JP6288533B2 - 圧電振動子 - Google Patents

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Description

本発明は、圧電振動素子搭載用基板並びに圧電振動子及びその製造方法に関する。
発振装置や帯域フィルタなどに用いられる圧電振動子の一態様として、水晶片と、水晶片が表面に搭載された基板と、封止材を介して基板に接合された金属カバーとを備える構成が知られている(例えば特許文献1参照)。
このような構成においては、引出端子が、水晶片が接続される基板中央の水晶保持端子からその外縁に向かって、基板と金属カバーとの接合領域をまたいで形成されるため、当該接合領域に引出端子による段差が発生し、かかる段差によって基板と金属カバーとの間に比較的大きなギャップが発生する。こうして形成されたギャップには、封止材が入り込みにくいため、基板と金属カバーとの接合領域において封止材内に空隙(気泡)が発生してしまい、リーク不良が発生するなど電気的な接続信頼性が損なわれることがあった。
特開2012−191648号公報
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、リーク不良の発生を抑制し、電気的な接続信頼性の向上を図ることを目的とする。
本発明の一側面に係る圧電振動子は、圧電振動素子と、圧電振動素子が搭載された搭載面を有するとともに、搭載面に電極パターンが形成された基板と、圧電振動素子を密封封止するように、基板の搭載面に接合材を介して接合されたキャップとを備え、電極パターンは、圧電振動素子が接続される接続電極と、接続電極から搭載面の外縁に向かって引き出される引出電極とを含み、基板の搭載面におけるキャップとの接合領域は、接続電極を囲む全周に亘って設けられ、基板の搭載面におけるキャップとの接合領域において、電極パターンの少なくとも一部が露出するように絶縁材が形成されている。
上記構成によれば、接合領域上に絶縁材が形成されるため、接合領域上における、電極パターンの部分と基板の部分との高低差を埋めることができ、接合材内に空隙が発生することを抑制することができる。したがって、リーク不良を低減することができ、電気的な接続信頼性の向上を図ることができる。
上記圧電振動子において、絶縁材は電極パターンに接して形成されていてもよい。
上記圧電振動子において、絶縁材は、搭載面の接合領域のうち、基板が露出した部分全体に形成されていてもよい。
上記圧電振動子において、絶縁材の厚さは、電極パターンの厚さと同じであってもよい。
上記圧電振動子において、絶縁材はガラスであってもよい。
上記圧電振動子において、接合材は樹脂接着剤であってもよい。
上記圧電振動子において、電極パターンは、圧電振動素子に電気的に接続されないダミーパターンをさらに含んでもよい。
上記圧電振動子において、キャップは、基板の搭載面に対向して開口した凹部を有し、凹部の底面から立ち上がる開口縁の内壁が、絶縁材よりも基板の内側に位置しており、接合材は、絶縁材よりも基板の内側においてキャップと基板との間に介在してもよい。
これによれば、例えば、接合材が絶縁材よりも基板に対する接合強度のほうが高い場合においてキャップと基板との接合強度を向上させることができる。また、接合材を基板の内側に介在させるため、接合材をキャップの外縁から外側に拡げることなく接合強度の向上を図ることができる。
上記圧電振動子において、キャップは、凹部の開口中心から開口縁に向かって、開口縁から突出するフランジ部を有してもよい。
これによれば、キャップと基板との接合面積を大きくすることができるため、キャップと基板との接合強度を向上させることができ、また封止性の向上も図ることができる。
本発明の一側面に係る圧電振動子の製造方法は、(a)圧電振動素子を形成すること、(b)基板の搭載面に電極パターンを形成すること、(c)基板の搭載面に圧電振動素子を搭載すること、(d)圧電振動素子を密封封止するように、基板の搭載面に接合材を介してキャップを接合することを含み、電極パターンは、圧電振動素子が接続される接続電極と、接続電極から搭載面の外縁に向かって引き出される引出電極とを含み、基板の搭載面におけるキャップとの接合領域は、接続電極を囲む全周に亘って設けられ、(b)後であって(c)前において、基板の搭載面におけるキャップとの接合領域において、電極パターンの少なくとも一部が露出するように絶縁材を形成することをさらに含む。
