JP6291788B2 - 密封袋の製造方法、及び密封袋の製造装置 - Google Patents

密封袋の製造方法、及び密封袋の製造装置 Download PDF

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本発明は、密封袋の製造方法、及び密封袋の製造装置に関し、より詳細には、縦型製袋充填機によって内容物が袋内に充填されてなる密封袋の製造方法、及び密封袋の製造装置に関する。
連続的にフィルム状に延びる包材から製袋するとともに、液体や紛体等の内容物を袋に充填して密封する装置として製袋充填機が用いられる。包材には、作業の中断や、製袋充填機の稼働時における交換の手間を省いて効率良く製袋するために原反ロールとしてロール状に巻かれた長いフィルムが用いられる。長いフィルムは、例えば500mや1000mの長さを有する。長いフィルムは、複数のフィルムの端部同士が相互に接続されて製造される。更に、フィルムに、ラミネート不良の部分や印刷不良の部分等があった場合に当該部が除去された上で再び接続される場合もある。したがって、製袋充填機の稼働中につなぎ部(つなぎ目)が現れることもある。そして、フィルムを連続的に搬送してヒートシールすることによって製袋する製袋充填機はつなぎ部の箇所においても同様にフィルムをヒートシールすることになる。
特許文献1には、横シールロールの少なくとも一方のシールロールが移動可能に設けられ、この少なくとも一方のシールロールを他方のシールロールに向けて押圧する押圧手段と、対をなす横シールロールよりフイルム移送方向の上流側に設けられフイルムのつなぎ目を検出するつなぎ目検出手段と、このつなぎ目検出手段によりフイルムのつなぎ目を検出すると、所定時間経過後に押圧手段による押圧力を低減若しくは解放する制御部とが設けられた包装装置が開示されている。
特許第2940537号公報
包材としてのフィルムの接続された箇所に当たるつなぎ部には粘着テープが貼り付けられている。粘着テープによってフィルムは厚みを増す。フィルムが、二つ折りにされてヒートシールされる場合にはその厚みが更に増す。更に、フィルムと、粘着テープという性質の異なる両者が合わせてヒートシールされる。このため、フィルムが、充分に加熱溶融されず、特に、つなぎ部において充分な接着強度が得られず、密封袋から内容物が漏れ出す原因になる。このように、フィルムのつなぎ部をヒートシールすることが困難であるため製袋充填機の充填動作が止められた上でつなぎ部が排除されていた。
特許文献1では、つなぎ目が検出されると、所定時間経過後に、対の横シールロール同士を離間させてつなぎ目を横シールすることなく通過させており、更には、内容物の供給を停止している。しかしながら、充填を停止させる制御を行っても機械の構造上即座に内容物の供給の停止はできず、充填ノズルからは垂れが発生する。更に、充填を再開させる際にも量目が安定するまでに数袋を要すため、充填の停止から再開までに製品とならない内容物、及び包材が多数発生する。その際に、内容物が高価である場合には、このつなぎ部の通過に起因する損失量が増大することは大きな問題となる。したがって、つなぎ部が、特にヒートシール部を通過する際の有効な対策を立てる必要がある。
そこで本発明の目的は、効率が良く、高品質、及び安全性を兼ね備えた密封袋の製造方法、及び密封袋の製造装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の密封袋の製造方法は、
原反ロールからフィルムを連続的に送る搬送工程と、
前記搬送工程によって下方向に搬送される前記フィルムの側端部を重ねてヒートシールする縦シール工程と、
前記縦シール工程によって筒状に形成された筒状フィルム体の内部に内容物を充填する充填工程と、
前記充填工程によって前記内容物が充填された前記筒状フィルム体を搬送される方向に対して横切るように間欠的にヒートシールする横シール工程と、
前記横シール工程によって形成された一連の密封袋を前記横シール工程にてヒートシールされた箇所で個別に切り離す切離工程と
を備える密封袋の製造方法において、
前記縦シール工程より前に施される前記フィルムのつなぎ部を検出するつなぎ部検出工程と、
前記フィルムの搬送距離を求める距離計測工程と
を備え、
あらかじめ定められた距離として、第1の距離と、第2の距離とを含み、
前記第1の距離は、前記つなぎ部検出工程によって前記つなぎ部が検出された位置から前記フィルムが前記縦シール工程によってヒートシールされる直前の位置までであり、
前記第2の距離は、前記つなぎ部が前記縦シール工程によってヒートシールされる際に通過する距離であり、
前記つなぎ部検出工程によって前記つなぎ部が検出された場合に、前記距離計測工程によって計測される前記搬送距離が少なくとも、前記第2の距離の間において前記フィルムの搬送速度を標準速度の40%よりも遅い低速に変更することを特徴とする。
なお、ここでのあらかじめ定められた距離とは、フィルムのつなぎ部が、検出されてから縦シール工程を通過するまでの距離である。更に、ここでの標準速とは、内容物の充填時におけるフィルムの搬送速度であり、本実施形態において例示された装置の場合では8〜20m/minである。
更に、前記搬送速度が前記低速に変更されている間は、前記充填工程において前記内容物を充填する速度を低下させることを特徴とする。
更に、前記搬送速度が前記低速に変更されている間は前記内容物を充填する前記充填工程を停止することを特徴とする。
更に、前記切離工程の後段に、前記密封袋の内の前記つなぎ部が含まれたつなぎ部付き密封袋、及び前記つなぎ部付き密封袋に連続する前後の密封袋を他の前記密封袋と選別する排出工程を更に備えることを特徴とする。
更に、前記つなぎ部付き密封袋の両端の前記横シール工程にてヒートシールされた箇所において個別に切り離す前記切離工程を停止することを特徴とする。
更に、前記あらかじめ定められた距離は、第1の距離と、第2の距離とを含み、
前記第1の距離は、前記つなぎ検出工程によって前記つなぎ部が検出された位置から前記フィルムが前記縦シール工程によってヒートシールされる直前の位置までであり、
前記第2の距離は、前記つなぎ部が前記縦シール工程によってヒートシールされる際に通過する距離であり、
少なくとも、前記第2の距離の間において前記フィルムの搬送速度を標準速よりも遅い低速に変更することを特徴とする。
更に、前記フィルムには、前記つなぎ部を示すマークが付されることを特徴とする。
更に、前記原反ロールから送り出される前記フィルムを二つ折りにする二つ折り工程を更に備え、
前記筒状フィルムは、前記縦シール工程によって、前記二つ折り工程によって互いに重なり合う前記フィルムの両側端を重ねてヒートシールしてなることを特徴とする。
更に、2つの前記原反ロールから送り出される2つの前記フィルムを有し、
前記筒状フィルムは、前記縦シール工程によって、対向する前記2つのフィルムの両側端を重ねてヒートシールしてなることを特徴とする。
更に、前記横シール工程によってヒートシールされていない間は、前記搬送速度を第1速度とするように制御し、
前記横シール工程によってヒートシールされている間は、前記搬送速度を第2速度とするように制御し、
前記第1速度が前記第2速度とは異なることを特徴とする。
更に、前記横シール工程でヒートシールする一対のヒートシーラのそれぞれが突出部を有し、前記一対のヒートシーラが回転すると間欠的に前記突出部同士が当接して前記筒状フィルム体を挟んでヒートシールすることを特徴とする。
更に、前記横シール工程でヒートシールする一対のヒートシーラのそれぞれが突出部を有し、前記筒状フィルム体を挟んで前記突出部が常時対向しつつ同期して旋回移動するボックスモーションによって、前記筒状フィルム体の搬送に合わせて前記突出部同士が当接しながら移動し、前記筒状フィルム体を挟んでヒートシールすることを特徴とする。
本発明の密封袋の製造装置は、
原反ロールからフィルムを連続的に送る搬送部と、
前記搬送部によって下方向に搬送される前記フィルムの側端部を重ねてヒートシールする縦シール部と、
前記縦シール部によって筒状に形成された筒状フィルム体の内部に内容物を充填する充填部と、
前記充填部によって前記内容物が充填された前記筒状フィルム体を搬送される方向に対して横切るように間欠的にヒートシールする横シール部と、
前記横シール部によって形成された一連の密封袋を前記横シール部にてヒートシールされた箇所で個別に切り離す切離部と
を備える密封袋の製造装置において、
前記縦シール部より上方に設置された前記フィルムのつなぎ部を検出するつなぎ部検出部と、
前記フィルムの搬送距離を求める距離計測部と
を備え、
あらかじめ定められた距離として、第1の距離と、第2の距離とを含み、
前記第1の距離は、前記つなぎ部検出部によって前記つなぎ部が検出された位置から前記フィルムが前記縦シール部によってヒートシールされる直前の位置までであり、
前記第2の距離は、前記つなぎ部が前記縦シール部によってヒートシールされる際に通過する距離であり、
前記つなぎ部検出部によって前記つなぎ部が検出された場合に、前記距離計測部によって計測される前記搬送距離が少なくとも、前記第2の距離の間において前記フィルムの搬送速度を標準速度の40%よりも遅い低速に変更することを特徴とする。
本発明の密封袋の製造方法によれば、
原反ロールからフィルムを連続的に送る搬送工程と、
搬送工程によって下方向に搬送されるフィルムの側端部を重ねてヒートシールする縦シール工程と、
縦シール工程によって筒状に形成された筒状フィルム体の内部に内容物を充填する充填工程と、
