JP6290607B2 - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6290607B2 JP6290607B2 JP2013240407A JP2013240407A JP6290607B2 JP 6290607 B2 JP6290607 B2 JP 6290607B2 JP 2013240407 A JP2013240407 A JP 2013240407A JP 2013240407 A JP2013240407 A JP 2013240407A JP 6290607 B2 JP6290607 B2 JP 6290607B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- protrusion
- base plate
- opening
- pachinko
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Description
遊技球が流下する遊技領域(21)が前面に画成された板部材(20a)と、前記遊技領域(21)の上部側に発射口(31)が位置するよう設けられ、球発射装置から発射された遊技球を前記遊技領域(21)へ誘導する発射通路(30)と、前記発射通路(30)の発射口(31)から連なるよう設けられて前記遊技領域(21)の外縁を画成するレール部材(22)と、前記板部材(20a)に形成された装着口(45)に取り付けられた枠状装飾体(25)とを備えた遊技機において、
前記枠状装飾体(25)は、
前記板部材(20a)より前側に突出すると共に、前記装着口(45)の開口前側を横切るように延在して前記遊技領域(21)を画成する壁状部(61)と、
光透過性素材により形成され、前記壁状部(61)より前記レール部材(22)側に位置して前記板部材(20a)の前面に当接すると共に、前面側を遊技球が流下可能な台板部(50)とを備え、
前記台板部(50)は、前記装着口(45)のうちで正面視において前記壁状部(61)よりも前記レール部材(22)側に位置する部分(45b)を前側から覆うよう構成され、
前記台板部(50)から突出するよう設けられた突部(101,102,103)が、前記レール部材(22)および前記壁状部(61)の夫々に対して遊技球が通過可能な間隔をあけて位置するよう構成されて、当該レール部材(22)および壁状部(61)の間に遊技球の球経路が形成され、
前記台板部(50)の前側に、前記突部(101,102,103)と前記壁状部(61)との間を当該壁状部(61)に沿って遊技球が流下する第1の流路(55a)が形成されると共に、前記球経路と前記第1の流路(55a)とを繋ぐ第2の流路(55b)が形成され、
前記突部に、前記第2の流路(55b)から前記球経路側への遊技球の移動を制限する移動制限手段(101c,102c,103c,103e)が設けられ、
前記装着口(45)の内側において前記台板部(50)の後方に位置する第1の装飾面部と、該第1の装飾面部に連なって、前記装着口(45)よりも前側に前記壁状部(61)の内周面が画成する空間(90a)に位置し、かつ前記壁状部(61)を装飾する飾り部(71)の後方に重なる第2の装飾面部とを有する演出部材(82)を備えたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、装着口の前側に流路を画成することで遊技球が流下し得る遊技領域の面積を維持しつつ、多種多様な演出部材を設置することが可能となる。また、台板部から突出するよう突部を設けることで、発射通路の発射口から遊技領域に導出された遊技球を突部に当接させて挙動に変化を与えることができる。更に、突部に設けた移動制限手段によって遊技球の移動を制限することにより、遊技球の進行が妨げられるのを抑制できる。従って、遊技球の挙動に一喜一憂する遊技者の興趣を損うことがない。
前記枠状装飾体(25)は、開閉部材(40a)により入賞口を開閉可能な入賞部(40)を備え、
前記入賞部(40)より前記レール部材(22)側に位置して当該入賞部(40)の入賞口が臨む前記台板部(50)の前面側を、遊技球が流下可能に構成され、
遊技球が入球可能なゲート部(38)が、前記台板部(50)の前面から前方へ突出するよう設けられたことを要旨とする。
また、本願には、次のような技術的思想が含まれる。
前記台板部(50)の前面側に遊技球が一列で通過可能な通路幅で案内路(57)が形成されると共に、前記案内路(57)を前側から視認可能に覆う前壁部(112)が設けられ、
前記前壁部(112)は、前記案内路(57)より前記空間(90a)側に延出する延出部分を備え、
前記延出部分の後面に、前記枠状装飾体(25)に取着される取着部(112a)が設けられると共に、前記延出部分における前記空間(90a)側の縁から後方へ突出するようカバー部(112b)が設けられて、当該カバー部(112b)によって前記取着部(112a)が前記空間(90a)側から覆われるよう構成されたことを要旨とする。
また、本願には、次のような技術的思想が含まれる。