上記構成によれば、接合領域上に絶縁材を形成するため、接合領域上における、電極パターンの部分と基板の部分との高低差を埋めることができ、接合材内に空隙が発生することを抑制することができる。したがって、リーク不良を低減することができ、電気的な接続信頼性の向上を図ることができる。
上記圧電振動子の製造方法において、(d)は、キャップを基板に接合する前に、キャップに接合材を設けることを含んでもよい。
本発明の一側面に係る圧電振動素子搭載用基板は、圧電振動素子が搭載される搭載面を有するとともに、搭載面に電極パターンが形成された、圧電振動素子搭載用基板であって、電極パターンは、圧電振動素子が搭載されたときに圧電振動素子が接続される接続電極と、接続電極から搭載面の外縁に向かって引き出される引出電極とを含み、基板の搭載面には、接続電極を囲む全周に亘って、キャップと接合材を介して接合される接合領域が設けられており、基板の搭載面におけるキャップとの接合領域において、電極パターンの少なくとも一部が露出するように絶縁材が形成された。
上記構成によれば、接合領域上に絶縁材が形成されるため、キャップを接合材を介して圧電振動素子搭載用基板に接合するときに、接合領域上における、電極パターンの部分と基板の部分との高低差を埋めることができ、接合材内に空隙が発生することを抑制することができる。したがって、リーク不良を低減することができ、電気的な接続信頼性の向上を図ることができる。
本発明によれば、リーク不良の発生を抑制し、電気的な接続信頼性の向上を図ることができる。
図1は、本実施形態に係る圧電振動子の分解斜視図である。 図2は、図1のII−II線断面図である。 図3は、本実施形態に係る圧電振動素子搭載用基板の平面図である。 図4は、図3のIV−IV線断面図である。 図5は、本実施形態に係る圧電振動子の製造方法を示すフローチャートである。 図6は、本実施形態の変形例に係る圧電振動素子搭載用基板の平面図である。 図7は、図6のVII−VII線断面図である。 図8は、本実施形態の変形例に係る圧電振動素子搭載用基板の断面図である、 図9は、本実施形態の変形例に係る圧電振動子の断面図である。
以下に本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の構成要素は同一又は類似の符号で表している。図面は例示であり、各部の寸法や形状は模式的なものであり、本願発明の技術的範囲を当該実施の形態に限定して解するべきではない。
図1〜図4を参照しつつ、本実施形態に係る圧電振動子を説明する。ここで、図1は、圧電振動子の分解斜視図であり、図2は図1のII−II線断面図である。また、図3は圧電振動素子搭載用基板の平面図であり、図4は図3のIV−IV線断面図である。なお、図1においては、図2に示される絶縁材及び接合材の図示を省略している。
図1に示すように、本実施形態に係る圧電振動子1は、圧電振動素子100と、キャップ200と、基板300とを備える。キャップ200及び基板300は、圧電振動素子100を収容するためのケース又はパッケージである。
圧電振動素子100は、圧電基板110と、圧電基板110に形成された第1及び第2励振電極120,130とを含む。第1励振電極120は、圧電基板110の第1面112に形成され、また、第2励振電極130は、圧電基板110の第1面112とは反対の第2面114に形成されている。
圧電基板110は、所与の圧電材料から形成され、その材料は特に限定されるものではない。圧電基板110は、例えば水晶基板であってもよい。図1に示す例では、圧電振動素子100は、ATカット水晶基板である圧電基板110を有する水晶振動素子である。ATカットの水晶基板は、人工水晶の結晶軸であるX軸、Y軸、Z軸のうち、Y軸及びZ軸をX軸の周りにY軸からZ軸の方向に35度15分±1分30秒回転させた軸をそれぞれY´軸及びZ´軸とした場合、X軸及びZ´軸によって特定される面(以下、「XZ´面」と呼ぶ。他の軸によって特定される面についても同様である。)と平行な面を主面として切り出されたものである。図1に示す例では、ATカット水晶基板である圧電基板110は、Z´軸方向に平行な長手方向と、X軸方向に平行な短手方向と、Y´軸方向に平行な厚さ方向を有しており、XZ´面において略矩形形状をなしている。ATカット水晶基板を用いた水晶振動素子は、広い温度範囲で極めて高い周波数安定性を有し、また、経時変化特性にも優れて製造することが可能である。また、ATカット水晶振動素子は、厚みすべり振動モード(Thickness Shear Mode)を主振動として用いられることが多い。