充填工程によって内容物が充填された筒状フィルム体を搬送される方向に対して横切るように間欠的にヒートシールする横シール工程と、
横シール工程によって形成された一連の密封袋を横シール工程にてヒートシールされた箇所で個別に切り離す切離工程と
を備える密封袋の製造方法において、
縦シール工程より前に施されるフィルムのつなぎ部を検出するつなぎ部検出工程と、
フィルムの搬送距離を求める距離計測工程と
を備え、
あらかじめ定められた距離として、第1の距離と、第2の距離とを含み、
第1の距離は、つなぎ部検出工程によってつなぎ部が検出された位置からフィルムが縦シール工程によってヒートシールされる直前の位置までであり、
第2の距離は、つなぎ部が縦シール工程によってヒートシールされる際に通過する距離であり、
つなぎ部検出工程によってつなぎ部が検出された場合に、距離計測工程によって計測される搬送距離が少なくとも、第2の距離の間においてフィルムの搬送速度を標準速度の40%よりも遅い低速に変更することを特徴とする。
このため、効率が良く、高品質、及び安全性を兼ね備えた密封袋の製造方法を提供することができる。
更に、本発明の密封袋の製造方法によれば、搬送速度が低速に変更されている間は、充填工程において内容物を充填する速度を低下させることを特徴とする。
このため、つなぎ部の通過時におけるフィルム、及び内容物の損失量を抑制し、より効率が良く、高品質、及び安全性を兼ね備えた密封袋の製造方法を提供することができる。
更に、本発明の密封袋の製造方法によれば、搬送速度が低速に変更されている間は内容物を充填する充填工程を停止することを特徴とする。
このため、つなぎ部の通過時におけるフィルム、及び内容物の損失量をより抑制し、更に効率が良く、高品質、及び安全性を兼ね備えた密封袋の製造方法を提供することができる。
更に、本発明の密封袋の製造方法によれば、切離工程の後段に、密封袋の内のつなぎ部が含まれたつなぎ部付き密封袋、及びつなぎ部付き密封袋に連続する前後の密封袋を他の密封袋と選別する排出工程を更に備えることを特徴とする。
このため、つなぎ部が含まれた充填品、及びその前後の充填品が自動的に除外され、選別の時間、及び労力が抑えられ、更に効率が良く、高品質、及び安全性を兼ね備えた密封袋の製造方法を提供することができる。
更に、本発明の密封袋の製造方法によれば、つなぎ部付き密封袋の両端の横シール工程にてヒートシールされた箇所において個別に切り離す切離工程を停止することを特徴とする。
このため、つなぎ部が含まれた充填品、及びその前後の充填品がまとめられ、選別の時間、及び労力が抑えられ、更に効率が良く、高品質、及び安全性を兼ね備えた密封袋の製造方法を提供することができる。
更に、本発明の密封袋の製造方法によれば、あらかじめ定められた距離は、第1の距離と、第2の距離とを含み、
第1の距離は、つなぎ検出工程によってつなぎ部が検出された位置からフィルムが縦シール工程によってヒートシールされる直前の位置までであり、
第2の距離は、つなぎ部が縦シール工程によってヒートシールされる際に通過する距離であり、
少なくとも、第2の距離の間においてフィルムの搬送速度を標準速よりも遅い低速に変更することを特徴とする。
このため、フィルムの搬送速度を標準速よりも遅い低速に変更する区間をつなぎ部が縦シール部を通過する区間まで限定することができ、更に効率が良く、高品質、及び安全性を兼ね備えた密封袋の製造方法を提供することができる。
更に、本発明の密封袋の製造方法によれば、フィルムには、つなぎ部を示すマークが付されることを特徴とする。
このため、フィルムに模様や他のマーク等が印刷されていてもつなぎ部を判別することができ、更に効率が良く、高品質、及び安全性を兼ね備えた密封袋の製造方法を提供することができる。
更に、本発明の密封袋の製造方法によれば、原反ロールから送り出されるフィルムを二つ折りにする二つ折り工程を更に備え、
筒状フィルムは、縦シール工程によって、二つ折り工程によって互いに重なり合うフィルムの両側端を重ねてヒートシールしてなることを特徴とする。
このため、1枚のフィルムから、効率が良く、高品質、及び安全性を兼ね備えた密封袋の製造方法を提供することができる。
更に、本発明の密封袋の製造方法によれば、2つの原反ロールから送り出される2つのフィルムを有し、
筒状フィルムは、縦シール工程によって、対向する2つのフィルムの両側端を重ねてヒートシールしてなることを特徴とする。
このため、2枚のフィルムから、効率が良く、高品質、及び安全性を兼ね備えた密封袋の製造方法を提供することができる。
更に、本発明の密封袋の製造方法によれば、横シール工程によってヒートシールされていない間は、搬送速度を第1速度とするように制御し、
横シール工程によってヒートシールされている間は、搬送速度を第2速度とするように制御し、
第1速度が第2速度とは異なることを特徴とする。
このため、横ヒートシールされる時間を充分に確保しながら、更に効率が良く、高品質、及び安全性を兼ね備えた密封袋の製造方法を提供することができる。
更に、本発明の密封袋の製造方法によれば、横シール工程でヒートシールする一対のヒートシーラのそれぞれが突出部を有し、一対のヒートシーラが回転すると間欠的に突出部同士が当接して筒状フィルム体を挟んでヒートシールすることを特徴とする。
このため、簡易な構成で、横ヒートシールされる時間を充分に確保しながら、更に効率が良く、高品質、及び安全性を兼ね備えた密封袋の製造方法を提供することができる。
更に、本発明の密封袋の製造方法によれば、横シール工程でヒートシールする一対のヒートシーラのそれぞれが突出部を有し、筒状フィルム体を挟んで突出部が常時対向しつつ同期して旋回移動するボックスモーションによって、筒状フィルム体の搬送に合わせて突出部同士が当接しながら移動し、筒状フィルム体を挟んでヒートシールすることを特徴とする。
このため、横ヒートシールされる時間をより充分に確保しながら、更に効率が良く、高品質、及び安全性を兼ね備えた密封袋の製造方法を提供することができる。
本発明の密封袋の製造装置によれば、原反ロールからフィルムを連続的に送る搬送部と、
搬送部によって下方向に搬送されるフィルムの側端部を重ねてヒートシールする縦シール部と、
縦シール部によって筒状に形成された筒状フィルム体の内部に内容物を充填する充填部と、
充填部によって内容物が充填された筒状フィルム体を搬送される方向に対して横切るように間欠的にヒートシールする横シール部と、
横シール部によって形成された一連の密封袋を横シール部にてヒートシールされた箇所で個別に切り離す切離部と
を備える密封袋の製造装置において、
縦シール部より上方に設置されたフィルムのつなぎ部を検出するつなぎ部検出部と、
フィルムの搬送距離を求める距離計測部と
を備え、
あらかじめ定められた距離として、第1の距離と、第2の距離とを含み、
第1の距離は、つなぎ部検出部によってつなぎ部が検出された位置からフィルムが縦シール部によってヒートシールされる直前の位置までであり、
第2の距離は、つなぎ部が縦シール部によってヒートシールされる際に通過する距離であり、
つなぎ部検出部によってつなぎ部が検出された場合に、距離計測部によって計測される搬送距離が少なくとも、第2の距離の間においてフィルムの搬送速度を標準速度の40%よりも遅い低速に変更することを特徴とする。
このため、効率が良く、高品質、及び安全性を兼ね備えた密封袋の製造装置を提供することができる。
本実施形態に係る密封袋の製造に用いられる縦型製袋無菌充填機の一例が示された概略図である。 図1の要部側面図である。 横シールローラの構成の一例を示し、Aは全体斜視図、Bは図3AのB矢視側面図である。 つなぎ部の構成の一例を示し、Aは、フィルムが重ね貼りされたつなぎ部の断面図、Bは、フィルムが突き合わせ貼りされたつなぎ部の断面図、Cはつなぎ部の平面図である。 図2のV矢視正面図であり、Aは、ガイドバーと縦シール部との間にあるフィルムの状態を示す図、Bは、縦シール部と横シール部との間にある筒状フィルム体の状態を示す図である。 Aは、筒状フィルム体が、横シールローラによってヒートシールされる様子を説明するための拡大側面図、Bは、横シールローラによってヒートシールされて形成された一連の密封袋の正面図である。 主要部の制御ブロック図である。 つなぎ部の検出時の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係る密封袋の製造装置にて製造された密封袋であって、Aは斜視図、Bは図9AのB矢視断面図である。 密封袋の変形例であって、Aは斜視図、Bは図10AのB矢視断面図である。 第2実施形態に係る縦型製袋無菌充填機の要部側面図である。 第3実施形態に係る縦型製袋無菌充填機の要部側面図である。 第4実施形態に係る縦型製袋無菌充填機の要部側面図である。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施形態の詳細を説明する。まず、本実施形態に係る装置の構成について説明する。図1は本実施形態に係る密封袋の製造に用いられる縦型製袋無菌充填機1の一例が示された概略図である。縦型製袋無菌充填機1は主に、搬送部10と、縦シール部20と、充填部30と、横シール部40と、切離部(カッタ60)とを含む。
