JP6293538B2 - プーリ機構,プーリ機構を有する変速機及びこれを備えた車両 - Google Patents

プーリ機構,プーリ機構を有する変速機及びこれを備えた車両 Download PDF

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本発明は、動力伝達部材を油圧によってクランプする可動プーリ及び固定プーリを備えたプーリ機構と、このプーリ機構を有する変速機と、この変速機を備えた車両とに関するものである。
車両用の無段変速機には、それぞれの回転軸に接続された二つのプーリ機構と、これらのプーリ機構に巻き掛けられたベルト或いはチェーン(以下、「ベルト」と総称する)とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような無段変速機では、動力伝達部材であるベルトを介して一方のプーリ機構から他方のプーリ機構に動力が伝達される。
両プーリ機構にはV字状断面形状の溝があり、各溝の溝幅を拡縮することで、各プーリ半径を変更し、変速比を最ローと最ハイとの間で変更する。
図6は無段変速機の出力側(セカンダリ)のプーリ機構の例を示すが、図6に示すように、プーリ機構は、回転軸1と同心上に固定プーリ2と可動プーリ3とを備えている。
固定プーリ2は回転軸1に固定され、可動プーリ3は回転軸1に軸方向に可動で回転方向に一体に係止され、固定プーリ2及び可動プーリ3は回転軸1と一体回転する。
固定プーリ2及び可動プーリ3の対向面は、両面によりV字状断面形状の溝4を形成し、この溝4にベルト5がクランプされる。
可動プーリ3は、固定プーリ2に向く正面側とは反対側(以下、「背面側」という)に向けて延設されたシリンダ31を有する。
このシリンダ31の内周面31aは、回転軸1と平行な円筒面であり、シリンダ31の内径は、軸方向位置に依らず一定となっている。
回転軸1における可動プーリ3の背面側には、プランジャ32が固設され、可動プーリ3の背面30b,シリンダ31の内周面31a,プランジャ32の前面32a等によって囲繞され受圧室33が形成されている。
プランジャ32の外周部分32bにはシール部材51が装備され、シリンダ31の内周面31aとの摺動部分をシール(密閉)している。
受圧室33には、オイルポンプや油圧制御弁を有する油圧制御系で圧力(以下、「油圧P」という)を制御された油が供給される。
受圧室33内の油の量に応じて可動プーリ3の回転軸1に対する位置が変更され、溝4の溝幅が拡縮されて変速比が変更される。
また、受圧室33内の油圧Pは可動プーリ3の背面(軸方向と直交する面)30bに加わり、溝4内のベルト5をクランプする力(以下、「推力F」という)として作用する。
この油圧Pによる推力(油圧推力)Fは、次式(1)で示すように、油圧Pと可動プーリ3の受圧面の軸方向投影面積(以下、「受圧面積A」という)とに応じたものとなる。
=P×A ・・・(1)
ただし、図6に示すプーリ機構はセカンダリプーリ機構であり、油圧Pが供給できない車両停止時にも推力Fを与えて変速比をローに固定するスプリング35が装備される。
このスプリング35は、可動プーリ3の背面30bとプランジャ32の前面32aとの間に、圧縮状態で介装され、可動プーリ3を固定プーリ2側に常時付勢する。
したがって、セカンダリプーリ機構の推力Fsecは、次式(2)に示すように、セカンダリプーリ機構の受圧室33の油圧Psec及び受圧面積Asecによる油圧推力Fに、付勢力Fsprを加えたものになる。
sec=F+Fspr=Psec×Asec+Fspr ・・・(2)
なお、入力側のプライマリプーリ機構には、スプリングは設けられないので、プライマリプーリ機構の推力Fpriは、次式(3)で示すように、油圧Ppri及び受圧面積Apriによる油圧推力Fのみとなる。
pri=F=Ppri×Apri・・・(3)
これらの推力の比(Fpri/Fsec、以下、「推力比Z」という)と、車両のドライブやコーストのトルク伝達状態(トルク比)とに応じて、変速比が決まる。
トルク比が一定ならば、変速比は推力比Zで決まり、ある変速比を保持する推力比(バランス推力比)Zから推力比Zを変更すればこれに応じた変速比に変更される。
特開2005−3012号公報
ところで、油圧供給系からプーリ機構に加えられる油圧Pには、次の理由1,2などによって、一定の大きさの下限値(以下、「最低圧Pmin」という)が設定されている。
