JP6294085B2 - 臨床検査装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、臨床検査装置に関する。
臨床検査は、患者等の被検者の状態を客観的に評価するために行われる。この臨床検査には臨床検査装置が主に用いられる。臨床検査装置の一例としては、自動分析装置が挙げられる。
自動分析装置は、試料容器から分注された被検試料(血液や尿)と、試薬容器から分注された試薬とにより反応容器で反応液を生成させ、反応液の成分を分析するものである。なお、被検試料を単に「試料」という場合がある。
試料容器にはバーコードラベルが付される。バーコードラベルには試料の情報を示すバーコードが表示される。
搬送された試料容器に対向する位置には、バーコードを読み取るバーコードリーダが配置される。読み取られたバーコード(識別情報)に対応して指定された項目の測定が行われる(例えば、特許文献1)。
また、バーコードリーダが垂直軸回りに左右(水平方向)に揺動するように配置される。搬送ベルトにより、試料容器が水平方向に搬送されることにより、バーコードをバーコードリーダが読み取れないとき、そのバーコードを再読み取りできるように、バーコードリーダが左右(水平方向)に揺動するように構成される(例えば、特許文献2)。
特開平6−130069号公報 特開2002−150217号公報
試料容器にバーコードラベルが医療従事者により貼り付けられる場合が多い。この場合、試料容器に対してバーコードラベルが傾いて貼られてしまい、バーコードが読み取れないときがある。
一般的な商品では、それにバーコードが傾いて貼られたとき、POSのようなシステムでは、商品の方を傾けてバーコードを読ませることができる。
しかし、試料容器には試料が入っている。例えば、試料が試料容器一杯に入っている場合、一般的な商品と同じ様に、試料容器を傾けると、試料がこぼれてしまうおそれがあるため、不用意に傾けることができない。
この実施形態は、上記の問題を解決するものであり、試料容器に対してバーコードラベルが傾いて貼られても、試料容器を傾けずに、バーコードを読み取ることが可能な臨床検査装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、実施形態の臨床検査装置は、試料が入れられた試料容器を所定の位置に搬送する手段と、試料容器には、試料の情報を示すバーコードが記載された長尺のバーコードラベルが付されており、所定の位置に搬送された試料容器に対向するように配置され、光源と、光源の発した光を検出する光センサとを有し、バーコードを読み取る読み取り面を備えたバーコードリーダと、バーコードリーダによりバーコードの読み取りができなかった場合、試料容器に付されたバーコードラベルの長尺の方向の傾きに合わせるように、読み取り面の中央部回りに読み取り面を傾けることにより、バーコードリーダを移動させる移動手段と、バーコードリーダによりバーコードが読み取られたかどうかを判断する判断部と、を有し、バーコードリーダは、移動手段による移動の度にバーコードを読み取るように構成され、移動手段は、判断部によりバーコードが読み取れたと判断されるまで、バーコードの読み取り面を所定角度ずつ傾ける
バーコードラベルが傾いて貼られた試料容器の正面図。 第1実施形態に係る自動分析装置の内部全体斜視図。 ラックサンプラに対するバーコードリーダの配置を概念的に示す平面図。 バーコードリーダおよびそれを移動する移動手段の正面図。 バーコードリーダを移動させたときの動作説明図。 バーコードリーダの傾き角度と台座の移動距離との対応関係を示す図。 バーコードリーダを左に傾けるときの一連の動作を示すフローチャート。 バーコードリーダを右に傾けるときの一連の動作を示すフローチャート。 第2実施形態に係るバーコードリーダおよびそれを移動する移動手段の正面図。
この実施形態の臨床検査装置の一例として、自動分析装置について各図を参照して説明する。
試料容器の正面にバーコードラベルが貼られる。図1はバーコードラベルが傾いて貼られた試料容器の正面図である。図1に示すように、試料容器にバーコードラベルが傾いて貼られたとき、その傾きに合わせるようにバーコードリーダを移動させればよい。バーコードリーダをバーコードラベルの傾きに合わせるためには、次の2つの手段が考えられる。(1)まず、バーコードラベルの傾きを検出する。次に、検出結果に基づいてバーコードリーダを移動させる。(2)まず、バーコードを読み取る。次に、読み取り結果を受けて、バーコードリーダを移動させるかどうかを判断する。
(1)の手段では、バーコードラベルの傾きを検出するための検知手段が必要となる。しかし、バーコードの傾きを検出できなくても、バーコードを読み取れるときがある。反対に、バーコードの傾きを検出でき、検出結果に基づいてバーコードリーダを移動させたとしても、バーコードを読み取れないときがある。
(2)の手段では、検知手段が不要となる。そのため、複雑な構成にならない。さらに、バーコードの読み取り結果を受けて、読み取れない場合のみバーコードリーダを移動させる。そのため、バーコードリーダを無駄に移動させることがない。
