向の中央部に位置する第1凸部211aにのみ、第1補強部材212を配置する形態でもよい。また、例えば、3つの第1凸部211aのうち、Y軸方向の両端に位置する第1凸部211aにのみ、第1補強部材213を配置する形態でもよい。第1補強部材を配置する第1凸部211aの個数が多い程、脚体2の強度を向上できる。更に、例えば、2つの第1凹部211bに第1補強部材を配置する形態でもよい。この形態では、第1補強部材は、第1凹部211bの上面側に配置される。
次に、図1〜図5を参照して、脚体2の構成について説明する。図4は、本発明の実施形態に係る脚体2の構成を示す分解斜視図である。図5は、本発明の実施形態に係る脚体2の構成を示す斜視図である。図1、図4及び図5に示すように、脚体2は、第1板状部材21、4つの脚部材22及び第2板状部材23を備える。
脚部材22は、鋼製で角パイプ状に形成され、2つの側壁221、後壁222及び前壁227及び間隙226を備える。2つの側壁221は、脚部材22のY軸方向の両端面を形成し、X−Z平面と平行に形成される。2つの側壁221は、互いに対向して配置される。
後壁222は、脚部材22のX軸の負方向の端面を形成し、Y−Z平面と平行に形成される。後壁222は、前壁227と対向して配置される。後壁222は、一方の側壁221に連接された部材と他方の側壁221に連接された部材とを有する。一方の側壁221に連接された部材と他方の側壁221に連接された部材との間には間隙226が形成されている。前壁227は、脚部材22のX軸の正方向の端面を形成し、Y−Z平面と平行に形成される。前壁227は、後壁222と対向して配置される。
脚部材22は、突出部223、突出部224、フランジ部225及びフランジ部228を更に備える。
突出部223は、2つの側壁221と後壁222との間に形成される。また、突出部223は、側壁221の上部及び下部にそれぞれ形成される。側壁221の上部に形成される突出部223は、後壁222に対してZ軸の正方向(上方)に突出して形成される。側壁221の上部に形成された突出部223は、第1波板211のY軸方向の両端の第1凸部211aに嵌め込まれる。側壁221の下部に形成される突出部223は、後壁222に対してZ軸の負方向(下方)に突出して形成される。側壁221の下部に形成される突出部223は、第2波板231のY軸方向の両端の第2凹部231bに嵌め込まれる。
突出部224は、2つの側壁221と前壁227との間に形成される。また、突出部224は、側壁221の上部及び下部にそれぞれ形成される。側壁221の上部に形成される突出部224は、前壁227に対してZ軸の正方向(上方)に突出して形成される。側壁221の上部に形成された突出部224は、第1波板211のY軸方向の両端の第1凸部211a(第1補強部材213)に嵌め込まれる。側壁221の下部に形成される突出部224は、前壁227に対してZ軸の負方向(下方)に突出して形成される。側壁221の下部に形成される突出部223は、第2波板231のY軸方向の両端の第2凹部231b(後述する第2補強部材233)に嵌め込まれる。
フランジ部225は、略矩形板状部材であって、後壁222の上端及び下端にそれぞれ連接して形成される。フランジ部225は、後壁222の上端及び下端からX軸の負方向に突出して形成される。後壁222の上端に形成されるフランジ部225は、一点鎖線WPで示すように、第1波板211の第1凹部211bの下面にスポット溶接で固定される。後壁222の下端に形成されるフランジ部225は、一点鎖線WPで示すように、第2波板231の第2凸部231aの上面にスポット溶接で固定される。
フランジ部228は、略矩形板状部材であって、前壁227の上端及び下端にそれぞれ連接して形成される。フランジ部228は、前壁227の上端及び下端からX軸の正方向に突出して形成される。前壁227の上端に形成されるフランジ部228は、一点鎖線WPで示すように、第1波板211の第1凹部211bの下面にスポット溶接で固定される。前壁227の下端に形成されるフランジ部228は、一点鎖線WPで示すように、第2波板231の上面にスポット溶接で固定される。
