JP6291896B2 - 燃焼装置 - Google Patents

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Description

本発明は燃焼装置に関し、より特定的には、カバー板が取り付けられる筐体内に電源装置が格納された燃焼装置に関する。
ガス給湯機に代表される燃焼装置において、バーナやファン等の構成部品を格納する筐体(ケーシング)の開口部にカバー板(フロントカバー)を取り付ける構造が、たとえば、特開平8−200828号公報(特許文献1)、特許第3844516号公報(特許文献2)および、特許第3817845号公報(特許文献3)に記載されている。
特開平8−200828号公報(特許文献1)には、フロントカバーにおける排気口および給気口の配置によって、燃焼状態を良好にするとともに制御基板についても十分に冷却するための構造が記載されている。
特許第3844516号公報(特許文献2)には、フロントカバーの裏側に固定された遮音板の通気口の近傍に電装基板を配置することによって、騒音低減とともに電装基板の冷却を行なう構造が記載されている。
特許第3817845号公報(特許文献3)には、ガス給湯装置の前面に、複数の給気口が設けられたカバーを装着した構造において、カバー底面部に給気口を設けること、および、給気口の前部に切り起こし片を立設することによって雨よけ用平行板を配置することが記載されている。
特開平8−200828号公報 特許第3844516号公報 特許第3817845号公報
上記のように特許文献1および2では、カバー板が取り付けられる筐体内に格納された制御基板や電装基板の冷却を図ることができる構造が記載されている。
しかしながら、特許文献1では、フロントカバー正面に設けられた吸気口を制御基板が収納されている側に開口することによって外気を制御基板へ導入する構造とされる。これにより、開口部から制御基板に対して水や埃が侵入し易くなることが懸念される。
一方、特許文献2では、フロントカバーに取り付けられる遮音板に通気口を設ける必要が生じるので、構造の複雑化を招くことが懸念される。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、カバー板が取り付けられる筐体内に電源装置が格納された燃焼装置において、簡易な構造によって電源装置を冷却することである。
この発明によれば、燃焼装置は、開口部が設けられた筐体と、開口部を覆うように筐体に取り付けられるカバー板とによって構成部品が格納される。燃焼装置は、構成部品として筐体内に格納される電源装置と、段差部とを備える。段差部は、カバー板が筐体に取り付けられた状態において、カバー板および筐体が接触する部位に設けられる。電源装置は、筐体内において、段差部に隣接する部位であってカバー板および筐体の間に形成された隙間から導入される空気が通流する場所に格納される。
上記燃焼装置によれば、段差部に隣接する部位に形成される隙間から導入される空気によって、筐体およびカバー板に開口部を新たに設けることなく、簡易な構造によって電源装置を冷却することが可能である。
好ましくは、構成部品は、燃料を燃焼する燃焼機構と、燃焼機構に燃焼用空気を供給するためのファンとを含む。さらに、カバー板には燃焼用空気を導入するための給気口が設けられる。そして、燃焼装置では、ファンの作動時に、給気口と段差部による隙間との双方から、燃焼装置の外部から空気が筐体の内部へ導入される。
このように構成すると、ファンの作動によって、給気口から燃焼機構用の空気を筐体内に導入するとともに、電源装置を冷却するための外気を筐体内に導入することができる。
また好ましくは、段差部は、筐体およびカバー板が接触する部位のうちの一部において、筐体およびカバー板のいずれかに設けられた凸部形状の部位を有する。
このようにすると、筐体およびカバー板のいずれかに凸部形状の部位を設けることによって、簡易に段差部を形成することができる。
あるいは、さらに好ましくは、段差部は、筐体およびカバー板が接触する部位のうちの一部において、筐体およびカバー板のいずれかに取り付けられた板部材を有する。
このようにすると、筐体およびカバー板のいずれかに板部材を取り付けることによって、簡易に段差部を形成することができる。
また好ましくは、段差部は、筐体およびカバー板が接触する部位のうちの一部において、筐体およびカバー板の間に介装されたシール部材を有する。
このようにすると、シール部材の配置領域と非配置領域とを設けることによって、シール部材によって段差部を形成するとともに、非配置領域によって隙間を形成して、電源装置を冷却するための外気を筐体内に導入することができる。
この発明によれば、カバー板が取り付けられる筐体内に電源装置が格納された燃焼装置において、簡易な構造によって電源装置を冷却することができる。