したがって、本実施形態の自動分析装置において、バーコードリーダをバーコードラベルの傾きに合わせるために、(2)の手段が用いられる。
バーコードリーダを移動させる手段に、(A)バーコードリーダを傾けること、および、バーコードリーダを水平移動させることを並行させる手段がある。(B)また、バーコードリーダを傾けるだけの手段がある。
以下に、(A)の手段について説明し、続いて、(B)の手段について説明する。
<第1実施形態>
次に、第1実施形態に係る自動分析装置について図2〜図8を参照して説明する。図2は自動分析装置の内部全体斜視図、図3はラックサンプラに対するバーコードリーダの配置を概念的に示す平面図である。
図2および図3に示すように、自動分析装置100は、ラックサンプラ6およびバーコードリーダ20を有する。
(ラックサンプラ6)
自動分析装置100の前面には、その前縁に沿ってラックサンプラ6が配置される。ラックサンプラ6は、複数のラック62を一列に並べて収納し、各ラック62を予め定められた位置に搬送可能に構成される。ラック62が予め定められた位置に搬送される方向を図2および図3にXの方向で示す。ラック62には、複数(例えば、5本)の試料容器61が収容される。試料容器61には被検試料が収納される。
また、ラックサンプラ6は、複数のラック62のうちの一または二以上をその並べられる方向に対し直交する水平方向(前縁から中央の方向)に搬送可能に構成される。その結果、ラック62内の各試料容器61が所定の位置P(図3参照)に順次搬送される。各試料容器61が所定の位置Pに順次搬送される方向を図2および図3にYの方向で示す。また、複数の試料容器61の中で、所定の位置Pに搬送された試料容器61Aを図3に示す。ラックサンプラ6が、試料容器61を所定の位置Pに搬送する「搬送手段」に相当する。
(バーコードリーダ20)
図3に示すように、所定の位置Pに搬送された試料容器61に対向するように、バーコードリーダ20が配置される。
試料容器61には長尺のバーコードラベルが付される。バーコードラベルにはバーコードが表示される。ここで、バーコードとは、長方形のバーとスペースが長尺の方向に配列されることにより情報が表示され、長尺の方向に沿って読み取り可能な1次元シンボルをいう。
ここで、「長尺の方向に沿って読み取る」とは次の内容を含む。a)機械走査式のバーコードリーダ20では、光源、フォトダイオードおよび光学系を有し、光を長尺の方向に沿って走査することにより、バーコードからの反射光を光学系を介してフォトダイオードで読み取る。b)また、リニアCCD式のバーコードリーダ20では、光源、長尺の方向に沿って光電変換素子が配列されたCCDセンサ、および、光学系を有し、光をバーコードに照射し、バーコードからの反射光を光学系を介してCCDセンサ上に映し出すことによって読み取る。
なお、フォトダイオードおよびCCDセンサを「光センサ」という場合がある。また、機械走査式のバーコードリーダ20における光の走査方向、および、リニアCCD式のバーコードリーダ20における光電変換素子の配列方向を「読み取り方向」という場合がある。
バーコードリーダ20は、光源(図示しない)と、光センサ(図示しない)と、光学系(図示しない)とを有し、バーコードを読み取る読み取り面21を有する。図3に示すように、読み取り面21は、所定の位置Pに搬送された試料容器61Aの正面(バーコードラベルが貼られた面)に対向する。以下の説明で、バーコードを読み取ることを、「バーコードラベルを読み取る」という場合がある。
前述したように、バーコードラベルは、長尺の方向を上下方向にして貼られることもあり、長尺の方向を上下方向に対し傾けて貼られることもある。なお、上下方向を「Z方向」という場合がある。
バーコードリーダ20は、バーコードが読み取れない場合、移動手段30(後述する)に移動の指示を出す。その指示を受けて、移動手段30はバーコードリーダ20を移動させる。バーコードリーダ20は、移動手段30による移動が終了したら、バーコードを再度読み取る。
〔移動手段30〕
図4はバーコードリーダおよびそれを移動する移動手段30の正面図である。図4に示すように、移動手段30は、回転移動部31と直線移動部32と制御部(図示しない)とを有する。制御部が「判断部」に相当する。
バーコードリーダ20によりバーコードの読み取りができなかった場合、バーコードリーダ20から移動手段30にバーコードリーダ20の移動の指示が出される。移動の指示を受けて、制御部が回転移動部31および直線移動部32に各駆動信号(バーコードリーダ20を傾ける方向(例えば、左)を示す信号を含む)を出力する。それにより、バーコードリーダ20を所定角度(例えば、1°)ずつ傾け、かつ、傾き角度(図5に示す傾き角度θ)に応じた距離(図5に示す距離S)だけ水平移動させる。傾き角度θと距離Sとの対応関係は、移動手段30の記憶部(図示しない)に記憶される。バーコードリーダ20を移動させた後、バーコードリーダ20は、バーコードを読み取れるかどうかを判断する。バーコードを読み取れないとの判断結果を受けて、バーコードリーダ20から移動手段30にバーコードリーダ20の移動の指示が再度出される。このような移動を傾き角度θの限界(例えば、θ=20°)まで繰り返す。