(理由1)油圧Pが低過ぎると油圧Pの制御応答性が低下し、変速の応答性が低下するため、最低圧Pmin以上の範囲で制御して、変速の応答性を確保するため。
(理由2)油圧Pが低過ぎるとオイルポンプによって安定して油圧Pを発生させることが難しく、油圧Pを安定して発生させるため。
このため、推力Fの下限値(以下、「最小推力Fmin」という)も、以下の式(4)に示すように、最低圧Pminに応じた大きさとなる。
min=Pmin×A ・・・(4)
この最小推力Fminが、ベルトによって動力を伝達するのに最低限必要な推力(以下、「必要推力Frq」という)よりも大きければ、プーリ機構に必要以上の推力(以下、「過剰推力Fo」という)が作用することになる。
この過剰推力Foは、以下の式(5)で表わされる。
o=Fmin−Frq ・・・(5)
また、必要推力Frqは、伝達するトルク(以下、「伝達トルクT」という)に比例する。
例えば、一方のプーリ機構における巻掛半径Rが小さく、他方のプーリ機構における巻掛半径Rが大きくなるときには、一方のプーリ機構における伝達トルクT1は、他方のプーリ機構における伝達トルクT2よりも小さくなる。
このとき、一方のプーリ機構における必要推力Frqは小さく、他方のプーリ機構における必要推力Frqは大きくなる。
しかしながら、無段変速機では、推力比Zに応じて変速比が変更されるため、最小推力Fminが必要推力Frqよりも大きいときには、プーリ機構それぞれにおいて過剰推力Foが発生してしまう。
特に、プーリ機構において、巻掛半径Rが小さくなって伝達トルクTが小さいとき、言い換えれば、固定プーリと可動プーリとが離隔して溝幅が大きくなるときには、必要推力Frqが小さくなるため、過剰推力Foが大きくなってしまうおそれがある。
図6に示すように、推力Fsprを付与するスプリング35が設けられているセカンダリプーリ機構では、巻掛半径Rが小さくなるとスプリング35も圧縮され付勢力が増大し、推力Fsprも大きくなり、過剰推力Foはますます大きくなる。
本発明の目的の一つは、かかる課題に鑑み創案されたもので、推力を適切な大きさにすることができるようにした、プーリ機構と、このプーリ機構を有する無段変速機と、この無段変速機を備えた車両とを提供することである。
なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的として位置づけることができる。
(1)上記の目的を達成するために、本発明のプーリ機構は、プランジャを有し、固定プーリを有し、前記プランジャと前記固定プーリとの間に可動プーリを有し、前記固定プーリと前記可動プーリとの間に溝を有し、前記可動プーリと前記プランジャとの間に受圧室を有し、油路を有し、前記溝の幅が所定値未満のときには、前記油路は第1の室と第2の室とが連通して形成される前記受圧室へ油を供給し、前記溝の幅が前記所定値以上のときには、前記受圧室は前記第1の室と前記第2の室とに区分され、前記油路は前記第1の室へ油を供給することを特徴とする。
(2)もう一つの本発明のプーリ機構は、プランジャを有し、固定プーリを有し、前記プランジャと前記固定プーリとの間に可動プーリを有し、前記固定プーリと前記可動プーリとの間に溝を有し、前記可動プーリに推力を加える付勢手段を有し、前記可動プーリと前記プランジャとの間に受圧室を有し、油路を有し、前記推力が所定値未満のときには、前記油路は第1の室と第2の室とが連通して形成される前記受圧室へ油を供給し、前記推力が前記所定値以上のときには、前記受圧室は前記第1の室と前記第2の室とに区分され、前記油路は前記第1の室へ油を供給することを特徴とする。
(3)前記可動プーリは、筒状部を有し、前記可動プーリは、前記筒状部よりも内方に第1の筒状突起部を有し、前記プランジャは、前記筒状部の内周面に摺接する外周部を有し、前記プランジャは、前記外周部よりも内方に第2の筒状突起部を有し、前記第1の筒状突起部と前記第2の筒状突起部とが近接すると、前記受圧室は前記第1の室と前記第2の室とに区分されることが好ましい。
(4)この場合、前記可動プーリは、前記第2の筒状突起部を収容することができる凹部を有することが好ましい。
(5)遠心キャンセル室を有し、前記遠心キャンセル室から前記第2の室へ向けて油を流通可能な第1の一方向油路を有することが好ましい。
(6)前記第2の室から前記第1の受室へ向けて油を流通可能な第2の一方向油路を有することが好ましい。
(7)本発明の無段変速機は、上記(1)〜(6)の何れかに記載のプーリ機構を有することを特徴とする。