なお、本実施形態に係る圧電基板は上記に限定されるものではなく、例えば、X軸方向に平行な長手方向と、Z´軸方向に平行な短手方向とを有するATカット水晶基板を適用してもよいし、ATカット以外の異なるカットの水晶基板であってもよいし、又は、水晶以外のセラミックなどのその他の圧電材料を適用してもよい。
第1励振電極120は、圧電基板110の第1面112(Y´軸正方向側のXZ´面)に形成され、また、第2励振電極130は、圧電基板110の第1面112とは反対の第2面114(すなわち、Y´軸負方向側のXZ´面)に形成されている。第1及び第2励振電極120,130は一対の電極であり、XZ´面において互いに略全体が重なり合うように配置されている。
圧電基板110には、第1励振電極120に引出電極122を介して電気的に接続された接続電極124と、第2励振電極130に引出電極132を介して電気的に接続された接続電極134とが形成されている。具体的には、引出電極122は、第1面112において第1励振電極120からZ´軸負方向側短辺に向かって引き出され、さらに圧電基板110のZ´軸負方向側の側面を通って、第2面114に形成された接続電極124に接続されている。他方、引出電極132は、第2面114において第2励振電極130からZ´軸負方向側短辺に向かって引き出され、第2面114に形成された接続電極134に接続されている。接続電極124,134は、Z´軸負方向側の短辺に沿って配置され、これらの接続電極124,134は、後述する導電保持部材340,342を介して基板300に電気的導通を図るとともに機械的に保持される。なお、本実施形態において、接続電極124,134及び引出電極122,132の構成は限定されるものではなく、他の部材との電気的接続を考慮して適宜変更することができる。
第1及び第2励振電極120,130を含む上記各電極は、例えば、下地をクロム(Cr)層で形成し、クロム層の表面に金(Au)層を形成してもよく、その材料は限定されるものではない。
キャップ200は、基板300の第1面302に対向するように開口された凹部204を有する。また、キャップ200は、凹部204の開口縁部202を有する。開口縁部202は、凹部204の底面から垂直に立ち上がるように形成されてもよい。キャップ200の材料は限定されるものではなく、金属材料、絶縁材料又はこれらの複合材料のいずれであってもよい。
基板300は、圧電振動素子100が搭載される搭載面(第1面302)を有する圧電振動素子搭載用基板である。基板300は、XZ´面において略矩形形状をなしている。基板300は、例えば絶縁性セラミックで形成されてもよい。あるいは、基板300は、ガラス材料(例えばケイ酸塩ガラス、又はケイ酸塩以外を主成分とする材料であって、昇温によりガラス転移現象を有する材料)、水晶材料(例えばATカット水晶)又はガラスエポキシ材料などで形成してもよい。基板300は耐熱性材料から構成されることが好ましい。基板300は、単層であっても複数層であってもよく、また、本体部分とその上に形成された絶縁膜とを有していてもよい。図2に示すように、キャップ200及び基板300の両者が接合されることによって、圧電振動素子100が、キャップ200の凹部204と基板300とによって囲まれた内部空間(キャビティ)206に密封封止される。図2に示す例では、圧電振動素子100は、その一方端(導電保持部材340,342側の端部)が固定端であり、その他方端が自由端となっている。
図1に示すように、基板300の第1面302には、電極パターン310が形成されている。電極パターン310は、圧電振動素子100が接続される接続電極320,322と、接続電極320,322から第1面302の外縁に向かって引き出される引出電極320a,322aとを含む。
接続電極320,322は、圧電振動素子100を基板300の略中央に配置することができるように、基板300の外縁よりも内側に配置されている。接続電極320には、導電保持部材340を介して、圧電振動素子100の接続電極124が接続され、他方、接続電極322には、導電保持部材342を介して、圧電振動素子100の接続電極134が接続される。
引出電極320aは、接続電極320から基板300のいずれか1つのコーナー部に向かって引き出され、他方、引出電極322aは、接続電極322から基板300の他の1つのコーナー部に向かって引き出されている。また、基板300の各コーナー部には、複数の外部電極330,332,334,336が形成されており、図1に示す例では、引出電極320aがX軸負方向及びZ´軸負方向側のコーナー部に形成された外部電極330に接続され、他方、引出電極322aがX軸正方向及びZ´軸正方向側のコーナー部に形成された外部電極332に接続されている。