以上のような移動(バーコードリーダ20を左に傾ける移動を含む)を繰り返す中で、バーコードリーダ20がバーコードを読み取り可能になると、バーコードリーダ20からの移動の指示が移動手段30に出されないため、移動手段30によるバーコードリーダ20の移動が終了する。移動の指示がないことを受けて(あるいは、バーコードを読み取れたことを示すバーコードリーダ20からの信号を受けて)、制御部が回転移動部31および直線移動部32に各駆動信号を出力し、バーコードリーダ20を基準位置に戻す。
以上のような移動を繰り返す中で、バーコードリーダ20がバーコードを読み取れないとき、制御部が回転移動部31および直線移動部32に各駆動信号(バーコードリーダ20を傾ける方向(例えば、右)を示す信号を含む)を出力する。それにより、バーコードリーダ20を所定角度(例えば、1°)ずつ傾け、かつ、傾き角度(図5に示す傾き角度θ)に応じた距離(図5に示す距離S)だけ水平移動させる。バーコードリーダ20を移動させた後、バーコードリーダ20は、バーコードを読み取れるかどうかを判断する。バーコードを読み取れないとの判断結果を受けて、バーコードリーダ20から移動手段30にバーコードリーダ20の移動の指示が再度出される。このような移動を傾き角度θの限界(例えば、θ=−20°)まで繰り返す。
以上のような移動(バーコードリーダ20を右に傾ける移動を含む)を繰り返す中で、バーコードリーダ20がバーコードを読み取り可能になると、バーコードリーダ20からの移動の指示が移動手段30に出されないため、移動手段30によるバーコードリーダ20の移動が終了する。移動の指示がないことを受けて(あるいは、バーコードを読み取れたことを示すバーコードリーダ20からの信号を受けて)、制御部が回転移動部31および直線移動部32に各駆動信号を出力し、バーコードリーダ20を基準位置に戻す。
(回転移動部31)
図4に示すように、回転移動部31は、試料容器61とバーコードリーダ20とが対向する方向(X方向)に対し平行な回転軸311、台座317および支柱318を有する。支柱318は台座317に固定される。支柱318は回転軸311を回転可能に支持する。
回転移動部31は、アーム312を有する。アーム312の下端部が回転軸311に固定される。アーム312の上端部に読み取り面21が設けられる。それにより、回転軸311を支点にバーコードリーダ20を傾けるように構成される。
回転軸311にはギア313が固定される。ギア313は伝達ベルト314を介して駆動ギア315に連結される。モータ316により駆動ギア315が反時計回りに回転すると、伝達ベルト314を介してギア313および回転軸311が反時計回りに回転する。それにより、読み取り面21が回転軸311回りに反時計回りの方向(図4で左)に回転する。モータ316により駆動ギア315が時計回りに回転すると、伝達ベルト314を介してギア313および回転軸311が時計回りに回転する。それにより、読み取り面21が回転軸311回りに時計回りの方向(図4で右)に回転する。モータ316には、例えば、パルス電力を与えるごとに一定の角度だけ回転するステッピングモータ、または、現在位置と目的位置を比較し、差がある場合、目的位置との差分を減少させる方向に回転するサーボモータが用いられる。
回転軸311回りの回転方向における読み取り面21の基準位置を検出する近接センサ319が設けられる。ここで、「読み取り面の基準位置」とは、読み取り方向(前述する光の走査方向、または、光電変換素子の配列方向)を上下方向にした位置をいう。図6に、読み取り面21の基準位置をθ=0°で示す。回転移動部31は、近接センサ319により検出された結果を受けて、そのときのモータ316の回転位置を初期位置として記憶する。さらに、回転移動部31は、モータ316に与えられたパルス電圧の数(パルス数)または差分から、そのときのモータ316の回転位置を現在位置として記憶する。
図1に示すように、バーコードラベルが傾いて試料容器61に貼られるとき、バーコードラベルの傾き角度によっては、読み取り面21をいくら傾けても、バーコードが読み取れないときがある。そのときの読み取り面21の傾き角度を限界位置とする。図6に読み取り面21の限界位置をθ=20°で示す。
図5は、図1に示すように、バーコードラベルが傾いて貼られたとして、それを読み取るために、バーコードリーダ20を移動させたときの動作説明図である。図5に、回転軸311の位置を“O”で示し、読み取り面21の中心位置を“R”で示し、回転軸311の位置Oと読み取り面21の中心位置Rとを結んだ線を“L”で示し、線Lに対する読み取り面21の傾き角度を“θ”で示す。ここで、バーコードラベルは、長尺の方向を線Lに対し傾いて貼られるときがあるが、そのときでも、バーコードラベルの長尺の方向の中心位置は、線L上に位置するものとする。