本発明の実施の形態に従う燃焼装置の代表例として示される給湯装置の外観図である。 図1に示されたフロントカバーの背面図および側面図である。 フロントカバーの裏面に設けられた防雨板の背面図および側面図である。 フロントカバーに対する防雨板の取り付けを説明するための概念的な側面図である。 防雨板が取り付けられた状態のフロントカバーの背面図である。 図1に示された給湯装置におけるVI−VI断面図の模式的な断面図である。 図1に示された筐体を前面側から見た正面図である。 筐体およびフロントカバーの接触部位の模式的な第1の断面図である。 筐体およびフロントカバーの接触部位の模式的な第2の断面図である。 段差部の他の形成例を説明するための筐体の正面図である。 図10に示された段差部が適用された場合における筐体およびフロントカバーの取付け構造を説明するための模式的な断面図である。 フロントカバー側に段差部を形成する第1の例を説明するためのフロントカバーの背面図である。 フロントカバー側に段差部を形成する第2の例を説明するためのフロントカバーの背面図である。 実施の形態2に従う燃焼装置の代表例として示される給湯装置の正面図である。 実施の形態2に従う燃焼装置における筐体およびフロントカバーの接触部位の模式的な第1の断面図である。 実施の形態2に従う燃焼装置における筐体およびフロントカバーの接触部位の模式的な第2の断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお以下では、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は原則的に繰返さないものとする。
図1は、本発明の実施の形態に従う燃焼装置の代表例として示される給湯装置10の外観図である。図1には、給湯装置10の正面図および側面図が示される。
図1を参照して、給湯装置10の構成部品が格納される筐体100に対して、フロントカバー200が取付けられることによって給湯装置10が構成される。筐体100の前面は開口されており、フロントカバー200は、当該開口部を覆うように取付けられる。
フロントカバー200の周縁部には係合部205が設けられる。係合部205が、後述する筐体100側の係合部に対してボルト300等の締結部材によって固定されることにより、フロントカバー200は、筐体100に取り付けられる。
フロントカバー200には、排気口230および給気口220が設けられる。側面図に示されるように、給気口220は、前面の他、左右側面にも設けられる。また、図示を省略しているが、給気口220は、底面202にも設けることができる。なお、雨水の浸入を防止する観点から、給気口220は、上面201には設けないことが好ましい。
図2は、フロントカバー200を裏面側から見た背面図および側面図である。
図2を参照して、図1にも示したように、フロントカバー200には排気口230および給気口220が設けられている。さらに、周縁部に設けられた係合部205には、図1に示されたボルト300を通すためのボルト穴210が設けられている。
図3は、フロントカバー200の裏面に取付けられる防雨板250の平面図および側面図である。
図3を参照して、防雨板250には、筐体100内に格納される構成部品を収納するための、裏面側から見た凹部252および254が設けられる。凹部252および254を含む凹凸形状は、プレス加工によって形成することができる。
図4は、フロントカバー200に対する防雨板250の取り付けを説明するための概念的な側面図である。図5には、防雨板250が取り付けられた状態のフロントカバー200を裏面側から見た背面図が示される。
図4および図5を参照して、フロントカバー200の裏面側に、図4に示された防雨板250が取り付けられる。すなわち、筐体100に対して、フロントカバー200および防雨板250は一体的に取り付けられる。これにより、フロントカバー200に設けられた給気口220から侵入した水および埃は、防雨板250によって遮断される。すなわち、筐体100に格納された構成部品は、給気口220からの水および埃から保護される。
一方で、防雨板250の取り付け状態において、フロントカバー200および防雨板250の間には、給気口220から導入された空気を通流するための隙間が形成されている。これにより、給気口220から導入された空気が筐体100内で導入される経路が確保される。
図5から理解されるように、防雨板250に設けられた凹部252および254によって、フロントカバー200および防雨板250を筐体100に取付けたときに、筐体100内の構成部品の収納スペースを前面側に確保することができる。