(8)本発明の車両は、上記(7)に記載の無段変速機を備えることを特徴とする。
本発明によれば、溝の溝幅が所定値以上のとき、又は、推力が所定値以上のときには、前記受圧室は第1の室と第2の室とに区分されるので、第1の室に油を供給しても第2の室には油は供給されなくなる。
つまり、受圧室の油から受ける可動プーリの受圧面の面積(受圧面積)が小さくなり、プーリ最低圧条件が設定されていても、油圧による推力が低下する。
よって、合計推力が必要以上に大きくなることを防止することができる。
このようなプーリ機構を有する無段変速機を車両に適用すると、車両の燃費等を向上させることができる。
第1実施形態にかかるプーリ機構の半部を示す縦断面図であり、(a)は全体図、(b)は部分拡大図である。 第1実施形態にかかるプーリ機構の動作を説明する縦断面図であり、(a)は溝幅が拡大途中の状態(中間変速比状態)を示し、(b)は溝幅が最大に拡大した状態(最ハイ状態)を示す。 各実施形態にかかる無段変速比の推力比の特性を示す図である。 第2実施形態にかかるプーリ機構の半部を示す縦断面図であり、(a)は全体図、(b)は部分拡大図である。 第3実施形態にかかるプーリ機構の半部を示す縦断面図であり、(a)は全体図、(b)は部分拡大図である。 背景技術にかかるプーリ機構の半部を示す縦断面図である。
以下、図面を参照して、本発明のプーリ機構にかかる実施の形態を説明する。
本実施形態では、プーリ機構が無段変速機に用いられるものを説明する。
この無段変速機は、自動車や二輪車などの車両に搭載されるものとする。
車両用の無段変速機は、プライマリ軸及びセカンダリ軸の各回転軸に接続されたプーリ機構と、これらのプーリ機構に巻き掛けられたベルト或いはチェーンなどの動力伝達部材とを備えている。
無段変速機では、車両のドライブ走行やコースト走行といった走行状態に応じて、動力伝達がなされる。
例えば、車両のドライブ走行時には、動力伝達部材を介して一方のプーリ機構(プライマリプーリ機構)から他方のプーリ機構(セカンダリプーリ機構)に動力が伝達される。
また、車両のコースト走行時には、動力伝達部材を介して他方のプーリ機構(セカンダリプーリ機構)から一方のプーリ機構(プライマリプーリ機構)に動力が伝達される。
以下の説明では、動力伝達部材としてベルトを用いたベルト式無段変速機に適用したものを例に挙げて説明する。
二つのプーリ機構は、一部が相違するものの基本的には同様に構成されている。
本実施形態では、ドライブ時に出力側のセカンダリプーリ機構に着目して説明する。
本実施形態では、回転軸に沿う方向を軸方向とし、この軸方向に直交する方向を径方向とする。
また、径方向においては、回転軸に近い側を内側とし、回転軸から遠い側を外側とする。
なお、以下の説明では、図6を用いて説明した背景技術にかかる無段変速機のプーリ機構と同様の構成のものについては、同様の符号を付して説明する。
〔1.第1実施形態〕
〔1−1.構成〕
〔1−1−1.基本構成〕
以下、図1(a)を参照して、第1実施形態にかかるプーリ機構の基本構成について説明する。
図1(a)に示すように、本プーリ機構は、固定プーリ2及び可動プーリ3を有し、これらの固定プーリ2及び可動プーリ3を介して回転軸1とベルト5との間で動力を伝達するものである。
固定プーリ2は回転軸1に固定され、可動プーリ3は回転軸1に軸方向には可動で回転方向には一体に係止され、固定プーリ2及び可動プーリ3は回転軸1と一体回転する。
固定プーリ2及び可動プーリ3は、円板状のプーリ本体部20,30を有している。
これらのプーリ本体部20,30の互いに対向する対向面20a,30aは、外側に向かって互いに離れるように傾斜しており、V字状断面形状の溝(V字溝)4を形成している。
なお、本実施形態では、溝4を一般的なV字状断面形状を有するV字溝としているが、溝4の形状はこれに限定されない。
ベルト5はこの溝4内で、固定プーリ2及び可動プーリ3の対向面20a,30aによりクランプされる。
ベルト5をクランプする固定プーリ2及び可動プーリ3の対向面20a,30aはシーブ面とも称され、各傾斜角度であるシーブ角αは逆向きで同一角度に設定されている。
溝4の溝幅は、可動プーリ3の軸方向位置に応じて拡縮し、この溝幅の拡縮することで、ベルト5がプーリ機構に巻き付く半径、即ち、プーリ半径を変更する。
溝4の溝幅、即ち、可動プーリ3の軸方向位置は、可動プーリ3を固定プーリ2に接近させる方向に推す推力Fを作用させることで変更又は保持を行なう。