図5に示すように、バーコードリーダ20(読み取り面21)を回転軸311回りに角度θだけ傾けたとき、読み取り面21の中心位置Rが位置R1に移動する。図5に移動先の読み取り面21の中心位置を“R1”で示す。
位置R、R1間の距離をSとすると、距離Sは、次の式(1)で表される。
S=r*sinθ (1)
ここで、rは、位置O、R1間の距離である。
すなわち、角度θと距離Sとは対応関係を有する。角度θと距離Sとの対応関係は、記憶部(図示しない)に記憶される。
図6は、位置O、R1間の距離rを100mmとしたとき、角度θと距離Sとの対応関係を示す図である。図6に示すように、バーコードリーダ20が傾けられるときの許容される角度の範囲は−20°〜20°である。角度θ=0°のとき、距離S=0[mm]である。さらに、角度θ=20°または、−20°のとき、距離S=34.2[mm]である。
バーコードラベルの長尺の方向の中心位置は、図5において線L上に位置するので、バーコードリーダ20を角度θだけ傾けたことにより、読み取り面21の中心位置R1がバーコードラベルの長尺の方向の中心位置に対して距離Sだけずれたことになる。
(直線移動部32)
図4に示すように、直線移動部32は、ラックギア321、ピニオン322、および、モータ(図示しない)を有する。ラックギア321は、台座317に固定される。ピニオン322は、ラックギア321に噛み合わされる。モータによりピニオン322が回転されることにより、ラックギア321および台座317が水平方向(Y方向)に移動される。モータには、モータ316と同様に、ステッピングモータまたはサーボモータが用いられる。
台座317の基準位置を検出する近接センサ323が設けられる。直線移動部32は、近接センサ323により検出された結果を受けて、そのときのモータの回転位置を初期位置として記憶する。さらに、直線移動部32は、モータに与えられたパルス電圧の数(パルス数)または差分から、そのときのモータの回転位置を現在位置として記憶する。
図5に示すように、回転移動部31により読み取り面21の中心位置がRからR1に移動されたとき、バーコードラベルの長尺の方向の中心位置に、読み取り面21の中心位置を合わせるためには、読み取り面21の中心位置をR1からRに移動させる必要がある。直線移動部32は、記憶部に記憶された角度θと距離S(位置R1、R間の距離)との対応関係を参照し、現在位置および距離Sに基づいて、台座317を水平移動(Y方向移動)させることにより、読み取り面21の中心位置をR1からRに移動させる。それにより、読み取り面21が試料容器61の正面(バーコードラベルが貼られた面)に来るように台座317が移動される。
(動作)
次に、バーコードリーダ20を傾けるときの一連の動作について図7および図8を参照して説明する。図7は、バーコードリーダ20を左に傾けるときの一連の動作を示すフローチャート、図8は、バーコードリーダ20を右に傾けるときの一連の動作を示すフローチャートである。なお、読み取り面21の基準位置を「ホーム位置」といい、台座317の基準位置を「ホーム位置」という場合がある。
移動手段30は、近接センサ319、323による検出結果を受けて、バーコードリーダ20および台座317がホーム位置(基準位置)にあるかどうかを判断する。移動手段30は、これらがホーム位置にないと判断したとき、ホーム位置に戻す。
先ず、ホーム位置(基準位置)の状態で、バーコードリーダ20がバーコードラベルを読む(ステップS101)。
次に、移動手段30は、バーコードリーダ20の読み取り結果を受けて、バーコードリーダ20がバーコードラベルを読むことができたかどうかを判断する(ステップS102)。
次に、回転移動部31は、左(図4において反時計回り)に1度(θ=1°)、バーコードリーダ20を傾け、バーコードリーダ20が試料容器61の正面に来るように、記憶部に記憶された距離S(図6に示す距離S=1.7mm)に基づいて、台座317を右に移動させる(ステップS103)。
次に、バーコードリーダ20がバーコードラベルを読む(ステップS104)。
次に、移動手段30は、バーコードリーダ20の読み取り結果を受けて、バーコードリーダ20がバーコードラベルを読むことができたかどうかを判断する(ステップS105)。
次に、バーコードラベルを読むことができないと判断されたとき(ステップS105:No)、移動手段30は、バーコードリーダ20の傾きが限界(例えば、限界位置θ=20°)であるかどうかを判断する(S106)。
バーコードリーダ20の傾きが限界ではないと判断されたとき(ステップS106:No)、移動手段30は、バーコードリーダ20をさらに左に1度傾け、バーコードリーダ20が試料容器61の正面に来るように、台座317を移動させるステップS103に戻る。バーコードリーダ20の傾きが限界(限界位置)であると判断されたとき(ステップS106:Yes)、移動手段30は、バーコードリーダ20および台座317をホーム位置(基準位置)に戻す(ステップS107)。