第2板状部材23は、第2波板231と、第2補強部材232、第2補強部材233とを有する。第2波板231は、鋼製の板状部材であり、X軸方向に沿って延びる。また、第2波板231は、2つの第2凸部231a及び3つの第2凹部231bを有する。第2凸部231a及び第2凹部231bは、X軸方向に沿って延びる。第2凸部231aのY−Z平面と平行な平面で切られる断面、及び第2凹部231bのY−Z平面と平行な平面で切られる断面は、矩形状である。第2波板231の厚みは、例えば、0.6mmである。
第2補強部材232及び第2補強部材233は、第2波板231を補強する。第2補強部材232及び第2補強部材233は、第2凹部231bの上面に沿って配置される。第2補強部材232が配置される第2凹部231bは、3つの第2凹部231bのうち、第2波板231においてY軸方向の中央部に位置する。第2補強部材233が配置される第2凹部231bは、3つの第2凹部231bのうち、第2波板231においてY軸方向の両端部に位置する。第2補強部材232及び第2補強部材233は、鋼製の部材であり、Y−Z平面と平行な平面で切られる断面がコの字状に形成される。第2補強部材232及び第2補強部材233は、第2凹部231bと、脚部材22との間に配置される。第2補強部材232の厚みは、例えば、0.6mmである。また、第2補強部材232及び第2補強部材233は、第2凹部231bの上面に固定される。具体的には、第2補強部材232及び第2補強部材233は、第2凹部231bの上面に点溶接で固定される。
以上、図1〜図5を参照して説明したように、本発明の実施形態では、第2板状部材23は、第2波板231と、第2補強部材232、第2補強部材233とを有する。第2波板231は、2つの第2凸部231a及び3つの第2凹部231bを有する。第2凸部231a及び第2凹部231bは、X軸方向に沿って延びる。第2補強部材232及び第2補強部材233は、第2波板231を補強する。第2補強部材232及び第2補強部材233は、第2凹部231bと、脚部材22との間に配置されるため、脚体2の強度を更に向上できる。したがって、第2波板231の厚みを低減できるため、金属製パレット100の製造コストを更に削減できる。
また、第2補強部材232及び第2補強部材233が第2凹部231bの上面に沿って配置されるため、脚体2の強度を更に向上できる。したがって、第2波板231の厚みを更に低減できるため、金属製パレット100の製造コストを更に削減できる。
更に、第2凹部231bの断面は矩形状であり、第2補強部材232及び第2補強部材233は、コの字状に形成される。よって、第2補強部材232及び第2補強部材233を安価に製造できる。したがって、金属製パレット100の強度を確保して金属製パレット100の製造コストを更に削減できる。
また、第2補強部材232及び第2補強部材233は、第2凹部231bの上面に固定されるため、脚体2の強度を更に向上できる。したがって、第2波板231の厚みを更に低減できるため、金属製パレット100の強度を確保して金属製パレット100の製造コストを更に削減できる。
図1〜図5を参照して説明したように、本発明の実施形態では、第2補強部材232、233が、3つの第2凹部231bに配置されるが、本発明はこれに限定されない。3つの第2凹部231bのうち、少なくとも1つの第2凹部231bに第2補強部材を配置すればよい。例えば、3つの第2凹部231bのうち、Y軸方向の中央部に位置する第2凹部231bにのみ、第2補強部材232を配置する形態でもよい。また、例えば、3つの第2凹部231bのうち、Y軸方向の両端に位置する第2凹部231bにのみ、第2補強部材233を配置する形態でもよい。また、第2補強部材を配置する第2凹部231bの個数が多い程、脚体2の強度を向上できる。
次に、図1〜図6を参照して、底板3及び天板1の構成について説明する。図6は、発明の実施形態に係る金属製パレット100の構成を示す分解斜視図である。図6に示すように、底板3は、第3波板31及び第3補強部材32を有する。また、天板1は、第4波板11及び第4補強部材12を有する。