ただし、固定プーリ2及び可動プーリ3は、ベルト5を介してもう一つのプーリ機構(プライマリプーリ機構)の推力Fを受けるので、これらプーリ機構の推力バランスで溝幅が決まる。
本プーリ機構は、可動プーリ3に加わる推力Fが過剰にならないように工夫したものであり、以下、この推力Fの付与に着目して各部構成と、本機構に特有の構成を説明する。
〔1−1−2.各部構成〕
回転軸1には、車両のドライブ走行時にはベルト5から動力が入力され、車両のコースト走行時にはベルト5へ動力を出力する。
つまり、ドライブ走行時には、車両がエンジンや電動モータといった動力源(何れも図示省略)の駆動力を駆動輪(図示省略)に伝達して走行する。
このドライブ走行時には、動力源の駆動力がもう一つのプーリ機構(プライマリプーリ機構)に入力されベルト5を介して本プーリ機構(セカンダリプーリ機構)に入力される。
コースト走行時には、駆動輪の回転による動力が動力源側に伝達されて走行する。
このコースト走行時には、駆動輪の回転力が本プーリ機構(セカンダリプーリ機構)に入力されベルト5を介してもう一つのプーリ機構(プライマリプーリ機構)に入力される。
なお、回転軸1は、ベアリング6a,6bによってトランスミッションケース(図示省略)に回転自在に支持される。
また、回転軸1の一端側には、ギヤ7が固設され、これと噛合する他のギヤ(図示省略)を通じて駆動輪側と接続されている。
この駆動輪側には、減速機や副変速機といった変速機構の入力軸などが装備される。
固定プーリ2は、この回転軸1に一体に形成されるか、或いは別体であっても回転軸1に回転方向及び軸方向に一体に固設される。
可動プーリ3のプーリ本体部30は、シーブ面30aとは反対側(以下、背面側と称する)に向いた背面30bを有する。
可動プーリ3のプーリ本体部30の背面側には、シリンダ(筒状部)31A及び中空軸部(内筒部)31Bが延設されている。
可動プーリ3は、中空軸部31Bをセレーション結合等で回転軸1の外周に軸方向へ摺動可能に結合されて装備される。
また、プーリ本体部30の背面側のシリンダ(筒状部)31Aの内側には、プランジャ32が装備される。
プランジャ32は、回転軸1に沿った筒状部と、プーリ本体部30の背面30bと対向する面を有する鍔状部とが組み合わされた形状に形成される。
プランジャ32の最も内側の筒状部32cは、回転軸1に回転方向及び軸方向に一体に結合している。
プランジャ32は、この筒状部32cから鍔状部と筒状部とを経て外方に拡がっており、その最も外側の外周部32bはシリンダ31の内周面31aに摺接している。
プランジャ32の外周部32bには、シール部材51が装備され、シリンダ31の内周面31aに対して密着して摺接している。
可動プーリ3とプランジャ32と間には受圧室33が形成されている。
この受圧室33は、プーリ本体部30の背面30bと、中空軸部31Bの外周面31bと、回転軸1の外周面1aと、プランジャ32の内面32aと、シリンダ31の内周面31aとで囲繞されて形成される。
プランジャ32の内面32aは、プーリ本体部30の背面30bを向いた面と、中空軸部31Bの外周面31bや回転軸1の外周面1aを向いた面とからなる。
また、受圧室33内部には、プーリ本体部30の背面30bとこれと対向するプランジャ32の内面32aとの間に、スプリング35が圧縮状態で介装される。
実施形態にかかるプーリ機構はセカンダリプーリ機構であり、スプリング35は、受圧室33に油圧Pを供給できない車両停止時にも推力Fを与えるために装備される。
さらに、プランジャ32の可動プーリ3と反対側(背面側)には、遠心キャンセル室41を形成するためのキャンセルプレート40が装備されている。
キャンセルプレート40は、プランジャ32の形状に略沿うように筒状部と鍔状部とが組み合わされた形状に形成される。
キャンセルプレート40の外周部は可動プーリ3のシリンダ31の突出端部に液密に結合され、可動プーリ3と一体に軸方向へ移動する。
遠心キャンセル室41は、シリンダ31の内周面31aと、プランジャ32の背面32dと、キャンセルプレート40のプランジャ32向きの面(内面)40aとで囲繞されて形成される。
そして、回転軸1には、軸心線に沿った油路11と、この油路11と回転軸1の外周面の外側の受圧室33とを連通する油路12とが穿設されている。
受圧室33には、オイルポンプ(図示省略)から吐出される油が油圧制御弁(図示省略)等で圧力制御されて油路11,12を通じて供給される。