本実施形態では、電極パターン310は、ダミーパターン310aをさらに含む。ダミーパターン310aは、圧電振動素子100の第1及び第2励振電極120,130とは電気的に接続されることがないパターンであり、他の電極と同じ導電材料によって形成されている。ダミーパターン310aは、残りのコーナー部(圧電振動素子100と電気的に接続された外部電極330,332が配置されたコーナー部以外のコーナー部)付近に形成され、他の外部電極334,336と接続されている。ダミーパターン310aは、圧電振動子1が実装される実装基板(図示しない)に設けられた端子(他のいずれの電子素子とも接続されない端子)に電気的に接続されてもよい。このようなダミーパターン310aを形成することにより、外部電極を形成するための導電材料の付与が容易になる。また、全てのコーナー部に外部電極を形成することによって、圧電振動子を他の部材に電気的に接続する処理工程も容易となる。
図1に示す例では、基板300のコーナー部は、その一部が円筒曲面状(キャスタレーション形状とも呼ばれる。)に切断して形成された切り欠き側面を有しており、外部電極330,332,334,336は、このような切り欠き側面及び第2面304にかけて連続的に形成されている。なお、基板300のコーナー部の形状はこれに限定されるものではなく、切り欠きの形状は平面状であってもよいし、切り欠きがなく、コーナー部の角が残っていてもよい。
なお、電極パターン310及び外部電極は、上記構成に限定されるものではなく、様々に変形して適用することができる。例えば、電極パターン310の接続電極320,322は、一方がZ´軸正方向側に形成され、他方がZ´軸負方向側に形成されるなど、互いに異なる側に配置されていてもよい。このような構成においては、圧電振動素子100は、長手方向の一方端及び他方端の両方において基板300に支持されることになる。また、外部電極の個数は4つに限るものではなく、例えば対角上に配置された2つであてもよい。また、外部電極はコーナー部に配置されたものに限らず、コーナー部を除く基板300のいずれかの側面に形成されてもよい。この場合、既に説明したとおり、側面の一部を円筒曲面状に切断した切り欠き側面を形成し、コーナー部を除く当該側面に外部電極を形成してもよい。さらに、ダミーパターン310a及びそれに接続される他の外部電極334,336の形成を省略してもよい。
図1に示すような圧電振動子1においては、外部電極330,332を介して、圧電振動素子100における一対の第1及び第2励振電極120,130の間に交流電圧を印加することにより、厚みすべり振動モードなどの所定の振動モードで圧電基板110が振動し、該振動に伴う共振特性が得られる。
図3に示すように、本実施形態においては、基板300の第1面302におけるキャップ200との接合領域352において、電極パターン310の少なくとも一部が露出するように絶縁材360,362が形成されている。絶縁材360,362は、電極パターン310の形成によって第1面302上に生じた段差、すなわち、第1面302上における、電極パターン310の部分と、基板300の部分との高低差を少なくとも部分的に埋めるものである。
詳述すると、キャップ200は、圧電振動素子100を密封封止するように基板300の第1面302に接合されるため、接合領域352は、電極パターン310の接続電極320,322を囲む全周に亘って設けられる。圧電振動素子100の外部電極330,332,334,336が基板300の外縁に形成される場合、第1面302上の電極パターン310の引出電極320a,322aは、接合領域352を横断して形成されることから、接合領域352には少なくとも引出電極320a,322aによる段差が発生する。また、第1面302上にダミーパターン310aも形成した場合には、ダミーパターン310aの一部が接合領域352に配置される場合もあり、併せてダミーパターン310aによる段差も発生する。これらの段差により、接合領域352における基板300が露出した部分上は、キャップ200との間に比較的大きなギャップ(空間)が発生することになるが、かかるギャップには接合材350が入り込みにくい場合があり、キャップ200が接合材350を介して基板300に接合されるときに、接合領域352上に接合材350の材料が充填しきれず空隙(気泡)が残る可能性がある。