第3波板31は、鋼製の板状部材であり、Y軸方向に沿って延びる。また、第3波板31は、2つの第3凸部311及び3つの第3凹部312を有する。第3凸部311及び第3凹部312は、Y軸方向に沿って延びる。第3凸部311のX−Z平面と平行な平面で切られる断面、及び第3凹部312のX−Z平面と平行な平面で切られる断面は、矩形状である。第3波板31の厚みは、例えば、0.6mmである。
第3補強部材32は、第3波板31を補強する。第3補強部材32は、第3凹部312の上面に沿って配置される。第3補強部材32が配置される第3凹部312は、3つの第3凹部312のうち、第3波板31においてX軸方向の中央部に位置する。第3補強部材32は、鋼製の部材であり、X−Z平面と平行な平面で切られる断面がコの字状に形成される。第3補強部材32は、第3凹部312と第2板状部材23との間に配置される。第3補強部材32の厚みは、例えば、0.6mmである。また、第3補強部材32は、第3凹部312の上面に固定される。具体的には、第3補強部材32は、第3凹部312の上面に点溶接で固定される。
第4波板11は、鋼製であり、Y軸方向に沿って延びる。また、第4波板11は、3つの第4凸部111及び2つの第4凹部112を有する。第4凸部111及び第4凹部112は、Y軸方向に沿って延びる。第4凸部111のX−Z平面と平行な平面で切られる断面、及び第4凹部112のX−Z平面と平行な平面で切られる断面は、矩形状である。第4波板11の厚みは、例えば、0.6mmである。
第4補強部材12は、第4波板11を補強する。第4補強部材12は、第4凸部111の下面に沿って配置される。第4補強部材42が配置される第4凸部111は、3つの第4凸部111のうち、第4波板11においてX軸方向の中央部に位置する。第4補強部材12は、鋼製であり、X−Z平面と平行な平面で切られる断面がコの字状に形成される。第4補強部材12の厚みは、例えば、0.6mmである。また、第4補強部材12は、第4凸部111の下面に固定される。具体的には、第4補強部材12は、第4凸部111の下面に点溶接で固定される。
脚体2の第2板状部材23は、底板3の第3波板31に固定される。具体的には、第2波板231の第2凹部231bの下面は、一点鎖線WPで示すように、第3波板31の第3凸部311の上面に点溶接で固定される。
脚体2の第1板状部材21は、天板1の第4波板11に固定される。具体的には、第1波板211の第1凸部211aの上面は、一点鎖線WPで示すように、第4波板11の第4凹部112の上面に点溶接で固定される。
以上、図1〜図6を参照して説明したように、本発明の実施形態では、底板3は、第3波板31と第3補強部材32とを有する。第3波板31は、2つの第3凸部311及び3つの第3凹部312を有する。第3凸部311及び第3凹部312は、Y軸方向に沿って延びる。第3補強部材32は、第3波板31を補強する。第3補強部材32は、第3凹部312と第2板状部材23との間に配置されるため、底板3の強度を向上できる。したがって、第3波板31の厚みを低減できるため、金属製パレット100の強度を確保して金属製パレット100の製造コストを更に削減できる。
また、第3補強部材32が第3凹部312の上面に沿って配置されるため、底板3の強度を更に向上できる。したがって、第3波板31の厚みを更に低減できるため、金属製パレット100の強度を確保して金属製パレット100の製造コストを更に削減できる。
更に、第3凹部312の断面は矩形状であり、第3補強部材32は、コの字状に形成される。よって、第3補強部材32を安価に製造できる。したがって、金属製パレット100の強度を確保して金属製パレット100の製造コストを更に削減できる。
また、第3補強部材32は、第3凹部312の上面に固定されるため、底板3の強度を更に向上できる。したがって、第3波板31の厚みを更に低減できるため、金属製パレット100の製造コストを更に削減できる。