なお、バーコードリーダ20がバーコードラベルを読むことができたかどうかを判断するステップS105において、バーコードラベルを読むことができたと判断されたとき(ステップS105:Yes)、移動手段30は、バーコードリーダ20および台座317をホーム位置(基準位置)に戻す(ステップS108)。なお、バーコードリーダ20により読まれたバーコードラベルの情報は、自動分析装置100の記憶部(図示しない)に記憶される。
一方で、バーコードリーダ20を限界位置まで1度ずつ傾け、その都度、バーコードラベルを読みに行っても、バーコードラベルが読めなかったとき(ステップS103〜S107)、以下の動作を行う。
図8は、バーコードリーダを右に傾けるときの一連の動作を示すフローチャートである。図8に示すように、回転移動部31は、右(図4において時計回り)に1度(θ=1°)、バーコードリーダ20を傾け、バーコードリーダ20が試料容器61の正面に来るように、記憶部に記憶された距離S(図6に示す距離S=1.7mm)に基づいて、台座317を左に移動させる(ステップS201)。
次に、バーコードリーダ20がバーコードラベルを読む(ステップS202)。
次に、移動手段30は、バーコードリーダ20の読み取り結果を受けて、バーコードリーダ20がバーコードラベルを読むことができたかどうかを判断する(ステップS203)。
次に、バーコードラベルを読むことができないと判断されたとき(ステップS203:No)、移動手段30は、バーコードリーダ20の傾きが限界(例えば、限界位置θ=20°)であるかどうかを判断する(S204)。
バーコードリーダ20の傾きが限界ではないと判断されたとき(ステップS204:No)、移動手段30は、バーコードリーダ20をさらに右に1度傾け、バーコードリーダ20が試料容器61の正面に来るように、台座317を移動させる(ステップS201に戻る)。バーコードリーダ20の傾きが限界であると判断されたとき(ステップS204:Yes)、移動手段30は、バーコードリーダ20および台座317をホーム位置(基準位置)に戻す(ステップS205)。
次に、移動手段30は、エラー信号を出力する(ステップS206)。表示制御部(図示しない)は、エラー信号を受けて、表示部(図示しない)にその旨を表示し、自動分析装置100は、当該バーコードラベルが貼られた試料容器61をスキップさせ、測定対象から外すよう制御する。
なお、バーコードリーダ20がバーコードラベルを読むことができたかどうかを判断するステップS203において、バーコードラベルを読むことができたと判断されたとき(ステップS203:Yes)、移動手段30は、バーコードリーダ20および台座317をホーム位置(基準位置)に戻す(ステップS207)。なお、バーコードリーダ20により読まれたバーコードラベルの情報は、自動分析装置100の記憶部(図示しない)に記憶される。
なお、前記ステップS103、S201において、バーコードリーダ20を1度ずつ傾けたが、傾ける角度はこれに限らず、1度未満の所定角度、例えば、0.5度ずつ回転させてもよい。1度より大きな所定角度、例えば、2度ずつ回転させてもよい。さらに、前記ステップでは、バーコードリーダ20を先ず左に傾け、さらに、限界位置まで傾けた中でバーコードを読み取れないとき、右に傾ける移動手段30を示した。しかしこれに限らない、バーコードリーダ20を先ず右に傾け、さらに、限界位置まで傾けた中でバーコードを読み取れないとき、左に傾ける移動手段30であってもよいことはいうまでもない。
次に、自動分析装置100の他の構成について図2を参照して簡単に説明する。図2は、自動分析装置100の内部を示す斜視図である。
図2に示す自動分析装置100は、試薬ラック1、第1試薬庫2、第2試薬庫3、試薬容器4、反応庫5、ラックサンプラ6、試料分注プローブ7、第1試薬分注プローブ8、第2試薬分注プローブ9、攪拌ユニット11、及び、測光ユニット12を有する。
(試料容器61)
ラックサンプラ6は、複数のラック62を一列に並べて収納し、各ラック62を予め定められた位置に搬送可能に構成される。ラック62には、複数の試料容器61が収容される。試料容器61には被検試料が収納される。
ラックサンプラ6は、複数のラック62のうちの一または二以上をその並べられる方向に対し直交する水平方向(前縁から中央の方向)に搬送する。それにより、ラック62内の各試料容器61が所定の位置Pに順次搬送される。所定の位置Pに搬送された試料容器61の正面に貼られたバーコードラベルがバーコードリーダ20により読み取られる。なお、バーコードリーダ20により読まれたバーコードラベルの情報は、自動分析装置100の記憶部(図示しない)に記憶される。
(試薬容器4)
第1試薬庫2及び第2試薬庫3には、回動可能な円形状の試薬ラック1が収納されている。各試薬容器4は、この試薬ラック1に環状に並んで収納されている。第1試薬が収容された試薬容器4は第1試薬庫2に載置され、第2試薬が収納された試薬容器4は第2試薬庫3に載置される。第1試薬および第2試薬が被検試料の測定項目に応じて選択される。
(反応容器51)
反応庫5は、回動可能な円形状のカセット部材(図示省略)を有する。カセット部材には反応容器51が載置される。カセット部材が回動されることにより、反応容器51が分注位置、攪拌位置、測定位置、及び、洗浄/乾燥位置に搬送される。