前記前壁部(112)の後面には、前記案内路(57)内に突出すると共に当該案内路(57)の通路幅方向に延在する突状部(113)が設けられたことを要旨とする。
また、本願には、次のような技術的思想が含まれる。
前記突部(103)には、前記発射通路(30)の発射口(31)に近接する側から離間する側に向かって下方傾斜する傾斜面(103c)と、該傾斜面(103c)における前記発射通路(30)の発射口(31)に近接する傾斜上端部から上方へ突出する球止め部(103e)とが設けられて、当該傾斜面(103c)および球止め部(103e)により前記流路(55)から前記ガイド部(27)側への遊技球の移動を制限するよう構成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、流路から発射通路の発射口側へ向かおうとする遊技球の勢いを突部の傾斜面によって削ぐことができ、発射口からの遊技球の放出が妨げられるのを抑制できる。また、球止め部を傾斜面の傾斜上端部に設けることにより、傾斜面を上り移動する遊技球を球止め部によって該傾斜面の下流側に戻すことができるから、該傾斜面を上り移動する遊技球が発射通路の発射口から放出される遊技球の進行の妨げになることはない。
前記台板部(50)には、前記発射通路(30)の発射口(31)より上側領域に前記突部(101,102,103)が複数設けられ、該上側領域に設けられる複数の突部(101,102,103)の内で最も前記発射通路(30)の発射口(31)に近接する突部(103)に前記移動制限手段(103c,103e)が設けられることを要旨とする。
上記構成によれば、複数の突部の内で最も発射通路の発射口に近接する突部に移動制限手段を設けることにより、発射球が集中する発射口近傍において遊技球の逆戻りを効果的に防ぎ、発射口からの遊技球の放出が妨げられるのを抑制できる。
前記遊技領域(21)から発射通路(30)の発射口(31)へ向けた遊技球の流入を防止する閉位置および前記発射通路(30)の発射口(31)から遊技領域(21)へ向けた遊技球の流出を許容する開位置に変位する球戻り防止片(32)が、前記発射通路(30)の発射口(31)に対応して設けられる取付部(33)に配設され、
前記台板部(50)には、前記取付部(33)を挟んで前記発射通路(30)の発射口(31)とは反対側に位置するよう保護突部(104)が設けられ、該保護突部(104)によって前記流路(55)を流下する遊技球が前記取付部(33)に当接するのを規制するよう構成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、枠状装飾体の台板部に保護突部を設け、台板部の前側に画成された流路から流下する遊技球が取付部に当接するのを保護突部で規制することにより、取付部を保護するための遊技釘を板部材に設ける必要はなく、板部材の装着口を最大限に拡張でき設置部材に設置される演出部材の大型化や視認性の向上を図ることができる。また、装着口を枠状装飾体の台板部が覆って前側に流路を形成することにより、遊技球が流下し得る遊技領域の面積が縮小することはない。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤20を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤20の裏側に、所定条件の成立を契機として演出用の図柄を変動表示させて図柄変動演出を行う図柄表示装置(図柄表示手段)17が着脱可能に配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20の遊技領域21と対応する位置に視認口13aが開口する装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられている。そして、前枠13には、ガラス板や透明な合成樹脂板で形成された透視保護板18が視認口13aを覆うよう配設されており、遊技盤20を前側から目視可能な状態で保護している。また、前記中枠12の右下方位置には、該中枠12に配設された球発射装置(図示せず)を作動する操作ハンドル16が設けられている。
前記遊技盤20は、図2および図3に示すように、透明な合成樹脂材(例えば、ポリカーボネイトやアクリル)により略矩形状に形成された板部材20aと、この板部材20aの後側(裏側)に配設される設置部材20bとを備えており、これら板部材20aおよび設置部材20bを取付基台として複数の部品が着脱可能に取り付けられて構成されている。前記設置部材20bは、前側に開口する箱状に形成され、前端の開口が板部材20aの後面の外縁に近接して該板部材20aの後面の略全体を覆うように配設されている。この設置部材20bの内側には、入球部(固定始動入賞部39a、可変始動入賞部39bおよび特別入賞部40)に入球したパチンコ球を機外に排出するための球通路ユニットや、遊技に合わせた発光や動作等の演出を行ったり装飾を形成したりする各種の演出部材(演出装置)82が取り付けられ、1つの複合体としての裏ユニットを構成している。実施例の設置部材20bには、演出に合わせて枠状装飾体25の後述する台板部50を後から照らす発光手段82aを備えた演出部材82が設置されている。前記設置部材20bの後面には図柄表示装置17が着脱可能に配設され、該図柄表示装置17の表示面は、板部材20aの中央部から前側に臨んでいる。なお、実施例の板部材20aは設置部材20bの前側を透視可能な構成とされているが、板部材20aの裏面に不透明な装飾シートを貼付したり、板部材20aの素材としてベニヤ等の合板を採用することで、板部材20aの裏側を透視できないように構成してもよい。