天板1は、第4波板11と第4補強部材12とを有する。第4波板11は、3つの第4凸部111及び2つの第4凹部112を有する。第4凸部111及び第4凹部112は、Y軸方向に沿って延びる。第4補強部材12は、第4波板11を補強する。第4補強部材12は、第4凸部111と第1板状部材21との間に配置されるため、天板1の強度を向上できる。したがって、第4波板11の厚みを低減できるため、金属製パレット100の強度を確保して金属製パレット100の製造コストを更に削減できる。
また、第4補強部材12が第4凸部111の下面に沿って配置されるため、天板1の強度を更に向上できる。したがって、第4波板11の厚みを更に低減できるため、金属製パレット100の強度を確保して金属製パレット100の製造コストを更に削減できる。
更に、第4凸部111の断面は矩形状であり、第4補強部材12は、コの字状に形成される。よって、第4補強部材12を安価に製造できる。したがって、金属製パレット100の製造コストを更に削減できる。
また、第4補強部材12は、第4凸部111の下面に固定されるため、天板1の強度を更に向上できる。したがって、第4波板11の厚みを更に低減できるため、金属製パレット100の強度を確保して金属製パレット100の製造コストを更に削減できる。
また、脚体2の第2板状部材23は、底板3の第3波板31に点溶接で固定され、脚体2の第1板状部材21は、天板1の第4波板11に点溶接で固定されるため、簡素な工程で金属製パレット100を製造できる。したがって、金属製パレット100の強度を確保して金属製パレット100の製造コストを更に削減できる。
次に、図1〜図10を参照して、本発明の実施形態に係る金属製パレット100の製造方法を説明する。図7は、金属製パレット100の製造方法を示すフローチャートである。図8は、「脚体組立工程」を示すフローチャートである。図9は、「底板組立工程」を示すフローチャートである。図10は、「天板組立工程」を示すフローチャートである。
まず、図7に示すように、ステップS1において、「脚体組立工程」を行う。「脚体組立工程」は、脚体2を組み立てる工程を示す。
次に、ステップS2において、「底板組立工程」を行う。「底板組立工程」は、底板3を組み立てる工程を示す。
そして、ステップS3において、「天板組立工程」を行う。「天板組立工程」は、天板1を組み立てる工程を示す。
次に、ステップS4において、「全体組立工程」を行い、処理が終了する。「全体組立工程」では、図6を参照して説明したように、脚体2と底板3と天板1とを点溶接で固定して金属製パレット100を組み立てる。その結果、金属製パレット100を製造できる。
次に、図8を参照して、「脚体組立工程」を説明する。
まず、図8に示すように、ステップS101において、「第1配置工程」を行う。「第1配置工程」では、図2を参照して説明したように、第1補強部材212及び第1補強部材213を第1凸部211aに対して天板1と離間する側に配置する。
そして、ステップS103において、「第1固定工程」を行う。「第1固定工程」では、第1補強部材212及び第1補強部材213を第1凸部211aに固定する。その結果、第1板状部材21を製造できる。
次に、ステップS105において、「第2配置工程」を行う。「第2配置工程」では、図4を参照して説明したように、第2補強部材232及び第2補強部材233を、第2凹部231bと脚部材22との間に配置する。
そして、ステップS107において、「第2固定工程」を行う。「第2固定工程」では、第2補強部材232及び第2補強部材233を第2凹部231bに固定する。その結果、第2板状部材23を製造できる。
次に、ステップS109において、第1板状部材21と脚部材22と第2板状部材23とを点溶接で固定する。その結果、脚体2を製造できる。
次に、図9を参照して、「底板組立工程」を説明する。
まず、図9に示すように、ステップS201において、「第3配置工程」を行う。「第3配置工程」では、図6を参照して説明したように、第3補強部材32を、第3凹部312と第2板状部材23との間に配置する。
そして、ステップS203において、「第3固定工程」を行う。「第3固定工程」では、第3補強部材32を第3凹部312に固定する。その結果、底板3を製造できる。