そこで、本実施形態では、接合領域352において、電極パターン310の少なくとも一部が露出するように絶縁材360,362を形成する。これにより、基板300の第1面302とキャップ200との間の比較的大きなギャップが少なくとも部分的に埋められるため、接合材350の材料が接合領域352に均一に入り込み、接合材350内に空隙が発生することを抑制することができる。したがって、リーク不良を低減することができ、電気的な接続信頼性の向上を図ることができる。
図3に示す例では、接合領域352のうち、Z´軸負方向及びX軸正方向の側の露出部分に絶縁材360が一体的に形成され、Z´軸正方向及びX軸負方向の側の露出部分に絶縁材362が一体的に形成され、これにより、絶縁材360,362が、接合領域352のうち基板300が露出した部分全体に形成されている。このような構成によれば、電極パターン310から露出した部分全体に絶縁材360,362が形成されることから、接合材350の材料が接合領域352により均一に入り込み、接合材350の空隙の発生を効果的に抑制することができる。
図3に示すように、絶縁材360,362は、電極パターン310に接して形成されていてもよい。例えば、絶縁材360,362が、引出電極320a,322a及びダミーパターン310aの端部付近の上面を覆って形成されていてもよい。
また、絶縁材360,362の厚さ(基板300の第1面302からの高さ)は、電極パターン310の厚さ(例えば20μm程度)と実質的に同じであってもよい。図4に示す例では、電極パターン310は、複数層312,314,316(例えば基板側からAg層,Ni層及びAu層)から構成され、基板300から電極パターン310の上面までの厚みと、基板300から絶縁材362の上面までの厚みが同じとなっている。このような構成によれば、電極パターン310の上面と絶縁材362の上面とが面一となるため、接合材350の材料が接合領域352にさらに均一に入り込むことから、接合材350内の空隙の発生をさらに効果的に抑制することができる。なお、図4に示すように、絶縁材362が電極パターン310の端部付近の上面を覆う場合、絶縁材362のうち電極パターン310上の部分を、下層の電極パターン310の厚さ分だけ薄く形成することによって、電極パターン310の上面と絶縁材362の上面とを面一とすることができる。
絶縁材360,362は、例えばガラス材料(例えばホウ酸やリン酸系等の低融点ガラス)によって形成することができる。ガラス材料からなる絶縁材360,362を用いることによって、セラミックなどの基板300との密着強度を向上させることができる。あるいは、絶縁材360,362は、ガラス材料に限らず、その他の無機系の材料や樹脂などの有機系の材料を用いてもよい。
接合材350は、例えば樹脂接着剤を用いることができる。接合材350としての樹脂接着剤は、熱硬化性樹脂であってもよく、例えばエポキシ樹脂を主成分とするエポキシ系接着剤であってもよい。あるいは、接合材350は、ガラス材料などの無機系の材料を用いてもよい。接合材350及び絶縁材360,362をいずれもガラス材料とした場合、それらを別々に焼成して形成すると、接合材350と絶縁材360,362との間に界面が形成され、両者は互いに別体のガラス層として設けられることになる。
以上のとおり、本実施形態に係る圧電振動子1又は圧電振動素子搭載用基板(基板300)によれば、接合領域352上に絶縁材360,362が形成されるため、接合材350の材料が接合領域352に均一に入り込み、接合材350内に空隙が発生することを抑制することができる。したがって、リーク不良を低減することができ、電気的な接続信頼性の向上を図ることができる。
なお、絶縁材の構成は上記内容に限定されるものではなく様々に変形して適用することが可能である。
例えば、上記態様においては、絶縁材360,362が、接合領域352のうち基板300が露出した部分全体に形成された例を示したが、変形例として、絶縁材が接合領域352のうち基板300が露出した部分の一部に形成されていてもよい(後述の変形例参照)。また、上記態様においては、幅方向と長さ方向を有する枠状の接合領域352において、その長さ方向に沿って、絶縁材360,362と電極パターン310とが連続的に設けられる例を示したが、変形例として、絶縁材と電極パターン310とが一部において互いに離れて位置していてもよい。また、変形例として、絶縁材の一部が接合領域352の外側に延出していてもよい。また、上記態様においては、接合領域352において、電極パターン310の一部が露出するように絶縁材360,362が形成された例を示したが、変形例として、接合領域352において、電極パターン310の全部が露出するように絶縁材が形成されていてもよい(後述の変形例参照)。さらに、絶縁材の厚さは上記に限定されるものではなく、例えば電極パターン310の厚さよりも若干薄くても厚くても構わない。