図6は、図1におけるVI−VI断面の模式的な断面図である。図6では、説明の便宜上、フロントカバー200が筐体100から分離された状態が示される。
図6を参照して、筐体100の前面全体には、開口部102が形成されている。給湯装置10は、筐体100内に格納された構成部品の代表例として、燃料閉止弁20と、バーナ30と、バーナケース35と、ファン40と、燃焼室50と、炎検知装置55と、熱交換器60と、点火装置70と、排気通路85と、排気管90とを有する。
燃料閉止弁20の開弁時に、給湯装置10の外部から燃料ガスがバーナ30に対して供給される。なお、燃料閉止弁20およびバーナ30の間には、燃料閉止弁20の開弁時において供給燃料量を調整するための流量調整弁(図示せず)がさらに配置されている。
バーナ30はバーナケース35内に設けられて、供給された燃料ガスを燃焼室50で燃焼する。点火装置70は、バーナ30の燃焼開始時に燃料に点火する。炎検知装置55は、バーナ30における着火の有無を検出するために設けられる。ファン40は、図示しないファンモータによって回転駆動されることによって、燃焼用空気を燃焼室50に対して供給する。
燃焼室50で発生された燃焼熱は、熱交換器60において、給湯装置10を通過する被加熱媒体(たとえば水道水)の昇温に用いられる。そして、昇温された湯が給湯装置10から出力される。
熱交換器60における熱交換後の排気は、排気通路85および排気管90を経由して、給湯装置10の外部に排出される。排気管90は、フロントカバー200の排気口230に対応した位置に設けられる。
ファン40が回転すると、筐体100内が負圧となる。これにより、図1に矢印600で示すように、フロントカバー200に設けられた給気口220から給湯装置10の内部に空気が導入される。導入された空気は、フロントカバー200および防雨板250の間を通って、ファン40に吸入される。ファン40が吸入した空気をバーナケース35へ吐出することによって、燃焼室50へ燃焼用空気が供給される。このように、筐体100内に格納されたファン40を作動させることによって、筐体100内へ外気を導入することができる。
また、電源装置80は、給湯装置10の構成部品(電気部品)に対する電源供給を行なう。具体的には、電源装置80は、給湯装置10の外部から供給される交流電圧(たとえば、AC100V)を、給湯装置10内で用いられる電源電圧(たとえば、DC5VないしDC15V)に変換して、各電気部品に対して電源電圧を供給する。電源装置80は、たとえば、図示しないプリント基板に電気部品が搭載された構成とされる。また、給湯装置10を制御する制御装置(図示せず)と電源装置80との双方を、1枚のプリント基板に搭載してもよい。
なお、図6中において、電源装置80は、概略的な占有スペースが点線180で模式的に示される態様で表記されている。実際には、電源装置80を構成するトランジスタ、コイル、コンデンサ等の部品は、空冷のために、専用ケース内に格納されることなく筐体100内で剥き出しに配置される。
電源装置80は、電力変換(AC/DC変換)に伴う、トランジスタ等のスイッチングデバイスの発熱により温度が上昇する。一般的には、トランジスタ等の発熱素子にはヒートシンクが設けられている。したがって、発熱素子を冷却するために、電源装置80に空気を通流させる必要があることが理解される。
図7は、図1に示された筐体100を前面から見た正面図である。
図7を参照して、筐体100の前面側の周縁部には、フロントカバー200と係合するための係合部105が設けられている。係合部105には、図1に示されたボルト300を締結するためのボルト穴110が設けられている。ボルト穴110は、ボルト穴210と対応する位置に設けられており、バーリング加工によって、内周がタップ加工されている。係合部105および205が接触した状態で、ボルト穴110,210を介してボルト300等の締結部材により両者が固定されることによって、フロントカバー200は、筐体100に取り付けられる。すなわち、係合部105,205の各々は、筐体100およびフロントカバー200が接触する部位を構成する。
本実施の形態に従う給湯装置10では、係合部105の一部に「段差部」を形成するため、凸部形状の部位150(以下、単に「凸部150」とも称する)が設けられる。凸部150は、たとえば、係合部105に対して段押し加工を施すことで形成できる。あるいは、スポット溶接等によって凸部150を設けることも可能である。凸部150は、図6に示した電源装置80の格納領域180に対応させて設けられる。
図8および図9は、筐体100およびフロントカバー200の取付け構造を説明するための、筐体100およびフロントカバー200の接触部位の模式的な断面図である。