受圧室33内の圧力は、受圧面であるプーリ本体部30の背面30bに対して軸方向に作用し、可動プーリ3に推力Fを与える。
また、キャンセルプレート40の軸心側の回転軸1との間には、遠心キャンセル室41内の油を吸排する吸排口41aが設けられ、遠心キャンセル室41内は常時大気圧相当の油が満たされる。
図2に示すように、本プーリ機構は、このよう構成に加えて、所定条件で受圧室33を第1の室331と第2の室332とに区分する受圧室区分手段が設けられている点に特徴がある。
〔1−1−3.受圧室区分手段の構成〕
ここで、本実施形態の受圧室区分手段を説明する。
図1(a),(b)に示すように、プランジャ32の外周部32bよりも内方の最も可動プーリ3寄りの鍔状部には、プーリ本体部30の背面30bに向けて突出した筒状突起部(第2の筒状突起部)321が形成される。
プーリ本体部30のシリンダ31内側の背面30bには、プランジャ32の筒状突起部321に対向して筒状突起部321を収容することができる凹部312が形成される。
また、シリンダ31内側の背面30bの凹部312よりも内側には、プランジャ32の鍔状部に向けて突出した筒状突起部(第1の筒状突起部)311が形成される。
可動プーリ3の筒状突起部311の外周面311aは、プランジャ32の筒状突起部321の内周面よりも小径に形成されている。
プランジャ32の筒状突起部321の内周面には、環状溝が形成され、環状溝内部に環状のシール部材52がシール面を内側に突出させて装備される。
可動プーリ3が溝4の溝幅を広げるように移動すると、図2に示すように、可動プーリ3とプランジャ32とが接近し、プランジャ32の筒状突起部321が凹部312内に収容され、筒状突起部321の内周面が可動プーリ3の筒状突起部311の外周面311aと対向する。
このとき、図2(a)に示すように、プランジャ32の筒状突起部321のシール部材52が筒状突起部311の外周面311aと密着して摺接する。
この摺接により、受圧室33は、内側の第1の室331と外側の第2の室332とに区分される。
受圧室33内の油の吸排は、受圧室33の内側の第1の室331に区画される個所に開口する油路12を通じて行われる。
したがって、受圧室33が第1の室331と第2の室332とに区分されると、第2の室332には第1の室331のように油圧は作用しない。
これにより、受圧面となるのは、プーリ本体部30の背面30bのうち第1の室331を構成する部分のみになって、受圧面が縮小されるようになっている。
また、可動プーリ3が溝4の溝幅を狭めるように移動すると、可動プーリ3とプランジャ32とが離隔し、シール部材52は外周面311aから離隔する。
この離隔により、第1の室331と第2の室332とは連通し、1つの受圧室33に形成される。
なお、プランジャ32の第2の室332を形成する壁部(ここでは、外周部32bの近傍)には、遠心キャンセル室41から第2の室332へ向けて油を流通可能な一方向油路(第1の一方向油路)61が設けられる。
この一方向油路61は、溝4の溝幅を狭めるように可動プーリ3が移動するとき、遠心キャンセル室41内の油を第2の室332内へ流入させるためのものである。
また、第2の室332と第1の室331とを区画する壁部には、第2の室332から第1の室331へ向けて油を流通可能な一方向油路(第2の一方向油路)62が設けられる。
この一方向油路62は、第1の室331と第2の室332とが区分された状態で、図2(b)に示すように、更に溝4の溝幅が広がる場合に第2の室332内の油を第1の室331へ排出するためのものである。
なお、本実施形態の一方向油路61,62には、チェックボール(逆止弁)61a,62aが採用される。
〔1−2.作用及び効果〕
本発明の第1実施形態にかかるプーリ機構は、上述のように構成されているので、本プーリ機構及び本プーリ機構を適用した無段変速機及び車両において、以下のような作用及び効果を得ることができる。
受圧室33内の油圧Pが、プーリ本体部30の背面(受圧面)30bに作用し、この油圧Pによる推力(油圧推力)Fが、次式(1)で示すように、油圧Pと可動プーリ3の受圧面の軸方向投影面積(以下、「受圧面積A」という)とに応じて加わる。
=P×A ・・・(1)
また、本プーリ機構はセカンダリプーリに適用され、推力Fには、可動プーリ3の背面30bとプランジャ32の前面32aとの間のスプリング35の付勢力Fsprも加わるため、次式(2)に示すようになる。
sec=F+Fspr=Psec×Asec+Fspr ・・・(2)