また、図2に示す例では、接合材350は、絶縁材360の上面に設けられた態様として、接合材350の領域と絶縁材360の領域とが一致している態様を示したが、変形例として、接合材350は絶縁材360の領域の一部に設けられ、これにより絶縁材360の他の一部が接合材350から露出していてもよい。あるいは、接合材350は、絶縁材360の上面の全体を覆い、さらに、基板300の第1面302に接する部分を有するように絶縁材360の外側に至るように設けられていてもよい。
次に、図5のフローチャートに基づいて本実施形態に係る圧電振動子の製造方法を説明する。
まず、圧電振動素子100を形成する(S10)。圧電振動素子100として水晶振動素子を形成する場合、まず、水晶材料を人工水晶又は天然水晶の原石から所定のカット角でウエハ状に切り出し、ダイシング又はエッチングすることによって所定の矩形の外形形状に形成し、その後、スパッタ法又は真空蒸着法等によって第1及び第2励振電極120,130をはじめとする各種電極を形成する(図1参照)。
次に、基板300の第1面302に電極パターン310を形成する(S11)具体的には、例えば、ペースト状の導電材料を基板300の第1面302の所定領域に塗布し、塗布した導電材料を焼成することによって電極パターン310を形成する。電極パターン310がダミーパターン310aを含む場合は、接続電極320,322及び引出電極320a,322aと同様に、ダミーパターン310aも形成する。また、電極パターン310は、スパッタ法又は真空蒸着法等によっても形成することができる。より具体的には、電極パターン310の基板300への形成は、層312をペースト状の導電材料を塗布後焼成して形成し、その後、層314、316をめっきで形成する。
次に、基板300の第1面302におけるキャップ200との接合領域352に、絶縁材360,362を形成する(S12)。例えば、絶縁材360,362がガラス材料からなる場合、スクリーン印刷法などの印刷法によって、接合領域352のうち電極パターン310から露出する部分にガラス材料を塗布し、塗布したガラス材料を焼成することによって絶縁材360,362を形成する。これによれば、ガラス材料を基板300の第1面302上に均一に設けることができるため、絶縁材360,362の厚さを所望の厚さに容易に調整することができる。なお、ガラス材料は、後述のキャップ200の接合前に焼成してもよいし、あるいは、キャップ200の接合する前に必要に応じて仮焼成をしておき、キャップ200を接合した後に本焼成をしてもよい。また、絶縁材360,362は、電極パターン310の端部付近の上面を覆っていてもよい。
そして、基板300の第1面302に圧電振動素子100を搭載する(S13)。具体的には、基板300の第1面302上の電極パターン310のうち、接続電極320,322にそれぞれ導電保持部材340,342を塗布し、圧電振動素子100の接続電極124,134を、導電保持部材340,342を介して基板300の接続電極320,322に電気的に接続させ、導電保持部材340,342を硬化させる。
その後、基板300の第1面302の接合領域352に接合材350を介してキャップ200を接合する(S14)。例えば、ディッピング法などによってペースト状の接合材350をキャップ200の開口縁部202(図2参照)に設け、その後、キャップ200を、接合材350を介して基板300に接合することができる。接合材350には、樹脂接着剤を用いてもよく、キャップ搭載後、150℃から180℃程度で加熱し硬化させることによって、キャップ200と基板300とを接合する。樹脂接着剤はガラスよりも比較的低温で接合でき、基板300の接合面、接合材350及びキャップ200にかかる熱応力が小さく、キャップ200の変形が小さい。また、キャップ200が金属材料である場合は樹脂接着剤が濡れ易く封止性がよい。また、接合材350には、ガラス材料を用いてもよく、キャップ搭載後、焼成する。この場合、接合材350の融点は絶縁材360,362よりも低いことが好ましく、300℃から360℃程度である低融点ガラスを用いることで、簡便に精度よく接合することができる。また、ガラス材料は湿気の内部空間206への侵入を抑制でき、信頼性の向上を図ることができる。