本実施形態に係る縦型製袋無菌充填機1には、製袋、及び内容物の充填が行われる前段の処理が行われる部分として、包材の供給部(供給部)と、包材の殺菌部(殺菌部)とが連接されている。包材としてのフィルムFLは、ロール状に巻かれた原反ロールRとして準備される。供給部には、原反ロールRを回転可能に装備するための巻き出しローラRAと、原反ロールRからフィルムFLを連続的に繰り出す一対のニップローラNRとが設けられている。ニップローラNRは、駆動源としてのここでは図示せぬサーボモータと接続される。ニップローラNRは搬送部10の一端を担う。ニップローラNRには弾性体、例えばゴムが用いられる。
なお、図1には、1つの巻き出しローラRAが設けられた縦型製袋無菌充填機1が例示されている。しかしながら、縦型製袋無菌充填機1には複数の巻出しローラRAが設けられていても良い。例えば、2つの巻出しローラRAが設けられ、一方の原反ロールRの終端部と、他方の原反ロールRの始端部とを接着してフィルムFLを連続させるフィルム接続装置が設けられても良い。
供給部には、殺菌部との間を隔てる壁にシャッタ2が設けられる。更に、供給部には、シャッタ2が開かれることによって、供給部と、殺菌部との間をフィルムFLが通過することを可能とする開口3が設けられる。
殺菌部は、殺菌液槽4を有する。殺菌液槽4は、殺菌剤が収容された槽内を供給部から搬送されるフィルムFLが通過するように構成される。殺菌剤には、例えば過酸化水素水が用いられる。
殺菌液槽4の上方には温風ノズル5が設けられる。乾燥部としての温風ノズル5は、殺菌液槽4の通過後のフィルムFLに対して温風を吹き付けるように例えばフィルムFLを挟むように配置された一対で構成される。なお、温風は、フィルムFLに付着した殺菌剤を蒸発させ、かつフィルムFLを変質させない温度に設定される。
温風ノズル5の上方には冷風ノズル6が設けられる。冷却部としての冷風ノズル6は、温風ノズル5の通過後のフィルムFLに対して冷風を吹き付けるように例えばフィルムFLを挟むように配置された一対で構成される。冷風ノズル6は、フィルムFLの加熱されることによる滑り性の低下やカールの発生等といった物性の低下を防止して加工適性を維持するために設けられる。冷風ノズル6は、殺菌剤の蒸発を補完する機能も有している。なお、冷風の温度は常温で構わない。
温風ノズル5、及び冷風ノズル6は、製袋、及び内容物の充填が行われる部分とともに縦型製袋無菌充填機1の無菌領域7に設けられている。無菌領域7は、無菌状態が維持されるために無菌エアで陽圧が保持されて外部からの菌の侵入が防がれる。そして、殺菌部を通過した後のフィルムFLに対しては無菌領域7において種々の処理がなされる。なお、袋内に内容物が充填されて袋が密封された後には無菌状態での処理を必ずしも要しない。このため、袋の密封後の工程は、無菌領域7に連接する非無菌領域8において種々の処理がなされる。
縦型製袋無菌充填機1は、フィルムFLを上方から下方へと搬送しながら製袋、及び内容物の充填を行うように構成されている。ガイドローラ11は、製袋、及び内容物の充填が行われる部分の上方に配置される。ガイドローラ11は、無菌処理、及び乾燥処理されたフィルムFLを鉛直下方向に誘導するための従動ローラである。このようなガイドローラ11も搬送部10に含まれる。
縦シール部20は、ガイドローラ11の下方に位置する。縦シール部20は、搬送部10のガイドローラ11によって下方向に搬送されるフィルムFLの側端部を重ねて連続的にヒートシールするものである。縦シール部20で側端部がヒートシールされて筒状となったフィルムFLを筒状フィルム体TUと称す。
縦型製袋無菌充填機1は、縦シール部20に近接する位置に充填部30を備える。充填部30は、筒状フィルム体TUの内部に内容物CTを充填するものである。充填部30は、内容物CTを貯留する図示せぬ供給タンクや、内容物CTを送り出すここでは図示せぬポンプ、内容物CTの経路となる管状の充填ノズル31等を備える。充填ノズル31は、定置洗浄、及び定置殺菌可能に設けられる。洗浄、及び殺菌に要する時間、及び労力や費用を抑制しながら安全性を高めることができる。充填ノズル31は、ポンプを介して供給タンクに接続している。
充填ノズル31は、フィルムFL、又は筒状フィルム体TUの搬送経路外から縦シール部20の上方の曲部を経由して下方に延びる。下方に延びる充填ノズル31は、少なくとも、縦シール部20を越えて、縦シール部20によって筒状に形成された筒状フィルム体TUの内部に位置し、その先端は、横シール部40の上方に位置する。
本実施形態に係る密封袋に充填される内容物CTは流動性の有するものであり、食品、洗剤、医薬品等が好適例である。より具体的には、ソフトクリーム原料、トマトソース、トマトペースト、マヨネーズ、調理済みのカレーやシチュー、洗濯用洗剤、シャンプー、リンス、医薬品が内容物CTとして例示される。しかしながら、内容物CTはこれらに限定されるものではない。
横シール部40は、充填ノズル31の先端の下方に位置する。横シール部40は、充填部30によって内容物CTが充填された筒状フィルム体TUを搬送される方向に対して横切るように、すなわち筒状フィルム体TUの幅方向にヒートシールするものである。内容物CTの充填された筒状フィルム体TUが横シール部40でヒートシールされて密封された連包状の形態を一連の密封袋PD1と称す。
切離部としてのカッタ60は横シール部40の下方に位置する。上述のように切離部は、袋の密封後の工程に当たるためカッタ60は、非無菌領域8に設けられる。しかしながら、カッタ60は、無菌領域7に設けられても構わない。カッタ60は、横シール部40によって形成された一連の密封袋PD1を横シール部40にてヒートシールされた箇所で個別に切り離すものである。なお、連包状である一連の密封袋PD1から個別に切り離された形態を個別の密封袋PD2と称す。このような袋詰めにされた個別の密封袋PD2が製品となる。
本実施形態に係る縦型製袋無菌充填機1は、フィルムFLのつなぎ部を検出するつなぎ部検出部の一例としてのカラーセンサ80を更に備える。カラーセンサ80は、連続的に搬送されるフィルムFLに形成されたつなぎ部を検出するものである。図1に例示されたカラーセンサ80は非無菌領域8に設けられている。そして、カラーセンサ80は、無菌領域7と、非無菌領域8とを隔てるガラス越しに、冷風ノズル6と、ガイドローラ11との間のフィルムFLの画像を取得している。しかしながら、カラーセンサ80は、巻き出しローラRAと、縦シール部20との間であればどこに配置されても構わない。
なお、つなぎ部検出部として用いられる装置はカラーセンサ80には限らないものの、フィルムFLのつなぎ部の判別が非接触によるものであることが好ましく、反射光によるものであることがより好ましい。非接触であれば、フィルムFLを変形させたり傷を付けたりすることがない。更に、非接触であれば、ガイドローラ11と、縦シール部20との間にカラーセンサ80が配置された場合においてもフィルムFLのつなぎ部を判別することができて、縦型製袋無菌充填機1における各部の配置の自由度が向上する。そして、つなぎ部の形成方法にはよるものの、反射光であれば、フィルムFLやつなぎ部が透光性を有さない場合、例えば金属が蒸着された場合においてもつなぎ部を判別することができる。
更に、フィルムFLのつなぎ部の判別が色によるものであることが好ましい。色による判別を行うことによって例えば、つなぎ部からの反射光の色の種類に応じてあらかじめ定められた制御を実行することもできる。
本実施形態に係る縦型製袋無菌充填機1は距離計測部90を更に備える。距離計測部90は、フィルムFLの搬送距離を計測するものである。図1には、距離計測部90として、搬送部10を構成する搬送ローラ91の回転の変位を測定するロータリエンコーダ92が設けられた例が示されている。なお、距離計測部90は、ニップローラNR等の他の搬送部10に設けられても良い。この場合には、装置を新たに追加しなくても済み、費用を抑えることができる。更に、距離計測部90には、非接触による装置、例えばレーザ表面速度計が用いられても良い。この場合には、縦型製袋無菌充填機1における各部の配置の自由度が向上する。
次に、製袋、及び内容物CTの充填が行われる部分について詳細に説明する。図2は図1の要部側面図であり、ガイドローラ11から、カッタ60によって、個別の密封袋PD2が形成されるまでの範囲が示されている。
ガイドローラ11の下方には棒状のガイドバー12が設けられる。ガイドバー12は、ガイドローラ11から鉛直下方向に搬送されるフィルムFLをその幅方向の中央で二つ折りにする二つ折り部である。ガイドバー12は、図2中の手前側から奥側に向けて略水平方向に延びて曲部に至り、曲部から略鉛直下方向に延びている。そして、ガイドバー12は、ガイドローラ11によって鉛直下方向に誘導されるフィルムFLの幅方向に対して略中央に位置する。ガイドバー12で二つ折りとなったフィルムFLを二つ折りフィルムFL1と称す。図2では、ガイドバー12を挟んで、二つ折りフィルムFL1の2つの側端部が示されている。
縦シール部20は、側面視の断面が円形である一対の縦シールローラ21、21を備える。図1に概略が示されるように縦シールローラ21、21は、二つ折りフィルムFL1の側端部の近傍に当たる箇所に径方向の外側に向けて突出する突出部を有する。縦シールローラ21、21は図示せぬ発熱装置を内蔵する。縦シールローラ21、21の突出部の少なくとも表層は、熱伝導性の高い材料、例えば金属で形成される。そして、縦シールローラ21、21の突出部の表層が発熱装置によって加熱されることによってフィルムFLをヒートシールすることができる。