ここで、受圧面は、プーリ本体部30の背面30bに形成されるが、受圧室区分手段による受圧室33の区分の有無により、受圧面は変化する。
つまり、可動プーリ3が溝4の溝幅を広げるように移動し、可動プーリ3とプランジャ32とが接近すると、プランジャ32の筒状突起部321のシール部材52が筒状突起部311の外周面311aと密着して摺接する。
この摺接により、受圧室33は、内側の第1の室331と外側の第2の室332とに区分される。
第1の室331内には制御された油圧が作用するが、第2の室332には制御された油圧は作用しない。
これにより、受圧面となるのは、プーリ本体部30の背面30bのうち第1の室331を構成する部分のみになって、受圧面積Aは縮小される。
一方、可動プーリ3が溝4の溝幅を狭めるように移動し、可動プーリ3とプランジャ32とが離隔して、シール部材52が外周面311aから離隔すると、第1の室331と第2の室332とは連通し、1つの受圧室33に形成される。
これにより、受圧面は、受圧室33の内面を構成するプーリ本体部30の背面30b全体となって、受圧面積Aは拡大される。
なお、プライマリプーリに適用されるプーリ機構には、スプリングは設けられないので、プライマリプーリ機構の推力Fpriは、次式(3)で示すように、油圧Ppri及び受圧面積Apriによる油圧推力Fのみとなる。
pri=F=Ppri×Apri・・・(3)
本実施形態のプーリ機構はベルト式無段変速機のセカンダリプーリに適用されるので、変速比をハイ側に変更する際に溝4の溝幅が広げられる。
したがって、変速比がある変速比よりもハイの領域では、本プーリ機構の受圧面積Aは縮小され、一方でプライマリプーリのプーリ機構では、受圧面積Aは拡大される。
逆に、変速比がある変速比よりもローの領域では、本プーリ機構の受圧面積Aは拡大され、一方でプライマリプーリのプーリ機構では、受圧面積Aは縮小される。
図3は、プライマリプーリとセカンダリプーリとの推力の比Z(=Fpri/Fsec)に関するバランス推力比Zの特性を示す図である。
バランス推力比Zはある変速比を保持する推力比Zであり、図3に示すように、変速比と、車両のドライブやコーストのトルク伝達状態(トルク比)とに応じて決まる。
なお、トルク比は、車両のドライブ走行時のトルクの最大トルクに対する割合、又は、車両のコースト走行時のトルクの最大トルクに対する割合を示す。
また、Lは最ローの変速比を、Hは最ハイの変速比を、Mは1:1の変速比を示す。
このバランス推力比Zから推力比Zを変更すればこれに応じた変速比に変更される。
推力比Zを高めれば変速比はハイ側にシフトし、推力比Zを低めれば変速比はロー側にシフトする。
推力比Zを高めるには、プライマリプーリの油圧Ppriを高める一方でセカンダリプーリの油圧Psecを低くするように、差力を与えればよい。
しかし、前述のように、油圧Pには、一定の大きさの下限値である最低圧Pminが設定されているので、セカンダリプーリの油圧Psecを低くするには限度がある。
しかも、セカンダリプーリである本プーリ機構にはスプリング35による付勢力Fsprが加わるので、油圧推力Fにこの付勢力Fsprを加えたものが推力Fsecとなる。
そのうえ、変速比をハイ側にすると、スプリング35の圧縮が強まり、付勢力Fsprも増大する。
この結果、プライマリプーリの油圧Ppriを大きく高めることが要求されるが、変速比をハイ側にする領域では、受圧面積Asecは縮小され、この分だけ油圧推力Fが減少し、推力Fsecも減少する。
これによって、プライマリプーリの油圧Ppriに対する要求も低下するので、オイルポンプの吐出圧を抑えてオイルポンプの駆動にかかるエネルギを節約することができる。
エンジン駆動のオイルポンプであれば車両の燃費を節約でき、電動駆動のオイルポンプであれば車両の電費を節約できる。
別の観点からみると、最小推力Fminを小さくすることができ、最小推力Fminが必要推力Frqよりも大きくなって生じる過剰推力Foの発生を抑えることができる。
なお、スプリング35の有無に関わらず上記の作用効果は得られるので、本プーリ機構には、スプリング35は必須でない。
また、第1の室331と第2の室332とが区分された状態で、図2(b)に示すように、更に溝4の溝幅が広がるよう可動プーリ3が移動するときには、一方向油路62を通じて、第2の室332内の油が第1の室331へ排出するので、可動プーリ3は支障なく動作する。
また、第1の室331内の油が第2の室332へ流出するのは阻止されるので、区分された第2の室332内の内圧が確保される。