本実施形態に係る圧電振動子の製造方法によれば、既に詳述したとおり、接合領域352上に絶縁材360,362を形成するため、接合材350の材料を接合領域352に均一に入り込ませることが可能となり、接合材350内に空隙が発生することを抑制することができる。したがって、リーク不良を低減することができ、電気的な接続信頼性の向上を図ることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく種々に変形して適用することが可能である。図6は本実施形態の変形例に係る圧電振動素子搭載用基板の平面図であり、図7は図6のVII−VII線断面図である。なお、以下の説明においては上記内容と異なる点を説明することとし、上記内容と同じ構成については図中において同一の符号を付している。
本変形例に係る圧電振動子は、圧電振動素子搭載用基板370を備え、この基板370は絶縁材の構成が上記内容と異なっている。
本変形例においては、基板370の第1面302における接合領域352において、電極パターン310の全部が露出するように、絶縁材380,382,384,386が形成されている。具体的には、接合領域352のうち、X軸負方向側の基板露出部分に絶縁材380が形成され、Z´負方向側の基板露出部分に絶縁材382が形成され、X軸正方向側の基板露出部分に絶縁材384が形成され、さらにZ´軸正方向側の基板露出部分に絶縁材386が形成されている。図6に示すように、それぞれの絶縁材380,382,384,386は、いずれも電極パターン310に接しておらず、電極パターン310から離れた位置に形成されていてもよい。すなわち、図7の断面図に示されるように、絶縁材380と電極パターン310との間に基板370の第1面302が露出していてもよい。
本変形例によれば、基板370の第1面302とキャップとの間の比較的大きなギャップが、部分的に埋められることになるため、接合材の材料が接合領域352に均一に入り込み、接合材内に空隙が発生することを抑制することができる。したがって、本件変形例においても、リーク不良を低減することができ、電気的な接続信頼性の向上を図ることができる。
図8は、他の変形例に係る圧電振動素子搭載用基板の断面図である。この例においては、基板390上の電極パターンと絶縁材392との関係が上記態様と異なっている。すなわち、図8に示すように、絶縁材392は、電極パターン310の下層312の端部付近の上面を覆い、電極パターン310の層314、316が絶縁材392の端部を覆うようにしてもよい。このような絶縁材392の形成方法としては、まず、電極パターン310の下層312を形成し、次いで、絶縁材392を下層312の端部付近を覆うように形成し、その後、電極パターン310の層314,316を絶縁材392の端部を覆うように形成すればよい。かかる態様によれば、電極パターン310の各層と絶縁材392とを交互に形成するため、絶縁材392と電極パターン310の接続部分における窪み発生をより確実に抑制することができる。
図9は、本実施形態の変形例に係る圧電振動子の断面図である。図9に示す例では、キャップの構成、及び、キャップと絶縁材との相対的な位置関係が上記態様と異なっている。
キャップ210は、基板300の第1面302に対向して開口した凹部214を有しており、キャップ210は、凹部214の開口中心から開口縁に向かって開口縁から突出するフランジ部218を有してもよい。これによれば、フランジ部218は、基板300の第1面302に対向する面のサイズが大きいため、キャップ210と基板300との接合面積を大きくすることができ、両者の接合強度を向上させることができる。また、両者の接合面積が大きいことから、圧電振動素子100が収容される内部空間216の封止性の向上も図ることができる。
図9に示す例では、キャップ210は、凹部214の底面から立ち上がる開口縁の内壁217が、絶縁材360,362よりも基板300の内側(基板中心側)に位置している。そして、接合材354は、絶縁材360,362よりも基板300の内側(基板中心側)においてキャップ210と基板300との間に介在してもよい。これによれば、例えば、接合材354が絶縁材360,362よりも基板300に対する接合強度のほうが高い場合において、キャップ210と基板300との接合強度を向上させることができる。例えば、接合材354が樹脂接着剤の場合、樹脂接着剤はガラスからなる絶縁材360,362よりもセラミックからなる基板300のほうが接合強度が高いため、かかる態様によれば、接合材354が基板300と直接接触する領域が確保され、接合強度の向上を図ることができる。また、接合材354を基板300の内側(基板中心側)に介在させるため、接合材354をキャップ210の外縁から外側に拡げることなく接合強度の向上を図ることができる。なお、かかるキャップと絶縁材との相対的な位置関係の構成は、例えばフランジ部を有していない図2に示されるキャップ200に適用することも可能である。