次に、図10を参照して、「天板組立工程」を説明する。
まず、図10に示すように、ステップS301において、「第4配置工程」を行う。「第4配置工程」では、図6を参照して説明したように、第4補強部材12を、第4凸部111と第1板状部材21との間に配置する。
そして、ステップS303において、「第4固定工程」を行う。「第4固定工程」では、第4補強部材12を第4凸部111に固定する。その結果、天板1を製造できる。
以上、図1〜図10を参照して説明したように、本発明の実施形態では、第1配置工程において、第1補強部材212及び第1補強部材213を第1波板211の第1凸部211aに対して天板1と離間する側に配置する。また、第1固定工程において、第1補強部材212及び第1補強部材213を第1凸部211aに固定する。よって、簡素な手順で第1板状部材21の強度を向上できる。
また、第2配置工程において、第2波板231の第2凹部231bと脚部材22との間に第2補強部材232及び第2補強部材233を配置する。また、第2固定工程において、第2補強部材232及び第2補強部材233を第2凹部231bに固定する。よって、簡素な手順で第2板状部材23の強度を向上できる。
更に、第3配置工程において、第3波板31の第3凹部312と第2板状部材23との間に第3補強部材32を配置する。また、第3固定工程において、第3補強部材32を第3凹部312に固定する。よって、簡素な手順で底板3の強度を向上できる。
また、第4配置工程において、第4波板11の第4凸部111と第1板状部材21との間に第4補強部材12を配置する。また、第4固定工程において、第4補強部材12を第4凸部111に固定する。よって、簡素な手順で天板1の強度を向上できる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(5))。図面は、理解し易くするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合がある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図1を参照して説明したように、本発明の実施形態では、金属製パレット100は、複数の天板1と、複数の脚体2と、複数の底板3とを備えるが、本発明はこれに限定されない。金属製パレット100が、少なくとも1つの天板と、複数の脚体2とを備えればよい。例えば、天板が、1つの部材からなる形態でもよい。具体的には、天板が、1つの波板からなる形態でもよい。また、金属製パレット100が、底板を備えない形態でもよい。
(2)図1〜図3を参照して説明したように、第1波板211が3つの第1凸部211a及び2つの第1凹部211bを有するが、本発明はこれに限定されない。第1波板が少なくとも1つの第1凸部、又は少なくとも1つの第1凹部を有すればよい。例えば、第1波板が1つの第1凸部、及び1つの第1凹部を有する形態でもよい。また、例えば、第1波板が5つの第1凸部、及び4つの第1凹部を有する形態でもよい。また、第1波板211と同様に、第4波板11が3つの第4凸部111及び2つの第4凹部112を有するが、本発明はこれに限定されない。
(3)図1〜図5を参照して説明したように、第2波板231が、2つの第2凸部231a及び2つの第2凹部231bを有するが、本発明はこれに限定されない。第2波板が少なくとも1つの第2凸部、又は少なくとも1つの第2凹部を有すればよい。例えば、第2波板が1つの第2凸部、及び1つの第2凹部を有する形態でもよい。また、例えば、第2波板が5つの第2凸部、及び4つの第2凹部を有する形態でもよい。また、第2波板231と同様に、第3波板31が2つの第3凸部311及び3つの第3凹部312を有するが、本発明はこれに限定されない。
(4)図1〜図3を参照して説明したように、第1凸部211aの断面が矩形状であるが、本発明はこれに限定されない。第1凸部がZ軸の正方向(上方向)に凸形状であればよい。例えば、第1凸部の断面が台形状でもよい。また、第1凸部211aの断面と同様に、第2凹部231bの断面、第3凹部312の断面、及び第4凸部111の断面が矩形状であるが、本発明はこれに限定されない。