縦シールローラ21、21は、ガイドバー12の下方で、二つ折りフィルムFL1の2つの側端部を挟んで配置される。縦シールローラ21、21は、駆動源としてのここでは図示せぬサーボモータとギア等を介して接続される。そして、一対の縦シールローラ21、21は、各々が、図2中の矢印で示されるような逆方向に同期して回転するように構成されている。そして、一対の縦シールローラ21、21は、二つ折りフィルムFL1を挟んで下方向に搬送する向きに同一の回転速度で回転するように構成されている。したがって、縦シールローラ21、21は搬送部10の一端を担っている。
二つ折りフィルムFL1の2つの側端部の間に充填ノズル31が、図2中の手前側から奥側の方向に延びて配置される。上述のように、充填ノズル31は、縦シール部20の上方の曲部を経由して下方に延び、そして、その先端である下端31Eは横シール部40の上方に位置する。なお、製造の効率を考慮し、内容物CTの充填時における発泡の抑制の観点から充填ノズル31の下端31Eと横シール部40との距離はあまり遠ざけない方が好ましい。
充填ノズル31の下端31Eと、横シール部40との間には筒状フィルム体TUを挟むようにして一対の調節ローラ50、50が設けられる。一対の調節ローラ50、50はお互いの間隔を変更可能に構成される。そして、調節ローラ50、50の間隔を狭めると、筒状フィルム体TU内の内容物CTの充填量を少なくすることができ、調節ローラ50、50の間隔を広げると、筒状フィルム体TU内の内容物CTの充填量を多くすることができる。このような調節ローラ50、50の構成によれば、筒状フィルム体TUの搬送速度を増減させずに内容物CTの充填量を調節することができ、1つの製造装置で異なる製品を製造することができる。
なお、この調節ローラ50、50は内容物CTの粘性に応じてその間隔が調節されても良い。具体的には、内容物CTの粘性が高い場合には、調節ローラ50、50の間隔を広げて内容物CTを通過しやすくし、内容物CTの粘性が低い場合には、調節ローラ50、50の間隔を狭めて内容物CTを通過にくくする。こうすることで、筒状フィルム体TUの搬送速度を増減させることなく、内容物CTの粘性によらずにその充填量を調節することができる。なお、調節ローラ50、50は、横シール位置を安定させる効果も有している。なお、調節ローラ50、50は従動回転する。
横シール部40は、例えば図2に示される側面視の断面が略円形であって径方向の外側に向けて突出する突出部41Pを有する一対の横シールローラ41、41を備える。図3は、横シールローラ41の構成の一例を示し、図3Aは全体斜視図、図3Bは図3AのB矢視側面図である。
円柱状の横シールローラ41は、図3A中の矢印で示される幅方向Wに沿って連続的に突出する突出部41Pを備える。本実施形態では、横シールローラ41の周面上に突出部41Pを2つ有する例が示されている。そして、2つの突出部41P、41Pは、横シールローラ41の回転中心41Cを対称点として点対称(回転対称)に設けられる(図3B)。すなわち、2つの突出部41P、41Pは、回転中心41Cに対して円周方向に180度離れた位置に設けられる。なお、横シールローラ41に設けられる突出部41Pの数は例示された2つには限定されない。横シールローラ41は図示せぬ発熱装置を内蔵する。突出部41Pの少なくとも表層は、熱伝導性の高い材料、例えば金属で形成される。そして、突出部41Pの表層が発熱装置によって加熱されることによってフィルムFLをヒートシールすることができる。
横シールローラ41、41は、調節ローラ50の下方で、内容物CTの充填された筒状フィルム体TUを挟んで配置される(図2)。横シールローラ41、41は、駆動源としてのここでは図示せぬサーボモータとギア等を介して接続される。そして、一対の横シールローラ41、41は、各々が、図2中の矢印で示されるような逆方向に同期して回転するように構成されている。そして、一対の横シールローラ41、41は、筒状フィルム体TUを挟んで下方向に搬送する向きに同一の回転速度で回転するように構成されている。したがって、一対の横シールローラ41、41が略半回転する毎に双方の突出部41P、41Pが当接して筒状フィルム体TUが挟まれてヒートシールされるように構成されている。すなわち、間欠的な、突出部41P同士の当接が実現されている。
なお、横シールローラ41の下方にはカッタ60が配置される。上述のようにカッタ60は、横シール部40によって形成された一連の密封袋PD1を横シール部40にてヒートシールされた箇所で個別に切り離すものである。なお、横シールローラ41と、カッタ60との間に更に別の横シールローラが設けられていても良い。
次に、つなぎ部Jの構成について詳細に説明する。図4は、つなぎ部Jの構成の一例を示し、Aは、フィルムFLが重ね貼りされたつなぎ部Jaの断面図、Bは、フィルムFLが突き合わせ貼りされたつなぎ部Jbの断面図、Cはつなぎ部Jの平面図である。
まず、図4Aを参照して、フィルムFLが重ね貼りされたつなぎ部Jaについて説明する。フィルムFLの搬送方向に対して先行するフィルムFLaと、後行するフィルムFLbとが接合される。フィルムFLaは、例えば、ポリエチレン層101a、接着層102a、ナイロン層103a、接着層104a、ポリエチレンテレフタラート層105aの順に積層されている。フィルムFLbも同様に、例えば、ポリエチレン層101b、接着層102b、ナイロン層103b、接着層104b、ポリエチレンテレフタラート層105bの順に積層されている。
そして、フィルムFLaのポリエチレン層101aと、フィルムFLbのポリエチレンテレフタラート層105bとの間が両面テープ106で接着されている。この構成は、内容物CTの充填の際に、内容物CTが、両面テープ106と、各フィルムFLa、FLbとの間に浸入しにくくなるため好ましい。両面テープ106は幅Bを有し、フィルムFLa、及びフィルムFLbの全幅にわたって貼り付けられる(図4A中の手前側から奥側の方向)。両面テープ106は、例えば、ポリエチレンテレフタラートフィルム基材の両面にアクリル系粘着剤が積層されている。こうして、フィルムFLa、両面テープ106、フィルムFLbが積層されたつなぎ部Jaが形成されている。なお、両面テープ106と、各フィルムFLa、FLbの先端とは面一であることが最も好ましい。しかしながら、各フィルムFLa、FLbの先端が両面テープ106よりも若干突出していても構わない。この場合には、両面テープ106の粘着剤が、各フィルムFLa、FLbの表面にはみ出ないため、フィルムFLの搬送に影響を及ぼさない。
次に、図4Bを参照して、フィルムFLが突き合わせ貼りされたつなぎ部Jbについて説明する。フィルムFLの搬送方向に対して先行するフィルムFLcと、後行するフィルムFLdとが接合される。フィルムFLcは、例えば、ポリエチレン層101c、接着層102c、ナイロン層103c、接着層104c、ポリエチレンテレフタラート層105cの順に積層されている。フィルムFLdも同様に、例えば、ポリエチレン層101d、接着層102d、ナイロン層103d、接着層104d、ポリエチレンテレフタラート層105dの順に積層されている。
そして、突き合わされたフィルムFLcのポリエチレンテレフタラート層105cと、フィルムFLdのポリエチレンテレフタラート層105dとの下に片面テープ107が接着されている。片面テープ107も幅Bを有し、フィルムFLc、及びフィルムFLdの全幅にわたって貼り付けられる(図4B中の手前側から奥側の方向)。片面テープ107は、例えば、ポリエチレンテレフタラートフィルム基材の片面にアクリル系粘着剤が積層されている。こうして、フィルムFLc、及びフィルムFLdの下に片面テープ107が積層されたつなぎ部Jbが形成されている。
重ね貼りされた場合においても、突き合わせ貼りされた場合においても、図4Cに示されるように、幅Lを有するフィルムFLの全幅にわたって、両面テープ106、及び片面テープ107の幅Bを有するつなぎ部Jが形成されている。なお、フィルムFLの幅Lは例えば900mmに形成されている。
両面テープ106、及び片面テープ107は、つなぎ部検出部によるつなぎ部Jの検出のマークとして機能する。より好ましくは、着色された両面テープ106、及び片面テープ107が用いられる。これによって、フィルムFLに模様や他のマーク等が印刷されていても、つなぎ部Jを判別することができる。更に、目視においてもつなぎ部Jを判別することができる。なお、粘着テープの着色は単色で構わない。接着強度、及び検出精度の観点からは、つなぎ部Jの幅Bは、25mm以上、個別の密封袋PD2の長さ未満であることが好ましい。本実施形態では、縦シール部20において確実にヒートシールすることが可能なため、つなぎ部Jの幅Bが大きくなっても問題がない。なお、つなぎ部Jは、上述のような粘着テープ以外にも、加熱溶着された形態であっても良い。その際にも、つなぎ部Jが着色されていることが好ましい。
なお、本実施形態に用いられるフィルムFLには製袋するために、ヒートシール性が必要とされる。しかしながら、本実施形態に用いられるフィルムFLは上述の構成には限定されない。例えば、ポリエチレン層は、ポリプロピレン層とされても良い。更に、ポリエチレンテレフタラート層は、ポリエステル層やポリアミド層とされても良い。更に、中間層は、ナイロン層、ポリエステル層、ポリアミド層、ポリエチレン層、アルミ層等が単層、又は複数層で積層されても良い。なお、本実施形態は、用いられるフィルムFLの容量を選ばない。本実施形態に用いられるフィルムの容量は、例えば10mLでも良く、例えば5Lでも良い。
以上のように構成される本実施形態に係る密封袋の製造装置の動作、及び密封袋の製造方法について詳細に説明する。