図2、図6および図8に示すように、前記板部材20aの前面にはレール部材22が設けられており、該レール部材22によってパチンコ球が流下する略円形の遊技領域21が画成されている。そして、前記板部材20aにおける遊技領域21の内側に前記入球部が設けられると共に、該遊技領域21の最下部位置にアウト口23が開設され、該アウト口23を介して遊技領域21からパチンコ球が排出される。前記レール部材22としては、板部材20aの前面における左下部から右上部にかけて円弧状に延在する外レール22aと、この外レール22aの内側に中央下部から左上部にかけて並んで延在する内レール22bと、板部材20aの前面右側において外レール22aの右上部および内レール22bの間に亘って設けられ、左側面が円弧形状の凹面をなす右側盤面飾り部材22cとから構成されている。そして、内レール22bと、右側盤面飾り部材22cと、外レール22a(詳しくは、外レール22aにおける左上部から右上部にかけての部位)とによって、略円形の遊技領域21が板部材20aの前面に画成されている。また、板部材20aの中央下部から左上部に亘って並んで延在する内レール22bおよび外レール22aの間には、球発射装置から発射されたパチンコ球を外レール22aに沿って案内して発射口31から遊技領域21の発射領域(後述)に放出する発射通路30が画成されている。すなわち、発射口31から遊技領域21の発射通路30に打ち出されたパチンコ球は、遊技領域21の発射領域に打ち込まれる。なお、以下の説明では、外レール22aの左上部から右上部にかけての部位(発射口31から連なって遊技領域21の上縁を画成する部位)をガイド部27と指称する。
図2、5、図7(a)に示すように、前記枠状装飾体25には、前記板部材20aにおける装着口45の開口前面に当接する薄板環状の前記台板部50と、該台板部50の前面から前方に突出する庇状部61と、該台板部50の後面から後方に延出する延出部65とが形成され、庇状部61および延出部65により前記窓口25aが形成されている。枠状装飾体25は、台板部50の外縁部(延出部65より外側)を前記装着口45の開口縁に当接させて板部材20aの前面にネジ固定することで板部材20aの前面に取り付けられている。実施例では、前記枠状装飾体25が透明な合成樹脂により形成されている。
図2に示すように、前記枠状装飾体25には、前記窓口25a(前側の開口領域90a)と遊技領域21とを区画する前記庇状部61が設けられている。庇状部61は、前記台板部50の上部から左右側部に亘って延在すると共に、該台板部50の内周縁に沿って前方に突出するよう設けられている。庇状部61には、該庇状部61の頂部61Tから左方に下方傾斜して第1球流下領域21aを画成する左転動面62と、頂部61Tから右方に下方傾斜して第2球流下領域21bを画成する右転動面63とが形成され、遊技領域21に打ち出されたパチンコ球は庇状部61上で滞ることなく第1球流下領域21aまたは第2球流下領域21bを流下する。台板部50の前側において左転動面62は、図2、図4、図8および図12に示すように、台板部50から前方に突出する複数の突部101,102,103,104,105(後述)と離間して対向し、該突部101,102,103,104,105との間にパチンコ球が一列で通過可能な庇側流路55a(流路55の一部)を画成している。また、庇状部61における右転動面63は、離間して対向する前記ガイド部27との間にパチンコ球が一列で通過可能な上流経路57a(案内路57の一部)を画成すると共に、流路変更部111(後述)との間にパチンコ球が一列で通過可能な下流経路57b(案内路57の一部)を画成している。
図7および図12に示すように、前記枠状装飾体25における台板部50の後面には、装着口45の開口内側に延出する延出部65が形成されている。この延出部65は、枠状装飾体25の剛性を担保するリブとして機能している。また、延出部65は、板部材20aの厚み寸法と略同じ延出寸法で台板部50の後面から延出し(図9(b)および図10参照)、枠状装飾体25が板部材20aに取り付けられた状態で全体が装着口45の内側に位置するよう設けられる。前記延出部65は、基本的には該装着口45の開口内面に沿って延在するよう設けられ、内側に前記窓口25aの開口領域の後側部分(後側の開口領域90b)を画成している。但し、延出部65において後述する突部103,104の後側に延在する一部は、装着口45の開口内面から離間して、突部103,104の周壁をなす壁部W1,W2,W3(図12参照)と前後に並ぶように形成されている。