次に、試料/試薬の分注、攪拌、反応液の測定、および、反応容器51の洗浄/乾燥の各動作について説明する。
(分注)
試料分注プローブ7は、ラックサンプラ6によって所定の位置Pに搬送された試料容器61から被検試料を吸引し、規定の吐出位置に搬送された反応容器51に被検試料を吐出する。
第1試薬分注プローブ8は、第1試薬庫2の試薬ラック1の回動によって規定の吸引位置に搬送された試薬容器4から第1試薬を吸引し、規定の吐出位置に搬送された反応容器51に第1試薬を吐出する。
第2試薬分注プローブ9は、第2試薬庫3の試薬ラック1の回動によって規定の吸引位置に搬送された試薬容器4から第2試薬を吸引し、規定の吐出位置に搬送された反応容器51に第2試薬を吐出する。
(攪拌)
攪拌ユニット11は、1サイクル毎に、攪拌位置に停止した反応容器51内における被検試料及び試薬(第1試薬、第2試薬)の反応液を攪拌する。
(測定)
測光ユニット12は、反応液を測光位置から測定する。測光ユニット12は、反応液の吸光度を測定した後、その測定結果データをデータ処理部(図示しない)に出力する。データ処理部は、吸光度から検量線に基づいて反応液の濃度を求める。それにより、反応液の成分を測定することが可能となる。
(洗浄、乾燥)
洗浄/乾燥ユニット13は、洗浄/乾燥位置に停止した反応容器51内の測定を終えた反応液を吸引すると共に、反応容器51内を洗浄/乾燥する。
以上に、第1実施形態に係る自動分析装置100の構成および動作を簡単に説明した。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る移動手段30について図9を参照して説明する。
第2実施形態において、第1実施形態と同様な構成については同一の番号を付し、その説明を省略し、異なる構成について主に説明する。
第1実施形態では、移動手段30が回転移動部31および直線移動部32を有するものを示した。直線移動部32が設けられた理由は、回転移動部31によりバーコードリーダ20の読み取り面21が試料容器61の正面(バーコードラベルが貼られた面)からずれたとき、そのずれをなくし、読み取り面21が試料容器61の正面に戻るように、直線移動部32を用いて、台座317を水平移動(Y方向移動)させるためである。
これに対し、第2実施形態では、直線移動部32が不要である。その理由は、試料容器61の正面に貼られたバーコードラベルの長尺の方向の中心回りに、読み取り面21を回転させるように回転移動部31が構成されるためである。
バーコードリーダ20によりバーコードの読み取りができなかった場合、バーコードリーダ20から移動手段30にバーコードリーダ20の移動の指示が出される。移動の指示を受けて、制御部が回転移動部31に駆動信号(バーコードリーダ20を傾ける方向(例えば、左)を示す信号を含む)を出力する。それにより、バーコードリーダ20を所定角度(例えば、1°)ずつ傾ける。バーコードリーダ20を移動させた後、バーコードリーダ20は、バーコードを読み取れるかどうかを判断する。バーコードを読み取れないとの判断結果を受けて、バーコードリーダ20から移動手段30にバーコードリーダ20の移動の指示が再度出される。このような移動を傾き角度θの限界(例えば、θ=20°)まで繰り返す。
以上のようなバーコードリーダ20を左に傾ける移動を繰り返す中で、バーコードリーダ20がバーコードを読み取り可能になると、バーコードリーダ20からの移動の指示が移動手段30に出されないため、移動手段30によるバーコードリーダ20の移動が終了する。移動の指示がないことを受けて(あるいは、バーコードを読み取れたことを示すバーコードリーダ20からの信号を受けて)、制御部が回転移動部31に駆動信号を出力し、バーコードリーダ20を基準位置に戻す。
以上のような移動を繰り返す中で、バーコードリーダ20がバーコードを読み取れないとき、制御部が回転移動部31に駆動信号(バーコードリーダ20を傾ける方向(例えば、右)を示す信号を含む)を出力する。それにより、バーコードリーダ20を所定角度(例えば、1°)ずつ傾ける。バーコードリーダ20を移動させた後、バーコードリーダ20は、バーコードを読み取れるかどうかを判断する。バーコードを読み取れないとの判断結果を受けて、バーコードリーダ20から移動手段30にバーコードリーダ20の移動の指示が再度出される。このような移動を傾き角度θの限界(例えば、θ=−20°)まで繰り返す。
以上のようなバーコードリーダ20を右に傾ける移動を繰り返す中で、バーコードリーダ20がバーコードを読み取り可能になると、バーコードリーダ20からの移動の指示が移動手段30に出されないため、移動手段30によるバーコードリーダ20の移動が終了する。移動の指示がないことを受けて(あるいは、バーコードを読み取れたことを示すバーコードリーダ20からの信号を受けて)、制御部が回転移動部31に駆動信号を出力し、バーコードリーダ20を基準位置に戻す。
(回転移動部31)