ニップローラNRは、駆動源としてのここでは図示せぬサーボモータが回転することによってフィルムFLを送り出す。原反ロールRから送り出されたフィルムFLはシャッタ2の開いた開口3を通って殺菌部に入る。ここで、フィルムFLは、殺菌剤が貯留された殺菌液槽4に浸されて殺菌された後に上方へと搬送される。フィルムFLは、温風ノズル5からその両面に温風を吹き付けられて乾燥された後に、冷風ノズル6からその両面に冷風を吹き付けされて冷却される。そして、フィルムFLは、ガイドローラ11によって下方向に誘導され、製袋、及び内容物CTの充填が行われる部分へと搬送されていく(搬送工程)。
そして、ガイドローラ11によって下方向に誘導されたフィルムFLはガイドバー12が押し当てられることによって二つ折りにされる(二つ折り工程)。図5Aは、図2のV矢視正面図であり、ガイドバー12と、縦シール部20との間にある二つ折りフィルムFL1の状態を示す。図5A中の左側からガイドバー12が押し当てられて二つ折りフィルムFL1が形成されており、二つ折りフィルムFL1の両側端部T1、T1が図5A中の左側で互いに重なり合っている。
一対の縦シールローラ21、21が同一の回転速度で逆方向に回転し、二つ折りフィルムFL1の両側端部T1、T1を挟み込みながら加熱してヒートシールSHSを施す(縦シール工程)。図5Bは、縦シール部20と、横シール部40との間にある筒状フィルム体TUの状態を示す図である。二つ折りフィルムFL1の両側端部T1、T1に対して縦シール部20でヒートシールSHSが施されることによって筒状フィルム体TUが形成される。なお、縦シールローラ21のシール幅(突出部)は、二つ折りフィルムFL1の両側端部T1、T1にヒートシールSHSが行えるだけあれば良く、二つ折りフィルムFL1の両側端部T1、T1以外にはヒートシールを施さないように構成されている。
ヒートシールSHSが施された筒状フィルム体TUに対して充填ノズル31の下端31Eから内容物CTが充填される(充填工程)。充填ノズル31からは内容物CTが連続的に供給されている。
図6Aは、筒状フィルム体TUが、横シールローラ41、41によってヒートシールされる様子を説明するための拡大側面図、図6Bは、横シールローラ41、41によってヒートシールされて形成された一連の密封袋PD1の正面図である。一対の横シールローラ41、41が図6A中の矢印で示される方向に回転することによって双方の突出部41P、41P同士が間欠的に当接して内容物CTが充填された筒状フィルム体TUを挟んでヒートシールTHS(図6B)を施す(横シール工程)。
横シール部40にて、ヒートシールTHSが施されることで、内容物CTの充填された筒状フィルム体TUが一連の密封袋PD1として区切られる。図6Bに示されるように横シール部40は、内容物CTが充填された筒状フィルム体TUを長手方向Eに直交する方向(長手方向Eを横切るよう)に一定の間隔Dで間欠的にヒートシールTHSを行う。間隔Dが個別の密封袋PD2の長さとなる。間隔Dは、例えば400mmに設定される。なお、ヒートシールTHSは、筒状フィルム体TUの長手方向Eに対して必ずしも直交する方向に形成されなくても良い。
カッタ60は、横シール部40で、ヒートシールTHSが施された箇所において一連の密封袋PD1を個別に切り離す(切離工程)。なお、切離工程を経た一連の密封袋PD1は、個別の密封袋PD2として製品になる。縦型製袋無菌充填機1が上述のような方法によって動作することによって個別の密封袋PD2が連続的に製造される。
次に、本実施形態に係る密封袋の製造装置の制御系統について詳細に説明する。図7は主要部の制御ブロック図である。本実施形態に係る密封袋の製造に用いられる縦型製袋無菌充填機1は制御部70を有する。制御部70は、内蔵の図示せぬ記憶部に格納されたプログラムに基づいて縦型製袋無菌充填機1の各部を制御する。
上述のように、縦シールローラ21、21、横シールローラ41、41、及びニップローラNRは、それぞれを回転させるサーボモータ22、サーボモータ42、及びサーボモータR1と接続されている。そして、制御部70は、各サーボモータ22、42、及びR1を制御する。各サーボモータ22、42、及びR1には、それぞれエンコーダ22c、42c、及びRcが備わっているとともに、それぞれサーボアンプ22b、42b、及びRbが連結されている。各サーボアンプ22b、42b、及びRbは、制御部70からの信号を受けて、制御部70が指令する速度となるように各サーボモータ22、42、R1を制御する。こうして、搬送部10のフィルムFLの搬送速度を制御することができる。
更に、制御部70は、各エンコーダ22c、42c、及びRcによって、各サーボモータ22、42、及びR1の回転位置情報を得ることができる。例えば、制御部70は、横シールローラ41、41の突出部41P、41Pの当接開始、及び当接終了のタイミングを認識することができる。したがって、制御部70は、各エンコーダ22c、42c、及びRcから各サーボモータ22、42、及びR1の回転位置信号を受けた上で、あらかじめ定められた速度となるように各サーボモータ22、42、及びR1を制御することもできる。
ここで、横シールローラ41、41の回転位置情報に基づいて搬送速度が制御される一例について説明する。上述のように、横シールローラ41、41は、180度回転する毎に突出部41Pが通過する周期が形成される(図3B参照)。制御部70は、突出部41P、41Pの当接開始から当接終了までの間の縦シールローラ21、21の円周速度、及びニップローラNR(原反ロールR)の円周速度(原反ロールから送り出されるフィルムFLの搬送速度)をV2(第2速度)とするように制御する。この間、横シールローラ41、41は、縦シールローラ21、21、及び原反ロールRと同期しており、その円周速度はV2である。
一方で、制御部70は、突出部41P、41Pの当接終了から次の当接開始までの間(すなわち、横シールローラ41、41の突出部41P、41P同士が当接しない間)の縦シールローラ21、21、及び原反ロールRの円周速度をV2とは異なるV1(第1速度)とするように制御する(V1≠V2)。この間、横シールローラ41、41の円周速度はV2に保持される。
なお、このように横シールローラ41、41の円周速度V2を保持したままで、縦シールローラ21、21、及び原反ロールRの円周速度V2を円周速度V1へと変更することができるのは、横シールローラ41、41の突出部41P、41P同士が当接しないときには、横シールローラ41、41の周面間に間隙ができ、その間隙内を横シールローラ41、41の周面に触れることなく筒状フィルム体TUが速度V1で搬送可能だからである。なお、横シールローラ41、41の円周速度を突出部41P、41Pが当接している間はV2とし、突出部41P、41Pの当接終了から次の当接開始までの間はV1A(V1A≠V2)となるように制御しても良い。この際に、縦シールローラ21、21、及び原反ロールRの円周速度V1と、横シールローラ41、41の円周速度V1Aとは、同じであっても良く(V1=V1A)、異なっていても良い(V1≠V1A)。
なお、モータ22、モータ42、及びモータR1は加減速に時間を要すため、縦シールローラ21、21、及び原反ロールRの円周速度がV1となるのは、横シールローラ41、41の突出部41P、41P同士が当接しない間よりも短い間である。
そして、例えば、横シールローラ41、41の突出部41P、41P同士が当接しない間、縦シールローラ21、21、及び原反ロールRの円周速度をV1に速めることで、フィルムFL、二つ折りフィルムFL1、筒状フィルム体TU、一連の密封袋PD1の搬送速度を上げることができ、密封袋の製造の効率を上げることができる。一方で、例えば、横シールローラ41、41の突出部41P、41P同士が当接しない間、縦シールローラ21、21、及び原反ロールRの円周速度をV1に遅くすることで、種々の横シールの間隔(ピッチ)における密封袋の製造に対応することができる。このように、本実施形態に係る密封袋の製造装置の制御方法によれば、上述されたV1(第1速度)と、(V2)第2速度との大小関係の変更が選択可能となる。
充填部30は、ポンプ32と、調節スイッチ33とを備えている。制御部70は、調節スイッチ33を制御して、ポンプの運転、及び停止、並びに吐出量を切り替えることができる。
カラーセンサ80によるつなぎ部Jの検出信号は制御部70に出力される。そして、距離計測部90の搬送ローラ91の回転の変位を測定するロータリエンコーダ92による検出信号も制御部70に出力される。したがって、制御部70は、カラーセンサ80からつなぎ部Jの検出信号が入力され、ロータリエンコーダ92から入力されるフィルムFLの搬送距離に基づいて、搬送部10のフィルムFLの搬送速度や充填部30の動作を制御することができる。
次に、本実施形態の密封袋の製造に係るつなぎ部Jの検出時における動作の一例について詳細に説明する。図8は、つなぎ部Jの検出時の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、縦型製袋無菌充填機1の稼働中にカラーセンサ80が、搬送されているフィルムFLの色を計測し、制御部70は、つなぎ部Jが検出されたか否かを判定する(ステップS1)。つなぎ部Jが検出されない場合(ステップS1:No)には、つなぎ部Jの検出が続行される。
つなぎ部Jが検出された場合(ステップS1:Yes)には、制御部70は、フィルムFLの搬送(移動)距離を0に設定する(ステップS2)。