図4、図8および図12に示すように、台板部50の前側には、発射領域側開口領域45bを前側から覆う部位に、前方に突出する複数の突部101,102,103,104,105が設けられ、突部101,102,103,104,105によりパチンコ球の流路55が形成されている。なお、流路55は、第1球流下領域21aにおける発射領域の一部を形成するものである。第1〜第5突部101,102,103,104,105は、遊技釘26の外形よりも大きなブロック状に形成され、前記庇状部61の延在方向に(左転動面62に)隣接する突部101,102,103,104,105同士がパチンコ球の直径以上離間するよう相互に間隔をあけて設けられている。台板部50の前側において前記発射口31より上側には、発射口31から放出されたパチンコ球の飛翔経路を前記ガイド部27との間に画成する第1〜第3突部101,102,103が設けられ、前記発射口31より下側には、前記取付部33に隣接して位置する第4突部104と、内レール22bとの間にパチンコ球が流下する経路を画成する第5突部105とが設けられている。なお、以下の説明では、球発射装置により発射されたパチンコ球がガイド部27に沿って飛翔して枠状装飾体25または緩衝部材24に衝突するまでの経路を飛翔経路と指称する。
図4、図8および図12に示すように、前記第1突部101は、前記ガイド部27からパチンコ球の直径以上に離間するよう設けられ、発射口31から前記発射領域に発射されたパチンコ球がガイド部27との間を通過して第2球流下領域21b側に飛翔したり、ガイド部27の途中で飛翔する勢いを失って突部101の上に落下したりするのを許容するよう設けられている。そして、第1突部101における庇状部61の左転動面62との対向面101aが、当該左転動面62から1個のパチンコ球が通過可能な間隔で離間するよう構成されて、当該対向面101aと庇状部61との間にパチンコ球が一列で流下可能な前記庇側流路55aの一部を画成するようになっている。
前記第2突部102は、図8に示すように、前記ガイド部27からパチンコ球の直径以上に離間するよう設けられ、発射口31から前記発射領域に発射されたパチンコ球がガイド部27との間を通過して第2球流下領域21b側に飛翔したり、ガイド部27の途中で飛翔する勢いを失って突部101,102の上に落下したりするのを許容するよう設けられている。そして、第2突部102における庇状部61の左転動面62との対向面102aが、当該左転動面62から1個のパチンコ球が通過可能な間隔で離間するよう構成されて、当該対向面102aと庇状部61との間にパチンコ球が一列で流下可能な前記庇側流路55aの一部を画成するようになっている。
前記第3突部103は、図8に示すように、前記ガイド部27に対してパチンコ球の直径以上に離間するよう設けられ、発射口31から前記発射領域に発射されたパチンコ球がガイド部27との間を通過して第2球流下領域21b側に飛翔したり、ガイド部27の途中で飛翔する勢いを失って突部101,102,103の上に落下したりするのを許容するよう設けられている。そして、第3突部103における庇状部61の左転動面62との対向面103aが、当該左転動面62から1個のパチンコ球が通過可能な間隔で離間するよう構成されて、当該対向面103aと庇状部61との間にパチンコ球が一列で流下可能な前記庇側流路55aの一部を画成するようになっている。
図8および図12に示すように、前記第4突部104は、前記取付部33の連接壁部33aに対して右方に隣接して設けられており、前記庇状部61の左転動面62(第5面部62e)を転動する過程で第4突部104がパチンコ球を受け止めて取付部33への接触を防止するよう構成されている。具体的には、第5面部62eの傾斜方向の延長上に第4突部104が位置している。すなわち、第4突部104は、庇側流路55aを転動するパチンコ球が取付部33に衝突するのを防止する保護突部として機能している。
図8および図12に示すように、前記第5突部105は、上端部105Tが尖った形状とされ、内レール22bとの間および庇状部61との間に、前記上端部105Tを分岐点とする2つの経路を画成している。第5突部105の上端部105Tは、左転動面62の第6面部62eの下端部の延長線上に位置するよう設けられ、第6面部62eに沿って転動するパチンコ球が第5突部105の上端部105Tへ向けて移動するようになっている。すなわち、前記第4突部104および第6面部62eの間を通過したパチンコ球が第5突部105と接触する角度や位置、パチンコ球の勢いによって、内レール22bとの間の経路や庇状部61との間の経路(庇側流路55a)にパチンコ球を流下させ、台板部50の前側に画成される流路55を通って遊技盤20(板部材20a)前面の遊技領域21(第1球流下領域21a)を流下するパチンコ球の挙動に変化を与えるようになっている。