図8には、図1のVIII−VIII線による切断面が示される。VIII−VIII断面は、図7に示された凸部150の配置部位の鉛直方向(上下方向)断面である。一方、図9には、図1のIX−IX線による切断面が示される。IX−IX断面は、図7に示された凸部150の配置部位の水平方向(左右方向)断面である。
図8および図9を参照して、防雨板250が取付けられたフロントカバー200は、係合部205が係合部105と接触した状態で、ボルト穴110,210を貫通した締結部材(ボルト300)によって固定される。図8に示されるように、係合部205の先端は、係合部105をカバーするような形状に加工されている。なお、図9では、表記の都合上、フロントカバー200および防雨板250が一体的に表記されている。
図9を参照して、筐体100およびフロントカバー200が接触する部位(係合部105)の一部に凸部150が設けられることにより、ボルト300によって係合部105および205が固定された状態では、凸部150に隣接する部位、より具体的には、水平方向(左右方向)に隣接する部位に、段差が生じることによる隙間500が形成される。これにより、図6に示したファン40の作動時において、図7に矢印610で示されるように、隙間500から給湯装置10の内部に空気が導入される。すなわち、ファン40の作動時には、フロントカバー200に設けられた給気口220からの外気導入経路(図1中の矢印600)と、隙間500からの外気導入経路(図7中の矢印610)との両方が形成される。
図7に示されるように、凸部150を電源装置80の格納領域180近傍の位置に設けることにより、矢印610に示された経路で隙間500から導入された外気が通流される位置に、電源装置80を格納することができる。この結果、隙間500から導入された外気によって、電源装置80を冷却することが可能である。
図10には、段差部の他の形成例が示される。図10は、図7と同様に、筐体100を前面側から見た正面図である。
図10を参照して、係合部105に対して取り付けられた板部材160によっても、段差部を形成することができる。たとえば、薄いアクリル板を板部材160として係合部105に貼り付けることにより、凸部150と同様に段差部を形成することができる。板部材160についても、図7に示された凸部150と同様に、電源装置80の格納領域180に対応した位置に取り付けられている。
図11には、図10に示された板部材160によって段差部が形成された場合における図1のIX−IX断面が示される。
図11を参照して、係合部105の一部に板部材160を取り付けることによっても、ボルト300によって係合部105および205が固定された状態において、板部材160に隣接する部位に段差が生じることによる隙間500が形成される。
したがって、板部材160によっても、凸部150と同様に段差部を形成して、ファン40の作動時には、フロントカバー200の給気口220からの外気導入経路(図1中の矢印600)に加えて、隙間500からの外気導入経路(図7中の矢印610)を形成することができる。これにより、板部材160の配置によって形成された隙間500から導入された外気によって、電源装置80を冷却することが可能である。
あるいは、図12および図13に示されるように、凸部150および板部材160による段差部は、筐体100側ではなく、フロントカバー200側に設けてもよい。
図12には、フロントカバー200に図7と同様の凸部150を設けた場合にフロントカバー200を裏面側から見た背面図が示される。
図12を参照して、フロントカバー200の係合部205の裏面側に、図7と同様の凸部150が設けられる。係合部205の凸部150は、図7に示された凸部150が係合部205と接触する部位に設けることができる。すなわち、係合部205においても、凸部150は、電源装置80の格納領域180に対応した位置に設けられる。
同様に、図13には、フロントカバー200に図7と同様の板部材160を設けた場合にフロントカバー200を裏面側から見た背面図が示される。
図13を参照して、フロントカバー200の係合部205の裏面側に、図10と同様の板部材160が取り付けられる。係合部205において、板部材160は、図10に示された板部材160が係合部205と接触する部位に設けることができる。すなわち、係合部205においても、板部材160は、電源装置80の格納領域180に対応した位置に取り付けられる。
図12および図13に示されるように、凸部150および板部材160がフロントカバー側(係合部205)に設けられた場合にも、ボルト300によって係合部105および205が固定された状態では、図9および図11と同様の隙間500を形成することができる。したがって、凸部150および板部材160による段差部をフロントカバー200側に設ける構造としても、ファン40の作動時には、隙間500から導入された外気によって、電源装置80を冷却することができる。