図9は、バーコードリーダ20およびそれを移動する移動手段30の正面図である。
図9に示すように、回転移動部31は、回転軸311、アーム312、ギア313、伝達ベルト314、駆動ギア315、モータ316、台座317、支柱318の他に、中継ギア313a、伝達ベルト314a、および、従動ギア213aを有する。
アーム312は、支柱318に固定される。支柱318の上端部に回転軸211が設けられる。回転軸211の中心が、所定の位置Pに搬送された試料容器61A(図3参照)の正面に貼られたバーコードラベルの長尺の方向の中心と一致する。それにより、バーコードラベルの長尺の方向の中心回りに、読み取り面21が回転可能となる。
読み取り面21は、支柱318の上端部に設けられた回転軸211回りに回転可能に支持される。
中継ギア313aは、回転軸311回りにギア313と一体的に回転するように構成される。従動ギア213aは、回転軸211と一体的に回転するように構成される。従動ギア213aは伝達ベルト314aを介して中継ギア313aに連結される。回転軸211回りの回転方向における読み取り面21の基準位置を検出する近接センサ319aが設けられる。
モータ316により駆動ギア315が反時計回りに回転すると、伝達ベルト314を介してギア313および回転軸311が反時計回りに回転する。それにより、伝達ベルト314aを介してギア213および読み取り面21が回転軸311回りに反時計回りの方向(図9で左)に回転する。モータ316により駆動ギア315が時計回りに回転すると、伝達ベルト314を介してギア313および回転軸311が時計回りに回転する。それにより、伝達ベルト314aを介してギア213および読み取り面21が回転軸311回りに時計回りの方向(図9で右)に回転する。
(動作)
次に、バーコードリーダを傾けるときの一連の動作について説明する。
先ず、移動手段30は、近接センサ319aによる検出結果を受けて、バーコードリーダ20がホーム位置(基準位置)にあるかどうかを判断する。移動手段30は、バーコードリーダ20がホーム位置にないと判断したとき、ホーム位置に戻す。
次に、ホーム位置(基準位置)の状態で、バーコードリーダ20がバーコードラベルを読む。
次に、移動手段30は、バーコードリーダ20の読み取り結果を受けて、バーコードリーダ20がバーコードラベルを読むことができたかどうかを判断する。
次に、回転移動部31は、左(図4において反時計回り)に1度(θ=1°)、バーコードリーダ20を傾ける。
次に、バーコードリーダ20がバーコードラベルを読む。
次に、移動手段30は、バーコードリーダ20の読み取り結果を受けて、バーコードリーダ20がバーコードラベルを読むことができたかどうかを判断する。
次に、バーコードラベルを読むことができないと判断されたとき、移動手段30は、バーコードリーダ20の傾きが限界(例えば、限界位置θ=20°)であるかどうかを判断する。
バーコードリーダ20の傾きが限界ではないと判断されたとき、移動手段30は、バーコードリーダ20をさらに左に1度傾ける。バーコードリーダ20の傾きが限界であると判断されたとき、移動手段30は、バーコードリーダ20をホーム位置(基準位置)に戻す。
なお、バーコードリーダ20がバーコードラベルを読むことができたかどうかを判断するときにおいて、バーコードラベルを読むことができたと判断されたとき、移動手段30は、バーコードリーダ20をホーム位置(基準位置)に戻す。
一方で、バーコードリーダ20を限界位置まで1度ずつ傾け、その都度、バーコードラベルを読みに行っても、バーコードラベルが読めなかったとき、以下の動作を行う。
回転移動部31は、右(図4において時計回り)に1度(θ=1°)、バーコードリーダ20を傾ける。
次に、バーコードリーダ20がバーコードラベルを読む。
次に、移動手段30は、バーコードリーダ20の読み取り結果を受けて、バーコードリーダ20がバーコードラベルを読むことができたかどうかを判断する。
次に、バーコードラベルを読むことができないと判断されたとき、移動手段30は、バーコードリーダ20の傾きが限界(例えば、限界位置θ=20°)であるかどうかを判断する。
バーコードリーダ20の傾きが限界ではないと判断されたとき、移動手段30は、バーコードリーダ20をさらに右に1度傾ける。バーコードリーダ20の傾きが限界であると判断されたとき、移動手段30は、バーコードリーダ20をホーム位置(基準位置)に戻す。
次に、移動手段30は、エラー信号を出力する。表示制御部(図示しない)は、エラー信号を受けて、表示部にその旨を表示し、自動分析装置100は、当該バーコードラベルが貼られた試料容器61をスキップさせ、測定対象から外すよう制御する。
なお、バーコードリーダ20がバーコードラベルを読むことができたかどうかを判断する工程において、バーコードラベルを読むことができた判断されたとき、移動手段30は、バーコードリーダ20をホーム位置(基準位置)に戻す。
上記実施形態において説明した構成は、自動分析装置以外の臨床検査装置にも適用することができる。