図6および図8に示すように、前記第2球流下領域21bにおいて前記台板部50は、前記装着口45における流下経路側開口領域45cを前側から覆うように位置している。装着口45において流下経路側開口領域45cに対応する開口縁の一部はレール部材22に近接するよう形成され、当該開口縁を覆う台板部50の外縁部もレール部材22に近接して沿うように延在している。前記緩衝部材24より左側に延在する右転動面63の一部と、前記ガイド部27との間には、前記庇状部61の頂部61Tから前記緩衝部材24にかけて緩やかな湾曲状に下方傾斜する上流経路57aが画成されている。また、緩衝部材24より下方に延在する右転動面63の一部と、前記右側盤面飾り部材22cとの間には、右側盤面飾り部材22cに対して近接および離間する方向に蛇行する下流経路57bが画成され、該下流経路57bには上流経路57aを通過したパチンコ球が流下するよう設けられている。これら上流経路57aおよび下流経路57bは、一列のパチンコ球が通過可能な通路幅でパチンコ球を案内する案内路57として台板部50の前側に画成されている。
図13に示すように、前記上流経路57aは、前記右転動面63とガイド部27との間においてパチンコ球の直径以上かつ該直径の2倍以下となる略一定の幅寸法(例えば約20mm)で画成され、ガイド部27に沿うパチンコ球が右方の緩衝部材24に向けて飛翔すると共に右転動面63に沿うパチンコ球が右方の緩衝部材24に向けて転動するよう構成されている。また、上流経路57aを前側に画成する台板部50の外縁は、前記ガイド部27との離間寸法が略一定でパチンコ球の半径以上かつパチンコ球の直径以下(例えば約6mm)となる位置に延在している。そして、上流経路57aの後側には、開口縁がガイド部27近くに及ぶよう形成された装着口45の一部である前記流下経路側開口領域45cが位置している。
図13に示すように、前記下流経路57bを画成する前記庇状部61の右転動面63の一部は、前記緩衝部材24と対向する位置から下方に延在するよう形成されている。この右転動面63には、下方に延在して右側盤面飾り部材22cに次第に接近するよう湾曲する湾曲面63aが形成され、下流経路57bを流下する過程で湾曲面63aを転動するパチンコ球を右側盤面飾り部材22c側に導くようになっている。また、右転動面63の一部および右側盤面飾り部材22cの間には、下流経路57bを流下するパチンコ球の流下方向を変更する流路変更部111が設けられている。流路変更部111には、右側盤面飾り部材22cに沿って延在する第1平坦部111aと、該第1平坦部111aの下流端に連設されて右転動面63に次第に近づくよう湾曲する第1曲面部111bと、該第1曲面部111bの下流端に連設されて右側盤面飾り部材22cに沿って延在する第2平坦部111cと、該第2平坦部111cの下流端に連設されて右側盤面飾り部材22cに次第に近づくよう湾曲する第2曲面部111dとが交互に設けられ、下流経路57bを流下する過程で流路変更部111の第1平坦部111aに沿って流下するパチンコ球を第1曲面部111bに沿って窓口25a側に導くようになっている。すなわち、複数の湾曲面63aを有する庇状部61の右転動面63と、流路変更部111(第1および第2平坦部111a,111c、第1および第3曲面部111b,111d)との間に、一列のパチンコ球が通過可能な通路幅で右側盤面飾り部材22cに接近および離間するよう蛇行する下流経路57bが画成されている。なお、流路変更部111には、3つの第1平坦部111aおよび3つの第2平坦部111cを有し、これらを第1および第2曲面部111b,111dで繋ぐよう構成されている。
前記枠状装飾体25の庇状部61は、該枠状装飾体25が板部材20aに取り付けられた状態で板部材20aの前面より前方に突出して前記窓口25aと第1球流下領域21aとを区画するように位置すると共に、前記装着口45の前側に該装着口45を横切るように延在して、正面視で装着口45を窓口側開口領域45aおよび発射領域側開口領域45bに区画する。また、前記台板部50は、装着口45の発射領域側開口領域45bを覆って前面側に発射領域34の一部(流路55)を画成するよう設けられる。すなわち、装着口45の発射領域側開口領域45bの前側に発射領域の一部が画成されることで、装着口45の開口を大きくしつつ、パチンコ球が流下し得る遊技領域21(第1球流下領域21a)を装着口45(発射領域側開口領域45b)の前側に形成することができる。また、装着口45の開口を大きくすることで、板部材20aに干渉することなく設置部材20bに配設可能な演出部材82の設置スペースを確保することができ、装着口45(発射領域側開口領域45b)に臨むように演出部材82を配置する等、多様な形態で演出部材82を配置することが可能となる。また、枠状装飾体25における台板部50の後側に重なるように演出部材82が位置することで、台板部50を透過して演出部材82を見せることができる。また、設置部材20bに設けた演出部材82の発光手段82aにより、流路55を前側に形成する台板部50を発光装飾することができ、発光領域の装飾効果の向上を図ることができる。
本発明は、前述の実施例に限定されず、以下の如く変更することも可能である。