なお、以上説明した各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。即ち、各実施形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、各実施形態が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、各実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 圧電振動子
100 圧電振動素子
200 キャップ
300 基板(圧電振動素子搭載用基板)
302 第1面(搭載面)
310 電極パターン
310a ダミーパターン
350 接合材
360 絶縁材
362 絶縁材

Claims (8)

  1. 圧電振動素子と、
    前記圧電振動素子が搭載された搭載面を有するとともに、前記搭載面に電極パターンが形成された基板と、
    前記圧電振動素子を密封封止するように、前記基板の前記搭載面に接合材を介して接合されたキャップと
    を備え、
    前記電極パターンは、前記圧電振動素子が接続される接続電極と、当該接続電極から前記搭載面の外縁に向かって引き出される引出電極とを含み、
    前記基板の前記搭載面における前記キャップとの接合領域は、前記接続電極を囲む全周に亘って設けられ、
    前記基板の前記搭載面における前記キャップとの接合領域において、前記電極パターンの少なくとも一部が露出するように絶縁材が形成され
    前記絶縁材の厚さは、前記電極パターンの厚さと同じである、圧電振動子。
  2. 圧電振動素子と、
    前記圧電振動素子が搭載された搭載面を有するとともに、前記搭載面に電極パターンが形成された基板と、
    前記圧電振動素子を密封封止するように、前記基板の前記搭載面に接合材を介して接合されたキャップと
    を備え、
    前記電極パターンは、前記圧電振動素子が接続される接続電極と、当該接続電極から前記搭載面の外縁に向かって引き出される引出電極とを含み、
    前記基板の前記搭載面における前記キャップとの接合領域は、前記接続電極を囲む全周に亘って設けられ、
    前記基板の前記搭載面における前記キャップとの接合領域において、前記電極パターンの少なくとも一部が露出するように絶縁材が形成され、
    前記電極パターンは、前記圧電振動素子に電気的に接続されないダミーパターンをさらに含む、圧電振動子。
  3. 圧電振動素子と、
    前記圧電振動素子が搭載された搭載面を有するとともに、前記搭載面に電極パターンが形成された基板と、
    前記圧電振動素子を密封封止するように、前記基板の前記搭載面に接合材を介して接合されたキャップと
    を備え、
    前記電極パターンは、前記圧電振動素子が接続される接続電極と、当該接続電極から前記搭載面の外縁に向かって引き出される引出電極とを含み、
    前記基板の前記搭載面における前記キャップとの接合領域は、前記接続電極を囲む全周に亘って設けられ、
    前記基板の前記搭載面における前記キャップとの接合領域において、前記電極パターンの少なくとも一部が露出するように絶縁材が形成され、
    前記キャップは、前記基板の前記搭載面に対向して開口した凹部を有し、
    前記凹部の底面から立ち上がる開口縁の内壁が、前記絶縁材よりも前記基板の内側に位置しており、
    前記接合材は、前記絶縁材よりも前記基板の内側において前記キャップと前記基板との間に介在する、圧電振動子。
  4. 前記キャップは、前記凹部の開口中心から前記開口縁に向かって、前記開口縁から突出するフランジ部を有する、請求項3記載の圧電振動子。
  5. 前記絶縁材は前記電極パターンに接して形成された、請求項1から4のいずれか一項に記載の圧電振動子。
  6. 前記絶縁材は、前記搭載面の前記接合領域のうち、前記基板が露出した部分全体に形成された、請求項1から5のいずれか一項に記載の圧電振動子。
  7. 前記絶縁材はガラスである、請求項1からのいずれか一項に記載の圧電振動子。
  8. 前記接合材は樹脂接着剤である、請求項1からのいずれか一項に記載の圧電振動子。
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