次に、制御部70は、距離計測部90からの信号を受け、フィルムFLの搬送距離が第1の距離より大(フィルムFLの搬送距離>第1の距離)であるか否かを判定する(ステップS3)。フィルムFLの搬送距離が第1の距離より大でない場合(ステップS3:No。フィルムFLの搬送距離≦第1の距離)には、フィルムFLの搬送距離が第1の距離より大になるまでフィルムFLの搬送距離の計測が続行される。ここで、第1の距離とは、フィルムFLのつなぎ部Jが、検出されてから縦シール部20に至る(縦シール工程によってヒートシールされる直前)までの距離である。つなぎ部Jが検出されても、縦シール部20に搬送される直前までは通常動作とすることができるため、無駄を省いて、密封袋の製造の効率を向上させることができる。
なお、第1の距離は、安全を見て、短めの距離に設定がなされても良い。この距離は、あらかじめ測定することが可能であり、状況によっては値を調整して設定することも可能である。第1の距離は例えば4970mmに設定される。
フィルムFLの搬送距離が第1の距離より大である場合(ステップS3:Yes)には、制御部70は、搬送部10等の各部に制御信号を出力して機械動作速度を標準速から低速へと変更する(ステップS4)。フィルムFLの搬送速度が低速となるため、フィルムFLのつなぎ部Jが縦シール部20を通過する時間が充分に取られて確実にヒートシールされる。ここで、機械動作速度とは、搬送部10の搬送速度(ローラの回転速度)に限らず、充填部30の充填速度や、カッタ60の回転速度等が含まれていても良い。フィルムFL、及び内容物CTの損失量が抑制され、密封袋の製造の効率を向上させることができる。
なお、フィルムFLの搬送速度は、標準速である8〜20m/minに対して、低速では40%以下であることが好ましく、30%以下であることがより好ましい。例えば、標準速が8m/minの場合に低速が2m/minに設定されても良い。例えば、標準速が20m/minの場合に低速が7m/minに設定されても良い。
次に、制御部70は、充填部30に制御信号を出力して充填を止める(ステップS5)。なお、充填を完全には止めずに充填速度を減少させても良いものの、充填を止める方が好ましい。フィルムFL、及び内容物CTの損失量がより抑制され、密封袋の製造の効率をより向上させることができる。
次に、制御部70は、距離計測部90からの信号を受け、つなぎ部Jが、縦シール部20を通過したか否かを判定する(ステップS6)。これは、フィルムFLの搬送距離が第2の距離より大(フィルムFLの搬送距離>第2の距離)であるか否かを判定することと等しい。フィルムFLの搬送距離が第2の距離より大でない場合(ステップS6:No。フィルムFLの搬送距離≦第2の距離)には、フィルムFLの搬送距離が第2の距離より大になるまでフィルムFLの搬送距離の計測が続行される。ここで、第2の距離とは、フィルムFLのつなぎ部Jが、縦シール部20を通過する距離である。第2の距離は、安全を見て、長めの距離に設定がなされても良い。すなわち、第2の距離は、縦シール部20の前後も含めた範囲に設定がなされても良い。この距離も、あらかじめ測定することが可能であり、状況によっては値を調整して設定することも可能である。第2の距離は例えば100mmに設定される。
フィルムFLの搬送距離が第2の距離より大である場合(ステップS6:Yes)には、制御部70は、搬送部10や、充填部30等の各部に制御信号を出力して機械動作速度を標準速に戻して充填開始する(ステップS7)。
その後、つなぎ部Jが含まれた充填品、及びその前後の充填品を除外する(ステップS8)。なお、縦型製袋無菌充填機1の排出部において該当の充填品を自動的に除外する(排出工程)ような構成とされても良い。該当の充填品の選別に要する時間、及び労力が抑えられ、密封袋の製造の効率をより向上させることができる。
なお、ステップS6の後段で、つなぎ部Jが含まれた充填品、及びその前後の充填品に対する切離工程を停止するような構成とされても良い。つなぎ部Jが含まれた充填品、及びその前後の充填品がまとめられ、選別の時間、及び労力が抑えられ、密封袋の製造の効率をより向上させることができる。一方で、機械動作速度が低速へと変更された際の個別の密封袋PD2に含まれる内容物CTの充填量の正確度が確保される場合には、除外対象をつなぎ部Jが含まれた充填品だけとしても良い。
本実施形態では、カラーセンサ80が、つなぎ部検出工程によってつなぎ部Jを検出した場合に、距離計測部90がその工程によって計測する搬送距離があらかじめ定められた距離に至るまでの間のフィルムFLの搬送速度を標準速よりも遅い低速に変更することを特徴としている。しかしながら、上述された動作の一例のように、あらかじめ定められた距離には、第1の距離と、第2の距離とが区分されて含まれていても良い。フィルムFLの搬送速度を標準速よりも遅い低速に変更する区間をつなぎ部Jが縦シール部20を通過する区間まで限定することができ、密封袋の製造の効率をより向上させることができる。
このようにして製造された個別の密封袋PD2を図9Aの斜視図、及び図9AにおけるB矢視断面図である図9Bに示す。個別の密封袋PD2は、一側端にヒートシールSHSを、上下端にヒートシールTHSを備えてなる。個別の密封袋PD2は内部に、内容物CTを備える。
更に、個別の密封袋PD2は、変形例として、図10Aの斜視図、及び図10AにおけるB矢視断面図である図10Bに示されるように、フィルムFLの中央の折り返し部BNにもヒートシールSHSが施されるように構成された個別の密封袋PD2aとされても良い。折り返し部BNに施されるヒートシールSHSは、縦シール部20と同一の構成の装置を配置して形成されるようにすれば良い。
以上のように、本実施形態に係る密封袋の製造方法、及び密封袋の製造装置では、つなぎ部Jの特に縦シール部20の通過時における縦型製袋無菌充填機1の動作を変更するように制御が変更されたことによって継続的な充填が可能となった。本実施形態では、カラーセンサ80によってつなぎ部Jが検出された場合に、距離計測部90によって計測される搬送距離があらかじめ定められた距離に至るまでの間のフィルムFLの搬送速度を標準速よりも遅い低速に変更することを特徴とする。これによって、つなぎ部Jに対して、特に縦シール部20においてヒートシールする時間を長くすることができ、つなぎ部Jが確実にヒートシールされる。
本実施形態によれば、包材のつなぎ部Jをシールすることを可能とし、縦型製袋無菌充填機1の動作を止める必要がない。したがって、密封袋の製造の効率が向上する。そして、装置から包材が取り外されない(包材の交換の必要がない)こと、及びつなぎ部Jも確実にヒートシールされることによって内容物CTが包材の外に漏れ出すことがない。このため、製品の品質を高く保つことができるとともに、雑菌等の繁殖が阻止されて安全性を高めることができる。更に、本実施形態は、内容物CTの充填が停止される際に、フィルムFLの搬送速度が低速とされているため、停止に伴うノズルからの垂れ等の影響を受けにくい。したがって、製品とならない内容物CT、及び包材の損失量を削減することができる。更に、本実施形態によれば、搬送が停止されていないので、充填を再開した際の量目が速やかに安定する。したがって、製品とならない内容物CT、及び包材の損失量を削減することができる。そして、内容物CTが高価であるほど、本実施形態の損失削減の効果がより顕著となる。
第2実施形態に係る縦型製袋無菌充填機110の要部側面図を図11に示す。なお、この第2実施形態における上述の第1実施形態と共通する部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。縦型製袋無菌充填機110は、縦型製袋無菌充填機1とは異なり、図示せぬ2つの原反ロールからフィルムFLt、FLtがそれぞれ供給される。したがって、二つ折り部であるガイドバー12が必要とされない。そして、2つのフィルムFLt、FLtの両側端が貼り合わされるため縦シール部120の構成が異なる。加えて、2つのフィルムFLt、FLtをそれぞれガイドする2つのガイドローラ111、111がガイドローラ11の代わりに配置される。なお、2つのフィルムFLt、FLtからは筒状フィルム体TUt、一連の密封袋PD1t、及び4方シールの形態を有する個別の密封袋PD2tが形成される。その他の構成は図2の例と同様である。
縦型製袋無菌充填機110は、図11中の左右からフィルムFLt、FLtが供給されるように構成されている。更に、フィルムFLt、FLtの供給方向が図2の例とは異なり、フィルムFLt、FLtの厚み方向となる側から供給される。したがって、ガイドローラ111、111の回転中心も図11中の手前側から奥側へと延びる方向となる。更に、第2実施形態では、2つのフィルムFLt、FLtの両側端を縦シール部120にて貼り合わせて密閉袋PD2tを形成するため、それぞれのフィルムFLt、FLtの幅は図2のフィルムFLのそれと比べて約半分となる。
縦シール部120は、二つのフィルムFLt、FLtを重ね合わせて、その両側端部を重ね合わせてヒートシールするものである。したがって、縦型製袋無菌充填機110は、重ね合わせた二つのフィルムFLt、FLtの左右両側にそれぞれ一対ずつ縦シールローラ121、121と、縦シールローラ121a、121aとを備える。縦シールローラ121、121と、縦シールローラ121a、121aとは、第1実施形態と同様に、図示せぬギアと、サーボモータとを介して各々同期して回転するように構成され、フィルムFLt、FLtの両側端部を挟み込みながらヒートシールを施す。