さらに、第1の室331と第2の室332とが区分された状態から、溝4の溝幅を狭めるように可動プーリ3が移動するとき、一方向油路61によって遠心キャンセル室41内の油を第2の室332内へ流入するので、可動プーリ3は支障なく動作する。
また、一方向油路61によって、第1の室331と第2の室332とに区分されない状態では、遠心キャンセル室41内のよりも高圧の受圧室33内の油が遠心キャンセル室41内へ流入するのは阻止されるので、受圧室33内の油圧が保持される。
〔2.第2実施形態〕
〔2−1.構成〕
〔2−1−1.基本構成〕
つぎに、図4(a),(b)を参照して、第2実施形態にかかるプーリ機構の構成について説明する。
図4(a)に示すように、本プーリ機構は、受圧室区分手段の構成を除いて第1実施形態と同様に構成される。
図4において図1と同符号は同様のものを示し、説明を省略し、受圧室区分手段の構成について説明する。
〔2−1−2.受圧室区分手段の構成〕
ここで、本実施形態の受圧室区分手段を説明する。
図4に示すように、本実施形態では、第1実施形態のシール部材51及び一方向油路61に替えて、リップ付きシール部材71が装備される。
シール部材71は、プランジャ32の外周部32bに外向きに突設されたリップ71aを有し、リップ71aはシリンダ31の内周面31aに圧接している。
リップ71aは、遠心キャンセル室41の側から第2の室332の側へ向けて傾斜している。
これにより、リップ71aは、遠心キャンセル室41の側から第2の室332の側へ向かう油の流れを許容する。
逆に、リップ71aは、第2の室332の側から遠心キャンセル室41の側へ向かう油の流れを阻止する。
したがって、リップ71aは逆止弁として機能し、外周部32bとシリンダ31の内周面31aとの間は、一方向油路61と同等に機能する。
また、本実施形態では、シール部材52及び一方向油路62に替えて、リップ付きシール部材72が装備される。
シール部材72は、プランジャ32の筒状突起部321の内周面に内向きに突設されたリップ72aを有し、リップ72aは筒状突起部311の外周面311aに圧接している。
リップ72aは、第2の室332の側から第1の室331の側へ向けて傾斜している。
これにより、リップ72aは、第2の室332の側から第1の室331の側へ向かう油の流れを許容する。
逆に、リップ72aは、第1の室331の側から第2の室332の側へ向かう油の流れを阻止する。
したがって、リップ72aは逆止弁として機能し、筒状突起部321の内周と筒状突起部311の外周面311aとの間は、一方向油路62と同等に機能する。
〔2−2.作用及び効果〕
本発明の第2実施形態にかかるプーリ機構は、上述のように構成されているので、本プーリ機構及び本プーリ機構を適用した無段変速機及び車両において、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
〔3.第3実施形態〕
〔3−1.構成〕
〔3−1−1.基本構成〕
つぎに、図5(a),(b)を参照して、第3実施形態にかかるプーリ機構の構成について説明する。
図5(a)に示すように、本プーリ機構は、受圧室区分手段の構成を除いて第1実施形態と同様に構成される。
図5において図1と同符号は同様のものを示し、説明を省略し、受圧室区分手段の構成について説明する。
〔3−1−2.受圧室区分手段の構成〕
ここで、本実施形態の受圧室区分手段を説明する。
図5に示すように、本実施形態では、プランジャ32の筒状突起部321が省略され、可動プーリ3の背面30bに対向するプランジャ32の鍔状の部分に、シール部材52及び一方向油路62に替えて、リップ付きシール部材73が装備される。
シール部材73は、可動プーリ3の背面30bに向けて突設されたリップ73aを有し、リップ73aは可動プーリ3の背面30bに圧接している。
リップ73aが背面30bに当接することにより、受圧室33が第1の室331と第2の室332とに区分される。
リップ73aは、第2の室332の側から第1の室331の側へ傾斜している。
これにより、リップ73aは、第2の室332の側から第1の室331の側へ向かう油の流れを許容する。
逆に、リップ73aは、第1の室331の側から第2の室332の側へ向かう油の流れを阻止する。
したがって、リップ73aは逆止弁として機能し、筒状突起部321の内周面とシリンダ31の内周面31aと筒状突起部311の外周面311aとの間は、一方向油路61と同等に機能する。