(5)図1〜図6を参照して説明したように、金属製パレット100を構成する全ての部材が鋼製であるが、本発明はこれに限定されない。金属製パレット100を構成する少なくとも一部の部材が金属製であればよい。例えば、金属製パレット100の少なくとも一部の部材がアルミニウム製である形態でもよい。また、例えば、金属製パレット100の少なくとも一部の部材がステンレス鋼製である形態でもよい。
本発明は、金属製パレットの分野に利用可能である。
100 金属製パレット
1 天板
11 第4波板
111 第4凸部
112 第4凹部
12 第4補強部材
2 脚体
21 第1板状部材
211 第1波板
211a 第1凸部
211b 第1凹部
212、213 第1補強部材
22 脚部材
23 第2板状部材
231 第2波板
231a 第2凸部
231b 第2凹部
232、233 第2補強部材
3 底板
31 第3波板
311 第3凸部
312 第3凹部
32 第3補強部材

Claims (10)

  1. 運搬物が載置される天板と、
    前記天板を支持する複数の脚体と
    を備え、
    前記複数の脚体のうち、少なくとも1つの脚は、前記天板を支持し、第1方向に延びる第1板状部材を備え、
    前記第1板状部材は、前記第1方向に延びる第1波板と、前記第1波板を補強する少なくとも1つの第1補強部材とを有し、
    前記第1波板は、前記第1方向に沿って延びる少なくとも1つの第1凸部と、前記第1方向に沿って延びる少なくとも1つの第1凹部とを有し、
    前記第1補強部材は、前記第1方向に沿って延び、前記第1凸部及び前記第1凹部の少なくとも一方に配置され、
    前記第1凸部の断面は、矩形状であり、
    前記第1凹部の断面は、矩形状であり、
    前記第1補強部材は、コの字状に形成され、
    前記第1補強部材が、前記第1凸部に配置される場合には、
    前記第1補強部材の上面は、前記第1凸部の下面に密着して配置され、
    前記第1補強部材の外側の側面は、前記第1凸部の内側の側面と密着して配置され、
    前記第1補強部材が、前記第1凹部に配置される場合には、
    前記第1補強部材の下面は、前記第1凹部の上面に密着して配置され、
    前記第1補強部材の外側の側面は、前記第1凹部の内側の側面と密着して配置される、金属製パレット。
  2. 前記第1補強部材は、前記第1凸部の下面に固定される、請求項1に記載の金属製パレット。
  3. 前記複数の脚体のうち、少なくとも1つの脚体は、
    前記第1板状部材を支持し、前記第1方向に沿って配列される少なくとも1つの脚部材と、
    前記脚部材の下端に固定され、前記第1方向に延びる第2板状部材と
    を備え、
    前記第2板状部材は、第2波板と、前記第2波板を補強する少なくとも1つの第2補強部材とを有し、
    前記第2波板は、前記第1方向に沿って延びる少なくとも1つの第2凸部と、前記第1方向に沿って延びる少なくとも1つの第2凹部とを有し、
    前記第2補強部材は、前記第2凹部と前記脚部材との間に配置される、請求項1又は請求項2に記載の金属製パレット。
  4. 前記脚体の下面に固定される底板を更に備える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の金属製パレット。
  5. 前記底板は、前記第1方向と異なる第2方向に延びる少なくとも1つの第3波板と、前記第3波板を補強する少なくとも1つの第3補強部材とを有し、
    前記第3波板は、前記第2方向に沿って延びる少なくとも1つの第3凸部と、前記第2方向に沿って延びる少なくとも1つの第3凹部とを有し、
    前記第3補強部材は、前記第3凹部と前記脚体との間に配置される、請求項4に記載の金属製パレット。
  6. 前記天板は、前記第1方向と異なる第3方向に延びる少なくとも1つの第4波板と、前記第4波板を補強する少なくとも1つの第4補強部材とを有し、