(1) 実施例では、レール部材として右側盤面飾り部材を採用し、当該右側盤面飾り部材における円弧状の凹面をなす左側面により遊技領域を画成したが、枠状装飾体の台板部に流路変更部が設けられる場合には、当該流路変更部により遊技領域の一部を画成してもよい。この場合には、右側盤面飾り部材の一部を省略することもできる。
(2) 実施例では、第1〜第5突部を枠状装飾体の台板部と一体的に形成したが、各突部を別体として台板部に取り付ける構成としてもよいし、第3突部(発射口より上側に位置する突部の内で最も近接する突部)や第4突部(取付部に対するパチンコ球の衝突を防止する突部)のみを別体として台板部に取り付ける構成としてもよい。
(3) 実施例では、第4突部を球戻り防止片の取付部に隣接するよう台板部に設けることで該取付部を第4突部で保護する構成としたが、第4突部に隣接して発射口との対応位置に位置するよう球戻り防止片の取付部を台板部に設けることで、更に装着口の大型化を図ることもできる。
(4) 実施例では、第1〜第5突部を遊技釘の外形よりも大きなブロック状に形成したが、少なくとも1つの突部を、遊技釘の外形と同等または遊技釘の外形より小さい突起状に形成してもよい。
(5) 実施例では、第1〜第5突部を遊技釘の外形よりも大きなブロック状に形成したが、少なくとも1つの突部を、発射口に対して離間する側(右側)から近接する側(左側)へ向けて下方傾斜する板状に形成してもよい。この場合には、板状の突部の上面を受け面として用い、該突部の下面を移動制限手段として用いることができる。
(6) 実施例では、移動制限手段として先端側が窄まる突起状の球止め部を突部に設けたが、球止め部はこれに限られず、壁状または他の形状であってもよい。例えば、突部において上面が傾斜状の球止め部を設け、該球止め部の上面と、移動制限手段としての傾斜面とが階段状に連続するよう構成してもよい。
(7) 実施例では、案内路における下流経路の前側を、枠状装飾体に取り付けられる前壁部によって画成するよう構成したが、前壁部を設けない構成としてもよい。また、前壁部を枠状装飾体と一体に形成してもよい。更に、前壁部が上流経路の前側を覆う構成であってもよい。
(8) 実施例の枠状装飾体には、庇状部や延出部を台板部と一体に形成したが、庇状部や延出部を別体として台板部に取り付ける構成であってもよい。
(9) 実施例では、案内路の下流経路を、庇状部および流路変更部の間で左右に蛇行する形状としたが、前後に蛇行する形状としてもよい。この場合には、装着口の流下領域側開口領域を案内路の設置スペースとして利用することができる。
(10) 実施例では、遊技機としてパチンコ機を例に挙げて説明したが、遊技球を使用して遊技を行う雀球遊技機やアレンジボール機等の他の遊技機であってもよい。
21 遊技領域
22 レール部材
25 枠状装飾体
30 発射通路
31 発射口
45 装着口
45b 発射領域側開口領域(装着口のうちで正面視において壁状部よりもレール部材に位置する部分)
50 台板部
55a 庇側流路(第1の流路)
55b 突部間流路(第2の流路)
61 庇状部(壁状部)
71 庇飾り(飾り部)
82 演出部材
90a 前側の開口領域(空間)
101 第1突部(突部)
101c 傾斜面 (移動制限手段)
102 第2突部(突部)
102c 傾斜面 (移動制限手段)
103 第3突部(突部)
103c 傾斜面 (移動制限手段)
103e 球止め部(移動制限手段)
Claims (1)
- 遊技球が流下する遊技領域が前面に画成された板部材と、前記遊技領域の上部側に発射口が位置するよう設けられ、球発射装置から発射された遊技球を前記遊技領域へ誘導する発射通路と、前記発射通路の発射口から連なるよう設けられて前記遊技領域の外縁を画成するレール部材と、前記板部材に形成された装着口に取り付けられた枠状装飾体とを備えた遊技機において、
前記枠状装飾体は、
前記板部材より前側に突出すると共に、前記装着口の開口前側を横切るように延在して前記遊技領域を画成する壁状部と、
光透過性素材により形成され、前記壁状部より前記レール部材側に位置して前記板部材の前面に当接すると共に、前面側を遊技球が流下可能な台板部とを備え、
前記台板部は、前記装着口のうちで正面視において前記壁状部よりも前記レール部材側に位置する部分を前側から覆うよう構成され、
前記台板部から突出するよう設けられた突部が、前記レール部材および前記壁状部の夫々に対して遊技球が通過可能な間隔をあけて位置するよう構成されて、当該レール部材および壁状部の間に遊技球の球経路が形成され、
前記台板部の前側に、前記突部と前記壁状部との間を当該壁状部に沿って遊技球が流下する第1の流路が形成されると共に、前記球経路と前記第1の流路とを繋ぐ第2の流路が形成され、
前記突部に、前記第2の流路から前記球経路側への遊技球の移動を制限する移動制限手段が設けられ、
前記装着口の内側において前記台板部の後方に位置する第1の装飾面部と、該第1の装飾面部に連なって、前記装着口よりも前側に前記壁状部の内周面が画成する空間に位置し、かつ前記壁状部を装飾する飾り部の後方に重なる第2の装飾面部とを有する演出部材を備えた