第2実施形態の構成においても、横シールローラ41、41の突出部41P、41Pが当接する間は、縦シールローラ121、121、及び縦シールローラ121a、121aの円周速度、並びに原反ロールの円周速度、すなわちフィルムFLt、FLtの搬送速度と、横シールローラ41、41の円周速度との各々がV2に制御される。それとともに、突出部41P、41Pの当接終了から次の当接開始までの間は、縦シールローラ121、121、及び縦シールローラ121a、121aの円周速度、並びに原反ロールの円周速度、すなわちフィルムFLt、FLtの搬送速度がV1(V1≠V2。例えば、V1>V2)に制御される。これによって、2枚のフィルムFLt、FLtが用いられた場合においても第1実施形態と同様の作用と効果とを得ることができる。
第3実施形態に係る縦型製袋無菌充填機210の要部側面図を図12に示す。第3実施形態の縦型製袋無菌充填機210では、第1実施形態の横シールローラ41、41に代えて、ボックスモーションによる横ヒートシーラ241、241を備えた横シール部240が配置される。ボックスモーションが用いられることによって、横ヒートシールされる時間をより充分に確保することができる。これ以外の構成、及び作用は第1実施形態と同様である。
横シール部240は、横ヒートシーラ241、241を対向して備える。横ヒートシーラ241、241のそれぞれの対向面には突出部241P、241Pが設けられる。各横ヒートシーラ241、241は、図示せぬエアシリンダと、サーボモータとを備えており、エアシリンダによって図12中の左右に直線的に移動するとともに、サーボモータによって上下に昇降するよう構成されている。そして、初期位置では、横ヒートシーラ241、241が、双方の突出部241P、241Pが当接するように配置され、2つの突出部241P、241Pが、筒状フィルム体TUをその幅方向に挟んでヒートシールTHS(図6B参照)を施す。この状態で、筒状フィルム体TUの搬送方向に一定時間だけ移動した後に、横ヒートシーラ241、241が筒状フィルム体TUから左右に離れ、その後、上方へ向けて移動した後、上述の初期位置に戻る。
第3実施形態の構成においても、横ヒートシーラ241、241のそれぞれの突出部241P、241Pが当接する間は、縦シールローラ21、21の円周速度と、フィルムFLの搬送速度と、横ヒートシーラ241、241の下降速度との各々がV2に制御される。それとともに、突出部241P、241Pの当接終了から次の当接開始までの間は、縦シールローラ21、21の円周速度と、フィルムFLの搬送速度とがV1(V1≠V2。例えば、V1>V2)に制御される。これによって、第1実施形態や第2実施形態と同じ作用と効果とを得ることができる。
第4実施形態に係る縦型製袋無菌充填機310の要部側面図を図13に示す。図13に示される縦型製袋無菌充填機310は、第2実施形態の横シールローラ41、41に代えて、ボックスモーションタイプの横ヒートシーラ241、241を備える横シール部240が配置された構成である。これ以外の構成、及び作用は図11の第2実施形態と同様である。そして、横シール部240は、図12の第3実施形態にて説明したものと同様である。これによって、2枚のフィルムFLt、FLtが用いられた場合においても横ヒートシールされる時間をより充分に確保することができる。
上述のすべての例に加えて、本開示の密封袋の製造方法では、背貼りシールによる製造も可能である。背貼りシールタイプの密封袋の製造方法は、原反ロールから連続的に送り出されるフィルムを幅方向に丸めて円筒状にし、そのフィルムの両側端の内側同士を合わせる製袋ガイド工程と、合わせたフィルムの両側端をヒートシールしてフィルムを筒状の筒状フィルム体に形成する縦シール工程と、縦シールされた縦シール部をいずれか一方に倒して筒状フィルム体の側面に近接させる傾倒工程と、筒状フィルム体の内部に内容物を充填する充填工程と、内容物が充填された筒状フィルム体を、長手方向に直交する方向に、間欠的にヒートシールする横シール工程とを備える。この横シール工程では、傾倒工程にて倒された縦シール部も合わせて横シールが施される。
更に、背貼りシールタイプの密封袋の製造方法は、横シール工程にてヒートシールされることで、内容物が充填された筒状フィルム体が一連の密封袋として区切られた後に、横シール工程にてヒートシールされた箇所で密封袋を個別に切り離す切離工程を備える。縦シール工程では、一対の縦シールローラが、回転しながらフィルムの両側端を挟んでヒートシールする。横シール工程では、一対の横シールローラが、それぞれの表面に幅方向に沿って連続的に突出部を備え、一対の横シールローラが回転すると、間欠的に突出部同士が当接して筒状フィルム体を挟んでヒートシールする。
そして、横シールローラの突出部同士が当接しない間は、原反ロールから送り出されるフィルムの搬送速度と、縦シールローラの円周速度と、横シールローラの円周速度との各々が第1速度となるように制御される。一方、横シールローラの突出部同士が当接する間は、原反ロールから送り出されるフィルムの搬送速度と、縦シールローラの円周速度と、横シールローラの円周速度との各々が第2速度となるように制御される。そして、第1速度は、第2速度とは異なるように制御される。これによって、上述された第1実施形態等と同じ作用と効果とを得ることができる。
以上のすべての例に対して、カラーセンサ80によってつなぎ部Jが検出された場合に、距離計測部90によって計測される搬送距離があらかじめ定められた距離に至るまでの間のフィルムFLの搬送速度を標準速よりも遅い低速に変更する方法を適用することができる。そして、すべての例において、効率が良く、高品質、及び安全性を兼ね備えた密封袋の製造方法とすることができる。
以下に、実施例、及び比較例を示して本発明を更に詳細かつ具体的に説明する。しかしながら、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
(材料)
包材として、縦シール部でシールされる内層側から厚さ70μmのポリエチレン、厚さ25μmのナイロン、及び厚さ12μmのポリエチレンテレフタラートがそれぞれの間に厚さ3μmの接着層を介して積層されたフィルムが用いられた。つなぎ部は、一方のフィルムのポリエチレンと、他方のフィルムのポリエチレンテレフタラートとの間が両面テープ(日東電工製No.5606黒)で接着される方法によって形成された。両面テープは、ポリエチレンテレフタラートフィルム基材の両面にアクリル系粘着剤が積層されたものであり、その厚さは60μmであった。両面テープは、フィルムの搬送方向には40mm、搬送方向に対して垂直方向には、フィルムの全幅(900mm)にわたって貼り付けられた。なお、内容物としては水、ソフトミックス、及びシェイクミックスが用いられた。
(方法)
本発明に係る方法に沿って行われた。すなわち、つなぎ部検出工程によってつなぎ部が検出された場合に、距離計測工程によって計測される搬送距離があらかじめ定められた距離に至るまでの間のフィルムの搬送速度が標準速よりも遅い低速に変更された。フィルムの搬送速度は、標準速が8m/minとされ、そして、フィルムが、縦シール部の近傍を通過する100mmの間において2m/minの低速とされた。フィルムが低速とされている間には充填部での内容物の充填についても停止するように制御がなされた。フィルムが、縦シール部の近傍を通過した後には速やかに、フィルムの搬送速度は、標準速の8m/minとされた。フィルムが標準速に戻された際には充填部での内容物の充填量を通常に戻すように制御がなされた。横シールの間隔(ピッチ)は400mmとされた。製品1袋の内容量は5kgとされた。
(結果)
つなぎ部が、縦シール部の近傍を通過の際にはフィルム搬送速度が低速とされたため確実にシールされた。そして、製品とならない内容物は15kgにとどまった。一方で、製品とならないフィルムは1.2mにとどまった。これは、横シールの間隔が400mmであったため3袋に収まったこととなった。なお、通常の業務では、つなぎ部の前、及び後においてその内容物の検査が行われている。すなわち、上述の3袋の内の2袋については検査として内容物が用いられる。したがって、実際に廃棄される内容物は5kgとなる。しかしながら、この5kgの内容物は、本実施形態に係る方法によって確実に密封されているため、再生品等として活用することができる。したがって、本実施形態に係る方法によれば内容物が無駄になることがない。
[比較例1]
(材料)
実施例1と同様であった。
(方法)
つなぎ部検出工程によってつなぎ部が検出された場合に、充填機が停止された。つなぎ部が排除された(原反が交換された)後に、充填機が再稼動された。その他の条件は実施例1と同様であった。すなわち、フィルムの搬送速度は、8m/minとされ、横シールの間隔(ピッチ)は400mmとされ、製品1袋の内容量は5kgとされた。
(結果)
製品とならない内容物は40kgに及んだ。一方で、製品とならないフィルムは8m〜10mに及んだ。これは、横シールの間隔が400mmであったため20袋となった。なお、上述のように、通常の業務では、つなぎ部の前、及び後においてその内容物の検査が行われているため、更に、2袋の内容物が製品とならずに検査に用いられる。
上述された実施例から以下の点が導き出された。
実施例1と、比較例1との結果から、実施例1では、フィルムの廃棄量が、8〜10mから1.2mに抑制された。更に、実施例1では、内容物の廃棄量が、40kgから5kgに抑制された。比較例1に対して実施例1では、フィルムの廃棄量が12%〜15%に抑制され、内容物の廃棄量が12.5%に抑制されたこととなった。