    前記第4波板は、前記第3方向に沿って延びる少なくとも1つの第4凸部、及び前記第3方向に沿って延びる少なくとも1つの第4凹部を有し、
    前記第4補強部材は、前記第4凸部と前記第1板状部材との間に配置される、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の金属製パレット。
  7. 運搬物が載置される天板と、前記天板を支持する複数の脚体とを備える金属製パレットの製造方法であって、
    前記複数の脚体のうち、少なくとも1つの脚体は、前記天板を支持し、第1方向に延びる第1板状部材を備え、
    前記第1板状部材は、前記第1方向に延びる第1波板と、前記第1波板を補強する少なくとも1つの第1補強部材とを有し、
    前記第1波板は、前記第1方向に沿って延びる少なくとも1つの第1凸部と、前記第1方向に沿って延びる少なくとも1つの第1凹部とを有し、
    前記第1補強部材を前記第1凸部及び前記第1凹部の少なくとも一方に配置する第1配置工程と、
    前記第1補強部材を前記第1凸部及び前記第1凹部の少なくとも一方に固定する第1固定工程と
    を含み、
    前記第1凸部の断面は、矩形状であり、
    前記第1凹部の断面は、矩形状であり、
    前記第1補強部材は、コの字状に形成され、
    前記第1補強部材が、前記第1凸部に配置される場合には、
    前記第1補強部材の上面は、前記第1凸部の下面に密着して配置され、
    前記第1補強部材の外側の側面は、前記第1凸部の内側の側面と密着して配置され、
    前記第1補強部材が、前記第1凹部に配置される場合には、
    前記第1補強部材の下面は、前記第1凹部の上面に密着して配置され、
    前記第1補強部材の外側の側面は、前記第1凹部の内側の側面と密着して配置される、金属製パレットの製造方法。
  8. 前記脚体は、
    前記第1板状部材を支持し、前記第1方向に沿って配列される少なくとも1つの脚部材と、
    前記脚部材の下端に固定され、前記第1方向に延びる第2板状部材と
    を備え、
    前記第2板状部材は、前記第1方向に延びる第2波板と、前記第2波板を補強する少なくとも1つの第2補強部材とを有し、
    前記第2波板は、前記第1方向に沿って延びる少なくとも1つの第2凸部と、前記第1方向に沿って延びる少なくとも1つの第2凹部とを有し、
    前記第2補強部材を、前記第2凹部と前記脚部材との間に配置する第2配置工程と、
    前記第2補強部材を前記第2凹部に固定する第2固定工程と
    を更に含む、請求項7に記載の金属製パレットの製造方法。
  9. 前記金属製パレットは、前記脚体の下面に固定される底板を更に備え、
    前記底板は、前記第1方向と異なる第2方向に延びる少なくとも1つの第3波板と、前記第3波板を補強する少なくとも1つの第3補強部材とを有し、
    前記第3波板は、前記第2方向に沿って延びる少なくとも1つの第3凸部と、前記第2方向に沿って延びる少なくとも1つの第3凹部とを有し、
    前記第3補強部材を、前記第3凹部と前記脚体との間に配置する第3配置工程と、
    前記第3補強部材を前記第3凹部に固定する第3固定工程と
    を更に含む、請求項7又は請求項8に記載の金属製パレットの製造方法。
  10. 前記天板は、前記第1方向と異なる第3方向に延びる少なくとも1つの第4波板と、前記第4波板を補強する少なくとも1つの第4補強部材とを有し、
    前記第4波板は、前記第3方向に沿って延びる少なくとも1つの第4凸部と、前記第3方向に沿って延びる少なくとも1つの第4凹部とを有し、
    前記第4補強部材を、前記第4凸部と前記脚体との間に配置する第4配置工程と、
    前記第4補強部材を前記第4凸部に固定する第4固定工程と
    を更に含む、請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の金属製パレットの製造方法。
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