このように、本実施の形態1に従う燃焼装置では、フロントカバー200および筐体100が接触する部位(係合部105,205)の一部に段差部(凸部150または板部材160)を設けることにより、当該段差部の隣接部位に形成される隙間500から外気を導入することができる。さらに、段差部を電源装置80の格納領域180の近傍に設けることにより、隙間500から導入された外気が通流される位置に電源装置80を格納することができるので、電源装置80を冷却することが可能である。この際に、フロントカバー200、防雨板250および筐体100に新たに開口部を設けることなく、電源装置80を冷却するための外気を導入できることが理解される。
なお、凸部150または板部材160の形状(高さ、幅)や配置位置の調整によって、隙間500を経由して電源装置80に通流される空気量を調整できる。また、段差部によって形成される隙間500から導入される空気量は、開口部220から導入される空気量に対して微量であるため、燃焼用空気の確保に悪影響を与えることがない。また、水や埃の侵入についても抑制することができる。
なお、図7および図10〜13に示されたように、段差部は、隙間500からの水や埃の侵入を防止する観点からは、給湯装置10の底面側に設けることが好ましい。
[実施の形態2]
実施の形態2では、段差部の他の形成例について説明する。
図14は、実施の形態2に従う燃焼装置の代表例として示される給湯装置10の正面図である。
図14を参照して、実施の形態2に従う給湯装置10は、段差部以外の構造は、実施の形態1に従う給湯装置10と同様である。したがって、実施の形態2においても、係合部205が、筐体100側の係合部105に対してボルト300等の締結部材によって固定される。これにより、フロントカバー200が筐体100に取り付けられる。
実施の形態2では、フロントカバー200を筐体100に取り付ける際に、係合部105および205の間に、シール部材が介装される領域410,411,412と、当該シール部材を介装しない領域420とを設けることを特徴とする。シール部材は、たとえば、水の浸入を防止するためにゴムや樹脂等の材質とすることができる。
図15には、シール部材が配置された領域、たとえば、図14におけるXV−XV断面における、内部構造を省略した筐体100およびフロントカバー200の接触部位の概略的な断面図が示される。XV−XV断面は、シール部材の介装部位における水平方向に沿った切断面である。
図15を参照して、シール部材400が配置された領域では、係合部105および205の間にシール部材400が介装される。領域410および411では、シール部材400を介装することにより、雨水の浸入を防止することができる。なお、下部側の領域412では、雨水の浸入防止の観点からはシール部材400を介装する必要はないが、段差部を設けるために、係合部105および205の間にシール部材400が介装される。
図16には、図14中のXVI−XVI断面における筐体100およびフロントカバー200の接触部位の概略的な断面図が示される。XVI−XVI断面は、シール部材の介装部位および非介装部位に跨る鉛直方向(上下方向)に沿った切断面である。
図16を参照して、シール部材400が介装された領域411に対して、隣接するシール部材400が非介装とされる領域420では、シール部材400によって形成された段差部により隙間500が形成される。これにより、図6に示したファン40の作動時において、図14に矢印620で示されるように、隙間500から給湯装置10の内部に空気が導入される。すなわち、ファン40の作動時には、フロントカバー200に設けられた給気口220からの外気導入経路(図1中の矢印600)と、隙間500からの外気導入経路(図14中の矢印620)との両方が形成される。
実施の形態2においても、図14に示されるように、シール部材400が非介装とされる領域420を電源装置80の格納領域180に対応させて設けることにより、矢印620に示された経路で導入された外気が通流される位置に、電源装置80を格納することができる。
この結果、実施の形態1と同様に、段差部に隣接する部位に形成された隙間500から導入された外気によって、電源装置80を冷却することが可能である。すなわち、実施の形態2では、シール部材400によって「段差部」を形成することができる。なお、給湯装置10の底面側についても、シール部材400が介装された領域412と、領域420との間で、同様の隙間500を形成することができる。なお、底面側のシール部材400が配置される領域420は、底面側の一部(たとえば、電源装置80の非配置領域に対応する部位)に止めてもよい。