これは、比較例1において、機械の性質として、内容物の充填停止の動作から実際の停止までには時間遅れが生じ、充填部のノズルから垂れが発生したこと、及び充填再開後において量目の安定までに数袋を要したことに起因するものであった。
一方で、実施例1は、たとえ、内容物の充填停止の動作から実際の停止までには時間遅れが生じ、充填部のノズルから垂れが発生したとしてもフィルムの搬送速度が低速にされている間に内容物の充填停止までの時間を稼ぐことができたため、機械の構造上の影響を受けにくかった。更に、実施例1では、つなぎ部の通過の際に充填機が停止されることなく、つなぎ部の通過後には、フィルムの搬送速度が低速から標準速に戻されるだけであったため、量目が速やかに安定した。
比較例1では更に、製品とならない密封袋の選別には時間、及び労力が費やされるとともに、充填機の停止中には密封袋の製造が中断し、密封袋の製造の効率が低下した。例えば、1回当たりの中断が5分で、1日当たりの原反の交換回数が12回であれば、1日当たりで1時間密封袋の製造が中断することとなる。
一方で、実施例1では、製品とならない密封袋が少なかったため、その選別の時間、及び労力をほとんど要せず、更に、充填機が停止しなかったため、密封袋の製造の効率が向上した。
上述された実施例から、本実施形態に係る密封袋の製造方法は、内容物、及び包材の両方の廃棄量を抑制し、密封袋の製造段階においてつなぎ部が通過した際の労力、及び時間を節約し、効率に優れるものであることが示された。
本開示は、縦型製袋無菌充填機に好適に利用することができる。しかしながら本開示は、上述された実施形態、及び実施例に限定されるものではなく、例えば、常温による無菌充填機に限らず加温充填機も含めたあらゆる充填装置に適用することができる。更に、本開示は、充填される内容物についても、食品に限定されるものではなく、例えば生理食塩液のような食品以外の医療用その他の用途も含めた、あらゆる液状体や紛体の充填に適用することができる。
1、110、210、310 縦型製袋無菌充填機
10 搬送部
12 ガイドバー(二つ折り部)
20、120 縦シール部
21、121、121a 縦シールローラ
30 充填部
31 充填ノズル
40、240 横シール部
41 横シールローラ
241 横ヒートシーラ
41P、241P 突出部
50 調節ローラ
60 カッタ(切離部)
70 制御部
80 カラーセンサ(つなぎ部検出部)
90 距離計測部
CT 内容物
FL、FLa、FLb、FLc、FLd、FLt フィルム
J、Ja、Jb つなぎ部
NR ニップローラ
PD1、PD1t 一連の密封袋
PD2、PD2a、PD2t 個別の密封袋
R 原反ロール
T1 側端部
TU、TUt 筒状フィルム体
V1、V1A 第1速度(円周速度)
V2 第2速度(円周速度)

Claims (12)

  1. 原反ロールからフィルムを連続的に送る搬送工程と、
    前記搬送工程によって下方向に搬送される前記フィルムの側端部を重ねてヒートシールする縦シール工程と、
    前記縦シール工程によって筒状に形成された筒状フィルム体の内部に内容物を充填する充填工程と、
    前記充填工程によって前記内容物が充填された前記筒状フィルム体を搬送される方向に対して横切るように間欠的にヒートシールする横シール工程と、
    前記横シール工程によって形成された一連の密封袋を前記横シール工程にてヒートシールされた箇所で個別に切り離す切離工程と
    を備える密封袋の製造方法において、
    前記縦シール工程より前に施される前記フィルムのつなぎ部を検出するつなぎ部検出工程と、
    前記フィルムの搬送距離を求める距離計測工程と
    を備え、
    あらかじめ定められた距離として、第1の距離と、第2の距離とを含み、
    前記第1の距離は、前記つなぎ部検出工程によって前記つなぎ部が検出された位置から前記フィルムが前記縦シール工程によってヒートシールされる直前の位置までであり、
    前記第2の距離は、前記つなぎ部が前記縦シール工程によってヒートシールされる際に通過する距離であり、
    前記つなぎ部検出工程によって前記つなぎ部が検出された場合に、前記距離計測工程によって計測される前記搬送距離が少なくとも、前記第2の距離の間において前記フィルムの搬送速度を標準速度の40%よりも遅い低速に変更することを特徴とする
    密封袋の製造方法。
  2. 前記搬送速度が前記低速に変更されている間は、前記充填工程において前記内容物を充填する速度を低下させることを特徴とする
    請求項1に記載の密封袋の製造方法。
  3. 前記搬送速度が前記低速に変更されている間は前記内容物を充填する前記充填工程を停止することを特徴とする
    請求項に記載の密封袋の製造方法。
  4. 前記切離工程の後段に、前記密封袋の内の前記つなぎ部が含まれたつなぎ部付き密封袋、及び前記つなぎ部付き密封袋に連続する前後の密封袋を他の前記密封袋と選別する排出工程を更に備えることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の密封袋の製造方法。
  5. 前記つなぎ部付き密封袋の両端の前記横シール工程にてヒートシールされた箇所において個別に切り離す前記切離工程を停止することを特徴とする
    請求項4に記載の密封袋の製造方法
  6. 前記フィルムには、前記つなぎ部を示すマークが付されることを特徴とする
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の密封袋の製造方法。
  7. 前記原反ロールから送り出される前記フィルムを二つ折りにする二つ折り工程を更に備え、
    前記筒状フィルムは、前記縦シール工程によって、前記二つ折り工程によって互いに重なり合う前記フィルムの両側端を重ねてヒートシールしてなることを特徴とする
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の密封袋の製造方法。
  8. 2つの前記原反ロールから送り出される2つの前記フィルムを有し、
    前記筒状フィルムは、前記縦シール工程によって、対向する前記2つのフィルムの両側端を重ねてヒートシールしてなることを特徴とする
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の密封袋の製造方法。
  9. 前記横シール工程によってヒートシールされていない間は、前記搬送速度を第1速度とするように制御し、
    前記横シール工程によってヒートシールされている間は、前記搬送速度を第2速度とするように制御し、
    前記第1速度が前記第2速度とは異なることを特徴とする
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の密封袋の製造方法。
  10. 前記横シール工程でヒートシールする一対のヒートシーラのそれぞれが突出部を有し、前記一対のヒートシーラが回転すると間欠的に前記突出部同士が当接して前記筒状フィルム体を挟んでヒートシールすることを特徴とする
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の密封袋の製造方法。
  11. 前記横シール工程でヒートシールする一対のヒートシーラのそれぞれが突出部を有し、前記筒状フィルム体を挟んで前記突出部が常時対向しつつ同期して旋回移動するボックスモーションによって、前記筒状フィルム体の搬送に合わせて前記突出部同士が当接しながら移動し、前記筒状フィルム体を挟んでヒートシールすることを特徴とする
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の密封袋の製造方法。
  12. 原反ロールからフィルムを連続的に送る搬送部と、
    前記搬送部によって下方向に搬送される前記フィルムの側端部を重ねてヒートシールする縦シール部と、
    前記縦シール部によって筒状に形成された筒状フィルム体の内部に内容物を充填する充填部と、
    前記充填部によって前記内容物が充填された前記筒状フィルム体を搬送される方向に対して横切るように間欠的にヒートシールする横シール部と、
    前記横シール部によって形成された一連の密封袋を前記横シール部にてヒートシールされた箇所で個別に切り離す切離部と
    を備える密封袋の製造装置において、
    前記縦シール部より上方に設置された前記フィルムのつなぎ部を検出するつなぎ部検出部と、
    前記フィルムの搬送距離を求める距離計測部と
    を備え、
    あらかじめ定められた距離として、第1の距離と、第2の距離とを含み、
    前記第1の距離は、前記つなぎ部検出部によって前記つなぎ部が検出された位置から前記フィルムが前記縦シール部によってヒートシールされる直前の位置までであり、
    前記第2の距離は、前記つなぎ部が前記縦シール部によってヒートシールされる際に通過する距離であり、
    前記つなぎ部検出部によって前記つなぎ部が検出された場合に、前記距離計測部によって計測される前記搬送距離が少なくとも、前記第2の距離の間において前記フィルムの搬送速度を標準速度の40%よりも遅い低速に変更することを特徴とする
    密封袋の製造装置。
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