臨床検査装置としては、例えば、自動分析装置や血液ガス分析装置や電気泳動装置や液体クロマトグラフィー装置などの臨床化学分析機器、ラジオイムノアッセイ装置などの核医学機器、ラテックス凝集反応測定装置やネフェロメータなどの免疫血清検査機器、自動血球計数装置、血液凝固測定装置などの血液検査機器、微生物分類同定装置や血液培養検査装置やDNA・RNA測定装置などの細菌検査機器、尿分析装置や便潜血測定装置などの尿検査機器、自動組織細胞染色装置などの病理検査機器、生理機能検査機器、マイクロピペットや洗浄装置分注装置や遠心分離装置などのその他の臨床検査機器等が挙げられる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 自動分析装置
1 試薬ラック
2 第1試薬庫
3 第2試薬庫
4 試薬容器
5 反応庫
51 反応容器
6 ラックサンプラ
61 試料容器
62 ラック
7 試料分注プローブ
8 第1試薬分注プローブ
9 第2試薬分注プローブ
11 攪拌ユニット
12 測光ユニット
13 洗浄/乾燥ユニット
20 バーコードリーダ
21 読み取り面
211 回転軸
213a 従動ギア
30 移動手段
31 回転移動部
311 回転軸
312 アーム
313 ギア
313a 中継ギア
314 伝達ベルト
314a 伝達ベルト
315 駆動ギア
316 モータ
317 台座
318 支柱
319 近接センサ
319a 近接センサ
32 直線移動部
321 ラックギア
322 ピニオン
323 近接センサ

Claims (4)

  1. 試料と試薬とにより生成された反応液の成分を分析する臨床検査装置において、
    前記試料が入れられた試料容器を所定の位置に搬送する手段と、
    前記試料容器には、前記試料の情報を示すバーコードが記載された長尺のバーコードラベルが付されており、前記所定の位置に搬送された前記試料容器に対向するように配置され、光源と、前記光源の発した光を検出する光センサとを有し、前記バーコードを読み取る読み取り面を備えたバーコードリーダと、
    前記バーコードリーダにより前記バーコードの読み取りができなかった場合、前記試料容器に付された前記バーコードラベルの長尺の方向の傾きに合わせるように、前記読み取り面の中央部回りに前記読み取り面を傾けることにより、前記バーコードリーダを移動させる移動手段と、
    前記バーコードリーダにより前記バーコードが読み取られたかどうかを判断する判断部と、
    を有し、
    前記バーコードリーダは、前記移動手段による移動の度に前記バーコードを読み取るように構成され、
    前記移動手段は、前記判断部により前記バーコードが読み取れたと判断されるまで、前記バーコードの読み取り面を所定角度ずつ傾ける、
    ことを特徴とする臨床検査装置。
  2. 試料と試薬とにより生成された反応液の成分を分析する臨床検査装置において、
    前記試料が入れられた試料容器を所定の位置に搬送する手段と、
    前記試料容器には、前記試料の情報を示すバーコードが記載された長尺のバーコードラベルが付されており、前記所定の位置に搬送された前記試料容器に対向するように配置され、前記バーコードを読み取るためのバーコードリーダと、
    前記バーコードリーダにより前記バーコードの読み取りができなかった場合、前記試料容器に付された前記バーコードラベルの長尺の方向の傾きに合わせるように、前記バーコードリーダを移動させる移動手段と、
    を有し、
    前記移動手段は、
    前記試料容器とバーコードリーダとが対向する方向に対して平行な回転軸を有し、前記回転軸を支点にバーコードリーダを傾けるように構成された回転移動部と、
    前記試料容器に付された前記バーコードラベルにおける前記長尺の方向の略中心位置を含む略垂直線上に前記バーコードリーダを水平移動させるように構成された直線移動部と、
    を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の臨床検査装置。
  3. 前記回転移動部は、前記バーコードリーダに固定された前記回転軸と、第1のモータとを有し、前記第1のモータの動力により、前記回転軸を支点に前記バーコードリーダを傾けるように構成され、
    前記直線移動部は、
    前記回転軸を回転可能に支持する台座と、前記台座に固定されたラックギアと、ラックギアに噛み合わされたピニオンと、ピニオンに回転力を与える第2のモータとを有し、第2のモータの動力により、前記ピニオンおよび前記ラックギアを介して、前記台座を前記水平移動させるように構成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の臨床検査装置。
  4. 前記移動手段は、前記バーコードリーダにより前記バーコードが読み取れたと判断されるまで、前記バーコードリーダを所定角度ずつ傾け、かつ、所定角度に対応した距離だけ前記台座を前記水平移動させることを特徴とする請求項3に記載の臨床検査装置。
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