〔3−2.作用及び効果〕
本発明の第3実施形態にかかるプーリ機構は、上述のように構成されているので、本プーリ機構及び本プーリ機構を適用した無段変速機及び車両において、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
〔4.その他〕
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
上述した実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、適宜組み合わせてもよい。
上述の実施形態では、プーリ機構がセカンダリプーリに適用される例を説明したが、プライマリプーリに適用しても良い。
また、スプリング35が必須でないのと同様に、筒状突起部311,321,凹部312や一方向油路61,62も必須ではない。
1 回転軸
2 固定プーリ
3 可動プーリ
4 溝
5 ベルト
11,12 油路
20,30 プーリ本体部
20a,30a 対向面(シーブ面)
33 受圧室
35 スプリング
40 キャンセルプレート
41 遠心キャンセル室
61,62 一方向油路
311 筒状突起部(第1の筒状突起部)
312 凹部
321 筒状突起部(第2の筒状突起部)
331 第1の室
332 第2の室
51,52 シール部材
71,72,73 リップ付きシール部材

Claims (8)

  1. プランジャを有し、
    固定プーリを有し、
    前記プランジャと前記固定プーリとの間に可動プーリを有し、
    前記固定プーリと前記可動プーリとの間に溝を有し、
    前記可動プーリと前記プランジャとの間に受圧室を有し、
    油路を有し、
    前記溝の幅が所定値未満のときには、前記油路は第1の室と第2の室とが連通して形成される前記受圧室へ油を供給し、
    前記溝の幅が前記所定値以上のときには、前記受圧室は前記第1の室と前記第2の室とに区分され、前記油路は前記第1の室へ油を供給する
    ことを特徴とする、プーリ機構。
  2. プランジャを有し、
    固定プーリを有し、
    前記プランジャと前記固定プーリとの間に可動プーリを有し、
    前記固定プーリと前記可動プーリとの間に溝を有し、
    前記可動プーリに推力を加える付勢手段を有し、
    前記可動プーリと前記プランジャとの間に受圧室を有し、
    油路を有し、
    前記推力が所定値未満のときには、前記油路は第1の室と第2の室とが連通して形成される前記受圧室へ油を供給し、
    前記推力が前記所定値以上のときには、前記受圧室は前記第1の室と前記第2の室とに区分され、前記油路は前記第1の室へ油を供給する
    ことを特徴とする、プーリ機構。
  3. 前記可動プーリは、筒状部を有し、
    前記可動プーリは、前記筒状部よりも内方に第1の筒状突起部を有し、
    前記プランジャは、前記筒状部の内周面に摺接する外周部を有し、
    前記プランジャは、前記外周部よりも内方に第2の筒状突起部を有し、
    前記第1の筒状突起部と前記第2の筒状突起部とが近接すると、前記受圧室は前記第1
    の室と前記第2の室とに区分される
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のプーリ機構。
  4. 前記可動プーリは、前記第2の筒状突起部を収容することができる凹部を有する
    ことを特徴とする請求項3記載のプーリ機構。
  5. 遠心キャンセル室を有し、
    前記遠心キャンセル室から前記第2の室へ向けて油を流通可能な第1の一方向油路を有
    する
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のプーリ機構。
  6. 前記第2の室から前記第1の受室へ向けて油を流通可能な第2の一方向油路を有する
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のプーリ機構。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載のプーリ機構を有する
    ことを特徴とする、無段変速機。
  8. 請求項7記載の無段変速機を備える
    ことを特徴とする、車両。
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