これにより、実施の形態1と同様に、フロントカバー200、防雨板250および筐体100に新たに開口部を設けることなく、電源装置80を冷却するための外気を導入できる。なお、シール部材400の厚みや配置位置(非配置位置)の調整によって、隙間500を経由して電源装置80に通流される空気量を調整できる。
なお、図14の底面側については、実施の形態1および2を組合せて、実施の形態1と同様に、凸部150ないし板部材160による段差部をさらに設ける構造としてもよい。あるいは、実施の形態1において、凸部150ないし板部材160による段差部を、筐体100ないしフロントカバー200の側面側に設けることも可能である。
また、筐体100の開口部102についても、前面側以外の面に設けられてもよい。この場合にも、開口部を覆うためのカバーを本実施の形態でのフロントカバー200と同様に構成し、かつ、当該カバーとの係合部105を本実施の形態と同様に構成することができる。
さらに、本実施の形態では、燃焼装置の代表例として給湯装置を説明したが、本発明の適用はこのような場合に限定されるものではない。すなわち、給湯用途以外の燃焼装置であって、フロントカバーが開口部に取り付けられる筐体内に電源装置が格納される構成であれば、実施の形態1および/または2に従う態様の段差部を形成することにより、電源装置を効果的に冷却する構造を実現することができる。また、本実施の形態では、作動時に筐体内を負圧状態とする構成部品としてファンを例示したが、当該負圧状態はファン以外の部品によって形成されてもよい。すなわち、ファンを具備しない燃焼装置に対しても、その他の構成部品の作動によって隙間500から外気を導入できる程度の負圧状態が形成されるのであれば、本発明の適用が可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 給湯装置、20 燃料閉止弁、30 バーナ、35 バーナケース、40 ファン、50 燃焼室、55 炎検知装置、60 熱交換器、70 点火装置、80 電源装置、85 排気通路、90 排気管、100 筐体、102 開口部、105,205 係合部、110,210 ボルト穴、150 凸部、160 板部材、180 格納領域、200 フロントカバー、220 給気口、230 排気口、250 防雨板、252 凹部、300 ボルト、400 シール部材、410,411,412 シール部材介装領域、420 領域(シール部材非介装)、500 隙間、600,610,620 外気導入経路。

Claims (5)

  1. 開口部が設けられた筐体と、前記開口部を覆うように前記筐体に取り付けられるカバー板とによって構成部品が格納される燃焼装置であって、
    前記構成部品として前記筐体の内部に格納される電源装置と、
    前記カバー板が前記筐体に取り付けられた状態において、前記カバー板および前記筐体が接触する部位に設けられた段差部とを備え、
    前記カバー板および前記筐体が接触する部位は、前記筐体の前面側の周縁部に設けられて前記カバー板と係合する第1の係合部と、前記カバー板の周縁部に設けられて前記筐体と係合する第2の係合部とによって構成され、
    前記電源装置は、前記筐体の内部において、前記段差部に隣接する部位であって前記カバー板および前記筐体の間に形成された隙間から導入される空気が通流する場所に格納され、
    前記隙間は、前記第1および第2の係合部に設けられた穴部を貫通した締結部材によって前記第1および第2の係合部が固定されることによって前記カバー板が前記筐体に取り付けられた状態において、前記段差部に隣接する部位に形成される、燃焼装置。
  2. 前記構成部品は、
    燃料を燃焼する燃焼機構と、
    前記燃焼機構に燃焼用空気を供給するためのファンとをさらに含み、
    前記カバー板には前記燃焼用空気を導入するための給気口が設けられ、
    前記ファンの作動時に、前記給気口と、前記段差部による前記隙間との双方から、前記燃焼装置の外部から空気が前記筐体の内部へ導入される、請求項1記載の燃焼装置。
  3. 前記段差部は、
    前記筐体および前記カバー板が接触する部位のうちの一部において、前記第1および第2の係合部のいずれかに設けられた凸部形状の部位を有する、請求項1または2記載の燃焼装置。
  4. 前記段差部は、
    前記筐体および前記カバー板が接触する部位のうちの一部において、前記第1および第2の係合部のいずれかに取り付けられた板部材を有する、請求項1または2記載の燃焼装置。
  5. 前記段差部は、前記筐体および前記カバー板が接触する部位のうちの一部において、前記第1および第2の係合部の間に介装されたシール部材を有する、請求項1または2記載の燃焼装置。
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