ことを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013240407A JP6290607B2 (ja) | 2013-11-20 | 2013-11-20 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013240407A JP6290607B2 (ja) | 2013-11-20 | 2013-11-20 | 遊技機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018021032A Division JP6580725B2 (ja) | 2018-02-08 | 2018-02-08 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015097763A JP2015097763A (ja) | 2015-05-28 |
JP6290607B2 true JP6290607B2 (ja) | 2018-03-07 |
Family
ID=53374809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013240407A Active JP6290607B2 (ja) | 2013-11-20 | 2013-11-20 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6290607B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6592821B2 (ja) * | 2015-06-19 | 2019-10-23 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
JP6501721B2 (ja) * | 2016-03-18 | 2019-04-17 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
JP6501720B2 (ja) * | 2016-03-18 | 2019-04-17 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
JP6467371B2 (ja) * | 2016-03-18 | 2019-02-13 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
JP6749557B2 (ja) * | 2016-08-09 | 2020-09-02 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
JP6606686B2 (ja) * | 2016-09-27 | 2019-11-20 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
JP2018050771A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
JP7180853B2 (ja) * | 2016-09-27 | 2022-11-30 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
JP2018121884A (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2019058465A (ja) * | 2017-09-27 | 2019-04-18 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
JP7421999B2 (ja) | 2020-04-27 | 2024-01-25 | 株式会社平和 | 遊技機 |
JP7165442B2 (ja) * | 2020-08-20 | 2022-11-04 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4485513B2 (ja) * | 2006-12-28 | 2010-06-23 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 弾球遊技機 |
JP2008295829A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP4907710B2 (ja) * | 2008-10-31 | 2012-04-04 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 弾球遊技機 |
JP4879256B2 (ja) * | 2008-12-11 | 2012-02-22 | 株式会社藤商事 | 弾球遊技機 |
JP2011067496A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
JP5689748B2 (ja) * | 2011-06-03 | 2015-03-25 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
JP5791533B2 (ja) * | 2012-01-31 | 2015-10-07 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
-
2013
- 2013-11-20 JP JP2013240407A patent/JP6290607B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015097763A (ja) | 2015-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6290607B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5017727B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2007296020A (ja) | パチンコ機 | |
JP4297867B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6284750B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4740266B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6580725B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4846615B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4832268B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2015167662A (ja) | 遊技機 | |
JP6501720B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4761256B2 (ja) | パチンコ機 | |
JP6577418B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2008136562A (ja) | 遊技機 | |
JP4944530B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5017585B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6467371B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6501721B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6286738B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6505637B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5967167B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP7064761B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6692338B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6714538B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4762271B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160916 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160927 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170509 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170706 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180109 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180208 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6290607 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |